JP4477850B2 - 調光システムおよび調光方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の調光装置により構成される調光システムおよび調光方法に関するものである。
従来、劇場の舞台やテレビスタジオなどでは、複数の照明灯などの照明負荷を使って、その明るさや色を変化させ照明演出を行っている。
図11にこのような照明演出に使用される従来の調光システムの構成図を示す。図11の調光システムは、MMI部11、データ記憶部12、制御信号出力部13、卓間通信部14および中央処理部10により構成される調光装置(主)1と、MMI部11、データ記憶部12、卓間通信部14および中央処理部10により構成される調光装置(副)1と、調光盤3とを備えているとともに、複数の照明負荷によりなる負荷4を備えている。
このような構成の調光システムにおける複数の調光装置(主)1および調光装置(副)1は、同一の調光制御対象に対して同時に使用される。すなわち、調光装置(主)1が調光制御し、調光装置(副)が主となる調光装置(主)1を経由して調光制御するようになっている。
図12に異なる従来の調光システムの構成図を示す。図12の調光システムは、MMI部11、データ記憶部12、制御信号出力部13および中央処理部10によりそれぞれ構成される複数の調光装置1,1と、合成器2’と、調光盤3とを備えているとともに、複数の照明負荷によりなる負荷4を備えている。
この調光システムにおける複数の調光装置1,1は、別々の調光制御対象に対して使用されるようになっている。
なお、特許文献1には、シーン再生時に各シーンにおいて、そのチャネルに設定されている制御レベルと、シーン割当て手段によってチャネルが割り当てられているシーンにおいてそのチャネルに対して算出される制御レベルとを、合成して導出する調光装置が開示されている。
特開平6−132084号公報
しかしながら、複数の調光装置を同一の調光制御対象に対して同時に使用する上記調光システムでは、図11の構成の調光システムにあっては、主となる調光装置が使用不能になった場合に副となる調光装置も使用不能となり、図12の構成の調光システムにあっては、一方の調光装置で共有データが編集操作(仕込み操作)などで変更された場合に、一方の調光装置における共有データが即時に変更できないという課題がある。
また、複数の調光装置で同時に仕込み操作を行った場合、一方のデータを他方にコピーするので、どちらか一方の仕込み操作が無駄になる問題もある。さらに、各調光装置に完全同一のデータを保持させると、それぞれの調光装置に専用の役割を与えることができない。
さらに、図11,図12の構成では、別々の調光制御対象を制御した場合に、どちらの調光装置がどちらの調光制御対象を制御しているのか区別できず、予期しない調光状態になるという問題もある。この問題は、図13に示すように、複数の調光制御対象をそれぞれ別々に扱う専用の調光装置1,1を設けることにより解決することができる反面、個々の調光装置にて複数の調光制御対象を制御することができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の調光装置にて複数の調光制御対象を制御することができるとともに、一つの調光装置が操作不能となったとしても、他の調光装置によりその一つの調光装置の調光制御下にある複数の照明負荷を調光制御することができ、変更されたデータを各調光装置に素早く反映させることができる調光システムおよび調光方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、操作入力用のインタフェース部と、調光制御対象を構成する複数の照明負荷の各々に対して少なくとも前記インタフェース部の操作入力により設定される調光レベルの組合せで決まるシーンのデータを各種記憶する記憶部と、前記複数の照明負荷の各々に向けて、対応する調光レベルを含む制御信号を出力する出力部と、前記記憶部に記憶されるデータの編集処理を前記インタフェース部の操作入力に従って実行するとともに、前記インタフェース部の操作入力および前記記憶部に記憶されるデータに基づいて、前記出力部から出力するべき制御信号を生成する処理を実行する処理部とを、それぞれが備える複数の調光装置により構成される調光システムであって、前記複数の調光装置の各々に相互通信用の通信部を設け、前記調光装置の記憶部に記憶されるシーンのデータには、当該調光装置の調光制御下にある複数の照明負荷に対する専用シーンのデータと、他の調光装置の調光制御下にある複数の照明負荷と共用される共通シーンのデータとがあり、共通シーンのデータは、何れの調光装置においても編集処理が許容され、専用シーンのデータは、これにより制御される照明負荷を本来的に調光制御下におく調光装置による編集処理のみが許容され、その他の調光装置による編集処理が禁止され、前記複数の調光装置の各処理部が、自己の通信部を介して他の調光装置と通信をし、その他の調光装置の記憶部に記憶される共通シーンのデータ及び専用シーンのデータを同期的に取得して自己の記憶部に記憶し、前記複数の調光装置が備える複数の照明負荷を、前記複数の調光装置の各々の調光制御下に含めることを特徴とする。
