JP4475503B2 - 物品供給装置及びそれを備えた計量システム - Google Patents

物品供給装置及びそれを備えた計量システム Download PDF

Info

Publication number
JP4475503B2
JP4475503B2 JP2003395330A JP2003395330A JP4475503B2 JP 4475503 B2 JP4475503 B2 JP 4475503B2 JP 2003395330 A JP2003395330 A JP 2003395330A JP 2003395330 A JP2003395330 A JP 2003395330A JP 4475503 B2 JP4475503 B2 JP 4475503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
articles
inclined portion
article
conveying means
distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003395330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005154069A (ja
Inventor
照生 早川
裕紀 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP2003395330A priority Critical patent/JP4475503B2/ja
Publication of JP2005154069A publication Critical patent/JP2005154069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4475503B2 publication Critical patent/JP4475503B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、複数箇所に物品を供給する物品供給装置及びそれを備えた計量システムに関する。
従来、複数箇所に物品を供給する供給装置としては、搬送コンベアを正逆転させたり、スイングシュートを使用したりするものが採用されている。搬送コンベアを正逆転させるものは、例えば、図5に示されるように、上方から見てT字型に配置される2本の搬送コンベアA,Bを備えてなる。搬送コンベアAの搬送面Faに供給された物品を矢印Xa方向に搬送して、搬送コンベアBの搬送面Fb上に落下させ、搬送コンベアBを矢印Xbで示されるように正逆転させることにより、搬送コンベアBの両端下方に物品を供給する。しかし、搬送コンベアBを正逆転させて物品を供給するものであるから、各供給先への同時供給や連続的な供給を行うことができないという問題がある。また、搬送コンベアBの搬送面Fbに堆積されている物品の上に、さらに搬送コンベアAから新たな物品を落下堆積させてしまうことがあるため、搬送コンベアBの搬送面Fb上の物品の厚みが一定せず、物品供給量の細かな制御には適さないという問題がある。
スイングシュートを使用するものは、例えば、図6に示されるように、搬送コンベアC、その下流に設置されて支持軸Diを中心に矢印Xd方向に首振りするスイングシュートD、さらにその下流に設置される2台の搬送コンベアE,Fを備えてなる。搬送コンベアCの搬送面Fc上に供給された物品は、矢印Xc方向に搬送され、スイングシュートDで搬送コンベアE,Fの搬送面Fe,Ffに振分され、さらに矢印Xe,Xfで示される2方向に搬送される。しかし、搬送コンベアCの作動中に、スイングシュートDを首振りさせると、搬送コンベアE,Fの間に物品を落下させてしまうことになるため、供給の切り替えを行う場合には、搬送コンベアCを停止させる必要がある。したがって、連続的な物品供給が行うことができず、また物品供給量の細かな制御には適さないという問題がある。
そこで、図7に示されるように、その中央部に設けられた支持軸Giを中心に矢印Xg方向に回動可能な搬送コンベアGと、2台の固定型搬送コンベアH,IをT字型に配置してなり、山形の振分ガイドJを搬送コンベアH,Iを跨ぐように配設した物品供給装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この物品供給装置は、搬送コンベアGの搬送面Fg上に供給される物品を、振分ガイドJの山形の両側に物品を落下させることにより、搬送コンベアH,Iに物品を途切れることなく安定的に供給することができるものであり、さらに、搬送コンベアGを、一点鎖線で示されるように回動させることにより、搬送コンベアH,Iに対する物品供給パターンを、両者均等、一方多め他方少なめの3パターンに設定することができるため、物品供給量の細かい制御に適するものといえる。
実公平6−9332号公報
