JP4470722B2 - 光ヘッド - Google Patents

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JP4470722B2
JP4470722B2 JP2004360928A JP2004360928A JP4470722B2 JP 4470722 B2 JP4470722 B2 JP 4470722B2 JP 2004360928 A JP2004360928 A JP 2004360928A JP 2004360928 A JP2004360928 A JP 2004360928A JP 4470722 B2 JP4470722 B2 JP 4470722B2
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Description

本発明は、光ディスクにレーザ光を照射することでデータの記録及び(又は)読出しを
行う光ヘッドに関するものである。
映像、音声等の情報の記録媒体としてレーザ光を照射することで情報を記録したり及び
(又は)読出したりすることができる光ディスクが利用されている。前記光ディスクとし
て、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等が広く用いられている
。これら光ディスクを記録媒体として該光ディスクにデータを記録する及び(又は)該光
ディスクからデータの読出す光ディスク装置は、光ディスクの記録面に対しレーザ光を照
射することでデータを記録したり、反射してきた光を検出することでデータを読出したり
する光ヘッドを備えている。
図1に光ヘッドの配置図を示す。図1に示す光ヘッドはそれには限定されないがここで
は、光ディスクに記録されているデータを読出す読出し専用の光ヘッドである。図1に示
すようにレーザ光源Ldと、ミラーMrと、コリメータレンズ3と、対物レンズ4と、ビ
ームスプリッタBsと、受光素子Pdとを有している。レーザ光源Ldより照射されたレ
ーザ光はミラーMrで反射されてコリメータレンズ3に入射する。コリメータレンズ3に
入射したレーザ光は平行光として出射され対物レンズ4に入射する。対物レンズ4に入射
したレーザ光は光ディスクDsの記録面に照射される。対物レンズ4はアクチュエータ9
2に配置されている。
このときレーザ光は光ディスクDsの記録層に焦点をあわせて、且つ、光軸と光ディス
クDsの記録層とが垂直になるようにレーザ光を照射する。ビームスプリッタBsは入射
されたレーザ光の半分を透過し半分を反射するプリズムであり、光ディスクDsで反射し
た光を受光素子Pdに導くものである。受光素子Pdは光を電流に変換するものであり、
光の強さによってデータを読み取るものである。光ディスクにデータを記録することので
きる光ヘッドも基本的に同様の構成である。
図8に従来の光ヘッドの平面図を示す。図8に示す光ヘッドBは、コリメータレンズ3
を保持するベース91と、対物レンズ4を保持するアクチュエータ92とを備えている。
ベース91の側面には光ヘッドBの動作をディスクトラック方向(ディスク半径方向)に
動作方向を規制するための軸910と摺動可能に係合する摺動孔911と、摺動孔911
に隣接して形成されるラックギア912と、ラックギア912と歯合するピニオンギア9
13とを備えている。
ピニオンギア913の回動をラックギア912に伝えることでベース91が直線運動す
る。このとき、ベース91は軸910によって摺動方向を規制されているので、ベース9
1は上述のようにディスク半径方向に移動する。光ディスクDsを回転させながらベース
91を移動させつつ、レーザ光を照射することで、光ディスクDsの記録層に形成された
らせん状の記録溝にレーザ光を照射することができる。記録溝でのレーザ光の反射度合い
によって光ディスクDsに記録されているデータを読み出したり、記録したりすることが
できる。
アクチュエータ92は対物レンズ4を保持するレンズホルダ93と、レンズホルダ93
を支持するケース94とを有している。ケース94には底面941の略中央部にシャフト
942が突出しており、シャフト942を挟んで永久磁石943が配置されている。レン
ズホルダ93は対物レンズ4を保持するレンズ保持部931と、略中央部にシャフト94
2と回動可能且つ摺動可能に嵌合する軸孔932と、レンズホルダ93の側面に配置され
るトラッキングコイル933と、軸孔932の周りに取り回し配置されるフォーカシング
コイル934と、フォーカシングコイル934の下方に配置される図示を省略した磁性板
とを有している。
トラッキングコイル933及びフォーカシングコイル934に電力を供給する配線基板
95を備えている。配線基板95はケース94に配置されるメイン基板951と、レンズ
ホルダ93に配置されるサブ基板952と、メイン基板951とサブ基板952とを接続
する配線基板953とを備えている。
レンズホルダ93はシャフト942と永久磁石943の間に発生する磁界による磁気力
により浮遊支持されている。トラッキングコイル933及びフォーカシングコイル934
