JP2010136233A - マルチキャリア送受信装置およびマルチキャリア送受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、送信電力を低減することが可能なマルチキャリア送受信装置およびマルチキャリア送受信方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明によると、第1のシステム制御部111は、予め設定された伝送レート、データ変調方式、ダイバーシティ制御の有無、パイロット信号の有無の情報のうちの少なくとも1つ以上の情報に基づいてサブキャリアの数を決定し、かつ、送信電力が所定値以下となるように第1のゲイン制御部106に対して振幅利得制御信号を出力し、サブキャリア選択部109は、サブキャリアの数に従って予め設定された巡回パターンに基づいてサブキャリアの位置情報を出力するため、送信電力を低減することが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明によると、第1のシステム制御部111は、予め設定された伝送レート、データ変調方式、ダイバーシティ制御の有無、パイロット信号の有無の情報のうちの少なくとも1つ以上の情報に基づいてサブキャリアの数を決定し、かつ、送信電力が所定値以下となるように第1のゲイン制御部106に対して振幅利得制御信号を出力し、サブキャリア選択部109は、サブキャリアの数に従って予め設定された巡回パターンに基づいてサブキャリアの位置情報を出力するため、送信電力を低減することが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線伝送を行う送受信装置に関し、特に、マルチキャリア変調を用いたマルチキャリア送受信装置およびマルチキャリア送受信方法に関する。
従来からの無線通信の1つとして、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)に代表されるマルチキャリア変調方式を用いた通信方法が利用されている。マルチキャリア変調方式は、通信帯域内に設けた複数の副搬送波(サブキャリア)を用いてデータを変調して伝送する技術である。特に、OFDMは、複数のサブキャリアが相互に直交して隣接するサブキャリアとの干渉がないため、通信帯域内における周波数の利用効率が高くなり、地上波デジタル放送や無線LAN(Local Area Network)など様々な伝送方式に採用されている。
従来から、マルチキャリア変調方式を利用する送受信装置における送信電力の制御に関しては種々の検討がなされている。例えば、受信品質が低いサブキャリアについては送信をせず、送信しなかったサブキャリアの送信電力分を実際に送信をするサブキャリアに割り当てることによって、伝送効率と受信性能を向上させる提案がある(例えば、特許文献1参照)。
また、受信側における各サブキャリアの受信レベルに応じて、送信側の送信電力の制御を行うという提案もある(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
従来の送受信装置では、伝送レートに余裕がある場合、すなわち、実際に通信するデータの速度が通信帯域よりも遅い場合において、空いた伝送スペースにダミーデータを挿入して送信しているため不要な電力を消費していた。従って、通信機器の消費電力が高くなったり、不要な成分が帯域外に雑音として拡散される恐れがあった。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、送信電力を低減することが可能なマルチキャリア送受信装置およびマルチキャリア送受信方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明によるマルチキャリア送受信装置は、マルチキャリアを用いて無線通信を行う、送信部と受信部とを備える。送信部は、少なくとも1つ以上のサブキャリアを選択するサブキャリア選択部と、サブキャリアに割り当てられた送信データを変調する変調部と、変調部から出力された送信データと、サブキャリアの位置および数の情報とを多重化する直列変換部と、送信部全体の制御を行う第1のシステム制御部とを備え、受信部は、受信信号から受信データとサブキャリアの位置および数の情報とを分離および復号するとともに、受信信号の振幅利得が一定となるように制御するリカバリ部と、サブキャリアの位置および数の情報に基づいて、受信データを復調する復調部と、受信装置全体の制御を行う第2のシステム制御部とを備え、第1のシステム制御部は、予め設定された伝送レート、データ変調方式、ダイバーシティ制御の有無、パイロット信号の有無の情報のうちの少なくとも1つ以上の情報に基づいてサブキャリアの数を決定し、かつ、送信電力が所定値以下となるように直列変換部に対して振幅利得制御信号を出力し、サブキャリア選択部は、サブキャリアの数に従って予め設定された巡回パターンに基づいてサブキャリアの位置情報を出力することを特徴とする。
