JP2003047899A - ペースト塗布装置 - Google Patents

ペースト塗布装置

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JP2003047899A
JP2003047899A JP2001240740A JP2001240740A JP2003047899A JP 2003047899 A JP2003047899 A JP 2003047899A JP 2001240740 A JP2001240740 A JP 2001240740A JP 2001240740 A JP2001240740 A JP 2001240740A JP 2003047899 A JP2003047899 A JP 2003047899A
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Junichi Kojima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶基板組立て等に採用されるペースト塗布
装置において、作動距離長さを狭め、装置の占有スペー
スの短縮化を図る。 【解決手段】 へッド移動機構4Hを設け、ペーストを
収納したヘッド(シリンジ4H1〜4H4)を、基板2
の一方向(矢印X方向)に移動してペースト塗布を行う
ように構成する。矢印X方向へは、基板2側ではなく、
ヘッド側を移動させて塗布作業を行うので、装置全体と
しての、その方向での占有スペースを実質上短縮でき、
省スペースの実現と、製造ラインの保守管理の容易化を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板表面にペース
トパターンを描画するペースト塗布装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネル等の製造過程では、液晶
を挟む2枚のガラス基板が貼り合わされるが、その貼り
合わせを行うために、一方のガラス基板の対向面に、接
着剤であるペーストの塗布が行われる。
【0003】図7は、ロボットにより搬送されてくるガ
ラス製の基板を受け取り、基板面にペーストを塗布描画
する従来のペースト塗布装置の構成配置図で、図8は図
7に示したペースト塗布装置の斜視図である。
【0004】すなわち、図7に示すように、供給台1上
に順次搬送供給されてくる基板2は、ロボット3に吸着
保持され、4台のペースト塗布装置41〜44の各ステ
ージ4A上に順次搬送供給される。
【0005】ロボット3は、供給台1上から基板2を受
け取り、搬送ラインである図示矢印X方向に搬送しつ
つ、その搬送ラインに向けて2台ずつ対向配置されたペ
ースト塗布装置41〜44に供給する。
【0006】このように、4台のペースト塗布装置41
〜44が、搬送ラインに向けて配列されるのは、他の工
程との間に整合性を有するスループットタイムが要求さ
れるからであり、比較的多くの操作時間を要するペース
ト塗布装置を複数台、並設稼働させることにより、ペー
スト塗布工程におけるスループットを上げ、組立て製造
全体の生産性を高めるためである。
【0007】なお、図7では、1台のペースト塗布装置
41のみの要部構成を示し、他の3台のペースト塗布装
置42〜44も同じ構成からなるので、要部構成を省略
して示している。
【0008】図示しないが、テージ4Aは、その上面部
に吸着盤と上下動(図8に示す矢印Z方向)可能な複数
個のピンとを有していて、上昇したピンがロボット3か
ら基板2を受け取って降下し、その降下した基板2を吸
着盤が吸着保持するように構成されている。
【0009】また、ステージ4Aは、X−Y−θ移動機
構4Bのθ(旋回)軸に固定され、そのθ軸はY軸4B
1に固定されて、X−Y−θ移動機構4B全体は、テー
ブル(架台)4C上に設置されている。
【0010】ステージ4Aは、基板2の受け渡し時はロ
ボット3近くに前進移動し、基板2のペースト塗布作業
時にはロボット3から離れるように後退する。
【0011】ペースト塗布作業開始に先立ち、ステージ
4Aに吸着保持された基板2は、ヘッド機構4Dとの間
で位置合わせが行われるが、基板2自体もロボット3か
らの受け渡しにより、ステージ4A上においてX−Y−
