JP4467217B2 - 印刷システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

印刷システム、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷システム、プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、詳細には、通信網を介して接続されたアプリケーションサービスプロバイダで実行される業務用ソフトの出力結果をその通信網に接続された印刷装置へ出力する印刷出力サービスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット経由で接続したサーバに業務用ソフトなどのアプリケーションソフトウェアを搭載し、期間単位で貸し出すサービスを行うアプリケーションサービスプロバイダ(Application Service Provider:以下、ASPと略記する)が台頭してきている。
今までは、企業がアプリケーションソフトウェアを導入する場合には、そのソフトウェアを購入し、そのためのサーバや端末としてのコンピュータ設備を投資し、それを運用管理するという手間がかかっていた。
しかし最近では、企業ユーザはこのASP業者を利用することによって、情報システム化を図り、運用管理コストを削減するようになった。
【0003】
このASP業者がサービスする業務用アプリケーションソフトウェアを動作させるサーバ(以下、ASPサーバと呼ぶ)には、図5や図6に示したようにWebサーバ下で動作する業務用アプリケーションソフトウェアを新たに開発し、企業ユーザの端末で動作するWebブラウザを用いてそのソフトを利用するという方法がある。
【0004】
もうひとつは、図7に示したように、ASPサーバで動作するアプリケーションソフトウェアとして既存の業務用ソフトと、企業ユーザの端末との仲介を行うサーバ用のミドルウェアを用い、企業ユーザの端末にはASPサーバでの結果や入力指示を行わせるクライアント用のミドルウェアを導入して行う方法がある。これは、Server-based Computing(以下、SBCと略記する)と言われているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した前者の方法では、企業ユーザはWebブラウザを用意するだけで利用できるが、反面、Webサーバ対応の業務用ソフトを新規に開発しなければならないという欠点があり、現在、利用できるソフトも充実しているとは言いがたい。
一方、後者の方法では、既存の業務用ソフトを利用するため、充実してはいるが、これを利用するためのサーバ用のミドルウェアやクライアント用のミドルウェアを各端末用に開発しなければならないという問題点がある。
【0006】
さらに、ASPを利用して業務処理を行った結果に引き起こる大量の結果を閲覧するためには、ディスプレイ等の表示装置上に表示するかまたはこれをプリンタ装置上に印刷しなければならないが、このためにASPサーバと企業ユーザの端末間で大量のデータが移動するのでネットワークに負荷がかかり、自分のみならず他人のレスポンスが遅くなるという問題点、また、同端末で他の仕事ができなくなってしまうという問題点がでてくる。
【0007】
このためそのような大量の処理結果は、自分の端末で見ることなくネットワーク上に接続した印刷装置へ出力すると言う、所謂、リモート印刷と言う技術がある(例えば、特開平4−317118号公報参照)。
ASPにおいて、リモート印刷技術を利用して印刷する場合、Webサーバを用いた上記方法では、Webサーバを経由して業務用ソフトから印刷結果をネットワークに接続した印刷装置へ出力ができる。図5の例では、印刷指示とその印刷先の印刷装置のURLをASPサーバへ送付することによって、端末を経ないで最終的な印刷を出力することができる。また、図6の例では、印刷指示で作成された印刷データのURLを印刷装置へ送付することによって、印刷装置からその印刷データを取得し、印刷するようにして、端末を経ないで出力できる。
【0008】
しかし、SBCによる業務用ソフトからの印刷結果を印刷装置へ出力する場合は、一旦、自分の端末へ印刷データを取り込んでから、適当なネットワークに接続した印刷装置へ出力しなければならない(図7参照)ので、一向に自端末とASPサーバとの間のトラフィック負荷の解消にはつながらない。
一方、SBCでは豊富な業務用のアプリケーションソフトウェアを利用できるという大きな利点がある。
【0009】