本発明によると、送信部は、少なくとも1つ以上のサブキャリアを選択するサブキャリア選択部と、サブキャリアに割り当てられた送信データを変調する変調部と、変調部から出力された送信データと、サブキャリアの位置および数の情報とを多重化する直列変換部とを備え、受信部は、受信信号から受信データとサブキャリアの位置および数の情報とを分離および復号するとともに、受信信号の振幅利得が一定となるように制御するリカバリ部と、サブキャリアの位置および数の情報に基づいて、受信データを復調する復調部とを備え、第1のシステム制御部は、予め設定された伝送レート、データ変調方式、ダイバーシティ制御の有無、パイロット信号の有無の情報のうちの少なくとも1つ以上の情報に基づいてサブキャリアの数を決定し、かつ、送信電力が所定値以下となるように直列変換部に対して振幅利得制御信号を出力し、サブキャリア選択部は、サブキャリアの数に従って予め設定された巡回パターンに基づいてサブキャリアの位置情報を出力するため、送信電力を低減することが可能となる。
本発明の実施形態について、図面を用いて以下に説明する。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態によるマルチキャリア送受信装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明によるマルチキャリア送受信装置は、送信部100と受信部200とを備えて構成される。
図1は、本発明の実施形態によるマルチキャリア送受信装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明によるマルチキャリア送受信装置は、送信部100と受信部200とを備えて構成される。
送信部100は、送信信号を入力する入力端子101と、入力した直列信号である送信データを並列信号に変換する並列変換部102と、並列変換部102にて並列変換された各送信データに対して予め定められた信号を割り当てる1次変調部103と、1次変調部103から出力された各送信データに対して逆フーリエ変換を行うIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部104と、IFFT部104から出力された送信データと、サブキャリアの位置および数の情報とを多重化する直列変換部105と、直列変換部105にて多重化された送信信号の振幅利得を制御する送信ゲイン制御部106(第1のゲイン制御部)と、送信ゲイン制御部106から出力された送信信号に対してRF(Radio Frequency)変調を行うRF変調部107と、RF変調部107から出力された送信信号を送信する送信アンテナ108と、後述するシステム制御部111からの指示によってサブキャリアの数、位置、および帯域幅を決定するサブキャリア選択部109と、サブキャリア選択部109によって選択された各サブキャリアに対応する変調波を生成する変調波発生部110と、送信部100全体の制御を行うシステム制御部111(第1のシステム制御部)とから構成される。なお、1次変調部103とIFFT部104とから、サブキャリアに割り当てられた送信データを変調する変調部が構成される。
受信部200は、送信アンテナ108から送信された無線信号を受信する受信アンテナ208と、受信アンテナ208によって受信された受信信号の振幅利得を制御する受信ゲイン制御部207(第2のゲイン制御部)と、受信ゲイン制御部207から出力された受信信号に対してRF復調を行うRF復調部206と、RF復調部206によって復調された直列信号である受信信号を並列信号に変換する並列変換部205と、並列変換部205にて並列変換された受信信号に対してフーリエ変換を行うFFT部204と、FFT部204から出力された各受信信号から予め定められた信号を抽出する1次復調部203と、1次復調部203から出力された並列信号を直列信号に変換する直列変換部202と、直列変換部202から出力された信号を外部に供給する出力端子201と、受信信号から受信データとサブキャリアの位置および数の情報とを分離および復号するとともに、受信信号の振幅利得が一定となるように制御するリカバリ部211と、受信部200全体の制御を行うシステム制御部212(第2のシステム制御部)と、システム制御部212からの指示によってサブキャリアの数、位置、および帯域幅を決定するサブキャリア選択部209と、サブキャリア選択部209によって選択されたサブキャリアに対応する復調波を生成する復調波発生部210とから構成される。なお、1次復調部203とFFT204とから、サブキャリアの位置および数の情報に基づいて、受信データを復調する復調部が構成される。