θ方向に位置ずれを生じていることが多い。従って、図
7に示したように、ヘッド機構4Dの2個のシリンジ4
D1,4D2に対応して取り付けられたCCDカメラ4
D3,4D4、あるいは別途設けられた認識カメラ等に
より、基板2のアライメントマークが撮影され、その映
像パターンに基づく補正制御により予め位置ずれ補正が
行われる。
【0012】また、ヘッド機構4Dの2個一組のシリン
ジ4D1,4D2は、ペースト塗布作業開始に先立ち、
各シリンジ4D1,4D2間の間隔が、基板2における
矢印X方向の複数の塗布パターン間隔(ピッチ)に一致
するように個々に矢印X方向に移動調整されて、位置決
め固定される。
【0013】すなわち、制御器4Eのプログラム制御に
より、基板2面にペーストパターンが形成されるが、シ
リンジ4D1,4D2の間隔は、多面取りの基板(1枚
に同一品種の基板(子基板)を複数形成した基板)2に
配列された複数枚の各子基板のX方向の配列ピッチに対
応する。
【0014】なお、図7及び図8に示したように、制御
器4Eには、モニタディスプレイ4F及びキ−ボ−ド4
Gが接続されていて、作業員は、キーボート4Gの操作
により、基板2へのペースト塗布作業を調整操作するこ
とができる。
【0015】ペースト塗布によりペーストパターンが形
成された基板2は、ロボット3側に向けて前進移動して
ロボット3に引き渡され、受け取ったロボット3は、基
板2を次の導電ペースト塗布工程等へと引き渡すべく、
図7に示した搬出台5に供給する。
【0016】図9は、縦2面×横2面の合計4面取りに
構成された基板2に対し、ヘッド機構4Dの2個のシリ
ンジ4D1,4D2、すなわちヘッドのノズル先端部が
適正に位置合わされた状態を示す平面図である。
【0017】2個のシリンジ4D1,4D2間の間隔
は、X方向に配列された子基板21,22及び23,2
4のピッチK/2に一致するように予め位置調整され、
この状態で、制御器4Eによる、シリンジ4D1,4D
2に対するペースト吐出プログラム制御と、それに同期
したX−Y−θ移動機構4Bに対するX−Y方向へのプ
ログラム移動制御とより、基板2のX方向に配列された
2枚の子基板21,22及び23,24面に所定のペー
ストパターンが効率良く形成される。
【0018】なお、以下の本発明装置の動作説明上、図
9に示すように、ヘッド機構4D自体の横幅(X)方向
の長さ寸法は、基板2を搭載したステージ4Aと同じ長
さ寸法に構成されていて、ヘッド機構4Dの中央に左右
対象に位置したシリンジ4D1,4D2(すなわち、ペ
ーストが吐出されるヘッド)は、各対応する子基板2
1,22及び23,24のX方向における中央に対応し
て位置しているものとする。
【0019】従って、図9に示した配置構成において、
制御器4EがX−Y−θ移動機構4Bを制御してペース
トパターンを形成するとき、ステージ4AはX方向には
K/2の距離を移動する。従って、図10(a)及び
(b)にそれぞれ示したように、ステージ4Aが矢印X
1、X2の左右方向に最大距離移動した状態では、図9
に示した位置状態と比較し、ステージ4AはそれぞれK
/4の長さ分に対応した距離ΔL分だけ左右(X)方向
にはみ出ることになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ペースト塗布装置は、基板2が移動して、複数個のヘッ
ドから吐出したペーストが所定のペーストパターンを形
成するとき、基板2はX−Y−θ移動機構4Bによるス
テージ4Aの駆動制御により、一方向、すなわちX方向
に左右両端側でそれぞれ距離ΔL分だけはみ出すことに
なった。
【0021】このように、ペースト塗布装置において、
機械的移動によりその作動範囲が広がると、工場内で
は、予めその分のスペースを余分に確保する必要がある
ので、図7に示したように、製造ライン方向の距離が長
くなってしまい、それだけ保守管理効率も低下したので
改善が要望されていた。
【0022】そこで、本発明は、ペースト塗布装置にお
いて、一方向でその占有距離長さが長くなるのを回避
し、省スペースと保守管理の効率化を可能としたペース
ト塗布装置を提供することを目的とする。
【0023】さらに本発明は、ヘッド自体の移動距離の
