JP5674932B2 - レンジングチャンネル構造及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に、ワイヤレス通信技術に関するもので、より詳細には、直交周波数分割多重化(OFDM)技術に関する。
関連出願の相互参照:
本出願は、2009年7月6日に出願された米国プロビジョナル特許出願第61/223,108号の利益を主張するものであり、前記出願は、参考としてここにそのまま援用される。
セルラーネットワークのようなワイヤレス通信ネットワークでは、複数の移動ステーション又は移動ターミナル(例えば、セルラー電話、スマートホン又は他の形態のワイヤレス通信装置)がアップリンク及び/又はダウンリンクデータ通信のために直交周波数分割多重化によりベースステーションと通信する。直交周波数分割多重化ネットワークは、WiMAXと称されるか、或いはあまり一般的でないが、WirelessMAN又はエアインターフェイス規格とも称されるIEEE802.16規格のもとで提供されるようなセルベース高速サービスを容易にする。
OFDMを使用するセルラーネットワークでは、セルのベースステーションは、OFDM周波数帯域副搬送波周波数を、特定のタイムスロットにおいて使用するためにセル内の移動ターミナルに割り当てるという役割を果たす。移動ターミナルとベースステーションとの間の距離が時間と共に変化する場合には、移動ターミナルとベースステーションとの間のワイヤレスデータ通信の送信遅延も変化する。これは、不都合にも、特定のタイムスロットに関してベースステーションで受信されるデータ通信に不整列を生じさせることがある。移動ターミナルがベースステーションと初めて通信するとき、例えば、移動ターミナルがセルに入るときや移動ターミナルがアイドリング周期から目覚めるときには、ベースステーションまでの距離がまだ確立されていないので、同様の問題が生じ得る。
本出願に関連した技術:
草案IEEE 802.16m System Description Document、IEEE 802.16m−08/003r1、2008年4月15日付には、次のように述べられている。
この[802.16m]規格は、IEEE 802.16 WirelessMAN−OFDMA仕様を、認可された帯域で動作するための進歩型エアインターフェイスを提供するように変更する。これは、IMT−進歩型次世代移動ネットワークのセルラーレイヤ要件を満足する。この変更は、レガシーWirelessMAN−OFDMA装置のための継続サポートを与えるものである。
そして、この規格は、次の目的を取り扱っている。
i.この規格の目的は、レポートITU−R M.2072においてITUにより述べられたような将来の進歩型サービス及びアプリケーションをサポートするのに必要な性能改善を与えることである。
より一般的には、以下の実施形態は、マルチ搬送波又はOFDM型技術をアップリンクに使用する通信システムに適用することができる。
1つの態様では、移動ターミナルとベースステーションとの間のアップリンクデータ通信に対して直交周波数分割多重化(OFDM)を使用するワイヤレス通信ネットワークにおいて、移動ターミナルとベースステーションとの間の周期的レンジングを遂行する方法は、移動ターミナルにより使用するための周期的レンジングチャンネルを定義することを含み、周期的レンジングチャンネルは、OFDM周波数帯域の副搬送波周波数の複数Nのブロックより成り、副搬送波周波数のN個のブロックは、OFDM周波数帯域内で非連続的であり、そのチャンネルは、更に、副搬送波周波数のN個のブロックを使用して移動ターミナルからベースステーションへレンジング送信を送出すべきところのタイムスロットを特定のOFDMサブフレーム内に含み、このタイムスロットは、1つ以上のOFDM記号周期に及ぶが、OFDMサブフレームの期間より短く;そして更に、周期的レンジングチャンネルを経て移動ターミナルからベースステーションへレンジング送信を周期的に送出することも含み、この送出は、タイムスロット内にレンジング送信を拡散信号として送信することを含み、その拡散信号は、N個のブロックの副搬送波周波数にわたって拡散され、レンジング送信の期間は、OFDMサブフレームの期間より短い。
別の態様では、移動ターミナルとベースステーションとの間のアップリンクデータ通信に対して直交周波数分割多重化(OFDM)を使用するワイヤレス通信ネットワークにおいて、移動ターミナルとベースステーションとの間の周期的レンジングを遂行する方法は、移動ターミナルのための周期的レンジングチャンネルを定義することを含み、この周期的レンジングチャンネルは、OFDM時間及び周波数リソースを表わすタイルの概念的グリッドにおいて複数Nのタイルとして表され、その概念的グリッドは、OFDMサブフレームの複数のOFDM記号周期より成る時間次元と、OFDM周波数帯域の副搬送波の複数のブロックより成る周波数次元とを有し、N個のタイルの各々は、1つ以上のOFDM記号周期の間に少なくとも移動ターミナルにより使用するための副搬送波の1つのブロックの割り当てを表わし、N個のタイルは、概念的グリッドの周波数次元において非連続的であり、N個のタイルの各々は、概念的グリッドの時間次元において同じタイムスロットに及ぶものであり、タイムスロットの期間は、1つ以上のOFDM記号周期であるが、OFDMサブフレームの期間よりは短く;そして更に、周期的レンジングチャンネルを経て移動ターミナルからベースステーションへレンジング送信を周期的に送出することも含み、この送出は、タイムスロット内にレンジング送信を拡散信号として送信することを含み、その拡散信号は、N個のタイルの副搬送波周波数にわたって拡散され、レンジング送信の期間は、OFDMサブフレームの期間より短い。
更に別の態様では、移動ターミナルとベースステーションとの間のアップリンクデータ通信に対して直交周波数分割多重化(OFDM)を使用するワイヤレス通信ネットワークにおいて、移動ターミナルからベースステーションへの初期アクセスを遂行する方法は、移動ターミナルにより使用するための初期アクセスチャンネルを定義することを含み、その初期アクセスチャンネルは、OFDM周波数帯域の副搬送波周波数の複数Nのブロックより成り、副搬送波周波数のN個のブロックは、OFDM周波数帯域内で非連続的であり、初期アクセスチャンネルは、更に、副搬送波周波数のN個のブロックを使用して移動ターミナルからベースステーションへ初期アクセス送信を送出すべきところのタイムスロットを特定のOFDMサブフレーム内に含み、このタイムスロットは、1つ以上のOFDM記号周期に及ぶが、OFDMサブフレームの期間より短く;そして更に、周期的レンジングチャンネルを経て移動ターミナルからベースステーションへ初期アクセス送信を送出することも含み、この送出は、タイムスロット内に初期アクセス送信を拡散信号として送信することを含み、その拡散信号は、N個のブロックの副搬送波周波数にわたって拡散され、初期アクセス送信の期間は、OFDMサブフレームの期間より短く、タイムスロットを構成するOFDM記号周期の数は、移動ターミナルとベースステーションとの間の推定又は決定最大レンジング遅延に基づいて構成可能である。
本発明の態様及び特徴は、当業者であれば、添付図面及びアペンディックスに関連して特定実施形態の以下の詳細な説明を検討すれば、明らかとなるであろう。
本発明の実施形態は、添付図面を参照して、一例として以下に詳細に説明する。
セルラー通信システムのブロック図である。 本開示の幾つかの実施形態を具現化するのに使用される規範的ベースステーションのブロック図である。 本開示の幾つかの実施形態を具現化するのに使用される規範的ワイヤレスターミナルのブロック図である。 本開示の幾つかの実施形態を具現化するのに使用される規範的中継ステーションのブロック図である。 本開示の幾つかの実施形態を具現化するのに使用される規範的OFDM送信器アーキテクチャーの論理的分析のブロック図である。 本開示の幾つかの実施形態を具現化するのに使用される規範的OFDM受信器アーキテクチャーの論理的分析のブロック図である。 レンジングチャンネルの定義を容易にする、OFDMサブフレームに関連した時間及び周波数リソースを表わす概念的グリッドを示す。 レンジングチャンネルの定義を容易にする、OFDMサブフレームに関連した時間及び周波数リソースを表わす概念的グリッドを示す。
