JP2016175037A - 物品送り出し装置、及び物品送り出し方法 - Google Patents

物品送り出し装置、及び物品送り出し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】物品をバッファするための機器、及びこの機器を組み込む構造を必要とせずに、次段への物品の途切れを抑制し、物品の搬送量を一定にして送出することができる物品送り出し装置、及び物品送り出し方法を提供すること。【解決手段】搬送機2により、進行方向に沿った高さの変化が少なくとも1つの極小点を有するように形成された搬送路を有し、所定の供給速度でこの搬送路に供給された物品を所定の搬送速度で送出し、制御部3により、極小点近傍に滞留する物品が所定量になるように供給速度を制御し、搬送路上極小点の下流側の所定の箇所を通過する物品が所定量になるように搬送速度を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、物品送り出し装置、及び物品送り出し方法に関し、物品をバッファするための機器を必要とせずに、次段への物品の途切れを抑制し、物品の搬送量を一定にして送出することができる物品送り出し装置、及び物品送り出し方法に関する。
近年、郵便機械の高速化が進む中、郵便物自動選別取りそろえ押印機においては、処理する対象郵便物が多種多様であること、常に一定量の郵便物を幅選別機に送りこむことが難しい等により、実処理速度が十分には向上していないという問題がある。
郵便物を途切れることなく送り出すことにより処理速度を向上させるようにした技術が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の郵便物自動送り出し装置は、供給されてくる郵便物を一通ずつ送り出す一通送り出し部を有してなる装置である。供給されてくる郵便物を搬送する搬送経路と、搬送経路の一通送り出し部よりも上流側に設けられ、搬送経路上を搬送されてくる郵便物を一時蓄積して排出する複数のバッファ部とを有する。
複数のバッファ部は、当該バッファ部に蓄積された郵便物の量を検知する検知手段を有し、当該バッファ部よりも郵便物の搬送方向下流側のバッファ部の検知手段にて検知された郵便物の量が一定となるように、当該バッファ部に蓄積された郵便物を排出する。この搬送経路は、バッファ部(バッファデバイス)に配置される量検知スイッチにより、バッファデバイスに蓄積された郵便物の量を検知し、郵便物の排出速度を加減速させる。これにより、郵便物を途切れることなく一定の間隔で送り出すことにより処理速度を向上させることを可能としている。
特開2011−50864号公報
上述した特許文献1に開示の郵便物自動送り出し装置は、搬送経路上を搬送されてくる郵便物を一時蓄積して排出する複数のバッファデバイスを有する。そして、このバッファデバイスに配置される量検知スイッチにより郵便物の量を検知しこれに基づき郵便物の排出速度を加減速させる。このため、搬送経路に、バッファデバイスといった郵便物をバッファするための機器、及びこの機器を組み込む構造が必要であるといった問題がある。
本発明の目的は、上記課題を解決して、物品をバッファするための機器、及びこの機器を組み込む構造を必要とせずに、次段への物品の途切れを抑制し、物品の搬送量を一定にして送出することができる物品送り出し装置、及び物品送り出し方法を提供することである。
本発明の物品送り出し装置は、進行方向に沿った高さの変化が少なくとも1つの極小点を有するように形成された搬送路を有し、所定の供給速度でこの搬送路に供給された物品を所定の搬送速度で送出する搬送機と、前記極小点近傍に滞留する前記物品が所定量になるように前記供給速度を制御し、前記搬送路上前記極小点の下流側の所定の箇所を通過する前記物品が所定量になるように前記搬送速度を制御する制御部と、を備えている。
本発明の物品送り出し方法は、進行方向に沿った高さの変化が少なくとも1つの極小点を有するように形成された搬送路を有する搬送機により、所定の供給速度でこの搬送路に供給された物品を所定の搬送速度で送出し、制御部により、前記極小点近傍に滞留する前記物品が所定量になるように前記供給速度を制御し、前記搬送路上前記極小点の下流側の所定の箇所を通過する前記物品が所定量になるように前記搬送速度を制御する。
本発明によれば、物品をバッファするための機器、及びこの機器を組み込む構造を必要とせずに、次段への物品の途切れを抑制し、物品の搬送量を一定にして送出することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る物品送り出し装置の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る物品送り出し装置の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る物品送り出し装置の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る物品送り出し装置の動作の一例を示すフローチャートである。 光電センサのオン/オフ情報に供給用コンベアの供給速度を対応させた図である。 距離センサの距離情報に応じた“重み”を指定する図である。 距離センサの距離情報から求めた“総合重み”に搬送機の搬送速度を対応させた図である。 本発明の第4の実施の形態に係る物品送り出し装置の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る物品送り出し装置の動作の一例を示すフローチャートである。 光電センサのオン/オフ情報に第1の搬送機の第1の搬送速度を対応させた図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る物品送り出し装置の一例を示す図である。
この図は、物品送り出し装置1の斜視図である。