短縮化により、塗布操作速度が向上し、高効率で高精度
な塗布パターンを形成し得るペースト塗布装置を提供す
ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の課
題を解決するためになされたもので、第1の発明は、ペ
ーストを収納したヘッドと基板との間の相対移動によ
り、基板面にペーストパターンを描画するペースト塗布
装置において、前記基板を載置し、その基板を少なくと
も一方向に移動可能な基板移動機構と、前記ヘッドを搭
載し、そのヘッドを前記一方向に略直交する方向に移動
可能なへッド移動機構と、このヘッド移動機構及び前記
基板移動機構を駆動しつつ、前記ペーストを基板面に塗
布するように制御する制御手段とを具備することを特徴
とする。
【0025】また第2の発明は、上記第1の発明のペー
スト塗布装置において、ヘッド移動機構は、複数個のヘ
ッドを搭載し、制御手段は、複数個のヘッドが同期して
前記略直交する方向に移動するようにへッド移動機構を
制御するように構成されたことを特徴とする。
【0026】このように、第1及び第2の発明によれ
ば、一方向に対して、ヘッド側を基板面上を移動させて
ペーストパターンを形成するので、装置全体として、一
方向におけるはみ出し距離は小さくなり、占有スペース
を短縮することができる。
【0027】また第3の発明は、上記第1または第2の
発明のペースト塗布装置において、ヘッド移動機構は、
前記略直交する方向に移動可能なヘッドを同じくその略
直交する方向に移動可能なヘッドコラムに搭載して構成
し、制御手段は、ヘッド及びヘッドコラムをそれぞれそ
の略直交する方向に移動制御するように構成されたこと
を特徴とする。
【0028】このように、ヘッド移動機構は、一方向に
略直交する方向に移動するヘッドコラムに、ヘッドが同
じくその略直交する方向に移動できるように組み込み構
成されたので、ペースト塗布におけるヘッドの移動距離
長さをヘッドコラムの移動分とヘッド自体の移動分とに
振り分けることができ、ヘッド自体のヘッドコラムにお
ける移動距離長さを短縮できる。すなわち、ヘッドの移
動距離の短縮は、塗布作業のスピードアップにつながり
スループットタイムの向上が可能である。
【0029】従って、この第3の発明によれば、第1及
び第2の発明の効果に加えて、高効率で高精度なペース
ト塗布を実現することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるペースト塗布
装置の一実施の形態を図1ないし図6を参照して詳細に
説明する。なお、図7ないし図10に示した従来のペー
スト塗布装置と同一構成には同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
【0031】図1は、搬送ロボットにより搬送されてく
るガラス製の基板を受け取り、基板面にペーストを塗布
描画する第1の実施の形態のペースト塗布装置を複数台
配置した構成図で、図2は図1に示したペースト塗布装
置の斜視図である。
【0032】すなわち、図1に示すように、供給台1上
に順次搬送供給されてくる基板2は、搬送ロボット3の
アーム3aに吸着保持され、θ(旋回)方向への回転及
び搬送ライン(矢印X)方向への移動により、4台のペ
ースト塗布装置41〜44に順次搬送供給される。
【0033】各ペースト塗布装置41〜44は、基板2
を受取り載置するステージ4Aとヘッド移動機構4Hと
を備えている。
【0034】ステージ4Aは、Y−θ移動機構4Jのθ
軸に固定され、θ軸はY−θ移動機構4JのY軸4J1
に設けられているので、制御器4EによるY軸4J1の
制御により、塗布作業を間に挟んで、基板2の受け渡し
位置までのロボット3側に向けた前進移動と、搬送ロボ
ット3から離れて、塗布作業位置までの後退移動とを行
う。
【0035】またステージ4Aは、基板2を搬送ロボッ
ト3から受け取る際には、従来と同様に、基板2を複数
個のピン上に載置した後降下し、その降下した基板2を
吸着盤が吸着保持し、反対に、基板2を搬送ロボット3
に受け渡す際には、その逆の動作を行う。
【0036】図2にも示すように、ステージ4Aは、Y
−θ移動機構4Jに搭載されていて、そのY−θ移動機
構4Jはヘッド移動機構4Hとともにテーブル(架台)