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであって、SBCで実行されるアプリケーションソフトウェアの実行結果を通信網に接続された印刷装置へ直接出力できるようにして、自端末とASPサーバとの間のトラフィック負荷の解消を図れる印刷システム、プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の印刷システムは、従来端末で動作していたアプリケーションソフトウェアを動作させるサーバと、その実行結果を印刷する印刷装置と、そのアプリケーションソフトウェアの実行指示を行う端末とを通信網を介して接続し、前記サーバが前記印刷装置および前記端末とファイアウォールを介して接続された印刷システムであって、前記サーバおよび前記端末間のデータをHTTP,HTTPSまたはICAプロトコルで送受信するとともに、前記端末は、前記アプリケーションソフトウェアの実行結果の印刷を前記サーバへ指示し、前記サーバは、前記アプリケーションソフトウェアの実行結果の印刷データが格納された格納場所を含むプル印刷の情報を生成し、前記プル印刷情報を前記端末へ通知し、前記端末は、前記サーバから通知された前記プル印刷情報を前記印刷装置へ送信して印刷指示し、前記印刷装置は、前記端末から印刷指示された前記プル印刷情報を解析し、プル印刷であった場合には、前記サーバの前記プル印刷で指定された印刷データの格納場所からHTTPまたはHTTPSプロトコルで印刷データを取得して印刷することを特徴とする
【0012】
また、本発明の請求項のプログラムは、コンピュータを、請求項1に記載の印刷システムとして機能させるためのプログラムである。
また、本発明の請求項の記録媒体は、請求項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0013】
したがって、SBCで実行されるアプリケーションソフトウェアの実行結果を通信網に接続された印刷装置へ直接出力できるので、自端末とサーバとの間のトラフィック負荷を下げることができる。
また、印刷データを出力するのに適した品質の印刷装置や遠隔地のようなところへ設置された印刷装置であっても利用者は指定することができる。
また、Webサーバを使うことによって、既存のリモート印刷の技術が容易に利用できる。
また、印刷データを印刷装置側から取得するため、サーバと印刷装置間にファイアウォールが設けられていても印刷することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
<実施形態1>
(1)印刷システムの構成
図1は、本発明の実施の形態の印刷システム(実施形態1)を説明する全体構成図である。
図1において、本実施形態1は、アプリケーションソフトウェアをSBC(Server-based Computing)によって実行し、その結果である印刷データを作成するサーバ100と、このサーバ100に通信網400を介して接続され、そのアプリケーションソフトウェアをSBCで実行させる指示およびその結果の印刷を指示する利用者の端末200と、印刷データを出力する印刷装置300とから構成される。これらのサーバ100、利用者の端末200および印刷装置300は任意の数だけ接続していてもよい。
【0016】
また、通信網400は、サーバ100、利用者の端末200および印刷装置300とを結合するための伝送路であって、一般には、ケーブルで実現され、通信プロトコルにはTCP/IPが使われる。但し、伝送路としてはケーブルだけではなく、それらの間の通信プロトコルが一致するものであれば無線および有線のいずれであってもよく、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)やインターネットなどを用いることができる。
【0017】
これらサーバ100と端末200間およびサーバ100と印刷装置300間で送受信されるデータは、米Citrix Systems社が開発した分散Windowsプレゼンテーション・プロトコル(Independent Computing Architecture(ICA)プロトコル)を用いる。これにより、ユーザインタフェース、キーストローク、マウスの動きのみが通信プロトコル上を相互間で送信されるため、端末200側のリソースは最小限で済むことになる。
【0018】
利用者が使う端末200の機能構成としては、ミドルウェア210、入力手段220、表示手段230とを含んでいる。
利用者は、キーボードやマウス等の入力手段220によりサーバ100にあるアプリケーションソフトウェア120の実行やその結果としての印刷出力を指示する。このときの印刷出力先の印刷装置300は、通信網400上のアドレスURL(Uniform Resource Locator)で指定する。
