JP4475284B2 - Ad変換器の故障検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、AD変換器の故障検出装置に関するものである。
従来、例えば、特許文献1に記載のものによれば、アナログ信号電圧を入力するための3チャンネル以上の入力端子を有し、アナログ信号電圧をデジタル信号値にAD変換するAD変換器において、AD変換後の値が予め定められた所定の関係となるように、少なくとも2点の電圧値を設定し、少なくとも2点の電圧値のAD変換値から少なくとも2点の電圧値の関係を求め、この求めた少なくとも2点の電圧値の関係と所定の関係とを比較し、両者の差が所定の値を超えた場合にAD変換器の故障と判定する。
特開2006−304365号公報
外部から出力されるクロック(外部クロック)に同期してAD変換するAD変換器では、クロック線が断線した場合、外部クロックに対し非同期で、かつランダムなタイミングでAD変換したデータを出力することがあるため、AD変換器の故障を検出する必要がある。しかしながら、上記特許文献1に記載のものは、クロック線の断線によるAD変換器の故障を検出するものではない。また、3チャンネル以上の入力端子を有するAD変換器に対して故障検出が可能なものであるため、2チャンネル以下の入力端子を有するAD変換器の故障検出には適用できない。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、外部クロックに同期してAD変換するAD変換器の故障を検出するAD変換器の故障検出装置を提供することにある。
請求項1に記載のものは、外部から出力される外部クロックを入力し、その入力した外
部クロックに同期して、1つの入力チャンネルから入力したアナログ信号をデジタルデー
タにAD変換するAD変換器の故障検出装置であって、
外部クロックの周期が1周期経過するまでの間に、AD変換器の変換したデジタルデータ
を複数個取得し、その取得した複数のデジタルデータが1つでも異なる場合に、AD変換
器の故障と判断する故障判断手段を備え
AD変換器は、
外部クロックに同期した内部クロックを生成する入力回路を備え、
入力回路の生成した内部クロックに同期してアナログ信号をAD変換するとともに、そのAD変換したデジタルデータを出力するものであることを特徴とする。
外部クロックに同期してAD変換するAD変換器では、外部クロックの1周期毎にAD変換し、そのAD変換したデジタルデータは次の周期になるまで保持されるため、AD変換器が正常な状態であれば、外部クロックが1周期経過するまでの間、AD変換したデジタルデータに変化は見られない。
一方、外部クロックを入力するクロック線が断線した場合には、AD変換器の内部において、外部クロックに対し非同期で、かつランダムなタイミングでクロックが発生し、この非同期なクロックによってAD変換が実行されるため、外部クロックが1周期経過するまでの間に、デジタルデータの変化が見られるようになる。
よって、外部クロックの周期が1周期経過するまでの間に、AD変換器の変換したデジタルデータを複数個取得し、その取得した複数のデジタルデータが1つでも異なる場合(デジタルデータに変化が見られた場合)には、AD変換器が故障しているものと判断することができる。
さらに、故障判断手段では、外部クロックを入力回路に入力するためのクロック線が断線することで、入力回路のインピーダンスが大きいために、電源の変動やノイズ重畳などによって外部クロックに対し非同期なクロックが発振された(発生した)場合に、AD変換器が故障したものと判断することができる。
請求項の記載によれば、1つの入力チャンネルへ入力するアナログ信号を切り替える切り替え器を備え、
故障判断手段は、切り替え器により入力チャンネルへ入力するアナログ信号を切り替えた場合、入力チャンネルへ入力するアナログ信号を切り替える前のデジタルデータと、切り替えた後のデジタルデータとが1つでも同じ場合に、AD変換器の故障と判断することを特徴とする。
AD変換器が正常な状態であれば、入力チャンネルへ入力するアナログ信号を切り替えた場合、その切り替える前のデジタルデータと切り替えた後のデジタルデータとは異なる。一方、外部クロックを入力するクロック線が断線した場合には、AD変換器の内部において、外部クロックに対し非同期なクロックが発生し、この非同期なクロックによってAD変換が実行されるため、入力チャンネルへ入力するアナログ信号を切り替えた場合であっても、同じデジタルデータを出力することがある。
