JP2008085912A - Tdd/ofdma通信方式の通信制御方法、基地局装置、端末装置および通信制御システム - Google Patents

Tdd/ofdma通信方式の通信制御方法、基地局装置、端末装置および通信制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】TDD/OFDMA通信方式の通信システム及び通信方法において、遅延時間をガードインターバル内に抑えることによって、遅延分散によるキャリア間干渉を発生させないようにする。
【解決手段】基地局装置10では、チャネル割り当て応答によって割り当てられた割り当てチャネルで端末装置20から送信された上り情報に含まれるパイロットシンボルに基づき、上り情報を受信する受信タイミングが基準よりも早いか遅いかを推定し、受信タイミングの推定結果をタイミング記録手段に記録し、基地局装置10からの下り情報の送信に際して、タイミング記録手段の記録内容に基づき送信タイミング要求を付加して端末装置20に送信し(ステップS15)、端末装置20では、受信した送信タイミング要求を送信タイミング記録手段に記録し、端末装置20からの上り情報の送信に際して、送信タイミング要求で指示されたタイミングで基地局装置10に送信する(ステップS16)。
【選択図】図4

Description

本発明は、TDMA/TDD方式に加えてOFDMAを適用したTDD/OFDMA通信方式の通信制御方法、基地局装置、端末装置および通信制御システムに関する。
デジタル携帯電話システムやPHSシステムなどの無線アクセス方式として、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)とTDD(Time Division Duplex:時分割双方向伝送)を組み合わせたTDMA/TDD方式が採用されている。さらに、これに加えて、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access:直交周波数分割多重接続)を活用するTDD/OFDMA通信方式が提案されている。
OFDMAの基礎となるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)は、データを変調する搬送波を、互いに直交した複数の「サブキャリア」(細分化された搬送波)に分割し、データ信号をそれぞれのサブキャリアに分散させて送信する方式である。
以下にOFDM方式の概要について説明する。
図5は送信側に用いられるOFDM変調装置の構成を示すブロック図である。OFDM変調装置には、送信データが入力される。この送信データは、シリアル/パラレル変換部201に供給されて、低速な複数の伝送シンボルからなるデータに変換される。つまり、伝送情報を分割して、複数の低速なデジタル信号を生成する。このパラレルデータは、逆高速フーリエ変換(IFFT)部202に供給される。
パラレルデータは、OFDMを構成する各サブキャリアに割り当てられ、周波数領域においてマッピングされる。ここで、各サブキャリアに対してBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の変調が施される。マッピングデータは、IFFT演算を施すことによって、周波数領域の送信データから時間領域の送信データに変換される。これにより、互いに直交する関係にある複数のサブキャリアがそれぞれ独立に変調されたマルチキャリア変調信号が生成される。IFFT部202の出力は、ガードインターバル付加部203に供給される。
ガードインターバル付加部203は、図6に示すように、伝送データの有効シンボルの後部をガードインターバルとして、伝送シンボル毎に有効シンボル期間の前部にコピーを付加する。このガードインターバル付加部で得られたベースバンド信号は、直交変調部204に供給される。
直交変調部204は、ガードインターバル付加部203から供給されるベースバンドOFDM信号に対して、OFDM変調装置の局部発振器105から供給されるキャリア信号を用いて、直交変調を施し、中間周波数(IF)信号もしくは無線周波数(RF)信号に周波数変換する。すなわち、直交変調部は、ベースバンド信号を所望の伝送周波数帯域に周波数変換した後に伝送路に出力する。
