JP4469742B2 - 圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は圧縮機に係わり、より詳しくは車両の空調をなす冷凍回路に好適した圧縮機に関する。
この種の圧縮機の作動流体、つまり、冷媒には潤滑油が含まれ、この冷媒中の潤滑油は圧縮機内における各可動部や軸受等に潤滑に使用される。
しかしながら、冷媒中の潤滑油は冷凍回路自体の冷凍能力を低下させる要因となるから、この種の圧縮機は冷媒から潤滑油を分離するオイルセパレータを内蔵している。このオイルセパレータは、圧縮機の圧縮ユニットから圧縮後の冷媒が送出される際、冷媒中の潤滑油の一部を分離して除き、そして、分離した潤滑油を圧縮機への吸入冷媒に戻す(例えば、特許文献1)。
具体的には、オイルセパレータは、圧縮後の冷媒が導かれる分離室と、この分離室内に配置された分離パイプとを備え、分離室内にて分離パイプの回りに冷媒を旋回させることにより、冷媒中の潤滑油の一部を遠心作用により分離する。この後の冷媒は分離パイプ内に流入し、この分離パイプに連なる圧縮機内の内部通路を経て、その吐出ポートから送出される。
一般的に、分離パイプは潤滑油の分離効率を高めるため、鉛直姿勢で配置され、そして、分離パイプが配置される分離室は圧縮後の高圧の冷媒が流動する経路の一部をなしている。このため、分離パイプはその拡径された上端部を内部通路の端部に嵌合させた状態で、分離室内に延び、この上端部が分離室内への分離パイプの落下を防止している。
一方、分離パイプの上端部はスナップリングに掛止され、このスナップリングは分離室内の高圧の冷媒が分離パイプを押し上げるように働いても、分離室からの分離パイプの抜けを阻止するストッパとして機能する。
特開平5-141358号公報
上述の分離パイプはハウジングの上方から分離室内に配置され、また、その固定にスナップリングを必要とするため、オイルセパレータの部品点数が増加するばかりでなく、分離パイプの取り付けは容易ではない。
また、圧縮機が高回転域にあり、分離室での冷媒の旋回流速もまた速くなると、分離パイプの下端入口への冷媒の流出速度も必然的に高速化する。このため、冷媒から分離され且つ分離パイプの下端入口近傍の分離室の内周面に付着した潤滑油が分離パイプ内を通じて流出する冷媒に巻き込まれ、冷媒とともに圧縮機から放出されしまう結果、オイルセパレータの分離能が低下する。
発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、構成が簡単で且つ組付けも容易なオイルセパレータを備え、しかも、高速回転域にあっても、潤滑油の分離能が低下することのない圧縮機を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明における圧縮機のオイルセパレータは、圧縮機のハウジング内にて、その圧縮ユニットの吐出室に隣接して形成され、この吐出室から作動流体を流入させる分離室と、この分離室に配置され、吐出室内に流入し且つその回りを旋回した後の作動流体をその入口端から流入させ且つハウジングの吐出ポートに向けて流出させる分離パイプと、この分離パイプの下方に配置され、分離室に連なる貯油室とを備え、そして、分離室は貯油室に向けて開放された端を有し、ハウジングは貯留室の底に形成され、プラグにより閉塞可能で且つ分離パイプよりも大径のアクセス口を更に備えている(請求項1)。
請求項1の圧縮機によれば、分離パイプはハウジングのアクセス口から貯油室を通じて分離室に配置され、この後、アクセス口はプラグにより閉塞される。
好ましくは、分離室は、前記分離パイプを囲み且つ前記分離パイプの前記入口端側に向けて拡径した逆テーパ状の内周面を有する(請求項2)。
請求項2の圧縮機によれば、分離室の内周面が逆テーパ形状をなしているので、分離室の内周面と分離パイプとの間の流路幅は分離パイプの入口に向けて増大している。それ故、圧縮機が高回転域にて駆動され、これに伴い、分離室内に流入し且つ分離パイプの周囲を旋回する作動流体の旋回速度が高速化したとしても、この作動流体が分離パイプの入口端に達したときには、その旋回流速は減速される。
従って、潤滑油の遠心分離作用を受けた作動流体が分離パイプの入口端から分離パイプ内に流入する際、作動流体は分離パイプの入口端近傍にて分離室の内周面に付着している潤滑油を巻き込むことはなく、分離された潤滑油は分離室の内周面を伝いながら貯留室に導かれる。
更に好ましくは、分離室の内周面は分離室の上端から分離パイプの入口端を越え、貯油室に向かって延びており(請求項3)、そして、アクセス口は、前記分離室と同軸上に配置されている(請求項4)。