この構成では、各調光装置の調光制御下にある複数の照明負荷が、他の調光装置の調光制御下に含められるので、複数の調光装置にて複数の調光制御対象を制御することができるとともに、複数の調光装置のうち、一つの調光装置が操作不能となったとしても、他の調光装置によりその一つの調光装置の調光制御下にある複数の照明負荷を調光制御することができる。また、各調光装置が他の調光装置の記憶部に記憶されるその調光制御下のデータを同期的に取得するので、変更されたデータを各調光装置に素早く反映させることができる。上記効果についてさらに説明すると、例えば、複数の調光装置(図2の例では1Aまたは1B)のうち、一つの調光装置(1Aまたは1B)で複数の調光制御対象の各々(スタジオAまたはスタジオB)を制御することができる。また、一つの調光装置(例えば1A)で一つの調光制御対象(例えばスタジオA)を制御しているとき、他の調光装置(例えば1B)でその一つの調光制御対象(スタジオA)の別の場所の照明を制御することも可能となる。また、この構成では、複数の調光装置に共用される共通シーンの役割を明確にすることができる。例えば、複数の調光装置(図2の例では1A,1B)で同じシーンを再生できる共通シーンがあれば、一つの調光装置で記憶したシーンをどの調光装置でも使用することが可能となる
請求項記載の発明は、請求項記載の調光システムにおいて、前記調光装置の処理部は、当該インタフェース部の操作入力に従って、前記記憶部に記憶される共通シーンのデータの編集処理を実行する場合、他の調光装置におけるその共通シーンの使用状況により前記編集処理を制限することを特徴とする。この構成では、記憶部のデータを基に調光制御されている調光制御対象の明るさが、そのデータによる明るさとは異なる明るさに変化することを防止することができる。例えば、一つの調光装置(図2の例では例えば1A)で再生中のシーンを他の調光装置(1B)で削除したりレベルを変更すると、予期しない調光状態となるが、一つの調光装置で再生中の共通シーンに対してプロテクトを図ることにより、そのような問題が発生するのを防止することができる。また、一つの調光装置でも他の調光装置でも同じシーンを再生できるため、別の調光装置の再生状況や仕込状況の確認が可能となる。
請求項記載の発明は、請求項記載の調光システムにおいて、前記調光装置のインタフェース部は複数のサブマスタフェーダを含み、これら複数のサブマスタフェーダは、他の調光装置のインタフェース部に含まれる複数のサブマスタフェーダとそれぞれ対応付けられており、前記調光装置の処理部は、当該調光装置の通信部を介して、他の調光装置のサブマスタフェーダに割り当てられた共通シーンのデータを受信した場合には、その共通シーンのデータを当該調光装置の記憶部に記憶するとともに、その共通シーンを、前記他の調光装置のサブマスタフェーダに対応付けられた当該調光装置のサブマスタフェーダに割り当て、他の調光装置のサブマスタフェーダに割り当てられた専用シーンのデータを受信した場合には、前記他の調光装置のサブマスタフェーダに対応付けられた当該調光装置のサブマスタフェーダには、当該調光装置の専用シーンのみの割当てを許容することを特徴とする。この構成では、専用シーンと共通シーンに応じた適切なシステム制御が可能となる。
請求項記載の発明は、請求項記載の調光システムにおいて、前記複数の調光装置の各記憶部には、他の調光装置の記憶部に記憶される専用シーンのデータも記憶されることを特徴とする。この構成では、複数の調光装置のうちいずれか一つの調光装置の記憶部に記憶されたデータをバックアップすることにより、複数の調光装置の各記憶部に記憶されたデータをバックアップすることができる。また、一つの調光装置の記憶部に対してデータをリストアすることにより、複数の調光装置の各記憶部に対してデータをリストアすることも可能となる。例えば、データのバックアップとして、それぞれの調光装置の専用シーンも共用記憶することにより、一つの調光装置で修理し、データが無くなった場合、別の調光装置を整合するだけで故障前のデータに復元することができる。
請求項記載の発明は、請求項1からのいずれかに記載の調光システムにおいて、前記調光装置の処理部は、当該調光装置のインタフェース部での干渉防止操作入力に応じて、他の調光装置の調光制御下にある複数の照明負荷に対する制御を禁止することを特徴とする。この構成では、同一の照明負荷が複数の調光装置により制御され、その制御に干渉が生じるのを防止することができる。例えば、一つの調光装置(図2の例では例えば1A)で一つの調光制御対象(例えばスタジオA)を制御しているとき、間違って他の調光制御対象(スタジオB)へのシーンを再生すると問題となるが、一つの調光装置(1A)で一つの調光制御対象(スタジオA)を制御しているとき、一つの調光装置(1A)から他の調光制御対象(スタジオB)へのシーン再生制御を禁止することにより、そのような問題が起きるのを防止することができる。
請求項記載の発明は、請求項1からのいずれかに記載の調光システムにおいて、前記調光装置は、一括制御単位のフェーダに、異なる調光制御対象を割り当てることを禁止し、同一の調光制御対象を割り当てることを許容することを特徴とする。この構成では、制御単位が異なる調光制御対象に跨ることによる混乱を最小限に抑えることができる。例えば、複数の調光制御対象を制御できるようにした場合、フェーダ毎に制御する負荷を接続するが、別の調光制御対象の負荷を1本のフェーダに接続すると、明かりの調整に不備が生じるため、それを禁止することが望ましい。すなわち、調光装置(図2の例では例えば1A)のCH1に調光制御対象(例えばスタジオA)の負荷を接続している場合、追加で他の調光制御対象(スタジオB)の負荷を接続することができないようにすることにより、他の調光制御対象(スタジオB)の負荷は別のCHを使用することになる。また、1台の調光装置で複数の調光制御対象を制御できるため、仮に一つの調光装置が故障したとしても、別の調光装置で複数の調光制御対象を制御することにより、緊急的な対処が可能となる。
