JP4478194B2 - 配合計画作成装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明の配合計画作成方法は、複数種の配合原材料を山元より輸送して入荷して混合する配合計画を作成する際に、少なくとも一部の該配合原材料を輸送する船舶が決定されていない場合に配合計画を作成する配合計画作成方法であって、データ取込み手段により、配船計画による入荷量を含む配合原材料の入荷予定、配合原材料の在庫状況、配合原材料の性状、配合原材料の単価を表す購入費用情報、船舶を利用する際の輸送費用情報を含むデータを取込むステップと、モデル構築手段により、配合原材料の需給バランス制約を表す数式モデル、及び、混合後の性状制約を表す数式モデルを構築するステップと、前記配船計画の項目である、配合原材料を積載する港である積港、積銘柄、積量、配合原材料を荷揚げする港である揚港、揚銘柄、揚量のうち固定化されていて変更できないものを抽出する抽出ステップと、最適化計算手段により、前記構築された数式モデルを用いて、配合原材料の購入費用及び、前記該配合原材料を輸送する船舶が決定されている場合には正確な輸送費用に関して、また、該船舶が決定されていない場合には概算の輸送費用に関して構築された目的関数に基づいて最適化計算を行い、配合原材料の需給状態及び混合後の性状を計算するシミュレータに対する指示を算出するステップと、出力手段により、前記シミュレータによるシミュレーション結果である配合計画を出力するステップとを有し、前記データを取込むステップにより取込む輸送費用情報には正確な輸送費用である船舶別・積港別・揚港別フレートの情報と、概算の輸送費用である銘柄別・揚港別見做しフレートの情報とが含まれており、前記抽出ステップにより抽出された固定化されている項目に、少なくとも積港、積銘柄、積量、揚港が含まれている場合、即ち、前記該配合原材料を輸送する船舶が決定されている場合は、前記最適化計算手段において前記船舶別・積港別・揚港別フレートを用い、積港、積銘柄、積量、揚港のいずれかが含まれていない場合、即ち、該船舶が決定されていない場合は、前記銘柄別・揚港別見做しフレートを用いることが決定されることを特徴とする。
本発明のプログラムは、複数種の配合原材料を山元より輸送して入荷して混合する配合計画を作成する際に、少なくとも一部の該配合原材料を輸送する船舶が決定されていない場合に配合計画を作成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、配合原材料の需給状態及び混合後の性状を計算するシミュレータと、配船計画による入荷量を含む配合原材料の入荷予定、配合原材料の在庫状況、配合原材料の性状、配合原材料の単価を表す購入費用情報、船舶を利用する際の輸送費用情報を含むデータを取込むデータ取込み手段と、配合原材料の需給バランス制約を表す数式モデル、及び、混合後の性状制約を表す数式モデルを構築するモデル構築手段と、前記配船計画の項目である、配合原材料を積載する港である積港、積銘柄、積量、配合原材料を荷揚げする港である揚港、揚銘柄、揚量のうち固定化されていて変更できないものを抽出する抽出手段と、前記モデル構築手段により構築された数式モデルを用いて、配合原材料の購入費用及び、前記該配合原材料を輸送する船舶が決定されている場合には正確な輸送費用に関して、また、該船舶が決定されていない場合には概算の輸送費用に関して構築された目的関数に基づいて最適化計算を行い、前記シミュレータに対する指示を算出する最適化計算手段と、前記シミュレータによるシミュレーション結果である配合計画を出力する出力手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記データ取込み手段により取込む輸送費用情報には正確な輸送費用である船舶別・積港別・揚港別フレートの情報と、概算の輸送費用である銘柄別・揚港別見做しフレートの情報とが含まれており、前記抽出手段により抽出された固定化されている項目に、少なくとも積港、積銘柄、積量、揚港が含まれている場合、即ち、前記該配合原材料を輸送する船舶が決定されている場合は、前記最適化計算手段において前記船舶別・積港別・揚港別フレートを用い、積港、積銘柄、積量、揚港のいずれかが含まれていない場合、即ち、該船舶が決定されていない場合は、前記銘柄別・揚港別見做しフレートを用いることが決定されることを特徴とする。