図7は、受信側に用いられるOFDM復調装置の構成を示すブロック図である。OFDM復調装置には、図5のOFDM変調装置によって生成されたOFDM信号が所定の伝送路を介して入力される。
このOFDM復調装置に入力されたOFDM受信信号は、直交復調部211に供給される。直交復調部211は、OFDM受信信号に対して、OFDM復調装置の局部発振器212から供給されるキャリア信号を用いて直交復調を施し、RF信号もしくはIF信号からベースバンド信号に周波数変換し、ベースバンドOFDM信号を得る。このOFDM信号は、ガードインターバル除去部213に供給される。
ガードインターバル除去部213は、OFDM変調装置のガードインターバル付加部203で付加された信号を、図示しないシンボルタイミング同期部から供給されるタイミング信号に従って除去する。このガードインターバル除去部203で得られた信号は、高速フーリエ変換(FFT)部214に供給される。
FFT部214は、入力される時間領域の受信データをFFTすることによって周波数領域の受信データに変換する。さらに周波数領域においてマッピングされ、各サブキャリア毎にパラレルデータが生成される。ここで、各サブキャリアに施されたBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の変調に対する復調がなされたことになる。FFT部214で得られたパラレルデータは、パラレル/シリアル変換部215に供給されて、受信データとして出力される。
OFDMAは、上記のOFDMと同様に搬送波を複数のサブキャリアに分割する方式であるが、分割されたサブキャリアをグループ化する点でOFDMとは異なる。グループ内のサブキャリアは「サブチャネル」と呼ばれ、単一のユーザがこれらのサブチャネルを占有する場合もあれば、複数のユーザで共有する場合もある。
ところで、無線伝送路では、端末側から送信された信号が空間を伝搬し、基地局側で受信されるが、伝送路中に建築物や山など複数の障害物が存在すると、障害物に反射した反射波が直接波に遅れて基地局へ到達することがある。これを、遅延波と呼ぶが、遅延波と直接波は、伝送距離が異なるため、基地局側で複数の経路(マルチパス)の影響による受信するタイミングの広がりを生じる。基地局はこれら複数のタイミングの内最も条件の良い(例えば最も送信電力が強い)ものを所望のタイミングとする。これにより所望以外のタイミングは所望のタイミングに対し前後に分布することがある。
また、複数のデータが複数端末から基地局へ同時に送信されるようなマルチアクセス方式を採用する通信システムにおいて、端末毎に基地局との距離が異なる場合、基地局に到来する端末毎の信号がそれぞれ異なるタイミングとなるため、前述した複数の経路(マルチパス)の影響と合わせ、タイミングに広がりを拡大させる為、シンボル間干渉が発生する場合がある。
このような伝搬遅延によるキャリア間干渉を補う技術として、特許文献1には、共通のトランシーバに反復的に信号を送信する複数のトランシーバのそれぞれに対して時間整列制御信号を供給する方法において、 複数のトランシーバのそれぞれから送信された1つの信号の共通のトランシーバにおける到着時間を検出し、複数のトランシーバのそれぞれからその後に送信された信号が実質上予め定められた期間内の到着時間であるように、各トランシーバに対して次に共通のトランシーバに送信されるべき信号の進みおよび遅延を決定し、 実質上全てのトランシーバからの次に送信された信号がタイミング制御信号内の進みおよび遅延によって決定された量だけ進められまたは遅延されるように、複数のトランシーバのそれぞれに対して各トランシーバに対する進みまたは遅延の量を含むタイミング制御信号を送信するステップを含んでいる制御信号の供給方法が開示されている。
また、特許文献2には、ヘッドエンド装置が予め決められた一定の瞬間にOFDMシンボルを受信できるように、OFDMシンボルがヘッドエンド装置へ送信される瞬間を推定計算することによる、複数のユーザ装置の一部とヘッドエンド装置との時間同期化が開示されている。
また、上記特許文献に記載されているタイミング制御のほか、キャリア間干渉を除去する方法として、一般的には端末側でガードインターバルを付加する方法が採用されている。ガードインターバルは、図8に示すように、有効シンボルの後半の一部分Xと同じ信号を有効シンボルの前半にコピーしたものである。
