JP4436185B2 - 圧縮機 - Google Patents

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本発明は、圧縮機に係り、詳しくは車両の空調システムの冷凍回路に組み込まれる圧縮機に関する。
この種の冷凍回路用の圧縮機は作動流体としての冷媒を圧縮し、この冷媒には通常、潤滑油が含まれている。この冷媒中の潤滑油は圧縮機内の摺動面や軸受等の潤滑のみならず、摺動面のシールとしての機能を有する。しかしながら、この潤滑油が冷凍回路内を循環する場合には冷凍回路の冷房能力を低下させる要因となる。
このため、この種の圧縮機には潤滑油分離装置が内蔵されている。この潤滑油分離装置は圧縮機内にて圧縮された冷媒が吐出室から吐出口に導かれるまでの過程にて、圧縮冷媒から潤滑油を分離する。より詳しくは、潤滑油分離装置は、吐出室と吐出口との間に配置された分離室を有し、噴出孔を介して分離室に吐出室内の圧縮冷媒を導入して圧縮冷媒から潤滑油を分離する。そして、分離された潤滑油は分離室の下方の貯油室に蓄えられるようになっている(特許文献1)。
また、この圧縮機と同様の技術が各種提案されている(特許文献2〜7)。
特開平11−82352号公報 特開平3−129273号公報 特開平7−151083号公報 特開2000−120543号公報 特開2000−303956号公報 特開2001−295767号公報 特開2003−13858号公報
ところで、上記従来の圧縮機では、ハウジングに対して穴明け加工を施して円筒形状の分離室を形成させている。また、噴出孔もハウジングに対して別軸の穴明け加工を施すことで形成されている。
つまり、ハウジングには少なくとも2回の穴明け加工を施す必要があり、これでは、作業効率が悪く、圧縮機の製造コストの低減化を図ることができないとの問題がある。
また、分離室内には分離管が設けられている。この場合に上記従来の圧縮機では、分離室を設けるための穴明け加工の後、分離管の上部をハウジングに載置させるべく、分離室の吐出口側部分を分離室の内径以上の径で更に加工している。これでは、圧縮機が大型になり、しかも、分離管が段付きの円筒状に形成され、その形状が複雑になるとの問題も生ずる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、潤滑油が冷凍回路を循環することによる冷房能力の低下等を抑えつつ、圧縮機の製造コストの低減化、及び圧縮機の小型化を図ることができる圧縮機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、請求項1記載の圧縮機は、潤滑油を含む作動流体の圧縮室及び吐出室、並びに、吐出室に連なる吐出口を備えるハウジングと、ハウジング内に収容され、圧縮室を形成する圧縮ユニットと、ハウジング内にてハウジングと圧縮ユニットとの間に位置付けられる作動流体の吸入室と、ハウジング内にて吐出室と吐出口との間に位置付けられ、圧縮室に向けて開口した凹部を有する分離室を備え、分離室にて作動流体から潤滑油を分離する潤滑油分離装置と、ハウジング内にて吐出室と凹部との間に位置付けられ、凹部の開口を閉塞して分離室を画定し、且つ、吐出室と吸入室とをシールするとともに、吐出室の作動流体を分離室に向けて噴出させる噴出孔を有するガスケットとを具備したことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明では、潤滑油分離装置は、吐出口に連通するとともに分離室内に固定される分離管を有し、噴出孔の孔軸線は分離管の外周面に沿うように傾斜していることを特徴としている。
更に、請求項3記載の発明では、ハウジングは、分離された潤滑油を貯える貯油室を備え、ガスケットは、貯油室を、分離室に連通する第1貯油室と吸入室を介して圧縮室に連通する第2貯油室とに分割し、且つ、第1貯油室の潤滑油を第2貯油室に導入させる導入孔を備えることを特徴としている。
