JP2006518135A - 無線データの送信方法、及び対応する信号、システム、送信機及び受信機 - Google Patents

無線データの送信方法、及び対応する信号、システム、送信機及び受信機 Download PDF

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Abstract

本発明は送信機(40,31)と受信機(50,32,34,33)との間にデータを無線送信する方法に関し、多重キャリア変調を用いて送信されたデータを送信するために、少なくとも1つの単一キャリアのパイロット信号(805)及び少なくとも1つの信号(810,811)を使用すること含む。本発明による方法は、第1の信号に対する送信チャネルの応答を評価すること(60)を含み、前記評価することは単一キャリアのパイロット信号及び、前記第1の信号の少なくとも一部と一時的に同時に発生するパイロット信号の少なくとも一部を考慮に入れる。本発明は送信機、受信機及び対応する信号にも関係する。

Description

本発明は電気通信の分野に関し、特に本発明はセルネットワークにおいて高いスループットでデータを送信及び処理することに関する。
より正確には、本発明はチャネル応答の評価及び受信した信号の中でデータを等化するためにこの評価を使用することに関する。
第三世代及びその後の無線電話システムは、極めて高速で広帯域のデータ送信を必要とする多くのサービス及びアプリケーションを提案又は可能にする。特にインターネットのネットワーク又は同様のネットワークを通るデータ転送に割り当てられたリソース(例えば、音響及び/又は固定画像又は動画を含むファイル)は、利用可能なリソースの最も重要な部分を占め、またほとんど一定の状態に留まる音声通信に割り当てられたリソースを恐らく超えるであろう。
しかしながら、無線電話装置のユーザに提示された全体的なスループットは、特に利用可能な周波数の帯域幅によって限定される。利用可能なリソースを増加させる従来の解決策は、所定の領域内のセルの密度を増加することである。これにより、比較的小さいセルである「マイクロセル」に分割されるネットワークのインフラが作られる。この技術の不都合な点は、固定局(UMTS規格に基づいてノードBと呼ばれる基地局BS)の数を増す必要があることであり、これは比較的面倒で費用がかかる要素である。さらに、例えデータのスループットが高くても、それは最適ではない。その上、より高いレベルでは、セルの数従って固定局の数が増加すると、管理が一層複雑になることは明らかである。
無線電気通信システムでは、送信された信号は、通常、振幅及び遅延が異なる複数の経路の存在をもたらすエコーを受ける。これらの経路の組合せは、受信を極めて大きく妨害する可能性がある受信機におけるフェージングをもたらすことがある。さらに、環境により及び/又は受信機が移動式であるため、チャネルは時間と共に変化する。このため、信号に対する妨害を補償するため、特にチャネルの応答を評価(estimate)するため、またこの評価を考慮に入れて受信データを等化するために、効率的な手段がこうしたシステムで必要とされる。このことは、基準データ(特に、パイロット)の送信を必要とする。明らかに、これらの基準データは有用なデータの送信の妨げになり、有用なスループットを低下させる原因になる。これは、第三世代のユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)ネットワークの事例である。
さらに、現行の無線電話システムのように、開発中の第三世代のシステムは対称構造に基づいている。このため、3GPP(第三世代提携プロジェクト(Third Generation Partnership Project))の中で定義されたUMTS規格は、主要なFDD(周波数分割双方向)リンクに対してダウンリンク(基地局から端末へ)とアップリンク(端末から基地局へ)との間の対称分布を定義する。多少の非対称を可能にするTDD(時分割双方向)リンクも存在する。しかしながら、このように提供される非対称性は、移動性の有無にかかわらずダウンリンク時に広帯域のインターネット形のサービスに対するユーザの要求に直面して制限される。
スループットの点に関して、特にマルチメディアの用途に対して増大する要求を満足させるために、付加的なスループットを与える高速ダウンリンクパケットアクセス(high speed downlink packet access)(HSDPA)リンクを加えることも計画される。このリンクは、下記の、すなわち、
スペクトル広がり形(CDMA、「符号分割多重アクセス」)の単一キャリア変調(モノキャリアとも呼ばれる)、
又は、例えば、OFDM(直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplex))形の多重キャリア(又はサブキャリア)変調(マルチキャリアとも呼ばれる)、のいずれかを使用するパケットデータ送信に基づいている。
その結果、第2の場合では、CDMAチャネル(「基本的な」対称リンク用)及びOFDMチャネル(別のデータ送信リンク用)が一緒に用いられることになり、2つのチャネルは別々に処理される(特に、復調及び等化される)必要がある。
チャネルの評価は、受信された信号を等化することができるように、また特に無線信号の複数のエコーを取り込む雑音のある環境の中で、OFDMチャネル上で受信されたデータを正確にデコードするように、OFDM信号の中に挿入されたパイロットから作られる。
OFDMの原理(図1及び図2に関連して示される)は、周波数帯域を十分に大きい数のサブパス帯域(sub-pass band)に分割して、複数経路を有するため周波数を選択するチャネルは各サブ帯域(sub-band)の中では非選択的になることである。次に、このチャネルは各サブ帯域上で倍数的に増加し、このことは等化を容易にして伝搬チャネルの選択性を効率的に減少させる。
図1は、時間/周波数の面内でそれ自体知られているOFDM信号を示す。この信号は、時間t1〜tpにそれぞれ対応する一連のOFDM記号1641〜164pから成る。OFDM記号1641〜164pのそれぞれは、それぞれが周波数に対応付けられ、塗りつぶされた又は空の楕円によって表された幾つかのサブキャリアから構成する。このように、記号1641は周波数F1に対応付けられた第1のサブキャリア111、周波数F2に対応付けられた第2のサブキャリア、等々と周波数F64に対応付けられた64番目のサブキャリアまでを含む。幾つかの周波数(塗りつぶされた楕円の形式で表された対応するサブキャリア)はパイロットを送信するために確保され、一方別の周波数がデータを送信するために確保される(空の楕円の形式で表された対応するサブキャリア)。このため、例えば、周波数F1に関連するサブキャリア111,112,11pはデータを送信するために使用され、一方周波数F2に関連したサブキャリア121,122,12pはパイロットとして使用される。
図2は、図1に関連して示されたOFDM記号1641〜164pから成る信号20の処理(それ自体は周知である)を示す。
信号20は、初めに基本帯域の中で復調器21に送られる。この復調器21は、受信した信号を後で処理される一連のサンプルに変換する。OFDM信号20は、OFDM記号に相当する持続時間に対して、それぞれがサブキャリアを変調する幾つかの記号の合計から構成する。サブキャリアは互いに直交しているため、OFDMの復調器21は受信した信号を全てのサブキャリア上に投影して、情報の記号をこのように抽出することができる。
次に、復調器21は、パイロット記号抽出手段22及びイコライザ24を提供する。
手段22はパイロット記号を復調されたOFDM信号から抽出して、補間手段23に相当する時間/周波数の位置におけるチャネル値を提供する。
補間手段23は、手段22が出力したチャネル値から時間/周波数面の全体にわたるチャネル評価を作り、イコライザ24にこのように得られたチャネル評価を提供する。
イコライザ24は、手段23が送ったチャネル評価から復調器21が送信した情報記号を等化して、一連の等化された情報25を出力する。
CDMA信号の等化処理は、多重キャリア変調に相当する信号に対して前述された処理とはかなり異なる。
専用の連続的に送信されるパイロット信号(CPICHチャネルと呼ばれる)の自己相関を行って、UMTS規格との関連でCDMA信号を等化すること、及びより一般的には多重経路チャネルを使用して単一キャリア信号を等化することができる。多重経路チャネルは、それぞれが遅延及び減衰によって影響される幾つかの経路を含む。
従って、送信されたパイロット信号が受けた遅延τiを確定した後、この信号は自己相関される。L個の経路を含む送信チャネルは、下記の伝達関数h(t)の形式でモデル化することができる。
Figure 2006518135
ここで、
i(t)は、i番目の経路に沿ったチャネル係数を示し、
τiは、i番目の経路に関連した遅延であり、
tは時間であり、
δはディラックの超関数である。
本発明の主な目的は、従来技術によるこれらの不都合を克服することである。