図2は、一般的なマルチキャリア信号の周波数成分を示す図である。図2において、通信に用いられる周波数帯域幅Bw、周波数帯域幅Bw内のサブキャリア総数Ncは既知とする。図2に示すように、各サブキャリアの中心周波数の間隔はBw/Nc、FFTやIFFTを行うための時間単位である1シンボル期間はNc/Bwで示される。
図3は、本発明の実施形態による通信フレーム構造の一例を示す図である。図3に示すように、1単位の通信(以下、1通信単位とする)が開始してから完了するまでの時間をT秒とする。1通信単位は、Nフレームからなるデータ構造からなり、各フレームごとにあるノードから他のノードへの通信が行われるものとする。1フレームは、Mシンボルから構成されており、各シンボルには制御情報(プリアンブル、無効データ、再送データ期間などのオーバーヘッドデータ)またはペイロード(実際に送受信装置間で通信されるデータ)が割り当てられている。α(0から1までの固定値)をペイロード率としたとき、制御情報には(1−α)×Mシンボル、ペイロードにはα×Mシンボルが割り当てられる。
ペイロードにおいて、1シンボルは、実際にIFFTが行われるFFT期間とGI(ガードインターバル)期間とに区分される。GI期間のデータは、FFT期間のデータの最後尾をコピーしたものである。1シンボル期間内のGI期間の比(GIレート)をβ(0から0.5間での固定値)とすると、FFT期間はT×(1−β)/(M×N)と表され、前述の1シンボル期間Nc/Bwと等しい。
1次変調部103において行われる1次変調の変調率Xを、1シンボル期間内に1つのサブキャリアによって変調されるビット数と定義する。例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)を用いて1次変調を行う場合は、各シンボルごとに2ビットのデータに変調されるため、X=2となる。同様に、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)を用いて1次変調を行う場合は、X=4となる。
次に、本実施形態1におけるマルチキャリア送受信装置の動作について説明する。まず、送信部100の動作について説明する。
システム制御部111では、通信を開始する前に、通信に必要なサブキャリアの本数(有効サブキャリア数)を算出する。有効サブキャリア数の算出方法として、システム制御部111では、上位レイヤからシステム仕様や伝送フォーマット情報を受け取り、受け取った情報によって定められている送信ペイロード率、1次変調方式、伝送レートY、ダイバーシティ機能のオン/オフ、パイロット信号のオン/オフなどの条件から有効サブキャリア数を算出する。
例えば、図3において、通信単位時間:T=5m秒、1フレーム内のペイロード数:α×M=116シンボル、1通信単位内のフレーム数:N=1フレーム、1次変調率:X=2、伝送レート:Y=150kbpsとすると、有効サブキャリア数Nvは、Nv=Y×T/(α×M×X)=3.2となる。従って、150kbpsの通信を行うためには4本の有効サブキャリアを使用すればよいことが分かる。このように、システム制御部111が、予め設定された送信ペイロード率、伝送レート、データ変調方式、ダイバーシティ制御の有無、パイロット信号の有無の情報のうちの少なくとも1つ以上の情報に基づいてサブキャリアの数を決定することによって、本実施形態によるマルチキャリア送受信装置によれば、伝送レートなどに応じて有効サブキャリア数を動的に変更可能となる。
入力端子101に入力されたデジタル信号は、並列変換部102内のシフトレジスタによって有効サブキャリア数分だけ並列変換される。このとき、Nv≦Ncである。例えば、1次変調にQPSKを用いる場合は、入力された8ビットのデータは2ビットずつ4つに区切られ1次変調部103にそれぞれ出力される。1次変調部103では、2ビットの送信データが表す複素信号を生成し、IFFT部104に出力する。このとき、Nv本の有効なサブキャリアの各々が、全てのサブキャリア(Nc本)中のどの位置にあるのかという情報がキャリア選択部109にて指定され位置情報として出力されて、1次変調部103を介してIFFT部104に入力される。有効なサブキャリアの位置は、固定位置、ランダムパターンなど予め定められた巡回パターンにより決定されることを基本とするが、通信中にノッチが推定されるサブキャリアを除外したり、フィルタによる雑音漏れの影響があるサブキャリアを除外するなど、通信条件やシステム条件が加味される場合もある。