しかしながら、図7に示される物品供給装置は、搬送コンベアGの全体を回動させるために大型の駆動装置が必要で、その結果、装置コスト及び稼動コストが増加するとともに、大きな設置スペースを確保しなければならないという問題点がある。また、搬送コンベアGの全体を回動させる場合には、その慣性モーメントの大きさから分配比率を迅速に変更することが難しく、高速処理に適さない面がある。
また、よりきめ細やかな制御のために、搬送コンベアH,Iへの物品の分配比率の変更幅を大きくしようとする場合でも、搬送コンベアGのコンベア長が一定で搬送コンベアH,Iが固定されている関係上、回動角度を大きくしすぎると、搬送コンベアGの下流端が搬送コンベアH,Iから外れ、あるいは、搬送コンベアGの上流端が物品供給元から外れるという不都合が生じる。
本発明は、斯かる実情に鑑み、物品を途切れることなく安定的に分配供給することができるとともに、その分配比率を大型の駆動装置を要することなく迅速に変更することができ、また、分配比率の変更幅を十分確保することができる物品供給装置及びそれを備えた計量システムを提供しようとするものである。
本発明の請求項1の発明は、物品を下方へ排出する排出手段と、該排出手段から排出される物品を受ける複数の供給手段と、前記排出手段の下方において前記複数の供給手段の上方に跨るように配設され、前記排出手段から排出される物品を前記供給手段へ分配する傾斜部を有する分配手段と、を備える物品供給装置であって、前記傾斜部は、物品が分配される各方向に向かう複数の連接された傾斜面を有してなり、前記分配手段は、前記傾斜部を水平スライド移動させて、前記傾斜部に対する物品の落下位置を変化させることにより、前記供給手段への物品の分配比率を変更することを特徴とする物品供給装置を提供する。
本発明の請求項2の発明は、物品を下方へ排出する第1搬送手段と、該第1搬送手段から排出される物品を受けて各々異なる方向へ搬送供給する複数の第2搬送手段と、前記第1搬送手段の下方において前記複数の第2搬送手段の上方に跨るように配設され、前記第1搬送手段から排出される物品を前記第2搬送手段へ分配する傾斜部を有する分配手段と、を備える物品供給装置であって、前記傾斜部は、物品が分配される各方向に向かう複数の連接された傾斜面を有してなり、前記分配手段は、前記傾斜部を水平スライド移動させて前記傾斜部に対する物品の落下位置を変化させることにより、前記第2搬送手段への物品の分配比率を変更することを特徴とする物品供給装置を提供する。
本発明の請求項3の発明は、物品を下方へ排出する排出手段と、該排出手段から排出される物品を受ける複数の供給手段と、前記排出手段の下方において前記複数の供給手段の上方に跨るように配設され、前記排出手段から排出される物品を前記供給手段へ分配する傾斜部を有する分配手段と、を備える物品供給装置であって、前記傾斜部は、上方から下方に向けて広がる円錐面状及び/又は角錐面状の傾斜面を有してなり、前記分配手段は、前記傾斜部を水平スライド移動させて、前記傾斜部に対する物品の落下位置を変化させることにより、前記供給手段への物品の分配比率を変更することを特徴とする物品供給装置を提供する。
本発明の請求項4の発明は、物品を下方へ排出する第1搬送手段と、該第1搬送手段から排出される物品を受けて各々異なる方向へ搬送供給する複数の第2搬送手段と、前記第1搬送手段の下方において前記複数の第2搬送手段の上方に跨るように配設され、前記第1搬送手段から排出される物品を前記第2搬送手段へ分配する傾斜部を有する分配手段と、を備える物品供給装置であって、前記傾斜部は、上方から下方に向けて広がる円錐面状及び/又は角錐面状の傾斜面を有してなり、前記分配手段は、前記傾斜部を水平スライド移動させて前記傾斜部に対する物品の落下位置を変化させることにより、前記第2搬送手段への物品の分配比率を変更することを特徴とする物品供給装置を提供する。
本発明の請求項5の発明は、請求項1からのいずれかに記載の物品供給装置であって、前記分配手段による各分配先への物品供給量を検知する複数の検知手段を備え、該検知手段からの検知結果に応じて前記傾斜部の移動を制御することを特徴とする物品供給装置を提供する。
本発明の請求項6の発明は、請求項1からのいずれかに記載の物品供給装置と、前記物品供給装置から物品を受けて、定量計量する複数の計量装置と、を備える計量システムを提供する。
本発明の請求項1からのいずれかに記載の物品供給装置又は請求項6に記載の計量システムによれば、物品を分配手段の傾斜部に落下させるだけで、傾斜部が有する複数の連接された傾斜面や、円錐面状、角錐面状の傾斜面から、複数の供給手段又は第2搬送手段に物品を途切れることなく安定的に供給することができ、また、傾斜部に対する物品の落下位置を変化させるだけで各供給手段又は搬送手段への分配比率を変更することができるという優れた効果を奏し得る。特に、物品を受け流す傾斜部を水平スライド移動させるだけであるから、上記従来技術のように、搬送コンベアの全体を大型の駆動装置で回動させる場合に比べて、装置コスト、稼動コスト及び設置スペースが少なく済み、高速供給処理にも対応可能となるものである。さらに、分配比率の変更幅を大きくすることに対して、搬送コンベアを回動させる場合に生じるような制約がないものである。
