JP2008172634A - Ad変換器の故障検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログ信号を入力するための入力チャンネルを1つのみ有するAD変換器の故障検出装置を提供する。
【解決手段】マイコン10からDA変換器12へ確認用デジタル値を入力する場合に、DA変換器12の出力チャンネルとAD変換器8の入力チャンネルとを直接的に接続するDA出力切換器20を備え、DA変換器12の出力チャンネルとAD変換器8の入力チャンネルとが接続された場合に、確認用デジタル値とAD変換器8の変換したデジタル値とを比較することで、AD変換器8の故障を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、AD変換器の故障検出装置に関するものである。
従来、例えば、特許文献1に記載のものによれば、アナログ信号電圧を入力するための3チャンネル以上の入力端子を有し、アナログ信号電圧をデジタル信号値にAD変換するAD変換器において、AD変換後の値が予め定められた所定の関係となるように、少なくとも2点の電圧値を設定し、少なくとも2点の電圧値のAD変換値から少なくとも2点の電圧値の関係を求め、この求めた少なくとも2点の電圧値の関係と所定の関係とを比較し、両者の差が所定の値を超えた場合にAD変換器の故障と判定する。
特開2006−304365号公報
上記特許文献1に記載のものは、複数の入力端子を有するAD変換器に対して故障検出が可能なものであり、入力端子を1チャンネルのみ有するAD変換器の故障検出には適用できない。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、アナログ信号を入力するための入力チャンネルを1つのみ有するAD変換器の故障検出装置を提供することにある。
請求項1記載のものは、入力チャンネルを1つのみ有し、その入力チャンネルから入力したアナログ信号をデジタルデータに変換するAD変換器の故障検出装置であって、
デジタルデータをアナログ信号に変換するDA変換器へ所定のデジタルデータを入力する場合に、DA変換器の出力チャンネルとAD変換器の入力チャンネルとを接続する接続手段を備え、
DA変換器の出力チャンネルとAD変換器の入力チャンネルとが接続された場合に、所定のデジタルデータとAD変換器の変換したデジタルデータとを比較することで、AD変換器の故障を検出することを特徴とする。
これにより、所定のデジタルデータとAD変換器の変換したデジタルデータとを比較して、両者が対応したものであれば故障無しと判定し、両者が対応したものでなければAD変換器の故障を検出することができる。
請求項2に記載のように、所定のデジタルデータをDA変換器へ入力する際、所定のデジタルデータのビットパターンを変更しながら入力することを特徴とすることが好ましい。所定のデジタルデータのビットパターンを変更しながらDA変換器へ入力することで、AD変換器においてビット固着が発生した場合には、そのビット固着の検出とともに、固着したビットの特定が容易にできるからである。
請求項3に記載のAD変換器の故障検出装置によれば、AD変換器は、DA変換器の変換したデジタルデータに基づいて生成し、送出したミリ波帯のレーダ波が対象物により反射された場合に、その反射レーダ波の受信信号を当該AD変換器によってデジタルデータに変換して、そのデジタルデータから対象物との距離及び相対速度を検出するミリ波レーダ装置において使用されるものであることを特徴とする。
ミリ波レーダ装置では、AD変換器が故障してしまうと、対象物までの距離及び相対速度の検出結果に影響が及ぶことになる。従って、ミリ波レーダ装置において使用されるAD変換器の故障検出を行うことで、対象物までの距離及び相対速度の検出結果の信頼性が確保されるのである。
なお、接続手段は、請求項4に記載のように、ミリ波レーダ装置の電源投入後の初期化処理を実行するタイミングで、DA変換器の出力チャンネルとAD変換器の入力チャンネルとを直接的に接続するとよい。ミリ波レーダ装置を使用する前に故障の検出が可能となるからである。
また、接続手段は、請求項5に記載のように、AD変換器が反射レーダ波の受信信号をデジタルデータに変換していないタイミングで、DA変換器の出力チャンネルとAD変換器の入力チャンネルとを直接的に接続するようにしてもよい。ミリ波レーダ装置の使用中にも随時、故障検出が可能となるからである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、FMCW(周波数変調連続波)レーダ装置において使用されるAD変換器の故障検出装置について説明する。