一方、分離パイプは、作動流体の流出方向からハウジングに突き当たる出口端を有しているのが望ましく(請求項)、具体的には、ハウジングは、分離パイプの出口端と吐出ポートとを接続する内部通路と、分離室に臨む内部通路の端部に形成され、底に環状のストッパ面を有した装着口とを備えており、分離パイプの出口端は、ストッパ面に突き当たった状態で装着口に圧入されている(請求項)。
この場合、装着口のストッパ面は分離室から内部通路への分離パイプの抜け出しを阻止し、分離パイプにおける出口端の圧入はたとえ分離パイプが鉛直姿勢にあっても、分離室内への分離パイプの脱落を阻止する。
好ましくは、分離パイプは入口端側の部位の外径に比べて出口端の外径が拡径されており(請求項)、この場合、分離パイプの出口端と装着口との間の圧入接触面積が増加する。
請求項1の圧縮機は、ハウジングのアクセス口から貯油室を経て分離室内に分離パイプを配置できるから、ハウジングに対する分離パイプの組付けが容易となる。
請求項2〜4の圧縮機は、そのオイルセパレータの分離室が逆テーパ状の内周面を有しているので、圧縮機が高速回転域にて駆動されても、分離パイプの出口端では作動流体の旋回速度は大きく減速され、作動流体から分離され且つその出口端近傍の分離室の内周面に付着している潤滑油が分離パイプ内に流入する作動流体に巻き込まれることはなく、オイルセパレータの潤滑油分離能が低下することはない。
請求項5,6の圧縮機は、分離パイプが作動流体の流出方向からハウジングに突き当てられているので、ハウジングに対する分離パイプの固定にスナップリングを必要とせず、よって、オイルセパレータの部品点数が減少し、その組付け作業も容易になる。
請求項の圧縮機は、分離パイプの出口端が拡径されているので、ハウジング側の装着口への圧入による分離パイプの接続強度が高めることができる。
なお、分離パイプがその外径を拡径した出口端を有していても、アクセス口は分離パイプよりも大径であるから、アクセス口から貯油室を通じて分離室に配置でき、そして、その出口端を装着口に圧入可能となる。
図1は車両を空調するための冷凍回路を示す。
冷凍回路は、潤滑油を含んだ冷媒(作動流体)の循環経路2を備え、この循環経路2に圧縮機4、凝縮器6、レシーバ8、膨脹弁10及び蒸発器12が順次配置されている。これら冷凍回路を構成する機器は公知であるから、その説明は省略する。
図1の圧縮機4はスクロール圧縮機であり、この圧縮機4のハウジング14はフロントケーシング16及びリアケーシング18から形成され、これらケーシング16,18は複数の連結ボルト20を介して互いにフランジ結合されている。
フロントケーシング16内には駆動軸22が配置され、この駆動軸22はリアケーシング18側の大径端部24と、この大径端部24から延び、フロントケーシング16外に突出する小径軸部26とを有する。大径端部24はニードル軸受28を介してフロントケーシング16に支持され、小径軸部26はボール軸受30を介してフロントケーシング16に支持されている。なお、図1中、参照符号32はリップシールを示し、このリップシール32はフロントケーシング16と駆動軸22との間を気密にシールする。
一方、フロントケーシング16の外側には軸受38を介して駆動プーリ36が取付けられており、この駆動プーリ36はその内部の電磁クラッチ34を介して駆動軸22、即ち、その小径軸部26の突出端に連結されている。駆動プーリ36には車両のエンジンの動力が駆動ベルト(図示しない)を介して伝達され、エンジンの駆動中、電磁クラッチ34がオン作動されると、駆動軸22は駆動プーリ36と一体的に回転する。
一方、リアケーシング18内にはスクロールユニット40が収容されており、このスクロールユニット40は可動スクロール42及び固定スクロール44から構成されている。これらスクロール42,44は互いに噛み合うようにして圧力室46を形成し、この圧力室46は可動スクロール42の旋回運動に伴い旋回する。また、圧力室46の容積がその旋回に伴い増減する結果、冷媒の吸入から圧縮を経て吐出までの一連のプロセスが実行される。
上述した可動スクロール42に旋回運動を付与するため、駆動軸22の大径端部24は、クランクピン48、偏心ブッシュ50及びニードル軸受52を介して可動スクロール42に連結されており、そして、旋回運動中の可動スクロール42の自転は可動スクロール42とフロントケーシング16との間のボール型のスラストベアリング、いわゆるEMカップリング54により阻止されている。
なお、図1中の参照符号56は、可動スクロール42に対するカウンタウエイトを示し、このカウンタウエイト56は偏心ブッシュ50に取付けられている。
固定スクロール44とリアケーシング18の端壁18aとの間には吐出室58が確保されており、この吐出室58は固定スクロール44の吐出孔60を介して圧力室46に接続可能である。また、固定スクロール44には吐出孔60を開閉するリード弁型の吐出弁62が取付けられており、図1中、参照符号64及び66は、吐出弁62の取付けボルト及びそのバルブリテーナをそれぞれ示す。