基地局側では、このガードインターバル区間の情報を無視することで、あるキャリアだけに遅延が生じた場合でも、遅延時間がこのガードインターバル区間内であれば、ガードインターバル除去後に各サブキャリアにシンボルの不連続点がなくなり、FFT後においても隣接サブキャリアへの干渉を与えないため、遅延が無視され正しく受信することができる。なお、ガードインターバル区間には有効シンボル内のデータがコピーされて挿入されているため、あるキャリアがズレても情報が欠落することがない。
特表2003−528483号公報 特表2004−533769号公報
しかしながら、端末と基地局との伝送距離が長くなると遅延分散が大きくなり、ガードインターバル長を超えて遅延波が入射することがある。また、端末と基地局とでランダムアクセス制御を行うようなシステムでは、基地局が端末と通信する期間が間欠的になり、端末での送信タイミングのずれが大きくなり、遅延時間がガードインターバルを超えてしまうと、隣接キャリアに干渉を与える可能性が高くなる。
そこで本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、遅延時間をガードインターバル内に抑えることによって、遅延分散によるキャリア間干渉を発生させないようにすることを目的とする。
上記課題を解決することのできる本発明は、基地局装置と複数の端末装置との間でのTDD/OFDMA通信方式により、前記端末装置からの上り情報に含まれるチャネル割り当て要求情報に応答して、前記基地局装置からの下り情報でチャネル割り当て応答をする通信制御方法であって、
前記基地局装置では、
前記チャネル割り当て応答によって割り当てられた割り当てチャネルで前記端末装置から送信された上り情報に含まれるパイロットシンボルに基づき、前記上り情報を受信する受信タイミングが基準よりも早いか遅いかを推定するステップと、前記受信タイミングの推定結果をタイミング記録手段に記録するステップと、基地局装置からの下り情報の送信に際して、前記タイミング記録手段の記録内容に基づき送信タイミング要求を付加して端末装置に送信するステップと、
前記端末装置では、
受信した前記送信タイミング要求を送信タイミング記録手段に記録するステップと、前記端末装置からの上り情報の送信に際して、前記送信タイミング要求で指示されたタイミングで基地局装置に送信するステップと、を含むことを特徴とする。(請求項1)
また、前記割り当てチャネルで前記端末装置からの上り情報を送信した後の、上り情報に対しても、当該上り情報に含まれるパイロットシンボルに基づき、前記上り情報を受信する受信タイミングが基準よりも早いか遅いかを推定するステップを含む、ことを特徴とする。(請求項2)
また、前記受信タイミングが基準よりも早いか遅いかの推定において、複数の判断レベルを含むことを特徴とする。(請求項3)
また、本発明は、複数の端末装置との間でTDD/OFDMA通信方式により、前記端末装置からの上り情報に含まれるチャネル割り当て要求情報に応答して、下り情報でチャネル割り当て応答をする基地局装置であって、
前記チャネル割り当て応答によって割り当てられた割り当てチャネルで前記端末装置から送信された上り情報に含まれるパイロットシンボルに基づき、前記上り情報を受信する受信タイミングが基準よりも早いか遅いかを推定するタイミング推定手段と、前記受信タイミングの推定結果を記録するタイミング記録手段と、前記下り情報の送信に際して、前記タイミング記録手段の記録内容に基づき送信タイミング要求を付加する送信タイミング要求付加手段と、を含むことを特徴とする。(請求項4)
また、本発明は、基地局装置との間でTDD/OFDMA通信方式により、前記基地局装置から送信されるチャネル割り当て応答によって割り当てられた割り当てチャネルで、上り情報を送信する端末装置であって、
前記基地局装置からの下り情報に付加された送信タイミング要求を記録する送信タイミング記録手段と、当該端末装置からの上り情報の送信に際して、前記送信タイミング要求で指示されたタイミングで上り情報を前記基地局装置に送信する送信タイミング変更手段と、を含むことを特徴とする。(請求項5)
基地局装置と複数の端末装置との間でのTDD/OFDMA通信方式により、前記端末装置からの上り情報に含まれるチャネル割り当て要求情報に応答して、前記基地局装置からの下り情報でチャネル割り当て応答をする通信制御システムであって、
前記基地局装置は、