本実施の形態に係る物品送り出し装置1は、搬送機2と、制御部3とにより構成される。搬送機は、進行方向に沿った高さの変化が少なくとも1つの極小点を有するように形成された搬送路を有し、供給された物品を搬送し所定の搬送速度で送出する。制御部は、極小点近傍に滞留する物品が所定量になるように供給速度を制御し、搬送路上極小点の下流側の所定の箇所を通過する物品が所定量になるように搬送速度を制御する。
物品が、搬送機の搬送路上に所定の供給速度で供給されると、搬送機は、この物品を搬送し所定の搬送速度で送出する。
制御部は、搬送路上の極小点近傍に滞留する物品が所定量になるように供給速度を制御する。また、制御部は、搬送路上極小点の下流側の所定の箇所を通過する物品が所定量になるように搬送速度を制御する。
このように、本発明の第1の実施の形態によれば、搬送路上の極小点近傍に滞留する物品が所定量になるように、物品の供給速度を制御する。また、搬送路上極小点の下流側の所定の箇所を通過する物品が所定量になるように搬送速度を制御する。このため、物品をバッファするための機器、及びこの機器を組み込む構造を必要とせずに、次段の装置への物品の途切れや、物品の搬送量を一定にして送出することができる。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る物品送り出し装置の一例を示す図である。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態を具体化したものである。主に第1の実施の形態と相違する部分について説明する。本実施の形態では、物品の一例として郵便物を用いて説明する。
本図2は、物品送り出し装置1の斜視図である。前段の装置4(厚さ選別部)の斜視図も示してある。
本実施の形態に係る物品送り出し装置1は、搬送機2と、制御部3とにより構成される。
物品送り出し装置1は、前段の装置4から厚さが選別された所定の大きさの郵便物を受け次段の装置へ送出する装置である。
搬送機2(例えばコンベア)は、上流側から下流側への搬送方向へ向けて高くなる所定の傾斜を有する。そして、所定の速度(供給速度)で供給された郵便物から選別した所定の厚さの郵便物の送出を前段の装置4から受ける。搬送機2は、この郵便物を傾斜により上流側にすべらせて極小点の近傍を示す搬送機2の上流側に溜めつつ、郵便物を所定の速度(搬送速度)で次段の装置へ送出する。
制御部3は、搬送機2上に溜めた郵便物が所定の溜り量になるように郵便物を供給する供給速度を制御する。また、搬送機2の次段の装置への流出口での郵便物の量が所定の量になるように搬送機2の搬送速度を制御する。
ここで、物品送り出し装置1の動作を説明する。
前段の装置4は、例えば厚さ選別部(ドラム)であり、所定の速度(供給速度)で供給された郵便物から所定の厚さの郵便物を選別して搬送機2に送出する。この厚さ選別部4は、ドラムの長さ方向の周囲面に所定の厚さに応じた幅のスリットがドラムの長さ方向に所定の間隔で複数設けられている。この厚さ選別部4は、所定の速度で回転しており、ドラムの円筒方向の側面(円状部分)から供給された郵便物がスリットを通過することにより、所定の厚さの郵便物を選別する。
搬送機2は、前段の装置4から厚さ選別された郵便物を受けて、この郵便物を傾斜により上流側にすべらせて搬送機2の上流側に溜めつつ、郵便物を所定の速度(搬送速度)で次段の装置(例えば、幅選別機)へ送出する。
制御部3は、搬送面上に溜めた郵便物が所定の溜り量になるように、前段の装置4に郵便物を供給する供給速度を制御する。前段の装置4への郵便物の供給は、例えばコンベアにより行われる。従って、コンベアの速度を制御する。
また、制御部3は、搬送機2の次段の装置への流出口での郵便物の量が所定の量(重なった郵便物の厚さが所定の厚さ)になるように搬送機2の搬送速度を制御する。
このように、本発明の第2の実施の形態によれば、供給された郵便物を搬送機の上流側に溜め、この溜めた郵便物が所定の溜り量になるように郵便物を供給する供給速度を制御する。また、搬送機の次段の装置への流出口での郵便物の量が所定の量になるように搬送機の搬送速度を制御する。このため、郵便物をバッファするための機器、及びこの機器を組み込む構造を必要とせずに、次段の装置への郵便物の途切れや、郵便物の過多の投入を抑制し、郵便物の搬送量を一定にして送出することができる。
本実施の形態では、物品の一例として郵便物を用いて説明した。しかし、この物品は、書籍、書類、文書を含め、所定の大きさを有し厚さ選別部により厚さが選別されるものであれば、郵便物に限らず何でもよい。
(第3の実施の形態)
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る物品送り出し装置の一例を示す図である。
この図は、物品送り出し装置1の側面図である。前段の装置4(厚さ選別部)の側面図も示してある。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態の物品送り出し装置1に、複数の光電センサ5、複数の距離センサ6を付加してより具体化したものである。主に第2の実施の形態と相違する部分について説明する。本実施の形態では、物品の一例として郵便物を用いて説明する。
本実施の形態に係る物品送り出し装置1は、搬送機2と、制御部3と、複数(3つ)の光電センサ5(LB1、LB2、LB3)と、複数(3つ)の距離センサ6(HS1、HS2、HS3)とにより構成される。
搬送機2は、上流側から下流側への搬送方向へ向けて高くなる所定の傾斜(例えば、水平から30度)を有し、搬送面に所定の間隔でゴムグリップを備え、搬送面にある郵便物をこのグリップに、郵便物との摩擦により引っ掛けて下流側に搬送する。搬送機2の大きさは、例えば、長さ850mm、幅700mmであるが、この数値に限らず、適宜変更して使用してよい。
