JP4467029B2 - ねじりコイルばね及びその製造方法 - Google Patents

ねじりコイルばね及びその製造方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はねじりコイルばね及びその製造方法に関する。
「ねじりコイルばね」とは、線材を螺旋状に巻いてなり、ねじりモーメントを受けさせるようにした、ばねの総称であり、例えば「JIS B 2709」にて定義される、ばねがある。このようなねじりコイルばねは、図8に示すように用いられる。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来のねじりコイルばねの使用例図であり、支軸101に第1部材102並びに第2部材103を回転可能に取付け、これらの第1・第2部材102,103同士が互いに押合うように、第1部材102を第1ねじりコイルばね104で弾発するとともに、第2部材103を第2ねじりコイルばね105で弾発するようにしたことを示す。このように、各部材102,103を各ねじりコイルばね104,105で個別に弾発することが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術は、第1・第2ねじりコイルばね104,105という、2つのねじりコイルばねを必要とする。ところが、第1・第2ねじりコイルばね104,105を限られた狭いスペースで使用することも多い。ねじりコイルばね104,105の専有スペースを小さくすることが好ましい。しかも、ねじりコイルばね104,105の数量が多いので、組付け作業性の点でも改良の余地がある。
【0004】
そこで本発明の目的は、複数の部材を弾発するねじりコイルばねを狭いスペースであっても配置できるようにするとともに、複数の部材を少ないねじりコイルばねで弾発することができる技術を提供することにある。さらに本発明の目的は、複数のねじりコイルばね部を集約したねじりコイルばねを、少ない工程で製造できる技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項は、2つのねじりコイルばね部並びにねじりコイルばね部間を繋ぐ連結部を、1本の線材にて成形して1つのねじりコイルばねを製造するようにした、ねじりコイルばね製造方法において、このねじりコイルばね製造方法が、1つのねじりコイルばねの長さに相当する線材の中央部を芯金の中心又は中心近傍の芯金長手方向に長いスリットに圧入して止める工程と、芯金駆動用モータで芯金を回すとともに、スライド用モータで芯金をその長手方向の一方に移動させながら線材供給機で線材を供給し、芯金が回転する回数でコイルの巻き数を特定し、芯金長手方向への移動速度でコイルのピッチを特定して、芯金に止めた線材の一方を芯金に巻き付けることで一方のねじりコイルばね部を成形する工程と、芯金に止めた線材の他方の先端に重りを吊り下げて張り状態を維持し、芯金駆動用モータで芯金を回すとともに、スライド用モータで芯金をその長手方向の他方に移動させ、芯金が回転する回数でコイルの巻き数を特定し、芯金長手方向への移動速度でコイルのピッチを特定して、芯金に止めた線材の他方を芯金に巻き付けることで他方のねじりコイルばね部を成形する工程と、からなることを特徴とする。
【0009】
1つのねじりコイルばねの長さに相当する線材の中央部を、最初に芯金の中心又は中心近傍に止める。その後に、芯金に止めた線材の両側を芯金に巻き付けることで、2つのねじりコイルばね部を成形する。このようにして、2つのねじりコイルばね部を、1本の線材にて成形することができる。
【0010】
2つのねじりコイルばね部を成形した後には、線材のうち、芯金に止めてある中央部が芯金に巻かれずに残る。この中央部は、各ねじりコイルばね部の対向し合う面の各巻き端に連なった部分である。この連なった部分は、コイル中心線又はコイル中心線の近傍を横切ってコイル径方向へ延びる部分であって、各ねじりコイルばね部間を繋ぐ連結部となる。
2つのねじりコイルばね部の成形を完了したときには、連結部も自動的に成形されることになる。従って、2つのねじりコイルばね部間を繋ぐ連結部を成形する工程は必要ない。互いに独立したばね作用を成す2つのコイルばね部を1つに集約したねじりコイルばねを、少ない工程で容易に製造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1(a),(b)は本発明に係るねじりコイルばねの構成図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【0012】