は磁界を横切っており、トラッキングコイル933及びフォーカシングコイル934に電
流を流すことで、ローレンツ力が発生し、レンズホルダ93を回動及び(又は)摺動させ
る。
光ディスクDsはディスク面のぶれ、光ディスクDsの偏心等によって、光ディスクD
sのディスク面が水平面に対して振動する面ぶれや、半径方向のぶれが発生する。面ぶれ
及び半径方向のブレが発生すると、対物レンズ4から照射されるレーザ光を集光した光ス
ポットの焦点が光ディスクDsの記録面上に合わなかったり、記録面のトラックに正確に
照射されない等の不具合が発生する。以上のような不具合が発生すると、光スポットが正
確な位置に照射されていないときは光ディスクDsからのデータの読出し又は光ディスク
Dsへの記録が行われず、再生中の音声が途切れたり、データの読出し、記録ミスが発生
したりする。
そこで、レンズホルダ93を光スポットの焦点が光ディスクDsの記録面に合うように
光ディスクDsの記録面に対して垂直なフォーカス方向に移動(フォーカシング)させた
り、光ディスクDsの光スポットが記録面のトラックに正確に照射されるように半径方向
であるトラッキング方向に必要に応じて移動(トラッキング)させたりする。光ヘッドB
は、メイン基板951、サブ基板952及び配線基板953を介して、トラッキングコイ
ル933及びフォーカシングコイル934に適当な電力を供給したり、レーザ光源Ldの
動作を制御したり、受光素子Pdで変換した電気信号を扱うフレキシブル基板96を備え
ている。フレキシブル基板96は薄く、弾性変形可能な基板である。フレキシブル基板9
6はベース91の基板取付部915にねじ916で締付固定されている(特開平5-282693
号公報等参照)。
フレキシブル基板96のベース91への取り付けて順は次のとおりである。フレキシブ
ル基板96をベース91に予め決められている基板取付部915に配置し、ベース91に
形成されている雌ねじ孔と、フレキシブル基板96のねじ孔が一致するように位置決めし
、その状態を保持したままねじ916を螺合する。このように、ねじ止めにてフレキシブ
ル基板96を取り付ける場合、位置決め、保持、ねじ止め等多くの工程が必要であり、そ
れだけ製造に時間がかかる。また、ねじ916を用いるのでそれだけ部品点数が多くなる
。さらに、ねじ916を締め付けるための工具(電動ドライバ等)が必要であり、製造設
備も大きくなる。
そこで、特開平8-124200号公報に記載の発明は補強板が取り付けられた回路基板をスラ
イドベースに取り付けるものであり、前記補強板に互いに対向して備えられた係合部(か
ぎ形フック部、切欠部)と前記スライドベースに前記補強板に設けられた係合部に係合し
得る係合部(ダボ、フック部)が形成されており、前記補強板の係合部及前記びスライド
ベースの係合部のうち少なくとも1組の係合部が弾性的に係合する構造を示している。
また、ベース91の基板取付部915に直接プリント配線を形成するものも、考えられ
る。
特開平8−124200号公報 特開平5−282693号公報
しかしながら、特開平8-124200号公報に記載の発明はフレキシブルプリント配線基板の
背面に所定の強度を備えた補強板を備えているので、補強板が別途必要であり構成部品点
数が多くなる。また、補強板をフレキシブルプリント配線基板の背面に接着固定しなくて
はならず、製造工程が増え、製造に時間と手間がかかりコストがアップする。
補強板が取り付けられないものを同様に取り付ける場合、フレキシブルプリント配線基
板は十分な強度を有しておらず変形しやすいので、係合が外れて脱落したり、フレキシブ
ルプリント配線基板の基板平面方向や基板平面に垂直な方向にがたが発生する。
また、ベース91の基板取付部915にプリント配線を形成するものの場合、基板取り
付け用の部材(ねじ、ピン等)は不要であり、がたはないが、プリント配線を形成する作
業が複雑化する。また、光ヘッドBの制御パターンの変更等による配線パターンの変更が
必要なときは、予め基板取付部915に形成されているプリント配線を取り除いて、形成
しなおさなくてはならず手間、時間ともに多くかかる。
そこで本発明は、フォーカシングコイル及びトラッキングコイルに供給する電力等を制
御するフレキシブル基板をベース部材に取り付けるときに、取付用ねじ及び補強板等の取
付部材を用いることなく、確実に取付固定することができるので、部品点数を減らすこと
ができ、製造、組み立ての手間、時間を減少させることができる光ヘッドを提供すること
ができる。また、省エネルギ化、コストダウンを行うことができる光ヘッドを提供するこ
とを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、レーザ光を照射するレーザ光源と、前記レーザ光
を反射するミラーと、前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、前記レーザ光を
光ディスクに照射するための対物レンズと、前記光ディスクで反射した光を分光するビー
ムスプリッタと、光を受光し電気信号に変換する受光素子と、前記対物レンズを駆動する