よって、入力チャンネルへ入力するアナログ信号を切り替えた場合、その切り替え前後におけるデジタルデータが1つでも同じ場合(デジタルデータに変化が見られない場合)には、AD変換器が故障しているものと判断することができる。
請求項の記載によれば、AD変換器は、ミリ波帯のレーダ波を送出し、その送出したレーダ波が対象物により反射された場合に、その反射レーダ波の受信信号を当該AD変換器によってデジタルデータに変換して、そのデジタルデータから対象物との距離及び相対速度を検出するミリ波レーダ装置において使用されるものであることを特徴とする。
ミリ波レーダ装置では、入力チャンネルを1つのみ有するAD変換器が故障してしまうと、対象物までの距離及び相対速度の検出結果に影響が及ぶことになる。従って、ミリ波レーダ装置において使用されるAD変換器の故障検出を行うことで、対象物までの距離及び相対速度の検出結果の信頼性が確保される。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、FMCW(周波数変調連続波)レーダ装置において使用されるAD変換器の故障検出装置について説明する。図1は、本実施形態におけるFMCWレーダ装置の全体構成を表すブロック図である。このFMCWレーダ装置は、車両に搭載され、前方走行車両等の対象物との距離や相対速度を検出するものとして使用される。
図1に示すFMCWレーダ装置は、送信アンテナASを介してミリ波帯のレーダ波を送信する。DA変換器12は、入力及び出力チャンネルを1チャンネル備える分解能10ビットのDA変換器であり、マイコン10から出力される時間に対して周波数が漸増、漸減を繰り返すパターンのデジタルデータをアナログ信号に変換する。
電圧制御発振器14は、DA変換器12から出力されるアナログ信号を変調信号として入力し、この変調信号により変調されたミリ波帯の高周波信号を生成する。電圧制御発振器14の出力は、分配器16によって、送信信号fsとローカル信号L0とに電力分配され、送信信号fsは送信回路2を介して送信アンテナASに供給され、ローカル信号L0は、ミキサ6へ供給される。
送信アンテナASを介してミリ波帯のレーダ波が送出され、そのレーダ波が先行車両等対象物により反射されると、その反射されたレーダ波(以下、反射レーダ波)を受信アンテナARで受信する。受信アンテナARの受信した反射レーダ波は、受信回路4によって処理されることで反射レーダ波に応じた受信信号frを発生する。すなわち、図2に示すように、受信アンテナARの受信した反射レーダ波の信号は、増幅器AMPで所定倍に増幅され、受信信号frを発生する。
受信回路4は、各々の受信アンテナARに対応したチャンネル(CH1、CH2、CH3)を切り替えるチャンネル切り替え器を備え、マイコン10からチャンネル線20を介して入力したチャンネル切り替え指示信号に従って、受信信号frとして出力すべきチャンネルを切り替える。
ミキサ6は、受信信号frとローカル信号L0とをミキシングして、これらの信号の周波数差に相当するアナログ信号であるビート信号を生成する。このビート信号は、増幅器AMP、ローパスフィルタLPFを介してAD変換器8に出力される。
AD変換器8は、入力及び出力チャンネルを1チャンネル備える分解能12ビットのAD変換器であり、クロック線18を介して入力した外部クロックに同期して、ビート信号をサンプリングしてデジタルデータに変換する。AD変換器8によって変換されたビート信号のデジタルデータは、マイコン10に与えられ、距離及び相対速度を算出するための処理に用いられる。
なお、本実施形態では、マイコン10の内部で外部クロック(サンプリング周期200[msec]、デューティ比50%のパルス信号)を生成するが、外部クロックを生成するためのタイマを別途設けてもよい。この場合、マイコン10はタイマに対して計測開始の指示信号を出力し、タイマはマイコン10から計測開始が指示されると、サンプリング周期に相当する時間の計測を繰り返し実行し、その繰り返し回数が所定のサンプリング回数に達すると、計測を終了させればよい。
