JP2017227197A - 圧縮機及び潤滑油の分離方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】気体冷媒から潤滑油を分離する遠心分離器を備えた圧縮機において、遠心分離器による潤滑油の分離能力を向上させる。
【解決手段】圧縮機は、気体冷媒を圧縮する圧縮機構と、圧縮機構から吐出される気体冷媒から潤滑油を分離する遠心分離器と、遠心分離器に気体冷媒を導入する導入ポート580に設けられた整流機構と、を有する。整流機構としては、例えば、導入ポート580の内周面において軸方向に延びる、複数の凸部580Aとすることができる。そして、複数の凸部580Aをガイドとして、遠心分離器へと導入される気体冷媒を整流し、遠心分離器で気体冷媒から潤滑油を分離する。
【選択図】図3
【解決手段】圧縮機は、気体冷媒を圧縮する圧縮機構と、圧縮機構から吐出される気体冷媒から潤滑油を分離する遠心分離器と、遠心分離器に気体冷媒を導入する導入ポート580に設けられた整流機構と、を有する。整流機構としては、例えば、導入ポート580の内周面において軸方向に延びる、複数の凸部580Aとすることができる。そして、複数の凸部580Aをガイドとして、遠心分離器へと導入される気体冷媒を整流し、遠心分離器で気体冷媒から潤滑油を分離する。
【選択図】図3
Description
本発明は、圧縮機及び潤滑油の分離方法に関する。
冷蔵庫、冷凍庫及びエアコンディショナなどで利用される冷凍サイクルは、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器によって実現される。圧縮機においては、圧縮機構によって圧縮された気体の冷媒(気体冷媒)に潤滑油のミストが混入し、これが下流の凝縮器などに導入されてしまうおそれがある。このため、特開2006−348760号公報(特許文献1)に記載されるように、圧縮機構から吐出された気体冷媒から潤滑油を分離する、遠心分離器が使用されている。
しかしながら、気体冷媒を遠心分離器に導入する導入通路において、多方向から気体冷媒が導入通路へと流れ込むため、乱流が発生して気体冷媒の流速が低下してしまう。気体冷媒の流速が低下すると、遠心分離器において潤滑油のミストに作用する遠心力が小さくなり、潤滑油の分離能力が低下してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、遠心分離器による潤滑油の分離能力を向上させた、圧縮機及び潤滑油の分離方法を提供することを目的とする。
このため、圧縮機は、作動流体を圧縮する圧縮機構と、圧縮機構から吐出される作動流体から潤滑油を分離する遠心分離器と、遠心分離器に作動流体を導入する導入通路に設けられ、作動流体を整流する整流機構と、を有する。
また、潤滑油の分離方法は、圧縮機から吐出される作動流体を遠心分離器へと導入する導入通路に設けられた整流機構によって、遠心分離器へと導入される作動流体を整流し、遠心分離器で作動流体から潤滑油を分離する。
本発明によれば、遠心分離器に導入される作動流体が整流されるため、乱流発生による流速の低下が抑制され、遠心分離器による潤滑油の分離能力を向上させることができる。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、スクロール圧縮機の一例を示す。
図1は、スクロール圧縮機の一例を示す。
スクロール圧縮機100は、密閉式のハウジング200と、低圧の気体冷媒を圧縮する圧縮機構300と、圧縮機構300に駆動力を伝達する駆動力伝達機構400と、圧縮機構300によって圧縮された気体冷媒から潤滑油を分離する遠心分離器500と、を有する。ここで、冷媒としては、例えば、HFC冷媒R32、R410Aを使用することができる。また、冷媒が作動流体の一例として挙げられる。
ハウジング200は、駆動力伝達機構400が収容されるフロントハウジング220と、圧縮機構300及び遠心分離器500が収容されるリアハウジング240と、を含んで構成される。そして、フロントハウジング220とリアハウジング240とは、その開口側を相互に接合させた状態で、例えば、複数のボルト(図示せず)によって分離可能に一体化され、その内部に密閉空間が形成される。ここで、フロントハウジング220とリアハウジング240とのシール性を確保するため、これらの間にOリングなどのシール部材260が配設されている。