アクチュエータと、アクチュエータを保持するベースと、前記ベースに取り付けられ、前
記レーザ光源及び前記アクチュエータの動作を制御するフレキシブル基板とを有しており
、前記アクチュエータは前記対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを
内部に配置するケースと、電力供給基板とを有しており、前記ケースは、底部と、前記底
部と垂直に突出する立ち上がり部と、前記底部の略中央に前記立ち上がり部と同じ方向に
突出した円柱状のシャフトと、前記立ち上がり部に前記シャフトを挟んで配置され前記シ
ャフトとの間に磁界を形成する2個の永久磁石とを有しており、 前記レンズホルダは、
前記対物レンズを保持するレンズ保持部と、前記レンズ保持部の略中央に前記シャフトと
回動可能且つ摺動可能に外嵌する円筒形状の軸孔と、前記軸孔を挟んで正対し、前記磁界
内に一部が配置されるトラッキングコイルと、前記軸孔を外嵌し一部が前記磁界内に配置
されるフォーカシングコイルと、導電性を有し前記フォーカシングコイルの前記レンズ保
持部の反対側に配置される磁性板とを有しており、前記ベースは同じ方向に曲がる屈曲部
を有し所定の距離隔てて形成される2個の基板押えフックと、2個の基板外れ防止凸部と
、前記基板押えフックの略中間に形成されるボスとを有し、前記フレキシブル基板が取り
付けられた基板取付部を備えており、前記フレキシブル基板は前記基板押えフックと係合
することができる係合孔と、前記基板外れ防止凸部と嵌合する貫通孔とを有し、前記係合
孔に前記基板押えフックを貫通させた状態で、該基板押えフックの曲がり方向と反対側に
摺動させ、前記貫通孔と前記基板外れ防止凸部とを嵌合し、前記ボスに前記基板取付部か
ら遠ざかる方向に押されるとともに、前記基板押えフックの屈曲部に前記基板取付部に向
けて押され、曲がった状態で前記基板取付部に取り付けられていることを特徴とする光ヘ
ッドを提供する。

この構成によると、前記フレキシブル基板を前記ベースの基板取付部に取り付けるとき
に、ねじ、ピン等の固定部材を用いることなく、取り付けることができる。また、前記ね
じ、ピンを取り付ける手間、時間を省略することができるとともに、前記レンズホルダを
軽量化することができる。
このことにより、構成部品を減らすことができ、それだけ、製造、組立コストを低減す
ることが可能である。また軽量化することで少ない電力で光ヘッドを前記光ディスクのト
ラック方向に摺動させることができ、それだけ省エネルギ化、低コスト化することが可能
である。
さらに、この構成によると、前記フレキシブル基板を前記ボスが前記基板取付部から遠
ざかる方向に押し、前記基板押えフックの屈曲部にて前記基板取付部に向けて付勢されて
おり、該フレキシブル基板は曲がって取り付けられている。前記ボス及び前記基板押えフ
ックにて押されることで、前記フレキシブル基板は前記基板取付部に垂直な方向にがたが
発生しにくくなる。
また、前記フレキシブル基板は摺動させることで、前記貫通孔を前記基板外れ防止凸部
が貫通するように形成されているので、前記基板取付部に沿う方向のがたも発生しにくい
。がたの発生によって、前記フレキシブル基板が前記基板取付部より脱落したり、前記フ
レキシブル基板と前記基板取付部の間に異物が挟まったり等して、前記レーザ光源を誤動
作させたり、前記トラッキングコイル及び前記フォーカシングコイルを誤作動させたり等
の不具合の発生を抑制することが可能である。
上記目的を達成するために本発明は、レーザ光を照射するレーザ光源と、前記レーザ光
を反射するミラーと、前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、前記レーザ光を
光ディスクに照射するための対物レンズと、前記光ディスクで反射した光を分光するビー
ムスプリッタと、光を受光し電気信号に変換する受光素子と、前記対物レンズを駆動する
アクチュエータと、アクチュエータを保持するベースと、前記ベースに取り付けられ、前
記レーザ光源及び前記アクチュエータの動作を制御するフレキシブル基板とを有しており
、前記アクチュエータは前記対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを
内部に配置するケースと、電力供給基板とを有しており、前記ケースは、底部と、前記底
部と垂直に突出する立ち上がり部と、前記底部の略中央に前記立ち上がり部と同じ方向に
突出した円柱状のシャフトと、前記立ち上がり部に前記シャフトを挟んで配置され前記シ
ャフトとの間に磁界を形成する2個の永久磁石とを有しており、前記レンズホルダは、前
記対物レンズを保持するレンズ保持部と、前記レンズ保持部の略中央に前記シャフトと回
動可能且つ摺動可能に外嵌する円筒形状の軸孔と、前記軸孔を挟んで正対し、前記磁界内
に一部が配置されるトラッキングコイルと、前記軸孔を外嵌し一部が前記磁界内に配置さ
れるフォーカシングコイルと、導電性を有し前記フォーカシングコイルの前記レンズ保持
部の反対側に配置される磁性板とを有しており、 前記ベースは反対方向に曲がる屈曲部
