JP4466433B2 - シート材処理装置 - Google Patents

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本発明は、シート材を切断して所定のシート物を作成するための、あるいはシート材に印刷を行なうと共に、その印刷部分を切断して所定のシート物を作成するためのシート材処理装置に関する。
従来、シート材としてのテープ状の印刷テープを用いて、棒状や種々の形状の対象物に装着するためのラベルなどの所定のシート物を作成するための装置として、特表2001−519742号公報に開示されるものがある。
この装置では、印刷テープとして、基材テープと貼着層と剥離紙とが積層されたものが用いられ、例えば、鉛筆といった棒状の対象物の外周に巻き付けて貼着する名前ラベルを作成する場合に使用される。
この場合、装置には、そのラベルに印刷するための名前の文字列を入力する一方、鉛筆の外周長を設定するために、丸形状や六角形状などの鉛筆の軸断面形状及びそれらの形状に係る直径や対向辺間の長さを入力して印刷を指示する。この指示に応じて、印刷テープ上に入力された名前の文字列が印刷され、その印刷部分が設定された鉛筆の外周長に重ね代を加えた長さで切り離されて、名前ラベルが作成される。
そして、作成したラベルは、剥離紙を除去して基材テープの裏面に貼着層を露出させた状態で、ラベルの一端部に設けられた重ね代を始端部として鉛筆の外周に周回し、貼着層によって鉛筆の外周面に貼着すると共に、ラベルの他端部を重ね代上に貼着することにより、鉛筆に名前ラベルを装着するものである。
特表2001−519742号公報
上記装置では、鉛筆などの棒状の対象物の外周に対応した適切な長さのラベルを簡単に作成することができるため便利である。また、その対象物に装着したラベルは、貼着層によって対象物の外周の一回りに貼り付き、さらに重ね代を設けることで、ラベルを強固に対象物に貼り付けることができ、一旦対象物に貼り付けると、強固に貼り付いて剥がれにくいため、鉛筆や筆記用具などに貼り付ける名前ラベルなどとして使用すると、その貼着した状態を長く保持することができる。
ところで、ラベルの用途によっては、ラベルを短時間あるいは短期間だけ対象物に貼り付ければ用が足りる場合があり、そのような用途に使用したい場合がある。その場合には、対象物にラベルを貼着した後にラベルを取り外す作業が必要になる。
しかしながら、上記装置によって作成したラベルは、対象物の外周に貼着層によって強固に貼り付いているため、ラベルを取り除くために手間がかかる。また、貼着層によって対象物に貼り付けるものであるため、ラベルを取り除いた後の対象物の外周表面に貼着剤が残留することがあり、付着した貼着剤を取り除かなければならないことがある。また、対象物によっては、貼着剤に馴染まず、あるいは貼着剤を使って貼り付けることが不適切な場合がある。
本発明は、前述の問題点を解決するものであり、所定の対象物に容易に確実に装着することができる一方で、取り外しが容易であり、取り外した後に対象物の表面が貼着剤で汚れるようなこともなく、貼着剤を使って貼り付けることが不適切な対象物に対しても装着が可能な、ラベルなどの所定のシート物を作成することができるシート材処理装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、シート材を処理することによって所定の対象物に装着するための所定のシート物を作成するシート材処理装置であって、所定方向に沿って所定ピッチで前記所定の対象物が挿通可能な貫通穴を設けてあるシート材、又は所定方向に沿って所定ピッチで前記貫通穴と共に更に位置情報を表す指標を設けてあるシート材を、前記所定方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される前記シート材の所定のシート面に印刷を行なう印刷手段と、前記シート材の前記所定のシート面側を前記所定方向に沿って凸形状に湾曲するべく、前記シート材に曲げ癖を付与する曲げ癖付与手段と、前記シート材を前記所定方向と直交する方向に切断する切断手段と、前記シート材の前記貫通穴、又は前記指標を検出する検出手段と、前記搬送手段によって前記シート材を搬送させると共に、前記検出手段の前記貫通穴又は前記指標の検出に基づいて、前記印刷手段により印刷を行い、少なくとも2個の貫通穴が前記切断手段より下流側に達する所定距離まで搬送されたときに、前記シート材を切断するべく前記搬送手段の動作を停止させる制御手段とを備えることを特徴とするシート材処理装置である。
請求項2の発明は、シート材を処理することによって所定の対象物に装着するための所定のシート物を作成するシート材処理装置であって、所定方向に沿って所定ピッチで前記所定の対象物が挿通可能な貫通穴を設けてあるシート材を前記所定方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される前記シート材の所定のシート面に印刷を行なう印刷手段と、前記シート材の前記所定のシート面側を前記所定方向に沿って凸形状に湾曲するべく、前記シート材に曲げ癖を付与する曲げ癖付与手段と、前記シート材を前記所定方向と直交する方向に切断する切断手段と、前記シート材の前記所定方向に、少なくとも前記所定ピッチの2倍の長さに前記貫通穴の前記所定方向の長さを加えた長さを超える所定の長さの領域を設定する領域設定手段と、前記搬送手段により前記シート材を搬送させると共に、前記領域設定手段により設定された前記領域内に前記印刷手段により印刷を行い、前記領域の端部が前記切断手段の位置に搬送されたときに、前記切断手段によって前記シート材の前記領域を切断するべく前記搬送手段の動作を停止させる制御手段とを備えることを特徴とするシート材処理装置である。