より正確には、本発明の1つの目的は、無線チャネル(多重経路チャネルとすることができる)を通してデータを送信する方法及び装置を提供することである。このことは、技術的に実現することが比較的容易であり、それほど高価にはならず、また異なる種類のデータ(例えば、音声データ及び低速又は高速のメディアデータ)を受信するように適合されている。
本発明の別の目的は、利用可能なリソースをうまく利用して、低速又は高速(例えば、数Mビット/秒)でデータを送信するように特に適したデータ送信技術を提案することである。
本発明の別の目的は、割り当てられた周波数帯域をうまく利用し、同時に信頼できる効率的なデータ送信を継続することである。
本発明の別の目的は、都合の悪い受信条件(特に、高い変位速度及び多重経路)のもとでさえもデータの受信(特に、高いスループットで)を可能にする技術を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、所定の瞬間に1つ又は幾つかの携帯電話間の送信リソースの割当てを改良することができる技術を提供することである。特に、本発明の1つの目的は、広帯域送信リソースを共有することである。
本発明の別の目的は、無線移動性伝搬状態(radio mobile propagation condition)に対するローバスト性を向上させることであり、また特に、データ送信性能及び/又は通信端末の移動性を改良することである。
これを実現するために、本発明は、少なくとも1つの単一キャリアのパイロット信号及び多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する少なくとも1つの第1の送信信号を用いて、送信機と受信機との間で無線データを送信するための方法を提案する。この方法は、多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対して第1の送信信号に対する送信チャネルの応答を評価するステップを含むと言う点で注目に値する。評価は単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、パイロット信号の少なくとも一部は第1の信号の少なくとも一部と時間が一致している。
特に、パイロット信号は、送信する間の時間、周波数及び/又は振幅の特性が受信機に対して知られている予め決められた信号であり、これは送信チャネルを評価するために使用される。
この説明を行う目的のために、前記パイロット信号の少なくとも一部が第1の信号の少なくとも一部と時間的に一致すると記述することは、パイロット信号の全て又は一部が第1の信号の全て又は一部と時間的に一致することを意味する。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、評価によって考慮されたパイロット信号の一部は、第1の信号の少なくとも一部に完全に一致すると言う点で注目に値する。
このことは結果として、第1の信号に対する送信チャネルの応答に対するより良い評価を招く。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、パイロット信号及び第1の信号が非同期性であるという点で注目に値する。
このように、この方法はその制約がそれほど厳しくないため容易に使用される。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、パイロット信号及び第1の信号が同期性であるという点で注目に値する。
このため、第1の信号に対するチャネルの応答の評価は直接的であり、第1の信号とパイロット信号との比率を推定する必要はない。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、送信チャネル上でパイロット信号に対して使用される周波数帯域が第1の送信信号に対して使用される周波数帯域を包含するという点で注目に値する。
このように、多重キャリア変調に基づいて第1の送信信号に対して使用され、帯域の全体にわたってチャネルの正確な評価(estimate)を特に得るために使用される周波数帯域の全体は、等化するために使用される。送信チャネル上の前記パイロット信号に対して使用される周波数帯域が、第1の送信信号に対して使用される周波数帯域を完全に包含しない場合は、推定あるいは見積ることは第1の多重キャリアの送信信号に相当する全体の帯域に対する情報を得るために必要であり、この推定することは帯域全体を評価するよりもより信頼性が低い結果を与える。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、多重キャリア変調に基づいて送信されたデータを等化するステップを含み、この等化するステップは第1の送信信号に対して使用された送信チャネルの評価された応答を考慮に入れるという点で注目に値する。
このため、第1の信号を等化するステップを使用することは、多重キャリア信号の中に挿入されたパイロットを使用することを要求しない。このことは、通過帯域を節約する。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、評価がパイロット信号に対して行われた少なくとも1つの自己相関を考慮するという点で注目に値する。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、それぞれの自己相関が送信チャネルの経路に相当する遅延に対応付けられるという点で注目に値する。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、自己相関が送信チャネル上の送信機と受信機との間の各経路に対して行われ、決められた最大限度よりも小さい遅延に相当するという点で注目に値する。
このため、送信チャネルの全体を正確に評価することができ、エコーを測定する必要はない。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、送信チャネル上の送信機と受信機との間の経路を選択するステップを含み、選択するステップの間に選択された各経路に対して自己相関が行われるという点で注目に値する。
このため、この方法を使用することが簡単にされ、このことは特に、ハードウェアのリソース(電子部品、シリコンの表面積又はCPUの時間)及び/又はエネルギー(特に、移動式の端末の場合は、限定された持続時間だけバッテリーから電源が供給されるため)を節約する上で有用である。
単一キャリアの移動システムでは、経路は通常エコーの測定に基づいて選択される。このため、このステップはどのような追加のリソースも消費しない。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、自己相関に注意して周波数応答を測定するステップ含むという点で注目に値する。
このため、時間及び周波数チャネルの評価が提供され、これは多重キャリア信号上で送信されたデータを等化することに特に良く適合している。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対して第1の送信信号の記号の各サブキャリアに関連した少なくとも1つの係数を提供するフーリエ変換ステップを含むという点で注目に値する。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、パイロット信号がスペクトル拡散形であるという点で注目に値する。
これにより、拡散スペクトル信号の処理専用の素子は、好適なことに多重キャリアチャネル上で送信されたデータを等化するために使用できるため、本発明はスペクトル拡散システム(特に、UMTS形のシステム)との両立が可能にされる。
さらに、2つの独立した送信チャネル(パイロット、チャネル評価などの挿入)を管理する必要はなく、単一キャリアチャネルのみがパイロットを含むため、このデータ送信方法は簡単に使用することができる。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する第1の送信信号がパイロット記号を含まないという点で注目に値する。
これにより、この方法は通過帯域を節約することができ、また特に、全体的な伝送速度(又は有用なデータスループット)を向上させることができる。
その方法は、所定の最大送信パワーに対して情報記号に割り当てられたエネルギーを向上させることもできる。
多重キャリア信号の包絡線の変動も低減される。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、第1の送信信号がOFDM形であるという点で注目に値する。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、第1の送信信号がIOTA形であるという点で注目に値する。