を有し所定の距離隔てて形成される2個の基板押えフックと、2個の基板外れ防止凸部と
、前記基板押えフックの略中間に形成されるボスとを有し前記フレキシブル基板が取り
付けられた基板取付部を備えており、前記フレキシブル基板は前記基板押えフックと係合
することができる係合孔と、前記基板外れ防止凸部と嵌合する貫通孔とを有し、前記係合
孔に前記基板押えフックを貫通させた状態で、該基板押えフックの曲がり方向と反対側に
回動させ、前記貫通孔と前記基板外れ防止凸部とを嵌合し、前記ボスに前記基板取付部か
ら遠ざかる方向に押されるとともに、前記基板押えフックの屈曲部に前記基板取付部に向
けて押され、曲がった状態で前記基板取付部に取り付けられていることを特徴とする光ヘ
ッドを提供する。

この構成によると、前記フレキシブル基板を前記ベースの基板取付部に取り付けるとき
に、ねじ、ピン等の固定部材を用いることなく、取り付けることができる。また、前記ね
じ、ピンを取り付ける手間、時間を省略することができるとともに、前記レンズホルダを
軽量化することができる。
このことにより、構成部品を減らすことができ、それだけ、製造、組立コストを低減す
ることが可能である。また軽量化することで少ない電力で光ヘッドを前記光ディスクのト
ラック方向に摺動させることができ、それだけ省エネルギ化、低コスト化することが可能
である。
さらに、この構成によると、前記フレキシブル基板を前記ボスが前記基板取付部から遠
ざかる方向に押し、前記基板押えフックの屈曲部にて前記基板取付部に向けて付勢されて
おり、該フレキシブル基板は曲がって取り付けられている。前記ボス及び前記基板押えフ
ックにて押されることで、前記フレキシブル基板は前記基板取付部に垂直な方向にがたが
発生しにくくなる。
また、前記フレキシブル基板は回動させることで、前記貫通孔を前記基板外れ防止凸部
が貫通するように形成されているので、前記基板取付部に沿う方向のがたも発生しにくい
。がたの発生によって、前記フレキシブル基板が前記基板取付部より脱落したり、前記フ
レキシブル基板と前記基板取付部の間に異物が挟まったり等して、前記レーザ光源を誤動
作させたり、前記トラッキングコイル及び前記フォーカシングコイルを誤作動させたり等
の不具合の発生を抑制することが可能である。
上記目的を達成するために本発明は、レーザ光を照射するレーザ光源と、対物レンズを
駆動するアクチュエータの動作を制御するフレキシブル基板を光ヘッドのベースに取り付
けるものであって、前記ベースは同じ方向に曲がる屈曲部を有し所定の距離隔てて形成さ
れる複数個の基板押えフックと、複数個の基板外れ防止凸部と、前記基板押えフックの略
中間に形成される少なくとも1個のボスとを有し、前記フレキシブル基板が取り付けられ
た基板取付部を備えており、前記フレキシブル基板は前記基板押えフックと係合すること
ができる係合孔と、前記基板外れ防止凸部と嵌合する貫通孔とを有し、前記係合孔に前記
基板押えフックを貫通させた状態で、該基板押えフックの曲がり方向と反対側に摺動させ
、前記貫通孔と前記基板外れ防止凸部とを嵌合し、前記ボスに前記基板取付部から遠ざか
る方向に押されるとともに、前記基板押えフックの屈曲部に前記基板取付部に向けて押さ
れ、曲がった状態で前記基板取付部に取り付けられていることを特徴とする光ヘッドを提
供する。

この構成によると、前記フレキシブル基板を前記ベースの基板取付部に取り付けるとき
に、ねじ、ピン等の固定部材を用いることなく、取り付けることができる。また、前記ね
じ、ピンを取り付ける手間、時間を省略することができるとともに、前記レンズホルダを
軽量化することができる。
このことにより、構成部品を減らすことができ、それだけ、製造、組立コストを低減す
ることが可能である。また軽量化することで少ない電力で光ヘッドを前記光ディスクのト
ラック方向に摺動させることができ、それだけ省エネルギ化、低コスト化することが可能
である。
さらに、この構成によると、前記フレキシブル基板を前記ボスが前記基板取付部から遠
ざかる方向に押し、前記基板押えフックの屈曲部にて前記基板取付部に向けて付勢されて
おり、該フレキシブル基板は曲がって取り付けられている。前記ボス及び前記基板押えフ
ックにて押されることで、前記フレキシブル基板は前記基板取付部に垂直な方向にがたが
発生しにくくなる。
また、前記フレキシブル基板は摺動させることで、前記貫通孔を前記基板外れ防止凸部
が貫通するように形成されているので、前記基板取付部に沿う方向のがたも発生しにくい
。がたの発生によって、前記フレキシブル基板が前記基板取付部より脱落したり、前記フ
レキシブル基板と前記基板取付部の間に異物が挟まったり等して、前記レーザ光源を誤動
作させたり、前記トラッキングコイル及び前記フォーカシングコイルを誤作動させたり等
の不具合の発生を抑制することが可能である。
上記構成において、前記基板押えフックの屈曲部は、前記基板取付部の中央から見て同
じ方向に曲がる形状で形成されており、前記フレキシブル基板は前記係合孔に前記基板
フックを貫通させた状態で、該基板押えフックの曲がり方向と反対側に回動させ、前記
