JP4476324B2 - Ofdm通信システム及びofdm通信方法 - Google Patents

Ofdm通信システム及びofdm通信方法 Download PDF

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Description

本発明はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信システム及びOFDM通信方法に係り、特に、帯域を複数のバンドに分割し、各バンドを移動局に割り当ててOFDMデータ通信するOFDM通信システムの基地局、移動局およびOFDM通信方法に関する。
・OFDMAアクセス方式
OFDM通信方式を用いるセルラー移動通信において、帯域を複数のバンドに分割し、それぞれの帯域を複数のユーザに割り当てることでユーザを多重するOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)と呼ばれているアクセス方式が知られている。図18は、OFDMAアクセス方式の周波数帯域におけるユーザ分割の様子を示した図である。図18(A)では、31個のサブキャリアからなる帯域を、10サブキャリア、11サブキャリア、10サブキャリアの3つのバンドに分割した例を示しており、それぞれのバンドは異なるユーザに割り当てられる。
・OFDMAを下りリンクに適用した場合
OFDMAを下りリンク(基地局から移動局への通信)に適用した場合の基地局送信機の構成を図19に、移動局受信機の構成を図20示す。下りリンクにおいて、バンド毎に割り当てられた3ユーザの送信データは、図18の1〜31の各サブキャリアに配分され、IFFT部1に入力される。IFFT部1はサブキャリア信号にIFFT処理を施して時間領域信号に変換し、ガードインターバル挿入部2は該時間領域信号にガードインターバル(GI:Guard Interval)を挿入する。ここで、ガードインターバルGIは、図21に示すように、OFDMシンボルの最後の部分をコピーして作られる。GI挿入後のベースバンド信号は、送信回路(Tx)3のDA変換器3aでアナログ信号に変換された後、周波数変換部3bで中心周波数f1のRF信号に周波数変換され、バンドパスフィルタ3cで帯域制限された後、増幅されて送信アンテナ4から送出される。図18(B)は周波数変換後のRF信号における各バンドの帯域幅及び中心周波数を示すもので、帯域幅B1(MHz)のバンドが、帯域幅B2(MHz)の3つのバンドに分割され、かつ、それぞれのバンドの中心周波数がf0,f1,f2であるとしている。
又、基地局は図22に示すフレームフォーマットを用いて、移動局でチャネル推定に必要な既知のパイロット信号を一定間隔で挿入して送信する。フレームはn個のOFDMシンボルで構成され、1フレーム毎にパイロットシンボル、制御データシンボルが挿入されている。
送信アンテナ4から出力された信号は、フェージング伝搬路を経て、移動局の受信アンテナ5(図20)によって受信され、受信回路(Rx)6はアンテナにより受信されたRF信号(図18(B))をベースバンド信号に変換する。すなわち、通過帯域B1のバンドパスフィルタ6aはアンテナ5で受信されたRF信号の帯域を制限してローノイズアンプ6bに入力し、ローノイズアンプ6bは所定の電力に増幅する。ミキサー6cはローノイズアンプ6bの出力信号に、復調対象のバンドの中心周波数を有するローカル信号を乗算して電力増幅後のRF信号をべースバンド信号に変換する。たとえば、移動局がバンド2を復調対象とすれば、ローカル発振器6dは周波数f1のローカル信号を発生し、ミキサー6cは該ローカル信号をRF信号に乗算することによりべースバンド信号に変換する。ここでは、RF信号からべースバンドに直接変換する例を示しているが、一度中間周波数に落とす方法もある。
べースバンド変換後の信号は、図18(B)に示すように、遮断周波数B2/2(MHz)の特性Aを有するアンチエイリアシング用のローパスフィルタ6eを通ってAD変換器
6fに入力される。AD変換器6fは、バンド幅B2の2倍のサンプリングレートを用いてディジタルデータに変換する。最後に遮断周波数B2/2(MHz)のFIRフィルタ6gはAD変換後の信号から所望のバンドの信号を切出して出力する。
FFTタイミング同期回路7は、受信回路6から出力する所望のバンドの信号を含む時間領域信号よりFFTタイミングを検出し、シンボル切出し部8は該FFTタイミングでシンボルを切出してFFT部9に入力する。FFT部9は切り出されたシンボル毎にFFT処理を行ない、周波数領域のサブキャリア信号に変換する。チャネル推定回路10は、一定間隔で受信するパイロットシンボルと既知のパイロットパターンとの相関を計算することで、サブキャリア毎のチャネル推定を行ない、チャネル補償回路11は、チャネル推定値を用いて、データシンボルのチャネル変動を補償する。以上の処理によって、図18の1〜31の各サブキャリアに配分された送信データの復調が行われるが、OFDMAの受信機では、自局に割り当てられたバンドのサブキャリア信号のみを復調すればよい。図20の例では、FFT部9がバンド2のサブキャリア信号11〜21を出力し、チャネル補償部11がチャネル補償して復調データを出力する。自局に割り当てられたバンドの情報は、図22のフレームフォーマットに示すように、時間多重された制御チャネルによって移動局に通知される。以後、図示しないが復調されたサブキャリア信号11〜21はシリアルデータに変換された後、復号される。
・OFDMAを上りリンクに適用した場合
図23はOFDMAを上りリンク(移動局から基地局への通信)に適用した場合の移動局の構成図、図24は基地局の構成図である。
図18(A)に示すようにバンド1〜バンド3は、それぞれ異なる移動局201〜203に割り当てられている。各移動局201〜203において、ユーザの送信データはIFFT部211〜213にサブキャリア信号1〜10,11〜21,22〜31として入力される。IFFT部211〜213はそれぞれサブキャリア信号にIFFT処理を施して時間領域信号に変換し、ガードインターバル挿入部221〜223は該時間領域信号にガードインターバルGIを挿入する。送信回路(Tx)231〜233は入力信号をアナログ信号に変換した後、各バンドに応じた中心周波数f0〜f2のRF信号に周波数変換し、帯域制限した後、増幅して送信アンテナ241〜243から送出する。