請求項記載の発明は、請求項1からのいずれかに記載の調光システムにより実行される調光方法であって、前記複数の調光装置の各処理部が、自己の通信部を介して他の調光装置と通信をし、その他の調光装置の記憶部に記憶されるその調光制御下のデータを同期的に取得して自己の記憶部に記憶し、前記複数の調光装置が備える複数の照明負荷を、前記複数の調光装置の各々の調光制御下に含めることを特徴とする。この方法では、一つの調光装置が操作不能となったとしても、他の調光装置によりその一つの調光装置の調光制御下にある複数の照明負荷を調光制御することができ、変更されたデータを各調光装置に素早く反映させることができる。
本発明によれば、複数の調光装置にて複数の調光制御対象を制御することができるとともに、一つの調光装置が操作不能となったとしても、他の調光装置によりその一つの調光装置の調光制御下にある複数の照明負荷を調光制御することができ、変更されたデータを各調光装置に素早く反映させることができる。
参考例1)
図1は本発明による参考例1の調光システムの構成図である。
参考例1の調光システムは、劇場の舞台やテレビスタジオなどで照明演出用に使用されるものであり、図1に示すように、複数(図では2つ)の調光装置1,1と、合成分配器2と、複数(図では2つ)の調光盤3,3とを備えているとともに、複数の照明負荷によりなる負荷4を複数(図では2グループ)備えている。
調光装置1は、本来的に負荷4,4のうち一つの負荷4を調光制御下におくものであり、MMI部11と、データ記憶部12と、制御信号出力部13と、卓間通信部14と、中央処理(CPU)部10とにより構成されている。
MMI部11は、操作入力用のマンマシンインタフェースであり、プリセットフェーダやサブマスタフェーダなどのフェーダ、これに設けられる発光ダイオード、および液晶ディスプレイなどにより構成される。
データ記憶部12は、例えば読み書き可能な不揮発性の半導体記憶装置またはハードディスク装置などにより構成され、調光制御対象である負荷4を構成する複数の照明負荷の各々に対して少なくともMMI部11の操作入力により設定される調光レベルの組合せで決まるシーンのデータを各種記憶する。
制御信号出力部13は、例えばDMX512などのライティング制御を行う通信規格に準拠した制御信号を出力するものであり、複数の照明負荷の各々に向けて、対応する調光レベル(消灯およびフル点灯レベル含む)を含む制御信号を出力する。
ここで、制御信号には、調光レベルのデータとともにその調光レベルに調光するべき照明負荷を特定するためのグループデータおよびCH(チャンネル)データが含められる。そして、合成分配器2は、各制御信号出力部13から制御信号を受信すると、グループデータおよびCHデータを基に、各制御信号を合成して、調光制御対象の負荷4が接続された調光盤3に送信する。調光盤3は、合成分配器2からの制御信号に従って、制御下の負荷4における各照明負荷の調光制御を実行する。なお、合成処理は、例えばMAX(a,b)のハイエスト演算により、a,bのうちの高い方の調光レベルをとるように実行される。より具体的には、一方の調光装置1からの調光レベル11,12,…1nと、他方の調光装置1からの調光レベル21,22,…2nとをそれぞれ上記ハイエスト演算により個々に合成するのである。そして、合成後の調光レベルは、グループデータおよびCHデータを基に、調光盤3における対応する調光器に分配される。
卓間通信部14は、例えば、RS485などのシリアル通信またはIEEE802.3などのLAN通信により、他の調光装置1と相互通信をするためのものである。なお、通信は、TCP/IPなどの他の通信方式でもよい。
中央処理部10は、調光装置1ないし調光システム全般の制御などの処理を実行するものであり、例えば、データ記憶部12に記憶されるデータの編集処理をMMI部11の操作入力に従って実行する。また、MMI部11の操作入力およびデータ記憶部12に記憶されるデータに基づいて、制御信号出力部13から出力するべき制御信号を生成する処理が実行される。そして、卓間通信部14を介して他の調光装置1と通信をし、その他の調光装置1のデータ記憶部12に記憶されるその調光制御下のデータを同期的に取得して自己のデータ記憶部12に記憶し、複数の調光装置1が備える複数の照明負荷を、複数の調光装置1の各々の調光制御下に含めるように構成される。
次に上記調光システムの特徴となる動作について説明する。各調光装置1のデータ記憶部12には、卓間通信部14を介して、他の調光装置1のデータ記憶部12から同期的に取得されたデータが記憶される。そして、複数の調光装置1が備える複数の照明負荷が、複数の調光装置1の各々の調光制御下に含められる。
このように、各調光装置1の調光制御下にある複数の照明負荷を、他の調光装置1の調光制御下に含めることにより、複数の調光装置1,1にて複数の調光制御対象を制御することができるとともに、複数の調光装置1,1のうち、一つの調光装置1が操作不能となったとしても、他の調光装置1によりその一つの調光装置1の調光制御下にある複数の照明負荷を調光制御することができる。また、各調光装置1が他の調光装置1のデータ記憶部12に記憶されるその調光制御下のデータを同期的に取得することにより、変更されたデータを各調光装置1に素早く反映させることができる。