フロントハウジング220の内部には、ボールベアリング410及びニードルベアリング420を介して、段付形状の回転軸430が回転自由に軸支されている。具体的には、回転軸430は、小径部430A及び大径部430Bを有し、小径部430Aがボールベアリング410を介してフロントハウジング220に軸支されると共に、大径部430Bがニードルベアリング420を介してフロントハウジング220に軸支される。また、回転軸430の小径部430Aとフロントハウジング220との間に、オイルシール440が配設され、リアハウジング240に収容された圧縮機構300を潤滑する潤滑油が外部へと漏出することを防止している。
回転軸430の大径部430Bの端面には、その中心軸から偏心した位置で立設するピン430Cを介して、略円柱形状をなす偏心ブッシュ450が相対回転可能に固定されている。
フロントハウジング220の外周には、ボールベアリング460及び電磁クラッチ470を介して、例えば、図示しない電動モータによって回転駆動されるプーリ480が回転自由に支持されている。従って、電磁クラッチ470を作動させると、その機能によってプーリ480と回転軸430とが連結されるので、電動モータによって回転軸430が回転し、圧縮機構300へと回転駆動力が伝達される。一方、電磁クラッチ470を停止させると、プーリ480と回転軸430との連結が解除されるので、フロントハウジング220に対してプーリ480が遊転し、圧縮機構300への駆動力伝達が遮断される。
リアハウジング240の最奥部には、固定スクロール310が固定されている。固定スクロール310は、略円板形状をなす端板310Aと、端板310Aの一端面からフロントハウジング220に向かって延びる、インボリュート曲線で構成されたラップ(渦巻き状の羽根)310Bと、が一体化された部材である。また、端板310Aの他端面は、その一部が切欠き形成されており、これとリアハウジング240の内面との間に、所定容積を有する吐出室320が形成されている。そして、端板310Aの中心には、圧縮機構300によって圧縮された気体冷媒を吐出室320へと吐出する、吐出ポート310Cが形成されている。さらに、端板310Aの他端面には、吐出ポート310Cから吐出室320へと向かう方向にのみ開弁する、リードバルブ330が取り付けられている。
リアハウジング240の内部には、固定スクロール310と協働して気体冷媒を圧縮する旋回スクロール340が旋回可能に配設されている。旋回スクロール340は、略円板形状をなす端板340Aと、端板340Aの一端面から固定スクロール310に向かって延びる、インボリュート曲線で構成されたラップ340Bと、が一体化された部材である。ここで、旋回スクロール340のラップ340Bは、これが旋回しても、固定スクロール310のラップ310Bと干渉しない位置に形成されている。
旋回スクロール340の端板340Aの他端面には、フロントハウジング220へと向かって延びる、略円環形状をなすボス340Cが形成されている。ボス340Cの内周面は、ニードルベアリング350を介して、駆動力伝達機構400における偏心ブッシュ450の外周面を支持している。また、旋回スクロール340の自転を抑制するため、その端板340Aの他端面の外周部とフロントハウジング220の端部との間には、ボールカップリング360が配設されている。
さらに、リアハウジング240には、図示しない蒸発器から供給される気体冷媒を、固定スクロール310と旋回スクロール340とで形成される作動室に導く、図示しない冷媒導入路が形成されている。ここで、冷媒導入路は、固定スクロール310及び旋回スクロール340の外縁部に位置する、作動室の導入口へと気体冷媒を導く。
