JP2020197501A - レーダ装置及びレーダシステム - Google Patents

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善行 宇田川
陽介 三谷
Yosuke Mitani
陽介 三谷
雅夫 ▲高▼山
雅夫 ▲高▼山
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幸谷 真人
Masato Koya
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Abstract

【課題】対となるチャンネルの間の信号遅延差を算出したり変動を監視できるようにしたレーダ装置及びレーダシステムを提供する。【解決手段】IF信号源7は、自己診断に係るテスト用パルスを出力する。アップコンバータ8は、局部発振信号生成部6の局部発振信号によりテスト用パルスをアップコンバートする。ダウンコンバータ15a、15bは、チャンネルA、Bにそれぞれ構成されアップコンバータ8の出力を局部発振信号生成部6の局部発振信号によりダウンコンバートする。イベント検出部19a、19bは、チャンネルA、Bにそれぞれ構成されダウンコンバータ8の出力に基づいてテスト用パルスに係るイベントを検出する。位相差情報関連処理部20は、チャンネルA、Bのイベント検出部19a、19bによるそれぞれのイベント検出タイミングの差に基づいてチャンネルA、Bの間の信号遅延差に対応した位相差|φ1−φ2|を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、レーダ装置及びレーダシステムに関する。
レーダシステムは、レーダ波をターゲットに照射しターゲットから到来する反射波を受信し所定の演算を実行することに基づいてターゲットとの距離や相対速度を算出できる。またレーダシステムは、フェーズドアレイアンテナを用いたビームフォーミング技術により所望の角度に対してレーダ波を照射し、ターゲットに反射した反射波を受信すると受信信号を検出した各チャンネル間の位相差を用いてターゲットの方位角を推定できる。例えば、特許文献1記載のレーダ装置は、デジタルFFTモジュールを用いて各チャンネル間の位相差を検出している。
国際公開2013/175558号
ミリ波帯のレーダ装置が集積回路内に組み込まれると、集積回路の内部の伝送線路の信号遅延や送信部、受信部における各チャンネル間の信号遅延差に起因した誤差が現れることが判明している。このため、レーダシステムが、各チャンネル間の位相差を算出することに基づいてターゲットが存在する方位角を求めたとしても正確に方位角を求めることができない。
特許文献1記載のFFTモジュールは大規模なメモリや論理回路を必要とすることから回路構成面積が大きくなりやすく消費電力も大きくなりやすい。またデジタルFFTモジュールを集積回路(例えば、MMICなど)に構成すると、大規模なテスト用の自己診断装置を集積回路に組み込む必要があり、テストに要するコストが上昇する。このため、自己診断を行うためにFFTモジュールを組み込むのは不都合を生じる。したがって、チャンネル間の信号遅延差を簡便な構成を用いて算出可能にすることが要望されている。
本発明の目的は、対となるチャンネルの間の信号遅延差を簡便な構成で算出できるようにしたレーダ装置及びレーダシステムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、集積回路により構成されるレーダ装置(2)を対象としている。アップコンバータ(8)は、局部発振信号生成部(6)の局部発振信号によりテスト信号源によるテスト用パルスをアップコンバートする。ダウンコンバータ(15a、15b)は、チャンネル対(A、B)にそれぞれ構成されアップコンバータの出力を局部発振信号生成部の局部発振信号によりダウンコンバートする。イベント検出部(19a、19b;219a、219b;319a、319b;419a、419b;19a、19b、19c、19d)は、チャンネル対にそれぞれ構成されダウンコンバータの出力に基づいてテスト用パルスに係るイベントを検出する。位相差情報関連処理部(20;220;320;420;520a;520b;520c;620)は、チャンネル対のイベント検出部によるそれぞれのイベント検出タイミングの差に基づいてチャンネル対の間の信号遅延差に対応した位相差検出用の情報を記憶又は位相差を検出する。
