JP4477162B2 - リサイクルキャップ - Google Patents
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- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、容器に装着して用いるキャップに関するもので、特に、再生原料を用いて形成されるリサイクルキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境破壊問題が全地球的規模で取り沙汰されるようになり、物品のリサクルが様々な分野でなされるようになってきた。容器のリサイクル性については、容器にその材料を示すリサイクルマークを付けてリサイクルし易くする工夫がその一例であり、また多くの研究機関でプラスチックの分別方法等についての研究が始まっている。
こうしたことを背景として、容器、例えば牛乳瓶等の口部に装着されている合成樹脂製キャップに、廃品回収等で集められた再生原料を使用することが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このキャップを再生原料で形成した場合、容器充填物がキャップ内面に接触することがあるため、特に充填物が食品の場合には、衛生上問題となるおそれがある。
【0004】
本発明は、前記のような問題を解決するためになされたもので、その目的は、再生原料を使用しながら、衛生的なリサイクルキャップを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、再生原料を用いて形成されたキャップ本体と、該キャップ本体に設けられ、容器口部の内面に圧接する有底シール筒と、を備えたキャップであって、前記キャップ本体と前記有底シール筒は、接合部で段状になって一体に接合されており、前記有底シール筒は、前記キャップ本体の再生原料と同質の新原料で形成されていることを特徴とする。
【0006】
この発明の前記接合部は、前記有底シール筒の天面側に設けた鍔部と、該鍔部に係合する前記キャップ本体の中央段状凹部とからなる段状部であることを特徴とする。この発明の前記接合部は、前記有底シール筒の段形状が天面の方に向かって小さく形成された中央段状凹部と、該中央段状凹部を天面側から押さえ込むようにして係合する前記キャップ本体の鍔部とからなる段状部であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、容器充填物が新原料によって形成した部分のみに接触する様にし、再生原料で形成した部分には接触しない様にするものである。
そのため、少なくとも容器充填物と接触する部分に新材料を用い、又、容器充填物が接触する有底シール筒を新材料で形成する。
【0008】
【実施例】
以下添付の図面を参照して、本発明の第1実施例を詳細に説明する。
図において1は容器であり、一例としてガラス製の牛乳瓶が示されている。前記容器1の口部2には、キャップ3が装着されている。
このキャップ3は、再生原料A、例えば分別回収された合成樹脂、例えば、ポリエチレンにより成形され、前記口部2の内面に圧接する有底シール筒4と、開放時に手を掛けてキャップ3を引き上げる引き上げ部5と、前記口部に圧接する係止顎6とを有している。この係止顎6は連続していても、間欠的に形成されていても差し支えはない。
【0009】
前記有底シール筒4は、容器充填物が接触する部分であり、新原料Bにより縦断面逆U字状に形成されている。この新原料Bは、例えば、再生原料Aと同質のバージン原料であるが、両原料A、Bを同質にすると、両者の接合部Dを強力に一体化することができる。
【0010】
前記有底シール筒4の上面はキャップ本体3Aの天面9の一部を構成している。
該有底シール筒4の天面9側には顎部3aが設けられており、該顎部3aがキャップ本体3Aの中央段状凹部Cに係合し、両者の接合部Dは段状になって一体となっている。
【0011】
前記引き上げ部5に対応するキャップ内面には、薄肉部7が形成され、前記引き上げ部5の下面には、小突条8が形成されている。この小突条8により、キャップ3引き上げ時に前記引き上げ部5から指が滑らないようになっている。
又、キャップ天面9と容器口部上端面10との接触面に1つ以上の微小環状突条11が設けられ、容器1とキャップ3の密閉に役立っている。
【0012】
キャップ3を開放するには、前記引き上げ部5の下面に形成された小突条8に指をあてがい、キャップ天面9へ向けて引き上げる。この時、前記引き上げ部5に対応して形成された薄肉部7により、引き上げ部の上端部12に応力が集中して同部付近から外方に曲がり易くなる。
【0013】