多重キャリア信号がIOTA形である場合、IOTAの多重キャリア信号内のパイロットの妨害を取り除くことを意図した第1のクラウン形の処理(crown type processing)は、この場合は使用されないため、この方法を使用することは特に好都合である。このため、本発明はIOTA変調を利用することができ(特に、データ送信速度をこのように増加させるガード間隔(guard interval)がないこと)、その上、容易に実行できる。
IOTA(等方性直交変換アルゴリズム(Isotropic Orthogonal Transform Algorithm))形の変調は、1995年5月2日に出願されたフランス特許第FR−95 05455号の中で定義されていることに注意されたい。このIOTA変調は、特に、それぞれが一連の記号に相当する幾つかの基本的なサブキャリアの周波数多重化に対応するディジタル受信機に対して送信される多重キャリア信号に基づいている。ここで、2つの連続する記号は記号時間τ0によって分離され、2つの隣接するサブキャリア間の空間ν0は記号時間τ0の逆数の半分に等しく、また各サブキャリアは、サブキャリアν0間の空間の2倍よりも大きい帯域幅で、そのスペクトルの整形フィルタ処理(shaping filtering)を受け、各記号が時間領域及び周波数領域の中で強く集中されるように、フィルタ処理が選択される。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、送信機が単一キャリアチャネル上で第2のデータ送信信号も受信機に送り、この信号がパイロット信号の関数として決定されたチャネル評価から等化されるという点で注目に値する。
このため、単一キャリアチャネルは、情報データ及び/又は信号データ、単一キャリア信号上で送信された単一キャリアのパイロット信号等化データ(pilot signal equalising data)からのチャネル評価、及び多重キャリア信号上で送信されたデータを送信するために使用することができる。そのため、本発明は多種多様な用途、特に、例えば単一キャリアチャネル上での低速の及び多重キャリアチャネル上での高速のデータ送信を行うことができ、また現行の無線通信規格(特に、単一キャリアチャネルの使用に基づいたUMTS規格及びより一般的な移動体ネットワーク規格)と両立できる。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、送信機及び受信機が移動体通信ネットワークに属しているという点で注目に値する。
これにより、この方法は移動端末に対する及び/又は移動環境における送信状況に特に良く適合する。特に、本発明は複数のエコーが付いた不安定なチャネルを使用できるようにする。
本発明は、基地局と端末との間の通信を行う場合には特に好適である。特に、1つの好適な実施形態は、基地局と端末との間に2つのダウンリンクチャネルを含み、それらのチャネルの1つはパイロットが付いた単一キャリア形であり、他の1つはパイロットなしの多重キャリア形である。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、送信機が移動体通信ネットワークにおける基地局に属し、受信機が端末に属して、基地局がパイロット信号及び第1のデータ送信信号を、必要な場合はいつでも、多重キャリア及び高速変調を用いて送信するという点で注目に値する。
このため、この方法は、移動体ネットワークの中の基地局と端末との間の送信に特に適しており、より正確には、多重キャリア変調を用いる基地局と端末との間のダウンリンクに対する高速の送信(特に、1Mbit/sを超える速度のデータ送信)に良く適合しているが、これに限定されることはない。これに関連して、基地局と端末との間に2方向性リンクを設けることができる。
基地局はデータを多重キャリアのチャネル上で送信し、パイロット信号及び場合によっては信号データ及び/又は情報データを単一キャリアチャネル上で低速で送信する。
端末は信号及び/又は情報データを基地局に対して単一キャリアチャネル上で送信する。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する第1の送信信号に関連した基準クロックを発生するステップを含み、この基準クロックを発生するステップでは単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、基準クロックは多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する第1の送信信号に関する送信チャネルの応答の評価を出力するという点で注目に値する。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、多重キャリア変調を用いて送信されたデータを等化するステップを含み、多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する第1の送信信号がパイロット記号及び等化情報を出力する基準クロックを含むという点で注目に値する。
このため、特に、送信チャネルが極めて雑音が多い場合及び/又は乱れている場合はパイロットのみを含むOFDM記号を確保する点がない。その結果、多重キャリア変調に対応する有用な通過帯域は最適化され、送信機に対して受信機を従属させる基準クロック及び/又は周波数は、単一キャリアのパイロット信号を考慮して決定される。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対して少なくとも2つの送信モードを使用し、多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する第1の送信信号は、第1のモードによるパイロット記号を含み、第2のモードによるパイロット記号は含まないという点で注目に値する。
1つの特定の特徴によれば、この方法は、多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する第1の送信信号の受信品質(reception quality)の関数として、第1のモードから第2のモードに及びその逆のモードに切り換わるステップを含むという点で注目に値する。
これにより、通過帯域を使用すること及び通信に関連した有用なスループットが最適化され、一方で良好な送信品質(transmission quality)が可能にされる。パイロットなしの通信モードは、受信品質が十分である場合は多重キャリア信号上で好ましく、他方では、多重キャリアの信号上のパイロットなしの受信品質が十分でない場合は、単一キャリアの信号及び多重キャリアの信号上のパイロット付きの通信モードが使用され、パイロットの数は、受信品質の関数として増加又は減少される。
本発明は、少なくとも1つの単一キャリアのパイロット信号及び多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する少なくとも1つの送信信号を使用する無線データ受信装置にも関係し、この装置が多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する送信信号用の送信チャネルの応答を評価する手段を含み、この評価は単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、このパイロット信号の少なくとも一部が第1の信号の少なくとも一部と時間的に同時に起こるという点で注目に値する。
本発明は、少なくとも1つの単一キャリアのパイロット信号及び多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する少なくとも1つの送信信号を使用する無線データ送信装置にも関係し、この装置がパイロットなしで送信信号を変調する手段を含み、パイロット信号が多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する送信信号用の送信チャネルの応答を評価できるように設計され、この評価が単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、このパイロット信号の少なくとも一部が第1の信号の少なくとも一部と時間的に同時に起こるという点で注目に値する。
本発明は少なくとも1つの単一キャリアのパイロットチャネル及び多重キャリアのデータ送信チャネルを含む無線の送信信号にも関係し、多重キャリア送信チャネルがパイロットを持たず、単一キャリアのパイロットチャネルが多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する送信チャネルの応答を評価できるように意図され、この評価が単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、このパイロット信号の少なくとも一部が第1の信号の少なくとも一部と時間的に同時に起こるという点で注目に値する。