この入力手段220で指示された実行指示や印刷指示等は、ミドルウェア210によってICAプロトコルでサーバ100へ送信される。
サーバ100のアプリケーションソフトウェア120からの表示データはICAプロトコルで端末200のミドルウェア210で受信され、表示手段230でディスプレイ等の表示画面に表示される。
【0019】
サーバ100の機能構成としては、ミドルウェア110、アプリケーションソフトウェア120、印刷データ生成手段130、印刷データファイル140、印刷出力手段150とを含んでいる。
ミドルウェア110は、ICAプロトコルで端末200からの指示をアプリケーションソフトウェア120へ引き渡したり、アプリケーションソフトウェア120の実行によって生じる表示出力をICAプロトコルで端末200へ送信する。
【0020】
アプリケーションソフトウェア120は、利用者の要求によって実行される種々のソフトウェアであり、このソフトウェアはSBCによって実行される。このようなソフトウェアには、例えば、会計処理システム、給与管理システム、電子カルテシステムや文書編集プログラムのような業務用ソフトがある。
【0021】
印刷データ生成手段130は、印刷出力を指示されたときに、アプリケーションソフトウェア120で出力される印刷装置300用の印刷データを作り出すプリンタドライバである。この印刷データは印刷データファイル140に一時的に格納される。
【0022】
印刷出力手段150は、印刷データ生成手段130で作成された印刷データを利用者から指示された印刷先の印刷装置300へICAプロトコルでプッシュ技術により送信する。
【0023】
印刷装置300の機能構成としては、ミドルウェア310、印刷手段320とを含んでいる。
サーバ100の印刷出力手段150からICAプロトコルで送られてきた印刷データを印刷手段320で印刷する。
【0024】
また、サーバ100の印刷出力手段150にWebサーバを用い、印刷装置300のミドルウェア310にWebブラウザを用いることによってもリモート印刷を行うことができる。
また、このWebサーバは、サーバ100に組み込むように構成してもよいし、サーバ100とは独立に設けるようにしてもよい。
【0025】
(2)本実施形態1の動作
図2は、本実施形態1の処理経過の詳細な動作を説明するための図である。
先ず、SBCを用いてあるアプリケーションソフトウェアを使用したい利用者は、端末200によって通信網400を介してサーバ100へ接続し、サーバ100上でそのアプリケーションソフトウェアを実行するように指示する(ステップS10)。
【0026】
サーバ100は、利用者の端末200から受信した実行指示により、その指示されたアプリケーションソフトウェアを実行させる(ステップS11)。このソフトウェア実行中の途中経過はミドルウェア(110および210)を通じて端末200へ送信され、それを端末200の表示手段230へ表示することによって利用者はその状況を把握することができる。
【0027】
ここで、この端末200とサーバ100との通信にはICAプロトコルを用いて行うことにより、ユーザインタフェース、キーストローク、マウスの動き等が通信プロトコル上を相互間で送信されるため、端末200側のリソースは最小限で済むことになる。
【0028】
利用者がそのアプリケーションソフトウェア120からの結果や途中経過等の出力を印刷させたいときには、端末200からミドルウェア(210および110)を経由して印刷指示を送信する(ステップS12)。この印刷先は、印刷装置300のURLを指定する。
【0029】
サーバ100は、その出力指示をアプリケーションソフトウェア120へ渡すと印刷データ生成手段(プリンタドライバ)130によって、利用者に指示された印刷装置300に適する出力結果を印刷データファイル140に一時的に格納する(ステップS13)。
【0030】
サーバ100は、印刷データファイル140が作成されると、その印刷データを利用者の指定した印刷装置300へ出力するように印刷出力手段150へ依頼する(ステップS14)。
印刷出力手段150は、この依頼によって指定されたURLあてに印刷データファイル140の内容を、例えば、プッシュ技術により送出する(ステップS15)。ここで、サーバ100と印刷装置300との通信にはICAプロトコルを用いて行う。
【0031】
印刷出力手段150から送信されてきた印刷データを印刷装置300のミドルウェア310で受信し、その印刷データを印刷手段320で印刷出力する(ステップS16)。
印刷装置300は印刷が終了すると、この印刷データを送信してきた印刷出力手段150へ出力を完了したことを通知する(ステップS17)。
