JP6801562B2 - 計画作成装置、計画作成方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
そこで、人手で計画を作成すること、或いは、人の考えを模擬したルールに従って計画を作成することに変わり、生産計画、物流計画等、各種の計画の作成を、「与えられた制約条件の下で目的を最適に達成するための数理モデル」、即ち数理計画問題として捉え、数理計画問題を解くことにより実現する技術がある。この数理計画問題の中でも、立案される計画の評価指標となる目的が複数ある問題は、多目的最適化問題と呼ばれる。
ここで、一般的な計画では、ある対象について、一つの期間の計画を作成する場合でも、計画の目的が1つであることは少なく、それぞれの目的に対応する2つ以上の評価指標を同時に最小化、或いは最大化することが求められる場合が多い。
そこで上記評価式は、各評価指標に重み係数を掛けて、それらの和を取った重み付き和として構成され、上記評価式を最大化または最小化することが一般的に行われ、この手法は重み係数法と呼ばれる。
これら相反し、且つ単位の異なる複数の目的の調和を取りながら、計画を導出することが、立案された計画の納得性に重要となる。このため、複数ある目的関数のそれぞれの重要度をどの様に考慮するのかが重要となる。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態を説明する。
図1は、計画作成装置100の機能的な構成の一例を示す図である。図2は、計画作成装置100による計画作成方法の一例を説明するフローチャートである。計画作成装置100のハードウェアは、例えば、CPU、ROM、RAM、HDD、および各種のインターフェースを備える情報処理装置、または、専用のハードウェアを用いることにより実現される。
本実施形態の計画作成装置100は、多目的最適化問題を線形計画問題として重み係数法を用いて線形計画法により解く際に用いる目的関数の重み係数の上下限値を、過去の実績を用いて導出して表示する。そして、計画作成装置100は、重み係数の上下限値の範囲の中から決められた重み係数を用いて、線形計画問題の最適解を線形計画法により求め、計画を立案する。本実施形態では、説明を簡単にするため、決定変数の数が2、制約式の数が3、評価指標の数が2である場合を例に挙げて説明する。従って、本実施形態で取り扱う多目的最適化問題Pは、以下の(1)式〜(4)式で記述される。
c1+c2=1 ・・・(6)
実績取得部101は、線形計画問題において定式化される評価指標fi(x)((2)式)に含まれる係数hinおよび決定変数x1、x2の値と、制約式((3)式)に含まれる係数amn、定数bm、および決定変数x1、x2の値とを、計画に対する過去の立案実績として取得する。これらの情報の取得形態として、例えば、オペレータによる計画作成装置100のユーザインターフェースの入力操作、外部装置からの送信、および可搬型記憶媒体からの読み出しの少なくとも何れか1つを採用することができる。
標準形変換部102は、スラック変数smを用いて、(3)式(および(7)式)と(5)式とにより表される具体的問題PRを、以下の(8)式〜(11)式に示すように、標準形の問題PSに書き換える。ここで、標準形とは、線形計画法の分野で問題を同一形式で取り扱うため、記述形式を統一するための一般的な記述形式であり、具体的問題PRと標準形の問題PSは記述形式は異なるが、同じ問題を表す。尚、スラック変数smは、(3)式に示すように制約式に不等式が含まれる場合、当該不等式を等式に変換するために導入される変数である。また、(8)式、(10)式は、それぞれ前述した(5)式、(6)式と同じであるが、表記の都合上、再掲する。
基底・非基底判定部103は、前記3つのケースそれぞれについて、決定変数xnおよびスラック変数smが、基底変数および非基底変数の何れであるかを判定する。基底変数とは、値が0(ゼロ)以外の値の変数であり、非基底変数とは、値が0(ゼロ)の変数である。
基底・非基底判定部103は、実績取得部101により取得された、係数amn、定数bm、および決定変数xnを(9)式に与えることにより、スラック変数smを導出する。標準形の問題PSでは、基底・非基底判定部103は、(11)式を(9)式に与えると共に、「x1=5/2、x2=10/3」(ケース1)、「x1=0、x2=10」(ケース2)、「x1=25/2、x2=0」(ケース3)を(9)式にそれぞれ与えることによりスラック変数s1、s2、s3を計算する。