テスト信号源のテスト用パルスが伝達した信号遅延差に基づいてイベント検出部がイベントを検出するタイミングも対となるチャンネル間で異なることになる。このため、位相差情報関連処理部が、イベント検出部によるそれぞれのイベント検出タイミングの差に基づいてチャンネル対の間の信号遅延差に対応した位相差検出用の情報を記憶又は位相差を検出することで対となるチャンネル間の信号遅延差を算出できる。テスト用パルスを生成及び検出する構成を備えるだけで信号遅延差を算出でき、簡便な構成で信号遅延差を算出できるようになる。この結果、回路構成面積を抑制して消費電力を抑えることができる。
第1実施形態に係るレーダシステムの電気的構成図 第2実施形態に係るレーダシステムの電気的構成図 第2実施形態に係る位相差算出処理を示すフローチャート 第2実施形態において平均化した位相差を算出する処理を示すフローチャート 第3実施形態に係るレーダシステムの電気的構成図 第4実施形態に係るレーダシステムの電気的構成図 第4実施形態に係るレーダシステムの変形例の電気的構成図 第5実施形態に係る位相差情報関連処理部の説明図 第5実施形態に係る位相差情報関連処理部の変形例その1の説明図 第5実施形態に係る位相差情報関連処理部の変形例その2の説明図 第6実施形態に係る位相差情報関連処理部の説明図 第6実施形態に係る位相差算出処理を示すフローチャート 第6実施形態において平均化した位相差を算出する処理を示すフローチャート 第7実施形態に係るレーダシステムの電気的構成図 第7実施形態に係るレーダシステムの変形例その1の電気的構成図 第7実施形態に係るレーダシステムの変形例その2の電気的構成図
以下、幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する各実施形態において、同一又は類似の動作を行う構成については、同一又は類似の符号を付して必要に応じて説明を省略することがある。
(第1実施形態)
<基本的構成と基本動作説明>
まず、レーダシステム1の基本的構成を説明する。図1に示すように、レーダシステム1は、送受信機用の集積回路によるレーダ装置2、及びレーダ装置2に接続された制御器3を備える。レーダ装置2は、例えばシリコン系半導体を用いて1チップ化されたMMICにより構成される。制御器3は、例えばMCUにより構成され、レーダ装置2内の回路制御レジスタ(図示せず)にパラメータを書き込むことでレーダ装置2を制御する。
レーダ装置2は、送信部4、受信部5a、5b、局部発振信号生成部6、IF信号源7、アップコンバータ8、結合部9a、9b、及び自己診断信号処理部10を備える。
局部発振信号生成部6は、例えばPLL回路を用いて構成され局部発振信号を生成し、当該局部発振信号を送信部4、受信部5a及び5bに出力する。レーダ装置2には複数の送信チャンネル数分の送信部4が互いに同一の回路を用いて構成されている。図1には、1チャンネル分の送信部4を簡略化して示している。
レーダ装置2には、受信部5a、5bは例えば8、10など偶数の受信チャンネル数分構成されており、受信チャンネルは一対毎にその組合せが予め定められている。図1には、全受信チャンネルのうち一対となるチャンネルA、Bの受信部5a、5bをそれぞれ示しており、チャンネルA,Bは「チャンネル対」を構成する。
送信部4は、図示しないが移相器、ミキサ、及びパワーアンプを備え、FCM変調方式により変調されたミリ波帯(例えば80GHz帯:76.5GHz)のレーダ波を送信アンテナ11から外部のターゲット12に照射する。ターゲット12は、例えばレーダシステム1が搭載された自車に先行して走行する車両や路上の路側物等である。
受信部5aは、LNA14a、ダウンコンバータ15a、局発増幅部16a、可変増幅器17a、及びフィルタ18aを備える。受信部5bは、LNA14b、ダウンコンバータ15b、局発増幅部16b、可変増幅器17b、及びフィルタ18bを備える。なお、局部発振信号生成部6が生成する局部発振信号の周波数帯とターゲット12に照射するレーダ波の周波数帯との関係に応じて周波数ダブラや周波数トリプラなどを設けることもある。
レーダ装置2は、ターゲット12に反射したレーダ反射波を受信アンテナ13a、13bを通じて受信する。各チャンネルA、BのLNA14a、14bは、それぞれ受信信号を低雑音増幅し、ダウンコンバータ15a、15bに出力する。他方、局発増幅部16は、局部発振信号生成部6の局部発振信号を増幅し、ダウンコンバータ15a、15bに出力する。
ダウンコンバータ15a、15bは、それぞれ、LNA14a、14bの増幅信号に対し局発増幅部16a、16bにより増幅された局部発振信号を混合して中間周波数にダウンコンバートし、可変増幅器17a、17bに出力する。可変増幅器17a、17bは、制御器3から指令された増幅度により増幅しフィルタ18a、18bに出力する。
