JP4481040B2 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents
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Description
基板上に非単結晶半導体膜を形成する工程と、
前記非単結晶半導体膜に対して吸収係数が5×103/cm以上である波長範囲の第1のビームと、前記非単結晶半導体膜に対して、吸収係数が5×102/cm以下であり、前記非単結晶半導体膜の溶融状態に対して、吸収係数が5×103/cm以上の波長範囲の第2のビームと、
を前記照射面に重ねて同時に照射する工程と、
前記第1のビーム及び前記第2のビームに対して前記照射面を相対的に第1方向に移動させる工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
基板上に非単結晶半導体膜を形成する工程と、
前記非単結晶半導体膜を溶融させる第1のビームと、前記非単結晶半導体膜の溶融状態に対する吸収係数αと、前記非単結晶半導体膜の固相状態に対する吸収係数βが、α>10βを満たす第2のビームと、を前記非単結晶半導体膜に重ねて同時に照射する工程と、
前記第1のビーム及び前記第2のビームに対して前記非単結晶半導体膜を相対的に第1方向に移動させる工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
基板上に非単結晶半導体膜を形成する工程と、
可視光線以下の波長を出力するレーザ発振器1から射出される第1のビームを、前記非単結晶半導体膜を照射面として、前記照射面において長いビームに加工する工程と、
前記照射面において、前記第1のビームの照射される領域に、基本波を出力するレーザ発振器2から射出される第2のビームのエネルギー分布を均一化して、前記第1のビームに重ねて照射する工程と、
前記第1のビーム及び前記第2のビームに対して前記照射面を相対的に第1方向に移動させながら、前記非結晶半導体膜に長結晶粒領域と前記長結晶粒領域の両端にできる結晶性不良領域を形成する工程と、
前記第1のビーム及び前記第2のビームに対して前記照射面を相対的に第2方向に移動させる工程を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
基板上に非単結晶半導体膜を形成する工程と、
可視光線以下の波長を出力するレーザ発振器1から射出される第1のビームを、非単結晶半導体膜を照射面として、照射面において長いビームに加工する工程と、
照射面に与える第1のビームのエネルギー密度が高い第1の領域には、基本波を出力するレーザ発振器2から射出される第2のビームのエネルギー密度を低くし、第1のビームのエネルギー密度が第1の領域より低い第2の領域には、第2のビームのエネルギー密度を第1の領域に与えるエネルギー密度より高くして、第2のビームを第1のビームに重ねて照射する工程と、
第1のビーム及び第2のビームに対して照射面を相対的に第1方向に移動させながら、非結晶半導体膜に長結晶粒領域と長結晶粒領域の両端にできる結晶性不良領域を形成する工程と、
第1のビーム及び第2のビームに対して照射面を相対的に第2方向に移動させる工程を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
基板上に非単結晶半導体膜を形成する工程と、
可視光線以下の波長を出力するレーザ発振器1から射出される第1のビームを、前記非単結晶半導体膜を照射面として、前記照射面において長いビームに加工する工程と、
照射面に与える第1のビームのエネルギー密度が高い第1の領域では、基本波を出力するレーザ発振器2から射出される第2のビームの幅を細くし、第1のビームのエネルギー密度が第1の領域より低い第2の領域では第2のビームの幅を第1の領域に照射するビームの幅より太くして、第2のビームを第1のビームに重ねて照射する工程と、
第1のビーム及び第2のビームに対して照射面を相対的に第1方向に移動させながら、非結晶半導体膜に長結晶粒領域と長結晶粒領域の両端にできる結晶に似た状態の結晶粒が形成される領域を形成する工程と、
第1のビーム及び第2のビームに対して照射面を相対的に第2方向に移動させる工程を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
X2/(2X2+X1)<0.1
を満たすことを特徴としている。なお、結晶性不良領域において、結晶粒の大きさは通常直径1μm以下である。
前記第1のビームと前記第2のビームとに対して前記照射面を相対的に第1方向に移動させることを特徴とするレーザ照射方法である。
基板上に非単結晶半導体膜を形成する工程と、