前記チャネル割り当て応答によって割り当てられた割り当てチャネルで前記端末装置から送信された上り情報に含まれるパイロットシンボルに基づき、前記上り情報を受信する受信タイミングが基準よりも早いか遅いかを推定するタイミング推定手段と、前記受信タイミングの推定結果を記録するタイミング記録手段と、前記下り情報の送信に際して、前記タイミング記録手段の記録内容に基づき送信タイミング要求を付加する送信タイミング要求付加手段と、を有し、
前記端末装置は、
前記基地局装置からの下り情報に付加された送信タイミング要求を記録する送信タイミング記録手段と、当該端末装置からの上り情報の送信に際して、前記送信タイミング要求で指示されたタイミングで上り情報を前記基地局装置に送信する送信タイミング変更手段と、を有することを特徴とする。(請求項6)
本発明によれば、TDD/OFDMA通信方式の通信システム及び通信方法において、遅延時間をガードインターバル内に抑えることによって、遅延分散によるキャリア間干渉を発生させないようにすることができる。また、常に接続された割り当てチャネルにより、タイミング制御を行うことにより、ランダムアクセスシステムにおいても端末装置とのタイミングずれによる隣接キャリアへの干渉をなくすことができる。
以下、本発明に係るTDD/OFDMA通信方式の通信制御方法、基地局装置及び端末装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る基地局装置の機能ブロック図である。
本実施形態の基地局装置10は、送受信部1(PA/RF部/IF部/BB部)及び受信した信号を処理する信号処理部2で構成されている。
送受信部1ではアンテナから受信した信号が、RF部、IF部を経由してベースバンド信号のOFDMA信号を得ることができる。
信号処理部2は、シンボル同期部2-1,メモリ2-2,FFT部2-3,周波数推定部(チャネル推定部)2-4,タイミング推定部2-5(タイミング推定手段),復調部(復号部)2-6,物理層フレーム形成部2-7(送信タイミング要求付加手段),変調符号部2-8,IFFT部2-9を備えている。
シンボル同期部2-1は、送受信部1から得られたOFDMA信号のシンボル同期を行い、ガードインターバル(GI)を除去し、FFT部2‐3がFFTを行うことにより、OFDMA信号からユーザごとのシンボルを取り出す。そして、タイミング推定部2-5がタイミング推定を行い、タイミング推定した結果から、上り情報を受信する受信タイミングが基準よりも早いか遅いかを、メモリ2-2(タイミング記録手段)に蓄える。
周波数推定部(チャネル推定部)2-4が周波数推定及びチャネル推定を行い、復調部(復号部)2-6が復調、復号をしてデータを取り出し、誤り確認を行って上位レイヤーに渡す。それとともに、メモリ2-2に蓄えた受信タイミングが早い場合は端末装置20に遅く送信するように、遅い場合は早く送信するように、サブチャネルの送信タイミング制御ビットを設定する。
物理層フレーム形成部2-7がサブチャネルの物理レイヤフレームを形成し、変調符号部2-8が符号化、変調を行う。IFFT部2-9はIFFTをかけて、ガードインターバル(GI)を付加し、アナログ信号に変換後、送信タイミング制御ビットを付加して送受信部1のIF部、RF部を通してRF周波数信号に変換され、PA部を通してアンテナから送信される。
次に、本発明の実施の形態に係る端末装置の機能構成について説明する。図2は、端末装置の機能ブロック図である。
本実施形態の端末装置20は、送受信部11(PA/RF部/IF部/BB部)及び受信した信号を処理する信号処理部22で構成されている。
送受信部11ではアンテナから受信した信号がRF部、IF部を経由してベースバンド信号のOFDMA信号を得ることができる。
信号処理部22は、シンボル同期12-1,メモリ12-2,FFT部12-3,周波数推定部(チャネル推定部)12-4,タイミング推定部12-5,復調部(復号部)12-6,物理層フレーム形成部12-7,変調符号部12-8,IFFT部12-9,タイミング要求抽出12-10,タイミングシフト部12-11(送信タイミング変更手段)を備えている。