図1は、本実施形態におけるFMCWレーダ装置の全体構成を表すブロック図である。このFMCWレーダ装置は、車両に搭載され、前方走行車両等の対象物との距離や相対速度を検出するものとして使用される。
図1に示すFMCWレーダ装置は、送信アンテナASを介してミリ波帯のレーダ波を送信する。DA変換器12は、入力及び出力チャンネルを1チャンネルのみ備える分解能12ビットのDA変換器であり、マイコン10から出力される時間に対して周波数が漸増、漸減を繰り返すパターンのデジタルデータをアナログ信号に変換する。
DA出力切換器20は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)のアナログスイッチや、シグナルリレー等が採用され、DA変換器12の変換したアナログ信号の出力先を切換える。DA出力切換器20は、マイコン10からの指示信号を受けて、その指示内容に応じた出力先に切換える。例えば、マイコン10から”VCO側”なる指示信号を受けた場合には、DA変換器12の出力チャンネルと電圧制御発振器14とが接続されるように切換る。また、マイコン10から”AD側”なる指示信号を受けた場合には、DA変換器12の出力チャンネルとAD変換器8とが(直接的に)接続されるように切換る。
DA出力切換器20がVCO側に出力先を切換えている場合、電圧制御発振器14は、DA変換器12から出力されるアナログ信号を変調信号として入力し、この変調信号により変調されたミリ波帯の高周波信号を生成する。電圧制御発振器14の出力は、分配器16によって、送信信号fsとローカル信号L0とに電力分配され、送信信号fsは送信回路2を介して送信アンテナASに供給され、ローカル信号L0は、ミキサ6へ供給される。
送信アンテナASを介してミリ波帯のレーダ波が送出され、そのレーダ波が先行車両等対象物により反射されると、その反射されたレーダ波(以下、反射レーダ波)を受信アンテナARで受信する。受信アンテナARの受信した反射レーダ波は、受信回路4によって処理されることで反射レーダ波に応じた受信信号frを発生する。
ミキサ6は、受信信号frとローカル信号L0とをミキシングして、これらの信号の周波数差に相当するアナログ信号であるビート信号を生成する。このビート信号は、図示しない増幅器によって増幅され、AD変換器8に出力される。
AD変換器8は、入力及び出力チャンネルを1チャンネルのみ備える分解能12ビットのAD変換器であり、ビート信号をタイマ18によって指示されるタイミングでサンプリングしてデジタルデータに変換する。AD変換器8によって変換されたビート信号のデジタルデータは、マイクロコンピュータ10に与えられ、距離及び相対速度を算出するための処理に用いられる。
タイマ18は、AD変換器8がビート信号をサンプリングするタイミングを指示するため、サンプリング周期に相当する時間を計測するごとに、AD変換器8に対してサンプリング指示信号を出力する。このタイマ18は、マイクロコンピュータ10から計測開始が指示されると、サンプリング周期に相当する時間の計測を繰り返し実行し、その繰り返し回数が所定のサンプリング回数に達すると、計測を終了する。なお、マイコン10にタイマが内蔵されている場合には、タイマを別途設けることなく、そのマイコン10内蔵のタイマを用いるようにしてもよい。
マイクロコンピュータ10は、CPU,ROM,RAMを中心に構成され、AD変換器8からのデジタルデータに基づき、前方走行車両等の対象物との距離及び相対速度を算出する。マイクロコンピュータ10は、それらの処理を行う際にデジタルデータに対して周波数解析処理としての高速フーリエ変換(FFT)処理を実行するため、デジタルシグナルプロセッサを備えている。なお、算出された距離及び相対速度は、例えば、車間距離制御機能を有した定速走行制御装置に出力され、車間距離制御に利用される。なお、上述のように構成されたFMCWレーダ装置における、対象物との距離及び相対速度の検出原理については、特開2006−220624号公報に記載されているので、その説明を省略する。