ここで、問題PSにおける最適解の値は、非基底変数となる(即ち、値が0(ゼロ)となる)スラック変数smを含む制約式上に存在する。このことを、標準形の問題PSを例に挙げて説明する。図3は、制約式および評価式の一例を、決定変数x1、x2を各軸とする直交座標上に示す図である。
4x1+3x2−s1=20 ・・・(15)
2x1+6x2−s2=25 ・・・(16)
10x1+3x2−s3=30 ・・・(17)
4x1+3x2=20 ・・・(18)
2x1+6x2=25 ・・・(19)
10x1+3x2=30 ・・・(20)
標準形の問題PSでは、決定変数x1、x2が、0(ゼロ)、10(x1=0、x2=10)である場合(ケース2)、以下の(21)式上に最適解が存在する。
1×x1+0×x2=0 ・・・(21)
この場合、図3に示すように、(21)式(x2軸)と、非基底変数であるスラック変数s3を含む制約式である(17)式((20)式)を表す直線303との交点(点311)が標準形の問題PSの最適解になる。上述した通りこの最適解は問題PRの最適解となっている。
0×x1+1×x2=0 ・・・(22)
この場合、図3に示すように、(22)式(x1軸)と、非基底変数であるスラック変数s2を含む制約式である(16)式((19)式)を表す直線302との交点(点314)が標準形の問題PSの最適解になる。上述した通りこの最適解は問題PRの最適解となっている。
係数規格化部104は、問題PSにおける非基底なスラック変数を含む制約式の係数を、制約式毎に規格化する。ここで規格化とは、制約式の係数の和で両辺を割ることで、制約式の係数の和が1となる様に、形式を整えることである。
具体的問題PRにおいて、決定変数x1、x2が、5/2、10/3(x1=5/2、x2=10/3)である場合(ケース1)、(18)式および(19)式が、規格化の対象の制約式である。(18)式の係数の和は7であり、(19)式の係数の和は8である。従って、係数規格化部104は、(18)式の両辺を7、(19)式の両辺を8でそれぞれ割って以下の(23)式、(24)式のように、係数を規格化した制約式を導出する。
4/7x1+3/7x2=20/7 ・・・(23)
1/4x1+3/4x2=25/8 ・・・(24)
10/13x1+3/13x2=30/13 ・・・(25)
以上のように本実施形態では、制約式における決定変数x1、x2に対する係数を無次元数とする。
超平面式導出部105は、基底・非基底判定部103の判定結果に基づいて、決定変数xnの中に非基底変数(非基底な決定変数xn)があるか否かを判定する。この判定の結果、決定変数xnの中に非基底変数がない場合、超平面式導出部105は、以下に説明する処理を行わない。この場合、決定変数xnの中に非基底変数がないと判定された時点で後述する重み係数上下限計算部106の処理の実行が開始される。
まず、超平面式導出部105は、非基底変数である決定変数xmの中から、1つの決定変数xmを選択する。次に、超平面式導出部105は、選択した決定変数xmに対する係数を1、その他の非基底変数である決定変数xmおよび基底変数である決定変数xmに対する係数を0(ゼロ)、定数を0(ゼロ)とする超平面の式を導出する。超平面式導出部105は、このような超平面の式の導出を、非基底変数である決定変数xmのそれぞれについて個別に行う。
決定変数xnの中に非基底変数がない場合、重み係数上下限導出部106は、規格化104により導出された、係数を規格化した制約式に基づいて、重み係数c1、c2のとり得る範囲(上限値および下限値)を導出する。一方、決定変数xnの中に非基底変数がある場合、重み係数上下限導出部106は、規格化104により導出された、係数を規格化した制約式と、超平面式導出部105により導出された超平面の式((21)式〜(22)式)とに基づいて、重み係数c1、c2のとり得る範囲(上限値および下限値)を導出する。