種々の図面において同様の要素を示すために同じ参照番号が使用されている。
ワイヤレスシステムの概略
添付図面を参照すれば、図1は、対応するベースステーション(BS)14により各々サービスされる複数のセル12内のワイヤレス通信をコントロールするベースステーションコントローラ(BSC)10を示している。ある構成では、各セルが更に複数のセクタ13又はゾーン(図示せず)へと分割される。一般的に、各ベースステーション14は、その対応ベースステーション14に関連したセル12内の移動及び/又はワイヤレスターミナル16とのOFDMを使用して通信を容易にする。ベースステーション14に関連した移動ターミナル16の移動は、チャンネル条件の著しい変動を生じさせる。図示されたように、ベースステーション14及び移動ターミナル16は、通信のための空間的ダイバーシティを与えるために複数のアンテナを備えている。ある構成では、中継ステーション15がベースステーション14とワイヤレスターミナル16との間の通信を助成する。ワイヤレスターミナル16は、いずれのセル12、セクタ13、ゾーン(図示せず)、ベースステーション14又は中継ステーション15から、他のセル12、セクタ13、ゾーン(図示せず)、ベースステーション14、又は中継ステーション15へハンドオフすることもできる。ある構成では、ベースステーション14は、互いに通信すると共に、バックホールネットワーク11を経て別のネットワーク(例えば、コアネットワーク又はインターネット、どちらも図示せず)と通信する。ある構成では、ベースステーションコントローラ10が必要とされない。
図2を参照すれば、ベースステーション14の一例が示されている。ベースステーション14は、一般的に、コントロールシステム20、基本帯域プロセッサ22、送信回路24、受信回路26、複数のアンテナ28、及びネットワークインターフェイス30を備えている。受信回路26は、移動ターミナル16(図3に示す)により構成される1つ以上のリモート送信器及び中継ステーション15(図4に示す)から情報を保持する高周波信号を受信する。低ノイズ増幅器及びフィルタ(図示せず)は、増幅を行いそして基本帯域干渉を処理のために信号から除去するように協働する。次いで、ダウン変換及びデジタル化回路(図示せず)は、フィルタされた受信信号を中間又は基本帯域周波数信号へダウン変換し、これが、次いで、1つ以上のデジタルストリームへデジタル化される。
基本帯域プロセッサ22は、デジタル化された受信信号を処理して、受信信号で搬送された情報又はデータビットを抽出する。この処理は、典型的に、復調、デコーディング、及びエラー修正動作を含む。従って、基本帯域プロセッサ22は、一般的に、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)又は特定用途向け集積回路(ASIC)において具現化される。受信された情報は、次いで、ネットワークインターフェイス30を経てワイヤレスネットワークを横切って送出されるか、又はベースステーション14によりサービスされる別の移動ターミナル16へ直接的に又は中継ステーション15の助けで送信される。
送信側では、基本帯域プロセッサ22は、音声、データ又はコントロール情報を表わすデジタル化データをコントロールシステム20のコントロールのもとでネットワークインターフェイス30から受信し、そしてそのデータを送信のためにエンコードする。エンコードされたデータは、送信回路24へ出力され、ここで、望ましい送信周波数(1つ又は複数)をもつ1つ以上の搬送波信号により変調される。電力増幅器(図示せず)は、変調された搬送波信号を送信に適したレベルへ増幅し、そして変調された搬送波信号を、マッチングネットワーク(図示せず)を経てアンテナ28へ配送する。変調及び処理は、以下で詳細に述べる。
図3には、移動ターミナル16の一例が示されている。ベースステーション14と同様に、移動ターミナル16は、コントロールシステム32、基本帯域プロセッサ34、送信回路36、受信回路38、複数のアンテナ40、及びユーザインターフェイス回路42を備えている。受信回路38は、1つ以上のベースステーション14及び中継ステーション15から情報を保持する高周波信号を受信する。低ノイズ増幅器及びフィルタ(図示せず)は、増幅を行いそして基本帯域干渉を処理のために信号から除去するように協働する。次いで、ダウン変換及びデジタル化回路(図示せず)は、フィルタされた受信信号を中間又は基本帯域周波数信号へダウン変換し、これが、次いで、1つ以上のデジタルストリームへデジタル化される。
基本帯域プロセッサ34は、デジタル化された受信信号を処理して、受信信号で搬送された情報又はデータビットを抽出する。この処理は、典型的に、復調、デコーディング、及びエラー修正動作を含む。基本帯域プロセッサ34は、一般的に、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)又は特定用途向け集積回路(ASIC)において具現化される。
送信については、基本帯域プロセッサ34は、音声、ビデオ、データ又はコントロール情報を表わすデジタル化データをコントロールシステム32から受信し、それを送信のためにエンコードする。エンコードされたデータは、送信回路36へと出力され、ここで、望ましい送信周波数(1つ又は複数)の1つ以上の搬送波信号を変調するように変調器により使用される。電力増幅器(図示せず)は、変調された搬送波信号を送信に適したレベルへ増幅し、そして変調された搬送波信号を、マッチングネットワーク(図示せず)を通してアンテナ40へ配送する。当業者に利用できる種々の変調及び処理技術を使用して、移動ターミナルとベースステーションとの間で直接的に又は中継ステーションを経て信号送信が行われる。
OFDM変調では、送信帯域が複数の直交搬送波に分割される。各搬送波は、送信されるべきデジタルデータに基づき変調される。OFDMは、送信帯域を複数の搬送波に分割するので、搬送波当たりの帯域巾が減少し、そして搬送波当たりの変調時間が増加する。複数の搬送波は、並列に送信されるので、所与の搬送波におけるデジタルデータ又は記号の送信レートは、単一の搬送波を使用するときより低い。
OFDM変調は、送信されるべき情報に対する逆高速フーリエ変換(IFFT)の性能を使用する。復調の場合は、受信信号に対する高速フーリエ変換(FFT)の性能が送信情報を回復する。実際上、IFFT及びFFTは、各々、逆離散的フーリエ変換(IDFT)及び離散的フーリエ変換(DFT)を実行するデジタル信号処理によって行われる。従って、OFDM変調を特徴付ける特徴は、直交搬送波が送信チャンネル内の複数の帯域について発生されることである。変調信号は、送信レートが比較的低くてそれらの各帯域内に留まることのできるデジタル信号である。個々の搬送波は、デジタル信号により直接的に変調されず、むしろ、全ての搬送波がIFFT処理により一度に変調される。
動作中に、OFDMは、少なくともベースステーション14から移動ターミナル16へのダウンリンク送信に使用される。各ベースステーション14には、“n”個の送信アンテナ28が装備され(n≧1)そして各移動ターミナル16には、“m”個の受信アンテナ40が装備される(m≧1)。特に、各アンテナは、適当なデュープレクサ又はスイッチを使用して受信及び送信に使用され、従って、明瞭化のためにのみ表わされている。
中継ステーション15が使用されるときには、OFDMは、ベースステーション14から中継ステーション15及び中継ステーション15から移動ターミナル16へのダウンリンク送信に使用される。
図4には、中継ステーション15の一例が示されている。ベースステーション14及び移動ターミナル16と同様に、中継ステーション15は、コントロールシステム132、基本帯域プロセッサ134、送信回路136、受信回路138、複数のアンテナ130、及び中継回路142を備えている。中継回路142は、中継ステーション14がベースステーション16と移動ターミナル16との間の通信を助成できるようにする。受信回路138は、1つ以上のベースステーション14及び移動ターミナル16から情報を保持する高周波信号を受信する。低ノイズ増幅器及びフィルタ(図示せず)は、増幅を行いそして基本帯域干渉を処理のために信号から除去するように協働する。次いで、ダウン変換及びデジタル化回路(図示せず)は、フィルタされた受信信号を中間又は基本帯域周波数信号へダウン変換し、これが、次いで、1つ以上のデジタルストリームへデジタル化される。