一方、リアケーシング18内にはスクロールユニット40の外側に吸入室68が確保され、この吸入室68はリアケーシング18の外周面に形成した吸入ポート(図示しない)を通じて前述した蒸発器12に接続されている。
また、リアケーシング18の外面には吐出ポート70が形成され(図2参照)、この吐出ポート70は前述した凝縮器6に接続される一方、オイルセパレータを介して吐出室58に接続されている。
より詳しくは、オイルセパレータは円筒状の分離室72を備え、この分離室72はリアケーシング18の端壁18a内に形成され、図1でみて上下方向に延びている。分離室72は吐出室58に隣接して配置され、分離室72と吐出室58とを区画する隔壁74には上下一対の導入孔76が貫通して形成されている。これら導入孔76は分離室72の内周面にてその接線方向に開口し、吐出室58内の高圧の冷媒を分離室72内に導入する。
図1から明らかなように分離室72の下方には貯油室78が配置され、この貯油室78もまたリアケーシング18の端壁18a内に形成されている。貯油室78はオリフィスチューブ80を介して前述した吸入室68に連通しており、オリフィスチューブ80は固定スクロール44内を延び、貯油室78側の端部にストレーナを備えている。
一方、図2から明らかなように分離室72の上端からは内部通路82が延びており、この内部通路82もまたリアケーシング18の端壁18a内に形成され、前述した吐出ポート72に接続されている。より詳しくは、内部通路82は分離室72の上端から分離室72と同軸にして一旦延びた後、吐出ポート72に向けて折曲されている。
内部通路82において、その分離室72側の端部は拡径された装着口84として形成され、装着口84はその底に環状のストッパ面86を有する。
分離室72内には分離パイプ88が同心的に配置され、この分離パイプ88はその上端に拡径された出口端90を有する。この出口端90は装着口84の内径に一致した外径を有し、装着口84に嵌合されている。より詳しくは、分離パイプ88はその出口端90の端面を装着口84のストッパ面86に突き当てた状態で、装着口84に圧入されている。
前述した上下の導入孔76は出口端90の直下に位置付けられて、そして、分離パイプ88は出口端90から下側の部位が出口端90よりも小径の直管部92として形成され、この直管部92は導入孔76を越え、貯油室78に向けて延びている。従って、直管部92と出口端90との間には環状の段差面が形成され、この段差面は分離室72内を向いた受圧面94を形成する。
更に、直管部92の下端は下方に向けて開口し、分離室72に連通する入口端9を形成する。従って、分離室72内の冷媒は分離パイプ88の入口端9から分離パイプ88内に流入した後、分離パイプ88を通じて内部通路82に流出し、そして、内部通路82から吐出ポート72を経て送出される。
分離パイプ88内での冷媒の流出方向でみて、分離室72の内周面98は、図2に示されるように、貯油室78に向けて徐々に拡径する逆テーパ状をなし、分離室72はその下端での内径D1がその上端での内径D2(装着口84の内径に相当)よりも大である。
また、図2から明らかなように分離室72と貯油室78との間に隔壁は存在せず、分離室72の下端は貯油室78に直接に開放されている。更に、貯油室78の底にはアクセス口100が形成され、このアクセス口100は分離パイプ88の最大径よりも大きな内径を有し、分離室72及び装着口84と同軸上に配置されている。なお、アクセス口100は通常、螺子プラグ102によりOリングを介して閉塞されている。
上述したオイルセパレータにおいては、分離パイプ88はアクセス口100から貯油室78を通じて分離室72に挿入でき、そして、その出口端90を内部通路82の装着口82に圧入することにより、分離室72内に組付け可能である。この際、分離パイプ88の出口端90は装着口82のストッパ面86に突き当てられることから、前述したスナップリングが無くとも、分離パイプ88が内部流路82側の抜け出すようなこともない。また、分離パイプ88の受圧面94には分離室72内の高い冷媒圧が加わることから、分離パイプ88が分離室72内に脱落するようなこともない。
上述した圧縮機が駆動されると、スクロールユニット40は、前述した冷媒の吸入から圧縮及び吐出の一連のプロセスを実行し、その吐出口60から吐出室58内に高圧の冷媒を吐出する。そして、吐出室58内の冷媒は導入孔76から分離室72内に導入され、導入された冷媒は分離パイプ88の周囲を旋回しながら降下する。このような冷媒の旋回は冷媒中の潤滑油の一部を遠心作用により分離し、分離され循環油は分離室72の内周面98を伝い、貯油室78に蓄えられる。