従って、駆動力伝達機構400の回転軸430が回転すると、その中心軸周りに偏心ブッシュ450が公転し、その軌跡に沿って旋回スクロール340を旋回させる。このとき、旋回スクロール340とフロントハウジング220との間にボールカップリング360が配設されているため、旋回スクロール340が回転軸430のピン430Cの周りで自転することが抑制される。そして、旋回スクロール340が旋回すると、そのラップ340Bと固定スクロール310のラップ310Bとの間の作動室の容積が増減し、作動室の導入口から導入された気体冷媒を圧縮しつつ中心部へと導き、吐出ポート310Cを介して吐出室320へと吐出させる。このとき、固定スクロール310及び旋回スクロール340を含む圧縮機構300は、その構成部品を潤滑油で潤滑しているため、圧縮機構300によって圧縮された気体冷媒には、潤滑油のミストが混入する。
リアハウジング240の後端部、即ち、フロントハウジング220と反対側に位置する端部には、その外周壁から内部へと向かって延びる、円形横断面を有する気液分離室520が形成されている。気液分離室520には、これと同心となるように、円形横断面を有する段付形状の内筒540が内挿されている。内筒540の基端部は、気液分離室520の段部520Aに係止し、その先端部は、気液分離室520の最奥部から所定間隔を隔てた位置まで延びている。ここで、内筒540の先端部と気液分離室520の最奥部との間に位置する略円柱形状の空間は、遠心分離器500によって分離された潤滑油を一時的に溜めることができる。
リアハウジング240における気液分離室520の開口は、内筒540を押圧可能なボルト560によって閉塞されている。ボルト560には、その頭部の端面から軸部の先端面へと貫通する貫通孔560Aが形成されている。そして、ボルト560の頭部には、遠心分離器500によって潤滑油が分離された気体冷媒を、図示しない凝縮器へと導く配管が接続されている。また、気液分離室520は、その内周面の接線方向に延びる導入ポート580を介して、リアハウジング240の最奥部に位置する吐出室320に連通している。ここで、導入ポート580が、導入通路の一例として挙げられる。
従って、圧縮機構300によって圧縮された気体冷媒は、吐出室320を経て、導入ポート580から遠心分離器500へと導入される。遠心分離器500へと導入された気体冷媒は、図2に示すように、気液分離室520の内周面と内筒540の外周面とで形成される円環形状の空間を旋回しつつ下方へと流れる。このとき、気体冷媒に含まれる潤滑油のミストは、気体冷媒が旋回するときに発生する遠心力を受け、その外方へと移動する。潤滑油のミストが外方へと移動すると、気液分離室520の内周面に付着し、重力を利用してその底部へと滴下される。そして、気液分離室520の底部へと滴下した潤滑油は、図示しない潤滑油経路を介して、図示しない潤滑油室へと戻される。一方、潤滑油が分離された気体冷媒は、内筒540の先端部からその内部空間へと入り込み、その圧力を利用してボルト560の頭部から吐出される。
ところで、圧縮機構300から吐出室320へと吐出された気体冷媒が、導入ポート580を経て遠心分離器500へと導入されるとき、多方向から導入ポート580へと気体冷媒が流れ込むため、気体冷媒の流れに乱流が発生し易い。気体冷媒の流れに乱流が発生すると、その流速が低下し、遠心分離器500における気体冷媒の旋回速度が低下してしまう。気体冷媒の旋回速度が低下すると、ここに含まれる潤滑油のミストに作用する遠心力が小さくなり、潤滑油の分離能力が低下してしまう。
そこで、導入ポート580に、気体冷媒を整流する整流機構を持たせるようにする。
図3は、整流機構の第1実施例を示す。
図3は、整流機構の第1実施例を示す。
導入ポート580の内周面には、その軸方向に延びる、矩形横断面を有する、複数の凸部580Aが突出形成されている。凸部580Aは、図示の例では、90度ごとに4条形成されているが、少なくとも3条形成されていればよい。また、凸部580Aの幅及び高さは、気体冷媒の流れを阻害しないことを前提として、気体冷媒の整流効果を発揮できるサイズとすることができる。
なお、凸部580Aは、導入ポート580の軸方向に延びる構成に限らず、軸方向に対して所定角度をなす斜め方向、軸方向に対して螺旋状に延びる構成とすることもできる。また、導入ポート580に、凸部580Aが形成されたパイプ部材を圧入してもよい。