本発明は少なくとも1つの単一キャリアのパイロットチャネル及び1つの多重キャリアのデータ送信チャネルを用いるセル形の電気通信システムにも関係し、多重キャリアのデータ送信チャネルがパイロットを持たず、単一キャリアのパイロットチャネルが多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する送信チャネルの応答を評価できるように意図され、この評価が単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、このパイロット信号の少なくとも一部が第1の信号の少なくとも一部と時間的に同時に起こるという点で注目に値する。
装置、データ送信信号及びシステムの利点は、データ送信方法の利点と同じであるため、本願ではそれらをより詳細には説明しない。
本発明の他の特徴及び利点は、好ましい実施形態及び添付されている図面に関する下記の説明を読めば一層明白になるであろう。本発明の実施形態は単に説明するために示したものであり、実施例に限定されるものではない。
単一キャリアチャネル及び多重キャリアチャネルを別個に復調及び等化することから成る、それ自体周知であり図1に示された技術には、幾つかの不都合がある。
特に、全体的な送信速度(又は有効なデータのスループット)は最適化されていない。
この技術はまた、所定の最大送信電力に対して情報記号に割り当てられたエネルギーを減少させる。
特に、2つの独立したチャネルを管理する必要があるため、送信時及び受信時の両方で実行することは比較的面倒である。
その上、OFDM変調との関連で、特に、パイロット記号のエネルギーは他のOFDM記号のエネルギーよりも大きく、これらのパイロット記号は時間/周波数面の中で不連続的に分散されており、このため、パイロット記号を含むOFDM記号のエネルギーが増加されるという事実のために、付加的な包絡線の変動が発生する。
他の従来技術の不都合な点は、幾つかの他の種類の変調が使用される(特に、OFDM/OQAM)場合は、付加的な処理が使用とされることである。この場合は、チャネルはサブキャリア間の障害をもたらし、チャネルの評価を直接得ることは不可能である。
これに対して、本発明の一般的な原理は、多重キャリアのチャネル(例えば、OFDM形の)上のデータ送信に関連した単一キャリアのパイロット信号(例えば、UMTSとの関連で使用されるようなCPICH形の)を送信することに基づいている。パイロット信号によって出力されたチャネル評価は、多重キャリアのチャネルを等化するために使用される。パイロット信号はOFDM記号の長さに相当する長さにわたって自己相関されることが好ましく、復調されたOFDM信号の等化を行うために、例えばフーリエ変換(離散的又は高速の)を加えることによって、この評価は次に周波数領域の中で置き換えられる。
本発明の1つの変形例によれば、パイロット信号は最も関連のある遅延のみを考慮に入れる簡単な方法で処理される。
本発明を用いる移動体無線電話ネットワークのブロック図が、図3に関連して示されている。
例えば、このネットワークは3GPP委員会が定義したUMTS(汎用移動体電気通信システム)規格に部分的に適合する。
このネットワークは、基地局(BS)31が管理するセル30から構成する。
このセル30自身は、基地局31及び端末すなわちユーザ装置(UE)32,33及び34を含む。
端末32,33及び34は、データ(アプリケーション形の層のデータ)及び/又は信号データを基地局31とアップリンク及びダウンリンクを通して交換することができる。このため、端末32と基地局31とは、
信号データ及び/又は端末32との通信制御データの伝送並びにパイロット信号の送信を可能にする単一キャリアのダウンリンク310、
信号及び/又は通信制御データの伝送を可能にする単一キャリアのアップリンク、
基地局31から端末32への高速のデータ転送を可能にする、例えばOFDM形のパイロットなしの多重キャリアのダウンリンク312、
を介して通信するように接続される。
デフォルトでは、端末は待機モードにある、言い換えると、通信モード以外のモードにあるが、そのモードでは端末が示され通信用に利用できる。第1の通信モードでは、これらの端末は特に、単一キャリア変調を用いてダウンリンク上で基地局31が送った信号を傾聴する。これらの信号は、
通信プロトコル、特に、BCH(同報通信チャネル(Broadcast CHannel))及びPCH(ページングチャネル(Paging CHannel))における高い層に与えられたサービスに相当する共通移送チャネル、及び
通信プロトコル、特に、CPICH(共通パイロットチャネル(Common Pilot Channel))における物理層に相当する共通移送チャネル、
を通って送信される。
第三世代(3G)の移動体ネットワークで使用される単一キャリアチャネルは、移動体ネットワークの当業者には周知であり、特に、「3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Physical Channels and mapping of transport channels onto physical channels (FDD) release 1999」という題名の参考文献3GPPTS25.211及び3GPP発行所によって発行される規格の中で指定されている。このため、これらのチャネルをより詳細には説明しない。
図4は、ネットワーク30の中で使用される基地局31に属する送信−受信モジュール40を示す。
このモジュール40は、特に、
1つ又は複数のアンテナ43と、
送受切換え器47と、
受信チャネル41と、
送信チャネル42と
を含んでなる。
アンテナ43は、送受切換え器47を介して受信チャネル41及び送信チャネル42のそれぞれに接続される。
受信チャネル41は、単一キャリアのアップリンク311を処理するように設計され、アンテナ43が受信したデコードされたデータを出力部44に送る。このチャネル41の使用については当業者は周知であるため、より詳細にチャネル41を説明することはしない。
送信チャネル42は、
単一キャリアのダウンリンク310上のパイロット信号4211並びに信号データ及び/又は通信制御データと、
多重キャリアのダウンリンク312上の低速又は高速のデータ46とを送信するように設計されている。
送信チャネル42は、
参照コード45から開始するCPICHパイロット信号4211を発生するように設計されたモジュレータ429と、
OFDM多重キャリア変調に基づいてデータ46を変調するように設計されたモジュレータ4210と、
ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)428と、
Iチャネル(同位相のチャネル(channel in phase))及びQチャネル(直交位相(quadrature phase))上のディジタル−アナログ変換器426,427と、
シンセサイザ425によって制御される中間周波数モジュレータ424と、
通過帯域フィルタ423と、
送信帯域内の中間周波数に信号を入れ換えるためのミキサ421及び迅速なシンセサイザ422と、
電力増幅器420と
を含んでなる。
DSP 428は、
(CPICHパイロットチャネル4211並びに、場合によっては、制御データ、信号データ及び/又は単一キャリアチャネル上で送信される有用な情報を伝える信号を含む)送信される単一キャリア信号と、
送信される有用な情報46を示すOFDM形の多重キャリア信号4212と、
を組み合わせるためのハードウェアのアクセラレータと関連付けられている。
図1に関連して示されたフレームとは異なり、この場合のOFDMチャネルは有用なデータのみを移送し、パイロットに関連するサブキャリアを含まない。
さらに、好ましいことに、パイロットチャネル4211及び多重キャリア信号4212は同期して結合される(OFDM記号はCPICHコード記号と同時に起こる)。1つの変形例によれば、このパイロットチャネル4211及び多重キャリア信号4212は非同期で結合される。
図5は、ネットワーク30の中で使用される端末32〜34の1つに属する送信−受信モジュール50を示す。このモジュール50は、図4に関連して示されたモジュール40と通信するように設計される。
このモジュール50は、特に、
1つ又は複数のアンテナ53と、
送受切換え器57と、
受信チャネル51と、
送信チャネル52と
を含む。
アンテナ53は、送受切換え器57を介して受信チャネル51及び送信チャネル52に接続される。
この送信チャネル52は、単一キャリアのアップリンク311を処理するように設計される。このチャネルは、入力部54に示されたデータをアップリンク311上に送信するために、単一キャリア変調された信号をアンテナ53に送る。このチャネル52は、当業者に周知の方法で使用されるため、これ以上説明はしない。
受信チャネル51は、
単一キャリアのダウンリンク310上のパイロット信号並びに信号データ及び/又は通信制御データと、
多重キャリアのダウンリンク312上の高速データとを受信するように設計される。
受信チャネル51は、
ローノイズ増幅器510と、
送信帯域の中で受信された信号を中間周波数の信号に入れ換えるように設計されたミキサ511及び迅速なシンセサイザ512と、
中間周波数の中心の周波数で帯域幅が信号を送信するために使用する幅に相当する通過帯域フィルタ423と、