前記非単結晶半導体膜に対して吸収係数が5×103/cm以上である波長範囲の第1のビームと、前記非単結晶半導体膜に対して、吸収係数が5×102/cm以下であり、前記非単結晶半導体膜の溶融状態に対して、吸収係数が5×103/cm以上の波長範囲の第2のビームと、
を前記照射面に重ねて同時に照射する工程と、
前記第1のビーム及び前記第2のビームに対して前記照射面を相対的に第1方向に移動させる工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
基板上に非単結晶半導体膜を形成する工程と、
前記非単結晶半導体膜を溶融させる第1のビームと、前記非単結晶半導体膜の溶融状態に対する吸収係数αと、前記非単結晶半導体膜の固相状態に対する吸収係数βが、α>10βを満たす第2のビームと、を前記非単結晶半導体膜に重ねて同時に照射する工程と、
前記第1のビーム及び前記第2のビームに対して前記非単結晶半導体膜を相対的に第1方向に移動させる工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
基板上に非単結晶半導体膜を形成する工程と、
可視光線以下の波長を出力するレーザ発振器1から射出される第1のビームを、前記非単結晶半導体膜を照射面として、前記照射面において長いビームに加工する工程と、
前記照射面において、前記第1のビームの照射される領域に、基本波を出力するレーザ発振器2から射出される第2のビームのエネルギー分布を均一化して、前記第1のビームに重ねて照射する工程と、
前記第1のビーム及び前記第2のビームに対して前記照射面を相対的に第1方向に移動させながら、前記非結晶半導体膜に長結晶粒領域と前記長結晶粒領域の両端にできる結晶性不良領域を形成する工程と、
前記第1のビーム及び前記第2のビームに対して前記照射面を相対的に第2方向に移動させる工程を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
基板上に非単結晶半導体膜を形成する工程と、
可視光線以下の波長を出力するレーザ発振器1から射出される第1のビームを、前記非単結晶半導体膜を照射面として、前記照射面において長いビームに加工する工程と、
照射面に与える第1のビームのエネルギー密度が高い第1の領域には、基本波を出力するレーザ発振器2から射出される第2のビームのエネルギー密度を低くし、第1のビームのエネルギー密度が第1の領域より低い第2の領域には、第2のビームのエネルギー密度を第1の領域に与えるエネルギー密度より高くして、第2のビームを第1のビームに重ねて照射する工程と、
第1のビーム及び第2のビームに対して照射面を相対的に第1方向に移動させながら、非結晶半導体膜に長結晶粒領域と長結晶粒領域の両端にできる結晶性不良領域を形成する工程と、
第1のビーム及び第2のビームに対して照射面を相対的に第2方向に移動させる工程を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
基板上に非単結晶半導体膜を形成する工程と、
可視光線以下の波長を出力するレーザ発振器1から射出される第1のビームを、前記非単結晶半導体膜を照射面として、前記照射面において長いビームに加工する工程と、
照射面に与える第1のビームのエネルギー密度が高い第1の領域では、基本波を出力するレーザ発振器2から射出される第2のビームの幅を細くし、第1のビームのエネルギー密度が第1の領域より低い第2の領域では、第2のビームの幅を第1の領域に照射するレーザの幅より太くして、第2のビームを第1のビームに重ねて照射する工程と、
第1のビーム及び第2のビームに対して照射面を相対的に第1方向に移動させながら、非結晶半導体膜に長結晶粒領域と長結晶粒領域の両端にできる結晶性不良領域を形成する工程と、
第1のビーム及び第2のビームに対して照射面を相対的に第2方向に移動させる工程を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
X2/(2X2+X1)<0.1
を満たすことを特徴としている。なお、結晶性不良領域における結晶粒の大きさは通常1μm以下である。
前記第1のビームと前記第2のビームとに対して前記照射面を相対的に第1方向に移動させることを特徴とするレーザ照射方法である。
本発明の実施形態について図4を用いて説明する。本実施形態では、長いビーム205及び長いビーム206を形成し半導体膜表面204に照射する例を示す。
φ≧arctan(W/2d)
であるから、例えば基板に厚さ0.7mmのものを使うと
φ≧19.7°
となる。
本実施形態では、第2高調波を整形して得られる長いビームを幾つか組み合わせ、より長いビームを形成し、さらに、基本波によりエネルギーの補助を施す例を図6に沿って示す。
本実施形態では、第2高調波を整形して得られる長いビームをガルバノミラーなどの偏向手段を用いて、さらに、基本波によるビームをガルバノミラーなどの偏向手段を用いて照射しエネルギーの補助を施す例を図7に沿って示す。
