JP4478656B2 - ペースト塗布方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板面にペーストパターンを描画するペースト塗布方法の改良に関する。
液晶表示パネルは、液晶部材を挟んで2枚のガラス製の基板が貼り合わされて製造されるが、その2枚の基板を貼り合わせのために、いずれか一方の基板の対向面に、接着性のあるペーストが塗布される。
ペーストは、基板の表示面を囲み閉曲線を描くように塗布されるから、基板上方に配置され、ノズル先端からペーストを吐出させる収納筒(シリンジ)は、基板面に対向しつつ相対移動を行なってペーストパターンを形成する。
相対移動により基板面にペーストを塗布するためには、ペーストを収納した収納筒側を固定配置し、その収納筒の下方に対向配置した基板側をX−Y方向に移動させる方法(たとえば、特許文献1参照)と、反対に、基板側を固定しておき、上方に対向配置した収納筒側をX−Y方向に移動させてペーストを塗布する方法(たとえば、特許文献2参照)が知られている。
なお、ペーストが塗布される基板の表示面には、一枚の基板に1個の表示面のみが形成される場合もあれば、一枚の基板に同じパターンの表示面がマトリクス状に複数個構成された、いわゆる多面取りが形成されている場合もある。
多面取りにパターン形成された基板では、複数個の収納筒を塗布パターンの配列ピッチに予め対応して設けておくことによって、複数個のペーストパターンを同時に形成することができる。
図4は、複数個の収納筒を塗布パターンの配列ピッチに対応するように固定配置し、基板側をX−Y方向に移動させる従来のペースト塗布装置の構成を示した斜視図で、架台1上にX−Y移動テーブル2が配置されている。
X−Y移動テーブル2上に載置された基板3の上方には、2個の収納筒41,42を搭載したヘッド機構4が配置されている。2個一対の収納筒41,42は、二つの塗布パターンを同時に描画形成できるように、基板3に形成された表示パターンのX軸方向の配列ピッチに対応するように位置決めされて配置されている。 X−Y移動テーブル2や、収納筒41,42を搭載したヘッド機構4は、いずれも制御器5に接続され、制御器5はペースト塗布操作全体を統制制御するので、2個の収納筒41,42から同時に吐出されたペーストは、X−Y移動テーブル2による基板3のX−Y方向への移動により、同時に2つの表示パターンに対して塗布される。
ヘッド機構4の収納筒41,42は、図示のように、Z軸移動機構43,44に連結されて、上下(Z軸)方向に移動調整可能であり、各収納筒41,42にはそれぞれ不図示のCCDカメラが取り付けられている。各収納筒41,42に取り付けられた各CCDカメラは、基板3に形成されたアライメントマークを撮影し、その撮影画面を制御器5に供給するので、制御器5は、供給された撮影画面に基づくパターン認識により基板3の位置を検出し、ペースト塗布作業のための、基板3の位置決め制御等を行なうことができる。なお、図4では、基板3をX−Y移動テーブル2上に載置しているが、このX−Y移動テーブル2をX−Y−θ移動テーブルに置き換え採用することにより、載置した基板3の位置決め制御をシータθ(旋回)方向に対しても行なうこともできる。
また、図示しないが、各収納筒41,42には、レーザ光を採用した距離計が連結され、基板3面の高さを計測して、ペーストの塗布量が一定となるように、基板面とノズル先端との間の距離の制御を行なう。
このように、制御器5は、X−Y移動テーブル2を駆動制御して収納筒41,42に対する基板3の位置決めを行なうとともに、収納筒41,42におけるペーストの吐出量や吐出タイミングを制御し、X−Y移動テーブル2を予め設定されたプログラムに沿いX−Y方向に移動制御するので、基板3面上に所定のペーストパターンが描画形成される。
なお、X−Y移動テーブル2を搭載した架台1内には、電源回路等が組み込み収納されるとともに、制御器5には、モニタディスプレイ6a及びキーボード6bが接続されていて、作業員は、キーボード6bの操作により、基板3へのペースト塗布作業を調整制御することができる。
図4に示したペースト塗布装置は、位置決め固定された収納筒41,42側に対し、基板3を搭載したX−Y移動テーブル2側をX−Y面内に移動させたが、収納筒41,42と基板3との相対移動によってペーストパターンは塗布描画されるので、特許文献2に記載のように、従来は、基板3側を固定し、ペーストを収納した収納筒41,42側をX−Y移動機構に搭載するように構成して、基板3面にペーストパターンを形成することも考えられている。
