JP4480732B2 - 冷凍米炊飯方法 - Google Patents

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Description

本発明は、所定量の水分を含む複数の吸水米を冷凍した凍結米集合物を電磁誘導加熱を利用して炊飯する冷凍米炊飯方法に関する。
加熱調理用装置に米と水とを入れ、電磁誘導加熱を利用して米を炊飯する炊飯方法がある(特許文献1参照)。加熱調理用装置は、釜本体および蓋と、釜本体を加熱する誘導加熱用コイルとから形成されている。この炊飯方法では、釜本体に米と水とを入れた後、炊飯開始スイッチを押すと、第1〜第5工程から形成された制御手段によって自動炊飯が開始される。第1工程では、コイルの出力を20%として釜本体内部の水の温度を50℃前後まで加熱し、釜本体内の米を均一に糊化できる状態にする。第2工程では、コイルの出力を60%に増加させ、釜本体内部の水の温度を100℃まで過熱する。第3工程では、コイルの出力を20%に低下させ、釜本体内部の水の沸騰状態を維持する。第4工程では、コイルの出力を10%に低下させ、釜本体の外面温度を130℃に維持する。第5工程は、蒸らし工程であり、コイルの出力を第4工程のそれと同一とし、釜本体の外面温度を110℃に維持する。
特開2004−321226号公報
前記公報に開示の炊飯方法では、水を50℃に加熱して米に水を含ませる第1工程が介在し、第1工程において米が不均一かつ不完全に糊化(α化)する場合があるから、米の表面部分と中心部分とで糊化の程度が異なり、米全体を均一の硬さに炊飯することができない場合がある。したがって、米の表面部分が必要以上に柔らかく炊飯されたにもかかわらず、米の中心部分に芯が残る場合がある。また、この炊飯方法は、第1工程に加え、米飯を所定時間かけて蒸らす第5工程を必要とするから、米の炊飯に45分を要し、短時間に米を炊飯することができない。
本発明の目的は、米全体を均一の硬さに炊飯することができ、米を短時間に炊飯することができる冷凍米炊飯方法を提供することにある。
本発明にかかる冷凍米炊飯方法は、所定量の水分を含む複数の吸水米を冷凍した凍結米集合物と所定量の水とを炊飯容器に入れる準備工程と、電磁誘導加熱機能を有する加熱装置によって炊飯容器を所定温度に加熱させ、炊飯容器内の凍結米集合物を11〜17分の炊飯時間で炊飯する炊飯工程とを有する。炊飯工程において加熱装置に印可される電圧の時系列的な印加パターンは、加熱装置に印加可能な最高電圧を上限としたその近傍の第1番電圧を炊飯時間の18〜33%の範囲で連続して印可する第1印加段階、零電圧よりもわずかに高い第6番電圧と第1番電圧との2パターン電圧を炊飯時間の9〜17%の範囲で所定時間交互に繰り返し印可する第2印加段階、第6番電圧と第1番電圧よりも低い第2番電圧と第2番電圧よりも低く第6番電圧よりも高い第4番電圧との3パターン電圧を炊飯時間の23〜32%の範囲で所定時間交互に繰り返し印可する第3印加段階、第6番電圧と第2番電圧よりも低く第4番電圧よりも高い第3番電圧と第4番電圧よりも低く第6番電圧よりも高い第5番電圧との3パターン電圧を前記炊飯時間の22〜32%の範囲で所定時間交互に繰り返し印可する第4印加段階、第6番電圧を炊飯時間の6〜10%の範囲で連続して印可する第5印加段階から形成されている。
前記冷凍米炊飯方法の一例としては、第1番電圧が加熱装置に印加可能な最高電圧の95〜100%の範囲、第2番電圧が最高電圧の65〜69%の範囲、第3番電圧が最高電圧の55〜57%の範囲、第4番電圧が最高電圧の23〜26%の範囲、第5番電圧が最高電圧の19〜22%の範囲、第6番電圧が最高電圧の3〜10%の範囲にある。
前記冷凍米炊飯方法の他の一例としては、第2印加段階における第1番電圧と第6番電圧との個別の印加時間が炊飯時間の0.17〜0.31%の範囲、第3印加段階における第2番電圧と第4番電圧と第6番電圧との個別の印加時間が炊飯時間の0.37〜0.78%の範囲、第4印加段階における第3番電圧と第5番電圧と第6番電圧との個別の印加時間が炊飯時間の0.37〜0.78%の範囲にある。
前記冷凍米炊飯方法の他の一例としては、第2印加段階における第1番電圧と第6番電圧との交互の繰り返し印加回数が20〜47回の範囲、第3印加段階における第2番電圧と第4番電圧と第6番電圧との交互の繰り返し印加回数が14〜20回の範囲、第4印加段階における第3番電圧と第5番電圧と第6番電圧との交互の繰り返し印加回数が13〜20回の範囲にある。
前記冷凍米炊飯方法の他の一例としては、炊飯容器に入れる水の分量が{(冷凍米集合物の全重量×1.7+100)−冷凍米集合物の全重量}によって算出される。