4C上に設置されている。
【0037】ステージ4A上に載置された基板2は、Y
−θ移動機構4Jの作動により、矢印Y方向、及びθ
(旋回)方向にその位置や向きを変えることができる。
【0038】ヘッド移動機構4Hは、一組のシリンジ4
H1,4H2が組み込まれたヘッドコラム4HAと、ボ
ールねじ機構等によりヘッドコラム4HAを一方向であ
る矢印X方向(すなわち、基板2の搬送ライン方向)に
移動自在なガイド部4HBとで構成され、これらは制御
器4Eにより駆動制御される。
【0039】ヘッドコラム4HAに組み込まれ、接着剤
等のペーストを収納した一組のシリンジ4H1,4H2
も、サーボモータ等の駆動により、個々に移動して、矢
印X方向での両者間の間隔を調整して、多面取りされた
基板2の矢印X方向の配列ピッチに一致するよう位置決
めされる。
【0040】上記構成により、制御器4Eは、Y−θ移
動機構4Jによる基板2のX方向とは直交するY方向へ
の移動、及びヘッド移動機構4Hのガイド部4HBにお
けるヘッドコラム4HAのX方向への移動制御、並びに
各シリンジ4H1,4H2におけるペースト吐出動作を
プログラム制御により駆動し、ノズルヘッドを移動させ
つつ基板2面に所定のペーストパターンを形成する。
【0041】ペースト塗布を終了した基板2は、搬送ロ
ボット3を介して、次の導電ペースト塗布工程等へ引き
渡されるべく搬出台5に搬送供給される。
【0042】図3は、従来の図10(a)に対応した平
面図で、この第1の実施の形態のペースト塗布装置にお
いて、制御器4Eの制御により、ヘッドコラム4HAが
矢印X1(図示左)方向に移動して、各シリンジ4H
1,4H2のヘッドがそれぞれ対応する子基板21,2
2及び23,24の最左端のペースト塗布位置に位置し
た状態を示したものである。
【0043】すなわち図3において、シリンジ4H1,
4H2は、ヘッドコラム4HAにおいて基板21〜24
のX方向(基板2の搬送ライン方向)の配列ピッチK/
2に位置決めされ、ヘッドコラム4HAはガイド部4H
Bに沿い矢印X1方向に移動する。
【0044】この状態において、図8及び図9のヘッド
機構4Dと同様に、ヘッド移動機構4Hのガイド部4H
B自体のX方向の長さ(幅)は、ステージ4AのX方向
の幅Sに対応するように構成され、またシリンジ4H
1,4H2自体のX方向の幅は、各子基板21〜24の
X方向の幅よりも十分狭いので、各シリンジ4H1,4
H2のヘッドがそれぞれ対応する子基板21,22及び
23,24の最左端に位置しても、ステージ4Aからは
み出すことはないか、あるいははみ出したとしてもその
距離は極めて短いものとなる。
【0045】すなわち、一方向のX方向に移動するヘッ
ドコラム4HA(あるいはシリンジ4H1)が、その移
動によりX方向には固定された状態のステージ4Aから
はみ出すことになるか否か、またはみ出すとすれば、そ
の長さ(距離)がどの程度になるかは、図3に示した位
置状態で、シリンジ4H1の中心位置からヘッドコラム
4HA(あるいは、ガイド部4HB)の左端までの距離
Δhの長さと、子基板21の左端からステージ4Aの左
端までの距離Δkとの差(Δh−Δk)によって異な
る。
【0046】しかしながら、ヘッド移動機構4Hにおけ
るガイド部4HBのX方向の長さはステージ4Aの長さ
Sよりも短くでき、またヘッドコラム4HAのX方向の
長さ寸法(幅)は、基板2の配列ピッチの長さ寸法K/
2にほぼ対応した長さとすることができ、さらにシリン
ジ4H1(及び4H2)の同じくX方向の長さ寸法
(幅)は、ステージ4Aと基板2のX方向の長さの差
(S−K)以下か、あるいは同程度とすることができ
る。
【0047】従って、図3に示したように、シリンジ4
H1の最左端位置での、その中心、すなわちヘッドのノ
ズル位置からヘッドコラム4HAの左端までの距離Δh
は短く、ペースト塗布装置41〜44として、その機械
的作動において、実質上はみ出る長さを、零ないしは極
く短いものとすることができる。
【0048】図3は、ヘッドコラム4HAが図示左端に
位置した状態を示したものであるが、図示は省略する
が、ヘッドコラム4HAが図示右端に位置した状態で
も、丁度対称位置関係になり、同様にはみ出し距離は零
ないしは極く短いものとすることができる。