ねじりコイルばね10は、第1ねじりコイルばね部11と、第1ねじりコイルばね部11に対して同一のコイル中心線Cp上に配列した第2ねじりコイルばね部12と、これら第1・第2ねじりコイルばね部11,12の対向し合う面の各巻き端(内側巻き端)11a,12aに連なりコイル中心線Cp又はコイル中心線Cpの近傍を横切ってコイル径方向へ延びる中間係止部13と、第1ねじりコイルばね部11の外側巻き端11bに設けた第1巻端係止部14と、第2ねじりコイルばね部12の外側巻き端12bに設けた第2巻端係止部15とからなる。
【0013】
第1・第2ねじりコイルばね部11,12は、線材を螺旋状に巻いてなり、ねじりモーメントを受けさせる「ばね」である。中間係止部13は直線状を呈する。第1巻端係止部14は、先端にU字状フック14aを有したアームである。第2巻端係止部15は、先端にL字状フック15aを有したアームである。
【0014】
中間係止部13を支えることで、第1・第2ねじりコイルばね部11,12は、互いに独立した、ねじりばね作用をすることができる。ねじりコイルばね10は、このような第1・第2ねじりコイルばね部11,12を1本の線材にて一体に成形してなる、1つのダブルトーション形のばねである。
【0015】
互いに独立したばね作用を成す2つのコイルばね部(第1・第2ねじりコイルばね部11,12)を1つに集約したので、ばねの部品数を削減することができるとともに、ばねを小型にすることができる。従って、複数の部材を少ないねじりコイルばね10で弾発することができる。しかも、複数の部材を弾発するねじりコイルばね10を、狭いスペースに容易に配置することができる。
【0016】
さらには、中間係止部13を、コイル中心又はコイル中心の近傍を横切ってコイル径方向へ延びるようにしたので、第1・第2ねじりコイルばね部11,12の外に中間係止部13が突出することはない。その分、ねじりコイルばね10を一層小型にすることができる。従って、ねじりコイルばね10を狭いスペースに一層容易に配置することができる。
【0017】
図2は本発明に係るねじりコイルばねの使用例図(その1)であり、支軸21に第1部材22並びに第2部材23を回転可能に取付け、これらの第1・第2部材22,23同士が互いに押合うように、第1部材22を第1ねじりコイルばね部11で弾発するとともに、第2部材23を第2ねじりコイルばね部12で弾発するようにした、機構20の使用例を示す。
【0018】
支軸21は、先端面21aから軸長手方向に長いスリット21bを、軸中心に形成した丸棒である。このスリット21bの幅は、中間係止部13を嵌合し得る程度の小さいものである。
支軸21に第1・第2ねじりコイルばね部11,12を差込むとともに、スリット21bに中間係止部13を差込んで掛け、第1部材22のピン22aにU字状フック14aを掛け、第2部材23の引掛孔23aにL字状フック15aを掛けることによって、ねじりコイルばね10を取付けることができる。第1部材22の係合凸部22bと第2部材23の係合凸部23bとが互いに押合うように、第1・第2部材22,23を1つのねじりコイルばね10によって弾発することができる。24は抜止めピンである。
【0019】
図3は本発明に係るねじりコイルばねの使用例図(その2)であり、上記図2に示される機構20の組立状態を示す側面図である。この図は、支軸21に第1部材22、第2部材23並びにねじりコイルばね10をこの順に重ね、スリット21bに中間係止部13を掛け、支軸21に抜止めピン24を差込んで抜止めをしたことを示す。
【0020】
図4(a),(b)は本発明に係るねじりコイルばねの変形例図である。
なお、変形例のねじりコイルばね10A,10Bは、上記図1に示すねじりコイルばね10と基本的に同じ構成であり、同一符号を付してその説明を省略する。
(a)は第1変形例のねじりコイルばね10Aを示す。このねじりコイルばね10Aは、第1ねじりコイルばね部11の巻き方向に対して第2ねじりコイルばね部12の巻き方向を逆にした構成である。
(b)は第2変形例のねじりコイルばね10Bを示す。このねじりコイルばね10Bは、第1ねじりコイルばね部11の巻き数に対して第2ねじりコイルばね部12の巻き数を変えた構成である。
【0021】
次に、ねじりコイルばねの製造方法について、図5〜図8に基づき説明する。
図5は本発明に係るねじりコイルばねの製造方法説明図(その1)、図6は本発明に係るねじりコイルばねの製造方法説明図(その2)、図7は本発明に係るねじりコイルばねの製造方法説明図(その3)、図8は本発明に係るねじりコイルばねの製造方法説明図(その4)である。
【0022】
この製造方法で使用するねじりばね製造装置30は、芯金駆動用モータ31の出力軸に取付けた芯金32と、芯金駆動用モータ31並びに芯金32を取付けるとともに芯金32の長手方向に移動可能なスライドベース33と、スライドベース33をラックアンドピニオン機構34(ピニオン35とラック36)を介してスライド駆動するスライド用モータ37と、線材Wiを収納する線材収納部41と、線材収納部41から線材Wiを引出して芯金32に供給する線材供給機42とを、基本構成とした装置である。