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る配合計画作成装置を含むシステム構成例を示す図である。図1に示すように、配合計画作成装置100は、配合計画を作成するに際して、配合計画を立案する上で必要となる計画作成期間、配船計画による入荷量を含む配合原材料の入荷予定、配合原材料の在庫状況、配合原材料の性状、配合原材料の単価を表す購入費用情報、船舶を利用する際の輸送費用情報を含む制約条件、前提条件のデータを操業者が設定する或いはプロセスコンピュータ(プロコン)105又はビジネスコンピュータ(ビジコン)106から取込む。
本処理に必要な情報(配船計画による入荷量を含む配合原材料の入荷予定、配合原材料の在庫状況、配合原材料の性状、配合原材料の単価を表す購入費用情報、船舶を利用する際の輸送費用情報等)をオンラインにて読み込み、必要に応じて操業者が修正を加える。
配合計画を作成する期間を設定する。この作成期間は立案者の必要に応じて任意の期間を設定可能とする。ここでは、一例として10日間分を立案する。
配合計画を作成する時間精度並びにシミュレーション精度を設定する。この時間精度並びにシミュレーション精度は立案者の必要に応じて個別に任意の精度を設定可能とする。例えば立案の細かな精度を必要とする計画作成期間の前半では精度を細かくし、粗い計画で十分な計画作成期間の後半では精度を粗くすることで、十分な精度と短時間での効率的な計画作成が可能になる。
配合計画を作成する最適化期間を設定する。この最適化期間は立案者の必要に応じて個別に任意の対象期間を設定可能とする。ここでは、一例として計画作成期間を通して最適化期間は3日間とする。
配合計画を確定する計画確定期間を設定する。この計画確定期間は立案者の必要に応じて個別に任意の期間を設定可能とする。例えば立案の細かな精度を必要とする計画作成期間の前半では計画確定期間を短くし、粗い計画で十分な計画作成期間の後半では計画確定期間を長くすることで、十分な精度と短時間での効率的な計画作成が可能になる。ここでは、一例として、計画確定期間を1日に設定する。この場合は、数式モデルに対する解に基づいてシミュレートした結果得られる配合計画に対しては計画作成期間を通して最初の1日分を確定する。
入力データ取込み部301により取込まれたデータの全部又は一部に基づいて、設定した最適化期間分を設定した時間精度で需給バランス制約を数式モデルに定式化する。
入力データ取込み部301により取込まれたデータの全部又は一部に基づいて、設定した最適化期間分を設定した時間精度で性状制約を数式モデルに定式化する。例えば、鉄鉱石の配合計画を作成する場合、性状としては鉄分、SiO2、Al2O3、SiO2等、石炭の配合計画を作成する場合、性状としてはCSR(熱間反応後強度)、DI(コークス強度)、VM(揮発分)、膨張圧等があり、これら性状が要求される性状制約を満たす必要がある。混合後の性状モデルの一例を(式12)に示す。なお、(式12)では下限値Sを有する例を示すが、上限値を有する場合、上限値及び下限値の両方を有する場合もありうる。
f(xA、xB、xC、・・・、xN)≧S・・・(式12)
xA〜xN:配合原材料(銘柄)A〜Nの配合割合
S:下限値(定数)
f(xA、xB、xC、・・・、xN)
=WA×XA+WB×XB+・・・+WN×XN・・・(式13)
WA〜WN:銘柄毎の銘柄iに含まれる当該成分に対する性状
例えば、SiO2に関して、銘柄Aの配合割合が40%、SiO2成分が1%、銘柄Aの配合割合が60%、SiO2成分が2%で混合した場合、混合後のSiO2成分に対する性状は、1×0.4+2×0.6=1.6%となる。
f(xA、xB、xC、・・・、xN)≧f´(xA、xB、xC、・・・、xN)・・・(式14)
加重平均所=Σ[配合割合(=使用量(所、銘柄)/使用量合計(所))×単一銘柄100%時性状銘柄]・・・(式15)
f´(90、0、10、・・・、0)
=0.9×f(100、0、・・・、0)+0.1×f(0、0、100、・・・0)
f´(xA、xB、xC、・・・、xN)≧S´・・・(式12)´