フィルタ18a、18bは、それぞれバンドパスフィルタにより構成され、可変増幅器17a、17bにより増幅された信号を帯域制限し、A/D変換部(図1には図示せず)によるA/D変換結果を制御器3に出力する。制御器3は、マイクロコンピュータにより構成され、A/D変換部のA/D変換結果に基づいて、ターゲット12に関する情報(例えば距離、移動速度、方位角等)を算出する。後述実施形態に示すように、A/D変換部は、レーダ装置2内に設けても良いし、レーダ装置2と制御器3との間に介在して構成しても良いし、制御器3の入力段に設けても良い。
レーダ装置2は、このような基本的構成によりターゲット12に関する各種情報を取得できる。しかし、このような基本的構成では「発明が解決しようとする課題」欄に示したように、伝送線路の信号遅延や送信部4から受信部5a、5bにかけてのチャンネルA、B間の信号遅延差に起因した誤差の影響が現れることがあり、ターゲット12が存在する方位角を正確に推定できないことが判明している。この影響を極力抑制するため、本実施形態のレーダ装置2には、主に、IF信号源7、アップコンバータ8、結合部9a、9b、及び自己診断信号処理部10が設けられている。
<チャンネルA、B間の信号遅延差に基づく位相差検出説明>
IF信号源7は、周波数帯域をIF帯とした自己診断に係るテスト用パルスを出力するテスト信号源である。IF信号源7が出力するテスト用パルスは、所定周波数の1トーンパルスである。テスト用パルスは単一パルスとしても複数のパルスでも良い。アップコンバータ8は、IF信号源7により出力されるテスト用パルスを局部発振信号生成部6の局部発振信号によりアップコンバートし、結合部9a、9bを通じて各チャンネルA、Bの受信部5a、5bの受信端に結合させる。
受信部5a、5bは、アップコンバータ8の出力信号をLNA14a、14bにより増幅した後、局部発振信号生成部6の局部発振信号を用いてダウンコンバータ15a、15bによりダウンコンバートする。そして受信部5a、5bは、ダウンコンバータ15a、15bの出力信号を可変増幅器17a、17bにより増幅し、自己診断信号処理部10に出力する。
自己診断信号処理部10は、イベント検出部19a、19b、及び位相差情報関連処理部20を備える。イベント検出部19a、19bは、それぞれチャンネルA、Bに対応して構成され、それぞれダウンコンバータ15a、15bの出力に基づいてテスト用パルスに係るイベントを検出する。
位相差情報関連処理部20は、イベント検出部19a、19bによるそれぞれのイベント検出タイミングの差に基づいてチャンネルA、B間の信号遅延差に対応した位相差|φ1−φ2|を検出する。テスト用パルスは、チャンネルA、Bの間の伝搬経路差に基づいて各イベント検出部19a、19bにまで到達するタイミングが互いに異なり、これによりイベント検出部19a、19bがイベントを検出するタイミングも異なる。このため、位相差情報関連処理部20は、イベント検出タイミングの差に基づいて位相差|φ1−φ2|を検出できる。これにより、レーダ装置2は、制御器3からの指令の有無に拘わらずチャンネルA、B間の位相差|φ1−φ2|を自己診断でき、対となるチャンネルA、Bの間の信号遅延差を簡易な構成で算出できる。これにより位相差|φ1−φ2|の変動も監視できる。
<本実施形態のまとめ、効果>
IF信号源7が出力するテスト用パルスが伝達した信号遅延差に基づいてイベント検出部19a、19bがイベントを検出するタイミングもチャンネルA、B間で異なることになる。このため位相差情報関連処理部20が、イベント検出部19a、19bによるそれぞれのイベント検出タイミングの差に基づいてチャンネルA、Bの間の信号遅延差に対応した位相差|φ1−φ2|を検出することでチャンネルA、Bの間の信号遅延差を算出できる。テスト用パルスを生成すると共に検出する構成をレーダ装置2内に設けるだけで信号遅延差を算出できる。このため簡易な回路を用いて構成でき、回路構成面積を抑制して消費電力を抑えることができる。
なお、レーダ装置2は制御器3を接続して用いるため、レーダ装置2内にFFTモジュールを組み込むことなく外部の制御器3にデジタルFFTモジュールを組み込むことが考えられる。このような構成では、レーダシステム1の系全体のチャンネルA,B間の位相差をテストできるものの、レーダ装置2の内部のチャンネルA、B間の信号遅延差を詳細に観察した場合の位相差|φ1−φ2|をテストできなくなる。この場合、レーダ装置2がデジタルFFTモジュールを組込不能な場合にテストすることなく出荷しなければならず好ましくない。