搬送機2は、上流側の端部に郵便物用のストッパ7を有し、郵便物に重なった上側の郵便物が搬送機2の傾斜により上流側にすべり込んで搬送機2の上流側に溜まる、極小点の近傍を示すストッパ7から下流側へ向かったバッファ部8を形成する。郵便物に重なった上側の郵便物は、バッファ部8での郵便物の溜まり具合により上流側にすべり込まない場合に、この郵便物の下側の郵便物に引きずられて下流側に搬送される。
複数の光電センサ5(遮光センサ)(LB1、LB2、LB3)は、バッファ部8の所定の上空に地面と水平に郵便物の搬送方向に所定の間隔を設けて設置され、郵便物の遮りをそれぞれ検出する。光電センサ5の光照射部が図3の紙面の表側から裏側に向かって照射し、照射した光が光照射部に対応する光電センサ5の光受光部に達しない場合、郵便物がこの光電センサ5を遮っているとする。各光電センサ5(LB1、LB2、LB3)は、搬送面からそれぞれ220〜270mmの間、150〜200mmの間、95〜145mmの間の高さに設置される。各光電センサ5の間隔は100mmである。これらの数値は、実験等により適宜変更してよい。
複数の距離センサ6(HS1、HS2、HS3)は、搬送機2の郵便物の次段の装置への流出口の上空に、地面(搬送機の床等の設定面)と平行かつ郵便物の搬送方向と直交する方向に所定の間隔を設けて設置され、郵便物からの距離をそれぞれ検出する。各距離センサ6(HS1、HS2、HS3)は、搬送面から180mmの高さに、搬送面の両サイドと中央にそれぞれ設定される。これらの数値は、実験等により適宜変更してよい。距離センサ6は、例えば、郵便物へ光を照射したときの時間と、郵便物からの反射光を受信したときの時間との差により、距離センサ6から郵便物までの距離(L2)を測定する。
制御部3は、複数の光電センサ5のオン/オフ情報に基づき、郵便物が所定の溜り量になるように供給速度を制御する。また、制御部3は、複数の距離センサ6の距離情報に基づき、郵便物の量が所定の量になるように搬送速度を制御する。制御部3は、供給速度、及び搬送速度を通常使用する最高速を示す定速と、定速よりも遅い複数の速度に変化させる。例えば、定速(最高速:3m/秒)、中速(2m/秒)、低速(1m/秒)の3段階に変化させる。これらの数値は、実験等により適宜変更してよい。
次に、本実施の形態の物品送り出し装置1の動作を、図4、図5、図6、及び図7を使用して説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る物品送り出し装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図5は、光電センサ5(LB1、LB2、LB3)のオン/オフ情報に供給用コンベアの供給速度を対応させた図である。0(オフ)は、光電センサ5が遮光していない場合を示し、1(オン)は、光電センサ5が遮光している場合を示す。この図は、全てのセンサがオンの場合、S3:低速(例えば1m/秒)、二つのセンサがオンの場合、S2:中速(例えば2m/秒)、一つのセンサがオンまたは、全てのセンサがオフの場合、S1:定速(例えば3m/秒)を選択することを示している。センサ情報に対応する速度の決め方は、これに限らず、次段の装置への、郵便物の途切れや郵便物の過多の投入が無く、郵便物の搬送量を一定にして送出できるような溜り量(所定の溜り量)になるように、実験等により適宜変更してよい。
図6は、距離センサ6(HS1、HS2、HS3)の距離情報に応じた“重み”を指定する図である。この図は、一つのセンサについての“重み”を指定する図である。搬送面からの郵便物の距離すなわち、重なった郵便物の厚さがLow(例えば10mm)以上である場合Lowを1にし、High(例えば20mm)以上である場合Highを1にする。そして、搬送面からの郵便物の距離がLow未満の場合(すなわち、High、Low共に0の場合)“重み”を0とし、Low以上、High未満の場合(すなわち、Highが0、Lowが1の場合)“重み”を1とする。そして、搬送面からの郵便物の距離がHigh以上の場合(すなわち、High、Low共に1の場合)“重み”を3とすることを示している。そして、各センサでの“重み”の和を、“総合重み”(0から9)とする。
図7は、図6で距離センサ6(HS1、HS2、HS3)の距離情報から求めた“総合重み”に搬送機2の搬送速度を対応させた図である。この図は、“総合重み”が7から9の場合S3:低速、4から6の場合S2:中速、0から3の場合、S1:定速を選択することを示している。センサ情報に対応する速度の決め方は、これに限らず、次段の装置への、郵便物の途切れや郵便物の過多の投入が無く、郵便物の搬送量を一定にして送出できるような、郵便物の量(所定の量)にするように、実験等により適宜変更してよい。ここで、郵便物の量(所定の量)は、流出口での郵便物の量(重なった郵便物の厚さ)である。
図4のステップS1では、郵便物が、郵便物供給用のコンベアにより所定の速度(供給速度)で前段の装置4へ供給される。
図4のステップS2では、前段の装置4は、ステップS1で供給された郵便物から所定の厚さの郵便物を選別して搬送機2に送出する。例えば、郵便物の大きさは、はがきのサイズ(100mm×148mm)からC4サイズ(324mm×229mm)、郵便物の厚さは(0.15mmから6mmの間)である。郵便物の大きさ、厚さは、この数値に限らず、適宜変更して使用してよい。
図4のステップS3では、搬送機2は、厚さ選別された郵便物を前段の装置4から受けて、搬送面にある郵便物をゴムグリップに引っ掛けて下流側に所定の速度(搬送速度)で搬送する。また、郵便物が重なった場合、重なった上側の郵便物が搬送機2の傾斜により上流側にすべり込んで搬送機2の上流側のバッファ部8に溜まる。また、郵便物に重なった上側の郵便物は、バッファ部8での郵便物の溜まり具合により上流側にすべり込まない場合、すなわち、溜まっている郵便物により上流側にすべり込めない場合に、この郵便物の下側の郵便物に引きずられて下流側に搬送される。
図4のステップS4では、搬送機2は、下流側に搬送した郵便物を所定の速度(搬送速度)で次段の装置へ送出する。