図8に示すように、配船計画の項目である積港、積銘柄、積量、揚港、揚銘柄、揚量のうち固定化されているもの、すなわち変更できないものを抽出する。「積港、積銘柄、積量、揚港」、「積港、積銘柄、積量、揚港、揚銘柄」、「積港、積銘柄、積量、揚港、揚銘柄、揚量」が固定化されている場合は、船舶別・積港別・揚港別フレート(図7を参照)を用いる。つまり、船舶の輸送費用は、揚港まで決定された(固定化された)時点で、フレートが決定するため、上記3パターンに関しては、船舶別・積港別・揚港別フレートを用いることで、原材料を積載する船舶が決定されている場合には、正確な輸送費用計算を可能とする。
上記構築された線形及び整数制約式でなる需給バランスモデル、性状モデルを併せて配合計画数式モデルとし、予め設定した目的関数に基づきLP(線形計画法)、MIP(混合整数計画法)、QP(2次計画法)等の数理計画法により最適化問題として問題を解くことにより、最適な使用量、入荷量を計算する。
(式12)´を用いた最適化計算による求解結果が、非線形の数式を含む数式モデルf(xA、xB、xC、・・・、xN)≧Sを満たすか否かを判定する。その結果、非線形の数式を含む数式モデルf(xA、xB、xC、・・・、xN)≧Sを満たせば、該求解結果を、後述する性状シミュレーション部312に対する計算指示としてシミュレーションを実行させる。非線形の数式を含む数式モデルf(xA、xB、xC、・・・、xN)≧Sを満たさなければ、線形の数式を含む数式モデルf´(xA、xB、xC、・・・、xN)≧S´を調整する(図4のステップS411)。具体的には、仮下限値S´を微増させる。
上記配合計画数式モデルに対する解、及び、入力データ取込み部301により取込まれたデータの全部又は一部に基づいて、対象となる配合の全部或いは一部を、設定した計画確定期間分について、設定した計画作成精度でシミュレーションを実行する。このシミュレーションでは、配合計画数式モデルには組込むことができなかった制約条件、操業のルール等も組み込んでシミュレートすることで、配合計画数式モデルに対する求解結果として出された解を実操業で問題なく使用可能な配合計画に変更する。これにより、実操業で求められる時間精度と、実操業に求められる細かな制約まで考慮した配合計画の立案が可能となる。
上記配合計画数式モデルに対する解、在庫推移シミュレータ311によりシミュレーションされた在庫推移、及び、入力データ取込み部301により取込まれたデータの全部或いは一部に基づいて、対象となる配合の全部或いは一部を、設定した計画確定期間分について、設定した計画作成精度で性状をシミュレートして、配合原材料の混合後の性状結果を得る。このシミュレーションでは、配合計画数式モデルには組み込むことができなかった制約条件、操業のルール等も組み込んでシミュレートすることで、配合計画数式モデルに対する求解結果として出された解を実操業で問題なく使用可能な配合計画に変更する。これにより、実操業で求められる時間精度と、実操業に求められる細かな制約まで考慮した配合計画の立案が可能となる。
上記在庫推移シミュレーション、性状シミュレーションにより導き出された配合計画のうちで設定した計画確定期間分を確定する。図10に示すように、本実施形態では計画確定期間を1日と設定しているので、作成した配合計画の最初の1日分を確定する。作成した配合計画のうちで上記計画確定期間に入らなかった部分については、その計画は確定せずに破棄する。
その時点までに確定した計画確定期間が予め設定した計画作成期間分を確定したかを判断する。本実施形態では、計画作成期間が10日間であるので第10ループで計画を確定した時点で計画確定期間分の計画が確定する。このため第10ループで計画を確定終了した時点で10日分の配合計画を作成して、処理を終了する。
確定した計画確定期間が予め設定した計画作成期間分を確定していない場合、上記配合計画のうちで確定した配合計画期間直後の日時を新たな立案開始日として設定する。本実施形態では、図10に示すように、第1ループでは当初1日目0時であった立案開始日を2日目0時に、第2ループでは当初2日目0時であった立案開始日を3日目0時に更新する。
以上のようにして作成した配合計画は、出力部316により、表示部103に画面表示されたり、不図示の外部機器にデータ送信されたりする。
図11に示すように、配合計画は一定の期間(例えば旬)毎に作成される。また、複数の性状α、βについて性状モデルが非線形となることがある。なお、図11において、○は性状制約を満たしている((式12)が成立している)ことを、×は性状制約を満たしていないことを意味する。すなわち、図11の例では、性状αについて複数旬(4月上旬及び下旬)で性状違反が発生しており、同様に性状βについて複数旬(4月上旬及び下旬)で性状違反が発生している。
