JP2006105064A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧力損失が防止され且つ良好な油分離能力を有する潤滑油分離装置を備えた圧縮機を提供する。
【解決手段】 圧縮機4のオイルセパレータ80は、吐出室58内に区画された円筒状の分離室88と、吐出室58にて開口する入口端及び分離室88にて開口する出口端を有し、吐出室58内の作動流体を分離室88内に導入するための導入孔94と、分離室88内に設けられ、分離室88内に導入された作動流体をその外周壁に沿って螺旋状に旋回運動させた後、その内部を通じて吐出ポートに向けて導出させる分離管90とを含む。導入孔94は、入口端が出口端よりも大の内径を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は圧縮機に係わり、より詳しくは車両の空調システムの冷凍回路に好適した圧縮機に関する。
この種の冷凍回路用の圧縮機は作動流体としての冷媒を圧縮し、この冷媒には通常、潤滑油が含まれている。冷媒中の潤滑油は圧縮機内の摺動面や軸受等の潤滑のみならず、摺動面のシールにも役立つが、しかしながら、冷媒中の潤滑油量が多い場合、冷凍回路の冷房能力を低下させる要因となる。
このため、この種の圧縮機には潤滑油分離装置が内蔵され、この潤滑油分離装置は圧縮機内にて圧縮された冷媒が吐出室から吐出ポートに導かれるまでの過程にて、圧縮冷媒から潤滑油を分離する。より詳しくは、潤滑油分離装置は、吐出室と吐出ポートとの間に設けられた円筒状の分離室を有し、分離室内には油分離管が同心上に配置されている。吐出室と分離室との間は導入孔を介して連通され、導入孔は小さな流路断面積を有するとともに分離室の接線方向に延びている。この導入孔を介して分離室に導入された圧縮冷媒は、分離管の外周面に沿って螺旋状に流動し、この際、遠心分離の原理に基づき圧縮冷媒から潤滑油が分離されるものと考えられる(特許文献1)。
特開2001-295767号公報
しかしながら、上述した潤滑油分離装置の導入孔は、圧縮冷媒の流動方向でみて内径が一定であることから、吐出室から導入孔への圧縮冷媒の円滑な導入が阻害され、吐出室側の入口端にて圧縮冷媒の流れに乱れが生じ易い。このため、導入孔を通じて分離室内に導入されるべき圧縮冷媒の流速が低下し、分離室内にて、油分離管の回りの螺旋状の強力な流動を圧縮冷媒に付与することができない。このような状況下では、遠心分離の原理に基づく潤滑油分離装置はその油分離能力を十分に発揮できず、潤滑油を多く含む冷媒が冷凍回路内を循環し、冷凍回路の冷房能力が低下するという問題がある。また、導入孔通過時に圧縮冷媒の流れが乱れることで圧力損失が生じ、冷凍回路における成績係数の低下を招くという問題もある。
本発明は上述の事情に基づいてなされもので、その目的とするところは、圧力損失が防止され且つ良好な油分離能力を有する潤滑油分離装置を備えた圧縮機を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の圧縮機は、ハウジング内に設けられ、潤滑オイルを含んだ作動流体を吸入して圧縮し、この後、圧縮された作動流体を前記ハウジング内に形成された吐出室に吐出する圧縮ユニットと、前記吐出室に吐出された作動流体から前記潤滑オイルの一部を分離した後、前記作動流体を前記ハウジングの吐出ポートに向けて送出するオイルセパレータとを備え、前記オイルセパレータは、前記吐出室内に区画された円筒状の分離室と、前記吐出室にて開口する入口端及び前記分離室にて開口する出口端を有し、前記吐出室内の作動流体を前記分離室内に導入するための導入孔と、前記分離室内に設けられ、前記分離室内に導入された作動流体をその外周壁に沿って螺旋状に旋回運動させた後、その内部を通じて前記吐出ポートに向けて導出させる分離管とを含み、前記導入孔は、前記入口端が前記出口端よりも大の内径を有することを特徴とする(請求項1)。
本発明の圧縮機によれば、導入孔の入口端が出口端よりも大きな内径を有するので、圧縮冷媒は導入孔の入口端に円滑に流入し、入口端にて、その流れに殆ど乱れが生じることはない。導入孔内での圧縮冷媒の流れは出口端に向かうに連れ絞られて加速され、そして、加速された圧縮冷媒の高速且つ強い流れが導入孔の出口端から分離室の内周壁に沿って噴出される。このとき、圧縮冷媒はその流れに殆ど乱れがないことから、高い指向性を存して噴出するので、分離室内を分離管回りにきれいな螺旋状を描きながら高速で流動し、この過程において、圧縮冷媒中の潤滑油は、遠心分離の原理に基づき効率的且つ十分に分離される。また、この構成によれば、導入孔の入口端に流入するとき、その流れが殆ど乱れないので、圧縮冷媒が導入孔を通過する際に生ずる圧力損失も抑制される。