各移動局から送信されたOFDM変調信号は、それぞれの伝搬路を通り、基地局の受信アンテナ31(図24)で受信され、受信回路(Rx)32はRF信号をベースバンド信号に変換する。すなわち、通過帯域B1のバンドパスフィルタ32aはアンテナ31で受信されたRF信号の帯域を制限してローノイズアンプ32bに入力し、ローノイズアンプ32bは所定の電力に増幅する。ミキサー32cはローノイズアンプ32bの出力信号に、ローカル発振器32dから出力するバンドB1の中心周波数f1の信号を乗算することにより、電力増幅後のRF信号をべースバンド信号に変換する。べースバンド変換後の信号は、遮断周波数B1/2(MHz)のアンチエイリアシング用のローパスフィルタ32eを通ってAD変換器32fに入力される。AD変換器32fは、バンド幅B1の2倍のサンプリングレートを用いてディジタルデータに変換して出力する。
FFTタイミング同期回路33は、受信回路32から出力する各バンドの信号を含む時間領域信号よりFFTタイミングを検出し、シンボル切出し部34は該FFTタイミングでシンボルを切出してFFT部35に入力する。FFT部35は切り出されたシンボル毎にFFT処理を行ない、周波数領域のサブキャリア信号に変換する。チャネル推定回路36は、一定間隔で受信するパイロットシンボルと既知のパイロットパターンとの相関を計算することで、サブキャリア毎のチャネル推定を行ない、チャネル補償回路37は、チャネル推定値を用いて、データシンボルのチャネル変動を補償する。以上の処理によって、図18(A)の1〜31の各サブキャリアに配分された3ユーザの送信データの復調が行われる。以後、図示しないが復調されたサブキャリア信号1〜31はシリアルデータに変換された後、バンド毎に復号される。
・ガードバンド
OFDMAアクセス方式を下りリンクに適用した場合、移動局では自局に割り当てられたバンドを、図25(A)に示すように特性Aを有する受信フィルタ(図20のローパスフィルタ6e)で切り出してから、所定の帯域幅の受信機(FFT、チャネル補償部など)を用いて受信処理を行う。この時、受信フィルタで帯域制限を行う領域(周波数減衰特性の傾斜領域)においてサブキャリアの波形が歪むことにより、サブキャリア間の直交性が崩れ、干渉成分がバンドの帯域内に漏れこんでくる問題が生じる。
そこで、図25(B)に示すように、バンドの境界にガードバンド(サブキャリア10,11;21,22)を設けて、その領域のサブキャリアをデータ伝送に使用しないことで、上記の干渉の影響を除去することが行われている。図25(C)は、移動局において、バンド2を受信フィルタで切り出す方法を示している。図25(C)のように、ガードバンド領域に受信フィルタの傾斜部分が来るように設計することで、波形歪みによる干渉の影響をなくすことができる。また、図25(A)のような広い通過帯域特性の受信フィルタを用いた場合でも、比較的大きな干渉成分は、ガードバンド領域に発生するため、バンド内に干渉成分が漏れこんでくる影響を防ぐことができる。
一方、OFDMAを上りリンク(移動局から基地局への通信)に適用した場合、基地局は複数のバンドを一括して受信してOFDM信号処理を行う。一般に、OFDMでは、図21に示すように、信号波形の終端部分をコピーしてOFDMシンボルの先頭に付加するガードインターバルGIを設けることによって、マルチパス信号や他ユーザ信号などの受信タイミングの異なる信号に対しても、サブキャリア間の直交性が保たれるような仕組みが設けられている。図26を用いて、その仕組みを簡単に説明する。基地局のFFTタイミング同期部33(図24)は、同時に受信する複数のユーザの受信タイミング(FFTタイミング)を測定し、受信信号の中から、最もFFTタイミングの早いパス(図26の例ではユーザ1の主波)のガードインターバルを除いたシンボル位置を切り出してFFT処理する。この時、全てのユーザの信号がガードインターバルを含めて切り出したシンボルに含まれていれば、FFTの性質によってサブキャリア間の直交性が保たれる。しかしながら、上りリンクでは、基地局と移動局間の距離や伝搬路状態によって、基地局に信号が到達するタイミングがユーザ毎に大きく異なるため、受信タイミング差がガードインターバルを越えることがあり、サブキャリア間の直交性が崩れる状態が発生する。このような場合、図25(B)に示すようにガードバンドを設けることで、隣接するバンドのサブキャリア間の直交性が崩れることによる干渉の影響を低減することができる。
また、移動通信では、基地局と移動局の基準周波数に僅かなずれが生じることにより、キャリア周波数にオフセットが生じる。一般に、移動局では、AFC(Automatic Frequency Control)によって、キャリア周波数オフセットを補償しているが、AFCの性能が端末によって異なるために、AFCによって補償しきれない周波数オフセットはユーザ毎に異なる。例えば、周波数オフセット量がサブキャリア周波数間隔の1割近くに達すると、サブキャリア間干渉の影響により、伝送特性が大幅に劣化することが知られている。このような場合には、図25(B)に示すようにガードバンドを設けることで、AFC性能の悪いユーザが使用するバンドからのサブキャリア間干渉の影響を低減することができる。
・発明が解決しようとする問題点
以上のように、OFDMAを用いるセルラー移動通信システムでは、ガードバンドを設けることにより、サブキャリア間の直交性が崩れることによるバンド間の干渉の影響を低減することがでる。しかしながら、ガードバンドを設けることは、通信に使用しない帯域を設けることであり、その帯域の分だけ周波数利用効率が低下する問題がある。周波数利用効率を高めるためには、ガードバンドを設けずに、全てのサブキャリアをデータ伝送に使用する必要があるが、前述したように、受信フィルタの影響や、バンド間の受信電力差、受信タイミング差、周波数オフセット差などの影響により、サブキャリア間の直交性が崩れることによる干渉の影響により、スループットが上がらず、周波数利用効率を高めることができない問題がある。