前記冷凍米炊飯方法の他の一例としては、吸水米1粒の単位体積(mm)あたりの吸水率が27〜32%の範囲にある。
本発明にかかる冷凍米炊飯方法によれば、炊飯材料として所定量の水分を含む吸水米を冷凍させた冷凍米集合物を使用し、米にあらかじめ水が含まれるから、第1印加段階において第1番電圧を炊飯時間の18〜33%の範囲で連続的に印可し、炊飯容器に入れた水を短時間に沸騰させて吸水米全体を迅速かつ均一に加水分解することができ、米が部分的に糊化(α化)することはなく、米全体を均一の硬さに炊飯することができる。この冷凍米炊飯方法は、準備工程において炊飯容器内の水が米の冷温によって略一定の低温に保持され、水がその低温から沸点に加熱されるから、何回炊飯しても同一の炊飯条件で米を炊飯することができ、炊飯する度毎に炊飯状態が異なることはなく、米飯の品質を常に同一に保持することができる。この冷凍米炊飯方法は、第1印加段階の後に、電圧が次第に低くなる第2〜第5印加段階に進むから、炊飯時間の経過に伴う水の減少に対応しつつ水の温度を常時沸点近傍に保持することができ、炊飯容器内の米が部分的に焦げることはなく、冷凍米集合物の米すべてを均一の炊飯状態の米飯にすることができる。この冷凍米炊飯方法は、米に水を含ませる浸け置きの必要はなく、さらに米飯を長時間蒸らす必要もないから、11〜17分の炊飯時間で炊飯することができ、米を短時間に炊飯することができる。
第1番電圧が加熱装置に印加可能な最高電圧の95〜100%の範囲、第2番電圧が最高電圧の65〜69%の範囲、第3番電圧が最高電圧の55〜57%の範囲、第4番電圧が最高電圧の23〜26%の範囲、第5番電圧が最高電圧の19〜22%の範囲、第6番電圧が最高電圧の3〜10%の範囲にある冷凍米炊飯方法は、それら第1〜第6番電圧の組み合わせを交互に印加することにより、炊飯容器内の水が炊飯時間の経過によって減少するにもかかわらず、水の温度を常時沸点近傍に保持することができ、炊飯中に炊飯容器内の水の温度が沸点を大きく越えることはなく、かつ、沸点からかけ離れて低くなることもないから、米が部分的に焦げたりすることや米の糊化が部分的に進むことはない。この冷凍米炊飯方法は、炊飯中に炊飯容器内の水の温度が常時沸点近傍に保持されるから、あらかじめ水を含んだ吸水米の加水分解が短時間に進み、米全体を均一に糊化することができ、米全体を均一の硬さに炊飯することができるとともに、冷凍米集合物の米すべてを均一の炊飯状態の米飯にすることができる。
第2印加段階における第1番電圧と第6番電圧との個別の印加時間が炊飯時間の0.17〜0.31%の範囲、第3印加段階における第2番電圧と第4番電圧と第6番電圧との個別の印加時間が炊飯時間の0.37〜0.78%の範囲、第4印加段階における第3番電圧と第5番電圧と第6番電圧との個別の印加時間が炊飯時間の0.37〜0.78%の範囲にある冷凍米炊飯方法は、第2〜第4印加段階における各電圧の印加時間を前記範囲にすることで、炊飯容器内の水が炊飯時間の経過によって減少するにもかかわらず、水の温度を常時沸点近傍に保持することができ、炊飯中に炊飯容器内の水の温度が沸点を大きく越えることはなく、かつ、沸点からかけ離れて低くなることもないから、米が部分的に焦げたりすることや米の糊化が部分的に進むことはない。この冷凍米炊飯方法は、炊飯中に炊飯容器内の水の温度が常時沸点近傍に保持されるから、あらかじめ水を含んだ吸水米の加水分解が短時間に進み、米全体を均一に糊化することができ、米全体を均一の硬さに炊飯することができるとともに、冷凍米集合物の米すべてを均一の炊飯状態の米飯にすることができる。
第2印加段階における第1番電圧と第6番電圧との交互の繰り返し印加回数が17〜47回の範囲、第3印加段階における第2番電圧と第4番電圧と第6番電圧との交互の繰り返し印加回数が14〜20回の範囲、第4印加段階における第3番電圧と第5番電圧と第6番電圧との交互の繰り返し印加回数が13〜20回の範囲にある冷凍米炊飯方法は、第2〜第4印加段階における各電圧の交互の印加回数を前記範囲にすることで、炊飯容器内の水が炊飯時間の経過によって減少するにもかかわらず、水の温度を常時沸点近傍に保持することができ、炊飯中に炊飯容器内の水の温度が沸点を大きく越えることはなく、かつ、沸点からかけ離れて低くなることもないから、米が部分的に焦げたりすることや米の糊化が部分的に進むことはない。この冷凍米炊飯方法は、炊飯中に炊飯容器内の水の温度が常時沸点近傍に保持されるから、あらかじめ水を含んだ吸水米の加水分解が短時間に進み、米全体を均一に糊化することができ、米全体を均一の硬さに炊飯することができるとともに、冷凍米集合物の米すべてを均一の炊飯状態の米飯にすることができる。