図3において、破線321は、(8)式を示す。破線321の傾きが、重み係数c1、c2に対応する。具体的問題PRは、(8)式の評価式zを最小化する問題である。従って、点311、312、313、314のうち、破線321をその傾きを保ったまま図3に示す白抜きの矢印線の方向に移動させた場合に、最後に通過する点が、具体的問題PRの最適解になる。従って、点313が具体的問題PRの最適解になるためには、破線321の傾きが、(18)式を表す直線301の傾きと(19)式を表す直線302の傾きとの範囲内にある必要がある(図3において、点313を通る破線321を参照)。
この場合、重み係数上下限導出部106は、(23)式および(24)式に基づいて、以下の(26)式および(27)式のように、重み係数c1、c2のとり得る範囲を導出する。
1/4<c1<4/7 ・・・(26)
3/7<c2<3/4 ・・・(27)
この場合、重み係数上下限導出部106は、(21)式および(25)式に基づいて、以下の(28)式および(29)式のように、重み係数c1、c2のとり得る範囲を導出する。
10/13<c1<1 ・・・(28)
0<c2<3/13 ・・・(29)
この場合、重み係数上下限導出部106は、(22)式および(24)式に基づいて、以下の(30)式および(31)式のように、重み係数c1、c2のとり得る範囲を導出する。
0<c1<1/4 ・・・(30)
3/4<c2<1・・・(31)
表示部107は、重み係数上下限導出部106で導出された、重み係数cnのとり得る範囲(上限値および下限値)をコンピュータディスプレイに表示する。重み係数決定部108は、表示部107により表示された重み係数cnのとり得る範囲に応じてオペレータの操作に基づいて、採用する重み係数cnを決定し、決定した重み係数cnと、実績取得部101により取得された係数hinとを、以下の(32)式に代入して連立方程式を解くことにより、重み係数wiを求める。
最適化部109は、作成対象の計画に対応する係数amn、hinおよび定数bmと、重み係数決定部108で決定された重み係数wiとを(1)式〜(3)式に与え、(3)式を満足する範囲で、評価式zが最小になるときの決定変数xn(即ち、最適解)を、線形計画法による最適化計算を行うことにより導出する。尚、線形計画法による最適化計算は市販の数理計画法のソルバー(例えばCPLEX(登録商標)のようなソフトウェア)等を適宜用いればよい。表示部107は、最適化部109により導出された最適解の情報を表示する。
以上のように本実施形態では、計画作成装置100は、非基底なスラック変数smを含む制約式の係数を規格化し、規格化した制約式の係数に基づいて、評価指標fi(x)に対する重み係数cnのとり得る範囲を導出し、この範囲の中から、評価指標fi(x)と重み係数wiとの積の和で表現される線形式である評価式の重み係数wiを決定する。従って、過去に立案された計画から、評価指標の重み係数を人の感覚に頼らずに設定することができる。
本実施形態では、最小化問題((3)式の制約式を満足する範囲で、評価式zが最小になるときの決定変数x1、x2を最適解として求める問題)を例に挙げて説明した。しかしながら、最大化問題としてもよい。最大化問題とする場合、例えば、(1)式の右辺に(−1)を乗算した式を評価式zとし、評価式zが最大になるときの決定変数x1、x2を最適解として求めるようにすることができる。
また、本実施形態の具体的問題PRでは、制約式が全て線形不等式である場合を例に挙げて示したが、制約式に少なくとも1つの線形不等式が含まれていれば、制約式に線形等式が含まれていてもよい。
次に、第2の実施形態を説明する。第1の実施形態では、重み係数cnのとり得る範囲を表示し、その範囲の中から、重み係数cnの少なくとも1つの値をオペレータが決める場合を例に挙げて説明した。例えば、決定変数xnの数(即ち重み係数cnの数)が膨大になる場合には、重み係数cnのとり得る範囲を表示したとしても、重み係数cnの値をオペレータが決めることが容易でない場合が生じ得る。そこで、本実施形態では、計画作成装置が、重み係数cnのとり得る範囲の中から、重み係数cnの値を自動的に導出する。このように本実施形態と第1の実施形態は、重み係数cnの値を決定する方法が主として異なる。従って、本実施形態の説明において、第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図4に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