基本帯域プロセッサ134は、デジタル化された受信信号を処理して、受信信号で搬送された情報又はデータビットを抽出する。この処理は、典型的に、復調、デコーディング及びエラー修正動作を含む。基本帯域プロセッサ134は、一般的に、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)又は特定用途向け集積回路(ASIC)において具現化される。
送信については、基本帯域プロセッサ134は、音声、ビデオ、データ又はコントロール情報を表わすデジタル化データをコントロールシステム132から受信し、それを送信のためにエンコードする。エンコードされたデータは、送信回路136へ出力され、ここで、望ましい送信周波数(1つ又は複数)の1つ以上の搬送波信号を変調するように変調器により使用される。電力増幅器(図示せず)は、変調された搬送波信号を送信に適したレベルへ増幅し、そして変調された搬送波信号を、マッチングネットワーク(図示せず)を通してアンテナ130へ配送する。上述したように、当業者に利用できる種々の変調及び処理技術を使用して、移動ターミナルとベースステーションとの間で直接的に又は中継ステーションを経て間接的に信号送信が行われる。
図5を参照して論理的OFDM送信アーキテクチャーについて説明する。最初、ベースステーションコントローラ10は、種々の移動ターミナル16へ送信されるべきデータをベースステーション14へ直接的に又は中継ステーション15の助けで送出する。ベースステーション14は、移動ターミナルに関連したチャンネルクオリティインジケータ(CQI)を使用して、データを送信についてスケジュールすると共に、そのスケジュールされたデータを送信するための適当なコード及び変調を選択する。CQIは、移動ターミナル16から直接送られてもよいし、又は移動ターミナル16により与えられる情報に基づいてベースステーション14において決定されてもよい。いずれにせよ、各移動ターミナル16のCQIは、チャンネル振幅(又は応答)がOFDM周波数帯域にわたって変化する程度の関数である。
ビットのストリームであるスケジュールされたデータ44は、データスクランブルロジック46を使用してデータに関連したピーク対平均電力比を減少するようにスクランブルされる。スクランブルされたデータの繰り返し冗長チェック(CRC)が決定され、そしてCRC追加ロジック48を使用してスクランブルされたデータに添付される。次いで、チャンネルエンコーダロジック50を使用してチャンネルコーディングを遂行して、データに冗長度を効率的に追加し、移動ターミナル16における回復及びエラー修正を容易にする。この場合も、特定の移動ターミナル16に対するチャンネルコーディングは、CQIをベースとする。ある具現化においては、チャンネルエンコーダロジック50は、既知のターボエンコーディング技術を使用する。エンコードされたデータは、次いで、エンコーディングに関連したデータ拡張を補償するためにレートマッチングロジック52により処理される。
ビットインターリーバーロジック54は、連続データビットのロスを最小にするためにエンコードされたデータにおけるビットを系統的に再順序付けする。それにより生じるデータビットは、マッピングロジック56により、選択された基本帯域変調に基づいてそれに対応する記号へと系統的にマップされる。直角振幅変調(QAM)又は直角位相シフトキー(QPSK)変調を使用するのが好ましい。変調の程度は、特定の移動ターミナルに対してCQIに基づいて選択される。記号は、記号インターリーバーロジック58を使用して、周波数選択的フェージングにより生じる周期的データロスに対する送信信号の余裕度を更に強めるように系統的に再順序付けされる。
この点において、ビットのグループは、振幅及び位相コンステレーションにおける位置を表わす記号へとマップされている。空間的ダイバーシティが望まれるときには、記号のブロックは、送信信号を干渉により耐え且つ移動ターミナル16においてより容易にデコードされるようにする形態で記号を変更するスペース/時間ブロックコード(STC)エンコーダロジック60により処理される。STCエンコーダロジック60は、到来する記号を処理し、そしてベースステーション14の送信アンテナ28の数に対応する“n”個の出力を与える。図5を参照して上述したコントロールシステム20及び/又は基本帯域プロセッサ22は、STCエンコーディングをコントロールするためのマッピングコントロール信号を与える。この点において、“n”個の出力に対する記号が、送信されるべきデータを表わし、そして移動ターミナル16により回復できるものであると仮定する。
ここに示す例では、ベースステーション14が2つのアンテナ28(n=2)を有し、そしてSTCエンコーダロジック60が2つの記号出力ストリームを与えると仮定する。従って、STCエンコーダロジック60により出力される記号ストリームの各々は、理解を容易にするために個別に示された対応するIFFTプロセッサ62へ送られる。当業者であれば、そのようなデジタル信号処理を単独で又はここに述べる他の処理と組み合わせて行うために1つ以上のプロセッサを使用できることが明らかであろう。IFFTプロセッサ62は、逆フーリエ変換を行うように各記号に対して動作するのが好ましい。IFFTプロセッサ62の出力は、時間ドメインの記号を与える。時間ドメインの記号は、プレフィックス挿入ロジック64によりプレフィックスに関連されるフレームへとグループ分けされる。それにより生じる各信号は、デジタルドメインにおいて中間周波数へとアップ変換され、そしてそれに対応するデジタルアップ変換(DUC)及びデジタル/アナログ(D/A)変換回路66を経てアナログ信号へと変換される。それにより生じる(アナログ)信号は、次いで、望ましいRF周波数で同時に変調され、増幅され、そしてRF回路68及びアンテナ28を経て送信される。特に、意図された移動ターミナル16に知られたパイロット信号が副搬送波の間に散乱される。以下に詳細に述べる移動ターミナル16は、チャンネル推定のためにパイロット信号を使用する。
図6を参照して、ベースステーション14から直接又は中継ステーション15の助けで送信された信号を移動ターミナル16により受信することについて説明する。移動ターミナル16の各アンテナ40に送信信号が到着すると、各信号は、それに対応するRF回路70により復調され及び増幅される。簡略化及び明瞭化のために、2つの受信経路の一方のみについて詳細に述べる。アナログ/デジタル(A/D)コンバータ及びダウン変換回路72は、アナログ信号をデジタル処理のためにデジタル化し及びダウン変換する。それにより生じるデジタル化信号は、受信信号のレベルに基づきRF回路70の増幅器の利得をコントロールするために自動利得コントロール回路(AGC)74により使用される。
最初に、デジタル化信号は、同期ロジック76へ送られ、これは、多数のOFDM記号をバッファして2つの連続するOFDM記号間の自己相関を計算する粗同期ロジック78を含む。それにより生じる、相関結果の最大値に対応する時間インデックスは、ヘッダに基づき正確なフレーミングスタート位置を決定するために微同期ロジック80により使用される微同期サーチウインドウを決定する。微同期ロジック80の出力は、フレーム整列ロジック84によるフレーム取得を容易にする。その後のFFT処理で時間ドメインから周波数ドメインへの正確な変換をなすように、適切なフレーム整列が重要である。微同期アルゴリズムは、ヘッダにより搬送される受信パイロット信号と既知のパイロットデータのローカルコピーとの間の相関に基づく。フレーム整列取得が生じると、OFDM記号のプレフィックスがプレフィックス除去ロジック86で除去され、そしてそれにより生じるサンプルが周波数オフセット修正ロジック88へ送られ、これは、送信器及び受信器におけるマッチングのとられていないローカル発振器により生じるシステム周波数オフセットを補償する。好ましくは、同期ロジック76は、周波数オフセット及びクロック推定ロジック82を備え、これは、ヘッダに基づき、送信信号に対するそのような作用を推定し、そしてその推定を修正ロジック88に与えてOFDM記号を適切に処理する上で助けとなるものである。