本発明の請求項に記載の物品供給装置によれば、請求項1からのいずれかに記載の物品供給装置が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏する。各分配先への物品供給量を検知する検知手段を設け、その検知結果に応じて傾斜部の移動を制御することにより、分配先となる供給手段又は第2搬送手段に対する物品供給量を自動的に調整することができる。

以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例を示す図であって、物品供給装置1と、物品供給装置1から分配供給される物品を受けて定量計量する2台(複数台)の計量装置8,9と、を備える計量システム10を示す正面図である。図2は、物品供給装置1の平面図を示し、図3は物品供給装置1の作動を説明するための図である。
(物品供給装置1)
物品供給装置1は、第1搬送手段2、第2搬送手段3,4、分配手段5、検知手段61,62、及び不図示の制御部7と、を備えてなる。第1搬送手段2は、上流工程から供給された物品を水平方向に移動させて下方に排出する排出手段となり、第2搬送手段3,4は、第1搬送手段2の下方に設けられ、第1搬送手段2から排出される物品を受けて各々異なる方向へ搬送供給する複数の供給手段となる。分配手段5は、第1搬送手段の下方において第2搬送手段3,4の上方に跨るように配設されて第1搬送手段2から排出される物品を第2搬送手段3,4の各々へ分配する傾斜部51と、これを移動させるための駆動部52とからなる。検知手段61,62は、分配手段5による物品の分配先となる計量装置8,9への物品供給量を検知する。制御部7は、検知手段61,62による検知結果に応じて傾斜部51の移動を制御する。
(第1搬送手段2)
第1搬送手段2は、回転駆動ローラー21,22に無限軌道ベルト23を巻き掛けすることにより構成されるコンベアであって、物品供給装置1の上部に設けられており、図2に示されるように、上流端2a側から下流端2b側に向かうように矢印X2方向に進行する所定長さの搬送面F2を有する。搬送面F2は、上方が開放されており、上流端2a側の上方に配設される工程間コンベア(図において1点鎖線で示される)により、上流工程(不図示)から、物品が連続的に搬送供給されるようになっている。工程間コンベアにより供給された物品は、搬送面F2により下流端2b側に搬送され、落下させられる。
(第2搬送手段3,4)
第2搬送手段は、図1及び図2において符号3,4で示される2台(複数台)の搬送コンベアであって、第2搬送手段3は、回転駆動ローラー31,32に無限軌道ベルト33を巻き掛けすることにより構成されるコンベアであり、第2搬送手段4は、回転駆動ローラー41,42に無限軌道ベルト43を巻き掛けすることにより構成されるコンベアである。第2搬送手段3,4は、第1搬送手段2と直交する方向に、かつ水平方向に延びるように設けられており、第1搬送手段2の下流端2bから各々異なる方向に進行する所定長さの搬送面F3,F4を有する。図5に示されるように、搬送面F3は、第2搬送手段3の上流端3a側から下流端3b側に向かうように矢印X3方向に進行し、搬送面F4は、第2搬送手段4の上流端4a側から下流端4b側に向かうように矢印X4方向に進行する。
(分配手段5)
分配手段5は、傾斜部51と、傾斜部51を移動させるための駆動部52とを備えてなる。傾斜部51は、第1搬送手段2の下流端2b側の下方で、第2搬送手段3,4の上流端3a,4aの上方に跨るように配設される。傾斜部51は、山型状を形成する2つの傾斜面51a,51bと、傾斜面51a,51bを両側から覆う縦壁面51c,51dと、を備えてなる。傾斜面51a,51bは、両者が連接される山型状の頂部51Tから物品が分配される各方向に向かうように、すなわち搬送面F3,F4に向かうように形成されている。したがって、第1搬送手段2から傾斜部51の上方に落下させられる物品は、山型上の頂部51Tを境として、そのどちら側に落下させられたかにより、第2搬送手段3,4のいずれかに分配されることとなる
駆動部52は、第2搬送手段3,4の長手方向に沿って延びるガイドレール52aと、ガイドレール52aに対してスライド自在に設けられるとともに傾斜部51を支持するスライダー52bと、スライダー52bをガイドレール52aに沿って往復スライド移動させるボールねじナット駆動機構52cとからなる(52b,52cは不図示)。したがって、傾斜部51は駆動部52により、矢印X5方向に移動させられることにより、第1搬送手段2から傾斜部51に対する物品の落下位置を連続的に変化させて、第2搬送手段3,4への物品の分配比率を変更することができるものである。その結果、第2搬送手段3,4の下流端3b,4bから供給される物品の分配先である計量装置8,9への物品供給量を変化させることが可能となるものである。なお、ガイドレール52aは、傾斜部51を、図3(b)に示される位置から、図3(c)に示される位置まで移動させることができる長さに設定されている。また、傾斜部51は、図3(b)及び(c)において、第2搬送手段3,4より外側に突出したり、上流端3a,4aどうしの隙間から外れたりして、第2搬送手段3,4以外の部分に、物品がこぼすことがないように寸法設定されている。