いずれにしても従来のペースト塗布装置は、架台上に載置された基板上に、ペーストを収納した収納筒が対向配置され、基板側をX−Y方向に移動させるか、あるいはペーストを収納した収納筒側をX−Y方向に移動させてペーストパターンを描画するように構成されていた。
特開平5−15818号公報(図1) 特開平9−323056号公報(図1)
上記のように、従来のペースト塗布装置は、基板側あるいはペーストを収納した収納筒側のいずれか一方をX−Y方向に移動させることで、基板面に所定のペーストパターンを描画するように構成されていた。
しかしながら、前者の、固定された収納筒に対し、塗布される側の基板をX−Y方向に移動させる構成では、最近のように基板形状がますます大型化される状況のもとでは、基板をX−Yの水平方向に大きく移動させることになり、広いスペースを占有するので、省スペース化を図る点から改善が要望されていた。
ペースト塗布パターンが、必ずしも多くの収納筒を配置可能な多面取りの塗布パターンに限らないことを考えると、占有面積の大型化は、工場建家内の有効利用上問題とされた。
一方、後者の、基板側は架台上に固定し、収納筒側をX−Y方向に移動させるペースト塗布装置においては、ペーストを収納して重量のかさむ収納筒を基板上方で機械的に移動させることになる。しかしながら、この重量物を移動のための機構部からは、摩耗等により金属粉が発生し、その発生した金属粉が落下して、下方の基板面上を汚してしまうという問題があった。
また、収納筒を搭載して可動するX−Y移動機構は、重い収納筒をX−Yの平面を双方向に高速で広く移動させる必要があるので、堅固な構造が要求されるとともに、重量物搬送移動にともなう大きな慣性力は、塗布工程の効率化を阻害する要因となった。
そこで、本発明は、X−Y面での移動による装置全体の大型化を回避するとともに、金属粉による基板面の汚染を回避し、塗布効率の向上を実現可能なペースト塗布方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、ペーストを収納した収納筒と基板とをXY軸方向に相対移動させることにより、前記収納筒に収納されたペーストを前記収納筒のノズルから吐出させ所定のパターンで前記基板面に塗布するペースト塗布方法において、前記Y軸方向に沿って前記パターンを描画するときには、前記ノズルからペーストを吐出させつつ前記収納筒と前記基板とを互いに前記Y軸方向において反対方向に同時に移動させながら前記ペーストの塗布を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、収納筒と基板とを互いにY軸方向において反対方向に同時に移動させながらペーストの塗布を行なうので、ペースト塗布形成時における装置全体のY軸方向への移動範囲(ストローク)を大幅に縮小させることができる。
また、上記構成により、収納筒側における移動距離範囲の短縮化は、収納筒を搭載した移動機構の機械的負荷を軽減させ、機械的摩耗等による金属粉発生を抑制し、高精度で高速な塗布操作を実現することができる。
以下、本発明によるペースト塗布装置の一実施の形態を図1ないし図3を参照して詳細に説明する。なお、図4に示した従来のペースト塗布装置と同一構成には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図1は、本発明によるペースト塗布装置の一実施の形態を示した斜視図で、図2は図1に示したペースト塗布装置の要部拡大平面図である。
すなわち、架台1上にはY軸移動テーブル7が配置され、Y軸移動テーブル7上には基板3が位置決め載置されている。
また、架台1上端部におけるY軸移動テーブル7を間に挟んだ両外側には、Y軸が長手方向になるように伸延させたY軸移動機構81,82が併設されている。 Y軸移動機構81,82は、いずれもサーボモータ8a,8aにより駆動される送りねじ機構で構成され、そのY軸移動機構81,82には、2個の収納筒41,42を搭載したヘッド機構4が同期してY軸方向に移動可能に組み込まれている。
2個の収納筒41,42は、図4における従来の構成と同様に、多面取りの基板に対応して、同時に二つのペースト塗布パターンを描画形成できるようにヘッド機構4に組み込まれているものであるが、この実施の形態におけるこれら各収納筒41,42は、従来と相違して、それぞれ制御器5により個々に駆動制御され、ヘッド機構4でコラム(column)状に構成された本体部4a上を、X軸方向にそれぞれ独自に移動可能に構成されている。