ステップS1からステップS4の処理は、例えば作業者等により装置が停止されるまで続けられる。
一方、ステップS1からステップS4の処理を続けている間、制御部3は、以下の制御を続ける。すなわち、制御部3は、3つの光電センサ5(LB1、LB2、LB3)のオン/オフ情報に基づき、供給用コンベアの供給速度を制御する。すなわち、図5で示すように、光電センサ5(LB1、LB2、LB3)のオン/オフ情報に基づき、S3:低速、S2:中速、S1:定速(最高速)を選択し、供給速度をこの選択した速度に制御する。
また、制御部3は、3つの距離センサ6(HS1、HS2、HS3)の距離情報に基づき、搬送速度を制御する。すなわち、距離センサ6から、距離センサ6が測定した郵便物までの距離(L2)を受け、距離センサ6の取付位置(搬送面からの距離L1)との差分(L1−L2)すなわち、重なった郵便物の厚さを、3つの距離センサ6分算出する。そして、図6に基づき、3つの重なった郵便物の厚さ情報に応じた“重み”を選択し、各センサでの“重み”の和を、“総合重み”とする。そして、図7に基づき、“総合重み”に対応した速度を選択し、搬送機2の搬送速度をこの選択した速度に制御する。
このように、本発明の第2実施の形態によれば、搬送機に傾斜を持たせることにより、搬送機の上流側にバッファ機能を持たせ、供給された郵便物をこのバッファに溜める。そして、光電センサ5のオン/オフ情報に基づき、この溜めた郵便物が所定の溜り量になるように郵便物を供給する供給速度を制御する。また、距離センサの距離情報から求めた“重み”に基づき、搬送機の次段の装置への流出口での郵便物の量が所定の量になるように搬送機の搬送速度を制御する。このため、郵便物をバッファするための機器、及びこの機器を組み込む構造を必要とせずに、次段の装置への郵便物の途切れや、郵便物の過多の投入を抑制し、郵便物の搬送量を一定にして送出することができる。
また、複数の光電センサ5と複数の距離センサにより郵便物の量の検知を細かく行うようにしたので、郵便物の搬送量の速度制御をきめ細かく行うことができる。
本実施の形態では、物品の一例として郵便物を用いて説明した。しかし、この物品は、書籍、書類、文書を含め、所定の大きさを有し厚さ選別部により厚さが選別されるものであれば、郵便物に限らず何でもよい。
(第4の実施の形態)
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る物品送り出し装置の一例を示す図である。
この図は、物品送り出し装置1の側面図である。前段の装置4(厚さ選別部)の側面図も示してある。本実施の形態では、物品の一例として郵便物を用いて説明する。
本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態の物品送り出し装置1の搬送機2の替りに、第1の搬送機9と第2の搬送機10の2つの搬送機を用い、全体の搬送路の長さを長くしたものである。主に第2の実施の形態と相違する部分について説明する。
本実施の形態に係る物品送り出し装置1は、第1の搬送機9と、第2の搬送機10と、制御部3と、複数(5つ)の光電センサ5(LB1、LB2、LB3、LB4、LB5)と、複数(3つ)の距離センサ6(HS1、HS2、HS3)とにより構成される。
第1の搬送機9は、上流側から下流側への搬送方向へ向けて高くなる所定の傾斜(例えば、水平から30度)を有し、搬送面に所定の間隔でゴムグリップを備えている。そして、所定の速度(供給速度)で供給された郵便物から選別した所定の厚さの郵便物の送出を前段の装置4から受ける。
第1の搬送機9は、この郵便物を第1の搬送機9の傾斜により上流側にすべらせて第1の搬送機9の上流側に溜めつつ、搬送面にある郵便物をゴムグリップに、郵便物との摩擦により引っ掛けて所定の速度(第1の搬送速度)で第2の搬送機10へ送出する。
第2の搬送機10は、上流側から下流側への搬送方向へ向けて高くなる所定の傾斜(例えば、水平から30度)を有し、搬送面に所定の間隔でゴムグリップを備えている。
第2の搬送機10は、第1の搬送機9から送出された郵便物を受ける。そして、この郵便物を第2の搬送機10の傾斜により上流側にすべらせて第2の搬送機10の上流側に溜めつつ、搬送面にある郵便物をゴムグリップに、郵便物との摩擦により引っ掛けて所定の速度(第2の搬送速度)で次段の装置へ送出する。
第1の搬送機9は、上流側の端部に郵便物用の第1のストッパ13を有する。そして、郵便物に重なった上側の郵便物が第1の搬送機9の傾斜により上流側にすべり込んで第1の搬送機9の上流側に溜まる、極小点の近傍を示す第1のストッパ13から下流側へ向かった第1のバッファ部11を形成する。
第2の搬送機10は、上流側の端部上空に、第1の搬送機9の送出口に有する郵便物を第2の搬送機10へ送出するすべり板14を郵便物用の第2のストッパとして使用する。そして、郵便物に重なった上側の郵便物が第2の搬送機10の傾斜により上流側にすべり込んで溜まる、極小点の近傍を示す第2ストッパ14から下流側へ向かった第2のバッファ部12を形成する。
LB1からLB3の複数の光電センサ5(遮光センサ)と、LB4からLB5の複数の光電センサ5(遮光センサ)とは、それぞれ第1のバッファ部11と第2のバッファ部12の所定の上空に地面(地面(搬送機の床等の設定面)と平行に郵便物の搬送方向に所定の間隔を設けて設置される。そして、郵便物の遮りをそれぞれ検出する。例えば、光電センサ5の光照射部が図面の表側から裏側に向かって照射し、照射した光が光照射部に対応する光電センサ5の光受光部に達しない場合、郵便物がこの光電センサ5を遮っているとする。LB1、LB2、及びLB3の各光電センサ5は、搬送面からそれぞれ220〜270mmの間、150〜200mmの間、95〜145mmの間の高さに設置される。これらの光電センサ5の間隔は100mmである。また、LB4及びLB5の各光電センサ5は、すべり板14の面から65mm、搬送面から62mmの高さにそれぞれ設置される。LB4とLB5の光電センサ5の間隔は110mmである。これらの数値は、実験等により適宜変更してよい。