更に、キャップ3を一度開放すると、この引き上げ上端部12表面上に、合成樹脂が塑性変形したことによって生じる白い線が付されるので、使用者が開放する前に不正開放を発見することができ、ダンパエビデント性の機能をも兼ね備えている。
【0014】
なお、前記キャップ3を生産する場合は、再生原料Aと新原料Bとを明確に分けることが可能な成形技術を用いなければならない。
その成形技術として、例えば、次のようなものが用いられる。
(1)外側部分とインナー部分は別々に成形し、二次加工によりインセット処理するインセット方式。
(2)あらかじめ金型で成形した部品を二次成形用金型に挿入して射出成形によって成形品を得るインサート成形。
(3)二組の射出機構を有する二色成形機(異材質同時成形機)により成形する二色成形。
【0015】
この実施例では、前記キャップ3を充填物、例えば牛乳が充填されている容器1の口部2に打栓する。
新原料Bを用いて形成した有底シール筒4により口部内周面をしっかりと密着されるため、容器充填物は該シール筒4を越えて口部外周面へ浸入することはない。
従って、容器充填物は打栓された状態では、キャップ3の再生原料Aを用いて形成された部分に接触することはなく、新原料Bで形成した部分のみに接触するので、衛生が確保される。
【0016】
この発明の第2実施例を図2により説明する。
このい実施例と第1実施例(図1)との相違点は、有底シール筒4とキャップ本体3Aの中央段状凹部Cとの接合部Dを前記と逆形状の段状部にしたことである。
すなわち本実施例では、有底シール筒4の段形状が天面9の方に向かって小さく形成されている。図2のように有底シール筒4を形成すると、キャップ3の下面からの圧力に抗し、天面9の再生原料Aで形成されている部分が新原料Bの中央段状凹部Cを天面9側から押さえ込むので、両者が外れにくくなり、好適である。更に、新原料使用量を低減でき、経済的にも優れている。
【0017】
本発明の第3実施例を図3により説明する。
有底シール筒4を含むキャップ本体3Aの下面20には第1実施例及び第2実施例と同様に新原料Bを用い、前記下面20以外の部分には再生原料Aが使用されてキャップ3が形成されている。
【0018】
第1実施例及び第2実施例との相違点は、容器充填と接触する有底シール筒4以外の下面20も新原料Bで形成したことである。このように下面20を形成すると、容器口部2に直接口をつけて充填物を飲む場合、容器口部上部10が新原料Bで形成された部分のみに接触し、再生原料Aで形成した部分に接触しないため、より衛生的である。
【0019】
なお、前記実施例では牛乳瓶とそのキャップを挙げたが、本発明の実施例はそれに限定されるものではない。即ち、キャップとの接触面での衛生が重視される内容物を充填する場合に、その衛生問題は全てのキャップに共通するものであり、この発明はそれを解決するものである。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、以上の様に構成したので、容器充填物は新原料を使用した部分のみに接触するため、再生原料を使用した部分が容器充填物に接触することはない。そのため、容器充填物の衛生上の品質を確保することができる。
又、キャップ本体を形成する再生原料と有底シール筒を形成する新原料(バージン原料)は、同質なので、両者の接合部を強力に一体化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示し、容器とそのキャップの断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す図で、有底シール筒の縦断面図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
3 キャップ
4 有底シール筒
20 キャップ本体の下面
A 再生原料
B 新原料
Claims (3)
- 再生原料を用いて形成されたキャップ本体と、該キャップ本体に設けられ、容器口部の内面に圧接する有底シール筒と、を備えたキャップであって、
前記キャップ本体と前記有底シール筒は、接合部で段状になって一体に接合されており、
前記有底シール筒は、前記キャップ本体の再生原料と同質の新原料で形成されていることを特徴とするリサイクルキャップ。 - 前記接合部は、前記有底シール筒の天面側に設けた鍔部と、該鍔部に係合する前記キャップ本体の中央段状凹部とからなる段状部であることを特徴とする請求項1記載のリサイクルキャップ。
- 前記接合部は、前記有底シール筒の段形状が天面の方に向かって小さく形成された中央段状凹部と、該中央段状凹部を天面側から押さえ込むようにして係合する前記キャップ本体の鍔部とからなる段状部であることを特徴とする請求項1記載のリサイクルキャップ。
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