好適な態様として、前記導入孔は、前記入口端から前記出口端に亘りテーパ状をなす(請求項2)。この場合、導入孔内にて圧縮冷媒の流れがスムーズに増速される。
好適な態様として、前記入口端の近傍部がテーパ状(請求項3)若しくは喇叭の先端形状をなす(請求項4)。これらの場合、導入孔へ流入する前に圧縮冷媒の流れが整流され、乱流発生による圧力損失が防止される。
請求項1〜4の圧縮機によれば、内蔵したオイルセパレータにより圧縮冷媒中の潤滑油量が効率的且つ十分に分離されるので、潤滑油含有量の少ない圧縮冷媒を外部に供給することができる。したがって、これらの圧縮機を車両の冷凍回路に適用すれば、その冷房能力が向上し、利用者の快適性向上や低燃費も達成可能である。
また、請求項1〜4の圧縮機によれば、圧縮冷媒がオイルセパレータの導入孔を通過する際に生ずる圧力損失が抑制されるので、この圧縮機を適用した車両の冷凍回路は成績係数が向上し、この点からも低燃費を達成可能である。
図1は車両の空調システムの一部を構成する冷凍回路を示す。
冷凍回路の冷媒循環経路2には圧縮機4、凝縮器6、レシーバ8、膨脹弁10及び蒸発器12が順次配置され、圧縮機4は冷媒を圧縮して凝縮器6に送出し、これにより、冷媒が冷媒循環経路2を循環する。冷媒は潤滑油を含み、この冷媒中の潤滑油は圧縮機4内の軸受や種々の摺動面を潤滑するのみならず、摺動面をシールする機能をも発揮する。
図1の圧縮機4はいわゆるスクロール型圧縮機として示されている。圧縮機4のハウジング14は駆動ケーシング16及び圧縮ケーシング18から形成され、これらケーシング16,18は複数の連結ボルト20を介して互いにフランジ結合されている。
駆動ケーシング16内には駆動軸22が配置され、この駆動軸22は圧縮ケーシング18側に位置した大径端部24と、駆動ケーシング16から突出した小径軸部26とを有する。大径端部24はニードル軸受28を介して駆動ケーシング16に回転自在に支持され、小径軸部26はボール軸受30を介して駆動ケーシング16に回転自在に支持されている。更に、小径軸部26にはリップシール32が配置されている。このリップシール32はボール軸受30と大径端部24との間に位置付けられ、駆動ケーシング16内を気密に区画する。
小径軸部26の突出端には電磁クラッチ34を内蔵した駆動プーリ36が取付けられており、この駆動プーリ36は軸受38を介して駆動ケーシング16に回転自在に支持されている。駆動プーリ36には車両のエンジンの動力が駆動ベルト(図示しない)を介して伝達され、そして、駆動プーリ36の回転は電磁クラッチ34を介して駆動軸22に伝達可能である。従って、エンジンの駆動中、電磁クラッチ34がオン作動されると、駆動軸22は駆動プーリ36と一体的に回転する。
一方、圧縮ケーシング18内にはスクロールユニット40が収容されている。このスクロールユニット40は互いに噛み合う可動スクロール42及び固定スクロール44から構成されている。これらスクロール42,44の噛み合いはその内部に圧力室46を形成し、この圧力室46の容積が固定スクロール44に対する可動スクロール42の旋回運動に伴い増減される。
上述した可動スクロール42に旋回運動を付与するため、可動スクロール42と駆動軸22の大径端部24とは、クランクピン48、偏心ブッシュ50及びニードル軸受52を介して互いに連結され、そして、可動スクロール42の自転が可動スクロール42と駆動ケーシング16との間に配置されたボール型の旋回スラストベアリング54により阻止されている。なお、図1中の参照符号56はカウンタウエイトを示し、このカウンタウエイト56は偏心ブッシュ50に取付けられている。
一方、固定スクロール44は圧縮ケーシング18内にて複数の固定ボルト(図示しない)を介して固定され、固定スクロール44と圧縮ケーシング18における端壁18aとの間に吐出室58が形成されている。より詳しくは、固定スクロール44の背面には凹所60,62が上下に形成され、これら凹所60,62は仕切壁64により区画されている。一方、圧縮ケーシング18の端壁18aからも仕切壁66が固定スクロール44に向けて突設され、この仕切壁66は仕切壁64に突き合わされることで、凹所60側に吐出室58を形成している。
固定スクロール44は圧力室46と吐出室58を互いに連通させる吐出孔67を有し、この吐出孔67は固定スクロール44の凹所60に開口している。この凹所60には吐出孔67を開閉する吐出弁68が配置され、この吐出弁68はリード弁体70と、リード弁体70の開度を規制するストッパプレート72からなり、これらリード弁体70及びストッパプレート72は共に取付けねじ74を介して固定スクロール44に取付けられている。