炊飯容器に注入する水の分量が{(冷凍米集合物の全重量×1.7+100)−冷凍米集合物の全重量}によって算出される冷凍米炊飯方法は、冷凍米集合物の量が変わったとしても、それの炊飯に必要な水の分量が前記式によって算出され、冷凍米集合物の量に対応する水の分量を画一的に決めることができ、冷凍米集合物の分量が異なったとしても、同一の炊飯条件で米を炊飯することができ、米飯の品質を常に同一に保持することができる。
吸水生米1粒の単位体積(mm)あたりの吸水率が27〜32%の範囲にある冷凍米炊飯方法は、炊飯時に米に水を含ませる浸け置きの必要はなく、凍結米集合物に水を加えて直ちに炊飯することができるから、炊飯時間を大幅に短縮することができる。この炊飯方法は、それを炊飯したときに吸水米が確実に加水分解し、米全体を均一に糊化することができ、米全体を均一の硬さに炊飯することができるとともに、冷凍米集合物の米すべてを均一の炊飯状態の米飯にすることができる。
添付の図面を参照し、本発明にかかる冷凍米炊飯方法の詳細を説明すると、以下のとおりである。図1は、炊飯容器10および加熱装置11の斜視図であり、図2は、袋13に収容した状態で示す凍結米集合物12の斜視図である。図3は、図2のA−A線断面図であり、図4は、袋13から取り出した状態で示す冷凍米集合物12の斜視図である。図1では、蓋18を部分的に破断して示している。図1の炊飯容器10の内部には、冷凍米集合物12と水14とが入っている。この冷凍米炊飯方法は、冷凍米集合物12を作る冷凍米集合物製造工程と、製造した凍結米集合物12と所定量の水14とを炊飯容器10に入れる準備工程と、加熱装置11によって炊飯容器10を所定温度に加熱させて凍結米集合物12を炊飯する炊飯工程とから形成されている。
冷凍米集合物12は、所定量の水分を含む同一品種の複数の吸水米15を冷凍することから作られている。冷凍米集合物12は、所定の表面積と所定の厚みとを有し、その形態が略平たい円柱状に成形されている。冷凍米集合物12では、凍結した水分を介して隣り合う吸水米15どうしの周面が互いに密着した状態で隙間なく連結されている。個々の吸水米15は、それに含まれる水分を介して凍結している。凍結米集合物12の重量は、130〜1040gの範囲にあることが好ましい。
図示はしていないが、冷凍米集合物12の製造工程の一例を説明すると、以下のとおりである。容器に3〜6℃の水と計量した複数の生米とを入れ、生米を水に浸した状態で容器を恒温恒湿の冷蔵庫に収納し、容器を冷蔵庫内で3時間以上放置して生米に所定量の水分を含ませ、吸水米15を作る。容器を冷蔵庫から取り出し、吸水米15を容器から笊に移し、吸水米15の表面に付いた水を切る。次に、所定形状のトレイの上にプレスチックフィルムから作られた袋13を載せ、袋13の内部にそれら吸水米15を入れ、吸水米15を袋13とともにトレイの内側に押し入れた後、真空ポンプを介して袋13の開口から袋13の内部の空気を吸引する。袋13の内部の空気を吸引すると、吸水米15が袋13に圧縮されてトレイの中央に向かって集まり、吸水米15の集合物が形成される。袋13から空気を吸引した後、袋13の上端縁部を重ね合わせ、ヒートシールやソニックシール等の熱による溶着手段によって袋13を熱融着し、開口を閉じる。
その後、袋13をトレイから取り出し、袋13を冷凍庫に入れて30〜60分間冷凍する。吸水米15は、袋13によって圧縮かつ密閉されることで、その複数が袋13の内部で密集する。冷凍庫内では、吸水米15に含まれる水分が凍結し、吸水米15が凍結するとともに、凍結した水分を介して隣り合う吸水米15どうしが連結される。この冷凍米集合物12では、吸水米15がそれに含まれる水を介して凍結し、それら吸水米15どうしが凍結した水分を介して連結されて所定の表面積と所定の厚みとを有する平たい円柱状の凍結米集合物12を形成しているので、吸水米15を冷凍するときに冷気が吸水米15に容易に伝わり、吸水米15が急速に凍結する。この冷凍米集合物12では、吸水米15を急速に凍結させることで、吸水米15の細胞破壊や吸水米15に生じる亀裂を防ぐことができ、凍結米集合物12を炊飯して作った米飯の食味の低下を防いでいる。また、冷凍米集合物12がプラスチックフィルムから作られた袋13に負圧下に密閉されているので、長期間の冷凍保存が可能であり、さらに、吸水米15の細胞破壊がないので、長期間保存した後に冷凍米集合物12を炊飯しても米飯の食味が低下することはない。