シンボル同期部12-1で、シンボル同期を行い、ガードインターバル(GI)を除去し、FFT部12‐3がFFTを行うことにより、OFDMA信号からシンボルを取り出す。その後、タイミング推定部12-5がタイミング推定を行い、周波数推定部(チャネル推定部)12-4が周波数推定及びチャネル推定を行う。そして、復調部(復号部)12-6が復調、復号をしてデータを取り出し、タイミング要求抽出12-10が、サブチャネルに付加された送信タイミング制御ビットの状態をメモリ12-2(送信タイミング記録手段)に記録し、誤り確認を行って上位レイヤーに渡す。
物理層フレーム形成部12-7がサブチャネルの物理レイヤフレームを形成し、変調符号部12-8が符号化、変調を行う。その後、タイミングシフト部12-11(送信タイミング変更手段)がメモリ12-2に蓄えた送信タイミング制御ビット(送信タイミング要求)に従い、端末装置20から上り情報を早く送信するか遅く送信するか相対的に送信タイミング制御し、IFFT部12-9がIFFTをかけて、ガードインターバル(GI)を付加し、DAを通過しアナログ信号に変換後、送受信部11のIF部、RF部を通してRF周波数信号に変換され、PA部を通してアンテナから送信される。
次に、OFDMAのフレームを構成するサブチャネルのフォーマットについて図3を用いて説明する。図3は、サブチャネルのフォーマットを示す説明図である。
図3に示すように、1つの周波数帯は、ダウンリンクの4つのサブチャネルとアップリンクの4つのサブチャネルで構成されている。
各サブチャネルは更に周波数軸上においてOFDMサブキャリア、時間軸上でOFDMシンボルに分割される。サブキャリアは、通信に必要な情報などを搬送するサブキャリアと、周波数軸上にある他のキャリアによる影響を少なくするためのガードサブキャリアおよび、通信に必要ないDC成分となるDCサブキャリアなどに分類される。シンボルごとのサブキャリアはプリアンブル、パイロットシンボル、ガードタイム、ガードインターバル、データなどにより構成される。また、各シンボルはFFTを行う為に必要な時間長(図3のFFT範囲)とガードインターバルにより構成される。
プリアンブル:(PRiamble)は、フレーム送信の開始を認識させ、同期をとるタイミングを与えるための信号である。
パイロットシンボル:PS(Pilot Symbol)は、サブキャリア毎の絶対位相を正しく認識するために位相の基準を得るために既知の信号波形や、既知のデータのことである。
ガードタイム:GT(Guard Time)は、各端末装置と基地局装置間の距離の差や送信タイミング誤差などにより、各端末装置からのバーストが重なるのを防ぐための部分である。
ガードインターバル:GI(Guard Interval)は、複数の異なるタイミングによる到来波が重なり、タイミングの分散が起きることにより隣接するシンボルが重なっても、FFTタイミングを適切に選ぶことによりサブキャリア間干渉を防ぐ為の部分である。
なお、ガードインターバルは、IFFT部2-9あるいはIFFT部12-9からの出力信号を、循環的に拡張した部分であって、シンボル毎に付加される。ガードインターバルを付加することによって、FFT部2-3あるいはFFT部12-3に周期的に入力する信号を切り取るタイミングがガードインターバルを含めたOFDMシンボル内であればどの部分でも劣化なく復調することができる。すなわち、1つのシンボルに遅延時間成分が含まれていても、遅延時間がガードインターバルより短い場合には、隣接シンボル成分が入り込むことがないためシンボル間干渉を生じることがない。
本実施形態では、マルチパスに起因する遅延時間と、端末毎に基地局との距離が異なることに起因する遅延時間とを含めたトータルの遅延時間を、ガードインターバル内におさめることができるようになっている。
基地局装置10のタイミング推定部2-5が、各サブチャネルのパイロットシンボル:PSまたはプリアンブル:PRなどの既知のシンボルと受信信号との相関演算をすることにより、端末装置からの上り情報を受信する受信タイミングが、基地局装置が有する基準タイミングすなわち所望とするタイミングよりも早いか遅いかを推定する。また、端末装置20のタイミング抽出部12-10が、基地局装置10からの下り情報をのせたサブチャネルに送信タイミング要求として付加された送信タイミング制御ビットを抽出する。
なお、既知のシンボルによるタイミング検出は、FFTを行う前(GI除去前含む)のタイミング検出ブロック、例えばシンボル同期2-1において既知の時間軸波形に対する相関演算を行うことによりタイミング検出することも出来る。