本実施形態によれば、FFTモジュールを用いることなく位相差情報関連処理部20を構成することで、位相差情報関連処理部20を構成するロジック回路の規模を比較的小規模な構成にでき、回路構成面積を抑制でき消費電力も抑制できる。
(第2実施形態)
図2から図4は、第2実施形態の説明図を示すもので、第2実施形態は、第1実施形態における自己診断信号処理部10の具体例を自己診断信号処理部210として説明する。
図2に示すように、レーダシステム201はレーダ装置202と制御器3とを備える。レーダ装置202には、A/D変換器21a、21b、自己診断信号処理部210が構成されており、その他は第1実施形態と同一構成である。
A/D変換器21a、21bは、フィルタ18a、18bの後段にそれぞれ構成されており、フィルタ18a、18bの出力をA/D変換し、制御器3及びイベント検出部219a、219bに出力する。A/D変換器21a、21bのサンプリング周波数は、IF信号源7が出力するIF帯のパルスの周波数より十分大きな値に設定されており、これにより、IF信号源7が出力したテスト用パルスに係る応答信号を細かくデータ化できる。
自己診断信号処理部210は、イベント検出部219a、219b、及び位相差情報関連処理部220を備える。イベント検出部219a、219bは、それぞれA/D変換器21a、21bのAD変換データを入力し、当該AD変換データが所定の閾値に達したか否かを判定する比較器を備える。イベント検出部219a、219bは、それぞれAD変換データが所定の閾値に達したときにイベント発生と判定する。この所定の閾値としては、例えば2の補数表現によりデジタル処理するときには信号レベルの変動が比較的大きい「0」等の値に設定すると良い。
位相差情報関連処理部220は、ステートマシン付きのカウンタを備えた小規模のロジック回路により構成される。位相差情報関連処理部220は、受信チャンネルA又はBの何れか一方のイベント検出部219a又は219bがイベントを検出したタイミングに応じてカウンタによりカウント動作を開始し、受信チャンネルB又はAの他方のイベント検出部219b又は219aがイベントを検出するタイミングに応じてカウント動作を停止する。
次に、図3を参照しながら具体例を挙げて動作を説明する。図3に示すように、S1においてIF信号源7がテスト用パルスを出力すると、テスト用パルスはアップコンバータ8、受信部5a、5bを通じてA/D変換器21a、21bに入力される。A/D変換器21a、21bは、受信信号をA/D変換しAD変換データをイベント検出部219a、219bにそれぞれ出力する。前述したように、信号遅延差がチャンネルA、Bの間で生じていると、テスト用パルスの受信信号の立上りタイミングもチャンネルA、Bの間で差を生じ、何れか一方のチャンネル(ここでは、例えばAとする)の受信信号が先に閾値に達することになる。このときイベント検出部219aは、S2において受信信号が閾値に達したと判定しイベント発生と判定する。
位相差情報関連処理部220は、イベント検出部219aによるイベント発生割込みを受けて、S3においてチャンネルAの発生イベントと特定し、S4においてカウンタによるカウント動作を開始する。
そして、位相差情報関連処理部220は、S5、S6において他のチャンネルBにおけるイベント検出部219bがイベント発生するまでカウンタをカウントアップしながら待機する。そして、チャンネルBの受信信号が閾値に達するとイベント検出部219bはイベント発生と判定する。
位相差情報関連処理部220は、イベント検出部219bによるイベント発生を受けて、S7においてカウンタのカウント動作をストップし、S8においてカウント数から位相差|φ1−φ2|を検出する。これにより、位相差情報関連処理部220は、カウンタのカウント数から位相差|φ1−φ2|を検出できるようになり、前述実施形態で説明した作用効果と同様の作用効果を得られる。
また図4に示すように、位相差|φ1−φ2|に関する情報を複数回取得して当該位相差|φ1−φ2|を平均化するようにしても良い。位相差情報関連処理部220は、S21、S22において繰り返し回数の変数Mや、合計記憶値N(sum)を0にリセットして初期設定した後、S1〜S7に示すようにカウンタによりカウントし、S1bにおいてテスト用パルスの印加を停止した後、S24において合計記憶値N(sum)に積算する。