水14には、ナチュラルウォーター(特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、濾過、加熱殺菌以外の物理的、化学的処理を伴わないもの)、ナチュラルミネラルウォーター(ナチュラルウォーターのうち、鉱化された地下水(地表から浸透し、地下を移動中または地下に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した地下水)を原水としたもの)、ミネラルウォーター(ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目的等のためにミネラルの調整、ばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合がおこなわれているもの)を使用することが好ましいが、水道水を浄水器に通した浄水を使用することもできる。袋13を作るプラスチックフィルムは、熱可塑性合成樹脂を一軸または二軸延伸して作られた延伸フィルムが使用されている。熱可塑性合成樹脂には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルデン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール等を使用することができる。フィルムには、それら熱可塑性合成樹脂から作られたフィルムの少なくとも2種類をラミネートした複合フィルムを使用することもできる。
炊飯容器10は、扁平な底部16と、底部16の周縁から上方に延びる周壁部17とを有する。炊飯容器10の上部開口は、蓋18によって密閉される。容器10は、鉄、鉄ホーロー、ステンレスから作られている。加熱装置11(IHクッキングヒータ)は、電磁誘導加熱(Induction Heating)機能を有し、磁力線の作用によってトッププレート19上に載せられた炊飯容器10それ自体を発熱させる。加熱装置11は、それに設置された渦巻き状コイル(図示せず)から発生する磁力線によって炊飯容器10の底部16に渦電流を生じさせる。炊飯容器10の電気抵抗によって底部16に発生した渦電流が熱に変わり、容器10の底部16が発熱する。なお、加熱装置11に加えられる電圧は単相3線式200Vまたは三相3線式200Vである。
加熱装置11には、演算処理を行う中央処理部と各種条件を記憶可能なメモリとを有するマイクロプロセッサが内蔵されている(図示せず)。マイクロプロセッサのメモリには、加熱装置11の定格電力、各人前の米の重量に対応する炊飯時間、コイルに印可する電圧値(定格電圧、第1番〜第6番電圧)、それら電圧の印加時間等が格納されている。加熱装置11には、各人前(たとえば、4人前、5人前等)を入力するキーユニットが設置されている(図示せず)。マイクロプロセッサの中央処理部は、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムを起動し、所定のオペレーティングシステムに従って冷凍米集合物12の自動炊飯プロセスを実行する。
冷凍米集合物12から米飯を作るには、袋13を破いて凍結米集合物12を袋13から取り出し、集合物12を炊飯容器10に入れるとともに、所定量の水14を容器10に加え、容器10を加熱装置11のトッププレート19上に載せる(準備工程)。炊飯容器10の内部では、冷凍米集合物12の底面が容器10の底部16に当接し、集合物12の略全体が水14に浸っている。なお、炊飯容器10に加える水14の分量Lは、{(冷凍米集合物12の全重量×1.7+100)−冷凍米集合物12の全重量}によって算出される。たとえば、集合物12の重量が130gの場合、L={(130×1.7+100)−130}=191となり、集合物12の重量が350gの場合、L={(350×1.7+100)−350}=345となる。この冷凍米炊飯方法は、冷凍米集合物12の量が変わったとしても、それの炊飯に必要な水14の分量を前記式によって算出することができるから、冷凍米集合物12の量に対応する水14の分量を画一的に決めることができ、炊飯の度毎に水14の分量が異なることはなく、一定かつ正確な分量の水14を使用して炊飯することができる。
炊飯の準備が整った後、キーユニットから人前を入力し、加熱装置11のスイッチをONにする。加熱装置11では、2人前に対応する炊飯時間が660〜690秒、3人前に対応する炊飯時間が690〜720秒、4人前に対応する炊飯時間が780〜810秒、5人前に対応する炊飯時間が750〜780秒、6人前に対応する炊飯時間が850〜880秒、7人前に対応する炊飯時間が900〜930秒、8人前に対応する炊飯時間が980〜1010秒である。加熱装置11のスイッチが入ると、マイクロプロセッサの中央処理部は、冷凍米集合物12の自動炊飯を開始する。自動炊飯において中央処理部は、メモリから炊飯時間、コイルへの印加電圧、電圧印加時間を取り出し、それらに基づいて炊飯を進める(炊飯工程)。
図4は、加熱装置11に印可する電圧を時系列的にグラフ化した図である。炊飯工程において加熱装置11のコイルに印加される電圧の時系列的な印加パターンは、図4に示すように、第1印加段階L1から第5印加段階L5に区分されている。第1印加段階L1〜第5印加段階L5においてコイルに印加される電圧は、第1番電圧V1〜第6番電圧V6である。なお、第1番電圧V1から第6番電圧V6に向かって電圧値は次第に低くなっている。
第1印加段階L1では、加熱装置11のコイルに印加可能な最高電圧を上限としたその近傍の第1番電圧V1を連続して印加する。第1番電圧V1は、最高電圧の95〜100%の範囲、好ましくは97〜98%の範囲にある。したがって、最高電圧が200Vとすると、第1番電圧V1は、190〜200Vになり、好ましくは194〜196Vになる。第1印加段階L1における第1番電圧V1の印加時間は炊飯時間の18〜33%の範囲にある。したがって、炊飯時間が15分(900秒)とすると、第1番電圧V1の印加時間は162〜297秒になる。第1印加段階L1において第1番電圧V1を前記時間印加することで、炊飯容器10内の水14の温度が短時間で沸点に達し、冷凍米集合物12の吸水米15すべてが迅速かつ均一に加水分解を起こし、吸水米15の糊化(α化)が速やかに進行する。
第2印加段階L2では、零電圧よりもわずかに高い第6番電圧V6と第1番電圧V1との2パターン電圧を所定時間交互に繰り返し印可する。第2印加段階L2では、第1印加段階L1の第1番電圧V1の後に第6番電圧V6を印加し、第6番電圧V6を印可した後に第1番電圧V1を印可するパターンを複数回繰り返す。第1番電圧V1は、第1印加段階L1のそれと同一である。第6番電圧V6は、最高電圧の3〜10%の範囲、好ましくは6〜8%の範囲にある。したがって、最高電圧が200Vとすると、第6番電圧V6は、6〜20Vになり、好ましくは12〜16Vになる。第2印加段階L2における第1番電圧V1および第6番電圧V6の印加時間は、炊飯時間の9〜17%の範囲にある。したがって、炊飯時間が15分(900秒)とすると、第1番電圧V1および第6番電圧V6の印加時間は、81〜153秒になる。
第2印加段階L2における第1番電圧V1と第6番電圧V6との交互の繰り返し印加回数は17〜47回の範囲にある。したがって、コイルには、第2印加段階L2において第1番電圧V1が17〜47回の範囲で印可され、第6番電圧V6が17〜47回の範囲で印可される。第2印加段階L2における第1番電圧V1および第6番電圧V6の個別の印加時間は、炊飯時間の0.17〜0.31%の範囲、好ましくは第1番電圧V1が0.22〜0.31%の範囲、第6番電圧V6が0.17〜0.24%の範囲にある。したがって、炊飯時間が15分(900秒)とすると、第1番電圧V1の1回の印加時間は、1.53〜2.79秒、好ましくは1.98〜2.79秒になり、第6番電圧V6の1回の印加時間は、1.53〜2.79秒、好ましくは1.53〜2.16秒になる。第2印加段階L2では、第1番電圧V1と第6番電圧V6とを交互に繰り返し印加することで、炊飯容器10内の水14が炊飯時間の経過によって減少するにもかかわらず、水14の温度が常時沸点近傍に保持され、炊飯中に炊飯容器10内の水14の温度が沸点を大きく越えることはなく、かつ、沸点からかけ離れて低くなることもない。第2印加段階L2では、水14の温度が沸点近傍から外れることはなく、第1印加段階L1から継続して冷凍米集合物12を形成する吸水米15の糊化が進行する。
第3印加段階L3では、第6番電圧V6と第1番電圧V1よりも低い第2番電圧V2と第2番電圧V2よりも低く第6番電圧V6よりも高い第4番電圧V4との3パターン電圧を所定時間交互に繰り返し印可する。第3印加段階L3では、第2印加段階L2の第1番電圧V1の後に第6番電圧V6を印可し、第6番電圧V6を印加した後に第2番電圧V2を印可するとともに、第2番電圧V2を印可した後に第4番電圧V4を印可するパターンを複数回繰り返す。第6番電圧V6は、第2印加段階L2のそれと同一である。第2番電圧V2は、最高電圧の65〜69%の範囲、好ましくは66〜68%の範囲にある。したがって、最高電圧が200Vとすると、第2番電圧V2は、130〜138Vになり、好ましくは132〜136Vになる。第4番電圧V4は、最高電圧の23〜26%の範囲、好ましくは24〜25%の範囲にある。したがって、最高電圧が200Vとすると、第4番電圧V4は、46〜52Vになり、好ましくは48〜50Vになる。第3印加段階L3における第2番電圧V2と第4番電圧V4と第6番電圧V6との印加時間は、炊飯時間の23〜32%の範囲にある。したがって、炊飯時間が15分(900秒)とすると、第2番電圧V2と第4番電圧V4と第6番電圧V6との印加時間は、207〜288秒になる。