従来技術としてガードバンド領域に挿入したサブキャリアをデータ伝送に使用する方法がある(特許文献1参照)。しかしながら、この従来技術は、2つのバンドをまとめて1つのバンドとして使用する際に、ガードバンド領域もデータ伝送に使用する方法を示しているにすぎず、適応的にガードバンド領域をデータ伝送に使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定するものではない。
それに対して、本発明の目的は適応的に、ガードバンド領域をデータ伝送に使用するか、ガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定して、周波数利用効率を向上することである。
特開2002−319917号
帯域を複数のバンドに分割し、各バンドを移動局に割り当ててOFDMデータ通信するOFDM通信システムにおいて、基地局はバンドの伝送特性および隣接するバンドの使用状態を監視し、これらバンドの伝送特性および隣接するバンドの使用状態に基づいてバンドの境界に設けたガードバンド領域をデータ伝送に使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定する。
例えば、下りリンク通信に際して、基地局は、移動局から受信する所定のバンドの下り伝送特性および隣接するバンドの使用状態を監視し、これらバンドの伝送特性および隣接するバンドの使用状態に基づいて、バンドの境界に設けたガードバンド領域を下りリンクのデータ伝送に際して使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定する。そして、基地局はこの決定した下りリンク通信おけるガードバンド領域の使用方法を制御データで移動局に通知する。
又、上りリンク通信に際して、基地局は、バンドの上りリンク通信における伝送特性および隣接するバンドの使用状態を監視し、これらバンドの伝送特性および隣接するバンドの使用状態に基づいて、バンドの境界に設けたガードバンド領域を上りリンクのデータ伝送に際して使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定し、該上りリンク通信おけるガードバンド領域の使用方法を移動局に通知する。
移動局は、下りリンク通信においてガードバンド領域をデータ伝送に使用するか、使用しないかの制御情報の指示に基づいて、下り送信データを復調する。また、上りリンク通信においてガードバンド領域をデータ伝送に使用するか、使用しないかの前記制御情報の指示に基づいて、上り送信データを所定バンドのサブキャリアに配分して送信する。
本発明によれば、適応的にガードバンド領域をデータ伝送に使用するか、ガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定でき、周波数利用効率を向上することができる。
本発明のガードバンドの適応制御説明図である。 本発明の基地局装置の構成図である。 OFDM送信部の構成図である。 OFDM受信部の構成図である。 FFTタイミング同期回路の構成図である。 遅延プロファイルの波形図である。 上りリンクにおけるガードバンド制御部のガードバンド使用法決定処理フローである。 下りリンクにおけるガードバンド制御部のガードバンド使用法決定処理フローである。 移動局の構成図である。 移動局のOFDM受信部の構成例である。 移動局のOFDM送信部の構成例である。 受信電力測定部の構成図である。 ガードバンド近傍SIR測定部の構成図である。 受信タイミング測定部の説明図である。 周波数オフセット測定部の構成図である。 位相差計算部の構成図である。 周波数オフセット計算部の説明図である。 OFDMAアクセス方式の周波数帯域におけるユーザ分割の様子を示した図である。 基地局のOFDM送信部の構成図である。 移動局のOFDM受信部の構成図である。 ガードインターバルGIの説明図である。 フレームフォーマット説明図である。 移動局のOFDM送信部の構成図である。 基地局のOFDM受信部の構成図である。 OFDMAアクセス方式におけるガードバンド説明図である。 サブキャリア間の直交性が保たれる仕組み説明図である。
(A)本発明の概略
・ガードバンドの適応制御
OFDMAでは、受信電力や受信タイミング、周波数オフセットなどの通信条件によって、ガードバンドが必要な場合とガードバンドが不要な場合がある。本発明は、通信条件に応じて、適応的に図1(A)に示すようにガードバンド領域(サブキャリア10,11;21,22)をデータ伝送に使用したり、(B)、(C)に示すようにガードバンドを設けたりする。これにより、周波数利用効率を確実に向上できる。
たとえば、伝送レートの高いデータ通信を行っている移動局は、16QAMや64QAMなどの多値変調や、符号化率の高い誤り訂正符号化を使用する。このような場合、隣接バンドにおけるサブキャリア間の直交性の崩れによる干渉の影響を受けやすい。そこで、伝送レートの高いデータ通信時にはガードバンドを設け、伝送効率を向上する(図1(B))。一方、
伝送レートの低いデータ通信を行っている移動局は、BPSKやQPSKなどの変調方法や符号化率の低い誤り訂正符号化を使用する。このような場合、隣接バンドにおけるサブキャリア間の直交性の崩れによる干渉の影響をあまり受けない。そこで、伝送レートの低いデータ通信時には、ガードバンドを設けずに、その領域もデータ伝送に使用し、伝送効率を向上する(図1(A))。このように、ユーザの伝送レートに応じて、ガードバンドを設けたり、ガードバンド領域をデータ伝送に使用したりすることを適応的に制御することにより、周波数利用効率を向上する。
・下りリンクにおけるガードバンドの適応制御
基地局は、下りリンクで各ユーザの信号をそれぞれのバンドに割り当てて送信する際、ガードバンド領域をデータ伝送に使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定する。そして、ガードバンドにデータを割り当てているかどうかの情報を、制御チャネルを用いてそれぞれの移動局に通知する。このような仕組みを設けることで、ガードバンドの使用方法を適応的に制御することができる。具体的に、基地局は、以下のようにしてガードバンドの適応制御を行なう。
(1) 基地局は、あるバンドにおいて割り当てるユーザが存在しなければ、そのバンドの両端のガードバンド領域を、それぞれ隣接するバンドにおいてデータ伝送に使用するように制御する。