この点において、時間ドメインのOFDM記号は、FFT処理ロジック90を使用して周波数ドメインへ変換する準備ができる。その結果は、周波数ドメイン記号であり、処理ロジック92へ送られる。処理ロジック92は、散乱パイロット抽出ロジック94を使用して散乱パイロット信号を抽出し、チャンネル推定ロジック96を使用してその抽出されたパイロット信号に基づいてチャンネル推定を決定し、そしてチャンネル再構成ロジック98を使用して全ての副搬送波に対するチャンネル応答を与える。各副搬送波に対するチャンネル応答を決定するために、パイロット信号は、本質的に、時間及び周波数の両方について既知のパターンでOFDM副搬送波全体にわたりデータ記号間に散乱される複数のパイロット記号である。図6で続けると、処理ロジックは、受信したパイロット記号を、ある時間にある副搬送波において予想されるパイロット記号と比較して、パイロット記号が送信される副搬送波に対するチャンネル応答を決定する。その結果は、パイロット記号が与えられなかった残りの副搬送波の全部でなくてもそのほとんどに対してチャンネル応答を推定するように補間される。実際の及び補間されたチャンネル応答は、OFDMチャンネルの副搬送波の全部でなくてもそのほとんどに対してチャンネル応答を含む全体的チャンネル応答を推定するのに使用される。
各受信経路に対してチャンネル応答から導出される周波数ドメイン記号及びチャンネル再構成情報は、STCデコーダ100へ送られ、これは、両受信経路に対してSTCデコーディングを行って、送信器号を回復する。チャンネル再構成情報は、各周波数ドメイン記号を処理するとき送信チャンネルの作用を除去するのに充分なイコライゼーション情報をSTCデコーダ100に与える。
回復された記号は、送信器の記号インターリーバーロジック58に対応する記号デインターリーバーロジック102を使用して順番に戻される。デインターリーブされた記号は、次いで、デマッピングロジック104を使用して対応するビットストリームへ復調され又はデマップされる。ビットは、次いで、送信器アーキテクチャーのビットインターリーバーロジック54に対応するビットデインターリーバーロジック106を使用してデインターリーブされる。デインターリーブされたビットは、次いで、レートデマッチングロジック108により処理され、そしてチャンネルデコーダロジック110に送られて、最初にスクランブルされたデータ及びCRCチェック和を回復させる。従って、CRCロジック112は、CRCチェック和を除去し、スクランブルされたデータを慣習的な形態でチェックし、そしてそれを、既知のベースステーションデスクランブリングコードを使用してデスクランブルするためにデスクランブリングロジック114に与え、最初に送信されたデータ116を回復させる。
データ116を回復するのと並列に、CQI、又は少なくともベースステーション14においてCQIを生成するに充分な情報が決定されて、ベースステーション14へ送信される。上述したように、CQIは、搬送波対干渉比(CR)、及びOFDM周波数帯域の種々の副搬送波にわたりチャンネル応答が変化する程度の関数である。この実施形態では、情報を送信するのに使用されるOFDM周波数帯域の各副搬送波のチャンネル利得を互いに比較して、OFDM周波数帯域にわたってチャンネル利得が変化する程度が決定される。変化の程度を測定するのに多数の技術が利用できるが、その1つの技術は、データの送信に使用されるOFDM周波数帯域全体にわたり各副搬送波のチャンネル利得の標準偏差を計算することである。
ある実施形態では、中継ステーションは、1つの無線部のみを使用して時分割的に動作してもよいし、或いは又複数の無線部を含んでもよい。
図1ないし6は、本発明の実施形態を具現化するのに使用できる通信システムの1つの特定例を示す。本発明の実施形態は、その特定例とは異なるアーキテクチャーを有するが、ここに述べる実施形態の具現化と一貫した仕方で動作する通信システムでも具現化できることを理解されたい。
図7は、図1の規範的セクタ18の単一のOFDMサブフレームに対する割り当て可能な時間及び周波数リソースを表わす概念的グリッド700を示す。或いは又、このグリッド700は、「リソースブロック」と称されてもよい。ある実施形態において、概念的グリッド700は、当該規範的セクタ18又はセル14(図1)のベースステーション16のメモリ(明確に示さず)においてテーブル又は二次元アレイのような対応データ構造として表される。ベースステーションは、セクタ内で動作する移動ターミナル間にその表された時間及び周波数リソースを割り当てる役割を果たす。時間及び周波数リソース割り当てが概念的グリッド700により表されたOFDMサブフレームは、セル又はセクタ内の種々の移動ターミナルから生じるベースステーション16とのアップリンクデータ通信におけるOFDMフレームを構成するF個のサブフレームの1つであり、ここで、Fは、1より大きな整数である。
図示したように、概念的グリッド700は、水平軸及び垂直軸に各々示された時間次元及び周波数次元を有する。グリッド700の他の表現も可能である。グリッド700は、概念的であり、ある実施形態では、実際上、論理的にも物理的にも表現されない(グリッドそれ自体としても他の仕方でも)。
グリッド700の時間次元の各列は、単一のOFDM記号周期を表わす。OFDM記号周期とは、OFDM記号を送信するために動作規格(例えば、IEEE802.16m)により規定された所定の期間である。ここに示す例では、グリッド700の時間次元は、a−fと示された6つの列を含む。列の数(6)は、表わされたOFDMサブフレームが6つのOFDM記号周期の期間を有することを表わしている。別の実施形態では、時間次元におけるOFDM記号周期の数が6より少なくても多くてもよい。
規範的な概念的グリッド700の周波数次元は、701−716と示された16の行を含む。行の数(16)は、動作OFDM周波数帯域の副搬送波周波数(又は単に「副搬送波」)が16のブロックに仕切られたことを表わす。副搬送波の16ブロックの各々は、異なる移動ターミナルに割り当てることができ、更に、2つ以上の副搬送波が単一の移動ターミナルに指定されてもよい。別の実施形態では、周波数次元におけるブロックの数は、16より少なくても多くてもよい。
周波数次元における各ブロックは、例えば、個数が6、9又は18である複数の直交副搬送波周波数を含む(に及ぶ)。各ブロックにおける副搬送波周波数の範囲は、サブ範囲内の最も高い副搬送波から最も低い副搬送波周波数までの利得の変化が最小となるようなものである。換言すれば、各ブロックにおける副搬送波周波数の範囲は、チャンネルのコヒレンス帯域巾より小さい周波数に及ぶ。各副搬送波周波数を使用して、1つの変調記号を変調することができる。それ故、各副搬送波は、単一のOFDM時間周期中に1ビットを表わすか、又は適切に変調される場合には2ビット以上を表わすことができる。
グリッド700の行と列との間の各交点がタイルを形成する。タイルは、列により表されたOFDM記号周期中に使用するための、行により表された副搬送波のブロックの割り当てを表わす。図7において、アルファニューメリック識別子を含むタイルは、そのアルファニューメリック識別子により識別されたチャンネルに時間及び周波数リソースが割り当てられたことを意味する。空のタイルは、そのタイルに関連した時間及び周波数リソースが割り当てられていないか、又はそれらが本開示とは無関係の(即ち、周期的レンジングとは無関係の)使用のために割り当てられたことを意味する。
上述した慣習に基づいて、図7は、グリッド700の21個の割り当てられたタイルを示すことが明らかである。より詳細には、タイル701a、708a、及び715aは、識別子が“A”である第1のチャンネルとして全体的に割り当てられ、タイル701b、708b、及び715bは、識別子が“B”である第1のチャンネルとして全体的に割り当てられ、タイル701c、708c、及び715cは、識別子が“C”である第1のチャンネルとして全体的に割り当てられ、タイル701d、708d、及び715dは、識別子が“D”である第1のチャンネルとして全体的に割り当てられ、タイル701e、708e、及び715eは、識別子が“E”である第1のチャンネルとして全体的に割り当てられ、タイル701f、708f、及び715fは、識別子が“F”である第1のチャンネルとして全体的に割り当てられ、そしてタイル702a、709a、及び716は、識別子が“G”である第1のチャンネルとして全体的に割り当てられている。以下に述べるように、割り当ては、ベースステーション14又はベースステーションコントローラ10により集中的に編成される。あるグリッド内の考えられる個別チャンネルの数は、Mと称される。例えば、図7の96タイルの全グリッドが周期的レンジングに使用される場合には、N=3(即ち、チャンネル当たり3つのタイルがある)と仮定すれば、Mは、96/3、即ち32となる。一般的に、Mは、構成可能である。