複数の距離センサ6(HS1、HS2、HS3)は、第2の搬送機10の郵便物の次段の装置への流出口の上空に、地面(搬送機の床等の設定面)と平行かつ郵便物の搬送方向と直交する方向に所定の間隔を設けて設置され、距離センサ6と郵便物との距離をそれぞれ検出する。各距離センサ6(HS1、HS2、HS3)は、搬送面から180mmの高さに、搬送面の両サイドと中央にそれぞれ設定される。これらの数値は、実験等により適宜変更してよい。
制御部3は、複数の光電センサ5(LB1、LB2、及びLB3)のオン/オフ情報に基づき、第1の搬送機9上に溜められた郵便物が所定の溜り量になるように、郵便物を供給する供給速度を制御する。また、制御部3は、複数の光電センサ5(LB4、及びLB5)のオン/オフ情報に基づき、第2の搬送機10上に溜められた郵便物が所定の溜り量になるように、郵便物を搬送する第1の搬送機9の搬送速度を制御する。更に、制御部3は、複数の距離センサ6の距離情報に基づき、第2の搬送機10の次段の装置への流出口での郵便物の量が所定の量になるように郵便物を搬送する第2の搬送速度を制御する。制御部3は、供給速度、第1の搬送速度及び第2の搬送速度を、通常使用する最高速を示す定速と、定速よりも遅い複数の速度に変化させる。
次に、本実施の形態の物品送り出し装置1の動作を、図5、図6、図7、図9、及び図10を使用して説明する。
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る物品送り出し装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図10は、光電センサ5(LB4、LB5)のオン/オフ情報に第1の搬送機9の第1の搬送速度を対応させた図である。0(オフ)は、光電センサ5が遮光していない場合を示し、1(オン)は、光電センサ5が遮光している場合を示す。この図は、全てのセンサがオンの場合、第1の搬送機9の停止、一つのセンサがオンの場合、S2:中速(例えば2m/秒)、全てのセンサがオフの場合、S1:定速(例えば3m/秒)を選択することを示している。センサ情報に対応する速度の決め方は、これに限らず、次段の装置への、郵便物の途切れや郵便物の過多の投入が無く、郵便物の搬送量を一定にして送出できるような溜り量(所定の溜り量)になるように、実験等により適宜変更してよい。
図9のステップA1では、郵便物が、郵便物供給用のコンベアにより所定の速度(供給速度)で前段の装置4へ供給される。
図9のステップA2では、前段の装置4は、ステップA1で供給された郵便物から所定の厚さの郵便物を選別して第1の搬送機9に送出する。
図9のステップA3では、第1の搬送機9は、厚さ選別された郵便物を前段の装置4から受けて、搬送面にある郵便物をゴムグリップに引っ掛けて下流側に所定の速度(第1の搬送速度)で搬送する。また、郵便物が重なった場合、重なった上側の郵便物が第1の搬送機9の傾斜により上流側にすべり込んで第1の搬送機9の上流側の第1のバッファ部11に溜まる。また、郵便物に重なった上側の郵便物は、第1のバッファ部11での郵便物の溜まり具合により上流側にすべり込まない場合、すなわち、溜まっている郵便物により上流側にすべり込めない場合に、この郵便物の下側の郵便物に引きずられて下流側に搬送される。
図9のステップA4では、第2の搬送機10は、第1の搬送機9が送出した郵便物を、第1の搬送機9の送出口に有するすべり板14を介して受け、搬送面にある郵便物をゴムグリップに引っ掛けて下流側に所定の速度(第2の搬送速度)で搬送する。また、郵便物が重なった場合、重なった上側の郵便物が第2の搬送機10の傾斜により上流側にすべり込んで第2の搬送機10の上流側の第2のバッファ部12に溜まる。また、郵便物に重なった上側の郵便物は、第2のバッファ部12での郵便物の溜まり具合により上流側にすべり込まない場合、すなわち、溜まっている郵便物により上流側にすべり込めない場合に、この郵便物の下側の郵便物に引きずられて下流側に搬送される。
図9のステップA5では、第2の搬送機10は、下流側に搬送した郵便物を所定の速度(第2の搬送速度)で次段の装置へ送出する。
ステップA1からステップA5の処理は、例えば作業者等により装置が停止されるまで続けられる。
一方、ステップA1からステップA5の処理を続けている間、制御部3は、以下の制御を続ける。すなわち、制御部3は、3つの光電センサ5(LB1、LB2、LB3)のオン/オフ情報に基づき、供給用コンベアの供給速度を制御する。すなわち、図5で示すように、光電センサ5(LB1、LB2、LB3)のオン/オフ情報に基づき、S3:低速、S2:中速、又はS1:定速(最高速)を選択し、供給速度をこの選択した速度に制御する。
また、制御部3は、2つの光電センサ5(LB4、LB5)のオン/オフ情報に基づき、第1の搬送機9の第1の搬送速度を制御する。すなわち、図10で示すように、光電センサ5(LB4、LB5)のオン/オフ情報に基づき選択した速度に、第1の搬送機9の第1の搬送速度を制御する。
更に、制御部3は、3つの距離センサ6(HS1、HS2、HS3)の距離情報に基づき、第2の搬送速度を制御する。すなわち、距離センサ6から、距離センサ6が測定した郵便物までの距離(L2)を受け、距離センサ6の取付位置(搬送面からの距離L1)との差分(L1−L2)すなわち、重なった郵便物の厚さを、3つの距離センサ6分算出する。そして、図6に基づき、3つの重なった郵便物の厚さ情報に応じた“重み”を選択し、各センサでの“重み”の和を、“総合重み”とする。そして、図7に基づき、“総合重み”に対応した速度を選択し、第2の搬送機10の搬送速度をこの選択した速度に制御する。