マイコン10は、CPU,ROM,RAMを中心に構成され、AD変換器8からのデジタルデータに基づき、前方走行車両等の対象物との距離及び相対速度を算出する。マイコン10は、それらの処理を行う際にデジタルデータに対して周波数解析処理としての高速フーリエ変換(FFT)処理を実行する。。なお、算出された距離及び相対速度は、例えば、車間距離制御機能を有した定速走行制御装置に出力され、車間距離制御に利用される。なお、上述のように構成されたFMCWレーダ装置における、対象物との距離及び相対速度の検出原理については、特開2006−220624号公報に記載されているので、その説明を省略する。
図2は、AD変換器8の内部構成を示すブロック図である。AD変換器8は、IC(Integrated Circuit)で構成され、入力回路8a、サンプル・ホールド(S&H)回路8b、比較器8c、出力回路8dを備える。入力回路8aは、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)で構成され、マイコン10から出力される外部クロックを入力し、その入力した外部クロックに同期した内部クロックを生成する。この内部クロックは、S&H回路8bと比較器8cに分配して出力される。
S&H回路8bは、内部クロックに同期してスイッチング動作を実行する。このスイッチング動作により、スイッチON状態であるときには、ミキサ6からのビート信号の電荷がコンデンサに蓄えられ、一方、スイッチOFF状態であるときにはとなり、コンデンサに蓄えられた電荷が比較器8cに放出される。
比較器8cは、基準電圧(Ref)に対して、入力信号(アナログ)の電圧が高いか低いかを内部クロックに同期して比較する装置であり、これを複数個組み合わせることで、アナログ電圧をデジタル値へ変換する。出力回路8dは、比較器8cから入力した電圧に応じたビットパターンのデジタルデータをマイコン10に出力する。
次に、本実施形態におけるFMCWレーダ装置における、AD変換器8の故障検出方法について説明する。図3(a)は、AD変換器8が正常な場合の外部クロック、内部クロックの時間変化、及びデジタルデータが出力されるタイミングを示している。また、図3(b)は、クロック線18の断線によりAD変換器8が故障した場合の外部クロック、内部クロックの時間変化、及びデジタルデータが出力されるタイミングを示している。なお、図3中のA、B及びCは、図2におけるA、B及びCに対応している。
図3(a)に示すように、AD変換器8が正常な場合には外部クロックと内部クロックとは同期し、AD変換器8は外部(内部)クロックの立ち上がりのタイミングでAD変換を実施し、マイコン10は外部(内部)クロックの立ち下がりのタイミングでデジタルデータの出力(デジタル出力)を取り込む。
一方、クロック線18が断線した場合、例えば、プリント基板のパターン断線、ICと基板とのはんだ付けの不良、入力回路8a自体の不良などによって断線した場合、入力回路8aのインピーダンスが大きいために、入力回路8aの電源Vddの変動やノイズ重畳などによって外部クロックに対して非同期な内部クロックが発振(発生)する。そして、その内部クロックの立ち上がりのタイミングでAD変換を実施し、マイコン10はその立ち下がりのタイミングで、不定なデジタル出力や誤ったデジタル出力を取り込むことになる。
ここで、AD変換器8が正常である場合のデジタル出力の値に着目すると、図4(a)に示すように、外部(内部)クロックの立ち上がりのタイミングでAD変換したデジタル出力は、外部(内部)クロックの次の周期の立ち上がりのタイミングまで(チャンネル切り替え器がチャンネルを次のチャンネルに切り替えるまで)、同じ値が保持される(データがかわらない)。つまり、AD変換器8が正常であれば、外部(内部)クロックが1周期経過するまでの間、AD変換したデジタル出力に変化は見られない。
そこで、本実施形態では、図4(b)に示すように、外部クロックの立ち下がりのタイミングT0でデジタル出力DT0を取り込んだ後、外部クロックの次の周期の立ち上がりタイミングとなるまでの間、所定時間経過毎(例えば20[msec]毎)にデジタル出力を取り込み(図4(b)ではデジタル出力DT1、DT2)、デジタル出力DT0とデジタル出力DT1の値、あるいはデジタル出力DT0とデジタル出力DT2の値が異なる場合には、クロック線18の断線によるAD変換器8の故障と判断する。
FMCWレーダ装置では、入力チャンネルを1つのみ有するAD変換器8が故障してしまうと、対象物までの距離及び相対速度の検出結果に影響が及ぶことになるが、上述したように、AD変換器8の故障検出を行うことで、対象物までの距離及び相対速度の検出結果の信頼性が確保されるようになる。