位相差情報関連処理部220は、変数Mが上限値Mmaxになるまで合計記憶値N(sum)を積算し、変数Mが上限値Mmaxに達したら、S27において合計記憶値N(sum)を上限値Mmaxにより除算することで平均値N_aveを算出する。位相差情報関連処理部220は、S28において平均値N_aveにより位相差|φ1−φ2|を算出できる。すなわち、位相差情報関連処理部220は、Mmax回のカウント値の平均値N_aveを用いて位相差|φ1−φ2|を算出するため、ノイズの影響を除外でき位相差|φ1−φ2|を高精度に算出できる。
これにより、従来より用いられるデジタルFFTモジュールを用いた測定精度と同等の測定精度で位相差|φ1−φ2|を算出でき、測定精度を劣化させることなく、対となるチャンネルA、Bの間の信号遅延差を算出したり変動を監視できる。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態の説明図を示すもので、第3実施形態は、第1実施形態における自己診断信号処理部10の具体例を自己診断信号処理部310として示す。
図5に示すように、レーダシステム301は、レーダ装置302及び制御器3を備える。レーダ装置302には、A/D変換器21a、21b、自己診断信号処理部310が構成されており、その他は第1実施形態と同一構成である。A/D変換器21a、21bは、フィルタ18a、18bの後段にそれぞれ構成されており、フィルタ18a、18bの出力信号をA/D変換し、制御器3及びイベント検出部319a、319bに出力する。
自己診断信号処理部310は、イベント検出部319a、319bと位相差情報関連処理部320とを備える。イベント検出部319a、319bは、それぞれA/D変換器21a、21bのAD変換データを入力し、AD変換データが最大値に達したタイミングを検出することでテスト用パルスの受信信号のピークのタイミングを検出する。
位相差情報関連処理部320は、対となるチャンネルA、Bのうち、先に受信信号がピークに達したタイミングに応じてカウンタによるカウント動作を開始し、後に受信信号がピークに達したタイミングに応じてカウンタによるカウント動作を停止する。このため、前述実施形態と同様に、位相差情報関連処理部320は、カウンタのカウント数から位相差|φ1−φ2|を検出できるようになり、前述実施形態で説明した作用効果と同様の作用効果を得られる。
(第4実施形態)
図6及び図7は、第4実施形態の説明図を示すもので、第4実施形態は、第1実施形態における自己診断信号処理部10の具体例を自己診断信号処理部410として示す。
図6に示すように、レーダシステム401はレーダ装置402及び制御器3を備える。レーダ装置402には、A/D変換器21a、21b、自己診断信号処理部410が構成されており、その他は第1実施形態と同一構成である。A/D変換器21a、21bは、フィルタ18a、18bの後段にそれぞれ構成されており、フィルタ18a、18bの出力をA/D変換し制御器3に出力する。
自己診断信号処理部410は、イベント検出部としてのコンパレータ419a、419b、及び位相差情報関連処理部420を備える。コンパレータ419a、419bは、それぞれフィルタ18a、18bの出力アナログ電圧を入力すると共に同一の参照電圧Vrefを入力し、これらの電圧を比較する。コンパレータ419a、419bは、それぞれフィルタ18a、18bの出力アナログ電圧が参照電圧Vrefに達した時にイベント発生したと判定する。
位相差情報関連処理部420は、チャンネルA、Bのうち、コンパレータ419a又は419bのうち一方の入力電圧が参照電圧Vrefに達したタイミングに応じてカウンタによるカウント動作を開始し、コンパレータ419b又は419aの他の入力電圧が参照電圧Vrefに達したタイミングに応じてカウンタによるカウント動作を停止する。
このため前述実施形態と同様に、位相差情報関連処理部420は、カウンタのカウント数から位相差|φ1−φ2|を検出できるようになり、前述実施形態にて説明した作用効果と同様の作用効果を得られる。本実施形態では、受信部5a、5bとコンパレータ419a、419bとの間にA/D変換器21a、21bを設けることなく構成できるため、A/D変換器21a、21bを用いることなく自己診断できる。そのため図7に変形例を示すように、レーダ装置402aの外部にA/D変換器21a、21bを設けても良い。このレーダ装置402aを用いる場合には、A/D変換器21a、21bを制御器3の入力段に設けても良い。
(第5実施形態)
図8から図10は、第5実施形態の説明図を示すもので、第5実施形態は、複数対のチャンネルに係るイベント検出タイミングの差に係る位相差の検出方法を説明する。