なお、参考例1の調光システムは、調光装置1を2つ備える構成になっているが、本発明の調光システムは、2つないし3つ以上の複数の調光装置を備える構成でもよいことは言うまでもない。
参考例2)
図2は本発明による参考例2の調光システムの構成図である。ただし、図2には、複数の調光装置1,1にそれぞれ識別用の符号1A,1Bを併記してあり、説明を明確にするべく、それら符号1A,1Bを適宜使用する。
参考例2の調光システムは、図2に示すように、参考例1と同様に構成され、各調光装置1の中央処理部10が、当該調光装置1のMMI部11の操作入力および当該調光装置1のデータ記憶部12に記憶されるデータに基づいて、複数の調光装置1,1の各調光制御下にある複数の照明負荷のうち、任意の照明負荷を制御するほか、当該調光装置1のMMI部11での干渉防止操作入力に応じて、本来的に他の調光装置1の調光制御下にある複数の照明負荷に対する制御を禁止することを特徴とする。
上記構成の調光システムでは、図2の例に示すように、スタジオA,Bにそれぞれ負荷4,4が設けられる場合、複数の調光装置1,1のうち、本来的にスタジオAの負荷4を調光制御下におく一方の調光装置1Aは、このMMI部11でのスタジオAの負荷4に対する操作入力に応じて、調光装置1Aのデータ記憶部12のデータを基にスタジオAの負荷4を調光制御する。同様に、本来的にスタジオBの負荷4を調光制御下におく他方の調光装置1Bは、このMMI部11でのスタジオBの負荷4に対する操作入力に応じて、調光装置1Bのデータ記憶部12のデータを基にスタジオBの負荷4を調光制御する。
また、いずれの調光装置1も、MMI部11でのスタジオA,Bの負荷4,4に対する操作入力に応じて、そのデータ記憶部12のデータを基にスタジオA,Bの負荷4,4を調光制御する。これにより、複数の調光装置1,1のいずれによっても、調光システム内の任意の照明負荷を制御することができる。また、一方の調光装置1Aが負荷4,4の双方を調光制御している場合に、他方の調光装置1Bにおいて、このMMI部11を通してシーンのデータの編集(仕込み操作)をすることができる。
さらに、一方の調光装置1AがスタジオAの負荷4を調光制御している場合、他方の調光装置1BのMMI部11で干渉防止操作をすることにより、他方の調光装置1Bの調光制御下にある複数の照明負荷に対する制御が禁止され、制御信号が出力されなくなる。これにより、同一の照明負荷が複数の調光装置1,1により制御され、その制御に干渉が生じるのを防止することができる。
(実施形態
図3は本発明による実施形態の調光システムにおける各調光装置間のデータ同期の説明図である。ただし、図3には、複数の調光装置1,1にそれぞれ識別用の符号1A,1Bを併記してあり、説明を明確にするべく、それら符号1A,1Bを適宜使用する。
実施形態の調光システムは、参考例1,2との相違点として、図3に示すように、各調光装置1のデータ記憶部12に他のデータ記憶部12のデータの全てを同期的に記憶することを特徴とする。つまり、調光装置1のデータ記憶部12に記憶されるシーンのデータには、当該調光装置1の調光制御下にある複数の照明負荷に対する専用シーンのデータと、他の調光装置1の調光制御下にある複数の照明負荷と共用される共通シーンのデータとがあり、複数の調光装置1,1の各データ記憶部12には、他の調光装置1のデータ記憶部12に記憶される専用シーンのデータも同期的に記憶されるのである。また、専用シーンのデータは、これにより制御される照明負荷を本来的に調光制御下におく調光装置1による編集(仕込み)処理のみが許容され、その他の調光装置1による編集処理は禁止される。
次に上記調光システムの特徴となる動作について説明する。例えば、調光装置1Aにおいて、共通シーンの仕込み操作がなされると(S1)、中央処理部10がその仕込み操作に応じてデータ記憶部12の共通シーンのデータを更新する処理を行う。続いて、中央処理部10は、卓間通信部14を介して、更新した共通シーンのデータ(グループデータ、CHデータおよび調光レベルデータを含む)を調光装置1Bに送信する処理を行う。
調光装置1Bにおいて、中央処理部10が、調光装置1Aから卓間通信部14を介して共通シーンのデータを受信すると、これをデータ記憶部12に記憶する処理を行う。これにより、調光装置1A,1Bの各々において、共通シーンのデータがデータ記憶部12に同期的に記憶されることになる。
同様に、調光装置1Bにおいて、共通シーンの仕込み操作がなされると(S2)、上記と同じような動作により、共通シーンのデータが各データ記憶部12に同期的に記憶されることになる。
調光装置1Aにおいて、当該調光装置1Aの専用シーンの仕込み操作がなされると(S3)、中央処理部10がその仕込み操作に応じてデータ記憶部12の専用シーンのデータを更新する処理を行う。続いて、中央処理部10は、卓間通信部14を介して、更新した専用シーンのデータを調光装置1Bに送信する処理を行う。
調光装置1Bにおいて、中央処理部10が、調光装置1Aから卓間通信部14を介して専用シーンのデータを受信すると、これをデータ記憶部12に記憶する処理を行う。これにより、調光装置1A,1Bの各々において、専用シーンのデータがデータ記憶部12に同期的に記憶されることになる。この後、調光装置1Aの専用シーンの仕込み操作をしようとしても(S4)、その仕込み操作が禁止されることにより、データ記憶部12における調光装置1Aの専用シーンのデータは変更されない。