次に、本実施形態におけるFMCWレーダ装置における、AD変換器8の故障検出方法について説明する。なお、上述したように、AD変換器8によって変換されたビート信号のデジタルデータから、マイクロコンピュータ10において対象物まで距離及び相対速度を算出されるため、AD変換器8内のレジスタのビット固着等によってAD変換器8が故障してしまうと、対象物までの距離及び相対速度の検出結果に影響が及ぶことになる。従って、FMCWレーダ装置において使用されるAD変換器の故障検出を行うことで、対象物までの距離及び相対速度の検出結果の信頼性を確保するのである。
図2に示すタイムチャートは、FMCWレーダ装置の動作順序を示している。FMCWレーダ装置に電源が投入されると、初期化処理が実行される。この初期化処理は、マイコン10の入出力ポートの初期化、ROM、RAMのチェック等、一連の初期設定を行った後、AD変換器8の故障を検出するためのAD動作チェック処理を実行する。
マイコン10では、後述するように、AD動作チェック処理を実行するにあたり、DA出力切換器20に対して、”AD側”なる指示信号を出力する。DA出力切換器20は、この指示信号を受けて、DA変換器12の出力チャンネルとAD変換器8とが(直接的に)接続されるように切換る。このように、FMCWレーダ装置の電源投入後の初期化処理を実行するタイミングで、DA変換器12の出力チャンネルとAD変換器8の入力チャンネルとを直接的に接続することで、FMCWレーダ装置を使用する前に、AD変換器8の故障検出が可能となる。
図2に示すように、初期化処理におけるAD動作チェック処理を実行した結果、AD変換器8の動作が良好である(故障が検出されない)場合には、メインルーチンを0.1秒毎に繰り返し実行する。このメインルーチンは、測距処理、対象物認識(検出)処理、AD動作チェック処理の順に各処理を実行するもので、AD動作チェック処理は、測距処理や対象物認識処理を実行していないタイミングで行う。
すなわち、マイコン10では、対象物認識処理を終えると、AD動作チェック処理を実行するにあたり、DA出力切換器20に対して、”AD側”なる指示信号を出力する。DA出力切換器20は、この指示信号を受けて、DA変換器12の出力チャンネルとAD変換器8とが(直接的に)接続されるように切換る。このように、AD変換器8が反射レーダ波の受信信号をデジタルデータに変換していないタイミングで、DA変換器12の出力チャンネルとAD変換器8の入力チャンネルとを直接的に接続することで、FMCWレーダ装置の使用中にも随時、AD変換器8の故障検出が可能となる。
続いて、FMCWレーダ装置の動作を示す図3〜図5のフローチャートを説明する。図3に示すステップS1にてFMCWレーダ装置に電源が投入されると、ステップS2では図4に示す初期化処理を実行する。図4のステップS11では、マイコン10の入出力ポートの初期化、ROM、RAMチェック等の一連の初期設定を行う。ステップS12では、図5に示すAD動作チェック処理を実行する。
図5のステップS21では、マイコン10から出力切換器20に対して、”AD側”なる指示信号を出力する。DA出力切換器20は、この指示信号を受けて、DA変換器12の出力チャンネルとAD変換器8とが(直接的に)接続されるように切換る。
ステップS22では、予め設定した電圧レベルのアナログ信号がDA変換器12から出力されるように、特定のビットパターンを示す確認用デジタルデータ(以下、適宜、確認用デジタル値と呼ぶ)を設定する。ステップS23では、ステップS22にて設定した確認用デジタル値をDA変換器12へ出力する。これにより、DA変換器12では、マイコン10から入力した確認用デジタル値をアナログ信号に変換し、その変換したアナログ信号がDA出力切換器20を介してAD変換器8の入力チャンネルから入力されるようになる。
ステップS24では、入力チャンネルから入力したアナログ信号をデジタルデータ(以下、適宜、デジタル値)に変換し、その変換したデジタル値をマイコン10へ出力する。ステップS25では、ステップS24でAD変換したデジタル値と確認用デジタル値とを比較して、AD変換したデジタル値が正しい値を示すかどうかを判定する。
ここで、AD変換器8に入力されるアナログ信号にはノイズ成分が重畳することがあるほか、AD変換器8によって変換されたデジタル値にはAD変換時の量子化誤差も含まれるため、AD変換したデジタル値と確認用デジタル値とを比較した場合、ビットパターンが整合しないことがある。この不整合はノイズ成分の重畳や量子化誤差によるものであり、AD変換器8の故障によるものではないから、これらの要因によってAD変換器8が故障したものと誤って判定しないようにする必要がある。