(2) 基地局は、あるバンドにおいて、予め設定された伝送レートより高い伝送レートが適用されていれば、そのバンドの両端のガードバンド領域をガードバンドとして使用し、データ伝送に用いないように制御する(図1(B))。伝送レート以外にも、変調方式や符号化率を判断基準とすることができる。
(3) 基地局は、ガードバンドの使用方法を決定する条件として、移動局からのフィードバック情報を使用することができる。移動局は、OFDMの各サブキャリアに時間多重されているパイロットシンボルを用いて、下りリンクの受信電力を測定し、上りリンクの制御チャネルを用いてその情報を基地局にフィードバックする。基地局は、フィードバックされた各バンド毎の受信電力を比較し、隣り合ったバンドの受信電力の差があらかじめ設定された閾値以上の場合には、それらのバンド間のガードバンド領域をガードバンドとして使用し、データの伝送に用いないように制御する(図1(C))。
(4)また、移動局は、OFDMの各サブキャリアに時間多重されているパイロットシンボルを用いて、ガードバンド領域やガードバンド領域近傍の受信SIR(Signal to Interference Ratio)を測定し、その情報を基地局にフィードバックする。基地局は、フィードバックされたSIRがあらかじめ設定された閾値以下の場合には、そのガードバンド領域をガードバンドとして使用し、データの伝送に用いないように制御する(図1(C))。尚、移動局は、測定したSIRをあらかじめ設定された閾値と比較することで、ガードバンドの使用方法を決定し、基地局に対して、ガードバンド領域の使用方法を要求することもできる。
・上りリンクにおけるガードバンドの適応制御
上りリンクでは、基地局が測定した情報を元にして、ガードバンド領域の使用方法を決定し、下りリンクの制御チャネルなどを利用して、移動局に対してガードバンドの使用方法を指示する。このような仕組みを設けることで、ガードバンドの使用方法を適応的に制御することができる。具体的に、基地局は、以下のようにしてガードバンドの適応制御を行なう。
(1) 基地局は、上りリンクのあるバンドにおいて、割り当てるユーザが存在しない場合は、そのバンドの両端のガードバンド領域を、隣接するそれぞれのバンドにおいてデータ伝送に使用するように移動局に通知する。
(2)基地局は、OFDMの各サブキャリアに時間多重されているパイロットシンボルを用いて、上りリンクのバンド毎の受信電力を測定し、隣接するバンド間の受信電力差があらかじめ設定された閾値以上の場合には、2つのバンド間のガードバンド領域をガードバンド
として使用し、データの伝送に用いないように移動局に通知する(図1(C))。
(3)基地局は、上りリンクのあるバンドに割り当てる伝送レートが、あらかじめ設定された伝送レートより高ければ、そのバンドの両端のガードバンド領域をガードバンドとして使用し、データ伝送に用いないように移動局に通知する(図1(B))。伝送レート以外にも、変調方式や符号化率を判断基準とすることができる。
(4)基地局は、OFDMの各サブキャリアに時間多重されているパイロットシンボルを用いて、ガードバンド領域やガードバンド領域近傍の受信SIRを測定し、その値があらかじめ設定された閾値以下の場合には、そのガードバンド領域をガードバンドとして使用し、データの伝送に用いないように移動局に通知する(図1(C))。
(5)基地局は、OFDMの各サブキャリアに時間多重されているパイロットシンボルを用いて、上りリンクにおけるユーザ毎の遅延プロファイルを測定する。そして、2つの隣接したバンドの受信タイミングの差をガードインターバルの長さと比較し、そのタイミング差があらかじめ設定された閾値以上の場合には、2つのバンド間のガードバンド領域をガードバンドとして使用し、データの伝送に用いないように移動局に通知する(図1(C))。
(6)基地局は、OFDMの各サブキャリアに時間多重されているパイロットシンボルを用いて、上りリンクにおけるユーザ毎の周波数オフセット量を測定する。そして、2つの隣接したバンドの周波数オフセットの差を、サブキャリア周波数間隔と比較し、周波数オフセットの差があらかじめ設定された閾値以上の場合には、2つのバンド間のガードバンド領域をガードバンドとして使用し、データの伝送に用いないように移動局に通知する(図1(C))。
(B)実施例
(a)基地局
図2は本発明の基地局装置の構成図であり、図1に示すように31個のサブキャリアからなる帯域を、10サブキャリア、11サブキャリア、10サブキャリアの3つのバンド1〜3に分割し、各バンド1,2,3にユーザ1,2,3を割り当ててOFDM伝送する場合である。
送信制御部51はユーザ毎に符号化率、変調方式を決定してユーザデータ変調・分配部52とガードバンド制御部53および制御データ作成部55に入力する。ユーザデータ変調・分配部52は、送信制御部51からユーザ毎に指示される符号化率で各ユーザデータを符号化すると共に、指示された変調方式(BPSK,QPSK,16QAM等)に従ってユーザデータを変調して対応するバンドのフレーム生成部541〜543に分配する。一方、ガードバンド制御部53は、後述する制御により各フレーム生成部541〜543及び制御データ作成部55に対し、各バンドの両側のガードバンド領域を下りデータ伝送に際して使用しても良いか否かを、換言すれば、バンドの両側にガードバンドを設けるべきか否かを通知する。
制御データ作成部55は、ユーザ毎の符号化率や変調方式だけでなく、下りリンクおよび上りリンクについて、バンド1〜3のガードバンド使用方法を通知するデータを作成して、それぞれをフレーム生成部541〜543に入力する。また、パイロット作成部56は各バンドに応じたパターンのパイロットを作成し、それぞれをフレーム生成部541〜543に入力する。各フレーム生成部541〜543は図22に示すフレームフォーマットに示すタイミングでパイロット、制御データ、送信データを所定のサブキャリア1〜31に配分する。
フレーム生成部541はバンド1のガードバンド領域(サブキャリア10)をガードバンドとして使用することが指示されている場合には、フレームフォーマットにしたがって、バンド1のパイロットシンボル、バンド1の制御データシンボル、バンド1の送信データシンボルをサブキャリア1〜9に配分し、該ガードバンド領域をデータ伝送に使用しても良いことが指示されている場合には、フレームフォーマットにしたがってこれらシンボルをサブキャリア1〜10に配分する。