同様に、調光装置1Bにおいて、当該調光装置1Bの専用シーンの仕込み操作がなされると(S5)、その仕込み操作に応じて、調光装置1B,1Aのデータ記憶部12,12の専用シーンのデータが同期的に順次更新される。またこの後、調光装置1Aにおいて、調光装置1Bの専用シーンの仕込み操作をしようとしても(S6)、そのデータは変更されない。
以上、各調光装置1のデータ記憶部12に他のデータ記憶部12のデータの全てを同期的に記憶することにより、つまり、複数の調光装置1,1の各データ記憶部12に、他の調光装置1のデータ記憶部12に記憶される専用シーンのデータも記憶することにより、複数の調光装置1,1の各データ記憶部12に記憶されたデータをバックアップすることができる。
(実施形態
図4,図5は本発明による実施形態の調光システムにおける各調光装置間のデータ同期の説明図である。ただし、図4,図5には、複数の調光装置1,1にそれぞれ識別用の符号1A,1Bを併記してあり、説明を明確にするべく、それら符号1A,1Bを適宜使用する。
実施形態の調光システムは、実施形態1および参考例1,2のいずれかとの相違点として、各調光装置1の中央処理部10が、当該MMI部11の操作入力に従って、データ記憶部12に記憶されるデータの編集処理を実行する場合、他の調光装置1におけるシーンの使用状況により上記編集処理を制限することを特徴とする。
次に上記調光システムの特徴となる動作について説明する。先ず編集処理が制限されない場合の動作について図4を参照しながら説明する。例えば、調光装置1Aにおいて、操作者によりシーンの仕込み操作がなされると(S10)、中央処理部10がその仕込み操作を許容するか否かを決定するために該当シーンのデータが変更可能状態にあるか否かを確認するための問合せ電文を卓間通信部14を介して調光装置1Bに送信する処理を行う(S11)。
調光装置1Bにおいて、中央処理部10が、調光装置1Aから卓間通信部14を介して上記問合せ電文を受信すると、該当シーンのデータが変更可能状態にあるか否かの判定条件に基づいて、該当シーンのデータが変更可能状態にある否かを判定する処理を行う。ここでは、例えば該当シーンのデータを再生しておらず、該当シーンの仕込み操作がなされていないことにより、該当シーンのデータが変更可能状態にあると判定される。この後、中央処理部10は、卓間通信部14を介して、該当シーンのデータが変更可能状態にあることを通知するための応答電文を調光装置1Aに送信する処理を行う(S12)。
調光装置1Aにおいて、中央処理部10が、調光装置1Bから卓間通信部14を介して上記応答電文を受信すると、S10での仕込み操作を許容し、該当シーンのデータをデータ記憶部12に記憶する処理を行う(S13)。続いて、中央処理部10は、卓間通信部14を介して、該当シーンのデータを調光装置1Bに送信する処理を行う(S14)。
調光装置1Bにおいて、中央処理部10が、調光装置1Aから卓間通信部14を介して該当シーンのデータを受信すると、これをデータ記憶部12に記憶する処理を行う(S15)。この後、中央処理部10は、卓間通信部14を介して、該当シーンのデータの更新完了を通知するための電文を調光装置1Aに送信する処理を行う(S16)。
調光装置1Aにおいて、中央処理部10が、調光装置1Bから卓間通信部14を介して上記電文を受信すると、例えばMMI部11の液晶ディスプレイなどにより、該当シーンのデータが調光装置1A,1Bの各データ記憶部12に同期的に記憶された旨を明示する処理を行う(S17)。
次に編集処理が制限される場合の動作について図5を参照しながら説明する。例えば、調光装置1Aにおいて、操作者によりシーンの仕込み操作がなされると(S20)、中央処理部10がその仕込み操作を許容するか否かを決定するために該当シーンのデータが変更可能状態にあるか否かを確認するための問合せ電文を卓間通信部14を介して調光装置1Bに送信する処理を行う(S21)。
調光装置1Bにおいて、中央処理部10が、調光装置1Aから卓間通信部14を介して上記問合せ電文を受信すると、該当シーンのデータが変更可能状態にあるか否かの判定条件に基づいて、該当シーンのデータが変更可能状態にある否かを判定する処理を行う。ここでは、例えば該当シーンのデータの再生中ないし再生待機中、または該当シーンの仕込み操作がなされていることにより、該当シーンのデータが変更不可状態にあると判定される。この後、中央処理部10は、卓間通信部14を介して、該当シーンのデータが変更不可状態にあることを通知するための応答電文を調光装置1Aに送信する処理を行う(S22)。
調光装置1Aにおいて、中央処理部10が、調光装置1Bから卓間通信部14を介して上記応答電文を受信すると、S10での仕込み操作を禁止し、その旨を例えばMMI部11の液晶ディスプレイなどにより明示する処理を行う(S23)。これにより、データ記憶部12のデータを基に調光制御されている調光制御対象の明るさが、そのデータによる明るさとは異なる明るさに変化することを防止することができる。
(実施形態
図6,図7は本発明による実施形態の調光システムにおける各調光装置間のデータ同期の説明図である。
実施形態の調光システムは、実施形態1,2および参考例1,2のいずれかとの相違点として、データ記憶部12のデータを再生ないし編集する場合に、キャッシュを利用することを特徴とする。なお、図7において、「キャッシュ1」は調光装置1Aのキャッシュ、「DB1」は調光装置1Aのデータ記憶部12を示す。また、「キャッシュ2」は調光装置1Bのキャッシュ、「DB2」は調光装置1Bのデータ記憶部12を示す。