【0049】このように、本発明のペースト塗布装置
は、X方向にヘッド側が移動することより、ペースト塗
布装置自体におけるX方向への機械的な作動範囲を実質
上抑制できることに着目してなされたものである。
【0050】なお、上記説明において、基板2を載置し
たステージ4AはY−θ移動機構4Jに組み込まれてい
て、基板2はY−θ方向のみ移動するように説明した
が、勿論、ヘッド移動機構4Hによりヘッド位置をX方
向に移動制御できれば、Y−θ移動機構4Jに代えて、
従来と同様に、X−Y−θ移動機構4Bを採用し、その
とき、X方向には位置固定した状態で、単にY−θ方向
にのみ移動させるようにして使用することができる。
【0051】また、上記第1の実施の形態では、基板2
は4面取りとなっている例を説明し、ヘッドコラム4H
Aには2個のシリンジ4H1,4H2が組み込まれたも
のとして説明したが、縦4枚×横4枚の16面取りの基
板では、4個のシリンジをヘッドコラム4HAに組み込
み採用される。
【0052】すなわち、図4は、この発明の第2の実施
の形態のペースト塗布装置において、ヘッドコラム4H
Aと基板2との位置関係を図3に対応して示した平面図
で、ヘッドコラム4HAが矢印X1方向に移動し、各シ
リンジ4H1〜4H4のヘッドがそれぞれ対応する基板
21〜24の図示左端のペースト塗布パターン位置に位
置した状態を示したものである。
【0053】図4に示した第2の実施の形態では、シリ
ンジ4H1〜4H4は、ヘッドコラム4HAにおいて1
6枚の子基板21〜216のX方向(基板2の搬送ライ
ン方向)の配列ピッチK/4に位置決めされ、ヘッドコ
ラム4HAはガイド部4HBに沿い矢印X方向に移動す
るが、図3に示した第1実施の形態と同様に、左端位置
でのシリンジ4H1の中心であるヘッドのノズル位置か
らヘッドコラム4HAの左端までの距離Δhは短く、ペ
ースト塗布の機械的作動において、左右両端において、
一方向(X方向)に実質上はみ出る長さを、零ないしは
極く短くすることができる。
【0054】なお、図4に示した第2の実施の形態で
は、4個のシリンジ4H1〜4H4がヘッドコラム4H
Aに組み込まれ、16面取りの基板2に対応するように
構成されたものであるが、4個のシリンジ4H1〜4H
4をヘッドコラム4HAを介することなく、ガイド部4
HBに直接組み込むようにしてヘッド移動機構4Hを構
成することができる。
【0055】また、そのとき、その4個のシリンジ4H
1〜4H4を16面取りよりも少ない、図3に示した4
面取りの基板2に対応させてペースト塗布を行うように
構成することもできる。
【0056】すなわち、図5は、4個のシリンジ4H1
〜4H4が4面取りの基板2に対応させたこの発明の第
3の実施の形態を説明する平面図で、4個の個々のシリ
ンジ4H1〜4H4が、直接、ガイド部4HBに組み込
まれ、制御器4Eの制御駆動により塗布を行うように構
成されている。
【0057】すなわち、図5(a)及び(b)に示すよ
うに、4個のシリンジ4H1〜4H4のうち両端のシリ
ンジ4H1,4H4が、X方向における基板2の配列ピ
ッチに対応して位置決めされ、制御器4Eによるプログ
ラム制御により同期したX方向への移動制御により、そ
れぞれ対応する子基板へのパターン形成が行うものであ
る。
【0058】図5(a)は、4個のシリンジ4H1〜4
H4が一方向である矢印X1方向に移動して、シリンジ
4H1,4H4がそれぞれ子基板21,22あるいは2
3,24の左端部を塗布する状態を、また図5(b)は
反対に、シリンジ4H1〜4H4が矢印X2方向に移動
して、子基板21,22あるいは23,24の右端部を
塗布する状態を示している。
【0059】図5からも明らかなように、第1及び第2
の実施の形態と同様に、ペースト塗布作業によるX方向
(一方向)へのはみ出し移動長さを零もしくは極く短く
でき、搬送ライン方向での装置の占有スペースを短縮す
ることができる。
【0060】なお、図5において、ペース塗布に寄与し
ない中間の2個のシリンジ4H2,4H3は、他のシリ
ンジ4H1,4H4の動作に干渉しないように、制御器
4Eにより同期した移動制御が行われる。
【0061】また、詳細な機構構造は省略したが、ヘッ
ド移動機構4Hにはいわゆる周知のボールねじ機構を採