続いて、FMCWレーダ装置における故障判断処理の動作を図5のフローチャートを用いて説明する。まず、FMCWレーダ装置に電源が投入され、所定の初期化処理(マイコン10の入出力ポートの初期化、ROM、RAMチェック等)が終了すると、図5のステップS1では、外部クロック(1周期200[msec]、デューティ比50%とする)の立ち上がりタイミングとなった場合にステップS2へ処理を進める。
ステップS2では、外部クロックの立ち上がりタイミングから100[msec]経過したかどうか判断する。このステップS2にて肯定判断した場合には、外部クロックの立ち下がりタイミングであるとしてステップS3へ処理を進め、否定判断した場合には100[msec]経過するまで待機状態となる。ステップS3では、外部クロックの立ち下がりのタイミングT0におけるデジタル出力DT0を取り込む。
ステップS4では、前回のチャンネル、すなわち、チャンネル切り替え器が受信アンテナARに対応したチャンネル(CH1、CH2、CH3)を切り替える前のチャンネルにて取り込んだデジタル出力と、ステップS3にて取り込んだデジタル出力DT0とが同じか(一致するか)どうかを判断する。なお、このステップS4は、上述した初期化処理の直後である場合、前回のチャンネルでのデジタル出力を取得していないため、チャンネルを切り替えた以降に実施するものである。
このステップS4にて肯定判断した場合にはステップS12(AD変換器故障)へ処理を進め、否定判断した場合にはステップS5へ処理を進める。このステップS4では、AD変換器8が正常な状態であれば、受信アンテナARに対応したチャンネルを切り替えた場合、その切り替える前のデジタル出力と切り替えた後のデジタル出力とは異なることから、否定判断(同じでないと判断)した場合にはAD変換器8は正常であると判断する。
一方、クロック線18が断線した場合には、AD変換器8の入力回路8aにおいて、外部クロックに対し非同期な内部クロックが発生し、この非同期な内部クロックによってAD変換が実行されるため、受信アンテナARに対応したチャンネルを切り替えた場合であっても、同じ値のデジタル出力となることがある。
従って、ステップS4では、受信アンテナARに対応したチャンネルを切り替えた場合、その切り替え前後におけるデジタル出力が同じ場合(デジタル出力の値に変化が見られない場合)には、AD変換器8が故障しているものと判断する。
ステップS5では、外部クロックの立ち下がりタイミングから20[msec](外部クロックの立ち上がりから120[msec])経過したかどうか判断する。このステップS5にて肯定判断した場合にはステップS6へ処理を進め、否定判断した場合には20[msec]経過するまで待機状態となる。ステップS6では、外部クロックの立ち下がりのタイミングT0から20[msec]経過したときのデジタル出力DT1を取り込む。
ステップS7では、外部クロックの立ち下がりのタイミングT0におけるデジタル出力DT0の値と、外部クロックの立ち下がりのタイミングT0から20[msec]経過したときのデジタル出力DT1の値とが同じである(一致している)かどうかを判断する。このステップS7にて肯定判断した場合にはステップS8へ処理を進め、否定判断した場合いはステップS12(AD変換器故障)へ処理を移行する。
ステップS8では、外部クロックの立ち下がりタイミングから40[msec](外部クロックの立ち上がりから140[msec])経過したかどうか判断する。このステップS8にて肯定判断した場合にはステップS9へ処理を進め、否定判断した場合には40[msec]経過するまで待機状態となる。ステップS9では、外部クロックの立ち下がりのタイミングT0から40[msec]経過したときのデジタル出力DT2を取り込む。
ステップS10では、外部クロックの立ち下がりのタイミングT0におけるデジタル出力DT0の値と、外部クロックの立ち下がりのタイミングT0から40[msec]経過したときのデジタル出力DT2の値とが同じである(一致している)かどうかを判断する。このステップS10にて肯定判断した場合にはステップS11へ処理を進め、否定判断した場合いはステップS12(AD変換器故障)へ処理を移行する。
ステップS11では、AD変換器8は正常な状態であるとして本処理を終了する。ステップS12では、AD変換器8の故障を検出したとして、マイコン10から、FMCWレーダ装置のAD変換器8が故障した旨を内容とする故障発生情報を図示しない車内LANを介してボデーECU等に出力する。ボデーECUでは、この故障発生情報を受けて、FMCWレーダ装置のAD変換器8の故障に対応するダイアグコードを記録する。これにより、ダイアグコードの記録からAD変換器8の故障診断が可能となる。