フレーム生成部542はバンド2のガードバンド領域(サブキャリア11,21)をガー
ドバンドとして使用することが指示されている場合には、フレームフォーマットにしたがってバンド2のパイロットシンボル、バンド2の制御データシンボル、バンド2の送信データシンボルをサブキャリア12〜20に配分し、該ガードバンド領域をデータ伝送に使用しても良いことが指示されている場合にはフレームフォーマットに従ってこれらシンボルをサブキャリア11〜21に配分する。また、一方のガードバンド領域(サブキャリア11)をガードバンドとして使用することが指示され、他方のガードバンド領域(サブキャリア21)をデータ伝送に使用しても良いことが指示されている場合には、フレームフォーマットにしたがって、バンド2のパイロットシンボル、バンド2の制御データシンボル、バンド2の送信データシンボルをサブキャリア12〜21に配分する。
フレーム生成部543はバンド3のガードバンド領域(サブキャリア22)をガードバンドとして使用することが指示されている場合には、フレームフォーマットにしたがって、バンド3のパイロットシンボル、バンド3の制御データシンボル、バンド3の送信データシンボルをサブキャリア23〜31に配分し、該ガードバンド領域をデータ伝送に使用しても良いことが指示されている場合には、フレームフォーマットにしたがってこれらシンボルをサブキャリア22〜31に配分する。
OFDM送信部57は、図3に示す構成を備え、図19で説明したと同様に動作する。すなわち、IFFT部57aはフレーム生成部541〜543から入力するサブキャリア信号1〜31にIFFT処理を施して時間領域信号に変換し、ガードインターバル挿入部57bは該時間領域信号にガードインターバルGIを挿入し、送信部57cはガードインターバル挿入部57bから出力するべースバンド信号を中心周波数f1のRF信号に周波数変換して送信アンテナ58から送出する。
又、各移動局から送信されたOFDM変調信号は、それぞれの伝搬路を通り、基地局の受信アンテナ61で受信されてOFDM受信部62に入力する。OFDM受信部62は図4に示す構成を備え、図24で説明したと同様に動作する。すなわち、受信回路62aはRF信号をベースバンド信号に変換し、FFTタイミング同期回路62bは、受信回路62aから出力する各バンドの信号を含む時間領域信号よりFFTタイミングを検出し、シンボル切出し部62cは該FFTタイミングでシンボルを切出してFFT部62dに入力する。FFT部62dは切り出されたシンボル毎にFFT処理を行ない、周波数領域のサブキャリア信号1〜31に変換する。チャネル推定回路62eは、一定間隔で受信するパイロットシンボルと既知のパイロットパターンとの相関を計算することで、サブキャリア毎のチャネル推定を行ない、チャネル補償回路62fは、チャネル推定値を用いて、データシンボルのチャネル変動を補償する。
図5はFFTタイミング同期回路62bの構成図であり、受信信号とユーザ毎のパイロットシンボルレプリカ(既知)との相関を演算する相関演算器62b1〜62b3とバンド1〜3から最速のパスを検出する最速パス検出部62b4を備えている。このFFTタイミング同期回路62bは、ユーザ毎のパイロットシンボルレプリカと受信信号の相関演算からユーザ毎の遅延プロファイル(図6参照)を計算し、その中から最速パスのタイミング、すなわち、遅延プロファイルが閾値以上となる立ち上がりタイミングt1〜t3のうちの最初のタイミングを検出し、この検出タイミングをFFTタイミングとしてシンボル切り出し部62cに入力する。
図2に戻って、OFDM受信部62は、移動局から制御チャネルで送られてきた下りリンクの伝送特性データを復号してガードバンド制御部53に入力すると共に、サブキャリア1〜31のチャネル推定値および遅延プロファイル(図6)をバンド1〜3の測定回路631〜633に入力する。下りリンクの伝送特性データとしては、下り受信電力およびガードバンド領域あるいはその近傍のサブキャリアの受信SIRがある。
各バンドの測定回路631〜633は上りリンクにおけるバンド1〜3の伝送特性を測定してガードバンド制御部53に入力する。すなわち、測定回路631〜633は、各バンドの上り受信電力を測定する受信電力測定部PWM、各バンドのガードバンド近傍における
サブキャリアの受信SIRを測定するSIR測定部SIM、各バンドのシンボル受信タイミングを測定する受信タイミング測定部RTM、各バンドの周波数オフセットを測定する周波数オフセット測定部FOMを備え、測定した上り受信電力、上り受信SIR、受信タイミング、周波数オフセットをガードバンド制御部53に入力する。各測定部の構成は後述する。
ガードバンド制御部53は、送信制御部51から入力するバンドの使用状態、各測定回路631〜633から入力する上りリンクの伝送特性、OFDM受信部62から入力する下りリンクの伝送特性に基づいて、上りリンク、下りリンクそれぞれについて、各バンドの両側のガードバンド領域を下りデータ伝送に際して使用しても良いか否かを決定して、換言すれば、バンドの両側にガードバンドを設けるべきか否かを決定してフレーム生成部541〜543と制御データ作成部55に通知する。
(b)ガードバンド使用法決定処理
図7は上りリンクにおけるガードバンド制御部53のガードバンド使用法決定処理フローである。
ガードバンド制御部53は各バンドについてユーザ(移動局)が割り当てられているか判別し(ステップ101)、ユーザが割り当てられていないバンドが存在すれば、該バンドの両側のガードバンド領域を隣接するバンドのデータ伝送に使用すると決定する(ステップ102)。図1(B)を参照すれば、ガードバンド領域はサブキャリア10,11;21,22である。従って、例えばバンド2にユーザが割り当てられていないとすれば、バンド1についてはサブキャリア10をデータ伝送に使用すると決定し、バンド3についてはサブキャリア22をデータ伝送に使用すると決定する。
ついで、ガードバンド制御部53は、伝送レートあるいは変調方式あるいは符号化率を参照して伝送レートの高いデータ通信を行なうバンドがあるかチェックする(ステップ103)。存在すれば、そのバンドの両端のガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定する(ステップ104)。例えばバンド2の伝送レートが高ければ、バンド1についてはサブキャリア10をデータ伝送に使用しないと決定し、バンド2についてはサブキャリア11,21をデータ伝送に使用しないと決定し、バンド3についてはサブキャリア22をデータ伝送に使用しないと決定する。