上述したように、特定のものに割り当てられる複数のタイルは、全体的にグリッド700内の「チャンネル」(或いは「位置」又は「送信機会」)と称される。ここに示す実施形態では、各チャンネルを定義するタイルの数は、3である。即ち、図7において共通チャンネル識別子を有する3つのタイルの各セットは、チャンネルが割り当てられる特定の移動ターミナル16により使用するための単一のチャンネルを定義する。従って、図7では、全部で7個の周期的レンジングチャンネルが定義され、即ちサブフレームに示されるチャンネルの数は、7(A−G)である。一般的に、チャンネル当たり割り当てられるタイルの数は、Nであり、ここで、Nは、2以上の整数である。チャンネル当たりのタイル数は、同じセル12又はセクタ13(図1)でも、異なる移動ターミナル間で異なってもよく、そしておそらく、以下に述べるように、動的に構成することができる。
チャンネルと移動ターミナルとの関係は、1対1又は1対多のいずれかである。後者のケースでは、同じチャンネルを使用する各移動ターミナルは、以下に述べるように、複数の直交又は低相関シーケンスのうちの異なる1つを使用して、複数の移動ターミナルによりそのチャンネルに同時に送信された複数の信号の中からその信号をベースステーションにおいて確かめることができる。
明瞭化のため、図7において個別の移動ターミナルを識別するのに使用される識別子A−Gは、グリッド700の列を識別するのに使用される識別子a−fとは関係がないことを理解されたい。又、識別子A−Gを使用して識別される移動ターミナルは、図1には必ずしも明確に示されていないことも理解されたい。更に、図7に示す割り当ては、特定の瞬間であることを理解されたい。移動ターミナル16がアクチベートされるか又はデアクチベートされるとき、或いはそれらが当該セクタ18に入るか又は出るとき、割り当てられたチャンネルが変化し得る。
図7のグリッドにおいて定義されたチャンネルは、周期的レンジングチャンネル(又は単に「レンジングチャンネル」)である。このようなチャンネルは、特に、レンジングに使用するための送信を搬送することを意図している。レンジングとは、移動ターミナルとベースステーションとの間の送信遅延による所定のアップリンクサブフレームタイミングからのワイヤレス送信のタイミングオフセットの程度を推定又は決定することを指す。周期的であることは、例えば、移動ターミナルとベースステーションとの間のデータ通信を必要に応じて調整して、当該セル、セクタ又はゾーン内の移動ターミナルの移動を考慮できるようにする。例えば、移動ターミナル16がベースステーション14から現在離れていると決定された場合には、移動ターミナル16は、比較的大きなMS対BS送信遅延を考慮するためにその送信を時間的に若干早目に送出する(前方時間シフト)ように構成される。対照的に、移動ターミナル16がベースステーション14に現在接近していると決定された場合には、移動ターミナル16は、今度は、最小のMS対BS送信遅延を考慮するためにその送信を時間的に若干遅れて送出する(後方時間シフト)ように構成される。これは、セル、セクタ又はゾーン内の種々の移動ターミナルから発生する送信を、ベースステーションに到着する際に互いに実質的に一致できるようにする。従って、サブフレームの隣接OFDM記号周期において異なる移動ターミナルから発生する送信と送信との間の干渉を最小にすることができる。
一般的に、移動ターミナルからベースステーションへ周期的レンジングチャンネルを経て周期的に送られる各レンジング送信は、既知のメッセージ、又は既知の信号のセットを含むことができる。このメッセージ又は信号は、ベースステーションにおいて定義されたアップリンクサブフレームのタイミングに対して移動送信の到着のタイミングを推定又は決定するためのものである。例えば、このメッセージ又は信号は、移動ターミナルから発生して受信されるワイヤレス送信と、OFDMサブフレームタイムスロット(例えば、1つ以上のOFDM記号周期)との間のタイミングオフセットを推定又は決定できるようにする。このメッセージ又は信号は、例えば、ウォルシュ(Walsh)シーケンス、ゴールドシーケンス又はザドフ−チュー(Zadoff-chu)シーケンスのような直交又は低相関シーケンスである。シーケンスがベースステーションによって指定される場合には、ベースステーションは、同じチャンネル(例えば、図7のチャンネルA)を使用する各移動ターミナルへ独特のシーケンスを指定する。例えば、チャンネルAを使用する第1の移動ターミナルに指定されるシーケンスは、チャンネルAを使用する第2の移動ターミナルに指定されるシーケンスとは個別のもので、それに対して直交するか又は低い相関を有する。ベースステーションは、チャンネルとチャンネルとの間のシーケンスを再使用してもよい。レンジング送信のコンテンツは、例えば、参考としてここに援用する規格IEEE802.16e及び/又はIEEE802.16mのいずれか又は両方に定義される。
明瞭化のため、レンジング送信は、OFDMデータ送信に使用されるパイロット記号とは個別である。レンジング送信とは、チャンネルを定義する複数の副搬送波を経て送られそしてレンジングの目的で使用されるシーケンスのような既知のメッセージ又は信号を指す。パイロット記号とは、チャンネル推定の目的で送信される既知の記号である。
周期的レンジングチャンネルは、次のように定義される。第1に、OFDMフレームを構成するF個のサブフレームの1つが、その中に周期的レンジングチャンネルを定義するために最初に選択される。サブフレームの選択は、典型的に、移動ターミナル16により行われるが、それは必ずしも全ての実施形態において真実ではない(例えば、ベースステーション14により行われてもよい)。ある実施形態では、OFDMサブフレームの選択が不要である。というのは、周期的レンジングに使用されるべきサブフレームが、所定のものだからである。
選択された又は所定のOFDMサブフレームの時間及び周波数リソースを表わす概念的グリッドは、チャンネル定義を容易にするために使用される。上述したように、図7には規範的グリッド700が示されている。
その後、当該サブフレームの時間及び周波数リソースが、チャンネルに対して選択される。これは、概念的グリッド700から複数Nのタイルを選択することにより達成される。この選択は、典型的に、例えば、IEEE802.16e及び/又は802.16mに規定されたメカニズムに基づいて、ベースステーションにより行われて、移動ターミナル16へ通信されるが、これは、必ずしも全ての実施形態において真実ではない。OFDMサブフレーム及び/又はN個のタイルの選択は、同じセル、セクタ又はゾーン内の異なる移動ターミナルについて定義された周期的レンジングチャンネル間の競合を最小にするという観点で、全体的又は部分的にランダム化されるのも任意である。ある実施形態では、N個のタイルが選択されるところのタイルは、例えば、グリッドのあるタイルが予約されるか又は既に他の目的に使用されている場合には、グリッド内の全タイル数のサブセットが制限される。
ある実施形態では、副搬送波周波数の選択されたN個のブロック及び選択されたOFDM記号周期の一方又は両方が、同期チャンネルの平均推定電力に基づいて移動ターミナル16により動的に選択されてもよい。明瞭化のため、同期チャンネルとは、ベースステーションの信号の初期収集及び初期ダウンリンクタイミングのために移動ターミナルが使用するチャンネルである。移動ステーションは、ベースステーションからの同期チャンネルの受電電力を推定する。この推定で電力が高いことが示唆され、ユーザがベースステーションに近いことを指示する場合には、短期間のレンジングチャンネルが使用される(例えば、図7のように、1つのOFDM記号周期の期間)。その推定で電力が低く、移動ターミナルがベースステーションに近くないことを示唆する場合には、長いチャンネル期間が使用される(例えば、図8のように、2つのOFDM記号周期の期間)。受電電力の推定値は、ベースステーションによって送信された多数のダウンリンクメッセージ、例えば、放送メッセージ、シグナリングチャンネル、等から得られる。