【0023】
芯金32は丸棒状の回転体であり、先端面32aから芯金長手方向に長いスリット32bを有する。このスリット32bは、芯金32の中心又は中心近傍に有る。スリット32bの幅は、線材Wiを軽く圧入し得る程度の小さいものである。
【0024】
ねじりコイルばね製造方法は、先ず、図5において、線材収納部41に収納された線材Wiの一部を、線材供給機42によって引出して芯金32に供給する(第1工程)。
このときに供給された線材Wiaの長さLnは、1つのねじりコイルばねの長さに相当する分の半分程度である。ここで、「1つのねじりコイルばねの長さ」とは、上記図1に示すねじりコイルばね10を引き伸ばしたときの線の全長のことを言う。すなわち、ねじりコイルばね10において、第1巻端係止部14の先端から第2巻端係止部15の先端までの、線の展開長さのことである。
【0025】
次に、供給された線材Wiaの先端Wibから長さLnの部分Wic、すなわち、1つのねじりコイルばねの長さに相当する線材の中央部Wicを、芯金32のスリット32bに軽く圧入する。このようにして、1つのねじりコイルばねの長さに相当する線材Wiの中央部Wicを芯金32の中心又は中心近傍に止める(第2工程)。
【0026】
次に、芯金駆動用モータ31で芯金32を回すとともに、スライド用モータ37で芯金32をその長手方向の一方Frに移動(例えば前進)させながら、線材供給機42で線材Wiを供給する。芯金32が回転する回数はコイルの巻き数を特定し、芯金32長手方向への移動速度はコイルのピッチを特定する。このときに芯金32の回転速度と、芯金32の長手方向への移動速度と、線材供給機42の線材供給速度とは、互いに同期する。このようにして、芯金32に止めた線材Wiの一方Wid(線材Wiのうちの線材供給機42側Wid)を芯金32に巻き付けることで、一方のねじりコイルばね部を成形する(第3工程)。
【0027】
図6は、一方のねじりコイルばね部11の成形を完了したことを示す。成形を完了した後に、芯金32の回転並びに移動を停止するとともに、線材供給を停止する。次に、一方のねじりコイルばね部11における巻き端部分14の先端と、線材供給機42から供給される線材Wiとを、カッタ43にて切り放す(第4工程)。
【0028】
次に、図7において、芯金32に止めた線材の他方Wiaの先端Wibに重り(ウエイト)44を吊り下げる(第5工程)。この結果、線材の他方Wiaは鉛直方向へ伸びた状態になる。芯金32に止めた線材の他方Wiaを芯金32に巻き付けるのに必要な適度な張り状態を、維持するためである。
【0029】
次に、芯金駆動用モータ31で芯金32を回すとともに、スライド用モータ37で芯金32をその長手方向の他方Rrに移動(例えば後退)させる。線材の他方Wiaの先端Wibは、重り44によって常に下方へ伸ばされた状態を維持している。従って、芯金32を回すことで、芯金32に止めた線材の他方Wiaを芯金32に巻き付けることができる。芯金32が回転する回数はコイルの巻き数を特定し、芯金32長手方向への移動速度はコイルのピッチを特定する。このときに芯金32の回転速度と、芯金32の長手方向への移動速度とは、互いに同期する。このようにして、芯金32に止めた線材の他方Wia(線材Wiのうちの重り44によって下方へ伸ばされた側)を芯金32に巻き付けることで、他方のねじりコイルばね部を成形する(第6工程)。
【0030】
図8は他方のねじりコイルばね部12の成形を完了したことを示す。他方のねじりコイルばね部12における巻き端部分15を、芯金32に巻かずに残してある。
【0031】
ところで、線材Wiの中央部Wicは、2つのねじりコイルばね部11,12の成形が完了するまで、スリット32bに止められたままである。すなわち、各ねじりコイルばね部11,12を成形した後には、線材のうち、芯金32に止めてある中央部Wicが芯金32に巻かれることなく残る。
この中央部Wicは、各ねじりコイルばね部11,12の対向し合う面の各巻き端に連なった部分である。この連なった部分は、コイル中心線又はコイル中心線の近傍を横切ってコイル径方向へ延びる部分であって、各ねじりコイルばね部11,12間を繋ぐ連結部13となる。各ねじりコイルばね部11,12の成形を完了したときには、連結部13も自動的に成形されていることになる。従って、連結部13を成形する工程を特別に設ける必要はない。
【0032】
このようにして、互いに独立したばね作用を成す2つのねじりコイルばね部11,12、並びにねじりコイルばね部11,12間を繋ぐ連結部13を、1本の線材Wiにて成形することができ、この結果、1つのねじりコイルばね10を少ない工程で容易に製造することができる。