ついで、ガードバンド制御部53は、各バンドの上り受信電力を比較し、隣り合ったバンドの受信電力差が大きいものがあるかチェックし(ステップ105)、存在すれば、隣り合ったバンドの境界に存在するガードバンド領域のサブキャリアをデータ伝送に使用しないと決定する(ステップ106)。
ステップ105、106の判定処理が終了すれば、上りリンクにおける各バンドのガードバンド領域の受信SIRが大きいかチェックし(ステップ107)、大きければ該ガードバンド領域近傍のサブキャリアをデータ伝送に使用すると決定し、小さければガードバンドとして使用することを決定する(ステップ108)。
ついで、ガードバンド制御部53は、上りリンクにおいて隣り合ったバンドの受信タイミング差があらかじめ設定された閾値より大きいかチェックし(ステップ109)、大きければ隣り合ったバンドの境界のガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定する(ステップ110)。
最後に、ガードバンド制御部53は、上りリンクにおいて隣り合ったバンドの周波数オフセット差があらかじめ設定された閾値より大きいかチェックし(ステップ111)、大きければ隣り合ったバンドの境界のガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定し(ステップ112)、処理を終了する。以後、ガードバンド制御部53は、フレーム毎に上記処理を繰返す。
図8は下りリンクにおけるガードバンド制御部53のガードバンド使用法決定処理フローであり、ステップ201〜204は図7のステップ101〜104の処理と同じである。
ステップ203,204の処理終了後、ガードバンド制御部53は、各移動局から通知される情報(フィードバック情報)に含まれる下りり受信電力を比較し、隣り合ったバンドの受信電力差が大きいものがあるかチェックし(ステップ205)、存在すれば、隣り合ったバンドの境界に存在するガードバンド領域のサブキャリアをデータ伝送に使用しないと決定する(ステップ206)。
ついで、ガードバンド制御部53は、各移動局から通知されるフィードバック情報に含まれる下りリンクにおける各バンドのガードバンド領域近傍の受信SIRが大きいかチェックし(ステップ207)、大きければ該ガードバンド領域のサブキャリアをデータ伝送に使用すると決定し、小さければガードバンドとして使用することを決定する (ステップ208)。以後、ガードバンド制御部53は、フレーム毎に上記処理を繰返す。
(c)移動局
図9は移動局の構成図であり、移動局にバンド2が割り当てられているものとする。
基地局から送信された信号は、フェージング伝搬路を経て、移動局の受信アンテナ71によって受信され、受信信号はOFDM受信部72に入力する。
OFDM受信部72は図10に示す構成を備え、図20と同一の動作を行なう。すなわち、受信回路(Rx)72aはアンテナ71により受信されたRF信号より例えばバンド2のベースバンド信号を出力する。FFTタイミング同期回路72bは、受信回路72aから出力するバンド2の信号を含む時間領域信号よりFFTタイミングを検出し、シンボル切出し部72cは該FFTタイミングでシンボルを切出してFFT部72dに入力する。FFT部72dは切り出されたシンボル毎にFFT処理を行ない、バンド2の周波数領域信号であるサブキャリア信号11〜21に変換する。
図9に戻って、チャネル推定回路73は、一定間隔で受信するパイロットシンボルと既知のパイロットパターンとの相関を計算することで、サブキャリア11〜21のチャネル推定を行ない、制御チャネル復調部74はチャネル推定値を用いて制御チャネルを復調し、下りリンク及び上りリンクにおけるバンド2のガードバンド使用法を求め、下りリンクのガードバンド使用法DLGBをデータチャネル復調部75に通知し、上りリンクのガードバンド使用法ULGBをフレーム生成部76に通知する。
データチャネル復調部75はチャネル推定値を用いてデータチャネルを復調し、下りリンクのガードバンド使用法DLGBに基づいて復調データを出力する。例えば、ガードバンド領域のサブキャリア11、21がガードバンドとして使用されていればサブキャリア12〜20の復調データを出力し、サブキャリア11、21がデータ伝送に使用されていればサブキャリア11〜21の復調データを出力する。
測定回路77は、チャネル推定値を用いて下り受信電力PW及びガードバンド領域やガードバンド領域近傍のサブキャリアの受信SIRを測定してフレーム生成部76に入力する。
フレーム生成部76は、制御チャネル復調部74から通知された上りリンクのガードバンド使用法ULGBに基づいて、図22のフレームフォーマットにしたがって、パイロットシンボル、下り受信電力PW及び受信SIRを含む制御データシンボル、送信データシンボルをバンド2のサブキャリア11〜21に配分してOFDM送信部78に入力する。すなわち、フレーム生成部76は、バンド2のガードバンド領域をガードバンドとして使用することが指示されていれば、フレームフォーマットに従ってパイロットシンボル、制御データシンボル、送信データシンボルをサブキャリア12〜20に配分し、該ガードバンド領域をデータ伝送に使用しても良いことが指示されていれば、フレームフォーマットに従ってこれらシンボルをサブキャリア11〜21に配分してOFDM送信部78に入力する。
OFDM送信部78は図11に示す構成を備えている。IFFT部78aはサブキャリア信号11〜21にIFFT処理を施して時間領域信号に変換し、ガードインターバル挿入部78bは該時間領域信号にガードインターバルGIを挿入し、送信回路(Tx)78cは入力信号をベースバンド信号に変換した後、バンド2に応じた中心周波数f1のRF信号
に周波数変換し、帯域制限した後、増幅して送信アンテナ79から送信する。
(d)測定回路
図12は図2の受信電力測定部PWMの構成図であり、図9の測定回路77の受信電力測定にも使用することができる。
チャネル推定部62eはバンドを構成するサブキャリア数分のチャネル推定値
i=Hi ×exp(jθi)(i=1〜n)