次に、本実施形態の基地局端末10と端末装置20との間の通信制御方法を、図4を参照して具体的に説明する。図4は、本実施形態の基地局端末10と端末装置20との間で行われるタイミング制御処理を説明するフローチャートである。
まず、端末装置20は予め基地局装置10の報知チャネルとフレーム同期を行っておき(ステップS11)、呼接続時点で、チャネル割り当て要求を出す(ステップS12)。また、呼接続時点で、各チャネルの下り通信品質状態を端末装置20は基地局装置10に送信する。基地局装置10もまた上り通信品質状態をモニタしており、相互通信品質状態に応じて、最も通信品質の良いチャネルをアンカーサブチャネルに割り当てる。ここで、アンカーサブチャネルとは、どのサブチャネルをどの端末装置が使用するかを各端末装置に通知するために使用したり、再送制御でデータが正しくやりとりできたかを基地局装置と端末装置でネゴシエーションのために使うなどするサブチャネルである。
基地局装置10では端末装置20からのチャネル割り当て要求を確認したらその受信タイミングが基準タイミングから遅れているのか、進んでいるかを計測し、チャネル割り当て要求に対するチャネル割り当て応答にどのくらいタイミングがずれているかの情報を付加して端末装置20に送信する(ステップS13)。
端末装置20は、チャネル割り当て応答内の情報にある送信タイミングシフト量に併せてタイミングを早く送信するように調整して、割り当てられたチャネルで上り情報を送信する(ステップS14)。基地局装置10はその上り情報のパイロットシンボルに基づき、該端末装置20の平均受信タイミングを推定する。推定したタイミングが遅い場合には、該端末装置20に早く送信するよう該端末装置20の下り情報のアンカーサブチャネルに送信タイミング制御ビットとして設定する。また、推定したタイミングが早い場合には、該端末装置20に遅く送信するよう該端末装置20の下り情報のアンカーサブチャネルに送信タイミング制御ビットとして設定する。基地局装置10は端末装置20に、この送信タイミング制御ビットを送信タイミング要求として含め、他の下り情報と共に送信する(ステップS15)。
なお、送信タイミング要求は、送信タイミングを早くあるいは遅くするという、早いか遅いかの単一の判断レベルのみでなく、どの程度早く送るのか遅く送るのかの複数の判断レベルを含むよう構成することも可能である。
端末装置20では、下り情報を受信して、アンカーサブチャネルの送信タイミングビットに従い上り情報の送信タイミングを調整し、割り当てチャネルで上り情報を送信する(ステップS16)。なお、ステップS14の後に、割り当てチャネルで端末装置20から送信した上り情報(ステップ16)に対しても、当該上り情報に含まれるパイロットシンボルに基づき、上り情報を受信する受信タイミングが基準よりも早いか遅いかを推定し、ステップS15と同様の処理を繰り返すよう構成することもできる(ステップS17,ステップS18・・・)。
本発明の実施の形態に係る基地局装置の機能ブロック図である。 本実施形態の端末装置の機能ブロック図である。 サブチャネルのフォーマットを示す説明図である。 本実施形態の基地局装置と端末装置との間で行われるタイミング制御処理を説明するフローチャートである。 従来の、送信側に用いられるOFDM変調装置の構成を示すブロック図である。 有効シンボルにガードインターバルをコピーした状態を説明する模式図である。 従来の、受信側に用いられるOFDM復調装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1:送受信部、2:信号処理部、2-1:シンボル同期部、2-2:メモリ、2-3:FFT部、2-4:周波数推定部(チャネル推定部)、2-5:タイミング推定部、2-6:復調部(復号部)、2-7:物理層フレーム形成部(送信タイミング要求付加手段)、2-8:変調符号部、2-9:IFFT部、10:基地局装置、22:信号処理部、12-1:シンボル同期、12-2:メモリ、12-3:FFT部、12-4:周波数推定部(チャネル推定部)、12-5:タイミング推定部、12-6:復調部(復号部)、12-7:物理層フレーム形成部、12-8:変調符号部、12-9:IFFT部、12-10:タイミング要求抽出、12-11:タイミングシフト部、20:端末装置

Claims (6)