一方、圧縮ケーシング18の外周壁とスクロールユニット40との間は吸入室76として確保され、この吸入室76は圧縮ケーシング18の外周面に形成した吸入ポート(図示しない)を通じて前述した蒸発器12に接続されている。
また、圧縮ケーシング18の外面、即ち、その端壁18aには吐出ポート78が形成され(図2参照)、この吐出ポート78は前述した凝縮器6に接続される一方、潤滑油分離装置(オイルセパレータ)80を介して吐出室58に接続されている。
より詳しくは、図3に拡大して示したように、潤滑油分離装置80は、圧縮ケーシング18の端壁18aに一体に形成された膨出部82を有する。膨出部82は吐出室58内に向けて突出した柱状をなし、端壁18aの仕切壁66から圧縮ケーシング18の周壁まで上方に向けて延びている。膨出部82内には円筒状の孔84が圧縮ケーシング18の外周壁から仕切壁66まで形成され、孔84の開口端はプラグ86により閉塞されている。
図3でみて、孔84の下部は分離室88として形成され、この分離室88の上部に分離管90が配置されている。この分離管90は上端に大径部を有し、この大径部が孔84に圧入されることで、孔84、即ち、分離室88内にて固定されている。また、分離管90の上端には止め輪92が配置され、この止め輪92は分離室88からの分離管90の抜けを阻止する。
分離管90の下端と仕切壁66との間には所定の間隔が確保され、そして、分離室88の内周面と分離管90の小径部との間に環状空間が形成されている。更に、膨出部82には環状空間と吐出室58とを連通させる導入孔94が上下に隣接して形成され、上側の導入孔94は、上下方向でみて分離管90の小径部の上端近傍、つまり環状空間の上端近傍に位置している。導入孔94は、吐出室58側の開口(入口端)が分離室88側の開口(出口端)に比べて大きな内径を有し、好適な態様として、入口端から出口端に向かうに連れ徐々に内径が小さくなるテーパ状の内周壁を有する。導入孔94の孔軸線は、圧縮ケーシング18の軸線方向に延びる一方、図4に示したように、環状空間の接線方向に延びている。つまり、導入孔94の孔軸線と直交する水平方向でみて、導入孔94の出口端は分離室88の中央よりも側方に位置付けられ、導入孔94の孔軸線は分離管90と交わらない。
再び図1を参照すると、孔84の上部からは吐出ポート78に向けて接続孔96が形成され、この接続孔96及び孔84の上部が分離管90と吐出ポート78とを接続する内部通路を構成する。
一方、圧縮ケーシング18の仕切壁66は固定スクロール44の仕切壁64と協働して、吐出室58の下側に貯油室102を形成し、この貯油室102は仕切壁66に形成した油孔104を通じて分離室88に連通している。更に、図1に示されているように、固定スクロール44には貫通孔105が形成され、貫通孔105は貯油室102の下部から前述した吸入室76に亘って延びている。この貫通孔105内には、貯油室102側にフィルタを有するオリフィスパイプ106が配置され、オリフィスパイプ106を介して貯油室102は吸入室76に連通している。
上述した圧縮機によれば、駆動軸22の回転に伴い、可動スクロール42が自転することなく旋回運動する。このような可動スクロール42の旋回運動は、吸入室76から圧力室46内への冷媒の吸入工程や、吸入した冷媒の圧縮/吐出工程をもたらし、この結果、高圧の冷媒が圧力室46から吐出弁68を通じて吐出室58内に吐出される。ここで、冷媒には潤滑油が含まれているので、冷媒中の潤滑油は駆動ケーシング16内の軸受28,52や、スクロールユニット40内の摺動面等を潤滑し、また、摺動面、つまり、圧力室46のシールにも役立つ。
吐出室58内の圧縮冷媒は、導入孔94の入口端が出口端よりも大きな内径を有することから、導入孔94の入口端に円滑に流入し、入口端にてその流れに殆ど乱れが生ずることはない。導入孔94内での圧縮冷媒の流れは、テーパ状の導入孔94内で出口端に向かうに連れ絞られてスムーズに加速され、そして、加速された圧縮冷媒の高速且つ強い流れが導入孔94の出口端から分離室88の環状空間の接線方向、つまり分離室88の内周壁に沿って噴出される。このとき、圧縮冷媒は流れに乱れが殆どないので、高い指向性を保ちながら高速で噴出し、そして、分離室88の環状空間を分離管90の外周面に沿って旋回しながら下降する。この過程にて、圧縮冷媒中の潤滑油は遠心分離の原理に基づいて冷媒から分離されるが、この潤滑油分離装置80では、圧縮冷媒がその指向性に基づいて分離管90回りにきれいな螺旋を描きながら高速で流れるため、潤滑油が効率的に遠心分離される。この後、圧縮冷媒は分離管90及び前述した内部通路を通じて吐出ポート78に至り、この吐出ポート78から凝縮器6に向けて送出される。