上記第1の実施形態では、図9のステップS903で仮下限値S´を微増(或いは仮上限値を微減)させた後、再度ステップS901の処理を実行すると説明した。この場合に、収束計算で変化のない数式モデル、具体的には上述した需給バランスモデルや元々線形の性状モデルは保持しておく。そして、仮下限値を微増(或いは仮上限値を微減)させて再度ステップS901の処理を実行する場合に、収束計算で変化のある数式モデル、具体的には仮下限値を微増させた(或いは仮上限値を微減させた)数式モデルのみ変更するような仕組とすることにより、高速化を図ることができる。
配合計画(例えば使用量(配合割合))として、年次計画、期計画、月次計画といった長期間の計画を立案することが多い。このように長期の配合計画を予め作成し、その配合計画を基準の配合計画とし、本発明を適用した配合計画作成手法により作成したより短期の配合計画が、基準となる配合計画から大きくかけ離れないようにすることも重要となる。
J´=Σ(|基準配合割合(銘柄)−配合割合(銘柄、日)|)→最小化・・・(式18)
基準配合割合:基準となる配合計画における配合割合
103 表示部
104 操業者評価部
105 プロセスコンピュータ
106 ビジネスコンピュータ
202 性状シミュレータ
203 需給バランスモデル構築部
204 性状モデル構築部
205 計画部
301 入力データ取込み部
302 計画作成期間設定部
303 時間精度設定部
304 最適化期間設定部
305 計画確定期間設定部
306 需給バランスモデル構築部
307 性状モデル構築部
307a 線形化部
308 固定化抽出処理部
309 配合計画求解部
310 求解結果判定部
311 在庫推移シミュレータ
312 性状シミュレータ
313 確定部
314 判定部
315 更新部
316 出力部
Claims (4)
- 複数種の配合原材料を山元より輸送して入荷して混合する配合計画を作成する際に、少なくとも一部の該配合原材料を輸送する船舶が決定されていない場合に配合計画を作成する配合計画作成装置であって、
配合原材料の需給状態及び混合後の性状を計算するシミュレータと、
配船計画による入荷量を含む配合原材料の入荷予定、配合原材料の在庫状況、配合原材料の性状、配合原材料の単価を表す購入費用情報、船舶を利用する際の輸送費用情報を含むデータを取込むデータ取込み手段と、
配合原材料の需給バランス制約を表す数式モデル、及び、混合後の性状制約を表す数式モデルを構築するモデル構築手段と、
前記配船計画の項目である、配合原材料を積載する港である積港、積銘柄、積量、配合原材料を荷揚げする港である揚港、揚銘柄、揚量のうち固定化されていて変更できないものを抽出する抽出手段と、
前記モデル構築手段により構築された数式モデルを用いて、配合原材料の購入費用及び、前記該配合原材料を輸送する船舶が決定されている場合には正確な輸送費用に関して、また、該船舶が決定されていない場合には概算の輸送費用に関して構築された目的関数に基づいて最適化計算を行い、前記シミュレータに対する指示を算出する最適化計算手段と、
前記シミュレータによるシミュレーション結果である配合計画を出力する出力手段とを備え、
前記データ取込み手段により取込む輸送費用情報には正確な輸送費用である船舶別・積港別・揚港別フレートの情報と、概算の輸送費用である銘柄別・揚港別見做しフレートの情報とが含まれており、
前記抽出手段により抽出された固定化されている項目に、少なくとも積港、積銘柄、積量、揚港が含まれている場合、即ち、前記該配合原材料を輸送する船舶が決定されている場合は、前記最適化計算手段において前記船舶別・積港別・揚港別フレートを用い、積港、積銘柄、積量、揚港のいずれかが含まれていない場合、即ち、該船舶が決定されていない場合は、前記銘柄別・揚港別見做しフレートを用いることが決定されることを特徴とする配合計画作成装置。 - 前記最適化計算手段では、前記配合原材料の購入費用及び輸送費用に関して構築された目的関数に加え、予め作成された基準となる配合計画とかけ離れないようにすることに関して構築された目的関数に基づいて最適化計算を行うことを特徴とする請求項1に記載の配合計画作成装置。