第1実施形態にて説明したように、受信チャンネルは、6、8などの偶数対用意されており、それぞれのチャンネル毎に受信部5a、5b等を備えている。このため、各チャンネルに対応してイベント検出部19a、19bを設けると共に、各チャンネル間の位相差を検出するための位相差情報関連処理部20を設けると良い。本実施形態では、一つの位相差情報関連処理部520が、多数のチャンネルA、B、C、Dの間の位相φ1〜φ4の差を一度に検出する方法の具体例を説明する。
図8から図10に示すように、自己診断信号処理部510は、イベント検出部19a〜19d及び位相差情報関連処理部520a、520b又は520cを備え、チャンネル間位相差記憶部22を接続して構成される。イベント検出部19a〜19dは、各チャンネルA〜Dに対応して設けられている。イベント検出部19c、19dは、チャンネルC、Dに対応して設けられたイベント検出部19a、19bと同一の構成を具備するブロックであり、その説明を省略する。
図8に示す位相差情報関連処理部520aは、各イベント検出部19a〜19dのイベント検出のタイミングを入力することで、イベント検出割込のチャンネルA〜Dを特定できる。このとき、位相差情報関連処理部520aは、各チャンネルA〜Dのイベント検出部19a〜19dによるそれぞれのイベント検出タイミングに係る位相φ1〜φ4を検出し、これらの位相φ1〜φ4に基づいて各チャンネルA〜Dの間の位相差Δ1〜Δ3を検出し、チャンネル間位相差記憶部22に記憶させる。
位相差情報関連処理部520aは、チャンネルAとB、C、Dとの各間のイベント検出タイミングの差に係る各位相差Δ1、Δ1+Δ2、Δ1+Δ2+Δ3を算出し、チャンネル間位相差記憶部22に記憶させる。また、位相差情報関連処理部520aは、チャンネルBとC、Dとの各間のイベント検出タイミングの差に係る各位相差Δ2、Δ2+Δ3を算出すると共に、チャンネルCとDとの間のイベント検出タイミングの差に係る各位相差Δ3を算出し、チャンネル間位相差記憶部22に記憶させる。この結果、多数のチャンネルA〜Dの間の各位相差をチャンネル間位相差記憶部22に保持できる。なお、チャンネル間位相差記憶部22に記憶させる情報は、前述した位相差Δ1、Δ2、Δ3など位相差検出用の情報であっても良い。
また各チャンネル間の信号遅延差は、受信部5a、5bの物理的な配置等を一パラメータとして決定されるため、図9に示すように、位相差情報関連処理部520bが、イベント検出タイミングが予め早く到来することが想定されるチャンネル(ここでは、例えばチャンネルAとする)を基準として、その他のチャンネルB〜Dとの間の位相差Δa、Δb、Δcを検出し、チャンネル間位相差記憶部22に記憶させるようにしても良い。
また図10に示すように、位相差情報関連処理部520cは、レーダ装置2の内部のロジック回路又は外部の制御器3等から比較開始トリガ信号を入力し、この比較開始トリガ信号を入力した参照タイミングrefを基準として、各チャンネルA〜Dとの間の位相差Δr1、Δr2、Δr3、Δr4を検出し、チャンネル間位相差記憶部22に記憶させるようにしても良い。
(第6実施形態)
図11から図13は、第6実施形態の説明図を示す。第6実施形態は、一対のチャンネルA,Bの間の位相差|φ1−φ2|の検出方法の他の例を説明する。
位相差情報関連処理部620は、時間差をデジタル値に変換する機能を備えるTDC(Time-to-Digital Converter)23により構成され、TDC23は、例えば時間経過に応じて積分した値を出力する時間変換部24と、当該積分値をA/D変換するAD変換部25とを備える。AD変換部25は時間変換部24により時間電圧変換された出力をAD変換するが、位相差情報関連処理部620は、1LSBに相当するIF信号の位相値をAD変換部25によるTDC出力のAD変換結果と積算することに基づいて位相差|φ1−φ2|を算出する。その他の構成は第1実施形態と同様であり説明を省略する。
図12を参照しながら動作を説明する。図12に示すように、S1においてIF信号源7がテスト用パルスを出力すると、受信部5a、5bを通じてイベント検出部19a、19bはそれぞれテスト用パルスの受信信号を入力する。例えばチャンネルAのイベント検出部19aは、この受信信号がチャンネルBよりも先に閾値に達したときにS2においてイベント発生と判定する。
位相差情報関連処理部620は、イベント検出部19aによるイベント発生割込みを受けて、S3においてチャンネルAの発生イベントと特定し、S4aにおいてTDC23が時間積分を開始する。