従って、請求項1記載の本発明の圧縮機によれば、ガスケットがハウジングに設けられた凹部の開口部分を塞ぐことにより潤滑油分離装置の分離室が形成されるので、従来の如くハウジングに対する分離室を設けるための穴明け加工が不要になる。この結果、潤滑油が冷凍回路を循環することによる冷房能力の低下等を抑えつつ、圧縮機の製造コストの低減化が達成可能となる。
また、分離室を設けるための穴明け加工が不要になると、分離室の吐出口側におけるハウジング部分が分離管の上部を載置しなくて済む。つまり、その吐出口側部分が分離管を配設するために分離室の内径以上の径に加工されなくなる。この結果、圧縮機の小型化が図られるし、分離管の形状もシンプルになる。
更に、ガスケットが吐出室の作動流体を分離室に向けて噴出させる孔を備えていることから、従来の如くハウジングに対する吐出室と分離室とを連通させるための穴明け加工が不要となる。よって、圧縮機の製造コストの低減化により一層寄与する。
更にまた、ガスケットが吐出室と吸入室とをシールすることから、吐出室と吸入室とをシールするためのハウジングの加工や別部材の設置が不要になるため、圧縮機の製造コストのより一層の低減化が達成可能となる。
また、請求項2記載の発明によれば、潤滑油分離装置は、吐出口に連通するとともに分離室内に固定される分離管を有し、噴出孔の孔軸線は分離管の外周面に沿うように傾斜することから、潤滑油分離装置は、部材やハウジングの加工等を要することなく、冷媒の圧縮エネルギーを利用するだけで潤滑油分離を円滑に行うことができ、潤滑油が冷凍回路を循環することによる冷房能力の低下等を抑えつつ、圧縮機の製造コストの低減化、及び圧縮機の小型化を図ることができる。
更に、請求項3記載の発明によれば、ガスケットが潤滑油の貯油室を第1貯油室と第2貯油室とに画定させ、孔を介して第1貯油室と第2貯油室とを連通させているので、分離室内の作動流体が強い流れを有する場合であっても、この影響が第2貯油室には及ばない。よって、吸入室側に向かう潤滑油の安定供給が図られる。
以下、図面により本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るスクロール型圧縮機を示す。当該圧縮機4は車両の空調システムの冷凍回路に組み込まれている。そして、圧縮機4は冷媒循環経路の復路から冷媒を吸入し、この冷媒を圧縮して循環経路の往路に向けて吐出する。冷媒は潤滑油を含み、この冷媒中の潤滑油は圧縮機4内の軸受や種々の摺動面を潤滑する他、摺動面のシールする機能をも発揮する。
上記圧縮機4はハウジング14を備えている。ハウジング14は駆動ケーシング16及び圧縮ケーシング18から形成され、これらケーシング16,18は複数の連結ボルト20を介して互いにフランジ結合されている。
駆動ケーシング16内には回転軸22が配置され、この回転軸22は圧縮ケーシング18側に位置した大径軸部24と、駆動ケーシング16から突出した小径軸部26とを有する。大径軸部24はニードル軸受28を介して駆動ケーシング16に回転自在に支持され、小径軸部26はボール軸受30を介して駆動ケーシング16に回転自在に支持されている。
小径軸部26の突出端には電磁クラッチ34を内蔵した駆動プーリ36が取付けられており、この駆動プーリ36は軸受38を介して駆動ケーシング16に回転自在に支持されている。駆動プーリ36には車両のエンジンの動力が図示しない駆動ベルトを介して伝達され、駆動プーリ36の回転は電磁クラッチ34を介して回転軸22に伝達可能である。従って、エンジンの駆動中、電磁クラッチ34がオン作動されると、回転軸22は駆動プーリ36と一体的に回転する。
一方、圧縮ケーシング18内にはスクロールユニット(圧縮ユニット)40が収容されている。このスクロールユニット40は互いに噛み合う可動スクロール42及び固定スクロール44から構成されている。これらスクロール42,44の噛み合いはその内部に圧縮室46を形成し、この圧縮室46の容積が固定スクロール44に対する可動スクロール42の旋回運動に伴い増減される。
上述した可動スクロール42に旋回運動を付与するため、可動スクロール42と回転軸22の大径軸部24とは、クランクピン48、偏心ブッシュ50及びニードル軸受52を介して互いに連結され、そして、可動スクロール42の自転が可動スクロール42と駆動ケーシング16との間に配置されたボール型の旋回スラストベアリング54により阻止されている。なお、図1中の参照符号56はカウンタウエイトを示し、このカウンタウエイト56は偏心ブッシュ50に取付けられている。
ここで、固定スクロール44は圧縮ケーシング18内にて図示しない3つの固定ボルトを介して固定されている。詳しくは、上記図1(図3(a)のI−I断面図)の他、図2に示されるように、固定スクロール44と圧縮ケーシング18における端壁19との間に吐出室58、59が前後に形成されている。なお、これら吐出室58、59は後述するガスケット90により区画される。
そして、吐出室59の周囲には3つのボルト挿入孔45が備えられ、また、吐出室59の下方には圧縮ケーシング18に突設された仕切壁66によって分離室側貯油室(第1貯油室)62が区画されている。一方、吐出室58の下方には固定スクロール44に突設された仕切壁64によって吐出室側貯油室(第2貯油室)63が区画されている。なお、仕切壁64と仕切壁66とはガスケット90を挟んで突き合わされており、吐出室側貯油室63と分離室側貯油室62とはガスケット90で分割されている。
吐出室59の側方には、固定スクロール44の背面に向けて開口69を有する有底の凹部60が備えられている。この凹部60は圧縮ケーシング18に鋳抜きによって一体成形されており、仕切壁66に一体に形成された膨出部67によって区画されている。この膨出部67は端壁19から吐出室58に向けて突出した柱状をなし、圧縮ケーシング18の上方に向けて延びている。そして、この開口69を有する凹部60によって後述する分離室76の一部が形成される。
上記図1の他、図3(b)に示されるように、固定スクロール44は圧縮室46と吐出室58とを互いに連通させる吐出孔68を有している。吐出室58には吐出孔68を開閉する吐出弁70が配置され、この吐出弁70はストッパプレート72によってその開度が規制されている。そして、吐出弁70及びストッパプレート72は取付けねじ74を介して固定スクロール44に取付けられている。なお、固定スクロール44にも膨出部65が形成されており、この膨出部65と上述の仕切壁66に連なる膨出部67とはガスケット90を挟んで突き合わされる。
一方、圧縮ケーシング18の外周壁とスクロールユニット40との間は吸入室71として確保され、この吸入室71は前述した冷媒循環経路の復路に接続されている。
また、圧縮ケーシング18の外面、つまり、その端壁19の上部19aには吐出口78が形成され、この吐出口78は冷媒循環経路の往路に接続される一方、潤滑油分離装置80を介して吐出室58に接続されている。
より詳しくは、潤滑油分離装置80は圧縮ケーシング18内において吐出室58、59と吐出口78との間に配設されている。また、潤滑油分離装置80は分離室76及び分離管84を備えている。この分離室76は上記凹部60の開口69をガスケット90で閉塞されることにより形成される。また、分離管84は吐出口78に連通する縦孔82に圧入され、分離室76内に固定されている。
分離室76の内周面と分離管84の外周面との間には環状空間が形成され、分離室76の下方には分離室側貯油室62に連通される油路86が形成されている。一方、分離室側貯油室62に対向する吐出室側貯油室63には、吸入室71に連通するリターン経路が確保されており、このリターン経路にはオリフィス88が介挿されている。
そして、ガスケット90が固定スクロール44の背面と圧縮ケーシング18の区画面61とに気密に嵌合されている。より詳しくは、図4(a)に示されるように、ガスケット90は円形をなし、凹部対向面91、吐出室対向部93及び貯油室対向面94から構成されている。
この凹部対向面91は、膨出対向部97が膨出部65及び膨出部67と当接することで凹部60の開口69を閉塞し、分離室76と吐出室58とを分割する。また、貯油室対向面94は、仕切対向部96が仕切壁64及び仕切壁66と当接することで吐出室側貯油室63と分離室側貯油室62とを分割する。なお、膨出対向部97及び仕切対向部96によって開口を有する吐出室対向部93が形成され、この吐出室対向部93を境にして吐出室58と吐出室59とが区画される。
また、凹部対向面91には吐出室58と分離室76の環状空間とを連通させる冷媒噴出孔(噴出孔)92が上下に形成され、これら冷媒噴出孔92の孔軸線は分離管84の外周面に沿うように傾斜している。更に、貯油室対向面94には分離室側貯油室62と吐出室側貯油室63とを連通させる油導入孔(導入孔)98が左右に形成されている。
このガスケット90を上記図3(a)の圧縮ケーシング18に組み付けると、図4(b)に示されるように、分離室76、油路86及び分離室側貯油室62が閉塞される。一方、ガスケット90を上記図3(b)の固定スクロール44に組み付けると、図4(c)に示されるように、吐出室58の一部及び吐出室側貯油室63が閉塞される。
上述した圧縮機4によれば、回転軸22の回転に伴い、可動スクロール42が自転することなく旋回運動する。このような可動スクロール42の旋回運動は、吸入室71から圧縮室46内への冷媒の吸入工程や、吸入した冷媒の圧縮及び吐出工程をもたらし、この結果、高圧の冷媒が圧縮室46から吐出弁70を通じて吐出室58内に吐出される。ここで、冷媒には潤滑油が含まれているので、冷媒中の潤滑油は駆動ケーシング16内の軸受28,52や、スクロールユニット40内の摺動面等を潤滑し、また、圧縮室46のシールにも役立つ。
吐出室58内の圧縮冷媒は、ガスケット90の冷媒噴出孔92を通過して潤滑油分離装置80の分離室76に流入し、分離室76内にて分離管84の外周面を旋回しながら下降する。この過程にて、圧縮冷媒中の潤滑油は遠心分離の原理に基づいて冷媒から分離され、分離室76の内周面に付着する。この後、圧縮冷媒は分離管84を通じて吐出口78に至り、この吐出口78から冷媒循環経路の往路に向けて送出される。
一方、圧縮冷媒から分離された潤滑油は分離室76の内周面を伝って流下し、油路86を通じて分離室側貯油室62に導かれ、この貯油室62に蓄えられる。次いで、この貯油室62内の潤滑油が所定量に達すると、油導入孔98を通じて吐出室側貯油室63に導かれ、この貯油室63に蓄えられる。
ここで、分離室側貯油室62は分離室76と常時連通した状態にあり、また、吐出室側貯油室63についても、その内圧は吸入室71の圧力よりも高い。それ故、この貯油室63内の潤滑油は貯油室63と吸入室71との間の圧力差に基づき、オリフィス88を通じて吸入室71に向けて戻される。潤滑油がオリフィス88から吸入室71内に戻される際、潤滑油は霧化し、吸入室71内の冷媒に混入される。
以上のように、本実施形態では、ガスケット90が圧縮ケーシング18に設けられた凹部60の開口69を塞ぐことにより、潤滑油分離装置80の分離室76が形成される。よって、従来の如く分離室を設けるための穴明け加工が不要になる。この結果、潤滑油が冷凍回路を循環することによる冷房能力の低下等を抑えつつ、圧縮機4の製造コストの低減化が達成可能となる。
また、分離室76を設けるための穴明け加工が不要になれば、分離室76の吐出口78側部分が分離管84を配設するために分離室76の内径以上の径に加工されなくなる。つまり、圧縮機4の小型化が図られるし、分離管84の形状も段付きの無いシンプルな円筒状になる。
更に、ガスケット90が吐出室58の冷媒を分離室76に向けて噴出させる冷媒噴出孔92を備えているので、従来の如く吐出室と分離室とを連通させるための別軸の穴明け加工も不要となる。よって、圧縮機4の製造コストの低減化により一層寄与する。
更にまた、ガスケット90が分離室側貯油室62と吐出室側貯油室63とに画定させ、これら分離室側貯油室62と吐出室側貯油室63とを油導入孔98を介して連通させていることから、分離室76内の冷媒が強い流れを有する場合であっても、この影響が吐出室側貯油室63には及ばない。よって、吸入室71及び圧縮室46側に向かう潤滑油の安定供給が図られる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、分離室側貯油室62と吐出室側貯油室63とが一室で形成されていても良い。つまり、図5(a)に示されるように、ガスケット90Aの貯油室対向面94Aが開口98Aを備えている。この場合にも、冷房能力の低下等を抑えつつ、圧縮機4の製造コストの低減化及び小型化が達成可能となる。
また、圧縮ケーシング18が冷媒噴出孔を備えていても良い。すなわち、図6(a)に示されるように、ガスケット90Bの凹部対向面91Bには冷媒噴出孔がなく、同図(b)及びこのC−C矢視断面図の同図(c)に示されるように、圧縮ケーシング18の膨出部65には、吐出室59と分離室76の環状空間とを連通させる冷媒噴出孔(噴出孔)65Bが上下に形成され、これら冷媒噴出孔65Bの孔軸線が分離管84の外周面に沿うように傾斜されている。この場合には、圧縮機4の製造コストの低減化及び小型化の他、ガスケット90Bの加工が容易になるし、圧縮ケーシング18に対するガスケット90Bの位置合わせも容易になり、作業効率の向上に寄与する。なお、図6では、貯油室対向面94Bが開口98Bを備えているが、図4の如くの油導入孔を備えていても良い。
更に、スクロール型圧縮機に限定されるものではなく、往復ピストン型圧縮機にも当然に適用可能である。
本発明の一実施形態におけるスクロール型圧縮機を示した縦断面図である。 図1のハウジングを示した縦断面図である。 (a)は図2のA−A線矢視断面図であり、(b)は図2のB側からの断面図である。 図1のガスケット、ハウジング、固定スクロールの配置を説明する図である。 他の実施例におけるガスケット、ハウジング、固定スクロールの配置を説明する図である。 更に他の実施例におけるガスケット、ハウジング、固定スクロールの配置を説明する図である。
符号の説明
4 スクロール型圧縮機(圧縮機)
14 ハウジング
18 圧縮ケーシング
40 スクロールユニット(圧縮ユニット)
46 圧縮室
58、59 吐出室
60 凹部
62 分離室側貯油室(第1貯油室)
63 吐出室側貯油室(第2貯油室)
64 仕切
9 開口
71 吸入室
76 分離室
78 吐出口
80 潤滑油分離装置
84 分離管
90 ガスケット
92 冷媒噴出孔(噴出孔)
98 油導入孔(導入孔)

Claims (3)

  1. 潤滑油を含む作動流体の圧縮室及び吐出室、並びに、該吐出室に連なる吐出口を備えるハウジングと、
    前記ハウジング内に収容され、前記圧縮室を形成する圧縮ユニットと、
    前記ハウジング内にて該ハウジングと前記圧縮ユニットとの間に位置付けられる前記作動流体の吸入室と、
    前記ハウジング内にて前記吐出室と前記吐出口との間に位置付けられ、前記圧縮室に向けて開口した凹部を有する分離室を備え、該分離室にて前記作動流体から潤滑油を分離する潤滑油分離装置と、
    前記ハウジング内にて前記吐出室と前記凹部との間に位置付けられ、該凹部の開口を閉塞して前記分離室を画定し、且つ、前記吐出室と前記吸入室とをシールするとともに、前記吐出室の作動流体を前記分離室に向けて噴出させる噴出孔を有するガスケットと
    を具備したことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記潤滑油分離装置は、前記吐出口に連通するとともに前記分離室内に固定される分離管を有し、前記噴出孔の孔軸線は前記分離管の外周面に沿うように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記ハウジングは、分離された潤滑油を貯える貯油室を備え、
    前記ガスケットは、前記貯油室を、前記分離室に連通する第1貯油室と吸入室を介して前記圧縮室に連通する第2貯油室とに分割し、且つ、前記第1貯油室の前記潤滑油を前記第2貯油室に導入させる導入孔を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮機。
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