単一の周期的レンジングチャンネルの定義中に選択されるN個のタイルの各々は、サブフレームの同じ時間周期に及び、即ち概念的グリッド700の同じ列内に位置される。これは、選択された副搬送波ブロック各々の副搬送波を使用してレンジング送信が同時に送られることを反映する。選択された時間周期(即ち、例えば、選択された列)は、ここでは、チャンネルの「タイムスロット」とも称される。明瞭化のため、グリッド700の各タイルが、1つのOFDM記号周期の固定巾を有すると仮定すれば、複数のOFDM記号周期に及ぶチャンネルは、Nの倍数である多数のタイルを有すると考えられる(例えば、チャンネルが及ぶOFDM記号周期の数が2の場合には、タイルの数が2Nであると考えられる)。或いは又、単一の副搬送波周波数ブロックの複数の隣接OFDM記号周期が単一の「広い」タイルを形成すると考えられる場合には、複数列の広いチャンネルを構成するタイルの数がNであると考えられる。これらの語義に関わらず、選択されたタイルは、概念的グリッド700の周波数次元において非連続的である。換言すれば、2つの選択されたタイルがグリッド700の当該列内で互いに隣接することはない。これは、各レンジング送信に周波数ダイバーシティを導入するという観点で、周波数選択的フェージングを阻止するように取り組むものである。
例えば、チャンネル“A”について選択された図7の3つのタイル701a、708a及び715aは、全て、グリッド700の同じ列(列a)内にあり、それらは、全て、当該OFDMサブフレームの同じOFDM記号周期内に生じることを指示する。又、それらは、列a内で非連続的である。
少なくとも幾つかの実施形態におけるチャンネル定義の更に別の観点として、チャンネルを経てのレンジング送信として使用するためのシーケンスが指定される(例えば、ベースステーションにより)か、さもなければ、選択される。上述したように、所与のチャンネルに対するシーケンスは、移動ターミナル特有である。即ち、2つ以上の移動ターミナルによるレンジング送信に対して特定のチャンネル(例えば、図7のチャンネル“A”)が使用される限り、そのチャンネルを使用する各移動ターミナルは、異なるシーケンスを使用する(例えば、複数の直交又は低相関シーケンスの1つ)。しかしながら、1つのチャンネルに使用されるシーケンスは、N個のタイルの異なるセットより成る別のチャンネルに使用されてもよい。ここに示す例では、シーケンスの長さLは、1より大きい。ある実施形態では、レンジング送信は、シーケンスではない所定のメッセージ又は信号である(例えば、各チャンネルが1つの移動ターミナルのみによって使用される場合)。
ある実施形態では、ベースステーションは、ベースステーションからのダウンリンク接続を経ての通信により、N個のタイルのどれがチャンネルを定義するか、及び/又はそのチャンネルにどのシーケンスを使用するか、及び/又はそのチャンネルを経て移動ターミナルが使用するのはどのシーケンスか、移動ターミナルに通知する。この通信のためのメカニズムは、規格IEEE802.16e及び/又は802.16mに規定されている。
移動ターミナルは、チャンネルを定義するタイル及びそのチャンネルを経て使用されるシーケンスが分かると、その後、例えば、上述したレンジング送信を、チャンネルを経てベースステーションへ周期的に送出する。ここに示す実施形態において、レンジング送信を送出することは、長さLの指定又は選択されたシーケンスを、OFDMサブフレームの選択されたタイムスロット内でN個のブロックの副搬送波周波数にわたって拡散することを含み、拡散の結果として拡散信号が生じる。一般的に、送出することは、メッセージ又は信号の構成要素(例えば、シーケンスの部分又はビット)を、選択されたタイムスロット内でN個のブロックの各副搬送波周波数にわたって送信することを含む。チャンネルの期間が2つ以上のOFDM記号周期に及ぶ場合には、OFDM記号は、隣接タイムスロットにおいて同じ副搬送波周波数にわたって送信されるデータとの干渉のおそれを減少するという観点で、チャンネル期間の一部分のみについて送信される。次いで、各レンジング送信は、ベースステーション14において、OFDMサブフレームのタイミングに対して移動ターミナルに生じる送信の現在タイミングオフセットを推定又は決定するために使用される。
ある実施形態において、各レンジング送信により使用されるOFDM記号周期の数(例えば、チャンネルが及ぶ列の数)は、例えば、ベースステーション又は移動ターミナルにより、移動ターミナルとベースステーションとの間の推定又は決定された最大レンジング遅延に基づいて構成することができる。例えば、周期的レンジングチャンネルを構成するOFDM記号周期の数は、推定又は決定された最大レンジング遅延の増加につれて増加される。レンジング送信の期間は、一般的に、OFDMサブフレームの期間より短い。しかしながら、あるケースでは、例えば、移動ステーションとベースステーションとの間のレンジが大きい場合に、レンジング送信の期間がOFDMサブフレームの期間に一致する。
ある実施形態において、周期的レンジングチャンネルが定義されるサブフレームに対する概念的グリッドにおけるタイルのサブセットは、周期的レンジングチャンネルを定義するのに使用するために予約される。周期的レンジングチャンネルのために選択されるN個のタイルは、そのタイルのサブセットのみから選択される。例えば、図7において、予約されたタイルのサブセットは、グリッド700の行701、702、708、709、715、及び716における全てのタイルである。この予約されたタイルのサブセットは、「周期的レンジング領域」と称される。ベースステーションは、当該セクタ又はセルの各移動ターミナルに、ダウンリンク通信により周期的レンジング領域の境界に関して通知する。その領域は、包囲されるタイルの識別子により指示されるか、又は包囲される副搬送波周波数ブロック及び/又はOFDM記号周期の識別子により指示される。
ある実施形態において、特定のセクタに対して定義された周期的レンジング領域は、時間及び周波数の両方について接近セクタの周期的レンジング領域と整列される。例えば、特定のOFDMサブフレームに対する概念的グリッドが、互いに接近した2つのセクタに対して同じである場合には、それらの概念的グリッド内の予約されたタイルのサブセットも意図的に同じとされる。他の実施形態では、特定のセクタに対して定義された周期的レンジング領域は、時間又は周波数について他のセクタの周期的レンジング領域と整列されない。
周期的レンジング領域が定義された場合に、周期的レンジング領域のサイズ、即ちグリッドにおける予約されたタイルのサブセットの程度は、セクタ特有又はセル特有である。周期的レンジング領域のサイズが異なるセクタについて異なる場合には、少なくともセル縁のユーザの移動ターミナルによりおそらく使用するために予約された領域のセクタは、接近セクタ又はセル間のように周波数及び時間について整列されねばならない。この技術で知られたように、セル縁のユーザとは、その移動ターミナルがそれらの各ベースステーションから離れていて別のセルの境界に近づきつつあるユーザである。セル縁のユーザの移動ターミナルは、一般的に、ベースステーションにおいて受信されるように高い電力で送信を行う。これは、他のベースステーションにおいて望ましい信号の受信と干渉を生じ得る。例えば、セル縁のユーザに対して周期的レンジング領域を整列することで、これら高電力信号の送信を異なるセルにおいて同時に行うことができる。これは、レンジングに使用されるもの以外の時間及び周波数リソースを利用するデータ又は他の敏感な信号が、セル縁のユーザの高電力レンジング送信に対して保護されることを意味する。
図8は、図1の規範的なセル又はセクタに対する3つの周期的レンジングチャンネルの定義を示し、それらチャンネルは、図7に定義された7つの周期的レンジングチャンネルのいずれとも異なるものである。図8に使用される慣習は、図7に使用されたものと同じである。概念的グリッド700と同様に、概念的グリッド800は、16行801−816及び6列a−fを含む。16行は、図7と同様に動作OFDM周波数帯域を16ブロックに仕切ることを表わし、そして6列a−fは、表わされたOFDMサブフレームの期間が6つのOFDM記号周期であることを表わしている。