このように、本発明の第4の実施の形態によれば、第3の実施の形態で取得した効果に加えて、次の効果がある。すなわち、第3の実施の形態の物品送り出し装置の搬送機の替りに、第1の搬送機と第2の搬送機の2つの搬送機を用い、全体の搬送路の長さを長くしたので、より多くの郵便物を搬送路内に留められる。このため、次段の装置への供給をより安定して行うことができる。
また、第3の実施の形態よりも多くの光電センサを使用したので、第3の実施の形態に比べ郵便物の量の検知を更に細かく行える。このため、よりきめ細かな郵便物の搬送量の速度制御を行うことができる。
本実施の形態では、物品の一例として郵便物を用いて説明した。しかし、この物品は、書籍、書類、文書を含め、所定の大きさを有し厚さ選別部により厚さが選別されるものであれば、郵便物に限らず何でもよい。
また、 本実施の形態では、傾斜を有する第1の搬送機と第2の搬送機の二つ搬送機を用い、第2の搬送機の第2のバッファに溜められた郵便物が所定の溜り量になるように、物品を搬送する第1の搬送機の搬送速度を制御する。また、第1の搬送機上に溜められた郵便物が所定の溜り量になるように、郵便物を供給する供給速度を制御する、として説明した。しかし、これに限らず、次のようにしてもよい。すなわち、搬送路上に隣接する極小点を複数有する搬送機において、極小点間の区間の搬送速度を、搬送路上、より下流側の極小点の近傍に滞留する物品が所定量になるように制御してもよい。また、供給速度を、極小点のうち搬送路上最も上流のものの近傍に滞留する物品が所定量になるように制御してもよい。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
進行方向に沿った高さの変化が少なくとも1つの極小点を有するように形成された搬送路を有し、所定の供給速度でこの搬送路に供給された物品を所定の搬送速度で送出する搬送機と、
前記極小点近傍に滞留する前記物品が所定量になるように前記供給速度を制御し、前記搬送路上前記極小点の下流側の所定の箇所を通過する前記物品が所定量になるように前記搬送速度を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする物品送り出し装置。
(付記2)
前記搬送機は、上流側から下流側へ搬送方向が高くなる所定の傾斜を有し、最上流の端部に前記極小点を有し、所定の供給速度で供給された所定の大きさの物品から選別した所定の厚さの前記物品の送出を前段の装置から受け、この物品を前記傾斜により上流側にすべらせて前記極小点の近傍を示す前記搬送機の上流側に溜めつつ、前記物品を所定の搬送速度で前記次段の装置へ送出し、
前記制御部は、前記搬送機上に溜めた前記物品が所定の溜り量になるように前記物品を供給する前記供給速度を制御し、前記搬送機の前記次段の装置への流出口での前記物品の量が所定の量になるように前記搬送機の前記搬送速度を制御する、
ことを特徴とする付記1記載の物品送り出し装置。
(付記3)
前記搬送機は、搬送面に所定の間隔でゴムグリップを備え、前記搬送面にある前記物品をこのグリップに引っ掛けて下流側に搬送し、上流側の端部に前記物品用のストッパを有し、前記物品に重なった上側の物品が前記傾斜により上流側にすべり込んで溜まる前記ストッパから下流側へ向かったバッファ部を形成する、
ことを特徴とする付記2記載の物品送り出し装置。
(付記4)
前記物品に重なった上側の前記物品は、前記バッファ部での前記物品の溜まり具合により上流側にすべり込まない場合に、この物品の下側の物品に引きずられて下流側に搬送される、
ことを特徴とする付記3記載の物品送り出し装置。
(付記5)
前記バッファ部の所定の上空に地面と水平に前記物品の搬送方向に所定の間隔を設けて設置され、前記物品の遮りをそれぞれ検出する複数の光電センサを更に設け、
前記制御部は、前記複数の光電センサのオン/オフ情報に基づき、前記所定の溜り量になるように前記供給速度を制御する、
ことを特徴とする付記3又は4記載の物品送り出し装置。
(付記6)
前記搬送機の前記物品の前記次段の装置への流出口の上空に、前記物品の搬送方向と直交する方向に所定の間隔を設けて設置され、物品からの距離をそれぞれ検出する複数の距離センサを更に設け、
前記制御部は、前記複数の距離センサの距離情報に基づき、前記物品の量が前記所定の量になるように前記搬送速度を制御する、
ことを特徴とする付記3、4又は5記載の物品送り出し装置。
(付記7)
前記制御部は、前記供給速度、前記搬送速度を通常使用する最高速を示す定速と、定速よりも遅い複数の速度に変化させる、
ことを特徴とする付記1から6のいずれか一項に記載の物品送り出し装置。
(付記8)
前記搬送速度が、前記搬送路上隣接する2つの前記極小点の間の区間ごとに設定され、隣接する2つの極小点のうち搬送路上、より下流側のものの近傍に滞留する前記物品が所定量になるように当該区間の前記搬送速度が制御され、
前記供給速度は、前記極小点のうち搬送路上最も上流のものの近傍に滞留する前記物品が所定量になるように制御されることを特徴とする付記1記載の物品送り出し装置。
(付記9)
前記搬送機は、
上流側から下流側へ搬送方向が高くなる所定の傾斜を有し、最上流の端部に第1の極小点を有し、所定の供給速度で供給された所定の大きさの物品から選別した所定の厚さの前記物品の送出を前記前段の装置から受け、この物品を前記傾斜により上流側にすべらせて前記第1の極小点の近傍を示す自身の搬送機の上流側に溜めつつ、前記物品を所定の速度(第1の搬送速度)で送出する第1の搬送機と、
上流側から下流側へ搬送方向が高くなる所定の傾斜を有し、最上流の端部に第2の極小点を有し、前記第1の搬送機から送出された前記物品を受け、この物品を前記傾斜により上流側にすべらせて前記第2の極小点の近傍を示す自身の搬送機の上流側に溜めつつ、前記次段の装置へ所定の速度(第2の搬送速度)で送出する第2の搬送機と、を有し、
前記制御部は、前記第1の搬送機上に溜められた前記物品が所定の溜り量になるように前記物品を供給する前記供給速度を制御し、