一方、圧縮冷媒から分離された潤滑油は、分離室88の内周面に付着してから流下し、そして、油孔104を通じて貯油室102に導かれ、この貯油室102に蓄えられる。貯油室102は分離室88と常時連通した状態にあるので、その内圧は吸入室76の圧力よりも十分に高く、それ故、貯油室102内の潤滑油は貯油室102と吸入室76との間の圧力差に基づき、オリフィスパイプ106を通じて吸入室76に向けて戻される。潤滑油がオリフィスパイプ106から吸入室76内に向けて噴出される際、潤滑油は霧化し、吸入室76内の冷媒に混入される。
上述の説明から明らかなように、潤滑油分離装置80の油分離能力が高いことから、圧縮機4から凝縮器6側に供給される圧縮冷媒中の潤滑油量は少ないので、冷凍回路はその冷房能力を十分に発揮することができる。
また、この圧縮機4は、圧縮冷媒が潤滑油分離装置80の導入孔94の入口端に流入するときにその流れが殆ど乱されず、圧縮冷媒が導入孔通過する際の圧力損失が低減されるので、冷凍回路の成績係数が向上する。
一方、潤滑油分離装置80で分離された潤滑油は圧縮機4の吸入室76に戻されるので、駆動ケーシング16内やスクロールユニット40内を流れる冷媒中の潤滑油量は多く、圧縮機4内の潤滑やシールは十分に確保される。
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
一実施例の場合、導入孔94は上下に2つ形成されているが、導入孔94は1つ又は3つ以上であってもよく、上下に並んでいなくてもよい。
そして、一実施例の場合、導入孔94は入口端から出口端に亘りテーパ状をなしているが、図5に示される潤滑油分離装置80の導入孔108は、入口端から所定の長さに亘るテーパ部110を有し、このテーパ部110の内端から導入孔108の出口端までは内径が一定である。また、図6に示される潤滑油分離装置80の導入孔112は、入口端近傍が喇叭の先端形状をなし、吐出室58に向かうに連れ大きな変化率で拡径されている。これら導入孔108,112によれば、導入孔108,112内に流入する前に圧縮冷媒の流れが整流され、乱流の発生による圧力損失が防止される。
なお、本発明は、スクロール型圧縮機に限らず、往復ピストン型圧縮機にも同様に適用できることは言うまでもない。
車両用空調システムの冷凍回路に適用された一実施例のスクロール型圧縮機を示した縦断面図である。 図1中、II-II線に沿う横断面図である。 図1の圧縮機における潤滑油分離装置近傍を拡大して示した図である。 図3の潤滑油分離装置における油分離室の横断面図である。 変形例の圧縮機の一部を示した図である。 他の変形例の圧縮機の一部を示した図である。
符号の説明
58 吐出室
80 潤滑油分離装置(オイルセパレータ)
88 分離室
90 分離管
94 導入孔

Claims (4)

  1. ハウジング内に設けられ、潤滑オイルを含んだ作動流体を吸入して圧縮し、この後、圧縮された作動流体を前記ハウジング内に形成された吐出室に吐出する圧縮ユニットと、
    前記吐出室に吐出された作動流体から前記潤滑オイルの一部を分離した後、前記作動流体を前記ハウジングの吐出ポートに向けて送出するオイルセパレータとを備え、
    前記オイルセパレータは、
    前記吐出室内に区画された円筒状の分離室と、
    前記吐出室にて開口する入口端及び前記分離室にて開口する出口端を有し、前記吐出室内の作動流体を前記分離室内に導入するための導入孔と、
    前記分離室内に設けられ、前記分離室内に導入された作動流体をその外周壁に沿って螺旋状に旋回運動させた後、その内部を通じて前記吐出ポートに向けて導出させる分離管と
    を含み、
    前記導入孔は、前記入口端が前記出口端よりも大の内径を有する
    ことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記導入孔は、前記入口端から前記出口端に亘りテーパ状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記導入孔は、前記入口端の近傍部がテーパ状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  4. 前記導入孔は、前記入口端の近傍部が喇叭の先端形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
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