第3印加段階L3における第2番電圧V2と第4番電圧V4と第6番電圧V6との交互の繰り返し印加回数は14〜20回の範囲にある。したがって、コイルには、第3印加段階L3において第2番電圧V2が14〜20回の範囲で印可され、第4番電圧V4が14〜20回の範囲で印可されるとともに、第6番電圧V6が14〜20回の範囲で印可される。第3印加段階L3における第2番電圧V2と第4番電圧V4と第6番電圧V6との個別の印加時間は、炊飯時間の0.37〜0.78%の範囲、好ましくは第2番電圧V2が0.64〜0.78%の範囲、第4番電圧V4が0.37〜0.50%の範囲、第6番電圧V6が0.44〜0.61%の範囲にある。したがって、炊飯時間が15分(900秒)とすると、第2番電圧V2の1回の印加時間は、3.33〜7.02秒、好ましくは5.76〜7.02秒の範囲になり、第4番電圧V4の1回の印加時間は、3.33〜7.02秒、好ましくは3.33〜4.50秒の範囲になる。第6番電圧V6の1回の印加時間は、3.33〜7.02秒、好ましくは3.96〜5.49秒になる。第3印加段階L3では、第2番電圧V2と第4番電圧V4と第6番電圧V6とを交互に繰り返し印加することで、炊飯容器10内の水14が炊飯時間の経過によって減少するにもかかわらず、水14の温度が常時沸点近傍に保持され、炊飯中に炊飯容器10内の水14の温度が沸点を大きく越えることはなく、かつ、沸点からかけ離れて低くなることもない。第3印加段階L3では、水14の温度が沸点近傍から外れることはなく、第2印加段階L2から継続して冷凍米集合物12を形成する吸水米15の糊化が進行する。
第4印加段階L4では、第6番電圧V6と第2番電圧V2よりも低く第4番電圧V4よりも高い第3番電圧V3と第4番電圧V4よりも低く第6番電圧V6よりも高い第5番電圧V5との3パターン電圧を所定時間交互に繰り返し印可する。第4印加段階L4では、第3印加段階L3の第4番電圧V4の後に第6番電圧V6を印可し、第6番電圧V6を印加した後に第3番電圧V3を印可するとともに、第3番電圧V3を印可した後に第5番電圧V5を印可するパターンを複数回繰り返す。第6番電圧V6は、第2印加段階L2のそれと同一である。第3番電圧V3は、最高電圧の55〜57%の範囲にある。したがって、最高電圧が200Vとすると、第3番電圧V3は、110〜114Vになる。第5番電圧V5は、最高電圧の19〜22%の範囲、好ましくは20〜21%の範囲にある。したがって、最高電圧が200Vとすると、第5番電圧V5は、38〜44Vになり、好ましくは40〜42Vになる。第4印加段階L4における第3番電圧V3と第5番電圧V5と第6番電圧V6との印加時間は、炊飯時間の22〜32%の範囲にある。したがって、炊飯時間が15分(900秒)とすると、第3番電圧V3と第5番電圧V5と第6番電圧V6との印加時間は、198秒〜288秒になる。
第4印加段階L4における第3番電圧V3と第5番電圧V5と第6番電圧V6との交互の繰り返し印加回数は13〜20回の範囲にある。したがって、コイルには、第4印加段階L4において第3番電圧V3が13〜20回の範囲で印可され、第5番電圧V5が13〜20回の範囲で印可されるとともに、第6番電圧V6が13〜20回の範囲で印可される。第4印加段階L4における第3番電圧V3と第5番電圧V5と第6番電圧V6との個別の印加時間は、炊飯時間の0.37〜0.78%の範囲、好ましくは第3番電圧V3が0.61〜0.78%の範囲、第5番電圧V5が0.37〜0.50%の範囲、第6番電圧V6が0.43〜0.61%の範囲にある。したがって、炊飯時間が15分(900秒)とすると、第3番電圧V3の1回の印加時間は、3.33〜7.02秒、好ましくは5.49〜7.02秒になり、第5番電圧V5の1回の印加時間は、3.33〜7.02秒、好ましくは3.33〜4.50秒になる。第6番電圧V6の1回の印加時間は、3.33〜7.02秒、好ましくは3.87秒〜5.49秒になる。第4印加段階L4では、第3番電圧V3と第5番電圧V5と第6番電圧V6とを交互に繰り返し印加することで、炊飯容器10内の水14が炊飯時間の経過によって減少するにもかかわらず、水14の温度が常時沸点近傍に保持され、炊飯中に炊飯容器10内の水14の温度が沸点を大きく越えることはなく、かつ、沸点からかけ離れて低くなることもない。第4印加段階L4では、水14の温度が沸点近傍から外れることはなく、第3印加段階L3から継続して冷凍米集合物12を形成する吸水米15の糊化が進行する。