次に上記調光システムの特徴となる動作について説明する。図7(a)に示すように、「キャッシュ1」、「DB1」、「キャッシュ2」、「DB2」の全ての内容が一致している状態で、例えば、調光装置1Aにおいて、操作者によりシーンの仕込み操作がなされると(図6のS30)、中央処理部10がその仕込み操作に応じて「キャッシュ1」の該当シーンのデータを更新する処理を行う(S31)。これにより、図7(b)に示すように、「キャッシュ1」の内容が変わる。
調光装置1Bにおいて、操作者によりシーンの再生操作がなされると(S32)、中央処理部10がその再生操作に応じて「キャッシュ2」の所望のデータを再生する処理を行う(図7(c))。
調光装置1Aにおいて、操作者によりS30の仕込み操作によるシーンのデータを記憶する操作がなされると(S33)、中央処理部10がその操作に応じて「キャッシュ1」のデータをデータ記憶部12に記憶する処理を行う(S34,図7(d))。続いて、中央処理部10は、卓間通信部14を介して、変更したデータを調光装置1Bに送信する処理を行う(S35)。
調光装置1Bにおいて、中央処理部10が、調光装置1Aから卓間通信部14を介して上記データを受信すると、これをデータ記憶部12に記憶する処理を行う(S36,図7(e))。この後、中央処理部10は、卓間通信部14を介して、該当データの更新完了を通知するための電文を調光装置1Aに送信する処理を行う(S37)。
調光装置1Aにおいて、中央処理部10が、調光装置1Bから卓間通信部14を介して上記電文を受信すると、例えばMMI部11の液晶ディスプレイなどにより、該当データが調光装置1A,1Bの各データ記憶部12に同期的に記憶された旨を明示する処理を行う(S39)。
調光装置1Bにおいて、操作者によりシーンの再生終了操作がなされると(S39)、中央処理部10がその操作に応じてデータ記憶部12のデータを「キャッシュ2」に記憶する処理を行う(S40,図7(g))。なお、「DB2」のデータを「キャッシュ2」に記憶するタイミングは、再生終了直後に限らず、再生開始直前でもよい。
以上のようにキャッシュを利用することにより、確定したデータを未確定のデータから分離することができ、確定したデータを好適に保護することができるとともに、未確定の状態から前の確定の状態に戻す処理が格段に容易となる。
ところで、別の変形例(同期確認の例)として、各調光装置1のデータ同期がとれていないことを、同期通信が達成できなかった場合に検出するようにしてもよい。同期通信が達成できなかった場合の例としては、ある調光装置1でのデータ変更時に他の調光装置1と通信ができない場合(タイムアウト含む)、通信ができる状態でも他の調光装置1から同期がとれていない旨の電文を受けた場合などが挙げられる。逆に、同期通信が達成できている場合の例としては、通信が確立している状態でのオールクリア処理時、通信が確立している状態でのフロッピー(R)ディスクなどからのデータロード処理時、通信が確立している状態での同期処理時などが挙げられる。
また、他の変形例(同期処理例)として、各調光装置1のデータ同期がとれていない場合、例えば図2などの構成において、調光装置1Bの全データを調光装置1Aにコピーすることにより、再度完全に同期をとるようにしてもよい。
また、他の変形例(同期処理例)として、各調光装置1のデータ記憶部12にデータ変更履歴を記憶すれば、同期が外れた場合に変更履歴に差が発生するので、その差が発生したときに同期処理を実行することができる。例えば、同期が外れた後、一方のデータ変更履歴のみ追加されている場合、追加されている調光装置の変更履歴に従って追加されていない調光装置1のテータを変更するようにすればよい。あるいは、同期が外れた後、双方のデータ変更履歴がそれぞれ追加されている場合、それぞれ独立してデータを変更しており、時系列とデータ関連の整合が取れないため、上記別の変形例と同様に、どちらか一方の調光装置1の全データを他方の調光装置1にコピーすればよい。
また、他の変形例(FDD保存・読込み例)として、仕込みデータをフロッピー(R)ディスクなどの二次記憶メディアに保存する場合は、いずれかの調光装置1で記憶処理を実行するようにしてもよい。調光装置1は他の調光装置1のデータをも保持しているので、記憶データは複数の調光装置1を連動させる調光システム全体のデータとなる。二次記憶メディアからのデータ読込み処理は、その調光装置1のデータを書き換えると同時に、他の調光装置1のデータを書き換えることにより、同期がとれた状態にする。他の調光装置1がデータを利用して再生している場合は、フロッピー(R)ディスクのデータをロードできないようにする。
さらに、他の変形例(FDD保存・読込み例)として、ある調光装置1において、フロッピー(R)ディスクのデータをロードする場合、他の調光装置1がデータを利用して再生しているとき、他の調光装置1との同期を外してロードする構成でもよい。
(実施形態
図8は本発明による実施形態の調光システムにおける各調光装置のMMI部に含まれるサブマスタフェーダを示す図である。ただし、図8には、複数の調光装置1,1にそれぞれ識別用の符号1A,1Bを併記し、互いに対応するサブマスタフェーダ110,110にそれぞれ識別用の符号110A,110Bを併記してあり、説明の便宜上、それら併記した符号を適宜使用する。