貫通孔と前記基板外れ防止凸部とを嵌合するものであってもよい。
本発明によると、フォーカシングコイル及びトラッキングコイルに供給する電力等を制
御するフレキシブル基板をベース部材に取り付けるときに、取付用ねじ及び補強板等の取
付部材を用いることなく、確実に取付固定することができるので、部品点数を減らすこと
ができ、製造、組み立ての手間、時間を減少させることができる光ヘッドを提供する。ま
た、それだけ、省エネルギ化、コストダウンを行うことができる光ヘッドを提供すること
ができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1に本発明にかかる光ヘッドの
一例の配置図を示す。図1に示す光ヘッドAは、従来と実質上同一の構造を有している。
すなわち、レーザ光源Ldと、ミラーMrと、コリメータレンズ3と、対物レンズ4と、
ビームスプリッタBsと、受光素子Pdとを有している。レーザ光源Ldより照射された
レーザ光はミラーMrで反射され、コリメータレンズ3に入射し、平行光に変化してコリ
メータレンズ3より出射する。コリメータレンズ3より出射したレーザ光は対物レンズ4
に入射し対物レンズ4より光ディスクDsに照射される。
このときレーザ光は光ディスクDsの記録層に焦点をあわせて、且つ、光軸と光ディス
クDsの記録層とが垂直になるようにレーザ光を照射する。ビームスプリッタBsは入射
されたレーザ光の半分を透過し半分を反射するプリズムであり、光ディスクDsで反射し
た光を受光素子Pdに導くものである。受光素子Pdは光を電流に変換するものであり、
光の強さによってデータを読み取るものである。上述の各部材へのレーザ光の照射順序は
これに限定されるものではなく、可能な範囲で順序が入れ替わっているものであっても良
い。
図2に本発明に係る光ヘッドの平面図を、図3に図2に示す光ヘッドの正面図を示す。
図2、図3に示すように光ヘッドAはコリメータレンズ3を支持するベース1と、対物レ
ンズ4を駆動するためのアクチュエータ2とを備えている。ベース1の側面には光ヘッド
Aのディスクトラック方向(ディスク半径方向)への動作を規制するための軸10が摺動
可能に貫通する摺動孔11と、摺動孔11に隣接して形成されるラックギア12と、ラッ
クギア12と歯合し回転すること光ヘッドAを直線移動させるためのピニオンギア13と
、後述するフレキシブル基板5を取り付けるための基板取付部14とを備えている。
ベース1にはレーザ光源Ld、アクチュエータ2のトラッキングコイル213及びフォ
ーカシングコイル215等の電動物品の駆動信号(駆動電力)を制御したり、受光素子P
dで受信した光を変換した電気信号を扱うフレキシブル基板5が取り付けられている。フ
レキシブル基板5はそれには限定されないが、FPC等の可撓性を有する配線基板であり
、ベース1の基板取付部14に取り付けられている。
アクチュエータ2はベース1にボルト留めにて固定される。アクチュエータ2は、対物
レンズ4を保持するためのレンズホルダ21と、内部にレンズホルダ21を配置するケー
ス22と、レンズホルダ21に設けられた後述するトラッキングコイル213及びフォー
カシングコイル214にそれぞれ独立して電力を供給する配線基板23とを有している。
ケース22は平面視矩形状を有しており、底部221と、底部221の周囲から底部2
21と垂直に立ち上がる立ち上がり部222と、底部221の略中央部に立ち上がり部2
22と同じ方向に突出する円柱状のシャフト223と、立ち上がり部222に配置され、
シャフト223を挟んで対向して配置される2個の永久磁石224とを有している。シャ
フト223は磁性体で形成されており、永久磁石224とシャフト223の間には磁界が
形成されている。永久磁石224の磁界はそれには限定されないが、いずれの磁界も磁力
線の向きが永久磁石224からシャフト223に向かっている。底部221にはレーザ光
が通過するための貫通した光通過孔220が形成されている。
レンズホルダ21は、対物レンズ4を保持するためのレンズ保持部211と、レンズ保
持部211の略中央に形成され、シャフト223と摺動可能且つ回動可能に外嵌する軸孔
212と、レンズ保持部211の側面に軸孔212を挟んで対面して配置されるトラッキ
ングコイル213と、軸孔212を取り囲むように配置されるフォーカシングコイル21
4と、フォーカシングコイル214の下面に軸孔212の中心軸と直行するように配置さ
れる磁性板215とを有している。
軸孔212はシャフト223を外嵌するように配置される。このとき、ケース22の永
久磁石224とシャフト223の間には磁界が発生しており、その磁界に磁性板216が
配置されることで磁性板215に磁気力が付与する。この磁気力によってレンズホルダ2
1は底部221と接触することなく浮上した状態で支持される。
トラッキングコイル213及びフォーカシングコイル214には配線基板23より電力
が供給される。配線基板23はケース22に取り付けられるメイン基板231と、レンズ
ホルダ21に取り付けられるサブ基板232と、メイン基板231とサブ基板232を接