この完了通知は、印刷出力手段150からミドルウェア110を経由して端末200へ送信され(ステップS18)、端末200の表示手段230へ表示されることによって利用者は印刷の完了したことを知る(ステップS19)。
【0032】
このように構成することによって、本実施形態1は次の効果が達成できる。
SBCで実行されるアプリケーションソフトウェアの実行結果を通信網に接続された印刷装置へ直接出力できるので、自端末とサーバとの間のトラフィック負荷を下げることができる。
また、印刷データを出力するのに適した品質の印刷装置や遠隔地のようなところへ設置された印刷装置であっても利用者は指定することができる。
また、Webサーバを使うことによって、既存のリモート印刷の技術が容易に利用できる。
【0033】
<実施形態2>
本発明の他の実施の形態の印刷システム(実施形態2)について説明する。上述した実施形態1では、印刷の指示とともに、印刷先の印刷装置300のURLを指示し、サーバ100の方から印刷データをその指示された印刷装置300へ送信させて印刷させていた。
本実施形態2では、サーバ100で作成された印刷データを一旦ファイルに出力し、このファイルの存在場所を含む情報を利用者へ通知し、利用者がその情報を印刷先の印刷装置300に対して印刷処理することによって、印刷装置300がその情報をもとに印刷データを取り出して印刷する。
図3は、本実施形態2を説明する全体構成図である。実施形態1と同じ機能を持つものには同じ符号を付してある。
【0034】
利用者が使う端末200の機能構成としては、ミドルウェア210、入力手段220、表示手段230、印刷手段240とを含んでいる。
利用者は、キーボードやマウス等の入力手段220によりサーバ100にあるアプリケーションソフトウェア120の実行やその結果としての印刷出力を指示する。
この入力手段220で指示された実行指示や印刷指示等は、ミドルウェア210によってICAプロトコルでサーバ100へ送信される(図3のA参照)。
サーバ100のアプリケーションソフトウェア120からの表示データはICAプロトコルで端末200のミドルウェア210で受信され、表示手段230でディスプレイ等の表示画面に表示される。
印刷手段240は、ミドルウェア(110および210)を経由して受信したサーバ100の印刷データ生成手段130で作成された印刷データの格納場所等を含む情報(後述)を印刷先の印刷装置300へ送信する(図3のB、C参照)。
【0035】
サーバ100の機能構成としては、ミドルウェア110、アプリケーションソフトウェア120、印刷データ生成手段130、印刷データファイル140、印刷出力手段150とを含んでいる。
ミドルウェア110は、ICAプロトコルで端末200からの指示をアプリケーションソフトウェア120へ引き渡したり、アプリケーションソフトウェア120の実行によって生じる表示出力をICAプロトコルで端末200へ送信する。
【0036】
アプリケーションソフトウェア120は、利用者の要求によって実行される種々のソフトウェアであり、このソフトウェアはSBCによって実行される。このようなソフトウェアには、例えば、会計処理システム、給与管理システム、電子カルテシステムや文書編集プログラムのような業務用ソフトがある。
【0037】
印刷データ生成手段130は、印刷出力を指示されたときに、アプリケーションソフトウェア120で出力される印刷データおよびその印刷データの格納場所を含む情報とを作り出すプリンタドライバである。この印刷データは印刷データファイル140に一時的に格納され、印刷データの格納場所を含む情報はミドルウェア(110および210)を経由して端末200へ送信される。
【0038】
この印刷データの格納場所を含む情報は、例えば、次のようなプリンタジョブ言語(PJL)で、印刷ジョブの内容を表現する。
【0039】
@PJL JOB PULLPRINT
@PJL PULLPRINTURL=http://www.xxx/yyy
@PJL PULLPRINTPDL=RPCS
@PJL EOJ
【0040】
1行目は、印刷情報の開始と印刷データの格納場所等を示す情報を含んでいることを示す(プル印刷)。
2行目は、印刷データを格納した場所を、例えば、印刷データファイル140のURLを示す。
3行目は、印刷データがどのページ記述言語で作成されたかを示す。
4行目は、この情報の終了を示す。
この他に印刷全体に関する情報、例えば、印刷は両面印刷で行う等の指示もできる。
上記のような「印刷データの格納場所等を示す情報」のことを「プル印刷の情報」と呼ぶ。
【0041】