を出力し、電力計算部81aは振幅の自乗|hi2により各サブキャリアの電力を計算し、合計部81bは次式
P=Σi|hi2 (i=1〜n) (1)
によりバンドのトータル電力Pを計算する。
図13は図2のガードバンド近傍SIR測定部SIMの構成図であり、図9の測定回路77におけるガードバンド近傍SIR測定にも使用することができる。
平均演算部85bはNシンボル分のサブキャリア信号の平均値mを演算し、希望波電力演算部85cは平均値mのI,Q軸成分を二乗して加算することによりm2(希望信号の電力S)を演算する。受信電力算出部85dはサブキャリア信号のI軸成分HI、Q軸分HQを二乗して加算することにより、すなわち次式P=HI 2+HQ 2を演算することにより、受信電力Pを計算し、平均値演算部85eは受信電力の平均値を演算し、減算器85fは受信電力の平均値からm2(希望波電力S)を減算して干渉波電力Iを出力し、SIR演算部85gは希望波電力Sと干渉波電力Iより次式
SIR=S/I (2)
によりSIRを演算する。希望信号及び干渉波を含む入力信号をxi(i=1,2,・・・N)とするとき、入力信号の平均値mは次式
m=(1/N)・Σxi (i=1,2,・・・N)
で表現され、平均値mを二乗したものが希望波電力Sとなる。一方、入力信号と平均値の差を二乗したものの平均値(分散)σ2は干渉波電力Iであり、次式
σ2=(1/N)・Σ(xi−m)2 (i=1,2,・・・N)
で表現される。上式を変形すると、
σ2=(1/N)・Σ|xi|2−(2m/N)・Σxi+(1/N)・Σm2
=(1/N)・Σ|xi|2−2m2+m2
=[(1/N)・Σ|xi|2]−m2 (3)
となる。そこで、受信電力算出部85d及び平均値演算部85eは(3)式の右辺第1項の演算を実行し、減算器85fは平均値演算部85eの出力よりm2(希望波電力S)を減算して干渉波電力Iを演算し、SIR演算部85gは(2)式の演算を実行してSIRを出力する。
図14は図2の受信タイミング測定部RTMの説明図であり、図5の構成と同一部分には同一符号を付している。受信タイミング測定部RTMは、FFTタイミング同期回路62bの相関演算器62b1〜62b3から出力する遅延プロファイル(図6参照)を入力され、各遅延プロファイルが閾値以上となる立ち上がりタイミングt1〜t3を各ユーザからの受信タイミングとして測定する。
図15は図2の周波数オフセット測定部FOMの構成図であり、バンド1〜3の周波数オフセット測定部FOMがそれぞれ示されている。各バンドの周波数オフセット測定部FOMはそれぞれ、サブキャリア毎のチャネル推定値hnの位相変化量を計算し、その平均値から周波数オフセット量foffsetを求めるようにしている。ユーザ毎のサブキャリアが決まっているため、ユーザ毎の周波数オフセット量を求めることができる。各バンドの周波数オフセット測定部の構成は同じであるので、バンド1の周波数オフセット測定について説明する。
バンド1のチャネル推定部62e1からサブキャリア1〜10のチャネル推定値h1〜h10が周波数オフセット測定部の位相差計算部911〜9110に入力する。位相差計算部911〜9110は図16に示すように遅延回路92と位相差計算部93を備え、パイロット挿入間隔の期間Tにおけるチャネル推定値h1〜h10のそれぞれの位相変化をオフセット周波数として検出する。すなわち、基地局の基準周波数とユーザ(移動局)の周波数の間にオフセットが存在すると、チャネル推定値の位相がずれ、オフセットが大きいほど位相ずれが大きくなる。そこで遅延部92でパイロット周期分チャネル推定値hnを遅延し、位相差計算部93で遅延したチャネル推定値hn(t-T)と現チャネル推定値hn(t)の位相差
Δθ=∠hn(t)−∠hn(t-T)
を計算して出力する。周波数オフセット計算部941は図17に示すように各サブキャリアの周波数オフセットの平均値を用いて次式
Figure 0004476324
によりバンド1のオフセット周波数を計算する。他のバンド2,3についても同様にオフセット周波数を計算することができる。
以上の説明ではサブキャリア数が31、バンド数が3つの場合について説明したが、本発明はこれらの数に限定するものではないことは明らかである。
以上、本発明によれば、ガードバンド帯域の使用方法を適応的に制御することにより、帯域を有効に使用することができ、周波数利用効率が向上する。また、基地局は、伝送路特性や移動局からのフィードバック情報、隣接するバンドの使用状態に応じて、ガードバンド帯域の使用/未使用を適応的に制御することで、システムのスループットを向上することができる。

Claims (9)

  1. 帯域を複数のバンドに分割し、各バンドを移動局に割り当ててOFDMデータ通信するOFDM通信方法において、
    移動局から受信する該移動局において測定された下りリンク伝送特性および隣接するバンドの使用状態を監視するステップ
    前記下りリンクの伝送特性および隣接するバンドの使用状態に基づいて、バンドの境界に設けたガードバンド領域を下りリンクのデータ伝送に際して使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定するステップ
    を備え、基地局は、ある1つのバンドにおいて、伝送レートの高いデータ通信を行う場合、そのバンドの両端のガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定する、
    ことを特徴とするOFDM通信方法。
  2. 帯域を複数のバンドに分割し、各バンドを移動局に割り当ててOFDMデータ通信するOFDM通信方法において、
    移動局から受信する該移動局において測定された下りリンク伝送特性および隣接するバンドの使用状態を監視するステップ
    前記下りリンクの伝送特性および隣接するバンドの使用状態に基づいて、バンドの境界に設けたガードバンド領域を下りリンクのデータ伝送に際して使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定するステップ
    を備え、基地局は、隣り合ったバンドの受信電力差が大きい場合、隣り合ったバンドの境界のガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定する、
    ことを特徴とするOFDM通信方法。