続するための接続基板233とを有している。
トラッキングコイル213の導線に電流が流されることで、磁界内に配置される導線に
磁束方向及び電流の流れる方向の両方に直交する方向、すなわち、軸孔212の周方向に
ローレンツ力が発生する。軸孔212を挟んで配置されるトラッキングコイル213で電
流の流れ方向を調整し、ローレンツ力の方向を調整することで、レンズホルダ21をシャ
フト223を中心に回転させることができる。すなわち、電流の流れ方向を適当に変化さ
せることで対物レンズ4をシャフト223を中心に揺動させることができる。この揺動に
よって、対物レンズ4の焦点位置を光ディスクDsの記録面にそって動かし正しい位置に
レーザスポットを照射するトラッキング動作を行うことができる。
フォーカシングコイル214も同様に磁界内に配置される導線に電流が流されることで
、導線に磁束方向及び電流の流れる方向の両方に直交する方向、すなわち、軸孔212の
軸方向にローレンツ力が発生する。ローレンツ力によってレンズホルダ21はシャフト2
23の軸方向に摺動する。電流の向きを適当に変化させることで、レンズホルダ21をシ
ャフト223の軸方向に往復摺動させることができ、光ディスクDsの記録面に焦点を合
わせるためのフォーカシング動作を行うことができる。
図4に本発明にかかる光ヘッドの基板取付部の一例の拡大正面図を、図5に図4に示す
基板取付部の拡大平面図を、図6に図4に示す基板取付部の拡大側面図を示す。図4、図
5及び図6に示すように、基板取付部14はそれには限定されないが、ここでは、2個の
基板押えフック141と2個の基板外れ防止凸部142と、1個のボス143とを備えて
いる。
図4に示すように2個の基板押えフック141はそれぞれ、図中基板取付部14の左上
部14L及び右上部14Rに形成されており、基板外れ防止凸部142は中央よりやや下
方に、互いに距離Lだけ離れて形成されている。基板押えフック141は図中上方向、換
言すると、基板外れ防止凸部142が形成されているのと反対方向に屈曲する屈曲部14
11と、屈曲部1411と基板取付部14とを接続する脚部1412とを有している。基
板外れ防止凸部142は、正方形の断面形状を有する直方体である。ボス143は2個の
基板押えフック141の略中央に配置される微小突起である。
フレキシブル基板5は基板押えフック141が貫通する係合孔51と、基板外れ防止凸
部142が貫通する貫通孔52とを有している。係合孔51はフレキシブル基板5は基板
押えフック141が貫通することができる形状を有している。貫通孔52はフレキシブル
基板5の係合孔51に基板押えフック141を貫通した状態では、基板外れ防止凸部14
2が貫通しないようにずれて形成されている。
図4、図6に示すようにフレキシブル基板5は係合孔51に基板押えフック141を貫
通させ、基板押えフック141の屈曲部1411の屈曲する方向と反対方向に、係合孔5
1の縁部が基板押えフック141の脚部1412に接触するまで摺動させることで取り付
けられるものである。
上述のとおり、フレキシブル基板5が摺動する前の状態ではフレキシブル基板5の貫通
孔52と基板取付部14の基板外れ防止凸部142の位置がずれており、基板外れ防止凸
部142は貫通孔52を貫通しない。フレキシブル基板5を摺動させ取り付け状態にする
ことで、貫通孔52が基板外れ防止凸部142と重なる位置になるので、基板外れ防止凸
部142が貫通孔52を貫通し、フレキシブル基板5の基板取付部14の表面に沿う方向
のがたが発生するのを防止することができる。
ボス143が基板押えフック141とおなじ方向に突出して設けられているので、フレ
キシブル基板5はボス143に接触した状態で両端を押え、中央部が盛り上がった状態で
係合孔51を基板押えフック141が貫通する。フレキシブル基板5は変形することによ
って基板押えフック141の屈曲部1411の内側にに押さえつけられる。フレキシブル
基板5はボス143及び基板押えフック141に両側から押えられ、基板取付部14に垂
直な方向にがたが発生するのを防止することができる。
ボス143は基板押えフック141の屈曲部1411の屈曲方向にわずかにずれている
ものが好ましい。このように、屈曲部141側にずれて、ボス3が形成されている場合、
フレキシブル基板5を基板押えフック141の屈曲部1411により確実に押さえつける
ことができるので、がたの発生の抑制効果を高めることができる。また、基板外れ防止凸
部142はボス143によるフレキシブル基板5の湾曲の影響がなくなる位置に配置され
ることが好ましい。
図7に本発明にかかる光ヘッドの基板取付部の他の例の拡大正面図を示す。図7に示す
基板取付部17には基板押えフック171が2個取り付けられており、基板押えフック1
71の屈曲部1711は異なる方向に屈曲している。すなわち、図中右側の基板押えフッ
ク171の屈曲部1711は上方向に、図中左方向の基板押えフック171の屈曲部17
11は下方向に屈曲している。また、基板外れ防止凸部172が2個と、ボス173が取
り付けられている。基板押えフック171は任意に決定される中心170を中心とする同