印刷出力手段150は、印刷装置300からの印刷データの送信要求によって、印刷データファイル140にある印刷データを要求元へ送信する。
【0042】
印刷装置300の機能構成としては、データ取得手段330、印刷手段320とを含んでいる。
データ取得手段330は、端末200から送信されてきた印刷データの格納場所を含む情報を解析して、プル印刷かまたはRAWデータによる印刷データかを区別する。
RAWデータの場合には印刷データを端末300から受信し、印刷手段320で印刷する。
しかし、プル印刷であった場合には、指定されたデータ格納場所(URL)から印刷データを送信するようにサーバ100の印刷出力手段150へ依頼し、送られてきた印刷データを印刷手段320で印刷処理する(図3のD参照)。
例えば、データ取得手段330からhttpプロトコルのgetコマンドを送信して、印刷データを得ることができる。この場合、印刷出力手段150はWebサーバとし、このWebサーバはサーバ100に組み込むように構成してもよいし、サーバ100とは独立に設けるようにしてもよい。
【0043】
図4は、本実施形態2の処理経過の詳細な動作を説明するための図である。
先ず、SBCを用いてあるアプリケーションソフトウェアを使用したい利用者は、端末200によって通信網400を介してサーバ100へ接続し、サーバ100上でそのアプリケーションソフトウェアを実行するように入力手段220から指示する(ステップS20)。
【0044】
サーバ100は、利用者の端末200から受信した実行指示により、その指示されたアプリケーションソフトウェアを実行させる(ステップS21)。このソフトウェア実行中の途中経過はミドルウェア(110および210)を通じて端末200へ送信され、それを端末200の表示手段230へ表示することによって利用者はその状況を把握することができる。
【0045】
ここで、この端末200とサーバ100との通信にはICAプロトコルを用いて行うことにより、ユーザインタフェース、キーストローク、マウスの動き等が通信プロトコル上を相互間で送信されるため、端末200側のリソースは最小限で済むことになる。
【0046】
利用者がそのアプリケーションソフトウェア120からの結果や途中経過等の出力を印刷させたいときには、端末200からミドルウェア(210および110)を経由して印刷指示を送信する(ステップS22)。
サーバ100は、その出力指示をアプリケーションソフトウェア120へ渡すと、印刷データ生成手段(プリンタドライバ)130によって、出力結果を印刷データファイル140に一時的に格納する(ステップS23)。
サーバ100は、印刷データファイル140が作成されると、その印刷データを格納する格納場所を含む情報(プル印刷の情報)を作成して利用者の端末200へ通知する(ステップS24)。
【0047】
端末200の利用者は、印刷先の印刷装置300を選択して、印刷手段240によって受信したプル印刷の情報を印刷させると、そのプル印刷情報は指定された印刷装置300へ送信される(ステップS25、S26)。
【0048】
印刷装置300は、この印刷依頼を受信し(ステップS27)、送信されたプル印刷の情報から印刷データの格納場所を解析し、その格納場所から印刷出力手段150を経由して送信してもらう(ステップS28、S29)。
例えば、データ取得手段330からhttpプロトコルのgetコマンドを送信して、印刷データを得ることができる。
【0049】
印刷装置300は印刷が終了すると、利用者の端末200へ出力を完了した通知を送信する(ステップS30)。
利用者は、この通知が端末200の表示手段230へ表示されることによって印刷の完了したことを知る(ステップS31)。
【0050】
このように構成することによって、本システムは、SBCで実行されるアプリケーションソフトウェアの実行結果を通信網に接続された印刷装置へ直接出力できるので、自端末とASPサーバとの間のトラフィック負荷を下げることができ、遠隔地の印刷装置へも印刷することができ、また、印刷データを印刷装置側から取得するため、ASPサーバと印刷装置間にファイアウォールが設けられていても印刷することが可能となるという効果が達成される。
【0051】
<実施の形態3>
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されたものではない。上述した各実施の形態の印刷装置、印刷システム、印刷システムのサーバを構成する各機能をそれぞれプログラム化し、あらかじめCD−ROM等の記録媒体に書き込んでおき、このCD−ROMをCD−ROMドライブのような媒体駆動装置を搭載したコンピュータに装着して、これらのプログラムをそれぞれのコンピュータのメモリあるいは記憶装置に格納し、それを実行することによって、本発明の目的を達成することができる。