本実施の形態では、同一基板上に表示素子を含む画素がマトリクス状に配置された画素部、該画素部を制御する駆動回路、保護回路、及びメモリなどの電気回路を形成した所謂システムオンパネルについて、図9を用いて説明する。
Claims (15)
- 非晶質シリコン膜に、可視光線以下の波長である連続発振の第1のレーザビームを照射面において楕円状ビームに加工し、前記楕円状ビームと重ねて、前記非晶質シリコン膜に対して、吸収係数が5×10 2 /cm以下であり、前記非晶質シリコン膜の溶融状態に対して、吸収係数が5×10 3 /cm以上の波長範囲の、連続発振の、少なくとも第1のレーザビームの結晶性不良領域のできるエネルギーの領域に、長結晶粒領域を形成するためのしきい値であるエネルギー密度より大きくするエネルギー密度を有する第2のレーザビームを照射し、
前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームと、前記非晶質シリコン膜とを相対的に移動させ前記長結晶粒領域を形成する半導体装置の作製方法であって、
前記第2のレーザビームは、前記照射面における第1の領域では、エネルギー密度を低くし、前記照射面における前記第1のレーザビームのエネルギー密度が前記第1の領域より低い第2の領域では、前記第2のレーザビームのエネルギー密度を前記第1の領域に与えるエネルギー密度より高くして照射することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 非晶質シリコン膜に、可視光線以下の波長である連続発振の複数の第1のレーザビームを照射面において楕円状ビームに加工し、前記楕円状ビームと重ねて、前記非晶質シリコン膜に対して、吸収係数が5×10 2 /cm以下であり、前記非晶質シリコン膜の溶融状態に対して、吸収係数が5×10 3 /cm以上の波長範囲の、連続発振の、少なくとも第1のレーザビームの結晶性不良領域のできるエネルギーの領域に、長結晶粒領域を形成するためのしきい値であるエネルギー密度より大きくするエネルギー密度を有する第2のレーザビームを照射し、
前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームと、前記非晶質シリコン膜とを相対的に移動させ前記長結晶粒領域を形成する半導体装置の作製方法であって、
前記複数の第1のレーザビームは、前記照射面において、長径が一直線となるように重ね合わせられ、
前記第2のレーザビームは、前記照射面における第1の領域では、エネルギー密度を低くし、前記照射面における前記第1のレーザビームのエネルギー密度が前記第1の領域より低い第2の領域では、前記第2のレーザビームのエネルギー密度を前記第1の領域に与えるエネルギー密度より高くして照射することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1または請求項2において、
回折光学素子を用いて、前記照射面における前記第2のレーザビームのエネルギー密度を制御することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 非晶質シリコン膜に、可視光線以下の波長である連続発振の第1のレーザビームを照射面において楕円状ビームに加工し、前記楕円状ビームと重ねて、前記非晶質シリコン膜に対して、吸収係数が5×10 2 /cm以下であり、前記非晶質シリコン膜の溶融状態に対して、吸収係数が5×10 3 /cm以上の波長範囲の、連続発振の、少なくとも第1のレーザビームの結晶性不良領域のできるエネルギーの領域に、長結晶粒領域を形成するためのしきい値であるエネルギー密度より大きくするエネルギー密度を有する第2のレーザビームを照射し、
前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームと、前記非晶質シリコン膜とを相対的に移動させ前記長結晶粒領域を形成する半導体装置の作製方法であって、
前記第2のレーザビームは、前記照射面における第1の領域では、レーザビーム幅を細くし、前記照射面における前記第1のレーザビームのエネルギー密度が前記第1の領域より低い第2の領域では、前記第1の領域より前記レーザビーム幅を太くして照射することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 非晶質シリコン膜に、可視光線以下の波長である連続発振の複数の第1のレーザビームを照射面において楕円状ビームに加工し、前記楕円状ビームと重ねて、前記非晶質シリコン膜に対して、吸収係数が5×10 2 /cm以下であり、前記非晶質シリコン膜の溶融状態に対して、吸収係数が5×10 3 /cm以上の波長範囲の、連続発振の、少なくとも第1のレーザビームの結晶性不良領域のできるエネルギーの領域に、長結晶粒領域を形成するためのしきい値であるエネルギー密度より大きくするエネルギー密度を有する第2のレーザビームを照射し、