成形済みのねじりコイルばね10を芯金32から抜き取り、巻き端部分14,15の形を整えて(第7工程)、全ての製造工程を完了する。
【0033】
完成したねじりコイルばね10のうち、一方のねじりコイルばね部11は、図1の第1ねじりコイルばね部11に相当する。他方のねじりコイルばね部12は、図1の第2ねじりコイルばね部12に相当する。連結部13は、図1の中間係止部13に相当する。一方のねじりコイルばね部11における巻き端部分14は、図1の第1巻端係止部14に相当する。他方のねじりコイルばね部12における巻き端部分15は、図1の第2巻端係止部15に相当する。
【0034】
なお、上記発明の実施の形態において、第1・第2巻端係止部14,15の形状については任意である。
また、図7に示す第5工程及び第6工程において、芯金32に止めた線材の他方Wiaを、芯金32に巻き付けるのに必要な適度な張り状態を維持できればよく、重り44を用いる方法に限定されない。
【0038】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項は、2つのねじりコイルばね部並びにねじりコイルばね部間を繋ぐ連結部を、1本の線材にて成形して1つのねじりコイルばねを製造するのに、先に、1つのねじりコイルばねの長さに相当する線材の中央部を芯金の中心又は中心近傍に止め、その後に、芯金に止めた線材の両側を芯金に巻き付けることで、2つのねじりコイルばね部を成形するようにしたので、2つのねじりコイルばね部を成形した後には、線材のうち、芯金に止めてある中央部を、芯金に巻くことなく残すことができる。
この中央部は、各ねじりコイルばね部間を繋ぐ連結部となる。この結果、2つのねじりコイルばね部の成形を完了したときには、連結部も自動的に成形されることになる。従って、2つのねじりコイルばね部間を繋ぐ連結部を成形する工程は必要ない。互いに独立したばね作用を成す2つのコイルばね部を1つに集約したねじりコイルばね部を、少ない工程で容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るねじりコイルばねの構成図
【図2】本発明に係るねじりコイルばねの使用例図(その1)
【図3】本発明に係るねじりコイルばねの使用例図(その2)
【図4】本発明に係るねじりコイルばねの変形例図
【図5】本発明に係るねじりコイルばねの製造方法説明図(その1)
【図6】本発明に係るねじりコイルばねの製造方法説明図(その2)
【図7】本発明に係るねじりコイルばねの製造方法説明図(その3)
【図8】本発明に係るねじりコイルばねの製造方法説明図(その4)
【図9】従来のねじりコイルばねの使用例図
【符号の説明】
10,10A,10B…ねじりコイルばね、11…第1ねじりコイルばね部、11a…第2ねじりコイルばね部に対向する面の巻き端、11b…第1ねじりコイルばね部の外側巻き端、12…第2ねじりコイルばね部、12a…第1ねじりコイルばね部に対向する面の巻き端、12b…第2ねじりコイルばね部の外側巻き端、13…中間係止部(ねじりコイルばね部間を繋ぐ連結部)、14…第1巻端係止部、15…第2巻端係止部、32…芯金、32b…スリット、Cp…コイル中心線、Wi…線材、Wic…1つのねじりコイルばねの長さに相当する線材の中央部。

Claims (1)

  1. 2つのねじりコイルばね部並びにねじりコイルばね部間を繋ぐ連結部を、1本の線材にて成形して1つのねじりコイルばねを製造するようにした、ねじりコイルばね製造方法において、
    このねじりコイルばね製造方法は、
    1つのねじりコイルばねの長さに相当する線材の中央部を芯金の中心又は中心近傍の前記芯金長手方向に長いスリットに圧入して止める工程と、
    芯金駆動用モータで前記芯金を回すとともに、スライド用モータで前記芯金をその長手方向の一方に移動させながら線材供給機で前記線材を供給し、前記芯金が回転する回数でコイルの巻き数を特定し、前記芯金長手方向への移動速度でコイルのピッチを特定して、前記芯金に止めた線材の一方を芯金に巻き付けることで一方のねじりコイルばね部を成形する工程と、
    前記芯金に止めた前記線材の他方の先端に重りを吊り下げて張り状態を維持し、前記芯金駆動用モータで前記芯金を回すとともに、前記スライド用モータで前記芯金をその長手方向の他方に移動させ、前記芯金が回転する回数でコイルの巻き数を特定し、前記芯金長手方向への移動速度でコイルのピッチを特定して、前記芯金に止めた線材の他方を芯金に巻き付けることで他方のねじりコイルばね部を成形する工程と、からなることを特徴とするねじりコイルばね製造方法。
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