従って、ステップS25では、AD変換したデジタル値と確認用デジタル値とが完全に整合(ビットパターンが完全に整合)しているかどうかを判断するのではなく、例えば、上位数ビットのビットパターンが両者で整合していれば、AD変換器8のAD変換したデジタル値は正しい値を示していると判断する。
ステップS25にて肯定判断した場合には、ステップS26にて故障フラグfgを”0”(故障無し)としたうえでステップS28に処理を進める。一方、ステップステップS25にて否定判断した場合には、ステップS27にて故障フラグfgを”1”(故障有り)としたうえでステップS28に処理を進める。
ステップS28では、マイコン10から出力切換器20に対して、”VCO側”なる指示信号を出力する。DA出力切換器20は、この指示信号を受けて、DA変換器12の出力チャンネルと電圧制御発振器14とが接続されるように切換る。
図3のステップS3では、ステップS2の初期化処理が終了すると、故障フラグfgが”0”(故障無し)であるかどうかを判定する。ここで、肯定判断した場合には、AD変換器8の故障が検出されなかったとして、ステップS4以降のメインルーチンへ処理を進める。一方、否定判断した場合には、ステップS7にてマイコン10からFMCWレーダ装置のAD変換器8が故障した旨を内容とする故障発生情報を図示しない車内LANを介してボデーECU等に出力する。ボデーECUでは、この故障発生情報を受けて、FMCWレーダ装置のAD変換器8の故障に対応するダイアグコードを記憶する。
上述したように、ステップS4以降のメインルーチンは、0.1秒毎に繰り返し実行される。ステップS6では測距処理を実行し、ステップS7では対象物認識(検出)処理を実行する。その結果、対象物までの距離及び相対速度が検出される。ステップS6では、上述した図5に示すAD動作チェック処理を実行する。ステップS6のAD動作チェック処理を終えると、ステップS3へ処理を移行して上述した処理を繰り返す。
このように、本実施形態のFMCWレーダ装置は、マイコン10からDA変換器12へ確認用デジタル値を入力する場合に、DA変換器12の出力チャンネルとAD変換器8の入力チャンネルとを(直接的に)接続するDA出力切換器20を備え、DA変換器12の出力チャンネルとAD変換器8の入力チャンネルとが接続された場合に、確認用デジタル値とAD変換器8の変換したデジタル値とを比較することで、AD変換器8の故障を検出する構成とした。
これにより、確認用デジタル値とAD変換器8の変換したデジタル値とを比較して、両者が対応したものであれば故障無しと判定し、両者が対応したものでなければAD変換器の故障(ビット固着等)を検出することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することができる。
本実施形態のAD動作チェック処理では、予め設定した電圧レベルのアナログ信号がDA変換器12から出力されるように、特定のビットパターンを示す確認用デジタル値を設定して、この確認用デジタル値を用いて、AD変換したデジタル値が正しい値であるかどうかを判定しているが、この確認用デジタル値のビットパターンを変更しながらDA変換器12に入力して、ビットパターンを変更した確認用デジタル値とAD変換したデジタル値とを比較するようにしてもよい。
以下、本変形例のAD動作チェック処理について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。図6のステップS31では、マイコン10から出力切換器20に対して、”AD側”なる指示信号を出力する。DA出力切換器20は、この指示信号を受けて、DA変換器12の出力チャンネルとAD変換器8とが(直接的に)接続されるように切換る。ステップS32では、カウンタCt(初期値は”0”)に”1”を加えてインクリメントする。
ステップS33では、特定のビットパターンを示す確認用デジタル値を設定、若しくは変更する。このステップS33は、後述するステップS36にて肯定判断される限り、カウンタCtがカウンタ最大値Cmax以上の値となるまでの間繰り返されることになるので、その繰り返されるごとに、確認用デジタル値のビットパターンを変更する。例えば、固着したビットの特定ができるように工夫されたビットパターンに変更するとよい。
ステップS34では、ステップS33にて設定、若しくは変更した確認用デジタル値をDA変換器12へ出力する。これにより、DA変換器12では、マイコン10から入力した確認用デジタル値をアナログ信号に変換し、その変換したアナログ信号がDA出力切換器20を介してAD変換器8の入力チャンネルから入力されるようになる。