このようにすれば、吐出室320から導入ポート580へと流れ込んだ気体冷媒は、凸部580Aがガイドとなって整流されるため、乱流発生に起因する流速低下が抑制される。このため、気体冷媒は、ある程度の流速を保ったまま、遠心分離器500へと導入され、気体冷媒に含まれる潤滑油のミストに作用する遠心力を大きくすることができる。そして、潤滑油のミストに作用する遠心力が大きくなることから、遠心分離器500による潤滑油の分離能力を向上させることができる。また、遠心分離器500による潤滑油の分離能力が向上することから、遠心分離器500を小型化することもできる。
導入ポート580の凸部580Aの端部、特に、気体冷媒の導入側に位置する端部は、導入ポート580の横断面上に延びる矩形形状となっている。この場合、吐出室320から導入ポート580へと気体冷媒が流れ込むとき、矩形形状をなす部分で小さな乱流が発生し易い。そこで、図4〜図6に示すように、凸部580Aの端部は、その幅が徐々に広くなる形状をなしていることが望ましい。
具体的には、凸部580Aの端部は、三角形状(図4)、斜めにカットされた形状(図5)、円弧形状(図6)などとすることができる。このようにすれば、凸部580Aの端部に発生する乱流が小さくなり、遠心分離器500による潤滑油の分離能力を更に向上させることができる。
図7は、整流機構の第2実施例を示す。
導入ポート580の内周面には、その軸方向に延びる、矩形横断面を有する、複数の凹部580Bが陥凹形成されている。凹部580Bは、図示の例では、90度ごとに4条形成されているが、少なくとも3条形成されていればよい。また、凹部580Bの幅及び高さは、気体冷媒の整流効果を発揮できるサイズとすることができる。
導入ポート580の内周面には、その軸方向に延びる、矩形横断面を有する、複数の凹部580Bが陥凹形成されている。凹部580Bは、図示の例では、90度ごとに4条形成されているが、少なくとも3条形成されていればよい。また、凹部580Bの幅及び高さは、気体冷媒の整流効果を発揮できるサイズとすることができる。
なお、凹部580Bは、導入ポート580の軸方向に延びる構成に限らず、軸方向に対して所定角度をなす斜め方向、軸方向に対して螺旋状に延びる構成とすることもできる。凹部580Bによる整流効果は、凸部580Aによる整流効果と同様であるため、重複説明を排除するために、その説明は省略する。必要であれば、凸部580Aの説明を参照されたい。また、導入ポート580に、凹部580Bが形成されたパイプ部材を圧入してもよい。
導入ポート580の凹部580Bの端部、特に、気体冷媒の導入側に位置する端部は、略直角をなすエッジとなっている。この場合、吐出室320から導入ポート580へと気体冷媒が流れ込むとき、エッジ部分で小さな乱流が発生し易い。そこで、図8に示すように、凹部580Bの端部は、徐々に幅が小さくなる「テーパ形状」をなしていることが望ましい。このようにすれば、凹部580Bの端部に発生する乱流が小さくなり、遠心分離器500による潤滑油の分離能力を更に向上させることができる。
要するに、導入ポート580の内周面に、凸部580A及び凹部580Bの少なくとも一方を形成し、そのガイド作用によって気体冷媒の整流効果を発揮すればよい。また、凸部580A及び凹部580Bの横断面形状としては、矩形形状に限らず、円弧形状、三角形状など、任意の形状とすることができる。さらに、導入ポート580に整流機構を持たせるために、凸部580A及び凹部580Bの少なくとも一方が形成されたパイプ部材を圧入することもできる。
導入ポート580の整流機構による整流効果を更に向上させるために、図9に示すように、導入ポート580の端部を吐出室320へと突出させることもできる。この突出量は、例えば、導入ポート580の内径が10mmの場合、5〜10mmとすることができる。このようにすれば、導入ポート580の凸部580A及び凹部580Bによるガイド作用を奏する全長が長くなり、更なる整流効果を期待することができる。