前記第2の搬送機上に溜められた前記物品が所定の溜り量になるように前記第1の搬送機の前記第1の搬送速度を制御し、
前記第2の搬送機の前記次段の装置への流出口での前記物品の量が所定の量になるように前記第2の搬送機の前記第2の搬送速度を制御する、
ことを特徴とする付記8記載の物品送り出し装置。
(付記10)
前記第1の搬送機及び第2の搬送機は、搬送面に所定の間隔でゴムグリップを備え、前記搬送面にある前記物品をこのグリップに引っ掛けて下流側に搬送し、
前記第1の搬送機は、上流側の端部に前記物品用の第1のストッパを有し、前記物品に重なった上側の物品が前記傾斜により上流側にすべり込んで溜まる前記第1のストッパから下流側へ向かった第1のバッファ部を形成し、
前記第2の搬送機は、上流側の端部上空に、前記第1の搬送機の送出口に有する前記物品を第2の搬送機へ送出するすべり板を前記物品用の第2のストッパとして使用し、前記物品に重なった上側の物品が前記傾斜により上流側にすべり込んで溜まる前記第2ストッパから下流側へ向かった第2のバッファ部を形成する、
ことを特徴とする付記9記載の物品送り出し装置。
(付記11)
前記物品に重なった上側の前記物品は、前記第1のバッファ部、又は前記第2のバッファ部での前記物品の溜まり具合により上流側にすべり込まない場合に、この物品の下側の物品に引きずられて下流側に搬送される、
ことを特徴とする付記10記載の物品送り出し装置。
(付記12)
前記第1のバッファ部、及び前記第2のバッファ部のそれぞれの所定の上空に地面と水平に前記物品の搬送方向に所定の間隔を設けて設置され、物品の遮りをそれぞれ検出する複数の光電センサを更に設け、
前記制御部は、前記複数の光電センサのオン/オフ情報に基づき、前記所定の溜り量になるように前記供給速度、又は前記第1の搬送速度を制御する、
ことを特徴とする付記10又は11記載の物品送り出し装置。
(付記13)
前記第2の搬送機の前記物品の前記次段の装置への流出口の上空に、前記物品の搬送方向と直交する方向に所定の間隔を設けて設置され、物品からの距離をそれぞれ検出する複数の距離センサを更に設け、
前記制御部は、前記複数の距離センサの距離情報に基づき、前記物品の量が前記所定の量になるように前記第2の搬送速度を制御する、
ことを特徴とする付記10、11又は12記載の物品送り出し装置。
(付記14)
前記制御部は、前記供給速度、前記第1の搬送速度及び前記第2の搬送速度を通常使用する最高速を示す定速と、定速よりも遅い複数の速度に変化させる、
ことを特徴とする付記9から13のいずれか一項に記載の物品送り出し装置。
(付記15)
進行方向に沿った高さの変化が少なくとも1つの極小点を有するように形成された搬送路を有する搬送機により、所定の供給速度でこの搬送路に供給された物品を所定の搬送速度で送出し、
制御部により、前記極小点近傍に滞留する前記物品が所定量になるように前記供給速度を制御し、前記搬送路上前記極小点の下流側の所定の箇所を通過する前記物品が所定量になるように前記搬送速度を制御する、
ことを特徴とする物品送り出し方法。
(付記16)
上流側から下流側へ搬送方向が高くなる所定の傾斜を有し、最上流の端部に前記極小点を有する前記搬送機により、所定の供給速度で供給された所定の大きさの物品から選別した所定の厚さの前記物品の送出を前段の装置から受け、この物品を前記傾斜により上流側にすべらせて前記極小点の近傍を示す前記搬送機の上流側に溜めつつ、前記物品を所定の搬送速度で次段の装置へ送出し、
前記制御部は、前記搬送機上に溜めた前記物品が所定の溜り量になるように前記物品を供給する前記供給速度を制御し、前記搬送機の前記次段の装置への流出口での前記物品の量が所定の量になるように前記搬送機の前記搬送速度を制御する、
ことを特徴とする付記15記載の物品送り出し方法。
(付記17)
前記制御部は、前記供給速度、及び前記搬送速度を通常使用する最高速を示す定速と、定速よりも遅い複数の速度に変化させる、
ことを特徴とする付記16記載の物品送り出し方法。
(付記18)
前記搬送速度が、前記搬送路上隣接する2つの前記極小点の間の区間ごとに設定され、隣接する2つの極小点のうち搬送路上、より下流側のものの近傍に滞留する前記物品が所定量になるように当該区間の前記搬送速度が制御され、
前記供給速度は、前記極小点のうち搬送路上最も上流のものの近傍に滞留する前記物品が所定量になるように制御されることを特徴とする付記15記載の物品送り出し方法。
(付記19)
前記搬送機は、第1の搬送機と、第1の搬送機を有し、
上流側から下流側へ搬送方向が高くなる所定の傾斜を有し、最上流の端部に第1の極小点を有する前記第1の搬送機により、所定の供給速度で供給された所定の大きさの物品から選別した所定の厚さの前記物品の送出を前段の装置から受け、この物品を前記傾斜により上流側にすべらせて前記第1の極小点の近傍を示す自身の搬送機の上流側に溜めつつ、前記物品を所定の速度(第1の搬送速度)で送出し、
上流側から下流側へ搬送方向が高くなる所定の傾斜を有し、最上流の端部に第2の極小点を有する第2の搬送機により、前記第1の搬送機から送出された前記物品を受け、この物品を前記傾斜により上流側にすべらせて前記第2の極小点の近傍を示す自身の搬送機の上流側に溜めつつ、次段の装置へ所定の速度(第2の搬送速度)で送出し、
前記制御部により、前記第1の搬送機上に溜められた前記物品が所定の溜り量になるように前記物品を供給する前記供給速度を制御し、前記第2の搬送機上に溜められた前記物品が所定の溜り量になるように前記第1の搬送機の前記第1の搬送速度を制御し、前記第2の搬送機の前記次段の装置への流出口での前記物品の量が所定の量になるように前記第2の搬送機の前記第2の搬送速度を制御する、
ことを特徴とする付記18記載の物品送り出し方法。
(付記20)
前記制御部は、前記供給速度、前記第1の搬送速度及び前記第2の搬送速度を通常使用する最高速を示す定速と、定速よりも遅い複数の速度に変化させる、
ことを特徴とする付記5記載の物品送り出し方法。