(検知手段61,62)
第2搬送手段3,4は、図1に示されるように、その下流端3b,4bに、搬送面F3,F4から落下する物品を受けて、計量装置8,9に向けて供給する漏斗状の供給シュート34,44を備えている。供給シュート34,44の排出口34a,44a側には、物品の分配先となる計量装置8,9への物品供給量を検知することができる検知手段61,62がそれぞれ設けられている。検知手段61は、後述する計量装置8上部の振動テーブル81を両側方から挟むように配設される投光器61a及び受光器61bからなり、検知手段62は、後述する計量装置9上部の振動テーブル91を両側方から挟むように配設される投光器62a及び受光器62bからなる。各検知手段61,62は、供給シュート34,44から振動テーブル81,91に排出される物品により投光器61a,62aから受光器61b,62bへ向かう光が遮られることを利用して、振動テーブル81,91における物品の高さ、すなわち計量装置8,9への物品供給量を検知する。
(制御部7)
検知手段61,62による検知結果は、制御部7にリアルタイムで入力される。制御部7は、検知手段61,62の検知結果に応じて、駆動部52の作動を制御する信号を出力することにより、傾斜部51をリアルタイムで移動させて、分配先である計量装置8,9への物品供給量を自動的に調整できるようになっている。具体的には、計量装置8への物品供給量が少ない場合には、第2搬送手段3への供給量を増加させるように、計量装置9への物品供給量が少ない場合には、第2搬送手段4への供給量を増加させるように制御が行なわれる。したがって、計量システム10として、計量装置8あるいは9への物品供給量が少ないために、後述のトレイTRへの物品供給が滞ってしまうことが防止される。もちろん、計量装置8,9に対する物品供給量が多すぎる場合に、供給量を減らして、計量システムの故障を未然に防止することもできるものである。
(計量装置8,9)
計量装置8,9は、それぞれ、第2搬送手段3,4から搬送供給される物品を受けて周方向に分散する円形の振動テーブル81,91と、振動テーブル81,91の周囲に配設されて振動テーブルから落下させられる物品を受ける複数の計量ホッパ82,92とを備えており、各計量ホッパ82,92に入れられた物品を適宜組み合わせることにより、下方を通過するトレイTRに一定量の物品を落下供給させることができる組み合わせ定量計量装置である。
(上記実施形態の作動)
次に、上記した実施の形態の作動を説明する。第1搬送手段2は、上流工程から搬送面F2の上流端2a側に供給される物品を、下流端2b側に搬送して下方に排出する。第1搬送手段2から排出された物品は、その下方に配設される分配手段5の傾斜部51に向けて落下させられ、傾斜部51の停止位置に応じた比率で第2搬送手段3,4に分配されることとなる。図3(a)に示されるように、傾斜部51の頂部51Tが、第1搬送手段2の横幅方向の中央部に対応する位置にある場合には、第1搬送手段2から排出された物品は、傾斜面51a,51bにより、第2搬送手段3,4に対して、略均等に分配される。
また、図3(b)に示されるように、傾斜部51の頂部51Tが、第1搬送手段2の横幅方向の中央部に対して左側、すなわち第2搬送手段3との重なり代が少なくなる位置にある場合には、第1搬送手段2から排出された物品は、傾斜面51aにのみ落下させられ、第2搬送手段3に対してのみ供給されることとなる。さらに、図3(c)に示されるように、傾斜部51の頂部51Tが、第1搬送手段2の横幅方向の中央部に対して右側、すなわち第2搬送手段4との重なり代が少なくなる位置にある場合には、第1搬送手段2から排出された物品は、傾斜面51bにのみ落下させられ、第2搬送手段4に対してのみ供給されることとなる。
傾斜部51は、図3(a)〜(c)に示される3つの位置に限らず、例えば、図3(a)及び(b)に示される位置の中間位置に移動させることもでき、この場合には、第1搬送手段2から排出された物品を、傾斜面51aに多く、傾斜面51bに少なく落下させて、第2搬送手段3に対して多く、第2搬送手段4に対して少なく供給されるようにすることができる。もちろん、傾斜部51は、図3(a)及び(c)に示される位置の中間位置に移動させることもでき、この場合には、第1搬送手段2から排出された物品を、傾斜面51aに少なく、傾斜面51bに多く落下させて、第2搬送手段3に対して少なく、第2搬送手段4に対して多く供給されるようにすることができる。
したがって、上記物品供給装置1あるいは計量システム10によれば、物品を分配手段5の傾斜部51に落下させるだけで、第2搬送手段3,4に物品を途切れることなく安定的に供給することができ、さらに、傾斜部51に対する物品の落下位置を変化させるだけで、第2搬送手段3,4への物品の分配比率を、0対100から100対0という広い範囲で変更することができるものである。その結果、分配先となる計量装置8,9において物品を不足させることが無いように、物品供給量のきめ細やかな制御が行われるものである。特に、大型の第1搬送手段2を移動させるのではなく、物品を受け流すだけの軽量な傾斜部51を移動させるだけであるから、大型の駆動装置を要することなく迅速に分配率を変更することができ、装置コスト、稼動コスト及び設置スペースが少なく済み、高速供給処理にも対応可能となるものである。