すなわち、図2の要部平面図にも示したように、各収納筒41,42は各Z軸移動機構43,44に連結されている。そして、各Z軸移動機構43,44は、リニアモータで構成されたX軸移動機構45の2個の1次側可動子45a,45bに連結されている。
X軸移動機構45の2次側固定子45cは、ヘッド機構の本体部4aに敷設され、移動方向がX軸方向となるように設けられているので、1次側可動子45a,45bに対する制御器5の制御により、各収納筒41,42は、図示矢印X1,X2方向に、あるいは各矢印X1,X2とは反対方向に、すなわちX軸上を互いに反対方向に移動することができる。
図3は、Y軸移動テーブル7、Y軸移動機構81,82、及びヘッド機構4に対する制御系を概略説明するために示したブロック図である。
すなわち、制御器5は、RAMあるいはROMで構成され、塗布データや塗布制御プログラムが記憶された記憶部51と、この記憶部51に記憶されたデータ及び制御プログラムを読み出し、キーボート6bあるいはモニタディスプレイ6a上のタッチパネルから入力された塗布条件に基づく演算を行なってY軸移動テーブル7、Y軸移動機構81,82、及びヘッド機構4に対する制御データを算出するCPU52と、このCPU52で算出された制御データを受けて、個々の制御信号を生成し、生成した制御信号を対応する各ドライバ531〜535に供給するように接続されたコントローラ541〜545とで構成されている。
図3に示した制御系において、収納筒41,42のバルブ調整によりペーストの吐出をコントロールするいわゆるディスペンサ制御、及びレーザ距離計からの測定データに基づきZ軸移動機構43,44をコントロールして、収納筒41,42のノズル先端高さを制御するいわゆるギャップ制御は、従来と同様に構成制御される。
各リニアエンコーダからのフィードバック信号を受けたドライバが、Y軸移動テーブル7、Y軸移動機構81,82、及びヘッド機構4の1次側可動子45a,45bを駆動制御してペーストの塗布軌跡を形成する点で従来と相違する。
すなわち、Y軸方向の塗布描画は、Y軸移動テーブル7とY軸移動機構81,82とにより実行され、このY軸移動テーブル7とY軸移動機構81,82との駆動制御により、装置全体のY軸方向の動作ストロークの縮小が可能である。
このときの動作を、図2に示す基板3を4つに分割してできた領域を左上から時計回りに領域A,B,C,Dとし、各領域に同一のパターンでペーストを塗布するものとして説明すると下記のとおりである。
まず、Y軸移動機構81,82及びX軸移動機構45を駆動させて、収納筒41を領域Aに対する塗布パターンの塗布開始位置の直上に、収納筒42を領域Bに対する塗布パターンの塗布開始位置の直上にそれぞれ位置付けする。
ここで、収納筒41,42が下降され、レーザ距離計の出力信号を頼りに、収納筒41,42のノズルと基板との間の距離が予め設定された塗布間隔となるように位置付けられる。
次に、収納筒41,42のノズルからペーストを吐出させつつ、Y軸移動テーブル7及びX軸移動機構45を駆動させて、領域A,Bに所望の塗布パターンでペーストを塗布する。塗布パターンの終端位置でノズルからのペーストの吐出を停止させるとともに、Y軸移動テーブル7及びX軸移動機構45の駆動を停止させ、領域A,Bへの塗布を終える。
塗布を終えた収納筒41,42は、待機高さまで上昇する。
この後、Y軸移動テーブル7、Y軸移動機構81,82及びX軸移動機構45を駆動させて、収納筒41を領域Dに対する塗布パターンの塗布開始位置の直上に、収納筒42を領域Cに対する塗布パターンの塗布開始位置の直上にそれぞれ位置付ける。なおここで、収納筒41を領域Aから領域Dに、収納筒42を領域Bから領域Cにそれぞれ移動させるために収納筒41,42と基板3とをY軸方向に相対移動させるときは、Y軸移動テーブルとY軸移動機構81,82とを相反する方向(図2において、Y軸移動テーブル7は上方向、Y軸移動機構81,82は下方向)に同時に駆動させる。このようにすることで、Y軸移動テーブル7とY軸移動機構81,82との合成速度で収納筒41,42と基板3とを相対移動させることができるので、単一の移動手段による場合に比較し、収納筒41,42を次の塗布開始位置へ短時間で移動させることができ、ペーストの塗布作業能率を向上させることができる。
次に、収納筒41,42のノズルからペーストを吐出させつつ、Y軸移動テーブル7及びX軸移動機構45を駆動させて領域D,Cに所望の塗布パターンでペーストを塗布する。塗布パターンの終端位置でノズルからのペーストの吐出を停止させるとともに、Y軸移動テーブル7及びX軸移動機構45の駆動を停止させ、領域D,Cへの塗布を終える。
また、X軸方向の塗布描画は、ヘッド機構4の1次側可動子によって実行されるが、図1及び図2に示したように複数個の1次側可動子45a,45bを設けたときは、互いに反対方向に移動するように制御することによって、X軸方向の塗布動作における慣性力は相殺されて、安定した塗布動作を得ることができる。
なお、キーボード6bやモニタディスプレイ6aからの入力データのうち、描画開始座標位置データや描画順序指示データ等のいわゆるNCデータ、描画距離や塗布パターンのコーナ部におけるR(radius)条件データ、ディスペンサ制御やギャップ制御の制御データ、及び描画速度データ等は従来と同様に入力設定される。
そこでまた、この実施の形態では、塗布軌跡制御の内、複数個の1次側可動子45a,45bに対し個々に移動(走行)方向を指示して、X軸上で互いに反対方向に移動させ得る点で従来と相違する。
このように、この実施の形態のペースト塗布装置では、複数個の収納筒41,42は、制御器5の制御を受けてX軸を個別に移動できるので、X軸方向に複数個形成された塗布パターンにそれぞれ対応して、互いにX軸上を反対方向に移動して二つのペーストパターンを同時に描画することができる。
複数個の収納筒41,42が、互いにX軸上を反対方向に移動しつつペーストパターンを描画することにより、収納筒41,42の移動に伴いヘッド機構4の本体部4aに与えるX軸方向の慣性力は相殺され、その結果、その移動に伴うヘッド機構4の本体部4a、及びヘッド機構4と各Y軸移動機構81,82との連結部へ与える機械的負荷を軽減することができる。従って、ヘッド機構4の軽量化が可能となり、また機械的摩耗等による金属粉発生を抑制することができる。
また、この実施の形態のペースト塗布装置は、基板3がY軸移動テーブル7上に載置されてY軸方向に移動するのに対し、ペーストを収納した収納筒41,42もまた、Y軸移動機構81,82によるヘッド機構4の移動により、同様にY軸方向に移動可能であるので、Y軸上では互いに交差する方向に移動を行なうことができる。
従って、ペースト塗布形成時における装置全体のY軸方向への移動範囲(ストローク)を少なくとも1/2に縮小することができる。
なお、上記実施の形態では、左右一対のY軸移動機構81,82に対し、1個のヘッド機構4を組み込んだ例を示したが、複数個のヘッド機構4をY軸移動機構81,82に併設するように組み込み構成し、Y軸方向に多面取りに形成された塗布パターンに対する塗布を効率的に行なうようにすることができる。
また同時に、この実施の形態では、一つのヘッド機構4に2個の収納筒41,42を搭載させた例を説明したが、3個以上の収納筒を搭載し、X軸方向に多面取りされた基板3に対して、効率的なペースト塗布を行なうことができる。
さらにまた、この実施の形態では、Y軸移動機構81,82には送りねじ機構を、また収納筒41,42の移動にはリニアモータに採用した例を示したが、Y軸移動機構81,82にリニアモータを、また収納筒41,42の移動に送りねじ機構を採用する等、任意の移動機構を適宜採用しても同様な効果を得ることができる。
なお、図1、図2には、収納筒41,42に取りつけられる距離計は、省略して示していないが、図2に示した符号41a,42aは、収納筒41,42にそれぞれ対応して取り付けられたCCDカメラを示したものであり、これらCCDカメラ41a,42aは、基板3のアライメントマークの撮影画面を制御器5に供給し、従来と同様に、基板3に形成されたアライメントマークの撮影画面に基づくパターン認識により、ペースト塗布作業のための、基板3の位置決め操作が行なわれる。
また、この実施の形態において、Y軸移動テーブル7をY−θ移動テーブルに置き換え採用することにより、位置合わせ調整に際し、θ(旋回)方向への若干の位置合わせ調整を行ない得るようにしても良い。
以上説明のように、この実施の形態のペースト塗布装置は、制御器5の制御により、Y軸移動テーブル7、Y軸移動機構81,82及びヘッド機構4を駆動制御して、収納筒41,42に対する基板3の基準位置を補正制御するとともに、位置補正後は、収納筒41,42におけるペーストの吐出量や吐出タイミング、並びにY軸移動機構81,82、及びX軸移動機構45の1次側可動子45a,45bを予め設定されたプログラムに沿い制御するので、収納筒41,42のノズル先端から吐出されたペーストを基板3面上に塗布して、所定のペーストパターンを描画形成できる。