図8に示すように、3つの周期的レンジングチャンネルが定義される。“A”と示された第1のチャンネルは、タイル801a−80b、808a−808b及び815a−815bにより定義される。“B”と示された第2のチャンネルは、タイル801c−80d、808c−808d及び815c−815dにより定義される。“C”と示された第3のチャンネルは、タイル801e−80f、808e−808f及び815e−815fにより定義される。明瞭化のため、図8における識別子“A”、“B”及び“C”は、図7に識別子“A”、“B”及び“C”で示されたものと同じチャンネルを指すものではない。図8に定義された3つの周期的レンジングチャンネルは、主として、各チャンネルが1つではなく2つのOGDM周期に及ぶという点で、図7のものとは異なる。これらのチャンネルを経て送られるレンジング送信(例えば、シーケンス)は、必ずしも、レンジングチャンネルの全期間中に送信されない。例えば、その各々は、チャンネルを定義する2つの列により定義されたタイムスロットの「中間部」を占有するようにタイミング合わせされた単一のOFDM記号周期の期間中に送信される(即ち、タイムスロット内のレンジング送信の実体に先立つ先導バッファインターバル、及びタイムスロット内のレンジング送信の実体に後続する追跡バッファインターバルを伴い、その間、当該副搬送波にわたり移動ターミナルにより送られるデータはない)。バッファインターバルの期間(即ち、それらの期間の和)は、レンジング送信の実体を構成するメッセージ、信号又はシーケンスの期間に実質的に等しい。先導及び追跡バッファでシーケンスを送出することにより、サブフレームの先行又は後続タイムスロットにおいて送出されるデータとの干渉を防止又は制限することができる。チャンネルの時間/周波数リソースが重畳しないとすれば、各チャンネルのレンジング送信に対して同じシーケンスを使用することができる。
一般的に、上述した定義に関連した種々の方法及び技術並びに周期的レンジングチャンネルの使用は、初期アクセスチャンネルの定義及び使用にも使えることに注意されたい。初期アクセスチャンネルは、移動ターミナルが当該セル又はセクタへ入るとき或いはそれがアイドル周期から目覚めるときに移動ターミナルからベースステーションへの初期通信である初期アクセス送信を送出するのに使用される。初期アクセスは、一般的に、ベースステーションにおいて定義されるアップリンクサブフレームタイミングに対して移動送信の到着のタイミングを推定する目的で移動ステーションからベースステーションへの既知のメッセージ又は既知の信号のセットの1つの送信より成る。上述したレンジング送信と同様に、メッセージ又は信号は、例えば、ウォルシュ(Walsh)シーケンス、ゴールドシーケンス又はザドフ−チュー(Zadoff-chu)シーケンスのようなシーケンスである。特定のチャンネルを使用して第1の移動ターミナルに指定されるシーケンスは、同じチャンネルを使用して第2の移動ターミナルに指定されるシーケンスとは個別のもので、それに対して直交するか又は低い相関を有する。初期アクセスにおいて、サブフレームに対する移動送信のタイミングオフセットは、周期的レンジングの場合より著しく大きい。初期アクセスでは、使用すべきチャンネルは、この目的に対して一般的に利用でき又は予約された時間/周波数リソースの所定セットの中からランダムに選択される。
アペンディックスAは、上述した実施形態の態様について述べる。
上述した種々の方法及び技術は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせで実施することができる。ファームウェア及び/又はソフトウェアの場合には、プロセッサ実行可能なインストラクションが、磁気記憶媒体又は光学ディスクのようなコンピュータ読み取り可能な又はマシン読み取り可能な媒体から、例えば、移動ターミナル、ベースステーション又はベースステーションコントローラのようなコンピューティング装置のメモリへロードされ、そしてその装置における1つ以上のプロセッサにより実行されて、当該方法又は技術を実施することができる。
本開示の上述した実施形態は、単なる例示に過ぎない。当業者であれば、本開示の範囲から逸脱せずに、特定の実施形態に対して改変、変更及び修正をなすことができよう。
10:ベースステーションコントローラ
12:セル
13:セクタ
14:ベースステーション
15:中継ステーション
16:移動ターミナル
20:コントロールシステム
22:基本帯域プロセッサ
24:送信回路
26:受信回路
28:アンテナ
30:ネットワークインターフェイス
32:コントロールシステム
34:基本帯域プロセッサ
36:送信回路
38:受信回路
40:アンテナ
42:ユーザインターフェイス回路
130:アンテナ
132:コントロールシステム
134:基本帯域プロセッサ
136:送信回路
138:受信回路
142:中継回路
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Claims (18)

  1. 移動ターミナルとベースステーションとの間のアップリンクデータ通信のために直交周波数分割多重化(OFDM)を使用するワイヤレス通信ネットワークにおいて、移動ターミナルとベースステーションとの間の周期的レンジングを遂行する方法が、
    前記移動ターミナルにより使用するための周期的レンジングチャンネルを定義することを含み、前記周期的レンジングチャンネルは、OFDM周波数帯域の副搬送波周波数の複数Nのブロックより成り、前記副搬送波周波数のN個のブロックは、前記OFDM周波数帯域内で非連続的であり、前記チャンネルは、更に、前記副搬送波周波数のN個のブロックを使用して前記移動ターミナルから前記ベースステーションへレンジング送信を送出すべきところのタイムスロットを特定のOFDMサブフレーム内に含み、前記タイムスロットは、1つ以上のOFDM記号周期に及ぶが、前記OFDMサブフレームの期間より短いものであり、更に、
    前記周期的レンジングチャンネルを経て前記移動ターミナルから前記ベースステーションへレンジング送信を周期的に送出することを含み、前記送出することは、前記タイムスロット内に前記レンジング送信を拡散信号として送信することを含み、前記拡散信号は、前記N個のブロックの副搬送波周波数にわたって拡散され、前記レンジング送信の期間は、前記OFDMサブフレームの期間より短いものであ
    前記タイムスロットを構成するOFDM記号周期の数は、前記移動ターミナルと前記ベースステーションとの間の推定又は決定された最大レンジング遅延に基づいて構成可能である、方法。
  2. 前記タイムスロットを構成するOFDM記号周期の数は、前記推定又は決定された最大レンジング遅延が増加するにつれて増加する、請求項に記載の方法。
  3. 前記レンジング送信は、メッセージ又は信号を含み、前記送信は、前記OFDMサブフレームの前記タイムスロット内に前記N個のブロックの各副搬送波周波数にわたり前記メッセージ又は信号の構成要素を送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記タイムスロットは、前記サブフレームの複数の隣接OFDM記号周期に及び、前記レンジング送信は、前記タイムスロット内の先導バッファインターバル及び前記タイムスロット内の追跡バッファインターバルを含み、前記移動ターミナルは、前記先導バッファインターバル及び前記追跡バッファインターバルの間には前記メッセージ又は信号の前記構成要素の前記送信を控える、請求項に記載の方法。