- 複数種の配合原材料を山元より輸送して入荷して混合する配合計画を作成する際に、少なくとも一部の該配合原材料を輸送する船舶が決定されていない場合に配合計画を作成する配合計画作成方法であって、
データ取込み手段により、配船計画による入荷量を含む配合原材料の入荷予定、配合原材料の在庫状況、配合原材料の性状、配合原材料の単価を表す購入費用情報、船舶を利用する際の輸送費用情報を含むデータを取込むステップと、
モデル構築手段により、配合原材料の需給バランス制約を表す数式モデル、及び、混合後の性状制約を表す数式モデルを構築するステップと、
前記配船計画の項目である、配合原材料を積載する港である積港、積銘柄、積量、配合原材料を荷揚げする港である揚港、揚銘柄、揚量のうち固定化されていて変更できないものを抽出する抽出ステップと、
最適化計算手段により、前記構築された数式モデルを用いて、配合原材料の購入費用及び、前記該配合原材料を輸送する船舶が決定されている場合には正確な輸送費用に関して、また、該船舶が決定されていない場合には概算の輸送費用に関して構築された目的関数に基づいて最適化計算を行い、配合原材料の需給状態及び混合後の性状を計算するシミュレータに対する指示を算出するステップと、
出力手段により、前記シミュレータによるシミュレーション結果である配合計画を出力するステップとを有し、
前記データを取込むステップにより取込む輸送費用情報には正確な輸送費用である船舶別・積港別・揚港別フレートの情報と、概算の輸送費用である銘柄別・揚港別見做しフレートの情報とが含まれており、
前記抽出ステップにより抽出された固定化されている項目に、少なくとも積港、積銘柄、積量、揚港が含まれている場合、即ち、前記該配合原材料を輸送する船舶が決定されている場合は、前記最適化計算手段において前記船舶別・積港別・揚港別フレートを用い、積港、積銘柄、積量、揚港のいずれかが含まれていない場合、即ち、該船舶が決定されていない場合は、前記銘柄別・揚港別見做しフレートを用いることが決定されることを特徴とする配合計画作成方法。 - 複数種の配合原材料を山元より輸送して入荷して混合する配合計画を作成する際に、少なくとも一部の該配合原材料を輸送する船舶が決定されていない場合に配合計画を作成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
配合原材料の需給状態及び混合後の性状を計算するシミュレータと、
配船計画による入荷量を含む配合原材料の入荷予定、配合原材料の在庫状況、配合原材料の性状、配合原材料の単価を表す購入費用情報、船舶を利用する際の輸送費用情報を含むデータを取込むデータ取込み手段と、
配合原材料の需給バランス制約を表す数式モデル、及び、混合後の性状制約を表す数式モデルを構築するモデル構築手段と、
前記配船計画の項目である、配合原材料を積載する港である積港、積銘柄、積量、配合原材料を荷揚げする港である揚港、揚銘柄、揚量のうち固定化されていて変更できないものを抽出する抽出手段と、
前記モデル構築手段により構築された数式モデルを用いて、配合原材料の購入費用及び、前記該配合原材料を輸送する船舶が決定されている場合には正確な輸送費用に関して、また、該船舶が決定されていない場合には概算の輸送費用に関して構築された目的関数に基づいて最適化計算を行い、前記シミュレータに対する指示を算出する最適化計算手段と、
前記シミュレータによるシミュレーション結果である配合計画を出力する出力手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
前記データ取込み手段により取込む輸送費用情報には正確な輸送費用である船舶別・積港別・揚港別フレートの情報と、概算の輸送費用である銘柄別・揚港別見做しフレートの情報とが含まれており、
前記抽出手段により抽出された固定化されている項目に、少なくとも積港、積銘柄、積量、揚港が含まれている場合、即ち、前記該配合原材料を輸送する船舶が決定されている場合は、前記最適化計算手段において前記船舶別・積港別・揚港別フレートを用い、積港、積銘柄、積量、揚港のいずれかが含まれていない場合、即ち、該船舶が決定されていない場合は、前記銘柄別・揚港別見做しフレートを用いることが決定されることを特徴とするプログラム。
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