前述したように分離室72の内周面98は逆テーパ状をなし、内周面98と分離パイプ88との間の流路幅を分離パイプ88の入口端96に向けて徐々に増大させているから、分離パイプ88の周囲を旋回する冷媒は分離パイプ88の入口端96に向かうに連れ、その旋回速度が減速され、この後、分離パイプ88及び内部通路82を通過し、吐出ポート72から送出される。
従って、圧縮機の回転速度が高速回転域にあって、分離室72に導入される冷媒の速度、つまり、冷媒の初期旋回速度がたとえ高速であっても、分離パイプ88の入口端96を通過した後の冷媒の旋回速度は充分に減速され、分離パイプ88内に流入する冷媒が入口端96近傍の分離室72の内周面98に付着している潤滑油を巻き込むことはなく、冷媒からの潤滑油の分離を効率良く行うことができる。
一方、貯油室78の潤滑油は、分離室72と吸入室68との間での圧力差に基づき、オリフィスチューブ80内を通じて吸入室68内に噴霧され、吸入室68内の冷媒に混入される。従って、冷媒中の潤滑油は、フロントケーシング16内の軸受28,52や、スクロールユニット40内の摺動面等を潤滑し、また、圧力室46のシールにも役立つ。
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、分離パイプ88は出口端90よりも下側の部位が直管部92として形成されているが、入口端96に向けて先細のテーパ管部であってもよい。また、分離室72と貯油室78とは隔壁により区画されていてもよく、この場合、隔壁には分離室72と貯油室78とを互いに連通させるオイル排出孔が形成される。
更に、本発明のオイルセパレータがスクロール圧縮機に限らず、往復ピストン型圧縮機にも同様に適用できることは言うまでもない。
一実施例のスクロール圧縮機の断面図である。 図1のオイルセパレータ周辺を拡大して示した図である。
符号の説明
14 フロントケーシング
16 リアケーシング(ハウジング)
40 スクロールユニット
58 吐出室
70 吐出ポート
72 分離室
78 貯油室
82 内部通路
84 装着口
86 ストッパ面
88 分離パイプ
90 出口端
96 入口端
98 内周面
100 アクセス口
102 螺子プラグ

Claims (7)

  1. ハウジング内に設けられ、潤滑油を含む作動流体に対して吸入から圧縮及び吐出まで一連のプロセスを実行し、前記作動流体の吐出室を有した圧縮ユニットと、
    作動流体が前記吐出室から前記ハウジングの吐出ポートに導かれる過程にて、作動流体から潤滑油の一部を分離するオイルセパレータとを備えた圧縮機において、
    前記オイルセパレータは、
    前記ハウジング内に前記吐出室に隣接して形成され、前記吐出室から作動流体を流入させる分離室と、
    前記分離室に配置され、前記吐出室内に流入し且つその回りを旋回した後の作動流体をその入口端から流入させ且つ前記吐出ポートに向けて流出させる分離パイプと、
    前記分離パイプの下方に配置され、前記分離室に連なる貯油室と
    を備え、
    前記分離室は、前記貯油室に向けて開放された端を有し、
    前記ハウジングは、前記貯油室の底に形成され、プラグにより閉塞可能で且つ前記分離パイプよりも大径のアクセス口を更に備えていることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記分離室は、前記分離パイプを囲み且つ前記分離パイプの前記入口端側に向けて拡径した逆テーパ状の内周面を有することを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記分離室の内周面は前記分離室の上端から前記分離室の前記入口端を越え、前記前貯油室に向かって延びていることを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。
  4. 前記アクセス口は、前記分離室と同軸上に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の圧縮機。
  5. 前記分離パイプは、作動流体の流出方向から前記ハウジングに突き当たる出口端を有することを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  6. 前記ハウジングは、
    前記分離パイプの出口端と前記吐出ポートとを接続する内部通路と、
    前記分離室に臨む前記内部通路の端部に形成され、底に環状のストッパ面を有した装着口と
    を備え、
    前記分離パイプの前記出口端は、前記ストッパ面に突き当たった状態で前記装着口に圧入されている
    こと特徴とする請求項に記載の圧縮機。
  7. 前記分離パイプは前記入口端側の部位の外径に比べて前記出口端の外径が拡径されていることを特徴とする請求項に記載の圧縮機。
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