実施形態の調光システムは、実施形態1から3および参考例1,2のいずれかとの相違点として、図8に示すように、各調光装置1のMMI部11に複数(例えば20)のサブマスタフェーダ110を含み、各調光装置1の複数のサブマスタフェーダ110が他の調光装置1の複数のサブマスタフェーダ110とそれぞれ対応付けられ、各サブマスタフェーダ110に対するシーンの割当てが他の調光装置1における対応するサブマスタフェーダ110に対するシーンの割当て状況に応じて調整されることを特徴とする。
図8の例において、一方の調光装置1Aのサブマスタフェーダ110A(チャンネル、ウィールなど制御対象器具をグループ化し、一括制御する単位)に共通シーンを割り当てると、そのサブマスタフェーダ110Aに共通シーンを割り当てるためのデータが調光装置1Aの卓間通信部14から他方の調光装置1Bに送信され、この中央処理部10が、上記データを基に、調光装置1Bにおけるサブマスタフェーダ110Aに対応するサブマスタフェーダ110Bに、上記共通シーンを割り当てるように構成される。
また、一方の調光装置1Aのサブマスタフェーダ110Aに調光装置1Aの専用シーンを割り当てると、調光装置1Bのサブマスタフェーダ110Bには調光装置1Bの専用シーンの割当てのみが許容されるように構成される。これにより、制御単位が異なる場に跨ることによる混乱を最小にできる。
さらに、サブマスタフェーダ110に割り当てられたシーンの割当て解除については、そのシーンが再生されている場合にはそのシーンの割当て解除は禁止され、そのシーンが再生されていない場合には許容されるように構成される。
そして、各調光装置1のサブマスタフェーダ110毎に、当方側のサブマスタフェーダ110に対するシーンの割当て再生状況を示す当方タリーLED111(2色)と、当方側のサブマスタフェーダ110に対応する他の調光装置1におけるサブマスタフェーダ110の状況を示す他方タリーLED112(2色)とが具備される。
当方タリーLED111は、当方側のサブマスタフェーダ110に対して、シーンが割り当てられていない場合に消灯し、シーンが割り当てられた場合に点灯するようになっている(後述の図9参照)。また、当方タリーLED111は、点灯する場合、シーンの再生中に赤色点灯し、再生待機(再生していない)時に緑色点灯する。
他方タリーLED112は、当方側のサブマスタフェーダ110およびこれに対応する他の調光装置1におけるサブマスタフェーダ110の双方に対して、シーンが割り当てられていない場合、または当方側のサブマスタフェーダ110に対して専用シーンが割り当てられている場合に消灯する一方、当方側のサブマスタフェーダ110に対してシーンが割り当てられていない場合、または当方側のサブマスタフェーダ110およびこれに対応する他の調光装置1におけるサブマスタフェーダ110の双方に対して、共通シーンが割り当てられている場合に点灯するようになっている。また、他方タリーLEDは、点灯する場合、シーンの再生中に赤色点灯し、再生待機(再生していない)時に緑色点灯する。
図9にシーンをサブマスタフェーダに割当てる場合の一具体例を示す。「状態1」の場合に、当方側の調光装置1において、当方側のサブマスタフェーダ110に対して専用シーンを割り当てると、当方側のサブマスタフェーダ110に対して専用シーンが割り当てられた「状態4」となり、当方タリーLED111が緑色点灯し、他方タリーLED112が消灯状態を維持する。これに対し、共通シーンを割り当てると、当方側のサブマスタフェーダ110およびこれに対応する他の調光装置1におけるサブマスタフェーダ110の双方に対して共通シーンが割り当てられた「状態10」となり、当方タリーLED111および他方タリーLED112がともに緑色点灯する。
「状態2」の場合に、当方側の調光装置1において、当方側のサブマスタフェーダ110に対して専用シーンを割り当てると、当方側のサブマスタフェーダ110に対して専用シーンが割り当てられた「状態6」となり、当方タリーLED111が緑色点灯し、他方タリーLED112が消灯する。これに対し、共通シーンを割り当てようとしても、当方側のサブマスタフェーダ110に対応する他の調光装置1におけるサブマスタフェーダ110に対して専用シーンが割り当てられていることにより、専用シーンの割当てのみが許容される状態であるので、その共通シーンの割当ては許容されない。この他の組合せについては図9に示す通りである。
以上のような各実施形態および各参考例によれば、一つの調光装置1が操作不能になっても、一つの調光装置1を他の調光装置1で代行させることができる。他の調光装置1の操作状況に関わらず、当方側の調光装置1で仕込みや再生操作ができる。複数の調光装置1で同時再生する場合、それぞれの調光装置1の専用シーンを用いることによって、調光装置1の役割を明確にすることができる。複数の調光装置1で同時再生する場合、他方の調光装置1の担当エリアへの干渉を無くすことができる。他方の調光装置1の再生状態を当方の調光装置1で確認できる。複数の調光装置1が複数の場(スタジオなど)へ任意に制御できることによって、他方で演出中に仕込み操作を行え、場を組み合わせた複雑な演出を行うことができる。
なお、実施形態の変形例として、図10に示すように、各サブマスタフェーダ110に対して、現在割り当てられているシーンの番号やコメントを表示する当方シーン表示器113および他方シーン表示器114をさらに具備するようにしてもよい。各表示器は、例えば5×7ドットのLEDや、LCDにより構成することができる。