用し、各シリンジ4H1〜4H4や、第1及び第2の実
施の形態におけるヘッドコラム4HAをそのボールねじ
に組み込み、制御器4Eによるサーボモータの駆動制御
によりボールねじが回転し、X方向に移動自在となるよ
うに構成することができる。
【0062】また、第1ないし第3の実施の形態では、
いずれも複数個のヘッドすなわちシリンジが設けられ、
制御器4Eの制御により、一方向のX方向に移動してペ
ーストパターンを形成するように説明したが、ヘッドが
1個のみヘッド移動機構4Hに組み込まれ、その1個の
ヘッドのみが第3の実施の形態で説明したように、ガイ
ド部4HBに組み込むように構成しても、同様な機能及
び効果を得ることができる。
【0063】上記第1ないし第3の実施の形態では、シ
リンジ4H1,4H2(あるいは4H1〜4H4)を搭
載したヘッドコラム4HAが、あるいは各シリンジ4H
1〜4H4自体が一方向(X方向)に必要な距離移動に
よりペースト塗布が行われるように説明したが、ヘッド
移動機構4Hを、一方向に移動しつつ塗布可能なヘッド
を同じく一方向に移動可能なヘッドコラムに組み込むよ
うにも構成することができる。
【0064】すなわち、一方向(X方向)に移動可能な
ヘッドコラムに、そのヘッドコラム上で同じくその一方
向(X方向)に移動可能にヘッドを組み込み構成した本
発明のペースト塗布装置の第4の実施の形態を図6を参
照して説明する。
【0065】図6(a)に示すように、2個のヘッドす
なわちシリンジ4H1,4H2がヘッドコラム4HAに
対し、一方向であるX方向に移動可能に組み込まれ、ヘ
ッドコラム4HA自体も、ガイド部4HBに組み込まれ
て同じくX方向に移動して、制御器4Eによる双方の制
御駆動によりペースト塗布が行われるように構成されて
いる。
【0066】図6(a)は、ヘッドコラム4HA及び2
個のシリンジ4H1,4H2が基板2の中央に対向位置
した状態を示したものであるが、制御器4Eのプログラ
ム制御により、各シリンジ4H1,4H2がその中央位
置から移動して、対応する各子基板21,23及び2
2,24の左端に位置するとき、ヘッドコラム4HAは
ガイド部4HBに案内されて一方向である矢印X1方向
に、それと同時にシリンジ(ヘッドノズル)4H1,4
H2も、ヘッドコラム4HAに案内されて同じく一方向
である矢印X3方向に移動する。
【0067】図6(b)は、各シリンジ4H1,4H2
が、対応する各子基板21,23及び22,24の左端
に対応位置した状態を示しており、破線で示した図6
(a)のときと比較し、ヘッドコラム4HAはΔ4H
A、各シリンジ4H1,4H2は、ヘッドコラム4HA
上をΔ4H1移動したことを示している。
【0068】すなわち、各シリンジ4H1,4H2は、
図6(a)の位置から図6(b)の位置に位置移動する
距離は、K/4の長さになるが、その長さK/4は(Δ
4HA+Δ4H1)の長さであり、各シリンジ4H1,
4H2は、実際にはヘッドコラム4HA上をΔ4H1の
距離だけ移動していることを意味する。
【0069】このように、ヘッド移動機構4Hを、一方
向(X方向)に移動可能なシリンジ4H1,4H2を同
じ一方向(X方向)に向け移動するヘッドコラム4HA
に組み込み構成したので、基板2面に対して移動するヘ
ッドの距離長さ分を、ヘッドすなわちシリンジ4H1,
4H2の移動距離長さとヘッドコラムの移動距離長さに
振り分けられ、ペーストを収納したヘッド自体のヘッド
コラム4HAにおける移動距離を短縮させることができ
る。
【0070】すなわち、基板2面に対するヘッド(シリ
ンジ4H1,4H2)の移動速度Vは、ヘッドコラム4
HAの移動速度V1とそのヘッドコラム4HAに対する
シリンジ4H1,4H2の移動速度V2との合成速度
(V1+V2)であり、シリンジ4H1,4H2の移動
速度を小さくすることができる。
【0071】換言すれば、シリンジ4H1,4H2の移
動速度に変化がなければ、所定距離を短時間で移動し、
塗布作業の高速化を実現することができる。
【0072】なお、この第4の実施の形態においても、
ヘッドコラム4HAやシリンジ4H1,4H2の一方向
(X方向)の移動にはボールねじ機構を採用し、制御器
4Eによるサーボモータの駆動制御により移動制御でき