そして位相差情報関連処理部620は、S5において他のチャンネルBにおけるイベント検出部19bがイベント発生するまで待機する。そしてチャンネルBの受信信号が閾値に達するとイベント検出部19bはイベント発生と判定する。位相差情報関連処理部620は、イベント検出部19bによるイベント発生を受けて、S7aにおいて時間積分を停止し、S1bにおいてIF信号源7からのテスト用パルスの印加を停止し、S8aにおいて積分値から位相差|φ1−φ2|を検出する。これにより、位相差情報関連処理部620は、時間積分の積分値に対応して位相差|φ1−φ2|を求めることができ、前述実施形態で説明した作用効果と同様の作用効果を得られる。
また図13に示すように位相差|φ1−φ2|に関する情報を複数回取得して当該位相差|φ1−φ2|を平均化するようにしても良い。位相差情報関連処理部620は、S21、S22において繰り返し回数の変数Mや、合計記憶値AD(sum)を0にリセットして初期設定した後、S1〜S7a、S1bに示したTDC23の時間積分結果TをS23においてAD変換し、S24において合計記憶値AD(sum)に積算する。位相差情報関連処理部620は、変数Mが上限値Mmaxになるまで合計記憶値AD(sum)を積算し、変数Mが上限値Mmaxに達したら、S27において合計記憶値AD(sum)を上限値Mmaxで除算することで平均値AD_aveを算出する。位相差情報関連処理部620は、S28において平均値AD_aveにより位相差|φ1−φ2|を算出できる。すなわち、TDC23の時間積分結果Tの平均値AD_aveを用いて位相差|φ1−φ2|を算出できるようになり、ノイズの影響を除外でき測定精度を高精度化できる。
(第7実施形態)
図14から図16は、第7実施形態の説明図を示す。第7実施形態は、位相差の情報を自己キャリブレーション、自己診断に用いる形態を示す。図14から図16に示すように、レーダ装置702a〜702cの内部には、チャンネルA、Bの受信信号経路に位置してディレイ調整回路26a、26bが補償部として構成されている。
図14に示すレーダ装置702aのディレイ調整回路26a、26bは、位相差情報関連処理部20が検出した位相差|φ1−φ2|に基づいて、レーダ装置702aの内部における信号遅延時間を調整可能になっている。これにより、受信信号の遅延時間を各チャンネルA、B毎に調整でき、チャンネルA、B間の位相差|φ1−φ2|を補償できる。
これにより、レーダ装置702aは、自己チップ内にて位相差|φ1−φ2|に基づく遅延時間をキャリブレーションでき、チャンネルA、B間の位相差|φ1−φ2|に基づいて制御器3への出力信号の位相を調整できる。制御器3は、この入力信号をレーダ装置702aの内部回路の位相調整結果や自己診断結果として二次的に利用することもできる。例えば制御器3は、レーダ装置702aの位相調整結果や自己診断結果についてさらに温度特性や経時変化特性を測定することもできる。したがって制御器3は、位相差|φ1−φ2|の情報や位相差検出用の情報をレーダシステム701の全体処理に用いることができる。
また図15のレーダ装置702bに示すように、位相差情報関連処理部20は、位相差|φ1−φ2|が予め定められた許容差を超えたときに、制御器3に許容差を超過したことを通知するようにしても良いし、位相差|φ1−φ2|の生情報を制御器3に伝達し、制御器3により位相差|φ1−φ2|が許容差の範囲内であるか判断するようにしても良い。制御器3は、位相差|φ1−φ2|の情報を異常検出(ダイアグ判定)する目的で用いることもできる。
また図16のレーダ装置702cに示すように、位相差情報関連処理部20は、制御器3に位相差|φ1−φ2|の情報を出力し、制御器3がディレイ調整回路26a、26bにより信号遅延時間を調整することで、チャンネルA、B間の位相差|φ1−φ2|を補償するようにしても良い。
また、制御器3が、ディレイ調整回路26a、26bの出力信号を制御入力するディレイ調整回路326a、326bをさらに備えていても良く、この場合、位相差情報関連処理部20又は制御器3が、当該制御器3内のディレイ調整回路326a、326bによりチャンネルA、B間の信号遅延時間を調整しても良い。
さらにレーダ装置702c内のディレイ調整回路26a、26bによる信号遅延時間を調整しても良い。また、制御器3の内部にディレイ調整回路326a、326bを設けることなく、アナログ信号処理又はデジタル信号処理することで位相差|φ1−φ2|の影響を排除しても良い。
本実施形態によれば、位相差|φ1−φ2|の情報を自己キャリブレーションに用いることができる。また製造業者は、レーダ装置702a〜702cを製造した後に検査するが、この得られた位相差|φ1−φ2|を用いて検査しても良い。
(他の実施形態)