重み係数決定部108は、重み係数cnのとり得る範囲の制約と、重み係数cnの合計値の制約とを満たすように一意に重み係数cnを決定する。例えば、重み係数決定部108は、以下の(34)式および(35)式を満足する範囲で、(33)式の値cjが最小になるときの重み係数cnを、線形計画法による最適化計算を行うことにより導出する。
ここでは、実行可能な解(実現可能な重み係数cn)を導出することが目的であるため、(33)式の評価指標に関しては意味を持たない。このため、(33)式の評価指標はなくてもよい。
尚、以上説明した本発明の実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び前記プログラム等のコンピュータプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、以上説明した本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
以下に、請求項の記載と実施形態との記載との関係の一例を示す。尚、請求項の記載が実施形態の記載に限定されないことは、変形例等に示した通りである。
実績取得手段は、例えば、実績取得部101を用いることにより実現される。
前記制約式に含まれる係数、定数、決定変数は、例えば、それぞれ、係数amn、定数bm、決定変数x1、x2を用いることにより実現される。
前記評価式に含まれる前記決定変数は、例えば、決定変数x1、x2を用いることにより実現される。
標準形変換手段は、例えば、標準形変換部102を用いることにより実現される。
前記標準形変換手段により標準形に変換された前記制約式は、例えば、(9)式を用いることにより実現される。
第1の基底・非基底判定手段は、例えば、基底・非基底判定部103を用いることにより実現される。
重み係数上下限導出手段は、例えば、重み係数上下限導出部106を用いることにより実現される。
規格化手段は、例えば、係数規格化部104を用いることにより実現される。
第2の基底・非基底判定手段は、例えば、基底・非基底判定部103を用いることにより実現される。
超平面式導出手段は、例えば、超平面式導出部105を用いることにより実現される。
超平面の式は、例えば、(21)式、(22)式を用いることにより実現される。
出力手段は、例えば、表示部107を用いることにより実現される。
請求項4の重み係数決定手段は、例えば、(第1の実施形態における)重み係数決定部108を用いることにより実現される。
請求項5における前記重み係数の合計値の制約を示す制約式は、例えば、(10)式を用いることにより実現される((35)式も参照)。
請求項6の重み係数決定手段は、例えば、(第2の実施形態における)重み係数決定部108を用いることにより実現される。
請求項6における前記重み係数の上限値および下限値を示す制約式は、例えば、(34)式を用いることにより実現される。また、前記重み係数の合計値の制約を示す制約式は、例えば、(35)式を用いることにより実現される。
Claims (10)
- 線形不等式で表される制約式を少なくとも1つ含む制約式を満足する範囲で、複数の決定変数と重み係数とを用いて表される線形式である評価式の値が最大または最小になるときの前記決定変数の値を線形計画法による最適化計算により求め、当該決定変数の値に基づく計画を作成する計画作成装置であって、
前記計画に対する過去の立案実績として、前記制約式に含まれる係数、定数および決定変数の値と、前記評価式に含まれる前記決定変数の値とを少なくとも取得する実績取得手段と、
前記線形不等式で表される制約式を、スラック変数を用いて標準形に変換する標準形変換手段と、
前記実績取得手段により取得された前記立案実績と、前記標準形変換手段により標準形に変換された前記制約式とに基づいて、前記スラック変数が基底変数および非基底変数の何れであるかを判定する第1の基底・非基底判定手段と、
前記標準形変換手段により標準形に変換された前記制約式のうち、前記第1の基底・非基底判定手段により非基底変数であると判定された前記スラック変数を含む前記制約式に基づいて、前記重み係数の上限値および下限値を導出する重み係数上下限導出手段と、を有することを特徴とする計画作成装置。 - 前記標準形変換手段により標準形に変換された前記制約式のうち、前記基底・非基底判定手段により非基底変数であると判定された前記スラック変数を含む前記制約式の係数を、前記制約式ごとに規格化する規格化手段を更に有し、