第6印加段階L6では、第6番電圧V6を連続して印加する。第6番電圧V6は、第2印加段階L2のそれと同一である。第6印加段階L6における第6番電圧V6の印加時間は炊飯時間の6〜10%の範囲にある。したがって、炊飯時間が15分(900秒)とすると、第6番電圧V6の印加時間は54秒〜90秒になる。第6印加段階L6において第6番電圧V6を所定時間印可することで、冷凍米集合物12の米飯すべての温度を略一定値に低下させ、米飯を蒸らす。なお、この炊飯方法では、凍結米集合物12を炊飯するときに加える水14の量を調節することで、集合物12を堅めに炊飯することや柔らかめに炊飯することができ、好みの堅さの米飯を作ることもできる。
この冷凍米炊飯方法は、炊飯材料として所定量の水分を含む吸水米15を冷凍させた冷凍米集合物12を使用し、米にあらかじめ水が含まれるから、第1印加段階L1において第1番電圧V1を連続的に印可し、炊飯容器10に加えた水14を短時間に沸騰させて吸水米15全体を迅速かつ均一に加水分解することができ、吸水米15が部分的に糊化することはなく、吸水米15全体を均一の硬さに炊飯することができる。この炊飯方法では、炊飯に使用する米として所定量の水分を含ませた吸水米15を使用しているので、炊飯時における米の水の浸け置き時間を省くことができ、準備工程における時間を短縮することができる。
冷凍米炊飯方法は、準備工程において炊飯容器10内の水14が吸水米15の冷温によって略一定の低温に保持され、水14がその低温から沸点に加熱されるから、何回炊飯しても同一の炊飯条件で吸水米15を炊飯することができ、炊飯する度毎に炊飯状態が異なることはなく、米飯の品質を常に同一に保持することができる。この冷凍米炊飯方法は、第1印加段階L1の後に、電圧が次第に低くなる第2印加段階L2から第5印加段階L5に進むから、炊飯時間の経過に伴う水14の減少に対応しつつ水14の温度を常時沸点近傍に保持することができ、炊飯容器10内の吸水米15が部分的に焦げることはなく、それら吸水米15すべてを均一の炊飯状態の米飯にすることができる。この冷凍米炊飯方法は、米に水を含ませる浸け置きの必要はなく、さらに米飯を長時間蒸らす必要もないから、11〜17分の炊飯時間で炊飯することができ、米を短時間に炊飯することができる。
冷凍米炊飯方法では、冷凍米集合物12を形成する吸水米15どうしが互いに密着した状態で隙間なく連結されているので、米どうしの間に隙間が形成されている場合と比較して凍結米集合物12の強度が向上し、集合物12に衝撃が加えられたとしても、吸水米15が折損することや集合物12が損壊することがなく、集合物12の形態を確実に維持することができる。この冷凍米炊飯方法は、冷凍米集合物12を炊飯したときに吸水米15どうしがばらけ難く、集合物12の形態とほぼ同様な円柱状の米飯を作ることができ、米飯をそのまま器に載せて提供することができる。
この冷凍米炊飯方法における冷凍米集合物12は、その密度が5〜8g/2cmの範囲にあり、その平均厚み寸法が5〜25mmの範囲にある。冷凍米集合物12の密度が5g/2cm未満かつ集合物12の平均厚み寸法が5mm未満では、集合物12の強度が低下するので、集合物12に衝撃が加えられたときに、吸水米15が折損したり、集合物12が損壊し、集合物12の形態を維持することができない。冷凍米集合物112の平均厚み寸法が25mmを超過すると、吸水米15が急速に凍結せず、吸水米15の凍結が緩やかに進み、冷凍時に米15の細胞が破壊されたり、米15に含まれる水分が凍結時に膨張し、米15に亀裂が生じる場合がある。冷凍米集合物12は、それの密度と平均厚み寸法とが前記範囲にあるから、集合物12の強度が向上し、吸水米15が折損することや集合物12が損壊することがなく、集合物12の形態を確実に維持することができる。さらに、吸水米15の細胞破壊を確実に防ぐことができ、米15に生じる亀裂を確実に防ぐことができる。
冷凍米集合物12を形成する吸水米15の1粒の単位体積(mm)あたりの吸水率は、28〜31%の範囲にある。吸水率が28%未満では、凍結米集合物12を炊飯したときに吸水米15が均一に加水分解せず、米15を十分に糊化することができないので、米飯に芯が残ってしまう場合がある。この冷凍米炊飯方法は、吸水米15の1粒の単位体積(mm)あたりの吸水率が前記範囲にあるから、炊飯時に米15に水を含ませる浸け置きの必要がなく、炊飯容器10に凍結米集合物12と水14とを入れて直ちに炊飯することができ、炊飯時間を短縮することができる。冷凍米炊飯方法では、凍結米集合物12を炊飯したときに吸水米15が確実に加水分解し、米15を均一かつ十分に糊化することができ、米飯に芯が残ることはない。