請求項3の発明は、更に、印刷すべきデータを記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段の前記貫通穴又は前記指標の検出に基づいて、前記印刷手段により前記記憶手段に記憶された印刷すべきデータを前記切断手段により切断される前記シート材の領域の互いに隣り合う2個の貫通穴の間に印刷することを特徴とする請求項1記載のシート材処理装置である。
請求項4の発明は、前記曲げ癖付与手段は、前記シート材に当接して回転駆動されることによって前記所定のシート面側を前記所定方向に沿って凸形状に湾曲させる癖付けローラを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシート材処理装置である。
請求項5の発明は、シート材を処理することによって所定の対象物に装着するための所定のシート物を作成するシート材処理装置であって、所定方向に沿って所定ピッチで所定の対象物が挿通可能な貫通穴を、少なくとも2列に設けてあるシート材、又は前記貫通穴と共に、更に位置情報を表す指標を設けてあるシート材を前記所定方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される前記シート材の前記所定のシート面に印刷を行なう印刷手段と、前記シート材の前記所定のシート面側を前記所定方向と直交する方向に沿って凸形状に湾曲するべく、前記シート材に曲げ癖を付与する曲げ癖付与手段と、前記シート材を前記所定方向と直交する方向に切断する切断手段と、前記搬送手段によって搬送される前記シート材の前記貫通穴、又は前記指標を検出する検出手段と、前記搬送手段によって前記シート材を搬送させると共に、前記検出手段による前記貫通穴又は前記指標の検出に基づいて、前記所定方向に並んで隣り合う貫通穴間の所定の切断位置の部分が前記切断手段の位置まで搬送されたときに、前記切断手段によって前記シート材を切断するべく前記搬送手段の動作を停止させる制御手段とを備えることを特徴とするシート材処理装置である。
請求項6の発明は、前記曲げ癖付与手段は、前記シート材に当接し前記所定のシート面側を前記所定方向と直交する方向に沿って凸形状に湾曲させる癖付けローラを備えることを特徴とする請求項5に記載のシート材処理装置である。
請求項7の発明は、前記切断手段は、駆動源により動作する自動切断機構を備え、前記制御手段は、前記駆動源を駆動して前記自動切断機構を動作させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のシート材処理装置である。
請求項8の発明は、前記切断手段は、ユーザの操作によって動作する手動切断機構を備え、前記制御手段は、前記手動切断機構の操作をユーザに促す案内を行なうことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のシート材処理装置である。
請求項9の発明は、更に、前記シート材処理装置に装填されるシート材が、少なくとも前記所定のシート面に予め所定の印刷が施されているプレ印刷シート材であるときにそれを検出するシート材検出手段を備え、前記制御手段は、前記シート材検出手段によって前記プレ印刷シート材が検出されたときには、前記切断手段による前記プレ印刷シート材の切断のための動作を許容する一方、前記印刷手段の動作を禁止することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のシート材処理装置である。
請求項1のシート材処理装置によれば、搬送される所定方向に沿って所定ピッチで所定の貫通穴を設けてあるシート材を貫通穴や指標の検出に基づいた切断位置で切断して、少なくとも2個の貫通穴を有するシート物を切り出すことで、対象物をシート物の印刷されるシート面の反対面側に潜らせるようにして2個の貫通穴に挿通して、その対象物に容易に確実に装着することができ、また、容易に取り外すことができるシート物を作成することができる。また、このシート材処理装置の切断処理により、貼着剤を使用することなく対象物に装着することができて、貼着剤を使用することが不適切な対象物に対しても装着可能で、取り外した後に対象物の表面に貼着剤が残留することのないシート物を作成することができる。そして、作成したシート物は、曲げ癖付与手段により、その印刷面側が凸形状に湾曲する曲げ癖が付与されているため、シート物の両端部を押させて曲げ癖方向に沿って更に湾曲させることで、容易に2個の貫通穴の穴位置を一直線に揃えることができ、この状態で印刷面側と反対面側に潜らせるようにして2個の貫通穴に対象物を挿通させることができるので、対象物への装着作業性を良好とすることができる。