(上記実施形態の変形例)
上記実施形態では、供給手段となる第2搬送手段が2台設けられており、第1搬送手段に対して直交する方向に延びるように配設されていたが、図4に示されるように、4台(複数台)の第2搬送手段30,40,50,60を放射状に設けて、矢印X30〜X60で示されるように、各々異なる4方向へ物品を搬送供給するようにしてもよい。そして、第2搬送手段30,40,50,60の上方に跨るように配設され、第1搬送手段から排出される物品を第2搬送手段へ分配する傾斜部70を、上方から下方に向けて広がる円錐面状の傾斜面70aを有するように形成する。
これにより、傾斜部70を矢印X70で示されるように、水平2次元方向に移動させて、上方に設けられる第1搬送手段(不図示)から、傾斜部70に対する物品の落下位置を変化させて、第2搬送手段30〜60への物品の分配比率を変更することができるものである。傾斜部70を水平2次元方向に移動させる駆動部としては、X−Yテーブルを使用することができる。図7において、301,401,501,601は、第2搬送手段の各搬送面に堆積される物品の高さ、すなわち物品供給量を検知する検知手段であって、この検知結果に応じて各搬送面上における物品の堆積高さが略均等となるように、傾斜部の移動を制御するものである。なお、円錐形状の傾斜面70aを有する傾斜部70に代えて、角錐面状の傾斜面を有する傾斜部を採用するようにしても良い。
本発明の物品供給装置及びそれを備えた計量システムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係る物品供給装置及び計量システムを示す正面図。 図1の物品供給装置を示す平面図。 図1の物品供給装置の作動を説明する図。 本発明の実施形態の変形例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図。 物品供給装置の従来例を示す図。 物品供給装置の別の従来例を示す図。 物品供給装置のさらに別の従来例を示す図。
符号の説明
1 物品供給装置
2 第1搬送手段(排出手段)
3 第2搬送手段(供給手段)
4 第2搬送手段(供給手段)
5 分配手段
51 傾斜部
51a 傾斜面
51b 傾斜面
51T 頂部
61 検知手段
62 検知手段
7 制御部
8 計量装置
9 計量装置
10 計量システム

Claims (6)

  1. 物品を下方へ排出する排出手段と、
    該排出手段から排出される物品を受ける複数の供給手段と、
    前記排出手段の下方において前記複数の供給手段の上方に跨るように配設され、前記排出手段から排出される物品を前記供給手段へ分配する傾斜部を有する分配手段と、を備える物品供給装置であって、
    前記傾斜部は、物品が分配される各方向に向かう複数の連接された傾斜面を有してなり、
    前記分配手段は、前記傾斜部を水平スライド移動させて、前記傾斜部に対する物品の落下位置を変化させることにより、前記供給手段への物品の分配比率を変更することを特徴とする物品供給装置。
  2. 物品を下方へ排出する第1搬送手段と、
    該第1搬送手段から排出される物品を受けて各々異なる方向へ搬送供給する複数の第2搬送手段と、
    前記第1搬送手段の下方において前記複数の第2搬送手段の上方に跨るように配設され、前記第1搬送手段から排出される物品を前記第2搬送手段へ分配する傾斜部を有する分配手段と、を備える物品供給装置であって、
    前記傾斜部は、物品が分配される各方向に向かう複数の連接された傾斜面を有してなり、
    前記分配手段は、前記傾斜部を水平スライド移動させて前記傾斜部に対する物品の落下位置を変化させることにより、前記第2搬送手段への物品の分配比率を変更することを特徴とする物品供給装置。
  3. 物品を下方へ排出する排出手段と、
    該排出手段から排出される物品を受ける複数の供給手段と、
    前記排出手段の下方において前記複数の供給手段の上方に跨るように配設され、前記排出手段から排出される物品を前記供給手段へ分配する傾斜部を有する分配手段と、を備える物品供給装置であって、
    前記傾斜部は、上方から下方に向けて広がる円錐面状及び/又は角錐面状の傾斜面を有してなり、
    前記分配手段は、前記傾斜部を水平スライド移動させて、前記傾斜部に対する物品の落下位置を変化させることにより、前記供給手段への物品の分配比率を変更することを特徴とする物品供給装置。
  4. 物品を下方へ排出する第1搬送手段と、
    該第1搬送手段から排出される物品を受けて各々異なる方向へ搬送供給する複数の第2搬送手段と、