心円状に配置され、屈曲部1711が中心170に対して同じ方向に直角に屈曲している
ものである。
フレキシブル基板6は基板押えフック171に係合する係合孔61と、基板外れ防止凸
部172が貫通する貫通孔62とを備えている。フレキシブル基板6は、わずかに傾けた
状態で、係合孔61が基板押えフック171に係合し、基板押えフック171の屈曲部1
711の屈曲方向と反対方向に、中心170を回転中心として回動させる。回動させるこ
とで、基板外れ防止凸部172が貫通孔62を貫通する。このとき、ボス173は基板押
えフック171の略中間に取り付けられている。ボス173を基板押えフック171の中
間に取り付けることで、がたを抑えることができる。また、回動することで基板取付部1
7にフレキシブル基板6を取り付けるので、フレキシブル基板6を脱落しにくい状態で、
基板取付部17に取り付けることができる。
上記各実施例では、基板取付部14(17)の基板押えフック141(171)が2個
、基板外れ防止凸部142(172)が2個、ボス143(173)が1個のものを例示
しているが、それに限定されるものではなく、フレキシブル基板を容易に取り付けること
ができるものであり、取り付けられたフレキシブル基板が基板取付部に平行な及び垂直な
方向にがたが出ないものを広く採用することができる。
ボス143(173)は、上記実施例に示しているように、基板押えフック141(1
71)の略中間に配置されるのが好ましい。複数の基板押えフック141(171)が形
成されている場合、隣り合う基板押えフック141(171)の中間に少なくとも1個ず
つ配置されるものが好ましい。また、基板押えフック141のように屈曲部1411が同
じ方向に屈曲するものの場合、ボス143は屈曲部1411の屈曲方向にわずかにずれて
配置されるものが好ましい。ずれては位置されることで、フレキシブル基板5を屈曲部1
411に効果的に押し付けることができ、ずれや脱落の防止効果を高めることができる。
上記実施例では光ディスク装置としてDVDプレーヤを例に説明しているが、それに限
定されるものではなく、光ディスクにレーザ光を照射して情報を読み出したり、記録可能
な光ディスクに情報を記録したりする光ディスク装置を挙げることができる。
本発明の光ヘッドは、DVD、CD、LD等の光ディスクにレーザ光を照射して情報を
読み出したり、書込み可能な光ディスクに情報を記録したりする光ディスク装置において
適用することができる。
光ヘッドの一例の配置図である。 本発明に係る光ヘッドの平面図である。 図2に示す光ヘッドの正面図である。 本発明にかかる光ヘッドの基板取付部の一例の拡大正面図である。 図4に示す基板取付部の拡大平面図である。 図4に示す基板取付部の拡大側面図である。 本発明にかかる光ヘッドの基板取付部の他の例の拡大正面図である。 従来の光ヘッドの平面図である。
符号の説明
Ds 光ディスク
Mr ミラー
Bs ビームスプリッタ
Ld レーザ光源
Pd 受光部
1 ベース
10 軸
11 摺動孔
12 ラックギア
13 ピニオンギア
14 基板取付部
2 アクチュエータ
21 レンズホルダ
211 レンズ保持部
212 軸孔
213 トラッキングコイル
214 フォーカシングコイル
215 磁性板
22 ケース
221 底部
222 立ち上がり部
223 シャフト
224 永久磁石
23 配線基板
231 メイン基板
232 サブ基板
233 接続基板
3 コリメータレンズ
4 対物レンズ
5 フレキシブル基板

Claims (4)

  1. レーザ光を照射するレーザ光源と、前記レーザ光を反射するミラーと、前記レーザ光を
    平行光にするコリメータレンズと、前記レーザ光を光ディスクに照射するための対物レン
    ズと、前記光ディスクで反射した光を分光するビームスプリッタと、光を受光し電気信号
    に変換する受光素子と、前記対物レンズを駆動するアクチュエータと、アクチュエータを
    保持するベースと、前記ベースに取り付けられ、前記レーザ光源及び前記アクチュエータ
    の動作を制御するフレキシブル基板とを有しており、
    前記アクチュエータは前記対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを
    内部に配置するケースと、電力供給基板とを有しており、
    前記ケースは、底部と、前記底部と垂直に突出する立ち上がり部と、前記底部の略中央
    に前記立ち上がり部と同じ方向に突出した円柱状のシャフトと、前記立ち上がり部に前記
    シャフトを挟んで配置され前記シャフトとの間に磁界を形成する2個の永久磁石とを有し
    ており、
    前記レンズホルダは、前記対物レンズを保持するレンズ保持部と、前記レンズ保持部の
    略中央に前記シャフトと回動可能且つ摺動可能に外嵌する円筒形状の軸孔と、前記軸孔を
    挟んで正対し、前記磁界内に一部が配置されるトラッキングコイルと、前記軸孔を外嵌し
    一部が前記磁界内に配置されるフォーカシングコイルと、導電性を有し前記フォーカシン