ステップS35では、入力チャンネルから入力したアナログ信号をデジタル値に変換し、その変換したデジタル値をマイコン10へ出力する。ステップS36では、ステップS35でAD変換したデジタル値とステップS33にて設定、若しくは変更した確認用デジタル値とを比較して、AD変換したデジタル値が正しい値を示すかどうかを判定する。
ステップS36にて肯定判断した場合にはステップS37へ処理を進める。一方、ステップS36にて否定判断した場合には、ステップS38にて故障フラグfgを”1”(故障有り)としたうえでステップS40に処理を進める。ステップS37では、カウンタCtの示す値が、予め設定されたカウンタ最大値Cmax以上の値であるかどうかを判断する。ここで、肯定判断した場合にはステップS39にて故障フラグfgを”0”(故障無し)としてステップS40に処理を進める。一方、否定判断した場合には、ステップS32へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
ステップS40では、マイコン10から出力切換器20に対して、”VCO側”なる指示信号を出力する。DA出力切換器20は、この指示信号を受けて、DA変換器12の出力チャンネルと電圧制御発振器14とが接続されるように切換る。
以上のように、確認用デジタル値のビットパターンを変更しながらDA変換器12に入力して、ビットパターンを変更した確認用デジタル値とAD変換したデジタル値とを比較することで、AD変換器8においてビット固着が発生した場合には、そのビット固着の検出とともに、固着したビットの特定が容易にできるようになる。
本実施形態におけるFMCWレーダ装置の全体構成を表すブロック図である。 FMCWレーダ装置の動作を説明するためのタイムチャートである。 FMCWレーダ装置の動作を説明するためのフローチャートである。 初期化処理を説明するためのフローチャートである。 AD動作チェック処理を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の変形例に係わる、AD動作チェック処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
2 送信回路
4 受信回路
6 ミキサ(MIX)
8 AD変換器
10 マイクロコンピュータ
12 DA変換器
14 電圧制御発振器
16 分配器
18 タイマ
20 DA出力切換器
AS 送信アンテナ
AR 受信アンテナ

Claims (5)

  1. 入力チャンネルを1つのみ有し、その入力チャンネルから入力したアナログ信号をデジタルデータに変換するAD変換器の故障検出装置であって、
    デジタルデータをアナログ信号に変換するDA変換器へ所定のデジタルデータを入力する場合に、前記DA変換器の出力チャンネルと前記AD変換器の入力チャンネルとを接続する接続手段を備え、
    前記DA変換器の出力チャンネルと前記AD変換器の入力チャンネルとが接続された場合に、前記所定のデジタルデータと前記AD変換器の変換したデジタルデータとを比較することで、前記AD変換器の故障を検出することを特徴とするAD変換器の故障検出装置。
  2. 前記所定のデジタルデータを前記DA変換器へ入力する際、前記所定のデジタルデータのビットパターンを変更しながら入力することを特徴とする請求項1記載のAD変換器の故障検出装置。
  3. 前記AD変換器は、前記DA変換器の変換したデジタルデータに基づいて生成し、送出したミリ波帯のレーダ波が対象物により反射された場合に、その反射レーダ波の受信信号を当該AD変換器によってデジタルデータに変換して、そのデジタルデータから前記対象物との距離及び相対速度を検出するミリ波レーダ装置において使用されるものであることを特徴とする請求項1又は2記載のAD変換器の故障検出装置。
  4. 前記ミリ波レーダ装置の電源投入後の初期化処理を実行するタイミングで、前記接続手段は前記DA変換器の出力チャンネルと前記AD変換器の入力チャンネルとを直接的に接続することを特徴とする請求項3記載のAD変換器の故障検出装置。
  5. 前記AD変換器が前記反射レーダ波の受信信号をデジタルデータに変換していないタイミングで、前記接続手段は前記DA変換器の出力チャンネルと前記AD変換器の入力チャンネルとを直接的に接続することを特徴とする請求項3記載のAD変換器の故障検出装置。
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