【0052】
なお、記録媒体としては半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD−R等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)のいずれであってもよい。
【0053】
また、ロードしたプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステム等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0054】
さらに、上述したプログラムが、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリにロードされ、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって、上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0055】
また、上述したプログラムをサーバコンピュータの磁気ディスク等の記憶装置に格納しておき、通信網で接続された利用者のコンピュータからダウンロードさせたり、またサーバコンピュータから配信等の形式で頒布する場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、SBCで実行されるアプリケーションソフトウェアの実行結果を通信網に接続された印刷装置へ直接出力できるので、自端末とサーバとの間のトラフィック負荷を下げることができる。
また、印刷データを出力するのに適した品質の印刷装置や遠隔地のようなところへ設置された印刷装置であっても利用者は指定することができる。
また、Webサーバを使うことによって、既存のリモート印刷の技術が容易に利用できる。
また、印刷データを印刷装置側から取得するため、サーバと印刷装置間にファイアウォールが設けられていても印刷することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の印刷システムを説明する全体構成図である。
【図2】 実施形態1の印刷処理を説明するための図である。
【図3】 実施形態2の印刷システムを説明する全体構成図である。
【図4】 実施形態2の印刷処理を説明するための図である。
【図5】 従来のWebサーバを用いたASPを説明するための全体構成図である。
【図6】 従来のWebサーバを用いたASPを説明するための他の全体構成図である。
【図7】 従来のSBCを用いたASPを説明するための全体構成図である。
【符号の説明】
100…サーバ、110…ミドルウェア、120…アプリケーションソフトウェア、130…印刷データ生成手段、140…印刷データファイル、150…印刷出力手段、200…端末、210…ミドルウェア、220…入力手段、230…表示手段、240…印刷手段、300…印刷装置、310…ミドルウェア、320…印刷手段、330…データ取得手段、400…通信網。

Claims (3)

  1. 従来端末で動作していたアプリケーションソフトウェアを動作させるサーバと、その実行結果を印刷する印刷装置と、そのアプリケーションソフトウェアの実行指示を行う端末とを通信網を介して接続し、前記サーバが前記印刷装置および前記端末とファイアウォールを介して接続された印刷システムであって、前記サーバおよび前記端末間のデータをHTTP,HTTPSまたはICAプロトコルで送受信するとともに、前記端末は、前記アプリケーションソフトウェアの実行結果の印刷を前記サーバへ指示し、前記サーバは、前記アプリケーションソフトウェアの実行結果の印刷データが格納された格納場所を含むプル印刷の情報を生成し、前記プル印刷情報を前記端末へ通知し、前記端末は、前記サーバから通知された前記プル印刷情報を前記印刷装置へ送信して印刷指示し、前記印刷装置は、前記端末から印刷指示された前記プル印刷情報を解析し、プル印刷であった場合には、前記サーバの前記プル印刷で指定された印刷データの格納場所からHTTPまたはHTTPSプロトコルで印刷データを取得して印刷することを特徴とする印刷システム。
  2. コンピュータを、請求項1に記載の印刷システムとして機能させるためのプログラム。
  3. 請求項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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