  5. 前記移動ターミナルは、第1の移動ターミナルであり、前記レンジング送信は、第1のレンジング送信であり、前記周期的レンジングチャンネルは、第2のレンジング送信を送出するために第2の移動ターミナルにより使用されるものでもあり、前記第1及び第2のレンジング送信の各々は、互いに直交するシーケンスを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記周期的レンジングチャンネルは、前記ベースステーションのセルのセクタに関連され、前記副搬送波周波数のN個のブロック及び前記タイムスロットは、前記OFDM周波数レンジの副搬送波周波数ブロックの所定サブセット、及び全体的に前記セクタの周期的レンジング領域と称される前記サブフレームのOFDM記号周期の所定サブセットから選択され、そして前記セクタの周期的レンジング領域は、時間及び周波数において接近セクタの周期的レンジング領域と整列される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記周期的レンジングチャンネルは、前記ベースステーションのセルのセクタに関連され、前記副搬送波周波数のN個のブロック及び前記タイムスロットは、副搬送波周波数ブロックの所定サブセット、及び全体的に前記セクタの周期的レンジング領域と称される前記サブフレームのOFDM記号周期の所定サブセットから選択され、そして前記副搬送波周波数ブロックの前記所定サブセット及び前記OFDM記号周期の所定サブセットのいずれか一方又は両方は、接近セクタの周期的レンジング領域の各々副搬送波周波数ブロックのサブセット及びOFDM記号周期のサブセットとは異なる、請求項1に記載の方法。
  8. 前記セクタの前記周期的レンジング領域の区分は、セル縁のユーザのための周期的レンジングチャンネルを定義するように意図され、前記区分は、セル縁のユーザのための周期的レンジングチャンネルを定義するように意図された前記接近セクタの周期的レンジング領域の区分と時間及び周波数において整列される、請求項に記載の方法。
  9. 前記副搬送波周波数のN個のブロック、及び前記周期的レンジングチャンネルを定義する前記タイムスロット、のいずれか一方又は両方が、ベースステーション信号の初期収集及び初期ダウンロードタイミングに使用される同期チャンネルの平均電力推定値に基づいて移動ターミナルにより動的に選択される、請求項1に記載の方法。
  10. 移動ターミナルとベースステーションとの間のアップリンクデータ通信のために直交周波数分割多重化(OFDM)を使用するワイヤレス通信ネットワークにおいて、移動ターミナルとベースステーションとの間の周期的レンジングを遂行する方法が、
    前記移動ターミナルの周期的レンジングチャンネルを定義することを含み、前記周期的レンジングチャンネルは、OFDM時間及び周波数リソースを表わすタイルの概念的グリッドにおいて複数Nのタイルとして表され、前記概念的グリッドは、OFDMサブフレームの複数のOFDM記号周期より成る時間次元と、OFDM周波数帯域の副搬送波の複数のブロックより成る周波数次元とを有し、前記N個のタイル各々は、1つ以上の前記OFDM記号周期の間に少なくとも前記移動ターミナルにより使用するための副搬送波の1つのブロックの割り当てを表わし、前記N個のタイルは、前記概念的グリッドの周波数次元において非連続的であり、前記N個のタイル各々は、前記概念的グリッドの時間次元において同じタイムスロットに及ぶものであり、前記タイムスロットの期間は、1つ以上のOFDM記号周期であるが、前記OFDMサブフレームの期間よりは短く、更に、
    前記周期的レンジングチャンネルを経て前記移動ターミナルから前記ベースステーションへレンジング送信を周期的に送出することを含み、この送出することは、前記タイムスロット内に前記レンジング送信を拡散信号として送信することを含み、前記拡散信号は、前記N個のタイルの副搬送波周波数にわたって拡散され、前記レンジング送信の期間は、前記OFDMサブフレームの期間より短いものであ
    前記タイムスロットを構成するOFDM記号の数は、前記移動ターミナルと前記ベースステーションとの間の推定又は決定された最大レンジング遅延に基づいて構成可能である方法。
  11. 前記レンジング送信を構成するOFDM記号周期の数は、前記推定又は決定された最大レンジング遅延が増加するにつれて増加する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記周期的レンジングチャンネルは、前記ベースステーションのセルのセクタに関連され、前記N個のタイルは、前記セクタの周期的レンジング領域と称される前記グリッドのタイルの所定サブセットから選択され、そして前記セクタの前記周期的レンジング領域は、時間次元及び周波数次元において、接近セクタの周期的レンジング領域と整列される、請求項10に記載の方法。
  13. 前記周期的レンジングチャンネルは、前記ベースステーションのセルのセクタに関連され、前記N個のタイルは、前記セクタの周期的レンジング領域と称される前記グリッドのタイルの所定サブセットから選択され、そして前記セクタの前記周期的レンジング領域は、接近セクタの周期的レンジング領域とはサイズが異なる、請求項10に記載の方法。
  14. 前記セクタの前記周期的レンジング領域の区分は、セル縁のユーザのための周期的レンジングチャンネルを定義するもので、前記区分は、時間次元及び周波数次元において前記接近セクタの周期的レンジング領域の区分と整列される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記周期的レンジングチャンネルを定義する前記N個のタイルは、ベースステーション信号の初期収集及び初期ダウンロードタイミングに使用される同期チャンネルの平均電力推定値に基づいて移動ターミナルにより動的に選択される、請求項10に記載の方法。
  16. 前記概念的グリッドは、前記時間次元において6つのOFDM記号周期を含み、前記複数Nのタイルは、3つのタイルであり、そして前記3つのタイル各々は、2つの隣接OFDM記号周期に及ぶものである、請求項10に記載の方法。
  17. 前記周期的レンジングチャンネルは、第1の周期的レンジングチャンネルであり、前記レンジング送信は、第1のレンジング送信であり、更に、
    第2の周期的レンジングチャンネル及び第3の周期的レンジングチャンネルを定義することを含み、前記第2及び第3の周期的レンジングチャンネル各々は、前記概念的グリッドの3つのタイルの個別セットとして表され、3つのタイルの各セットは、前記グリッドの周波数次元において非連続的であり且つ前記グリッドの時間次元において2つの隣接OFDM記号周期に及び、前記3つのタイルの各セットは、前記第1の周期的レンジングチャンネルの対応する3つのタイルと同じ副搬送波を前記グリッドの周波数次元に含み、
    前記第2及び第3の周期的レンジングチャンネルを各々経て前記移動ターミナルから前記ベースステーションへ第2及び第3のレンジング送信を周期的に送出することを含み、前記送出することは、前記レンジング送信を拡散信号として送信することを含み、前記拡散信号は、前記2つのOFDM記号周期の間に2つのOFDM記号として前記N個のタイルの副搬送波周波数にわたって拡散され、前記レンジング送信の期間は、前記OFDMサブフレームの期間より短い、請求項16に記載の方法。
  18. 移動ターミナルとベースステーションとの間のアップリンクデータ通信のために直交周波数分割多重化(OFDM)を使用するワイヤレス通信ネットワークにおいて、移動ターミナルからベースステーションへの初期アクセスを遂行する方法が、
    前記移動ターミナルにより使用するための初期アクセスチャンネルを定義することを含み、前記初期アクセスチャンネルは、OFDM周波数帯域の副搬送波周波数の複数Nのブロックより成り、前記副搬送波周波数のN個のブロックは、前記OFDM周波数帯域内で非連続的であり、前記初期アクセスチャンネルは、更に、前記副搬送波周波数のN個のブロックを使用して前記移動ターミナルから前記ベースステーションへ初期アクセス送信を送出すべきところのタイムスロットを特定のOFDMサブフレーム内に含み、前記タイムスロットは、1つ以上のOFDM記号周期に及ぶが、前記OFDMサブフレームの期間より短く、更に、
    前記初期アクセスチャンネルを経て前記移動ターミナルから前記ベースステーションへ初期アクセス送信を送出することを含み、この送出することは、前記タイムスロット内に前記初期アクセス送信を拡散信号として送信することを含み、前記拡散信号は、前記N個のブロックの副搬送波周波数にわたって拡散され、前記初期アクセス送信の期間は、前記OFDMサブフレームの期間より短く、
    前記タイムスロットを構成するOFDM記号周期の数は、前記基地局によってサービスされるセルのサイズ及び前記移動ターミナルと前記ベースステーションとの間の推定又は決定された最大レンジング遅延に基づいて構成される、方法。
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