この場合、リアハウジング240を鋳造する金型を変更して、リアハウジング240の内面の一部を吐出室320へと突出させることで、導入ポート580の端部を吐出室320へと突出させることができる。また、導入ポート580に、凸部580A及び凹部580Bの少なくとも一方が形成されたパイプ部材を圧入することで、導入ポート580の端部を吐出室320へと突出させることができる。
導入ポート580の端部を吐出室320へと突出させた場合、その先端部には円環形状の端面が形成される。この場合、円環形状の端面によって、吐出室320から導入ポート580へと流れ込む気体冷媒に乱流が発生し易い。そこで、図10に示すように、導入ポート580の先端部を円錐形状とし、気体冷媒が円滑に導入ポート580へと流れ込むようにすることが望ましい。
なお、導入ポート580の整流効果を更に向上させるためには、導入ポート580の端部を吐出室320へと突出させることに代えて又はこれに加えて、その端部を遠心分離器500の気液分離室520へと突出させることもできる。要するに、導入ポート580の端部を吐出室320及び気液分離室520の少なくとも一方に突出させる。この作用及び効果は、導入ポート580の端部を吐出室320へと突出させたものと同一であるので、その説明は省略する。
以上説明した実施形態では、圧縮機として、スクロール圧縮機を前提としたが、往復圧縮機、斜板式圧縮機、ロータリーピストン型圧縮機、スライドベーン型圧縮機などであってもよい。
100 スクロール圧縮機(圧縮機)
300 圧縮機構
500 遠心分離器
580 導入ポート(導入通路)
580A 凸部
580B 凹部
300 圧縮機構
500 遠心分離器
580 導入ポート(導入通路)
580A 凸部
580B 凹部
Claims (10)
- 作動流体を圧縮する圧縮機構と、
前記圧縮機構から吐出される作動流体から潤滑油を分離する遠心分離器と、
前記遠心分離器に作動流体を導入する導入通路に設けられ、当該作動流体を整流する整流機構と、
を有することを特徴とする圧縮機。 - 前記整流機構は、前記導入通路の内周面に形成された、複数の凸部及び凹部の少なくとも一方からなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。 - 前記複数の凸部及び凹部の少なくとも一方は、前記導入通路の軸方向に延びる、
ことを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。 - 前記複数の凸部及び凹部の少なくとも一方は、前記導入通路の軸方向に対して斜めに延びる、
ことを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。 - 前記複数の凸部及び凹部の少なくとも一方は、前記導入通路の軸方向に対して螺旋状に延びる、
ことを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。 - 前記凸部の一端部は、その幅が徐々に広くなる形状をなし、
前記凹部の一端部は、その幅が徐々に狭くなる形状をなしている、
ことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1つに記載の圧縮機。 - 前記導入通路の端部は、前記遠心分離器側の壁面及びこれと反対側の壁面の少なくとも一方から突出している、
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の圧縮機。 - 前記整流機構は、内周面に複数の凸部及び凹部の少なくとも一方が形成されたパイプ部材からなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。 - 前記パイプ部材の端部は、前記遠心分離器側の壁面及びこれと反対側の壁面の少なくとも一方から突出している、
ことを特徴とする請求項8に記載の圧縮機。 - 圧縮機から吐出される作動流体を遠心分離器へと導入する導入通路に設けられた整流機構によって、前記遠心分離器へと導入される作動流体を整流し、前記遠心分離器で作動流体から潤滑油を分離する、
ことを特徴とする潤滑油の分離方法。
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