前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームと、前記非晶質シリコン膜とを相対的に移動させ前記長結晶粒領域を得る半導体装置の作製方法であって、
前記複数の第1のレーザビームは、前記照射面において、長径が一直線となるように重ね合わせられ、
前記第2のレーザビームは、前記照射面における第1の領域では、レーザビーム幅を細くし、前記照射面における前記第1のレーザビームのエネルギー密度が前記第1の領域より低い第2の領域では、前記第1の領域より前記レーザビーム幅を太くして照射することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項4または請求項5において、
遮光膜を用いて、前記照射面における前記第2のレーザビームの幅を制御することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項4または請求項5において、
回折光学素子を用いて、前記照射面における前記第2のレーザビームの幅を制御することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一項において、
前記第2のレーザビームは、光ファイバーを用いて、前記照射面に照射されることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか一項において、
前記第1のレーザビームまたは前記第2のレーザビームは、気体レーザ、固体レーザまたは金属レーザから射出されることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか一項において、
前記第1のレーザビームまたは前記第2のレーザビームは、Arレーザ、Krレーザ、CO2レーザ、YAGレーザ、YVO4レーザ、YLFレーザ、YAlO3レーザ、Y2O3レーザ、ルビーレーザ、アレキサンドライトレーザ、Ti:サファイヤレーザ、ヘリウムカドミウムレーザ、銅蒸気レーザまたは金蒸気レーザから射出されることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至請求項10のいずれか一項において、
前記照射面は前記第1のレーザビームに対して透光性を有する厚さdの基板に成膜された膜であり、前記楕円状ビームの長径または短径の長さをWとすると、前記第1のレーザビームの前記照射面に対する入射角度φは、
φ≧arctan(W/2d)
を満たすことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至請求項11のいずれか一項において、
前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームに対して前記照射面を相対的に第1方向に移動させながら、前記長結晶粒領域と、前記長結晶粒領域の両端にできる前記結晶性不良領域を形成し、
前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームに対して前記照射面を相対的に前記第1の方向と直交した第2方向に、前記長結晶粒領域の幅だけ移動させることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至請求項11のいずれか一項において、
前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームに対して前記照射面を相対的に第1方向に移動させながら、前記長結晶粒領域と、前記長結晶粒領域の両端にできる前記結晶性不良領域を形成し、
前記第1のレーザビーム及び前記第2のレーザビームに対して前記照射面を相対的に前記第1の方向と直交した第2方向に、前記長結晶粒領域と前記結晶性不良領域を合わせた幅だけ移動させることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至請求項13のいずれか一項において、
前記長結晶粒領域と、前記結晶性不良領域とは、前記長結晶粒領域の幅をX1、前記結晶性不良領域の幅をX2とすると、
X2/(2X2+X1)<0.1
を満たすように形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至請求項14のいずれか一項において、
前記第2のレーザビームの波長は、1μm程度であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
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