  3. 帯域を複数のバンドに分割し、各バンドを移動局に割り当ててOFDMデータ通信するOFDM通信方法において、
    移動局から受信する該移動局において測定された下りリンク伝送特性および隣接するバンドの使用状態を監視するステップ
    前記下りリンクの伝送特性および隣接するバンドの使用状態に基づいて、バンドの境界に設けたガードバンド領域を下りリンクのデータ伝送に際して使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定するステップ
    を備え、基地局は、ガードバンド近傍のサブキャリアの受信SIRが小さい場合、そのガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定する、
    ことを特徴とするOFDM通信方法。
  4. 帯域を複数のバンドに分割し、各バンドを移動局に割り当ててOFDMデータ通信するOFDM通信方法において、
    バンドの上りリンク通信における伝送特性および隣接するバンドの使用状態を監視するステップ、
    前記バンドの伝送特性および隣接するバンドの使用状態に基づいて、バンドの境界に設けたガードバンド領域を上りリンクのデータ伝送に際して使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定するステップ、
    該上りリンク通信おけるガードバンド領域の使用方法を移動局に通知するステップ、
    を備え、基地局は、隣り合ったバンドの受信タイミング差が大きい場合、隣り合ったバンドの境界のガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定する、
    ことを特徴とするOFDM通信方法。
  5. 帯域を複数のバンドに分割し、各バンドを移動局に割り当ててOFDMデータ通信するOFDM通信方法において、
    バンドの上りリンク通信における伝送特性および隣接するバンドの使用状態を監視するステップ、
    前記バンドの伝送特性および隣接するバンドの使用状態に基づいて、バンドの境界に設けたガードバンド領域を上りリンクのデータ伝送に際して使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定するステップ、
    該上りリンク通信おけるガードバンド領域の使用方法を移動局に通知するステップ、
    を備え、基地局は、隣り合ったバンドの周波数オフセット差が大きい場合、隣り合ったバンドの境界のガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定する、
    ことを特徴とするOFDM通信方法。
  6. 帯域を複数のバンドに分割し、各バンドを移動局に割り当ててOFDMデータ通信するOFDM通信システムの基地局において、
    隣接するバンドの使用状態を監視する監視部、
    上りリンク通信における各バンドの伝送特性を測定する測定部、
    前記隣接するバンドの使用状態およびバンドの伝送特性に基づいて、バンドの境界に設けたガードバンド領域をデータ伝送に使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定するバンド制御部、
    を備え、前記バンド制御部は、隣り合ったバンドの受信タイミング差が大きい場合、隣り合ったバンドの境界のガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定する、
    ことを特徴とする基地局。
  7. 帯域を複数のバンドに分割し、各バンドを移動局に割り当ててOFDMデータ通信するOFDM通信システムの基地局において、
    隣接するバンドの使用状態を監視する監視部、
    上りリンク通信における各バンドの伝送特性を測定する測定部、
    前記隣接するバンドの使用状態およびバンドの伝送特性に基づいて、バンドの境界に設けたガードバンド領域をデータ伝送に使用するか、又はガードバンドとしてデータ伝送に使用しないかを決定するバンド制御部、
    を備え、前記バンド制御部は、隣り合ったバンドの周波数オフセット差が大きい場合、隣り合ったバンドの境界のガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定する、
    ことを特徴とする基地局。
  8. 帯域を複数のバンドに分割し、各バンドを移動局に割り当ててOFDMデータ通信するOFDM通信システムの移動局において、
    隣り合ったバンドの受信電力差が大きい場合、隣り合ったバンドの境界のガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定する基地局から所定のバンドで下り送信データと制御情報とを受信するOFDM受信部、
    下りリンク通信における前記所定バンドの受信電力を測定する測定部、
    該測定した受信電力前記基地局に送信するOFDM送信部、
    基地局から送信される制御情報を復調する制御情報復調部、
    下りリンク通信においてガードバンド領域をデータ伝送に使用するか、使用しないかの制御情報の指示に基づいて、下り送信データを復調するデータ復調部、
    を備えたことを特徴とする移動局。
  9. 帯域を複数のバンドに分割し、各バンドを移動局に割り当ててOFDMデータ通信するOFDM通信システムの移動局において、
    ガードバンド近傍のサブキャリアの受信SIRが小さい場合、そのガードバンド領域をデータ伝送に使用しないと決定する基地局から所定のバンドで下り送信データと制御情報とを受信するOFDM受信部、
    下りリンク通信における前記所定バンドのガードバンド近傍のサブキャリアの受信SIRを測定する測定部、
    該測定した受信SIR前記基地局に送信するOFDM送信部、
    基地局から送信される制御情報を復調する制御情報復調部、
    下りリンク通信においてガードバンド領域をデータ伝送に使用するか、使用しないかの制御情報の指示に基づいて、下り送信データを復調するデータ復調部、
    を備えたことを特徴とする移動局。
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