前記重み係数上下限導出手段は、前記規格化手段により規格化された前記制約式の係数に基づいて、前記重み係数の上限値および下限値を導出することを特徴とする請求項1に記載の計画作成装置。 - 前記決定変数が基底変数および非基底変数の何れであるかを判定する第2の基底・非基底判定手段と、
前記第2の基底・非基底判定手段により非基底変数として判定された前記決定変数のうちの1つを選択し、前記決定変数を変数とする線形式であって、当該選択した決定変数の係数を1とし、当該選択した決定変数以外の前記決定変数の係数を0(ゼロ)とし、定数を0(ゼロ)とする線形式を超平面の式として導出することを、前記第2の基底・非基底判定手段により非基底変数として判定された前記決定変数のそれぞれについて行う超平面式導出手段と、を更に有し、
前記重み係数上下限導出手段は、前記実績取得手段により取得された前記立案実績の中に、非基底変数である前記決定変数がある場合には、前記標準形変換手段により標準形に変換された前記制約式のうち、前記第1の基底・非基底判定手段により非基底変数であると判定された前記スラック変数を含む前記制約式と、前記超平面式導出手段により導出された前記超平面の式とに基づいて、前記重み係数の上限値および下限値を導出することを特徴とする請求項1または2に記載の計画作成装置。 - 前記重み係数上下限導出手段により導出された前記重み係数の上限値および下限値を出力する出力手段と、
前記重み係数の少なくとも1つについて、前記出力手段により出力された前記重み係数の上限値および下限値の範囲内の値を取得し、取得した値に基づいて、前記重み係数の値を決定する重み係数決定手段と、を更に有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の計画作成装置。 - 前記重み係数決定手段は、前記重み係数のうち、値を取得していない前記重み係数の値を、値を取得した前記重み係数の値と、前記重み係数の合計値の制約を示す制約式とに基づいて導出することを特徴とする請求項4に記載の計画作成装置。
- 前記重み係数上下限導出手段により導出された前記重み係数の上限値および下限値を示す制約式と、前記重み係数の合計値の制約を示す制約式とを満足する前記重み係数の値を一意に決定する重み係数決定手段を更に有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の計画作成装置。
- 前記重み係数決定手段は、線形計画法を用いて前記重み係数の値を導出することを特徴とする請求項6に記載の計画作成装置。
- 前記評価式は、それぞれが前記決定変数を含む複数の評価指標のそれぞれに当該評価指標に対する前記重み係数を掛けて、それらの和をとった重み付き和で表されることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の計画作成装置。
- 線形不等式で表される制約式を少なくとも1つ含む制約式を満足する範囲で、複数の決定変数と重み係数とを用いて表される線形式である評価式の値が最大または最小になるときの前記決定変数の値を線形計画法による最適化計算により求め、当該決定変数の値に基づく計画を作成する計画作成方法であって、
前記計画に対する過去の立案実績として、前記制約式に含まれる係数、定数および決定変数の値と、前記評価式に含まれる前記決定変数の値とを少なくとも取得する実績取得工程と、
前記線形不等式で表される制約式を、スラック変数を用いて標準形に変換する標準形変換工程と、
前記実績取得工程により取得された前記立案実績と、前記標準形変換工程により標準形に変換された前記制約式とに基づいて、前記スラック変数が基底変数および非基底変数の何れであるかを判定する第1の基底・非基底判定工程と、
前記標準形変換工程により標準形に変換された前記制約式のうち、前記第1の基底・非基底判定工程により非基底変数であると判定された前記スラック変数を含む前記制約式に基づいて、前記重み係数の上限値および下限値を導出する重み係数上下限導出工程と、を有することを特徴とする計画作成方法。 - 請求項1〜8の何れか1項に記載の計画作成装置の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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