    グコイルの前記レンズ保持部の反対側に配置される磁性板とを有しており、
    前記ベースは同じ方向に曲がる屈曲部を有し所定の距離隔てて形成される2個の基板押
    えフックと、2個の基板外れ防止凸部と、前記基板押えフックの略中間に形成されるボス
    とを有し、前記フレキシブル基板が取り付けられた基板取付部を備えており、
    前記フレキシブル基板は前記基板押えフックと係合することができる係合孔と、前記基
    板外れ防止凸部と嵌合する貫通孔とを有し、前記係合孔に前記基板押えフックを貫通させ
    た状態で、該基板押えフックの曲がり方向と反対側に摺動させ、前記貫通孔と前記基板外
    れ防止凸部とを嵌合し、前記ボスに前記基板取付部から遠ざかる方向に押されるとともに
    、前記基板押えフックの屈曲部に前記基板取付部に向けて押され、曲がった状態で前記基
    板取付部に取り付けられていることを特徴とする光ヘッド。
  2. レーザ光を照射するレーザ光源と、前記レーザ光を反射するミラーと、前記レーザ光を
    平行光にするコリメータレンズと、前記レーザ光を光ディスクに照射するための対物レン
    ズと、前記光ディスクで反射した光を分光するビームスプリッタと、光を受光し電気信号
    に変換する受光素子と、前記対物レンズを駆動するアクチュエータと、アクチュエータを
    保持するベースと、前記ベースに取り付けられ、前記レーザ光源及び前記アクチュエータ
    の動作を制御するフレキシブル基板とを有しており、
    前記アクチュエータは前記対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを
    内部に配置するケースと、電力供給基板とを有しており、
    前記ケースは、底部と、前記底部と垂直に突出する立ち上がり部と、前記底部の略中央
    に前記立ち上がり部と同じ方向に突出した円柱状のシャフトと、前記立ち上がり部に前記
    シャフトを挟んで配置され前記シャフトとの間に磁界を形成する2個の永久磁石とを有し
    ており、
    前記レンズホルダは、前記対物レンズを保持するレンズ保持部と、前記レンズ保持部の
    略中央に前記シャフトと回動可能且つ摺動可能に外嵌する円筒形状の軸孔と、前記軸孔を
    挟んで正対し、前記磁界内に一部が配置されるトラッキングコイルと、前記軸孔を外嵌し
    一部が前記磁界内に配置されるフォーカシングコイルと、導電性を有し前記フォーカシン
    グコイルの前記レンズ保持部の反対側に配置される磁性板とを有しており、
    前記ベースは反対方向に曲がる屈曲部を有し所定の距離隔てて形成される2個の基板押
    えフックと、2個の基板外れ防止凸部と、前記基板押えフックの略中間に形成されるボス
    とを有し前記フレキシブル基板が取り付けられた基板取付部を備えており、
    前記フレキシブル基板は前記基板押えフックと係合することができる係合孔と、前記基
    板外れ防止凸部と嵌合する貫通孔とを有し、前記係合孔に前記基板押えフックを貫通させ
    た状態で、該基板押えフックの曲がり方向と反対側に回動させ、前記貫通孔と前記基板外
    れ防止凸部とを嵌合し、前記ボスに前記基板取付部から遠ざかる方向に押されるとともに
    、前記基板押えフックの屈曲部に前記基板取付部に向けて押され、曲がった状態で前記基
    板取付部に取り付けられていることを特徴とする光ヘッド。
  3. レーザ光を照射するレーザ光源と、対物レンズを駆動するアクチュエータの動作を制御
    するフレキシブル基板を光ヘッドのベースに取り付けるものであって、
    前記ベースは同じ方向に曲がる屈曲部を有し所定の距離隔てて形成される複数個の基板
    押えフックと、複数個の基板外れ防止凸部と、前記基板押えフックの略中間に形成される
    少なくとも1個のボスとを有し、前記フレキシブル基板が取り付けられた基板取付部を備
    えており、
    前記フレキシブル基板は前記基板押えフックと係合することができる係合孔と、前記基
    板外れ防止凸部と嵌合する貫通孔とを有し、前記係合孔に前記基板押えフックを貫通させ
    た状態で、該基板押えフックの曲がり方向と反対側に摺動させ、前記貫通孔と前記基板外
    れ防止凸部とを嵌合し、前記ボスに前記基板取付部から遠ざかる方向に押されるとともに
    、前記基板押えフックの屈曲部に前記基板取付部に向けて押され、曲がった状態で前記基
    板取付部に取り付けられていることを特徴とする光ヘッド。
  4. 前記基板押えフックの屈曲部は、前記基板取付部の中央から見て同じ方向に曲がる形状
    で形成されており、前記フレキシブル基板は前記係合孔に前記基板押えフックを貫通させ
    た状態で、該基板押えフックの曲がり方向と反対側に回動させ、前記貫通孔と前記基板外
    れ防止凸部とを嵌合することを特徴とする請求項3に記載の光ヘッド。
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