しかも、収納筒41,42は、X−Y方向に移動するものの、対向配置された基板3はY軸移動テーブル7に載置されてY軸方向に移動するので、ペースト塗布形成時における装置全体のY軸方向への移動範囲(ストローク)を大幅に縮小させることができる。
このように本発明によれば、ペーストを収納した収納筒側のY軸方向への移動距離は短くなり、移動機構における機械的負荷も小さくなり、摩耗等による金属粉の発生も抑制され、高品質なペーストパターン形成を実現することができる。
なお、Y軸移動テーブル7を搭載した架台1内には、電源回路等が組み込み収納されるとともに、制御器5には、モニタディスプレイ6a及びキーボード6bが接続されていて、作業員は、キーボード6bの操作により、基板3へのペースト塗布作業を調整操作することができる。
なお、実施の形態では、塗布パターンの描画中は、収納筒41,42と基板3とをY軸移動テーブル7とX軸移動機構45にて相対移動させる例で説明したが、Y軸移動テーブル7とX軸移動機構45に加え、Y軸移動機構81,82を同時に用いるようにしてもよい。この場合、Y軸方向への移動の際に、Y軸移動テーブル7とY軸移動機構81,82とを相反する方向に同時に駆動させるようにすれば、単一の移動手段にてY軸方向の移動を行なった場合に比較し、各移動装置(Y軸移動テーブル7とY軸移動機構81,82)による移動距離を短くでき、また収納筒41,42と基板3との相対移動速度が同じであれば、各移動装置の移動速度を低減させることができるので、各移動装置の機械的負荷が軽減でき、機械的負荷に起因する振動等の発生が抑制され、高精度で高速な塗布操作を実現することができる。
また、塗布パターンを閉ループ状に塗布する例で説明したが、これに限らず、一部に開口部を有する、塗布パターンで塗布するものにも適用可能である。
本発明によるペースト塗布装置の一実施の形態を示す斜視図である。 図1に示したペースト塗布装置の要部拡大平面図である。 図1に示した装置の制御系を示したブロック図である。 従来のペースト塗布装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 架台
2 X−Y移動テーブル
3 基板
4 ヘッド機構
4a 本体部
41,42 収納筒(シリンジ)
43,44 Z軸移動機構
45 X軸移動機構(リニアモータ)
45a,45b 1次側可動子
45c 2次側固定子
5 制御器
6a モニタディスプレイ
6b キーボード
7 Y軸移動テーブル
81,82 Y軸移動機構
8a サーボモータ

Claims (3)

  1. ペーストを収納した収納筒と基板とをX軸方向、Y軸方向に相対移動させつつ、前記収納筒に収納されたペーストを前記収納筒のノズルから吐出させ所定のパターンで前記基板面に塗布するペースト塗布方法において、
    前記収納筒と前記基板とのY軸方向の相対移動によって前記ペーストを前記基板面に塗布するときには、前記ノズルからペーストを吐出させつつ前記収納筒と前記基板とを互いに前記Y軸方向において反対方向に同時に移動させながら前記ペーストの塗布を行なうことを特徴とするペースト塗布方法。
  2. Y軸移動テーブルに載置された基板と、Y軸移動機構によりY軸方向に移動可能でかつX軸方向に伸延したヘッド機構の本体部にX軸方向に移動可能なペーストを収納した収納筒との相対移動により、前記収納筒のノズルから吐出されたペーストを所定のパターンで前記基板面に塗布するペースト塗布方法であって、
    前記収納筒と前記基板とのY軸方向の相対移動によって前記ペーストを前記基板面に塗布するときには、前記ノズルからペーストを吐出させつつ前記Y軸移動テーブルと前記Y軸移動機構とにより、前記基板と前記収納筒とを互いに前記Y軸方向において反対方向に同時に移動させながら前記ペーストの塗布を行なうことを特徴とするペースト塗布方法。
  3. 前記基板面に前記Y軸方向に沿って複数の塗布パターンを形成する場合に、一の塗布パターンの終端位置から次の塗布パターンの塗布開始位置へ前記収納筒を移動させるときの前記基板との前記Y軸方向での相対移動を、前記ノズルからペーストを吐出させず前記基板と前記収納筒とを前記Y軸方向において互いに反対方向に同時に移動させて行なうことを特徴とする請求項1または2記載のペースト塗布方法。
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