図4は、本発明の実施形態1によるキャリア選択の一例を示す図である。図4に示すように、サブキャリアの総数Nc=31、有効サブキャリア数Nv=4であるとき、有効サブキャリアの位置情報は、例えば2、9、17、24となる。
変調波発生部110では、有効サブキャリアの基底となる変調波が生成されてIFFT部104に入力される。IFFT部104では、1次変調部103から入力された送信データと変調波発生部110から入力された変調波とを複素乗算し、その結果を直列変換部105に出力する。
直列変換部105では、図3に示される各フレーム内のペイロード部分に対して、IFFT部104から入力された送信信号を送信データを複素加算した信号とGI信号とを挿入するとともに、ペイロード以外のシンボルに対してプリアンブルやシステム制御部111から入力されたシステム制御情報などを挿入した後に送信ゲイン制御部106に出力する。
送信ゲイン制御部106では、直列変換部105から出力された送信信号に対して、有効サブキャリア数Nvが増減しても送信電力が一定となるように振幅利得を調整する。すなわち、システム制御部111から入力された振幅利得制御信号に基づいて、直列変換部105にて多重化された送信信号の振幅利得を制御する。
送信ゲイン制御部106から出力された送信信号は、RF変調部107にてRF搬送波とミキシングすることによってRF帯にコンバートされた後、送信アンテナ108から放射される。
次に、受信部200の動作について説明する。
受信アンテナ208によって受信したRF信号は、受信部200内の受信ゲイン制御部207に入力される。受信ゲイン制御部207は、受信信号を一定の振幅レベルにして出力するために、低雑音アンプや損失値の調整可能なアッテネータなどによって構成される。ここで、アッテネータの制御値は、リカバリ部211から供給される。
RF復調部206では、入力されたRF信号をRF搬送波とミキシングすることによって、ベースバンド信号にダウンコンバートされる。
RF復調部206から出力された受信信号は、リカバリ部211に入力される。リカバリ部211では、受信信号のプリアンブルから振幅調整を行い、制御信号を受信ゲイン制御部207に出力する。また、受信信号のプリアンブルから周波数の誤差量を検出してRF復調部206にRF搬送波の補正信号をフィードバックしたり、受信信号から送信部100と同期したクロックを再生したり、受信信号の同期を確立してFFT部204にてフーリエ変換を行うタイミングを特定している。さらに、受信信号から制御情報を抽出してシステム制御部212に出力する。
並列変換部205では、RF復調部206にて復調された受信信号を有効サブキャリア数Nvに分けてFFT部204に出力する。FFT部204では、並列変換部205から入力された受信信号と、復調波発生部210から入力された各有効サブキャリアに対応した復調波とを複素乗算して、その結果を1次復調部203に出力する。復調波発生部210では、サブキャリア選択部209から入力された有効サブキャリアの位置情報と、リカバリ部211から入力されたフーリエ変換実行位置の情報とから、正確なフーリエ変換復調信号を生成する。
1次復調部203では、入力された複素信号から1次変調部103における処理とは逆の処理を行い、変調率Xで定められたビット数のデータを再生する。再生されたデータは、直列変換部202にて合成され、受信データとして出力端子201から出力される。
システム制御部212では、上位レイヤから送られてくるシステム設定情報、リカバリ部211から受信したシステム情報などから、有効サブキャリア数Nv、有効サブキャリアの位置、1次復調方式などのシステムパラメータを抽出する。システム制御部212にて抽出されたこれらの情報は、サブキャリア選択部209を介して復調波発生部210および1次復調部203に出力され、受信信号を正確に復調するためのパラメータとなる。
本実施形態では、各有効サブキャリアの電力の総和が送信電力となる。送信電力に所定の制限がある通信環境下では、有効サブキャリア数Nvに影響されることなく送信信号の電力を一定にする必要がある。一般的に、振幅の2乗と電力とは比例するため、振幅は有効サブキャリア数の1/2乗に比例する。従って、送信ゲイン制御部106では、システム制御部111から出力された有効サブキャリア数Nvの1/2乗に比例する振幅利得を送信信号に与えるように動作する。このようにすることによって、有効サブキャリア数を変更した場合であっても、一定の送信電力で通信を行うことが可能となる。
通信帯域内に大きな狭帯域ノイズや深いノッチが存在する場合は、それらに対応する周波数のサブキャリアの使用を避けるように有効サブキャリアを選択することによって、ノイズやノッチに対する耐性を高めて通信の信頼性を向上させることができる。また、回線状態を予め把握できない状態であっても、有効サブキャリアの位置を通信単位ごとにランダムに変更することによって、有効サブキャリアの位置を固定位置とする場合よりも狭帯域ノイズや深いノッチによる通信不能状態を回避できる可能性が高くなる。このことは、誤り訂正技術やダイバーシティ技術によるデータ補償によって、通信不能時のデータを回復する可能性が高くなるためである。さらに、有効サブキャリアの位置を通信単位ごとにランダムに変更することによって、データをスクランブル化させて秘匿性を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態において、図1に示す送信アンテナ108と受信アンテナ208とを共用して1つのアンテナとする構成としてもよい。また、本実施形態では、RF変調部107にて直接的にベースバンド信号をRF信号に変調し、RF復調部206にて直接的にRF信号をベースバンド信号に復調しているが、両信号の変調および復調の途中に中間周波数への変換操作が実行されてもよい。
以上のことから、本実施形態1によれば、伝送レートに従って有効サブキャリア数と位置を選択できるため、少ない送信電力で通信を行うことができるとともに、マルチキャリア送受信装置の消費電力の低減効果も期待できる。また、有効サブキャリア以外の周波数にキャリアを立てないため、狭帯域ノイズやノッチの影響が少なく、安定した信号の送受信を行うことができる。さらに、有効サブキャリア以外の周波数にキャリアを立てないので、近傍の周波数を使用している他の通信機器への干渉を抑えることができる。
また、有効サブキャリアの数に対応して、有効サブキャリア全体の電力の総和、すなわち送信電力を一定値以下に保つように送信信号の振幅を制御するため、有効サブキャリア数が変更された場合であっても、送信電力を一定にして通信を行うことが可能となる。従って、送信電力の上限が設定されているような通信環境下では、送信電力を有効サブキャリアに集中させることができるため、より少ない送信電力で安定した通信を行うことが可能となる。
〈実施形態2〉
本発明の実施形態2では、システム制御部212は受信ゲイン制御部207に入力される受信信号の振幅が所定の閾値よりも大きい場合にその旨をシステム制御部111に知らせ、システム制御部111は送信ゲイン制御部106に対して送信信号の振幅利得をさらに小さくするように振幅利得制御信号を出力することを特徴とする。
本発明の実施形態2では、システム制御部212は受信ゲイン制御部207に入力される受信信号の振幅が所定の閾値よりも大きい場合にその旨をシステム制御部111に知らせ、システム制御部111は送信ゲイン制御部106に対して送信信号の振幅利得をさらに小さくするように振幅利得制御信号を出力することを特徴とする。
本実施形態2では、送信部100と受信部200との双方向通信における送受信の切り替えを時分割で行っている。また、送信部100および受信部200は同一端末装置の筐体内に組み込まれており、定められた通信フォーマットに従って送受信の動作を繰り返している。システム制御部111およびシステム制御部212は、端末装置内で共用されるか、または互いに通信可能な構成であるものとし、その他の構成および動作については実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態2において、送信部100では、送信ゲイン制御部106にて用いられるゲイン制御値をシステム制御情報として受信部200に送信する。ゲイン制御値は、システム制御部111で生成された後に直列変換部105にて送信データに挿入される。
一方、受信部200では、受信信号をRF復調部206にてRF復調した後に、リカバリ部211によってシステム制御情報を抽出してシステム制御部212に出力する。リカバリ部211は、受信信号の振幅調整を行うAGC(Auto Gain Control)回路から受信ゲイン制御部207に出力される制御信号を観測することによって受信信号の受信レベルを検出し、検出した受信レベルの情報をシステム制御部212に出力する。システム制御部212は、送信部100から送信されたゲイン制御値とリカバリ部211から入力された受信レベルとから次回送信部100からデータを送信する際のゲイン制御値を算出して送信部100のシステム制御部111に出力する。システム制御部111では、システム制御部212から入力されたゲイン制御値を用いて送信ゲイン制御部106を制御してデータを送信する。このとき、データの送信タイミングにおいて有効サブキャリア数が更新された場合は、有効サブキャリア数の増減に応じてゲイン制御値に補正を行う。
図5は、本発明の実施形態2によるマルチキャリア送受信装置における動作のフローチャートである。図5中の装置の状態とは、送信部100と受信部200とが、時分割で交互に送受信を繰り返している状態のことである。
図5に示すように、受信部200による受信処理が開始されると、システム制御部212では、リカバリ部211にて検出した受信レベルAと予め設定された閾値Bとを比較する(ステップS1)。ステップS1において、受信レベルAが閾値Bよりも大きければ送信出力を下げても通信可能と判断し、送信部100から送信されてきたゲイン制御値Cを取得後(ステップS2)、送信部100のシステム制御部111に対して、受信レベルAと閾値Bとの比較による判断結果およびゲイン制御値Cを送る。システム制御部111では、受信部200から受け取ったゲイン制御値Cよりも1ステップ小さくした値を用いて送信ゲイン制御部106に対して送信出力レベルが小さくなるようにゲイン制御を行った後に送信する(ステップS4)。
ステップS1において、受信レベルAが閾値B以下であれば受信レベルは最適化されていると判断し、送信部100から送信されてきたゲイン制御値Cを取得後(ステップS3)、送信部100のシステム制御部111に対して、受信レベルAと閾値Bとの比較による判断結果およびゲイン制御値Cを送る。システム制御部111では、受信部200から受け取ったゲイン制御値Cをそのまま用いて、送信ゲイン制御部106に対してゲイン制御を行った後に送信する(ステップS5)。
また、ステップS1において、システム制御部212が受信信号を受信できなかった場合は、受信期間中は受信処理を行わず、システム制御部111に対して受信不能の旨のメッセージを送る。システム制御部111では、受信部200から受け取ったゲイン制御値Cよりも1ステップ大きくした値または初期値を用いて送信ゲイン制御部106に対して送信出力レベルが大きくなるようにゲイン制御を行った後に送信する(ステップS6)。
ステップS4〜S6における送信処理が終了すると、ステップS7にてステップS1と同様の処理が行われ、以降、上記と同様の処理が繰り返し行われる。
以上のことから、受信部200にて受信レベルを検出することによって伝送路の状態を判断し、伝送路の状態が良好である場合は送信電力をさらに下げて送信するため、常に伝送路の状態に応じた最小の送信電力で通信することが可能となり、消費電力を低減することができる。従って、本実施形態によるマルチキャリア送受信装置の消費電力が低減される。また、近傍の周波数に対してノイズなどを発生させることが少なくなるため、他の通信機器の誤作動を防止することができる。
なお、本実施形態2では、時分割の場合における送受信について説明したが、例えば、周波数分割の場合における送受信であっても、本実施形態によるシステム制御部の基本的な動作には影響しない。
また、本実施形態2では、1対1の通信を前提に動作処理について説明したが、1対nの複数に対する送受信であってもよく、n通りのA、B、Cの値を保持して相手先によって適切な値を使用することにより、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態2では、受信部200の受信ゲイン制御部207に対する入力の振幅と閾値とを比較した制御動作について説明したが、受信部200側の誤り率(Bit Error Rate:BER)や雑音レベル(C/N)などの受信感度を閾値と比較しても本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、送信時と受信時とで有効サブキャリア数が異なる場合は、受信時のサブキャリア数に対する送信時のサブキャリア数の比を算出し、例えば、算出した値の平方根の値に基づいてゲインを補正することによって、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上のことから、本実施形態によるマルチキャリア送受信装置は、特に、微弱無線など送信電力に一定の制限を持った電波を使用した通信、または、本通信によって混信が引き起こされるような通信装置が近傍に存在する場合での送受信に好適である。例えば、フェージングノイズやパルス性の強いノイズが存在する環境下において送受信する場合にも好適である。
なお、本実施形態では、マルチキャリア送受信装置について説明したが、同じような機能を有するマルチキャリア送受信方法を用いても同様の効果を得ることができる。
100 送信部、101 入力端子、102 並列変換部、103 1次変調部、104 IFFT部、105 直列変換部、106 送信ゲイン制御部、107 RF変調部、108 送信アンテナ、109 サブキャリア選択部、110 変調波発生部、111 システム制御部、200 受信部、201 出力端子、202 直列変換部、203 1次復調部、204 FFT部、205 並列変換部、206 RF復調部、207 受信ゲイン制御部、208 受信アンテナ、209 サブキャリア選択部、210 復調波発生部、211 リカバリ部、212 システム制御部。
Claims (4)
- マルチキャリアを用いて無線通信を行う、送信部と受信部とを備えるマルチキャリア送受信装置であって、
前記送信部は、
少なくとも1つ以上のサブキャリアを選択するサブキャリア選択部と、
前記サブキャリアに割り当てられた送信データを変調する変調部と、
前記変調部から出力された前記送信データと、前記サブキャリアの位置および数の情報とを多重化する直列変換部と、
前記直列変換部にて多重化された送信信号の振幅利得を制御する第1のゲイン制御部と、
前記送信部全体の制御を行う第1のシステム制御部と、
を備え、
前記受信部は、
受信信号から受信データと前記サブキャリアの位置および数の情報とを分離および復号するとともに、前記受信信号の振幅利得が一定となるように制御するリカバリ部と、
前記サブキャリアの位置および数の情報に基づいて、前記受信データを復調する復調部と、
前記受信部全体の制御を行う第2のシステム制御部と、
を備え、
前記第1のシステム制御部は、予め設定された送信ペイロード率、伝送レート、データ変調方式、ダイバーシティ制御の有無、パイロット信号の有無の情報のうちの少なくとも1つ以上の情報に基づいて前記サブキャリアの数を決定し、かつ、送信電力が所定値以下となるように前記第1のゲイン制御部に対して振幅利得制御信号を出力し、
前記第1のゲイン制御部は、前記第1のシステム制御部から入力された前記振幅利得制御信号に基づいて、前記直列変換部にて多重化された前記送信信号の前記振幅利得を制御し、
前記サブキャリア選択部は、前記サブキャリアの数に従って予め設定された巡回パターンに基づいて前記サブキャリアの位置情報を出力することを特徴とする、マルチキャリア送受信装置。 - 前記受信部は、前記受信信号の振幅利得を制御する第2のゲイン制御部をさらに備え、
前記第2のシステム制御部は、前記第2のゲイン制御部に入力される前記受信信号の振幅が所定の閾値よりも大きい場合にその旨を前記第1のシステム制御部に知らせ、前記第1のシステム制御部は、前記第1のゲイン制御部に対して前記送信信号の振幅利得をさらに小さくするように振幅利得制御信号を出力することを特徴とする、請求項1に記載のマルチキャリア送受信装置。 - マルチキャリアを用いて無線通信を行う、送信工程と受信工程とを備えるマルチキャリア送受信方法であって、
前記送信工程は、
少なくとも1つ以上のサブキャリアを選択するサブキャリア選択工程と、
前記サブキャリアに割り当てられた送信データを変調する変調工程と、
前記変調工程から出力された前記送信データと、前記サブキャリアの位置および数の情報とを多重化する直列変換工程と、
前記直列変換工程にて多重化された送信信号の振幅利得を制御する第1のゲイン制御工程と、
前記送信部全体の制御を行う第1のシステム制御工程と、
を備え、
前記受信工程は、
受信信号から受信データと前記サブキャリアの位置および数の情報とを分離および復号するとともに、前記受信信号の振幅利得が一定となるように制御するリカバリ工程と、
前記サブキャリアの位置および数の情報に基づいて、前記受信データを復調する復調工程と、
前記受信装置全体の制御を行う第2のシステム制御工程と、
を備え、
前記第1のシステム制御工程は、予め設定された伝送レート、データ変調方式、ダイバーシティ制御の有無、パイロット信号の有無の情報のうちの少なくとも1つ以上の情報に基づいて前記サブキャリアの数を決定し、かつ、送信電力が所定値以下となるように前記第1のゲイン制御工程に対して振幅利得制御信号を出力し、
前記第1のゲイン制御工程は、前記第1のシステム制御工程から入力された前記振幅利得制御信号に基づいて、前記直列変換工程にて多重化された前記送信信号の前記振幅利得を制御し、
前記サブキャリア選択工程は、前記サブキャリアの数に従って予め設定された巡回パターンに基づいて前記サブキャリアの位置情報を出力することを特徴とする、マルチキャリア送受信方法。 - 前記受信工程は、前記受信信号の振幅利得を制御する第2のゲイン制御工程をさらに備え、
前記第2のシステム制御工程は、前記第2のゲイン制御工程に入力される前記受信信号の振幅が所定の閾値よりも大きい場合にその旨を前記第1のシステム制御工程に知らせ、前記第1のシステム制御工程は、前記第1のゲイン制御工程に対して前記送信信号の振幅利得をさらに小さくするように振幅利得信号を出力することを特徴とする、請求項3に記載のマルチキャリア送受信方法。
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