本発明による参考例1の調光システムの構成図である。 本発明による参考例2の調光システムの構成図である。 本発明による実施形態の調光システムにおける各調光装置間のデータ同期の説明図である。 本発明による実施形態の調光システムにおける各調光装置間のデータ同期の説明図である。 同調光システムにおける各調光装置間のデータ同期の説明図である。 本発明による実施形態の調光システムにおける各調光装置間のデータ同期の説明図である。 同調光システムにおける各調光装置間のデータ同期の説明図である。 本発明による実施形態の調光システムにおける各調光装置のMMI部に含まれるサブマスタフェーダを示す図である。 シーンをサブマスタフェーダに割当てる場合の一具体例を示す図である。 実施形態の変形例を示す図である。 従来の調光システムの構成図である。 異なる従来の調光システムの構成図である。 さらに異なる従来の調光システムの構成図である。
符号の説明
1 調光装置
10 中央処理部
11 MMI部
12 データ記憶部
13 制御信号出力部
14 卓間通信部
2 合成分配器
3 調光盤
4 負荷

Claims (7)

  1. 操作入力用のインタフェース部と、調光制御対象を構成する複数の照明負荷の各々に対して少なくとも前記インタフェース部の操作入力により設定される調光レベルの組合せで決まるシーンのデータを各種記憶する記憶部と、前記複数の照明負荷の各々に向けて、対応する調光レベルを含む制御信号を出力する出力部と、前記記憶部に記憶されるデータの編集処理を前記インタフェース部の操作入力に従って実行するとともに、前記インタフェース部の操作入力および前記記憶部に記憶されるデータに基づいて、前記出力部から出力するべき制御信号を生成する処理を実行する処理部とを、それぞれが備える複数の調光装置により構成される調光システムであって、前記複数の調光装置の各々に相互通信用の通信部を設け、前記調光装置の記憶部に記憶されるシーンのデータには、当該調光装置の調光制御下にある複数の照明負荷に対する専用シーンのデータと、他の調光装置の調光制御下にある複数の照明負荷と共用される共通シーンのデータとがあり、共通シーンのデータは、何れの調光装置においても編集処理が許容され、専用シーンのデータは、これにより制御される照明負荷を本来的に調光制御下におく調光装置による編集処理のみが許容され、その他の調光装置による編集処理が禁止され、前記複数の調光装置の各処理部が、自己の通信部を介して他の調光装置と通信をし、その他の調光装置の記憶部に記憶される共通シーンのデータ及び専用シーンのデータを同期的に取得して自己の記憶部に記憶し、前記複数の調光装置が備える複数の照明負荷を、前記複数の調光装置の各々の調光制御下に含めることを特徴とする調光システム。
  2. 前記調光装置の処理部は、当該インタフェース部の操作入力に従って、前記記憶部に記憶される共通シーンのデータの編集処理を実行する場合、他の調光装置におけるその共通シーンの使用状況により前記編集処理を制限することを特徴とする請求項記載の調光システム。
  3. 前記調光装置のインタフェース部は複数のサブマスタフェーダを含み、これら複数のサブマスタフェーダは、他の調光装置のインタフェース部に含まれる複数のサブマスタフェーダとそれぞれ対応付けられており、前記調光装置の処理部は、当該調光装置の通信部を介して、他の調光装置のサブマスタフェーダに割り当てられた共通シーンのデータを受信した場合には、その共通シーンのデータを当該調光装置の記憶部に記憶するとともに、その共通シーンを、前記他の調光装置のサブマスタフェーダに対応付けられた当該調光装置のサブマスタフェーダに割り当て、他の調光装置のサブマスタフェーダに割り当てられた専用シーンのデータを受信した場合には、前記他の調光装置のサブマスタフェーダに対応付けられた当該調光装置のサブマスタフェーダには、当該調光装置の専用シーンのみの割当てを許容することを特徴とする請求項記載の調光システム。
  4. 前記複数の調光装置の各記憶部には、他の調光装置の記憶部に記憶される専用シーンのデータも記憶されることを特徴とする請求項記載の調光システム。
  5. 前記調光装置の処理部は、当該調光装置のインタフェース部での干渉防止操作入力に応じて、他の調光装置の調光制御下にある複数の照明負荷に対する制御を禁止することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の調光システム。
  6. 前記調光装置は、一括制御単位のフェーダに、異なる調光制御対象を割り当てることを禁止し、同一の調光制御対象を割り当てることを許容することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の調光システム。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の調光システムにより実行される調光方法であって、前記複数の調光装置の各処理部が、自己の通信部を介して他の調光装置と通信をし、その他の調光装置の記憶部に記憶されるその調光制御下のデータを同期的に取得して自己の記憶部に記憶し、前記複数の調光装置が備える複数の照明負荷を、前記複数の調光装置の各々の調光制御下に含めることを特徴とする調光方法。
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