前述した複数の実施形態の構成、機能を組み合わせても良い。前述実施形態の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も実施形態と見做すことが可能である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も実施形態と見做すことが可能である。
レーダ装置2、202、302、402、402a、702a、702b、702cは制御器3と1チップ化して構成しても良い。
本開示は、前述した実施形態に準拠して記述したが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範畴や思想範囲に入るものである。
図面中、2、202、302、402、402a、702a、702b、702cはレーダ装置、6は局部発振信号生成部、7はIF信号源(テスト信号源)、8はアップコンバータ、15a、15bはダウンコンバータ、19a、19b、19c、19d、219a、219b、319a、319bはイベント検出部、419a、419bはコンパレータ(イベント検出部)、20、220、320、420、520a、520b、520c、620は位相差情報関連処理部、26a、26bはディレイ調整回路(補償部)、を示す。

Claims (6)

  1. 集積回路により構成されるレーダ装置(2;202;302;402;402a;702a;702b;702c)であって、
    局部発振信号を出力する局部発振信号生成部(6)と、
    自己診断に係るテスト用パルスを出力するテスト信号源(7)と、
    前記局部発振信号生成部の局部発振信号により前記テスト用パルスをアップコンバートするアップコンバータ(8)と、
    対となるチャンネル(A、B:以下、チャンネル対と称す)にそれぞれ構成され前記アップコンバータの出力を前記局部発振信号生成部の局部発振信号によりダウンコンバートするダウンコンバータ(15a、15b)と、
    前記チャンネル対にそれぞれ構成され前記ダウンコンバータの出力に基づいて前記テスト用パルスに係るイベントを検出するイベント検出部(19a、19b;219a、219b;319a、319b;419a、419b;19a、19b、19c、19d)と、
    前記チャンネル対の前記イベント検出部によるそれぞれのイベント検出タイミングの差に基づいて前記チャンネル対の間の信号遅延差に対応した位相差検出用の情報を記憶又は位相差を検出する位相差情報関連処理部(20;220;320;420;520a;520b;520c;620)と、
    を備えるレーダ装置。
  2. 前記位相差情報関連処理部はカウンタを備え、
    前記チャンネル対のうち一方の前記チャンネルの前記イベント検出部が前記イベントを検出したタイミングに応じて前記カウンタによるカウント動作を開始し、前記チャンネル対のうち他方の前記チャンネルの前記イベント検出部が前記イベントを検出したタイミングにて前記カウンタによる前記カウント動作を停止し、カウント数から前記位相差を検出する請求項1記載のレーダ装置。
  3. 前記位相差情報関連処理部は、時間経過に応じて積分した値を出力する時間変換部(24)を備え、
    前記チャンネル対のうち一方の前記チャンネルの前記イベント検出部が前記イベントを検出したタイミングにて前記時間変換部により時間経過に応じた前記積分を開始し、前記チャンネル対のうち他方の前記チャンネルの前記イベント検出部が前記イベントを検出したタイミングにて前記時間変換部による前記積分を停止し、前記時間変換部による前記積分した値に基づいて前記位相差を検出する請求項1記載のレーダ装置。
  4. 前記位相差検出用の情報又は前記位相差の情報に基づいて前記チャンネル対の間の前記位相差を補償する補償部(26a、26b)をさらに備える請求項1から3の何れか一項に記載のレーダ装置。
  5. 前記位相差情報関連処理部(220;620)は、前記位相差の情報を複数回取得して当該位相差を平均化する請求項1から4の何れか一項に記載のレーダ装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載のレーダ装置(2;202;302;402;402a;702a;702b;702c)と、
    前記レーダ装置を制御する制御器(3)を備え、
    前記レーダ装置から前記制御器に前記位相差検出用の情報又は前記位相差の情報を出力することで前記制御器が当該情報を全体処理に用いるレーダシステム。
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