以上、説明したように、本実施形態のFMCWレーダ装置は、外部クロックの立ち下がりタイミングT0におけるデジタル出力DT0と、その立ち下がりタイミングT0から外部クロックの次の周期の立ち上がりタイミングとなるまでの間に、立ち下がりタイミングT0から所定時間経過後のデジタル出力DT1、DT2を取得し、その取得したデジタル出力DT0とデジタル出力DT1又はDT2とが同じでない(異なる)場合に、クロック線18の断線によりAD変換器8の故障と判断することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することができる。
例えば、本実施形態の故障判断処理では、デジタル出力DT0とDT1、及びDT0とDT2とが各々同じであるかどうかを判断しているが、この判断対象とするデジタル出力の組み合わせは、これに限定されるものではない。
例えば、図5のステップS10にて、デジタル出力DT1とデジタル出力DT2とが同じ値であるかどうかを判断してもよい。すなわち、デジタル出力DT0、DT1、DT2のうち、1つでもその値が異なる場合にAD変換器8の故障と判断すればよい。また、上記判断対象とするデジタル出力の個数は、デジタル出力DT0、DT1、DT2の3個に限らず、外部クロックの次の周期の立ち上がりタイミングとなるまでの間において、さらに増やしてもよい。
本実施形態におけるFMCWレーダ装置の全体構成を表すブロック図である。 AD変換器8の内部構成を示すブロック図である。 (a)はAD変換器8が正常な場合の外部クロック、内部クロックの時間変化、及びデジタルデータが出力されるタイミングを示した図であり、(b)はクロック線18の断線によりAD変換器8が故障した場合の外部クロック、内部クロックの時間変化、及びデジタルデータが出力されるタイミングを示した図である。 (a)はデジタルデータ(デジタル出力)の値が変わらない(同じ値である)時間帯(区間)を示す図であり、(b)はデジタル出力DT0、DT1、DT2を取り込むタイミングを示した図である。 故障判断処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
2 送信回路
4 受信回路
6 ミキサ(MIX)
8 AD変換器
10 マイコン
12 DA変換器
14 電圧制御発振器
16 分配器
18 クロック線
20 チャンネル線
AS 送信アンテナ
AR 受信アンテナ

Claims (3)

  1. 外部から出力される外部クロックを入力し、その入力した外部クロックに同期して、1つの入力チャンネルから入力したアナログ信号をデジタルデータにAD変換するAD変換器の故障検出装置であって、
    前記外部クロックの周期が1周期経過するまでの間に、前記AD変換器の変換したデジタルデータを複数個取得し、その取得した複数のデジタルデータが1つでも異なる場合に、前記AD変換器の故障と判断する故障判断手段を備え
    前記AD変換器は、
    前記外部クロックに同期した内部クロックを生成する入力回路を備え、
    前記入力回路の生成した内部クロックに同期して前記アナログ信号をAD変換するとともに、そのAD変換したデジタルデータを出力するものであることを特徴とするAD変換器の故障検出装置。
  2. 前記1つの入力チャンネルへ入力するアナログ信号を切り替える切り替え器を備え、
    前記故障判断手段は、前記切り替え器により前記入力チャンネルへ入力するアナログ信号を切り替えた場合、前記入力チャンネルへ入力するアナログ信号を切り替える前のデジタルデータと、切り替えた後のデジタルデータとが1つでも同じ場合に、前記AD変換器の故障と判断することを特徴とする請求項記載のAD変換器の故障検出装置。
  3. 前記AD変換器は、ミリ波帯のレーダ波を送出し、その送出したレーダ波が対象物により反射された場合に、その反射レーダ波の受信信号を当該AD変換器によってデジタルデータに変換して、そのデジタルデータから前記対象物との距離及び相対速度を検出するミリ波レーダ装置において使用されるものであることを特徴とする請求項1又は2記載のAD変換器の故障検出装置。
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