るように構成できる。また、上記説明では2個のシリン
ジ4H1,4H2すなわちヘッドがヘッドコラムに組み
込まれるように説明したが、個数は1個あるいは3個以
上でも適宜選択して組み込むことができることはいうま
でもない。
【0073】以上説明のように、本発明のペースト塗布
装置によれば、少なくとも一方向(X方向)に、ペース
トを収納したシリンジ、すなわちノズルヘッドを移動さ
せつつペーストパターンを形成するので、たとえば基板
搬送ライン方向での作動距離長さを短縮させることがで
き、工場内における製造ラインの省スペース化を実現す
ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、第1及び第2の発
明のペースト塗布装置によれば、基板の一方向に占める
長さの短縮化により、工場内における省スペース等を達
成でき、実用に際し得られる効果大である。
【0075】また、第3の発明によれば、ヘッド自体の
移動距離長さを実質上短くできるので、第1及び第2の
発明の効果に加えて、塗布操作の高速化を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるペースト塗布装置の第1の実施の
形態を採用したペースト塗布工程の配置図である。
【図2】図1に示したペースト塗布装置の要部斜視図で
ある。
【図3】図2に示した装置の動作を説明する要部平面図
である。
【図4】本発明によるペースト塗布装置の第2の実施の
形態の動作を説明する要部平面図である。
【図5】本発明によるペースト塗布装置の第3の実施の
形態の動作を説明する要部平面図である。
【図6】本発明によるペースト塗布装置の第4の実施の
形態の動作を説明する要部平面図である。
【図7】従来のペースト塗布装置を採用したペースト塗
布工程の配置図である。
【図8】図7に示したペースト塗布装置の要部斜視図で
ある。
【図9】図7に示した装置の基板とヘッド機構との位置
関係を示す要部平面図である。
【図10】図7に示した装置の動作を説明する要部平面
図である。
【符号の説明】
1 供給台 2 基板 21〜216 子基板 3 搬送ロボット 41〜44 ペースト塗布装置 4A ステージ 4B X−Y−θ移動機構 4C テーブル 4D ヘッド機構 4D1,4D2 シリンジ(ヘッド) 4E 制御器 4H ヘッド移動機構 4HA ヘッドコラム 4HB ガイド部 4H1〜4H4 シリンジ(ヘッド) 4J Y−θ移動機構(基板移動機構) 5 搬出台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペーストを収納したヘッドと基板との間
    の相対移動により、基板面にペーストパターンを描画す
    るペースト塗布装置において、 前記基板を載置し、その基板を少なくとも一方向に移動
    可能な基板移動機構と、 前記ヘッドを搭載し、そのヘッドを前記一方向に略直交
    する方向に移動可能なへッド移動機構と、 このヘッド移動機構及び前記基板移動機構を駆動しつ
    つ、前記ペーストを基板面に塗布するように制御する制
    御手段とを具備することを特徴とするペースト塗布装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッド移動機構は、複数個の前記ヘ
    ッドを搭載し、 前記制御手段は、前記複数個のヘッドが同期して前記略
    直交する方向に移動するように前記へッド移動機構を制
    御するように構成されたことを特徴とする請求項1記載
    のペースト塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド移動機構は、前記略直交する
    方向に移動可能な前記ヘッドを同じく前記略直交する方
    向に移動可能なヘッドコラムに搭載して構成し、 前記制御手段は、前記ヘッド及び前記ヘッドコラムをそ
    れぞれ前記略直交する方向に移動制御するように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1または2に記載のペース
    ト塗布装置。
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