    前記第1搬送手段の下方において前記複数の第2搬送手段の上方に跨るように配設され、前記第1搬送手段から排出される物品を前記第2搬送手段へ分配する傾斜部を有する分配手段と、を備える物品供給装置であって、
    前記傾斜部は、上方から下方に向けて広がる円錐面状及び/又は角錐面状の傾斜面を有してなり、
    前記分配手段は、前記傾斜部を水平スライド移動させて前記傾斜部に対する物品の落下位置を変化させることにより、前記第2搬送手段への物品の分配比率を変更することを特徴とする物品供給装置。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の物品供給装置であって、
    前記分配手段による各分配先への物品供給量を検知する複数の検知手段を備え、
    該検知手段からの検知結果に応じて前記傾斜部の移動を制御することを特徴とする物品供給装置。
  6. 請求項1からのいずれかに記載の物品供給装置と、
    前記物品供給装置から物品を受けて、定量計量する複数の計量装置と、を備える計量システム。
JP2003395330A 2003-11-26 2003-11-26 物品供給装置及びそれを備えた計量システム Expired - Fee Related JP4475503B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003395330A JP4475503B2 (ja) 2003-11-26 2003-11-26 物品供給装置及びそれを備えた計量システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003395330A JP4475503B2 (ja) 2003-11-26 2003-11-26 物品供給装置及びそれを備えた計量システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005154069A JP2005154069A (ja) 2005-06-16
JP4475503B2 true JP4475503B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=34721131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003395330A Expired - Fee Related JP4475503B2 (ja) 2003-11-26 2003-11-26 物品供給装置及びそれを備えた計量システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4475503B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005154069A (ja) 2005-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6333394B2 (ja) 固い小包および小さい小包の大きなバッグのためのシンギュレータコンベアシステム
JP4469912B2 (ja) 果菜搬送方法、果菜搬送装置
JP6916237B2 (ja) 物品除去装置を有する選別コンベヤ
TWI824073B (zh) 物品搬送設備
KR20170019238A (ko) 물품 자동분류시스템용 초고속 자동 정렬기
US7306087B1 (en) Arrangement and a method for controlling units within a flow
JP4475503B2 (ja) 物品供給装置及びそれを備えた計量システム
JP4789457B2 (ja) 振分装置
JP5875103B2 (ja) キャップ反転装置
JP5221173B2 (ja) 搬送物の間隔調整装置
JP2004010304A (ja) 垂直循環型トレイ式仕分け装置
US6964330B2 (en) Elevated grade station drive system
JP3968299B2 (ja) 振り分け供給装置及び振り分け供給方法
JP6038624B2 (ja) 重量選別装置
JP4195755B2 (ja) 搬送物品の合流装置
JP5439829B2 (ja) 整列搬送装置
JP2011016660A (ja) 増列装置
KR20220054296A (ko) 분기 설비
JP5192217B2 (ja) 搬送装置
JPS63185714A (ja) シヤトルベルトコンベア移動台車の制御装置
US20230249920A1 (en) Supply apparatus
WO2023038024A1 (ja) トレイ供給装置および卵の選別装置
JP7453014B2 (ja) 仕分け用補助装置
JP2011050864A (ja) 郵便物自動送り出し装置
JP2016175037A (ja) 物品送り出し装置、及び物品送り出し方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees