JP4467565B2 - 半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法 - Google Patents

半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体記憶装置のデータ読み出しに関するものであり、特に冗長回路を備えた回路構成を有しバーストリード動作が可能な半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法に関するものである。
半導体記憶装置において連続して高速読み出し動作を可能とする動作モードの一つにバーストモードがある。このバーストモードは、外部から与えられたアドレスに対して、そのアドレスを起点にして連続するアドレスの記憶データを出力するモードである。連続する出力ビットの数は、2ビット、4ビット、8ビット等が指定される。かかるバーストモードでは、外部アドレスをもとに、内部でそれに連続するアドレスを生成し、そのアドレスをデコードして記憶データを出力する方法が挙げられる。そこで、内部のメモリセルアレイを奇数アドレス側のメモリセルアレイと偶数アドレス側のメモリアレイとに分割し、バーストモードでは、外部から与えられたアドレスまたは内部で生成したアドレスに対して、最下位ビットを除いたアドレスを、奇数アドレス側メモリセルアレイと偶数アドレス側メモリセルアレイのコラムデコーダに与える。この回路構成を採用することにより、必ず2ビットの記憶データを連続して読み出すことができ、これは、2ビット・プリフェッチ回路と呼ばれ、高速なバーストリードを可能としている。
第8図に、特許文献1における従来のSDRAM900の2ビット・プリフェッチ回路の例を示す。この例では、メモリセルアレイが、奇数アドレス側のメモリセルアレイ910と偶数アドレス側のメモリセルアレイ920とに分割される。そして、それぞれのメモリセルアレイ910,920に対して、アドレス・プリデコーダ911,921とアドレス・メインデコーダ912,922とが設けられる。更に、それぞれのメモリセルアレイ910,920の出力が、データバスアンプ913,923で増幅される。
SDRAM900は、システム側から与えられるクロック901に同期して動作する。従って、そのクロック901を取り込むクロックバッファ930から出力されるクロック931のタイミングにより、コマンド信号902がコマンドラッチ・デコーダ932にラッチされ、アドレス信号903(この例ではa0−a9の10ビット)がアドレスバッファ933にラッチされる。そして、アドレスバッファ933からのアドレス信号a3−a9が、コマンドラッチ・デコーダ932の生成するアドレスラッチクロック935のタイミングでアドレスラッチ938にラッチされる。また、同じクロック935によりアドレス信号a1,a2がアドレスラッチ・カウンタ939にラッチされる。
アドレス信号a3−a9は、そのまま奇数側と偶数側のアドレスプリデコーダ911,921に与えられる。一方、アドレスa1,a2は、奇数側のアドレスプリデコーダ911にそのまま与えられる。また、偶数側のアドレスプリデコーダ921には、アドレスa1,a2そのままのラッチアドレス944或いはアドレス+1演算回路946でアドレス値を1つ増加した新たなシフトアドレス948が、最下位アドレスa0の値に応じて、即ち偶数か奇数かに応じて、与えられる。ここでシフトアドレス948が必要となるのは、2ビットプリフェッチ回路では、与えられる列アドレスに対して、そのアドレスの列の記憶データと、そのアドレスの次のアドレスの列の記憶データとを連続して出力するため、与えられた列アドレスに対して、その次のアドレスを生成する必要があるためである。
すなわち、与えられた列アドレスに対して、アドレス+1演算回路946で+1処理されたシフトアドレス948を生成し、与えられたアドレスの最下位ビットa0が、0の場合(偶数アドレス)の場合と1の場合(奇数アドレス)とで偶数側のデコーダに与える列アドレス(a2,a1)を切り替えている。同様に、出力側の出力データラッチ回路91
6,926へのデータバスアンプ913,923における出力のラッチの順番も最下位ビットa0が0か1かで切り替えている。
与えられるアドレスが(a2,a1,a0)=(0,0,0)の場合を考えると、第一のアドレスは(0,0,0)、第二のアドレスは(0,0,1)となる。このとき最下位アドレスa0は“0”のため、最初に読み出されるデータは偶数側のメモリセルアレイのデータであり、後で読み出されるデータは奇数側のメモリセルアレイのデータになる。よって奇数側のデコーダ及び偶数側のデコーダには、共に(a2,a1)=(0,0)を与えればよい。同様に、与えられるアドレスが(a2,a1,a0)=(0,0,1)の場合を考えると、第一のアドレスは(0,0,1)、第二のアドレスは(0,1,0)となる。このとき最下位アドレスa0は“1”のため、最初に読み出されるデータは奇数側、後で読み出されるデータは偶数側のメモリセルアレイのデータになる。よって奇数側のデコーダに(a2,a1)=(0,0)を与え、偶数側のデコーダに+1処理された(a2,a1)=(0,1)を与える必要がある。
データ出力の動作を説明する。外部アドレスが最下位アドレスa0=0(偶数アドレス)の場合は、偶数側のデータバスアンプ923から出力された偶数側記憶データ924が、クロック956のタイミングで出力データラッチ回路916にラッチされる。次に、奇数側のデータバスアンプ913から出力された奇数側記憶データ914が、クロック957のタイミングで出力データラッチ回路926にラッチされる。そして出力データラッチ回路916,926から偶数、奇数の順番に連続してデータが出力される。
一方、外部アドレスが最下位アドレスa0=1(奇数アドレス)の場合は、奇数側記憶データ914が出力データラッチ回路916に、偶数側記憶データ924が出力データラッチ回路926にそれぞれクロック956,957のタイミングでラッチされ、出力データラッチ回路916,926から奇数、偶数の順番に連続してデータが出力される。なお、先行技術文献を以下に示す。
特開平10−340579号公報(段落0006−0010、図13) しかしながら前記特許文献1では、冗長機能に関する動作が開示されていない。そこで冗長判定回路970(偶数側判定部971と奇数側判定部972を備え、救済が必要なアドレスを判定する回路)を第8図の回路に追加し、アドレス+1演算回路946を介さないラッチアドレス944を冗長判定回路970に与えて冗長比較を行う回路構成をとる場合を考える。
外部から与えられるアドレスが(a2,a1,a0)=(0,0,1)の時には、奇数側アドレスプリデコーダ911には(a2,a1)=(0,0)、偶数側アドレスプリデコーダ921には+1処理された(a2,a1)=(0,1)がそれぞれ与えられ、連続した列アドレス(0,0,1)と(0,1,0)の順に連続してメモリセルアレイからデータが読み出される。ところが冗長判定回路970の奇数側判定部972と偶数側判定部971とには、共に+1処理がされないラッチアドレス944の列アドレス(a2,a1)=(0,0)が与えられるため、連続した列アドレス(0,0,1)と(0,0,0)の逆の順番に連続してデータの冗長判定が行われてしまうため、偶数側のアドレスのデコード時において冗長判断するアドレスが一致しない事態が発生する。
よって外部アドレスが、最下位ビットが奇数スタート時に、メモリセルアレイ920と冗長判定回路970の偶数側判定部971とに与えられるアドレスが一致しない事態が発生し、偶数側ビット線の冗長比較が正しく行われないおそれがあるため問題である。すなわちスタートアドレスが奇数の場合、偶数側の内部アドレスを+1して2ビットプリフェッチ動作をすることにより、奇数スタートでも偶数スタートと同じアクセスタイムを実現している回路に、対応していない冗長判定回路970を組み込むと、外部アドレスが奇数スタート時において、読み込むアドレスの順番が逆になり冗長判定が正確に行われない事態が発生するため問題である。
また外部アドレスが奇数スタート時にはアドレス+1演算回路946を介したシフトアドレス948を冗長判定回路970の偶数側判定部972に与えるような回路構成をすれば、2ビット・プリフェッチ動作を正常に行うことが可能ではある。しかし、SDRAM900は通常は複数のバンクを備え、各バンクごとにアドレス+1演算回路946を備える必要がある一方、冗長判定回路970は各バンクに共通して備えられる。
よって各バンクに備えられるアドレス+1演算回路946を単数の冗長判定回路970で共用しようとすると、複数のバンクから出力される各シフトアドレス948を冗長判定回路に入力する必要があり、入力されるシフトアドレスの切り替え制御のための回路が別途必要となって回路サイズが大きくなるおそれがあるため問題である。また各バンクからの配線長差により、冗長判定回路に入力されるシフトアドレスの入力タイミングにずれが発生するおそれや、各メモリセル回路から冗長判定回路へ配線を引き回すことになるため回路サイズが大きくなるおそれ等があるため問題である。
本発明は前記従来技術の課題の少なくとも1つを解消するためになされたものであり、2ビット・プリフェッチ動作などによるバーストリード動作を行う半導体記憶装置においても、冗長救済を行うことが可能で読み出し動作速度が遅くなるおそれを防止することができ、また、回路面積の縮小化を図ることが可能な半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法を提供することを目的とする。
また請求項に係る半導体記憶装置は、奇数のコラムアドレスにより選択される奇数メモリブロックと、偶数のコラムアドレスにより選択される偶数メモリブロックとを備え、入力される初期コラムアドレスから最下位ビットを除いたアドレスを順次インクリメントして得られる上位コラムアドレスに応じて、奇数メモリブロックから読み出されたデータと偶数メモリブロックから読み出されたデータとを交互に連続して出力するバースト動作を行う際、初期コラムアドレスが奇数アドレスの場合に上位コラムアドレスに1を加算した+1上位コラムアドレスにより偶数メモリブロックが選択され、冗長救済用の冗長メモリブロックと、奇数メモリブロックまたは偶数メモリブロックの少なくとも一方に存在する欠陥コラムの欠陥コラムアドレスを記憶保持する冗長アドレス記憶部と、欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと上位コラムアドレスとの一致判定をする奇数側冗長判定回路と、上位コラムアドレスが入力され、初期コラムアドレスの
最下位ビットが“0”の場合には上位コラムアドレスを出力し、初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には+1上位コラムアドレスを出力するアドレス+1回路と、上位欠陥コラムアドレスとアドレス+1回路から出力されるアドレスとの一致判定をする偶数側冗長判定回路と、偶数側冗長判定回路の出力信号と奇数側冗長判定回路の出力信号とが入力され、欠陥コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には偶数側冗長判定回路の出力信号を選択し、欠陥コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には奇数側冗長判定回路の出力信号を選択して、上位コラムアドレスを含む奇数および偶数のコラムアドレスに対する冗長判定結果として出力する選択部とを備えることを特徴とする。
また請求項に係る半導体記憶装置の制御方法は、奇数のコラムアドレスにより選択される奇数メモリブロックと、偶数のコラムアドレスにより選択される偶数メモリブロックと、冗長救済用の冗長メモリブロックとを備え、入力される初期コラムアドレスから最下位ビットを除いたアドレスを順次インクリメントして得られる上位コラムアドレスに応じて、奇数メモリブロックから読み出されたデータと偶数メモリブロックから読み出されたデータとを交互に連続して出力するバースト動作を行う際、初期コラムアドレスが奇数アドレスの場合の場合に上位コラムアドレスに1を加算した+1上位コラムアドレスにより偶数メモリブロックが選択され、欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと上位コラムアドレスとの一致判定をする奇数側冗長判定ステップと、初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には上位コラムアドレスを出力し、初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には+1上位コラムアドレスを出力するアドレス1増加ステップと、上位欠陥コラムアドレスとアドレス1増加ステップにより出力されるアドレスとの一致判定を行う偶数側冗長判定ステップと、欠陥コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には偶数側冗長判定ステップを選択し、欠陥コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には奇数側冗長判定ステップを選択して、上位コラムアドレスを含む奇数および偶数のコラムアドレスに対する冗長判定結果として出力する出力選択ステップとを備えることを特徴とする。
冗長アドレス記憶部は、奇数メモリブロックまたは偶数メモリブロックの少なくとも一方に存在する欠陥コラムの欠陥コラムアドレスを記憶保持する。奇数側冗長判定回路または奇数側冗長判定ステップは、欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと上位コラムアドレスとの一致判定をする。アドレス+1回路またはアドレス1増加ステップは、初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には上位コラムアドレスを出力し、初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には+1上位コラムアドレスを出力する。偶数側冗長判定回路または偶数側冗長判定ステップは、上位欠陥コラムアドレスと、アドレス+1回路またはアドレス1増加ステップから、出力されるアドレスとの一致判定を行う。
そして、選択部および出力選択ステップは、欠陥コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には偶数側冗長判定回路の出力信号または偶数側冗長判定ステップを選択し、欠陥コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には奇数側冗長判定回路の出力信号または奇数側冗長判定ステップを選択する。偶数側冗長判定回路および奇数側冗長判定回路によって上位コラムアドレスと上位欠陥コラムアドレスの一致判定が行われる。また選択部によって、データが読み出されるブロックの偶奇と、欠陥コラムアドレスの最下位ビットで指定されるブロックの偶奇との一致判定が行われる。
これにより、最下位ビットを除いた上位コラムアドレスに1を加算することにより、初期アドレスA0が“1”(奇数)の場合にも、初期コラムアドレスに対して時間遅れのない高速読み出しの可能なバースト動作を可能とすることができる。
また、両一致判定を合わせて判定することにより、奇数メモリブロックまたは偶数メモ
リブロックを選択する奇数または偶数のコラムアドレスに対する冗長判定結果を得ることができる。
また請求項に係る半導体記憶装置は、奇数のコラムアドレスにより選択される奇数メモリブロックと、偶数のコラムアドレスにより選択される偶数メモリブロックとを備え、入力される初期コラムアドレスから最下位ビットを除いたアドレスを順次インクリメントして得られる上位コラムアドレスに応じて、奇数メモリブロックから読み出されたデータと偶数メモリブロックから読み出されたデータとを交互に連続して出力するバースト動作を行う際、初期コラムアドレスが奇数アドレスの場合に上位コラムアドレスに1を加算した+1上位コラムアドレスにより偶数メモリブロックが選択される半導体記憶装置において、冗長救済用の冗長メモリブロックと、奇数メモリブロックまたは偶数メモリブロックの少なくとも一方に存在する欠陥コラムの欠陥コラムアドレスを記憶保持する冗長アドレス記憶部と、欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと上位コラムアドレスとの一致判定をする奇数側冗長判定回路と、上位コラムアドレスが入力され、初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には上位コラムアドレスを出力し、初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には+1上位コラムアドレスを出力するアドレス+1回路と、上位欠陥コラムアドレスとアドレス+1回路から出力されるアドレスとの一致判定をする偶数側冗長判定回路と、奇数メモリブロックの奇数側データバスに接続された奇数側データセンスアンプの出力データと冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方が非選択とされる奇数側切替部と、偶数メモリブロックの偶数側データバスに接続された偶数側データセンスアンプの出力データと冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方が非選択とされる偶数側切替部と、奇数側切替部の出力端子と偶数側切替部の出力端子とが入力されてなる共通出力部とを備え、奇数側切替部が冗長メモリブロックのデータを選択して出力する場合に偶数側切替部が偶数メモリブロックのデータを選択して出力し、偶数側切替部が冗長メモリブロックのデータを選択して出力する場合に奇数側切替部が奇数メモリブロックのデータを選択して出力することを特徴とする。
冗長アドレス記憶部は、奇数メモリブロックまたは偶数メモリブロックの少なくとも一方に存在する欠陥コラムの欠陥コラムアドレスを記憶保持する。奇数側冗長判定回路は、欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと上位コラムアドレスとの一致判定をする。アドレス+1回路は、初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には上位コラムアドレスを出力し、初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には+1上位コラムアドレスを出力する。偶数側冗長判定回路は、上位欠陥コラムアドレスと、アドレス+1回路およびアドレス1増加ステップから、出力されるアドレスとの一致判定を行う。奇数側切替部は、奇数メモリブロックの奇数側データバスに接続された奇数側データセンスアンプの出力データと冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方を非選択とする。偶数側切替部は、偶数メモリブロックの偶数側データバスに接続された偶数側データセンスアンプの出力データと冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方を非選択とする。共通出力部は、奇数側切替部の出力端子と偶数側切替部の出力端子とが入力される。
これにより、最下位ビットを除いた上位コラムアドレスに1を加算することにより、初期アドレスA0が“1”(奇数)の場合にも、初期コラムアドレスに対して時間遅れのない高速読み出しの可能なバースト動作を可能とすることができ、奇数側切替部が冗長メモリブロックのデータを選択して出力する場合に偶数側切替部が偶数メモリブロックのデータを選択して出力し、偶数側切替部が冗長メモリブロックのデータを選択して出力する場
合に奇数側切替部が奇数メモリブロックのデータを選択して出力することができる。
また請求項に係る半導体記憶装置は、請求項に記載の半導体記憶装置において、冗長メモリブロックは、奇数メモリブロックを冗長救済する奇数用冗長メモリブロックと、偶数メモリブロックを冗長救済する偶数用冗長メモリブロックとを備えることを特徴とする。これにより、偶数メモリブロックと奇数メモリブロックとのそれぞれに専用の冗長ブロックを備えて冗長救済することができるため、欠陥コラムが偶数メモリブロックと奇数メモリブロックとの両ブロックに存在する場合においても冗長救済が可能となる。
また請求項に係る半導体記憶装置は、奇数のコラムアドレスにより選択される奇数メモリブロックと、偶数のコラムアドレスにより選択される偶数メモリブロックとを備え、入力される初期コラムアドレスから最下位ビットを除いたアドレスを順次インクリメントして得られる上位コラムアドレスに応じて、奇数メモリブロックから読み出されたデータと偶数メモリブロックから読み出されたデータとを交互に連続して出力するバースト動作を行う際、初期コラムアドレスが奇数アドレスの場合に上位コラムアドレスに1を加算した+1上位コラムアドレスにより偶数メモリブロックが選択される半導体記憶装置において、冗長救済用の冗長メモリブロックと、奇数メモリブロックまたは偶数メモリブロックの少なくとも一方に存在する欠陥コラムの欠陥コラムアドレスを記憶保持する冗長アドレス記憶部と、欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと上位コラムアドレスとの一致判定をする奇数側冗長判定回路と、上位コラムアドレスが入力され、初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には上位コラムアドレスを出力し、初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には+1上位コラムアドレスを出力するアドレス+1回路と、上位欠陥コラムアドレスとアドレス+1回路から出力されるアドレスとの一致判定をする偶数側冗長判定回路と、奇数メモリブロックの奇数側データバスに接続された奇数側データセンスアンプの出力データと冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方が非選択とされる奇数側切替部と、偶数メモリブロックの偶数側データバスに接続された偶数側データセンスアンプの出力データと冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方が非選択とされる偶数側切替部と、奇数側切替部の出力端子と偶数側切替部の出力端子とが結線接続されている共通出力部とを備え、奇数側切替部が奇数メモリブロックまたは冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する場合に偶数側切替部に入力される出力データが共に非選択とされ、偶数側切替部が偶数メモリブロックまたは冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する場合に奇数側切替部に入力される出力データが共に非選択とされることを特徴とする。
また請求項に係る半導体記憶装置の制御方法は、奇数のコラムアドレスにより選択される奇数メモリブロックと、偶数のコラムアドレスにより選択される偶数メモリブロックと、冗長救済用の冗長メモリブロックとを備え、入力される初期コラムアドレスから最下位ビットを除いたアドレスを順次インクリメントして得られる上位コラムアドレスに応じて、奇数メモリブロックから読み出されたデータと偶数メモリブロックから読み出されたデータとを交互に連続して出力するバースト動作を行う際、初期コラムアドレスが奇数アドレスの場合に上位コラムアドレスに1を加算した+1上位コラムアドレスにより偶数メモリブロックが選択される半導体記憶装置の制御方法において、欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと上位コラムアドレスとの一致判定をする奇数側冗長判定ステップと、初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には上位コラムアドレスを出力し、初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には+1上位コラムアドレスを出力するアドレス1増加ステップと、上位欠陥コラムアドレスとアドレス1増加ステップにより出力されるアドレスとの一致判定を行う偶数側冗長判定ステップと、奇数メモリブロックの奇数側データバスに接続された奇数側データセンスアンプの出力データまたは冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データの何れかを選択する奇数側選択ステップと、偶数メモリブロックの偶数側データバスに接続された偶数側データセンスアンプの出力データまたは冗長メモリブロックの出力データの何れかを選択する偶数側選択ステップとを備え、奇数側選択ステップが奇数メモリブロックまたは冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する際、偶数側選択ステップでは何れの出力データも非選択とされ、偶数側選択ステップが偶数メモリブロックまたは冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する際、奇数側選択ステップでは何れの出力データも非選択とされることを特徴とする。
奇数側冗長判定回路または奇数側冗長判定ステップは、欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと上位コラムアドレスとの一致判定をする。アドレス+1回路またはアドレス1増加ステップは、初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には上位コラムアドレスを出力し、初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には+1上位コラムアドレスを出力する。偶数側冗長判定回路または偶数側冗長判定ステップは、上位欠陥コラムアドレスと、アドレス+1回路またはアドレス1増加ステップから、出力されるアドレスとの一致判定を行う。奇数側切替部または奇数側選択ステップは、奇数メモリブロックの奇数側データバスに接続された奇数側データセンスアンプの出力データと冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方を非選択とする。偶数側切替部または偶数側選択ステップは、偶数メモリブロックの偶数側データバスに接続された偶数側データセンスアンプの出力データと冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方を非選択とする。共通出力部は、奇数側切替部の出力端子と偶数側切替部の出力端子とが結線接続されている。
奇数側切替部が奇数メモリブロックまたは冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する場合には、偶数側切替部に入力される出力データが共に非選択とされ、偶数側切替部からは信号が出力されない。また偶数側切替部が偶数メモリブロックまたは冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する場合には、奇数側切替部に入力される出力データが共に非選択とされ、奇数側切替部からは信号が出力されない。
同様に奇数側選択ステップが奇数メモリブロックまたは冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する際、偶数側選択ステップでは何れの出力データも非選択とされデータが出力されず、偶数側選択ステップが偶数メモリブロックまたは冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する際、奇数側選択ステップでは何れの出力データも非選択とされデータが出力されない。
このとき、共通出力部は、奇数側切替部および偶数側切替部の各々の出力端子を、いわゆるワイヤードオア接続する。
これにより、奇数側切替部または奇数側選択ステップと、偶数側切替部または偶数側選択ステップとで、出力データを交互に選択して出力する回路またはステップを別途設けなくても、奇数メモリブロックから読み出されたデータと偶数メモリブロックから読み出されたデータとを交互に連続して出力するバースト動作を行うことが可能となる。
また請求項に係る半導体記憶装置は、請求項に記載の半導体記憶装置において、冗長メモリブロックは、奇数メモリブロックを冗長救済する奇数用冗長メモリブロックと、偶数メモリブロックを冗長救済する偶数用冗長メモリブロックとを備えることを特徴とする。これにより、偶数メモリブロックと奇数メモリブロックとのそれぞれに専用の冗長ブロックを備えて冗長救済することができるため、欠陥コラムが偶数メモリブロックと奇数
メモリブロックとの両ブロックに存在する場合においても冗長救済が可能となる。
以下、本発明の半導体記憶装置について具体化した実施形態を第1図乃至第7図に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。第1実施形態に係る半導体記憶装置1の回路構成図を第1図および第2図に示す。半導体記憶装置1は、第1図に示すメモリセル回路2、読み出し回路4、アドレス発生回路5、冗長判定回路3を備える。
アドレス発生回路5には、アドレスラッチ部10およびアドレスカウンタ11が備えられる。アドレスラッチ部10の入力端は不図示のメモリ制御回路と接続され、バースト動作のスタートアドレスSTADDが入力される。アドレスラッチ部10の出力端は、アドレスカウンタ11、メモリセル回路内アドレス+1コントローラ12、および後述する冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30(第2図)に接続される。アドレスラッチ部10からは初期アドレスA0乃至A14が出力される。最下位ビットである初期アドレスA0はメモリセル回路内アドレス+1コントローラ12および冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30に入力され、初期アドレスA1乃至A14はアドレスカウンタ11に入力される。アドレスカウンタ11の入力端にはクロック信号CLKが入力され、該クロック信号CLKに応じてスタートアドレスSTADDをインクリメントすることによりリードアドレスRA1乃至RA14が生成される。リードアドレスRA6乃至RA14は、メモリセル回路2内のワード線デコーダ13に入力される。またリードアドレスRA1乃至RA5は、メモリセル回路内アドレス+1コントローラ12、奇数用Yデコーダ15、および第2図の冗長判定回路3に備えられた冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30、奇数用冗長アドレス判定部32にそれぞれ入力される。
メモリセル回路2にはメモリセル回路内アドレス+1コントローラ12、ワード線デコーダ13、偶数用Yデコーダ14、奇数用Yデコーダ15、バンク16、ビット線セレクタ部17が備えられる。バンク16はIO0乃至IO15の16ビット幅のIOを備え、各IOには偶数ブロックEB0乃至EB15と奇数ブロックOB0乃至OB15とが備えられている。またバンク16には冗長救済用の冗長ブロックRBが備えられている。偶数ブロックEB0乃至EB15はバンク16のコラム方向(コラムが並んでいる方向)の一方の領域に配置され、奇数ブロックOB0乃至OB15はコラム方向の他方の領域に配置されることで、偶数ブロックと奇数ブロックとは分離されている。冗長ブロックRBは偶数ブロックが配置された領域と奇数ブロックが配置された領域との境界部に配置される。
ワード線デコーダ13から引き出された512本のワード線(リードアドレスRA6乃至RA14によって選択される)はバンク16内の偶数ブロックEB0乃至EB15、奇数ブロックOB0乃至OB15、冗長ブロックRBを貫いて配置され、各ブロックのメモリセルに共通に接続される。
ビット線セレクタ部17には、偶数ブロックEB0乃至EB15に対応したビット線セレクタBSEB0乃至BSEB15、奇数ブロックOB0乃至OB15に対応したビット線セレクタBSOB0乃至BSOB15、冗長ブロックRBに対応したビット線セレクタBSRBビット線セレクタが備えられ、おのおの対応するブロックと接続されている。
Yデコーダは偶数用Yデコーダ14と奇数用Yデコーダ15に分離されている。偶数用Yデコーダ14は、偶数ブロックEB0乃至EB15が配置されている領域と奇数ブロックOB0乃至OB15が配置されている領域との境界部に対して、コラム方向の偶数ブロック側(第1図中、冗長ブロックRBに対してコラム方向左側)に配置される。同様に奇数用Yデコーダ15は、境界部に対してコラム方向の奇数ブロック側(第1図中、冗長ブロックRBに対してコラム方向右側)に配置される。
偶数用Yデコーダ14の入力端にはメモリセル回路内アドレス+1コントローラ12の出力端が接続され、奇数用Yデコーダ15の入力端にはアドレスカウンタ11の出力端が接続される。偶数用Yデコーダ14の出力端はビット線セレクタ部17のビット線セレクタBSEB0乃至BSEB15に接続され、奇数用Yデコーダ15の出力端はビット線セレクタBSOB0乃至BSOB15に接続される。ビット線セレクタBSRBには、冗長判定回路3による判定結果に応じて不図示の冗長デコーダより出力される冗長デコード信号RYが入力される。ビット線セレクタ部17の各ビット線セレクタの出力端は、それぞれ対応した出力部OBUF0乃至OBUF15に接続される。
読み出し回路4は出力部OBUF0乃至OBUF15を備える。出力部OBUF0乃至OBUF15からは出力データDout0乃至Dout15が出力される。出力部OBUF15は、奇数側冗長データ切替部20、偶数側冗長データ切替部21、パラレルシリアル切替部22を備える。奇数側冗長データ切替部20の入力端には冗長データ用センスアンプ19および奇数側データセンスアンプ23が接続され、偶数側冗長データ切替部21の入力端には冗長データ用センスアンプ19および偶数側データセンスアンプ24が接続される。冗長データ用センスアンプ19はビット線セレクタBSRBに接続され、奇数側データセンスアンプ23はビット線セレクタBSOB15に接続され、偶数側データセンスアンプ24はビット線セレクタBSEB15の出力端に接続される。
奇数側冗長データ切替部20の切替用信号の入力端にはアンドゲート25の出力端が接続され、偶数側冗長データ切替部21の切替用信号の入力端にはアンドゲート26の出力端が接続される。アンドゲート25には冗長判定回路3から出力された冗長IO信号IO15R、一致信号MATCH、冗長アドレス最下位ビットA0Rが入力され、アンドゲート26には冗長IO信号IO15R、一致信号MATCH、インバータ27を介して反転された冗長アドレス最下位ビットA0Rが入力される。
切替コントローラ28の入力端には初期アドレス最下位ビットA0およびクロック信号CLKが入力され、切替コントローラ28からは切替信号SSが出力される。パラレルシリアル切替部22の入力端には、奇数側冗長データ切替部20および偶数側冗長データ切替部21の出力端が接続される。またパラレルシリアル切替部22の切替用信号の入力端には、切替コントローラ28の出力端が接続され、切替信号SSが入力される。パラレルシリアル切替部22の出力データは、バッファ29を介して出力データDout15として出力される。なお出力部OBUF0乃至OBUF14も出力部OBUF15と同様の構成を備える。
冗長判定回路3の回路構成を第2図に示す。冗長判定回路3は冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30、偶数用冗長アドレス判定部31、奇数用冗長アドレス判定部32、冗長アドレスROM33、冗長IOROM34、選択部35を備える。偶数用冗長アドレス判定部31の入力端には、冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30から出力されるリードアドレスRA1乃至RA5、および冗長アドレスROM33から出力される冗長アドレスA1R乃至A5Rが入力される。また奇数用冗長アドレス判定部32の入力端には、アドレスカウンタ11から出力されるリードアドレスRA1乃至RA5、および冗長アドレスROM33から出力された冗長アドレスA1R乃至A5Rが入力される。
選択部35の入力端には偶数用冗長アドレス判定部31、奇数用冗長アドレス判定部32の出力端が接続され、選択部35の切替用信号の入力端には冗長アドレスROM33の出力端が接続される。冗長アドレスROM33からは最下位ビットの冗長アドレスA0Rが入力される。選択部35の出力端は、読み出し回路4の出力部OBUF0乃至OBUF15に各々備えられたアンドゲート25に接続され、選択部35から出力される一致信号MATCHがおのおの入力される。また冗長IOROM34から出力される冗長IO信号IO0R乃至IO15Rは、出力部OBUF0乃至OBUF15に各々備えられたアンドゲート25に入力される。
半導体記憶装置1の作用を説明する。アドレス発生回路5ではバースト動作のためのアドレスが生成される。不図示のメモリ制御装置等から出力されたバースト動作のスタートアドレスSTADDがアドレスラッチ部10へ入力され、初期アドレスA0乃至A14としてラッチされる。
アドレスカウンタ11には、アドレスラッチ部10から出力される初期アドレスA1乃至A14、およびクロック信号CLKが入力され、クロック信号CLKに応じて、インクリメントされたリードアドレスRA1乃至RA14が生成される。リードアドレスRA1乃至RA5は、奇数用Yデコーダ15へ入力されると共に、メモリセル回路内アドレス+1コントローラ12を介して偶数用Yデコーダ14へ入力され、ビット線選択のデコードに用いられる。一方上位アドレスであるリードアドレスRA6乃至RA14は、ワード線デコーダ13へ入力され、ワード線選択のデコードに用いられる。
メモリセル回路2の動作を説明する。メモリセル回路2では、初期アドレスA0の値に応じて(すなわちバーストリード動作が偶数アドレスからのスタートか奇数アドレスからのスタートかに応じて)デコードされたアドレスによって、バンク16の各メモリブロックからデータがパラレルに読み出され、読み出されたデータが読み出し回路4へ出力される動作が行われる。
メモリセル回路内アドレス+1コントローラ12では、初期アドレス最下位ビットA0が“1”の場合には、アドレスカウンタ11から入力されるリードアドレスRA1乃至RA5に+1処理を行った上で、処理後のリードアドレスRA1乃至RA5を偶数用Yデコーダ14へ出力する動作が行われる。
例えば、初期アドレス最下位ビットA0として“0”(バースト動作偶数スタート時)がメモリセル回路内アドレス+1コントローラ12に入力されると、スイッチ40は端子40b側に接続され、+1処理部41がバイパスされるため、偶数用Yデコーダ14には未処理のリードアドレスRA1乃至RA5がそのまま入力される。一方、初期アドレス最下位ビットA0として“1”(バースト動作奇数スタート時)がメモリセル回路内アドレス+1コントローラ12に入力されると、スイッチ40は端子40a側に接続され、+1処理部41を経由する経路が形成されるため、偶数用Yデコーダ14には+1処理されたリードアドレスRA1乃至RA5が入力される。
ビット線セレクタBSEB0乃至BSEB15では、偶数用Yデコーダ14でデコードされた信号に基づいて偶数ブロックEB0乃至EB15のビット線選択が行われ、ビット線セレクタBSOB0乃至BSOB15では、奇数用Yデコーダ15でデコードされた信号に基づいて奇数ブロックOB0乃至OB15のビット線選択が行われる。またビット線セレクタBSRBでは、偶数用Yデコーダ14および奇数用Yデコーダ15から入力される信号に代えて、冗長判定回路3による判定結果に応じて不図示の冗長デコーダより出力される冗長デコード信号RYに基づいて、冗長ブロックRBにおける置き換え用のビット線の選択が行われる。
偶数ブロックEB0乃至EB15、奇数ブロックOB0乃至OB15、冗長ブロックRBのおのおの選択されたビット線からの出力は、ビット線セレクタ部17を介して、出力部OBUF0乃至OBUF15へ出力される。
ここで、本発明に特徴的なメモリセル回路2の回路構成を第1図、従来のメモリセル回路の構成を第9図に示して説明する。第9図のバンク816は、偶数ブロックEBと奇数ブロックOBとが交互に配置され、冗長ブロックRBはバンク816の右端部に配置される構成を備える。またアドレスカウンタ11の出力はメモリセル回路内アドレス+1コントローラ12および奇数用Yデコーダ15へ入力される。なお、第9図のその他の回路は第1図と同様の構成を有しており、同様の作用・効果を奏する。またコラムが並んでいる方向であるコラム方向をX方向、コラムの方向をY方向とする。
このときビット線セレクタ817近傍の領域を出力配線領域AA2と定義し、出力配線領域AA2における配線量に注目すると、X方向長さがX2であるデコード信号バス862および863が2組配置されている。各々のデコード信号バスは、リードアドレスRA1乃至RA5の5ビットのアドレス信号で識別される場合には32本の信号線の束であり、2組配置されると64本の信号線となることから、大きな配線領域が必要であることが分かる。
一方、第1図の本発明におけるメモリセル回路のバンク16は、偶数ブロックEB0乃至EB15はバンク16の左半分の領域、奇数ブロックOB0乃至OB15はバンク16の右半分の領域に分離して配置され、冗長ブロックRBは偶数ブロックEB15と奇数ブロックOB0との間に配置される構成を有する。また偶数用Yデコーダ14はバンク16に対して左側、奇数用Yデコーダ15はバンク16に対して右側の位置に配置されている。尚、冗長ブロックRBの配置場所は、限定されない。
アドレスカウンタ11の出力はメモリセル回路内アドレス+1コントローラ12を介して偶数用Yデコーダ14へ入力される一方、迂回アドレスバス60によってビット線セレクタ17近傍に存在する出力配線領域AA1を迂回し、奇数用Yデコーダ15に入力される。このとき出力配線領域AA1における配線に注目すると、従来のX方向長さX2(第9図)に比べ約半分のX方向長さX1であるデコード信号バス64および65がバンク16の左右の領域に各1組ずつ配置されている。
出力配線領域AA1、AA2は、多数のメモリブロックおよび各ブロックにおける多数のビット線の各々を選択してデータを読み出すためのビット線セレクタ部17、817の入出力用配線が集中して配置されるため配線密度が高い領域であり、配線密度を下げることが必要とされる。また連続したデータ読み出しが行われるバースト動作においては、さらなる高速化が要求される。
そこで第1図と第9図とを比較すると、第9図では奇数ブロックおよび偶数ブロックが領域ごとに分けられておらず分散しているため、デコード信号バス862および863はバンク816のX方向の全般に渡って配置される必要があり、配線距離X2が必要である。これに比して、第1図のデコード信号バス64および65では奇数ブロックおよび偶数ブロックがそれぞれ局在して存在するため、デコード信号バス64および65はバンク816におけるX方向の半分の範囲に配置されればよいため、配線距離をX1とすることが出来る。そして配線距離X1は配線距離X2の略半分となるため、出力配線領域AA1に占めるデコード信号バスの配線長を略半分にすることが可能となる。
また第9図においてY方向の配線領域についてみると、デコード信号バス862と863とは重複する部分があるため、両デコード信号バスが重ならないように配線を配置する必要がある。よってデコード信号バス863からビット線セレクタ817への配線において、Y方向距離はデコード信号バス862との重なりを避けるための距離Y2分長くする必要がある。一方第1図では、デコード信号バス64の配線領域とデコード信号バス65の配線領域とが互いに重ならないため、重なりを避けるための距離Y2を不要とすることが可能となる。
よって第1図のメモリブロックの配置により、デコード信号バス領域を略半分に減少させることができ、配線長を略半分にすることができるため、トランジスタの駆動能力を維持する場合には読み出し速度の高速化を図ることが可能となる。また、デコード信号バスの配線領域を略半分に減少させることができるため、読み出し速度を維持する場合には各回路のトランジスタの駆動能力を小さくでき、偶数用Yデコーダ14、奇数用Yデコーダ15、ビット線セレクタ部17の各回路の占有面積を圧縮することが可能となる。よって配線レイアウトの自由度が高め、配線密度が限界を越えてしまい配線がひけなくなるおそれを防止することができる。
読み出し回路4の動作を出力部OBUF15を用いて説明する。ビット線セレクタ部17のビット線セレクタBSEB15から出力されたデータDEB15は、出力部OBUF15の偶数側データセンスアンプ24へ入力され増幅された上で、偶数側冗長データ切替部21へ入力される。またビット線セレクタBSOB15から出力されたデータDOB15は、奇数側データセンスアンプ23へ入力され増幅された上で、奇数側冗長データ切替部20へ入力される。またビット線セレクタBSRBから出力されたデータDRBは、冗長データ用センスアンプ19へ入力され増幅された上で、奇数側冗長データ切替部20および偶数側冗長データ切替部21へ入力される。
奇数側冗長データ切替部20では、後述するように、アンドゲート25からローレベル(冗長判定なし)の信号が入力されている間は端子20bへ接続され、ビット線セレクタBSOB15から出力されるデータDOB15がパラレルシリアル切替部22へ出力され、アンドゲート25からハイレベル(冗長判定あり)の信号が入力されている間は、端子20aへ接続されビット線セレクタBSRBから出力されるデータDRBがパラレルシリアル切替部22へ出力される。同様にして偶数側冗長データ切替部21においても、アンドゲート26からローレベルの信号が入力されている間はデータDEB15がパラレルシリアル切替部22へ出力され、ハイレベルの信号が入力されている間はデータDRBがパラレルシリアル切替部22へ出力される動作が行われる。
これにより奇数ブロックOB15または偶数ブロックEB15で選択されたビット線が不良ビット線であると判定された場合には、当該不良ビット線を冗長ブロックRBの正常なビット線に置き換えることで不良ビット線の救済を行うことが可能となる。
切替コントローラ28には初期アドレス最下位ビットA0およびクロック信号CLKが入力され、切替コントローラ28からは切替信号SSが出力される。切替信号SSは、パラレルシリアル切替部22の端子22aと端子22bとの接続を、クロック信号CLKに同期して交互に切り替えるようにパラレルシリアル切替部22を制御するための信号である。
パラレルシリアル切替部22には、奇数側冗長データ切替部20および偶数側冗長データ切替部21の出力データ、および切替信号SSが入力される。そして、切替コントローラ28に入力される初期アドレス最下位ビットA0が“1”(奇数)のときは、パラレルシリアル切替部22の接続切替が端子22a側から開始され、奇数・偶数(データDOB15、データDEB15)の順番にデータが出力されることで、パラレルシリアル変換された出力データDout15を出力することができる。一方、切替コントローラ28に入力される初期アドレス最下位ビットA0が“0”(偶数)のときは、パラレルシリアル切替部22の接続切替が端子22b側から開始され、偶数・奇数の順番にパラレルシリアル変換された出力データDout15を出力することができる。なお、出力部OBUF0乃至OBUF14も出力部OBUF15と同様の動作が行われる。
冗長判定回路3の動作について説明する。第2図に示す冗長判定回路3では、冗長アドレスROM33から入力される冗長アドレスA1R乃至A5Rと、アドレスカウンタ11から入力されるリードアドレスRA1乃至RA5とが、偶数用冗長アドレス判定部31および奇数用冗長アドレス判定部32において一致判定されることで、バンク16の偶数ブロックおよび奇数ブロックで読み出し選択されたビット線が不良ビット線であるかどうかの判定動作が行われる。
また選択部35では、冗長アドレス最下位ビットA0Rが奇数の時は端子35b側に接続され、奇数用冗長アドレス判定部32の出力を一致信号MATCHとして出力し、冗長アドレス最下位ビットA0Rが偶数の時は端子35a側に接続され、偶数用冗長アドレス判定部31の出力を一致信号MATCHとして出力する動作が行われる。また冗長アドレスROM33には、不良セルが存在する不良ビット線の冗長アドレスA0R乃至A5Rが事前に記憶され、冗長IOROM34には不良ビット線の存在するバンク16内のメモリブロックが接続されるIOが事前に記憶されている。
初期アドレス最下位ビットA0として“0”が冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30に入力されると、スイッチ50は端子50b側に接続され、+1処理部51がバイパスされるため、偶数用冗長アドレス判定部31にはリードアドレスRA1乃至RA5がそのまま入力される。一方、初期アドレス最下位ビットA0として“1”が冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30に入力されると、スイッチ50は端子50a側に接続され、+1処理部51を経由する経路が形成されるため、偶数用冗長アドレス判定部31には+1処理されたリードアドレスRA1乃至RA5が入力される。また選択部35は、冗長アドレス最下位ビットA0Rが奇数の時は端子35bと出力端を接続し、偶数のときは端子35aと出力端を接続する動作が行われる。
バーストリード動作が奇数スタートの場合における冗長判定回路3の動作を、アドレスラッチ部10(第1図)にラッチされた初期アドレスの最下位ビットA0が“1”であり、アドレスカウンタ11で生成されたリードアドレスがRA5〜RA1=(00001)の場合を用いて説明する。このとき初期アドレス最下位ビットA0は“1”であり奇数スタートであるため、スイッチ50は端子50a側に接続される。よって偶数用冗長アドレス判定部31には、+1処理部51で+1処理された処理後のリードアドレスRA5〜RA1=(00010)が入力される。また奇数用冗長アドレス判定部32には、未処理のリードアドレスRA5〜RA1=(00001)がそのまま入力される。
ここで、冗長アドレスROM33に記憶された冗長アドレスが、冗長アドレスA5R〜A0R=(000011)であり、冗長IOROM34に記憶されたバンク16における不良ビット線が存在するIOがIO15である場合を説明する。冗長アドレス最下位ビットA0Rが“1”の場合は奇数ブロックに不良ビット線が存在し、“0”の場合は偶数ブロックに不良ビット線が存在することを表している。最下位ビットA0Rが除かれた冗長アドレスA5R〜A1R=(00001)が、冗長アドレスROM33から偶数用冗長アドレス判定部31および奇数用冗長アドレス判定部32へ入力され、リードアドレスと一致判定される。奇数用冗長アドレス判定部32では、入力されるリードアドレスRA5〜RA1と冗長アドレスA5R〜A1Rとは共に(00001)で一致するため、奇数用冗長アドレス判定部32からは一致する旨のハイレベルの信号が出力される。また偶数用冗長アドレス判定部31では、冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30から入力されるリードアドレスRA5〜RA1=(00010)と、冗長アドレスA5R〜A1R=(00001)は一致しないため、偶数用冗長アドレス判定部31から出力される信号はローレベルが維持される。
また選択部35には、奇数の冗長アドレス最下位ビットA0R“1”が入力され、奇数用冗長アドレス判定部32の出力を読み出し回路4へ出力するように選択されている。よって奇数用冗長アドレス判定部32の出力はハイレベルの一致信号MATCHとして冗長判定回路3から読み出し回路4へ出力される。また冗長IOROM34から読み出し回路4へは、ハイレベルの冗長IO信号IO15R、およびローレベルの冗長IO信号IO0R乃至IO14Rが出力される。
一方、冗長アドレスROM33に記憶された冗長アドレスが、冗長アドレスA5R〜A0R=(000010)である場合を説明する。このときも最下位ビットが除かれた冗長アドレスA5R〜A1R=(00001)と、奇数用冗長アドレス判定部32へ入力されているリードアドレスRA5〜RA1=(00001)とは一致するため、奇数用冗長アドレス判定部32からハイレベルの信号が出力される。また冗長アドレスA5R〜A1R=(00001)と、偶数用冗長アドレス判定部31へ入力されているリードアドレスRA5〜RA1=(00010)とは不一致であるため、偶数用冗長アドレス判定部31からローレベルの信号が出力される。
偶数用冗長アドレス判定部31と奇数用冗長アドレス判定部32とにより、最下位ビットを除くリードアドレスRA5〜RA1と冗長アドレスROM33に記憶された冗長アドレスA5R〜A1Rとの一致判定が行われ、奇数用冗長アドレス判定部32において一致の判定結果が出力される。
さらに選択部35において、ブロックの偶奇の一致判定が行われる。すなわち選択部35に偶数である冗長アドレス最下位ビットA0R=“0”が入力され、偶数用冗長アドレス判定部31の出力を読み出し回路4へ出力するように接続されることにより、奇数用冗長アドレス判定部32から出力されるハイレベルの信号は読み出し回路4へ出力されず、冗長動作は行われない。
これによって、偶数用冗長アドレス判定部31および奇数用冗長アドレス判定部32によってリードアドレスRA5〜RA1と冗長アドレスA5R〜A1Rの一致判定が行われると共に、選択部35によってデータが読み出されるブロックの偶奇と冗長アドレスA0Rで指定されるブロックの偶奇との一致判定が行われる。
読み出し回路4の出力部OBUF15での冗長切替動作について説明する。出力部OBUF15での冗長切替動作とは、アンドゲート25またはアンドゲート26の出力がハイレベルとされ、データを読み出すブロックが通常ブロック(偶数ブロックEB0乃至EB15および奇数ブロックOB0乃至OB15)から冗長ブロックRBへ切り替えられる動作のことである。
冗長判定回路3から出力されるハイレベルの一致信号MATCH、ハイレベルの冗長IO信号IO15R、ハイレベルの冗長アドレスA0Rは、読み出し回路4の出力部OBUF15に備えられたアンドゲート25およびアンドゲート26へ入力される。するとアンドゲート25から出力される奇数側冗長切替信号RSOはハイレベルとされ、アンドゲート26から出力される偶数側冗長切替信号RSEはインバータ27からローレベルの信号が入力されるためローレベルとされる。ハイレベル奇数側冗長切替信号RSOが奇数側冗長データ切替部20に入力されると、奇数側冗長データ切替部20の出力端は端子20bから端子20aへと接続が切り替えられ、奇数側データセンスアンプ23の出力に代わって、冗長データ用センスアンプ19の出力がパラレルシリアル切替部22へ入力される。またローレベルの偶数側冗長切替信号RSEが偶数側冗長データ切替部21に入力されると、偶数側冗長データ切替部21の出力端は端子21bに接続された状態が維持され、偶数側データセンスアンプ24の出力がパラレルシリアル切替部22へ入力される。よって
、データが読み出されるブロックが、奇数ブロックOB15(データDOB15)から冗長ブロックRB(データDRB)へ置き換えられる。
これらの動作により、冗長アドレスA5R〜A0R=(000011)で選択される、奇数ブロックOB15に存在する不良を有するビット線を、冗長ブロックRBのビット線と置き換えることで冗長救済することが可能となる。また他の出力部OBUF0乃至OBUF14においても同様の動作が行われる。
また、冗長アドレスROM33に記憶された不良セルが存在する冗長アドレスが、冗長アドレスA5R〜A0R=(000100)の場合には、最下位ビットが除かれた冗長アドレスA5R〜A1R=(00010)と、偶数用冗長アドレス判定部31へ入力されているリードアドレスRA5〜RA1=(00010)とは一致し、また偶数の冗長アドレス最下位ビットA0R=(0)が選択部35に入力され、偶数用冗長アドレス判定部31が選択されているため、偶数用冗長アドレス判定部31から出力されるハイレベルの信号が選択部35から一致信号MATCHとして出力される。よってハイレベルの一致信号MATCH、ハイレベルの冗長IO信号IO15R、ローレベルの冗長アドレスA0Rが、出力部OBUF15に備えられたアンドゲート25およびアンドゲート26へ入力され、ローレベルの奇数側冗長切替信号RSOおよびハイレベルの偶数側冗長切替信号RSEが出力される。
ローレベル奇数側冗長切替信号RSOが奇数側冗長データ切替部20に入力されると、奇数側冗長データ切替部20の出力端は端子20bに接続された状態が維持され、奇数側データセンスアンプ23の出力がパラレルシリアル切替部22へ入力される。またハイレベルの偶数側冗長切替信号RSEが偶数側冗長データ切替部21に入力されると、偶数側冗長データ切替部21の出力端は端子21bから端子21aへと接続が切り替えられ、偶数側データセンスアンプ24の出力に代わって、冗長データ用センスアンプ19の出力がパラレルシリアル切替部22へ入力される。
これにより、冗長アドレスA5R〜A0R=(000100)で選択される、偶数ブロックEB15に存在する不良を有するビット線を、冗長ブロックRBのビット線と置き換えることで冗長救済することが可能となる。
以上により第1実施形態において、第1図に示す2ビット・プリフェッチ動作に対応した回路(メモリセル回路2、読み出し回路4、アドレス発生回路5)に、第2図に示す2ビット・プリフェッチ動作に対応した冗長判定回路3を組み込むことによって、スタートアドレスが奇数の場合、偶数側の内部アドレスを+1して2ビットプリフェッチ動作させる。このことにより、奇数スタートでも偶数スタートと同じアクセスタイムを実現している回路においても、冗長判定を正確に行うことが可能である。
また第1実施形態に示すように、冗長判定回路3(第2図)に冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30を備えることにより、複数のバンクで冗長判定回路3を共用する場合においても、各バンクに備えられた各々のメモリセル回路内アドレス+1コントローラ12と冗長判定回路3とを接続する必要がない。
これにより、各バンクから冗長判定回路3に入力される複数のリードアドレスを切り替え制御する回路や、各バンクから冗長判定回路3までの配線を配置する必要がなくなるため、回路サイズが大きくなるおそれを回避できる。また信号遅延の発生により各バンクから冗長判定回路3に入力されるリードアドレスのタイミングにずれが発生するおそれを回避することができる。
第2実施形態を第3図乃至第4図を用いて説明する。第2実施形態に係る半導体記憶装置1aは、奇数用冗長ブロックROBおよび偶数用冗長ブロックREBの2つの冗長ブロックを備えた回路構成を有することを特徴とする。
メモリセル回路2aのバンク16aの冗長メモリブロックには、偶数冗長ブロックREBおよび奇数冗長ブロックROBが備えられ、それぞれビット線セレクタBSREBおよびビット線セレクタBSROBに接続される。またビット線セレクタBSREBには、冗長判定回路3aによる判定結果に応じて不図示の冗長デコーダより出力される偶数冗長デコード信号REYが入力され、ビット線セレクタBSROBには奇数冗長デコード信号ROYが入力される。
読み出し回路4aの出力部OBUF15aに備えられた偶数冗長データ用センスアンプ37には、偶数冗長ブロックREBから出力されるデータDREBが入力され、データDREBは増幅された上で偶数側冗長データ切替部21へ出力される。同様に奇数冗長データ用センスアンプ19には、奇数冗長ブロックROBから出力されるデータDROBが入力され、データDROBは増幅された上で奇数側冗長データ切替部20へ出力される。
アンドゲート25aには冗長アドレスA0Rが入力される必要はなく、冗長判定回路3aから出力された奇数用冗長IO信号IO15R(O)、奇数用一致信号MATCH(O)が入力される。アンドゲート26aには冗長アドレスA0Rが入力される必要はなく、偶数用冗長IO信号IO15R(E)、偶数用一致信号MATCH(E)が入力される。なお出力部OBUF0a乃至OBUF14aも出力部OBUF15aと同様の構成を備える。
冗長判定回路3aの回路構成を第4図に示す。冗長判定回路3aは冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30、偶数用冗長アドレス判定部31、奇数用冗長アドレス判定部32、偶数用冗長アドレスROM33a、奇数用冗長アドレスROM33b、偶数用冗長IOROM34a、奇数用冗長IOROM34bを備える。偶数用冗長アドレスROM33aには、偶数ブロックEB0乃至EB15における不良セルが存在する不良ビット線の偶数用冗長アドレスA1R(E)乃至A5R(E)が事前に記憶され、奇数用冗長アドレスROM33bには、奇数ブロックOB0乃至OB15における不良セルが存在する不良ビット線の奇数用冗長アドレスA1R(O)乃至A5R(O)が事前に記憶されている。
偶数用冗長アドレスROM33aから出力された偶数用冗長アドレスA1R(E)乃至A5R(E)は偶数用冗長アドレス判定部31へ、奇数用冗長アドレスROM33bから出力された奇数用冗長アドレスA1R(O)乃至A5R(O)は奇数用冗長アドレス判定部32へそれぞれ入力される。偶数用冗長アドレス判定部31から出力された偶数用一致信号MATCH(E)は、読み出し回路4aの出力部OBUF15aに備えられたアンドゲート26aに入力され、奇数用冗長アドレス判定部32から出力された奇数用一致信号MATCH(O)は、出力部OBUF15aに備えられたアンドゲート25aに入力される。
また偶数用冗長IOROM34aには偶数ブロックEB0乃至EB15における不良ビット線の存在するメモリブロックを識別するIOが事前に記憶され、奇数用冗長IOROM34bには奇数ブロックOB0乃至OB15における不良ビット線の存在するメモリブロックを識別するIOが事前に記憶されている。偶数用冗長IOROM34aから出力される偶数用冗長IO信号IO0R(E)乃至IO15R(E)は、出力部OBUF0a乃至OBUF15aに各々備えられたアンドゲート26aに入力される。また奇数用冗長IOROM34bから出力される奇数用冗長IO信号IO0R(O)乃至IO15R(O)は、出力部OBUF0a乃至OBUF15aに各々備えられたアンドゲート25aに入力される。なお、その他の回路構成は第1実施形態(第1図、第2図)と同様であるため説明を省略する。
出力部OBUF15aでの冗長切替動作を説明する。冗長判定回路3aからハイレベルの一致信号MATCH(O)およびハイレベルの冗長IO信号IO15R(O)がアンドゲート25aに入力されると、アンドゲート25aの出力はハイレベルとされる。そのハイレベルの出力が奇数側冗長データ切替部20に入力されると、奇数側冗長データ切替部20の出力端は端子20aと接続され、奇数側データセンスアンプ23の出力に代わって、冗長データ用センスアンプ19の出力がパラレルシリアル切替部22へ入力されることで、データが読み出されるブロックが、奇数ブロックOB15(データDOB15)から奇数用冗長ブロックROB(データDROB)へ置き換えられる。
また同様にして、ハイレベルの一致信号MATCH(E)およびハイレベルの冗長IO信号IO15R(E)がアンドゲート26aに入力されると、データが読み出されるブロックが、偶数ブロックEB15(データDEB15)から偶数用冗長ブロックREB(データDREB)へ置き換えられる。また他の出力部OBUF0a乃至OBUF14aにおいても同様の動作が行われる。
これにより、偶数用と奇数用とのそれぞれに冗長ブロックREBおよびROB、冗長アドレスROM33aおよび33b、冗長IOROM34aおよび34bを備えるため、偶数ブロックEB0乃至EB15と奇数ブロックOB0乃至OB15とのそれぞれについて個別に冗長救済することができる。よって偶数ブロックと奇数ブロックとにそれぞれ不良ビット線が存在する場合においても、各々の不良ビット線を救済することが可能となるため、欠陥救済数が向上し、半導体記憶装置の良品歩留まりを向上させることが可能となり、製造コスト削減が可能となる。
第3実施形態を第5図を用いて説明する。第3実施形態は、第3図の第2実施形態において、通常メモリブロックと冗長メモリブロックとの切り替え方法について変更が加えられた実施形態である。メモリセル回路2cは偶数用Yデコーダ14b、偶数用冗長Yデコーダ14c、奇数用Yデコーダ15b、奇数用冗長Yデコーダ15cを備える。
不図示の冗長判定回路から入力された偶数用一致信号MATCH(E)は偶数用冗長Yデコーダ14cへ入力されると共に、インバータ70で反転された上で偶数用Yデコーダ14bへ入力される。同様に、奇数用一致信号MATCH(O)は奇数用冗長Yデコーダ15cへ入力されると共に、インバータ71で反転された上で奇数用Yデコーダ15bへ入力される。
偶数用冗長Yデコーダ14c、奇数用冗長Yデコーダ15cは、入力される偶数用一致信号MATCH(E)および奇数用一致信号MATCH(O)がハイレベル時にのみデコード信号を出力するデコーダであり、偶数用Yデコーダ14b、奇数用Yデコーダ15bは、入力される偶数用一致信号MATCH(E)および奇数用一致信号MATCH(O)がローレベル時にのみデコード信号を出力するデコーダである。偶数用Yデコーダ14b、偶数用冗長Yデコーダ14c、奇数用Yデコーダ15b、奇数用冗長Yデコーダ15cの出力は、それぞれビット線セレクタBSEB15、ビット線セレクタBSREB、ビット線セレクタBSOB15、ビット線セレクタBSROBへ入力される。ビット線セレクタBSEB15とビット線セレクタBSREBとの出力端はノードN1で共通接続された上で、出力部OBUF15bの偶数側データセンスアンプ24へ接続され、ビット線セレクタBSOB15とビット線セレクタBSROBとの出力端はノードN2で共通接続された上で、出力部OBUF15bの奇数側データセンスアンプ23へ接続される。またその他の回路構成は第2実施形態(第3図、第4図)と同様であるため説明を省略する。
不図示の冗長判定回路において、偶数のリードアドレスと不良ビット線が存在する冗長アドレスとが不一致の時には、偶数用冗長Yデコーダ14cにはローレベルの一致信号MATCH(E)が入力され、偶数用Yデコーダ14bにはインバータ70でハイレベルへ反転された一致信号MATCH(E)が入力される。このとき、偶数用Yデコーダ14bからはデコード信号が出力、偶数用冗長Yデコーダ14cからはデコード信号が非出力状態とされるため、ビット線セレクタBSEB15ではビット選択が行われてデータDEB15が出力され、ビット線セレクタBSREBではビット線選択が行われないためデータBSREBが出力されない状態とされる。よって共通接続されたノードN1を介して、データDEB15が偶数側データセンスアンプ24へ入力される。
また、偶数のリードアドレスと不良ビット線が存在する冗長アドレスとが一致した時には、偶数用冗長Yデコーダ14cにはハイレベルの一致信号MATCH(E)が入力され、偶数用Yデコーダ14bにはインバータ70でローレベルへ反転された一致信号MATCH(E)が入力される。このとき、偶数用Yデコーダ14bからはデコード信号が非出力、偶数用冗長Yデコーダ14cからはデコード信号が出力状態とされるため、ビット線セレクタBSEB15ではビット線選択が行われないためデータDEB15が出力されず、ビット線セレクタBSREBではビット線選択が行われてデータDREBが出力される。よって共通接続されたノードN1を介して、データDREBが偶数側データセンスアンプ24へ入力される。
すなわち第5図の回路構成をとることによって、データDREBとデータDEB15との切り替えをビット線セレクタBSEB15とビット線セレクタBSREBとによって行うことが可能となるため、出力部OBUF15bにおいて、第2実施形態(第3図)の出力部OBUF15aのように偶数側冗長データ切替部21を備える必要がなくなると共に、偶数側冗長データ切替部21を制御するアンドゲート26aも不要となる。またデータDREBとデータDEB15との配線が共通接続され、偶数側データセンスアンプ24の共用が可能となるため、第2実施形態(第3図)のように偶数冗長データ用センスアンプ37を備える必要がなくなる。さらにノードN1で共通接続することにより、ノードN1から偶数側データセンスアンプ24までの配線を共用することができ、配線数を減らす事が可能となる。
また奇数アドレス側においても同様に第5図の回路構成をとることにより、奇数側冗長データ切替部20、奇数冗長データ用センスアンプ19、アンドゲート25aを備える必要がなくなると共に、配線数を減らすことができる。
これにより、出力部OBUF15bの回路構成を簡略化することや、出力部OBUF15bへ接続される配線数の削減が可能となるため、チップ面積の縮小化および半導体記憶装置の低コスト化を図ることが可能となる。
なお、第5図に示すメモリセル回路2cおよび出力部OBUF15bを複数備えれば、第3図に示すような出力データDout0乃至Dout15のパラレル出力を有する半導体記憶装置を構成することが可能であることは言うまでもない。また第5図は、偶数用冗長ブロックREBと奇数用冗長ブロックROBのそれぞれの冗長ブロックが分離されている形態を示しているがこれに限られず、第1図の様に奇数ブロックと偶数ブロックとで冗長ブロックRBを兼用する形態にも応用できることは言うまでもない。
第4実施形態を第6図を用いて説明する。第4実施形態では、第1図の第1実施形態に係る出力部OBUF15において、奇数側冗長データ切替部20および偶数側冗長データ切替部21の構成および動作に変更を加えた実施形態である。
第6図に示す出力部OBUF15cは、3つの接続端子53a乃至53cを有する奇数側冗長データ切替部53、および3つの接続端子54a乃至54cを有する偶数側冗長データ切替部54を備える。端子53aは冗長データ用センスアンプ19と接続され、端子53bは奇数側データセンスアンプ23と接続される。また端子53cはハイインピーダンス状態とされている端子である。同様に偶数側冗長データ切替部54は3つの接続端子54a乃至54cを備え、端子54aは冗長データ用センスアンプ19と接続され、端子54bは偶数側データセンスアンプ24と接続され、端子54cはハイインピーダンス状態とされている。
アンドゲート25には、冗長判定回路3から出力された冗長IO信号IO15R、一致信号MATCH、冗長アドレス最下位ビットA0Rが入力され、アンドゲート25から出力された奇数側冗長切替信号RSOは奇数側冗長データ切替部53に入力される。アンドゲート26には、冗長IO信号IO15R、一致信号MATCH、インバータ27を介して反転された冗長アドレス最下位ビットA0Rが入力され、アンドゲート26から出力された偶数側冗長切替信号RSEは偶数側冗長データ切替部54に入力される。
切替コントローラ28は、クロック信号CLKに同期して、奇数側冗長データ切替部53と偶数側冗長データ切替部54との出力データを交互に切り替えて出力し、パラレルシリアル変換を行うための切替信号SSを出力する。切替信号SSは、奇数側冗長データ切替部53へ入力されると共に、インバータ55で反転された上で偶数側冗長データ切替部54へも入力される。
奇数側冗長データ切替部53および偶数側冗長データ切替部54の作用を説明する。奇数側冗長データ切替部53は、入力される奇数側冗長切替信号RSOの状態に関わらず、入力される切替信号SSがハイレベルの期間には端子53cと導通状態とされる切替部である。また入力される切替信号SSがローレベルの期間においては、ローレベル(冗長判定なし)の奇数側冗長切替信号RSOが入力されている間は端子53bと導通状態とされ、ハイレベル(冗長判定あり)の奇数側冗長切替信号RSOが入力されている間は、端子53aと導通状態とされることで、端子53aと端子53bとの切り替えが行われる。同様に偶数側冗長データ切替部54は、入力される偶数側冗長切替信号RSEの状態に関わらず、入力される切替信号SSがハイレベルの期間には端子54cと導通状態とされる。また切替信号SSがローレベルの期間においては、ローレベルの偶数側冗長切替信号RSEが入力されている間は端子54bと導通状態とされ、ハイレベルの偶数側冗長切替信号RSEが入力されている間は、端子54aと導通状態とされることで、端子54aと端子54bとの切り替えが行われる。
切替コントローラ28からローレベルの切替信号SSが出力されている期間には、奇数側冗長データ切替部53にはローレベルの切替信号SSが入力され、端子53aまたは端子53bとバッファ29とが導通状態とされる。一方、偶数側冗長データ切替部54にはインバータ55のハイレベルの出力信号が入力され、ハイインピーダンス状態の端子54cと導通状態とされる。そして冗長データ用センスアンプ19または奇数側データセンスアンプ23の出力が、バッファ29を介して出力データDout15として出力される。
一方、切替コントローラ28からハイレベルの切替信号SSが出力されている期間には、偶数側冗長データ切替部54にはインバータ55のローレベルの出力信号が入力され、端子54aまたは端子54bとバッファ29とが導通状態とされる。また、奇数側冗長データ切替部53にはハイレベルの切替信号SSが入力され、ハイインピーダンス状態の端子53cと導通状態とされる。そして冗長データ用センスアンプ19または偶数側データセンスアンプ24の出力が、バッファ29を介して出力データDout15として出力される。
また、切替コントローラ28に入力される初期アドレス最下位ビットA0が“1”(奇数)のときは、切替信号SSの初期論理レベルがローレベルとなり、奇数側冗長データ切替部53と偶数側冗長データ切替部54との出力の切り替えを奇数側冗長データ切替部53から開始させ、奇数側・偶数側の順番に出力データDout15を出力する。一方、切替コントローラ28に入力される初期アドレス最下位ビットA0が“0”(偶数)のときは、切替信号SSの初期論理レベルがハイレベルとなり、奇数側冗長データ切替部53と偶数側冗長データ切替部54との出力の切り替えを偶数側冗長データ切替部54から開始させ、偶数側・奇数側の順番に出力データDout15を出力する。よって、バーストリード動作が偶数アドレススタートであるか奇数アドレススタートであるかに応じて、パラレルシリアル変換された出力データDout15を出力することが可能となる。
これにより、奇数側冗長データ切替部53がデータ出力状態で偶数側冗長データ切替部54がハイインピーダンス状態である期間と、奇数側冗長データ切替部53がハイインピーダンス状態で偶数側冗長データ切替部54がデータ出力状態である期間とを、クロック信号CLKに同期して切り替えることができるため、第1図のパラレルシリアル切替部22を備えることなく、パラレルシリアル変換された出力データDout15を出力することができる。よってパラレルシリアル切替部22が不要となるため、出力部OBUF15cの回路の簡略化および回路サイズの縮小化を図ることが可能となる。
以上詳細に説明したように、本発明の半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法によれば、第1実施形態において奇数ブロックと偶数ブロックとがそれぞれバンク16の一方向と多方向とに局在化して存在するため、奇数メモリブロック領域へ接続されるデコード信号バス65の配線領域と、偶数メモリブロック領域へ接続されるデコード信号バス64の配線領域とをコラム方向の一方向と他方向とに局在化させることができるため、配線領域が互いに重ならないように回路構成をすることが可能となる。
またコラム方向のデコード信号バスの配線長を略半分にすることおよびデコード信号バス領域を略半分に減少させることが可能となるため、デコード信号バスの配線領域における配線自由度を高めることが可能となる。またデコード信号バスの配線長を略半分にすることができるため、読み出し速度の高速化を図ることが可能となる。またさらに、読み出し速度を維持する場合には、各回路のトランジスタの駆動能力を小さくできるため、偶数用Yデコーダ14、奇数用Yデコーダ15などの各回路の占有面積を圧縮することが可能となり、配線レイアウトの自由度が高めることや、配線密度が限界を越えてしまい配線がひけなくなるおそれを防止することができる。
また冗長ブロックRBは奇数メモリブロック領域と偶数メモリブロック領域との境界領域に配置されることにより、奇数用Yデコーダ15または偶数用Yデコーダ14からのデコード信号バス64、65が冗長メモリブロックのビット線セレクタBSRBに接続される構成をとる場合には、冗長ブロックRBが境界領域に存在するため、両デコーダからのデコード信号バス64と65とが重なることを防止することが可能となる。また奇数メモリブロックから冗長ブロックRBへコラムの置き換えがされる場合や、偶数メモリブロックから冗長ブロックRBへコラムの置き換えがされて冗長救済される場合には、冗長ブロックRBが境界領域に存在することにより、各々の出力部OBUF0乃至OBUF15までのデータ経路長の違いを小さくできる。よって冗長救済時の出力データのタイミングのずれを小さくすることが可能となる。尚、冗長ブロックRBの配置場所は、限定されない。
また本発明の半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法によれば、冗長ブロック
RB、冗長アドレスROM33、冗長IOROM34、偶数用冗長アドレス判定部31、奇数用冗長アドレス判定部32などの冗長救済用の回路を備える半導体記憶装置において、バースト動作による読み出しを可能とすることができる。
また偶数用冗長アドレス判定部31および奇数用冗長アドレス判定部32によってリードアドレスRA1乃至RA5と冗長アドレスA1R乃至A5Rとの一致判定が行われると共に、選択部35によってデータが読み出されるブロックの偶奇と冗長アドレスで指定されるブロックの偶奇との一致判定が行われる。よって冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30により、最下位ビットを除いた上位コラムアドレスに1を加算することにより、初期アドレスA0が“0”(奇数)の場合にも、初期アドレスに対して時間遅れのない高速読み出しが可能なバースト動作を可能とすることができる。
また第2実施形態において、奇数用冗長ブロックROBの冗長救済用コラムと奇数ブロックOB0乃至OB15の欠陥コラムとが置換され、偶数用冗長ブロックREBの冗長救済用コラムと偶数ブロックEB0乃至EB15の欠陥コラムとが置換されることで冗長救済が行われることより、偶数ブロックと奇数ブロックとのそれぞれにおいて冗長救済することができるため、欠陥コラムが奇数ブロックと偶数ブロックとの両ブロックに存在する場合においても冗長救済が可能となる。よって半導体記憶装置の良品歩留まり率を上昇させることが可能となる。
また第3実施形態において、データDREBとデータDEB15との切り替えをビット線セレクタBSEB15とビット線セレクタBSREBとによって行うことが可能となるため、出力部OBUF15bにおいて、偶数側冗長データ切替部21(第3図)を備える必要がなくなると共に、偶数側冗長データ切替部21を制御するアンドゲート26aも不要となる。またデータDREBとデータDEB15との配線が共通接続され、偶数側データセンスアンプ24の共用が可能となるため、偶数冗長データ用センスアンプ37(第3図)を備える必要がなくなる。さらにノードN1で共通接続することにより、ノードN1から偶数側データセンスアンプ24までの配線を共用することができ、配線数を減らす事が可能となる。これにより、出力部OBUF15bの回路構成を簡略化することや、出力部OBUF15bへ接続される配線数の削減が可能となるため、チップ面積の縮小化および半導体記憶装置の低コスト化を図ることが可能となる。
また第4実施形態において、奇数側冗長データ切替部53と偶数側冗長データ切替部54とにおいて、奇数側冗長データ切替部53が奇数ブロックOB0乃至OB15または冗長ブロックRBのいずれかのデータを選択して出力すると共に偶数側冗長データ切替部54の出力がハイインピーダンス状態とされる奇数側出力ステップと、偶数側冗長データ切替部54が偶数ブロックEB0乃至EB15または冗長ブロックRBのいずれかのデータを選択して出力すると共に奇数側冗長データ切替部53の出力がハイインピーダンス状態とされる偶数側出力ステップとを交互に繰り返すことにより、第1実施形態で示したパラレルシリアル切替部22を別途設ける必要がなくなるため、回路構成の簡略化を図ることが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
第1実施形態において、バンク16は1本の救済用ビット線を備えた冗長ブロックRBを備えるとしたが、この構成に限られない。すなわち1バンク内に多数の救済用ビット線を備え、冗長判定回路においても救済用ビット線数に応じた冗長アドレスROMおよび冗長IOROMを備える構成とすれば、1つのバンク内に多数に不良ビット線が発生した場合においても救済することが可能となり、半導体記憶装置の製造歩留まりの向上を図るこ
とができることは言うまでもない。
例えば第7図に示すように、バンク16dに2つの第1冗長ブロックRB1および第2冗長ブロックRB2を備え、冗長判定回路として第1冗長判定回路3cおよび第2冗長判定回路3dを備える構成としてもよい。第1冗長ブロックRB1および第2冗長ブロックRB2にはそれぞれビット線セレクタBSRB1およびビット線セレクタBSRB2に接続される。ビット線セレクタBSRB1には、冗長判定回路3cによる判定結果に応じて不図示の冗長デコーダより出力される偶数冗長デコード信号RY1が入力され、ビット線セレクタBSRB2には冗長判定回路3dによる判定結果に応じた奇数冗長デコード信号RY2が入力される。
第1冗長判定回路3cからは第1冗長IO信号IO0R(1)乃至IO15R(1)、第1一致信号MATCH(1)、第1冗長アドレス最下位ビットA0R(1)が出力され、第2冗長判定回路3dからは第2冗長IO信号IO0R(2)乃至IO15R(2)、第2一致信号MATCH(2)、第2冗長アドレス最下位ビットA0R(2)が出力され、それぞれ対応する出力部OBUF0d乃至OBUF15dに入力される。出力部OBUF15dは、3入力のセレクタである奇数側冗長データ切替部80、偶数側冗長データ切替部81を備え、第1冗長データ用センスアンプ82、第2冗長データ用センスアンプ83の出力がそれぞれ入力される。
アンドゲート25には第1冗長判定回路3cから出力された第1冗長IO信号IO15R(1)、第1一致信号MATCH(1)、第1冗長アドレス最下位ビットA0R(1)が入力され、アンドゲート26には第1冗長IO信号IO15R(1)、第1一致信号MATCH(1)、インバータ27を介して反転された第1冗長アドレス最下位ビットA0R(1)が入力される。同様にアンドゲート85には第2冗長判定回路3dから出力された第2冗長IO信号IO15R(2)、第2一致信号MATCH(2)、第2冗長アドレス最下位ビットA0R(2)が入力され、アンドゲート86には第2冗長IO信号IO15R(2)、第2一致信号MATCH(2)、インバータ87を介して反転された第2冗長アドレス最下位ビットA0R(2)が入力される。
奇数側冗長データ切替部80では、アンドゲート85からハイレベルの信号が入力されると第2冗長データ用センスアンプ83の入力を選択し、アンドゲート25からハイレベルの信号が入力されると第1冗長データ用センスアンプ82の入力を選択し、アンドゲート85およびアンドゲート25から共にローレベルの信号が入力されると奇数側データセンスアンプ23の入力を選択して、パラレルシリアル切替部22へ出力する動作が行われる。
同様に偶数側冗長データ切替部81では、アンドゲート86からハイレベルの信号が入力されると第2冗長データ用センスアンプ83の入力を選択し、アンドゲート26からハイレベルの信号が入力されると第1冗長データ用センスアンプ82の入力を選択し、アンドゲート86およびアンドゲート26から共にローレベルの信号が入力されると偶数側データセンスアンプ24の入力を選択して、パラレルシリアル切替部22へ出力する動作が行われる。
なお、その他の回路構成は第1実施形態(第1図、第2図)と同様であるため説明を省略する。これにより、バンク16dにおいて2本分の不良ビット線を救済することが可能となる。
また第4実施形態において、ハイインピーダンス状態とされている端子53cを備えるとしたが、この構成に限られない。端子53aおよび端子53bの両端子に非接続とされ
る状態にすれば、端子53cを備える構成と同様の効果が得られることは言うまでもない。またハイインピーダンス状態とされている端子54cについても同様である。
また本発明の半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法は、SDRAM等の揮発性メモリに限られず、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにも用いることができることは言うまでもない。
なお、リードアドレスRA1乃至RA5は上位コラムアドレスの一例、初期アドレスA0乃至A5は初期コラムアドレスの一例、冗長アドレスA0R乃至A5Rは欠陥コラムアドレスの一例、冗長アドレスA1R乃至A5Rは上位欠陥コラムアドレスの一例、奇数ブロックOB0乃至OB15は奇数メモリブロック領域の一例、偶数ブロックEB0乃至EB15は偶数メモリブロック領域の一例、奇数用Yデコーダは奇数メモリブロック用コラムデコーダの一例、偶数用Yデコーダ14は偶数メモリブロック用コラムデコーダの一例、冗長ブロックRBは冗長メモリブロックの一例、メモリセル回路内アドレス+1コントローラ12および冗長判定回路内アドレス+1コントローラ30はアドレス+1回路の一例、奇数側冗長データ切替部は奇数側切替部の一例、偶数側冗長データ切替部は偶数側切替部の一例、バッファ29は共通出力部の一例、ビット線セレクタBSOB0乃至BSOB15は奇数コラム選択部の一例、ビット線セレクタBSEB0乃至BSEB15は偶数コラム選択部の一例、ビット線セレクタBSRB、BSREB、BSROBは冗長コラム選択部の一例である。
尚、メモリブロック内のメモリセルとワード線とビット線の接続関係については、本発明の主旨からは特に限定されるものではない。
以上詳細に説明したように、本発明の半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法によれば、バーストリード動作を行う半導体記憶装置においても、冗長救済を行うことが可能で読み出し動作速度が遅くなるおそれを防止することができ、また、回路面積の縮小化を図ることが可能な半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法を提供することができる。
第1実施形態に係る半導体記憶装置1の回路構成図である。 第1実施形態に係る冗長判定回路3の回路構成を示す図である。 第2実施形態に係る半導体記憶装置1aの回路構成図である。 第2実施形態に係る冗長判定回路3aの回路構成を示す図である。 第3実施形態におけるメモリセル回路2cの回路図である。 第4実施形態における出力部OBUF15cの回路図である。 半導体記憶装置1の変更例を示す回路構成図である。 従来の2ビット・プリフェッチ回路の例を示す図である。 従来のメモリセル回路の構成を示す図である。

Claims (7)

  1. 奇数のコラムアドレスにより選択される奇数メモリブロックと、偶数のコラムアドレスにより選択される偶数メモリブロックとを備え、入力される初期コラムアドレスから最下位ビットを除いたアドレスを順次インクリメントして得られる上位コラムアドレスに応じて、前記奇数メモリブロックから読み出されたデータと前記偶数メモリブロックから読み出されたデータとを交互に連続して出力するバースト動作を行う際、前記初期コラムアドレスが奇数アドレスの場合に前記上位コラムアドレスに1を加算した+1上位コラムアドレスにより前記偶数メモリブロックが選択される半導体記憶装置において、
    冗長救済用の冗長メモリブロックと、
    前記奇数メモリブロックまたは前記偶数メモリブロックの少なくとも一方に存在する欠陥コラムの欠陥コラムアドレスを記憶保持する冗長アドレス記憶部と、
    前記欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと前記上位コラムアドレスとの一致判定をする奇数側冗長判定回路と、
    前記上位コラムアドレスが入力され、前記初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には前記上位コラムアドレスを出力し、前記初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には前記+1上位コラムアドレスを出力するアドレス+1回路と、
    前記上位欠陥コラムアドレスと前記アドレス+1回路から出力されるアドレスとの一致判定をする偶数側冗長判定回路と、
    前記偶数側冗長判定回路の出力信号と前記奇数側冗長判定回路の出力信号とが入力され、前記欠陥コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には前記偶数側冗長判定回路の出力信号を選択し、前記欠陥コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には前記奇数側冗長判定回路の出力信号を選択して、前記上位コラムアドレスを含む奇数および偶数のコラムアドレスに対する冗長判定結果として出力する選択部と
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 奇数のコラムアドレスにより選択される奇数メモリブロックと、偶数のコラムアドレスにより選択される偶数メモリブロックとを備え、入力される初期コラムアドレスから最下位ビットを除いたアドレスを順次インクリメントして得られる上位コラムアドレスに応じて、前記奇数メモリブロックから読み出されたデータと前記偶数メモリブロックから読み出されたデータとを交互に連続して出力するバースト動作を行う際、前記初期コラムアドレスが奇数アドレスの場合に前記上位コラムアドレスに1を加算した+1上位コラムアドレスにより前記偶数メモリブロックが選択される半導体記憶装置において、
    冗長救済用の冗長メモリブロックと、
    前記奇数メモリブロックまたは前記偶数メモリブロックの少なくとも一方に存在する欠陥コラムの欠陥コラムアドレスを記憶保持する冗長アドレス記憶部と、
    前記欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと前記上位コラムアドレスとの一致判定をする奇数側冗長判定回路と、
    前記上位コラムアドレスが入力され、前記初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には前記上位コラムアドレスを出力し、前記初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には前記+1上位コラムアドレスを出力するアドレス+1回路と、
    前記上位欠陥コラムアドレスと前記アドレス+1回路から出力されるアドレスとの一致判定をする偶数側冗長判定回路と、
    前記奇数メモリブロックの奇数側データバスに接続された奇数側データセンスアンプの出力データと前記冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方が非選択とされる奇数側切替部と、
    前記偶数メモリブロックの偶数側データバスに接続された偶数側データセンスアンプの出力データと前記冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方が非選択とされる偶数側切替部と、
    前記奇数側切替部の出力端子と前記偶数側切替部の出力端子とが入力されてなる共通出力部とを備え、
    前記奇数側切替部が前記冗長メモリブロックのデータを選択して出力する場合に前記偶数側切替部が前記偶数メモリブロックのデータを選択して出力し、前記偶数側切替部が前記冗長メモリブロックのデータを選択して出力する場合に前記奇数側切替部が前記奇数メモリブロックのデータを選択して出力することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 前記冗長メモリブロックは、
    前記奇数メモリブロックを冗長救済する奇数用冗長メモリブロックと、前記偶数メモリブロックを冗長救済する偶数用冗長メモリブロックとを備えることを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  4. 奇数のコラムアドレスにより選択される奇数メモリブロックと、偶数のコラムアドレスにより選択される偶数メモリブロックとを備え、入力される初期コラムアドレスから最下位ビットを除いたアドレスを順次インクリメントして得られる上位コラムアドレスに応じて、前記奇数メモリブロックから読み出されたデータと前記偶数メモリブロックから読み出されたデータとを交互に連続して出力するバースト動作を行う際、前記初期コラムアドレスが奇数アドレスの場合に前記上位コラムアドレスに1を加算した+1上位コラムアドレスにより前記偶数メモリブロックが選択される半導体記憶装置において、
    冗長救済用の冗長メモリブロックと、
    前記奇数メモリブロックまたは前記偶数メモリブロックの少なくとも一方に存在する欠陥コラムの欠陥コラムアドレスを記憶保持する冗長アドレス記憶部と、
    前記欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと前記上位コラムアドレスとの一致判定をする奇数側冗長判定回路と、
    前記上位コラムアドレスが入力され、前記初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には前記上位コラムアドレスを出力し、前記初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には前記+1上位コラムアドレスを出力するアドレス+1回路と、
    前記上位欠陥コラムアドレスと前記アドレス+1回路から出力されるアドレスとの一致判定をする偶数側冗長判定回路と、
    前記奇数メモリブロックの奇数側データバスに接続された奇数側データセンスアンプの出力データと前記冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方が非選択とされる奇数側切替部と、
    前記偶数メモリブロックの偶数側データバスに接続された偶数側データセンスアンプの出力データと前記冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データとが入力され、少なくとも何れか一方が非選択とされる偶数側切替部と、
    前記奇数側切替部の出力端子と前記偶数側切替部の出力端子とが結線接続されてなる共通出力部とを備え、
    前記奇数側切替部が前記奇数メモリブロックまたは前記冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する場合に前記偶数側切替部に入力される出力データが共に非選択とされ、前記偶数側切替部が前記偶数メモリブロックまたは前記冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する場合に前記奇数側切替部に入力される出力データが共に非選択とされることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 前記冗長メモリブロックは、
    前記奇数メモリブロックを冗長救済する奇数用冗長メモリブロックと、前記偶数メモリブロックを冗長救済する偶数用冗長メモリブロックとを備えることを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  6. 奇数のコラムアドレスにより選択される奇数メモリブロックと、偶数のコラムアドレスにより選択される偶数メモリブロックと、冗長救済用の冗長メモリブロックとを備え、入力される初期コラムアドレスから最下位ビットを除いたアドレスを順次インクリメントして得られる上位コラムアドレスに応じて、前記奇数メモリブロックから読み出されたデータと前記偶数メモリブロックから読み出されたデータとを交互に連続して出力するバースト動作を行う際、前記初期コラムアドレスが奇数アドレスの場合に前記上位コラムアドレス
    に1を加算した+1上位コラムアドレスにより前記偶数メモリブロックが選択される半導体記憶装置の制御方法において、
    欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと前記上位コラムアドレスとの一致判定をする奇数側冗長判定ステップと、
    前記初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には前記上位コラムアドレスを出力し、前記初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には前記+1上位コラムアドレスを出力するアドレス1増加ステップと、
    前記上位欠陥コラムアドレスと前記アドレス1増加ステップにより出力されるアドレスとの一致判定を行う偶数側冗長判定ステップと、
    前記欠陥コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には前記偶数側冗長判定ステップを選択し、前記欠陥コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には前記奇数側冗長判定ステップを選択して、前記上位コラムアドレスを含む奇数および偶数のコラムアドレスに対する冗長判定結果として出力する出力選択ステップとを備えることを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
  7. 奇数のコラムアドレスにより選択される奇数メモリブロックと、偶数のコラムアドレスにより選択される偶数メモリブロックと、冗長救済用の冗長メモリブロックとを備え、入力される初期コラムアドレスから最下位ビットを除いたアドレスを順次インクリメントして得られる上位コラムアドレスに応じて、前記奇数メモリブロックから読み出されたデータと前記偶数メモリブロックから読み出されたデータとを交互に連続して出力するバースト動作を行う際、前記初期コラムアドレスが奇数アドレスの場合に前記上位コラムアドレスに1を加算した+1上位コラムアドレスにより前記偶数メモリブロックが選択される半導体記憶装置の制御方法において、
    欠陥コラムアドレスの最下位ビットを除いた上位欠陥コラムアドレスと前記上位コラムアドレスとの一致判定をする奇数側冗長判定ステップと、
    前記初期コラムアドレスの最下位ビットが“0”の場合には前記上位コラムアドレスを出力し、前記初期コラムアドレスの最下位ビットが“1”の場合には前記+1上位コラムアドレスを出力するアドレス1増加ステップと、
    前記上位欠陥コラムアドレスと前記アドレス1増加ステップにより出力されるアドレスとの一致判定を行う偶数側冗長判定ステップと、
    前記奇数メモリブロックの奇数側データバスに接続された奇数側データセンスアンプの出力データまたは前記冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データの何れかを選択する奇数側選択ステップと、
    前記偶数メモリブロックの偶数側データバスに接続された偶数側データセンスアンプの出力データまたは前記冗長メモリブロックの冗長側データバスに接続された冗長側データセンスアンプの出力データの何れかを選択する偶数側選択ステップとを備え、
    前記奇数側選択ステップが前記奇数メモリブロックまたは前記冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する際、前記偶数側選択ステップで何れの出力データも非選択とされ、
    前記偶数側選択ステップが前記偶数メモリブロックまたは前記冗長メモリブロックの何れかのデータを選択して出力する際、前記奇数側選択ステップでは何れの出力データも非選択とされることを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
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