冷凍米集合物製造工程における冷凍米集合物12の冷凍温度は−30〜−45度の範囲にあり、吸水米15の凍結に要する時間は30〜45分の範囲にある。集合物12の冷凍温度が−30よりも高く、かつ、吸水米15の凍結に要する時間が45分を超過すると、米15の凍結が緩やかに進み、冷凍時に米15の細胞が破壊される場合があり、米15に含まれる水分が凍結時に膨張し、米15に亀裂が生じる場合がある。吸水米15の細胞が破壊されたり、米15に亀裂が生じると、凍結米集合物12を炊飯して作る米飯の食味が低下してしまう。冷凍米集合物12は、それの冷凍温度が前記範囲にあり、吸水米15の凍結に要する時間が前記範囲にあるから、米15が急速に凍結し、米15の細胞破壊を確実に防ぐことができ、米15に生じる亀裂を確実に防ぐことができる。
炊飯容器および加熱装置の斜視図。 袋に収容した状態で示す凍結米集合物の斜視図。 図2のA−A線断面図。 袋から取り出した状態で示す冷凍米集合物の斜視図。 加熱装置に印可する電圧を時系列的にグラフ化した図。
符号の説明
10 炊飯容器
11 加熱装置
12 冷凍米集合物
14 水
15 吸水米
L1 第1印加段階
L2 第1印加段階
L3 第3印加段階
L4 第4印加段階
L5 第5印加段階
V1 第1番電圧
V2 第2番電圧
V3 第3番電圧
V4 第4番電圧
V5 第5番電圧
V6 第6番電圧

Claims (6)

  1. 所定量の水分を含む複数の吸水米を冷凍した凍結米集合物と所定量の水とを炊飯容器に入れる準備工程と、電磁誘導加熱機能を有する加熱装置によって前記炊飯容器を所定温度に加熱させ、該炊飯容器内の前記凍結米集合物を11〜17分の炊飯時間で炊飯する炊飯工程とを有し、
    前記炊飯工程において前記加熱装置に印加される電圧の時系列的な印加パターンが、該加熱装置に印加可能な最高電圧を上限としたその近傍の第1番電圧を前記炊飯時間の18〜33%の範囲で連続して印加する第1印加段階、零電圧よりもわずかに高い第6番電圧と前記第1番電圧との2パターン電圧を前記炊飯時間の9〜17%の範囲で所定時間交互に繰り返し印加する第2印加段階、前記第6番電圧と前記第1番電圧よりも低い第2番電圧と該第2番電圧よりも低く該第6番電圧よりも高い第4番電圧との3パターン電圧を前記炊飯時間の23〜32%の範囲で所定時間交互に繰り返し印加する第3印加段階、前記第6番電圧と前記第2番電圧よりも低く前記第4番電圧よりも高い第3番電圧と該第4番電圧よりも低く該第6番電圧よりも高い第5番電圧との3パターン電圧を前記炊飯時間の22〜32%の範囲で所定時間交互に繰り返し印加する第4印加段階、前記第6番電圧を前記炊飯時間の6〜10%の範囲で連続して印加する第5印加段階から形成されている冷凍米炊飯方法。
  2. 前記第1番電圧が、前記加熱装置に印加可能な最高電圧の95〜100%の範囲、前記第2番電圧が、前記最高電圧の65〜69%の範囲、前記第3番電圧が、前記最高電圧の55〜57%の範囲、前記第4番電圧が、前記最高電圧の23〜26%の範囲、前記第5番電圧が、前記最高電圧の19〜22%の範囲、前記第6番電圧が、前記最高電圧の3〜10%の範囲にある請求項1記載の冷凍米炊飯方法。
  3. 前記第2印加段階における前記第1番電圧と前記第6番電圧との個別の印加時間が、前記炊飯時間の0.17〜0.31%の範囲、前記第3印加段階における前記第2番電圧と前記第4番電圧と前記第6番電圧との個別の印加時間が、前記炊飯時間の0.37〜0.78%の範囲、前記第4印加段階における前記第3番電圧と前記第5番電圧と前記第6番電圧との個別の印加時間が、前記炊飯時間の0.37〜0.78%の範囲にある請求項1または請求項2に記載の冷凍米炊飯方法。
  4. 前記第2印加段階における前記第1番電圧と前記第6番電圧との交互の繰り返し印加回数が、17〜47回の範囲、前記第3印加段階における前記第2番電圧と前記第4番電圧と前記第6番電圧との交互の繰り返し印加回数が、14〜20回の範囲、前記第4印加段階における前記第3番電圧と前記第5番電圧と前記第6番電圧との交互の繰り返し印加回数が、13〜20回の範囲にある請求項1ないし請求項3いずれかに記載の冷凍米炊飯方法。
  5. 前記炊飯容器に入れる水の分量が、{(前記冷凍米集合物の全重量×1.7+100)−前記冷凍米集合物の全重量}によって算出される請求項1ないし請求項4いずれかに記載の冷凍米炊飯方法。
  6. 前記吸水米1粒の単位体積(mm)あたりの吸水率が、27〜32%の範囲にある請求項1ないし請求項5いずれかに記載の冷凍米炊飯方法。
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