  1. 基地局装置と複数の端末装置との間でのTDD/OFDMA通信方式により、前記端末装置からの上り情報に含まれるチャネル割り当て要求情報に応答して、前記基地局装置からの下り情報でチャネル割り当て応答をする通信制御方法であって、
    前記基地局装置では、
    前記チャネル割り当て応答によって割り当てられた割り当てチャネルで前記端末装置から送信された上り情報に含まれるパイロットシンボルに基づき、前記上り情報を受信する受信タイミングが基準よりも早いか遅いかを推定するステップと、
    前記受信タイミングの推定結果をタイミング記録手段に記録するステップと、
    基地局装置からの下り情報の送信に際して、前記タイミング記録手段の記録内容に基づき送信タイミング要求を付加して端末装置に送信するステップと、
    前記端末装置では、
    受信した前記送信タイミング要求を送信タイミング記録手段に記録するステップと、
    前記端末装置からの上り情報の送信に際して、前記送信タイミング要求で指示されたタイミングで基地局装置に送信するステップと、を含むことを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記割り当てチャネルで前記端末装置から上り情報を送信した後の、上り情報に対しても、当該上り情報に含まれるパイロットシンボルに基づき、前記上り情報を受信する受信タイミングが基準よりも早いか遅いかを推定するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記受信タイミングが基準よりも早いか遅いかの推定において、複数の判断レベルを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信制御方法。
  4. 複数の端末装置との間でTDD/OFDMA通信方式により、前記端末装置からの上り情報に含まれるチャネル割り当て要求情報に応答して、下り情報でチャネル割り当て応答をする基地局装置であって、
    前記チャネル割り当て応答によって割り当てられた割り当てチャネルで前記端末装置から送信された上り情報に含まれるパイロットシンボルに基づき、前記上り情報を受信する受信タイミングが基準よりも早いか遅いかを推定するタイミング推定手段と、
    前記受信タイミングの推定結果を記録するタイミング記録手段と、
    前記下り情報の送信に際して、前記タイミング記録手段の記録内容に基づき送信タイミング要求を付加する送信タイミング要求付加手段と、を含むことを特徴とする基地局装置。
  5. 基地局装置との間でTDD/OFDMA通信方式により、前記基地局装置から送信されるチャネル割り当て応答によって割り当てられた割り当てチャネルで、上り情報を送信する端末装置であって、
    前記基地局装置からの下り情報に付加された送信タイミング要求を記録する送信タイミング記録手段と、
    当該端末装置からの上り情報の送信に際して、前記送信タイミング要求で指示されたタイミングで上り情報を前記基地局装置に送信する送信タイミング変更手段と、を含むことを特徴とする端末装置。
  6. 基地局装置と複数の端末装置との間でのTDD/OFDMA通信方式により、前記端末装置からの上り情報に含まれるチャネル割り当て要求情報に応答して、前記基地局装置からの下り情報でチャネル割り当て応答をする通信制御システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記チャネル割り当て応答によって割り当てられた割り当てチャネルで前記端末装置から送信された上り情報に含まれるパイロットシンボルに基づき、前記上り情報を受信する受信タイミングが基準よりも早いか遅いかを推定するタイミング推定手段と、
    前記受信タイミングの推定結果を記録するタイミング記録手段と、
    前記下り情報の送信に際して、前記タイミング記録手段の記録内容に基づき送信タイミング要求を付加する送信タイミング要求付加手段と、を有し、
    前記端末装置は、
    前記基地局装置からの下り情報に付加された送信タイミング要求を記録する送信タイミング記録手段と、
    当該端末装置からの上り情報の送信に際して、前記送信タイミング要求で指示されたタイミングで上り情報を前記基地局装置に送信する送信タイミング変更手段と、を有することを特徴とする通信制御システム。
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