1 物品送り出し装置
2 搬送機
3 制御部
4 前段の装置、厚さ選別部
5 光電センサ
6 距離センサ
7 ストッパ
8 バッファ部
9 第1の搬送機
10 第2の搬送機
11 第1のバッファ部
12 第2のバッファ部
13 第1のストッパ
14 すべり板

Claims (10)

  1. 進行方向に沿った高さの変化が少なくとも1つの極小点を有するように形成された搬送路を有し、所定の供給速度でこの搬送路に供給された物品を所定の搬送速度で送出する搬送機と、
    前記極小点近傍に滞留する前記物品が所定量になるように前記供給速度を制御し、前記搬送路上前記極小点の下流側の所定の箇所を通過する前記物品が所定量になるように前記搬送速度を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする物品送り出し装置。
  2. 前記搬送機は、上流側から下流側へ搬送方向が高くなる所定の傾斜を有し、最上流の端部に前記極小点を有し、所定の供給速度で供給された所定の大きさの物品から選別した所定の厚さの前記物品の送出を前段の装置から受け、この物品を前記傾斜により上流側にすべらせて前記極小点の近傍を示す前記搬送機の上流側に溜めつつ、前記物品を所定の搬送速度で前記次段の装置へ送出し、
    前記制御部は、前記搬送機上に溜めた前記物品が所定の溜り量になるように前記物品を供給する前記供給速度を制御し、前記搬送機の前記次段の装置への流出口での前記物品の量が所定の量になるように前記搬送機の前記搬送速度を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の物品送り出し装置。
  3. 前記搬送機は、搬送面に所定の間隔でゴムグリップを備え、前記搬送面にある前記物品をこのグリップに引っ掛けて下流側に搬送し、上流側の端部に前記物品用のストッパを有し、前記物品に重なった上側の物品が前記傾斜により上流側にすべり込んで溜まる前記ストッパから下流側へ向かったバッファ部を形成する、
    ことを特徴とする請求項2記載の物品送り出し装置。
  4. 前記物品に重なった上側の前記物品は、前記バッファ部での前記物品の溜まり具合により上流側にすべり込まない場合に、この物品の下側の物品に引きずられて下流側に搬送される、
    ことを特徴とする請求項3記載の物品送り出し装置。
  5. 前記バッファ部の所定の上空に地面と水平に前記物品の搬送方向に所定の間隔を設けて設置され、前記物品の遮りをそれぞれ検出する複数の光電センサを更に設け、
    前記制御部は、前記複数の光電センサのオン/オフ情報に基づき、前記所定の溜り量になるように前記供給速度を制御する、
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の物品送り出し装置。
  6. 前記搬送機の前記物品の前記次段の装置への流出口の上空に、前記物品の搬送方向と直交する方向に所定の間隔を設けて設置され、物品からの距離をそれぞれ検出する複数の距離センサを更に設け、
    前記制御部は、前記複数の距離センサの距離情報に基づき、前記物品の量が前記所定の量になるように前記搬送速度を制御する、
    ことを特徴とする請求項3、4又は5記載の物品送り出し装置。
  7. 前記制御部は、前記供給速度、前記搬送速度を通常使用する最高速を示す定速と、定速よりも遅い複数の速度に変化させる、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の物品送り出し装置。
  8. 前記搬送速度が、前記搬送路上隣接する2つの前記極小点の間の区間ごとに設定され、隣接する2つの極小点のうち搬送路上、より下流側のものの近傍に滞留する前記物品が所定量になるように当該区間の前記搬送速度が制御され、
    前記供給速度は、前記極小点のうち搬送路上最も上流のものの近傍に滞留する前記物品が所定量になるように制御されることを特徴とする請求項1記載の物品送り出し装置。
  9. 前記搬送機は、
    上流側から下流側へ搬送方向が高くなる所定の傾斜を有し、最上流の端部に第1の極小点を有し、所定の供給速度で供給された所定の大きさの物品から選別した所定の厚さの前記物品の送出を前記前段の装置から受け、この物品を前記傾斜により上流側にすべらせて前記第1の極小点の近傍を示す自身の搬送機の上流側に溜めつつ、前記物品を所定の速度(第1の搬送速度)で送出する第1の搬送機と、
    上流側から下流側へ搬送方向が高くなる所定の傾斜を有し、最上流の端部に第2の極小点を有し、前記第1の搬送機から送出された前記物品を受け、この物品を前記傾斜により上流側にすべらせて前記第2の極小点の近傍を示す自身の搬送機の上流側に溜めつつ、前記次段の装置へ所定の速度(第2の搬送速度)で送出する第2の搬送機と、を有し、
    前記制御部は、前記第1の搬送機上に溜められた前記物品が所定の溜り量になるように前記物品を供給する前記供給速度を制御し、
    前記第2の搬送機上に溜められた前記物品が所定の溜り量になるように前記第1の搬送機の前記第1の搬送速度を制御し、
    前記第2の搬送機の前記次段の装置への流出口での前記物品の量が所定の量になるように前記第2の搬送機の前記第2の搬送速度を制御する、
    ことを特徴とする請求項8記載の物品送り出し装置。
  10. 進行方向に沿った高さの変化が少なくとも1つの極小点を有するように形成された搬送路を有する搬送機により、所定の供給速度でこの搬送路に供給された物品を所定の搬送速度で送出し、
    制御部により、前記極小点近傍に滞留する前記物品が所定量になるように前記供給速度を制御し、前記搬送路上前記極小点の下流側の所定の箇所を通過する前記物品が所定量になるように前記搬送速度を制御する、
    ことを特徴とする物品送り出し方法。
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