シンセサイザ515によって制御されるベース帯域のI/Q変換器514と、
Iチャネル(同位相のチャネル)及びQチャネル(直交位相)上のディジタル−アナログ変換器516,517と、
単一キャリア信号と多重キャリア信号とを分離するように設計されたディジタルシグナルプロセッサ(DSP)518と、
DSP 518が出力した単一キャリア信号及び多重キャリア信号を復調及び等化するように設計された等化手段519と
を含んでなる。
図6は等化手段519であり、これは、
単一キャリアの中で変調されDSP 518が出力したベース帯域信号を受け入れるCPICH入力と、
多重キャリア(OFDM形)の中で変調されDSP 518が出力したベース帯域信号を受け入れるOFDM入力と
を含む。
CPICH入力は、送信チャネルを評価するためのCPICH形の信号を特に含む。
等化手段519は、
単一キャリアのパイロット信号によりチャネルを評価するように設計された評価手段60と、
OFDM復調手段64と、
OFDM等化ユニット66と
をさらに含む。
手段60は、CPICH形の単一キャリア信号を入力として受け入れ、特に、
自己相関手段600と、
フーリエ変換手段602と
を含む。
この自己相関手段600は、CPICH信号の関数として、より正確には遅延τ1〜τnのそれぞれに対するCPICH信号の自己相関としてチャネルの評価を行う。ここで、τ1は真っ直ぐな経路(direct path)に相当し、τ2は第2の経路に、またτnはより長い経路に相当する(選択された経路のそれぞれは、真っ直ぐな経路又は関連したエコーに相当する)。n個の自己相関はこのように計算される。一般に、τkは、CPICHコードのチップ周期Tcによる因数kの積に等しい(1/3840000sに等しく、UMTS規格に照らすと約0.26μsである)。ここで、kは整数又は0.5の倍数であることが好ましい。
遅延τkに相当するチャネル係数は、下記の自己相関方程式を用いて得られる。
Figure 2006518135
CDMAコードの長さが256に等しいこと及び信号が好ましくはディジタル的に処理
されることを考慮すると、上記の自己相関方程式のサンプルされたバージョンは、下記のように記載される。
Figure 2006518135
本発明の1つの好ましい実施形態によれば、OFDM記号がCPICH記号に同期して
送信される。この場合、自己相関機能は、CPICHコードの記号(又は同様に、異なる信号間で同期が取られる場合は、OFDM記号)に相当するウィンドウ上で使用される。
本発明の別の実施形態によれば、OFDM記号及びCPICHコードの記号は非同期で送信される。この場合、下記のように幾つかの変形例を使用することができる。
第1の変形例によれば、検討されるOFDM記号に時間的に最も近いCPICH記号の自己相関が計算される(このことは、この自己相関が一部はCDMAネットワークとの関連で他の使用に対して通常は必要であるため、かなり簡単に使用することができる)。
第2の変形例によれば、自己相関は、検討されるOFDM記号と少なくとも部分的に交差するCPICH記号上で計算され、得られた自己相関は、チャネルの周波数評価動作の中に入力されて補間される。
第三の変形例によれば(これは、検討されるOFDM記号に対して、最も信頼できるチャネル評価を提供する)、自己相関は第1のCPICHコードの終わりで第2のCPICHコードの開始時に計算され、選択された自己相関は検討されるOFDM記号と同調して同時に起こる。
いかなる場合でも、提案された相関の所要時間は、検討されるOFDM記号の所要時間と同じである。
自己相関手段600は、自己相関を行ったn個の結果を手段602に対してn個の出力部601を介して送信する。n個の結果のそれぞれは、出力部601の1つに対応付けられている。
次に、手段602は、n個の自己相関の結果の組に対して長さnでフーリエ変換を行い、こうして対応する周波数応答を得る。nは、OFDMチャネルの中で使用されるサブキャリアの数以上となるように選択される。このため、OFDMチャネルの中の各サブキャリアが3.75kHz帯域を使用し、またOFDM記号が1024のサブキャリア上で変調される場合、3.84MHzの有用な帯域が得られる。この場合、手段602は長さ1024の高速フーリエ変換(FFT)を使用するため、検討される3.84MHzの帯域上に1024チャネルの係数を得ることができる。
変形例として、OFDMのサブキャリアの数が2の累乗でない場合、手段602は適切な長さの離散フーリエ変換(DFT)を使用することが好ましい。このため、各OFDMチャネルのサブキャリアの帯域幅が3.75kHzに等しく、各OFDM記号が600のサブキャリア上で変調される場合、結果としてほぼ2MHz程度の有用な帯域が得られ、手段602は600の係数を提供する長さ600のDFTを使用する。
結果として、OFDMを等化することに使用することができる周波数のチャネル評価が得られる。1つの好ましい実施形態によれば、CPICH信号がOFDM記号に相当する所要時間で相関される。新しい相関(及びこれにより、新しいチャネルの評価)が、このように各OFDM記号に対して作られる。1つの変形例によれば、特に、チャネルは十分に安定であると受信機が評価する場合、1つの評価が幾つかのOFDM記号に対して有効であるとみなされる(このことは、特に、受信端末上のリソース(CPUの時間、バッテリーなど)を節約することができる)。
同時に、手段64は入力されたOFDM信号を復調し、復調されたOFDM記号をOFDM等化ユニット66に出力する。
等化ユニットは、それぞれ手段602及び手段64から送られたチャネル評価及び復調されたOFDM記号を同時に受け取ると、チャネル評価の関数としてOFDM記号を等化し、処理されたOFDM記号に相当する情報データを出力する。等化は、チャネル評価を考慮に入れて様々な方法で行うことができる。第1の比較的簡単な評価方法には、チャネル共役(channel conjugate)(これは位相補正を可能にする)によって受信されたOFDM記号を乗算することが含まれる。別の等化方法によれば、OFDM記号はチャネルによって分割される。さらに別の方法によれば、OFDM記号から出力されたデータに対してMMSE(最小平均自乗誤差)形の等化法が使用される。
図7は、簡単に使用できるようにする、本発明の1つの変形例による等化手段79を示す。
等化手段79と519(図6に関連して示されている)との間の本質的な相違は、自己相関の決定に結合された経路の確定に基づいている。等化手段79及び519に共通した構成要素は同じ参照番号を付けて、さらに詳細には説明しない。
この変形例によれば、受信機はエコー検出及び遅延τ1〜τrに相当するrの評価を使用する(例えば、最初の同期チャネルから開始する)(UMTS規格における「最初のSCH」)。
等化手段79は、
単一キャリアのパイロット信号から開始するチャネルを評価するように設計された評価手段70と、
OFDM復調手段64と、
OFDM等化ユニット66と
を含む。
評価手段70は、入力信号として単一キャリアのCPICH形の信号及び考慮するためにr個の遅延τ1〜τrのリストを受け入れ、
自己相関手段700と、
フーリエ変換手段602と
を特に含む。
自己相関手段700は、CPICH信号の関数として、より正確には遅延τ1〜τnのそれぞれに対するCPICH信号の自己相関としてチャネルの評価を行う(自己相関手段600において使用されたものと同じ方法及び変形例を使用する)。
自己相関手段700は、次の内容、すなわち、
遅延τ1〜τrに対応して作られたr個の自己相関の結果と、
選択されない(n−r)個の遅延に対応する(n−r)個のゼロの自己相関値と、
をn個の出力601を介してフーリエ変換手段602に送る。
n個の送信された値のそれぞれは、出力601の1つに関連付けられる。
1つの変形例によれば、この自己相関手段700は、CPICH信号の関数として、より正確には遅延τ1〜τrに等しいかほぼ等しい遅延τ1〜τmのそれぞれに対するCPICH信号の自己相関としてチャネルの評価を行う。この変形例によれば、遅延が検討される遅延τiからPチップ期間(chip period)Tc以下だけ異なっている場合は、遅延は遅延τiにほぼ等しくなる。ここで、Pは2であることが好ましい(しかし、例えば、1又は3など別の値にすることもできる)。このため、遅延τiが確認されたエコーと一致する場合、自己相関は遅延τi−2Tc,τi−Tc,τi,τi+Tc及びτi+2Tcに対して手段700によって行われることが好ましい。Pの値が増加するにつれて、評価は一層正確になる。他方においては、自己相関手段700を使用することにより、Pの値が小さくなるためより簡単になる。
別の変形例によれば、例えば、CPICH信号の補間によって使用され得られた遅延は、チップ時間(chip time)Tcの非整数の倍数である。
図8は、基地局31と端末32との間でチャネル310〜312を用いて通信する間の通信プロトコルを示す。このプロトコルは2つの段階を含む、すなわち、1つの段階80は本質的に信号データの交換から成る通信を設定する段階であり、通信段階81はOFDMチャネル及び送信チャネルを評価するためにCPICHチャネルを用いて、高速のデータ送信を使用する段階である。
通信が設定される段階80の間に、基地局31はセル30の中にある端末、特に端末32にダウンリンクSCH上で信号800を送る。これにより、端末32は基地局31のSCHチャネル上で同期を取られる。
基地局31がこのSCH信号を定期的に送信し、また端末32の同期がある所定のしきい値を超えて劣化すると直ぐにその端末は基地局31で再度同期が取られることに注意されたい。
基地局31は、さらにBCHチャネル上に信号801を送信する。このダウン信号は、どのPCHチャネルを傾聴する必要があるのかについて端末32に知らせる。このため、端末32は、この信号を受信した後は、信号802によって指示されたPCHチャネルを傾聴し始める。
次に、基地局31は、端末32に対して信号801によって指示されたPCHチャネル上に信号を送る。この信号は、到来する呼出しを検出するために使用される。
次に、端末32が通信を開始することを希望すると仮定する場合、端末32はRACH(チャネルアクセスについての上層サービスに相当する共通チャネルであるランダムアクセスチャネル(Random Access CHannel))上に信号を送る。この信号803は、基地局31に端末32が通信を設定して欲しいと要求していることを知らせる。
基地局31は、次に、(単一キャリアの)第1の通信モードを用いて、通信チャネル割当て信号804をFACH(上層サービスに相当する共通チャネルである高速アクセスチャネル(Fast Access CHannel))上に送る。
第1の通信モードに対応する信号は、UMTS規格によって定義された第1の2つの層(物理層及びリンク層)と両立する。本発明によれば、レベル3で基地局は、OFDMを傾聴する場所、時間及び方法を示す。
次に、端末32は、本発明によれば、特に送信チャネルを評価するために使用されるCPICHパイロットチャネル805を傾聴することを開始する。基地局31は、CPICHパイロットチャネル805を連続的に送信する。
通信は、次に、端末32と基地局31との間に設定される。
移動局はFACHチャネル804を傾聴しながら、PRACHアップリンク806(RACHチャネルに相当する物理的なチャネル)を介して要求を送り、現行のUMTS−FDD規格の中で規定されたようにネットワークからの応答を得る。ネットワークが移動局に送信するデータの量が大きいと決定する場合、また特に、FACHチャネルを通る利用可能なスループットが十分でない場合、基地局31は端末32に第1の通信モードに相当するFACHチャネルを介して、データの送信については関連するOFDMチャネルを傾聴するようにと通知する。
このため、本発明によれば、OFDM変調を用いてOFDMチャネルと呼ばれる共通チャネルを使用することは、RACH(アップリンク)及びFACH(ダウンリンク)の物理的な送信特性を変えることなく、RACH/FACHの共通チャネルと連結される(換言すると、端末はRACH要求を送信し、基地局は端末32に基地局31と端末32との間のデータ送信が第2の多重キャリアの送信モードを用いて行われることを通知するFACHフレームを用いて応答する)。
FACHチャネルは、移動局がOFDMチャネルを正確に傾聴できるようにする信号情報を伝える。FACHチャネルは、OFDMチャネルを傾聴して関係するデータブロックを受信するために、いつ(言い換えると、ブロックが端末を開始及び停止させる時期)、どこで(周波数帯域の中の周波数、送信は利用可能な周波数帯域の全体を必ずしも使用しない)、またどのように(コーディングフォーマット、インターレースなど)に関しての指示を行う。デフォルトでは、基地局は所定の特性を有するOFDM変調を使用する(記号時間(symbol time)、サブキャリアと基準記号又はパイロット記号の分布との間の間隔)。1つの変形例によると、基地局はこれらの特性を動的に最適化して、伝搬チャネルの特性の関数としてそれらを適合させる。
このため、基地局31と端末32との間の通信は、第2の通信モード(段階81)に切り替わる。この第2の通信モードは、パイロットなしの多重キャリア変調を使用し、CPICHの単一キャリアのパイロットチャネルの送信は維持されることが好ましい。このように、基地局31はOFDMの共通チャネル上に連続したその後の信号810,811を通してデータを送信し、CPICHの単一キャリアのパイロット信号は基地局31によって連続的に送信されるため、端末32は送信チャネルを正確に評価することができる。
端末32は、この時、RACHチャネル上にレベル2の肯定応答を送ることができる。
通信の終了時に、端末32及び/又は基地局31は、FACHチャネルを通る通信が終了することを知らせる。
図9は、本発明の1つの変形した実施形態による端末32の中で使用される等化手段を示す。この等化手段は、送信チャネルが極めて雑音が多い場合及び/又は乱れている場合は特に好適である(例えば、信号のフェージングの原因になる強力なドップラ形の効果又は複数のエコーがある環境による、本発明の幾つかの実施形態に基づいてOFDM信号がパイロット記号を持っていない場合は、それを処理することは難しい)。
そのようなチャネルに対する最新技術によれば、当業者は例えば(図1に示すように)パイロットに関連するサブキャリアの10%含む記号をOFDM信号の中に挿入するだけでなく、パイロット形のサブキャリアのみを含む訓練のシーケンスも挿入する。データを全く含まないこれらの記号は、OFDM信号の数パーセント(例えば、10%)の割合を占め、それに応じて、データ用に使用することができる利用可能な通過帯域を減少させる。
図9に関連して示された本発明の変形例によれば、送信機はCPICH信号及びOFDM変調を用いるデータを連続的に等化手段90を用いる受信機に送信する。この変形例によれば、幾つかのOFDM記号は周波数の評価を行うためにパイロットを含む。等化手段90は、基準クロックの周波数を固定するために(VTCXOとも呼ばれ、3GPP(第三世代提携プロジェクト)標準化委員会によって定義された特にGSM及びUMTS規格(特に、標準対照TS25.101)に準拠する、受信機から送信機への13MHzのクロック)、先ず第1にCPICHチャネルからの周波数の評価を行う。受信機の基準クロックは、送信機の基準クロックと同じではない。このクロックの周波数の中には通常ドップラ効果によるドリフト、又は基準クロックのドリフト(通常、移動体端末のクロック)も存在する。等化手段90はさらにOFDM信号を復調し、CPICHチャネルから作られた周波数の評価を考慮してその信号を等化する。
等化手段90は、
単一キャリア変調された基本帯域信号を受け入れるCPICH入力及びDSP 518による出力と、
多重キャリア(OFDM形)で変調された基本帯域信号を受け入れるOFDM入力及びDSP 518による出力と
を含んでなる。
特に、CPICH入力は、基準周波数を評価するために使用されるCPICH形の信号を含む。
等化手段90は、
単一キャリアのパイロット信号から受け取った信号に相当する周波数を評価するように設計された周波数評価手段91と、
発振器97と、
周波数シンセサイザ98と、
チャネル評価手段96と、
OFDM復調手段93と、
OFDM等化ユニット95と
をさらに含む。
手段91は、CPICH形の単一キャリア信号を入力信号として受け入れる。それは、CPICH記号の時間評価を提供するCPICH信号の自己相関(スクランブル解除)を特に含むCPICH信号の非干渉性の復調を行う。このCPICH記号から、CPICH信号の中の2つの連続した記号間の位相が計算される(特に、極めて大きな変動を補正するために、レーキ受信機(rake receiver)、重み付けされた合計及び一次フィルタを用いる積分を用いて)。このように、手段91は、全体の受信機で受信される信号に関連する13MHzの基準クロックを発生する発振器97を動作させるために使用される信号を出力する。
周波数シンセサイザ98は、基準クロックから導き出されたディジタルクロックCLK92を発生し、このクロック92を等化手段90の様々な部分に送信する。
図9に示した変形例によれば、OFDM記号をCPICH記号に同期して送信する必要性はない。OFDM信号及びCPICH信号の送信周波数のみが、同じ基準クロックから引き出される(RFキャリアは必ずしも同じでないため)。
このように、結果は、OFDMの等化に対して使用され、また手段90が送信機/受信機の他の部分に対して、特に、周波数評価手段91、チャネル評価手段96、OFDM復調手段93及びOFDM等化ユニット95に対して出力した周波数すなわち基準クロックCLK92である。結果は、閉ループにおけるスレービング(slaving)である。
手段93は入力のOFDM信号を基準クロック92を用いて復調し、復調されたOFDM記号をOFDM等化ユニット95に出力する。
チャネル評価手段96は、手段93及び基準クロック92によって復調された記号を考慮に入れて、OFDM信号から決定された等化手段95に対して振幅及び位相の補正を行う。
等化ユニット95は、それぞれ手段91,96及び93によって伝達されたクロック92、チャネル評価記号及び復調されたOFDM記号94を同時に受け取る。このユニット95は、基準クロック92を根幹として、またOFDM記号に関連したチャネルの時間評価の関数としてOFDM記号を等化し、次に処理されたOFDM記号に相当する情報データを出力部55に出力する。
受信機では、この等化手段90は送信−受信モジュール50の中で、
どのようなチャネル形に対しても特に適した(雑音が多い場合でも又は少ない場合でも)、この比較的簡単な実施例について前に示した等化手段519の代わりか、
又は、手段519と組み合わされるかのいずれかで使用される。
手段90と手段519とを組み合わせる受信機は、チャネルが混乱している場合でも、有効な通過帯域を最適化すること特に適している。そのような受信機及び対応する送信機は、パイロット付きの又はパイロットなしのOFDM信号を処理する間の変化に対して動的な管理を使用することが好ましい。すなわち、チャネルが極めて雑音が多い場合、OFDM信号はパイロットを含み、手段90に類似した手段を使用してチャネルの時間評価を行うために、受信機は基準周波数及びOFDMチャネルの評価を行うCPICHチャネルを使用する。これにひきかえ、チャネルの雑音が極めて大きくない場合は、送信機はパイロットなしのOFDM信号を送り、受信機は手段519に類似した手段を用いて、CPICH信号から始めてOFDM信号を等化するためにチャネルを評価する。次に、送信機及び/又は受信機は、OFDM信号がパイロットを持たない場合、又は必要なサービスの品質を恐らく考慮に入れたチャネルに最も良く適合した送信モードを識別するためのより一般的な手段を持たない場合は、受信の善し悪しを識別する手段を含む(例えば、通過帯域に関する要求;最良の通過帯域はパイロットがない場合に生ずるため、パイロットなしのモードは通過帯域の要求が高い場合は好ましいものになる)。送信機及び受信機は、例えば、RACH及びFACHチャネルを通して図8に関連して前述した方法と同じ方法で送信モードに同意し、また送信機及び受信機は異なる通信モードを処理する手段を使用する(OFDMのパイロットなしで又はある程度のOFDMのパイロットを有して)。
デフォルトでは、基地局は、第1の通信モードに基づいて、パイロットなしのOFDM変調を使用することが好ましい。受信品質が、端末32がCPICHチャネルによるチャネル評価を用いてOFDM信号を復調及び等化するために十分でない場合は、基地局は第2の通信モードに切り換える。この第2の通信モードでは、幾つかのOFDM記号は周波数の評価を行うためにパイロットを含み、等化手段90は、図9に関連して前述されたように、基準クロックの周波数を固定するために使用されるCPICHチャネルから開始する周波数評価を行う。明らかに、受信品質が向上する場合(特に、信号対雑音比を増加できるように、雑音を減少させる又は受信信号の電力を増加させることによる)、基地局は有効なスループットを最適化するために、第1の通信モードに切り換える。
基地局(送信機)が幾つかの端末(受信機)と通信するネットワークの中では、2つの事例が生ずる可能性がある。
第1の事例によれば、通信は時間で多重化される(例えば、TDMA(時分割多重アクセス)プロトコルを用いて)。その時々では、ただ1つの無線リンクが動作中であり、データは対応する受信機の関数として第1又は第2のモードの中でOFDM変調に基づいて送信される。
第2の事例によれば、通信は周波数で(例えば、FDMA(周波数分割多元接続)プロトコルを用いて)また場合によっては時間で多重化される。幾つかの無線リンクがこの時同時に動作中とすることができる。どのような時点においても、OFDMのパイロットが第2のモードに基づいて割り当てられた周波数帯域の全体を使用するため、全てのOFDMの通信はパイロットが付いた(第2のモード)又はパイロットなしの(第1のモード)同じモードを使用する。1つ又は幾つかの受信機に割り当てられた各時間間隔に対して、基地局はある基準を用いて最も適当な通信モードを決定する(例えば、少なくともn個の端末の受信品質が、CPICHチャネルに基づいたチャネル評価を用いて受信したOFDM信号を復調及び等化を可能にするには不十分である)。nはしきい値のパラメータであり、例えば、1又は何らかの別の所定の値又は動的に更新された値(特に、端末の数に依存する)とすることができる。
さらに、本発明によるネットワークは、第1及び第2のモード(又は2つの中の1つ)を特に実行し、CPICH形のチャネルを使用しないネットワークと、また特に、OFDM記号がより多くのパイロットを含む第3のモードの中で通信するように設計された基地局と共存するように設計される(例えば、第3の通信モードによれば、周知の最新技術の変調が使用され、この場合、OFDM記号の90%がパイロットに関連するサブキャリアの10%を含み、また訓練のシーケンスはパイロット形のサブキャリアのみを含む)。
当然であるが、本発明は前述した実施例の形態に限定されることはない。
特に、当業者は使用する単一キャリア及び多重キャリア変調の定義の中に何らかの変形例を取り入れることができる。特に、単一キャリア変調は、位相変調形(例えば、PSK(位相シフトキーイング))、又はGMSK(ガウス最小シフトキーイング(Gaussian Minimum Shift Keying))又は振幅変調形(特に、FDK(周波数シフトキーイング))、又はQAM(直交振幅変調)とすることができる。同様に、当業者は使用する多重キャリア変調の種類の中に何らかの変形例を作ることができる。それ故に、変調は、例えば、特にWavecom Companyによって1998年4月10日に出願されたフランス特許第FR−98 04883号の中で説明されたOFDM形、又は1995年5月2日に出願されたフランス特許第FR−95 05455号の中で定義されたようなIOTA形の変調とすることができる。これらの特許を引用することにより本明細書の一部をなすものとする。
本発明はUMTS又は3Gネットワークに限定されることはないが、特に、高いスペクトル効率及び/又は通過帯域を節約することが望まれる場合は、固定式又は移動式の送信機と固定式又は移動式の受信機との間の通信を含む(例えば、2つの端末、ネットワークインフラの局及び端末、又は2つのネットワークインフラの局に対応する)。それ故に、例えば、本発明に関する可能な媒体には、画像、音響及び/又はデータに関する陸上のディジタル無線放送システム、移動体に対する広帯域ディジタル通信システム(移動体ネットワーク、無線LAN又は衛星に対する又は衛星からの通信)、及び音響送信チャネルを用いる海中送信が含まれる。
本発明には多くの用途があり、それらの用途は特にインターネット形の広帯域のサービスに使用することができる(本発明がUMTSに適用される場合、低速のRACHチャネルは、極めて高速のOFDMチャネルと結合されたGSMよりも遙かに高速であるが、そのようなサービスの要求を満足させる)。
チャネル評価の他にも、本発明は単一キャリアチャネルを使用できるようにして、OFDMチャネルに特有な処理、特に、初期の同期化及び時間又は周波数の同期化をモニタすること、チャネルの品質を測定すること及び変調の適用することなどを実行する。
それ自体周知のOFDM信号の例を示す図である。 図1によるOFDM信号の等化を示すブロック図である。 特定の実施形態に基づいて本発明に適合する移動体通信ネットワークを示す図である。 図3のネットワークの中で使用される固定局に関連した送信モジュール−受信モジュールを説明する図である。 図3のネットワークの中で使用される端末に関連した送信モジュール−受信モジュールを説明する図である。 図5の送信機/受信機の中で使用される等化手段を示す図である。 本発明の変形例による等化手段を示す図である。 図3の移動体通信ネットワークにおける通信プロトコルを示す図である。 本発明の1つの変形した実施形態に基づいて、図5の送信機/受信機の中で使用される等化手段を示す図である。

Claims (27)

  1. 多重キャリア変調を用いて送信されたデータのために、少なくとも1つの単一キャリアのパイロット信号(805)及び少なくとも1つの第1の送信信号(810,811)を用いて、送信機(40,31)と受信機(50,32,34,33)との間で無線データを伝送する方法であって、
    多重キャリア変調を用いて送信されたデータについての前記第1の送信信号用の送信チャネルの応答を評価するステップ(60)を含み、該評価が単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、前記パイロット信号の少なくとも一部が前記第1の信号の少なくとも一部と時間的に同時に発生することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記評価によって考慮に入れられた前記パイロット信号の少なくとも一部が前記第1の信号の少なくとも一部と完全に同時に発生することを特徴とする方法。
  3. 前記パイロット信号と前記第1の信号とが非同期であることを特徴とする請求項1及び2のいずれかに記載の方法。
  4. 前記パイロット信号と前記第1の信号とが同期していることを特徴とする請求項1及び2のいずれかに記載の方法。
  5. 送信チャネル上で前記パイロット信号に対して使用される周波数帯域が、前記第1の送信信号に対して使用される周波数帯域を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 多重キャリア変調に基づいて送信された前記データを等化する装置(66)を含み、前記等化する装置が前記第1の送信信号に対して使用される送信チャネルに関する前記評価された応答を考慮に入れることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記評価が前記パイロット信号に対して行われた少なくとも1つの自己相関(600)を考慮に入れることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記自己相関のそれぞれが、前記送信チャネル上の経路に対応する遅延に結び付けられることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記自己相関が前記送信チャネル上の前記送信機と前記受信機との間の各経路に対して行われ、決められた最大限度よりも小さい遅延に相当することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記送信チャネル上の前記送信機と前記受信機との間の経路を選択するステップを含み、前記自己相関が前記選択するステップの間に選択された各経路に対して行われることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 前記自己相関を考慮に入れて周波数応答を決定するステップを含むことを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の方法。
  12. 多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する前記第1の送信信号の記号の各サブキャリアに関連する少なくとも1つの係数を提供するフーリエ変換のステップ(602)を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記パイロット信号がスペクトル拡散形であることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記第1の送信信号がOFDM形であることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記第1の送信信号がIOTA形であることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  16. 前記送信機が単一キャリアチャネル上の受信機に第2のデータ送信信号も送信し、前記信号が前記パイロット信号の関数として決定されたチャネル評価により等化されることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記送信機と前記受信機とが移動体通信ネットワークに属していることを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記送信機が前記移動体通信ネットワーク内の基地局に属しまた前記受信機が端末に属して、必要な場合はいつでも、前記基地局が前記パイロット信号及び前記第1のデータ送信信号を多重キャリアで高速の変調を用いて送信することを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する前記第1の送信信号がパイロット記号を含まないことを特徴とする請求項1から18のいずれかに記載の方法。
  20. 多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する前記第1の送信信号に関連する基準クロックを発生するステップ(98)を含み、前記基準クロックを発生するステップが前記単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、前記基準クロックが多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する前記第1の送信信号用の送信チャネルの応答に関する前記評価を出力することを特徴とする請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  21. 多重キャリア変調を用いて送信された前記データを等化する装置(95)を含み、多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する前記第1の送信信号がパイロット記号を含み、前記基準クロックが前記評価を出力することを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対して少なくとも2つの送信モードを使用し、多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する前記第1の送信信号が第1のモードによるパイロット記号を含み、第2のモードによるパイロット記号を含まないことを特徴とする請求項1から21のいずれかに記載の方法。
  23. 多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する前記第1の送信信号の受信品質の関数として、前記第1のモードから前記第2のモードへ又はその逆の方向に切り換えるステップを含むことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 少なくとも1つの単一キャリアのパイロット信号(805)及び多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対して少なくとも1つの送信信号(810,811)を使用する無線データ受信装置(50,32,33,34)であって、
    前記装置が多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する前記送信信号用の送信チャネルの応答を評価する手段(60)を含み、前記評価する手段が前記単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、前記パイロット信号の少なくとも一部が前記第1の信号の少なくとも一部と時間的に同時に発生する無線データ受信装置。
  25. 少なくとも1つの単一キャリアのパイロット信号(805)及び多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対して少なくとも1つの送信信号(810,811)を使用する無線データ送信装置(42,31)であって、
    パイロットなしの前記送信信号に対する変調手段(42)を含み、該パイロット信号が多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する前記送信信号用の送信チャネルの応答を評価できるように設計され、前記評価が前記単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、かつ前記パイロット信号の少なくとも一部が第1の信号の少なくとも一部と時間的に同時発生することを特徴とする無線データ送信装置。
  26. 少なくとも1つの単一キャリアのパイロットチャネル(311)及び1つの多重キャリアのデータ送信チャネル(312)を含む無線データ送信信号であって、前記多重キャリアのデータ送信チャネルがパイロットを持たず、前記単一キャリアのパイロットチャネルが多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する送信チャネルの応答の評価(60)を可能にするように設計され、前記評価が前記単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、パイロット信号の少なくとも一部が第1の信号の少なくとも一部と時間的に同時に発生することを特徴とする無線データ送信信号。
  27. 少なくとも1つの単一キャリアのパイロットチャネル(311)及び1つの多重キャリアのデータ送信チャネル(312)を用いるセル形電気通信システムであって、前記多重キャリアのデータ送信チャネルがパイロットを持たず、前記単一キャリアのパイロットチャネルが多重キャリア変調を用いて送信されたデータに対する送信チャネルの応答の評価(60)を可能にするように意図され、前記評価は単一キャリアのパイロット信号を考慮に入れ、前記パイロット信号の少なくとも一部が第1の信号の少なくとも一部と時間的に同時に起こることを特徴とするセル形電気通信システム。
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