請求項2のシート材処理装置によれば、搬送される所定方向に沿って所定ピッチで所定の貫通穴を設けてあるシート材を少なくとも2個の貫通穴が確保される所定長さの領域に切断して、少なくとも2個の貫通穴を有するシート物を切り出すことで、対象物を2個の貫通穴に挿通して、その対象物に容易に確実に装着することができ、また、容易に取り外すことができるシート物を作成することができる。また、貼着剤を使用することなく貫通穴の係止によって対象物に装着することができるので、貼着剤を使用することが不適切な対象物に対しても装着可能で、取り外した後に対象物の表面に貼着剤が残留することのないシート物を作成することができる。そして、作成したシート物は、曲げ癖付与手段により、その印刷面側が凸形状に湾曲する曲げ癖が付与されているため、シート物の両端部を押えて曲げ癖方向に沿って略U字形に湾曲させることで、容易に2個の貫通穴の穴位置を一直線に揃えることができ、この状態で印刷面側と反対面側に潜らせるようにして2個の貫通穴に対象物を挿通させることができるので、対象物への装着作業性を良好とすることができる。
請求項3のシート材処理装置によれば、シート物に切断されるシート材の領域内、あるいは領域の互いに隣り合う2個の貫通穴の間に印刷を行なうことで、文字などを表記したシート物を作成することができる。
請求項4のシート材処理装置によれば、前記シート材に曲げ癖を付与する曲げ癖付与手段を、前記シート材に当接して回転駆動される癖付けローラの構成により実現できる。
請求項5のシート材処理装置によれば、搬送される所定方向に沿って所定ピッチで所定の貫通穴を少なくとも2列に設けてあるシート材を貫通穴間の所定の切断位置で切断して、所定方向と直交する方向に、少なくとも2個の貫通穴を有するシート物を切り出すことで、対象物を2個の貫通穴に挿通して、その対象物に容易に確実に装着することができ、また、容易に取り外すことができるシート物を作成することができる。また、貼着剤を使用することなく貫通穴による係止によって対象物に装着することができるので、貼着剤を使用することが不適切な対象物に対しても装着可能で、取り外した後に対象物の表面に貼着剤が残留することのないシート物を作成することができる。そして、作成したシート物は、曲げ癖付与手段により、その印刷面側が凸形状に湾曲する曲げ癖が付与されているため、シート物の両端部を押えて曲げ癖方向に沿って略U字形に湾曲させることで、容易に2個の貫通穴の穴位置を一直線に揃えることができ、この状態で印刷面側と反対面側に潜らせるようにして2個の貫通穴に対象物を挿通させることができるので、対象物への装着作業性を良好とすることができる。
請求項6のシート材処理装置によれば、前記シート材に所定のシート面側が所定方向と直交する方向に沿って凸形状に湾曲する曲げ癖を曲げ癖ローラにより強制的に付与することができる。
請求項7のシート材処理装置によれば、駆動源により自動切断機構を動作させてシート材の切断処理を行なうことができる。
請求項8のシート材処理装置によれば、ユーザに操作を促して、そのユーザの操作により手動切断機構を動作させてシート材の切断処理を行なうことができる。
請求項9のシート材処理装置によれば、シート材処理装置に装填されるシート材が、そのシート面に予め所定の印刷が施されているプレ印刷シート材であるときに、そのシート材を切断するだけで、無用な印刷の動作を禁止するように制御することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施の形態に係る処理装置は、シート材に対する印刷機能及び切断機能を有する印刷装置として構成され、この印刷装置はシートカセット(テープカセット)に収容されて供給されるシート材(印刷テープ)に印刷を行なうと共に、その印刷済の部分を切断し、あるいはシート材を単に所定の長さに切断し、あるいは予め印刷が施されたシート材を所定の長さに切断して、対象物の外周に装着して用いるシート物(印刷ラベル)を作成するために使用されるものである。
図1は本発明の一実施形態に係るテープ印刷機能及びテープ切断機能を有する印刷装置1の外観を示す平面図、図2はその印刷装置1に装填されるシートカセット(テープカセット)21の外観及び印刷装置1の内部構造の一部を示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係る印刷装置1は、シート材(印刷テープ)に印刷を行なうと共に、その印刷済の部分を切断して、シート物(ラベル)を作成する。この印刷装置1では、基材テープと貼着層と剥離テープとが積層されてなる従来の貼着用ラベル作成用の印刷テープを用いて対象物に貼着するラベルを作成することができる一方、本発明に係るシート材としての基材テープで構成される装着用ラベル作成用の印刷テープを用いて対象物に装着するシート物としてのラベルを作成することができる。
図1及び図2に示すように、この印刷装置1は、装置本体2の上面にキー入力部3、表示部4、および開閉蓋5を備えている。開閉蓋5の内側には印刷テープ31を収容したテープカセット21を装填するためのカセット装填部6が形成されており、テープカセット21は開閉蓋5を開放した状態でカセット装填部6に着脱可能に装填される。
キー入力部3は、印刷する文字列のデータを入力する文字キー、印刷開始を指示する印刷キー、表示部4の表示画面上のカーソルを移動操作するカーソルキー、入力された文字列の編集処理、各種設定処理、印刷処理等に必要な種々の制御キーを備えている。この制御キーには、貼着用ラベル作成用の印刷テープを用いて対象物に貼着するラベルを作成する「貼着用ラベルモード」や装着用ラベル作成用の印刷テープを用いて対象物に装着するラベルを作成する「装着用ラベルモード」などの印刷モードを設定する印刷モードキーの他、かな漢字の変換キー、各種の選択や処理を決定する実行キー、処理を取り消す取消キーなどが含まれている。
表示部4は液晶表示装置であり、入力されたデータや各種設定のための選択メニュー画面や処理に関するメッセージなどが表示されると共に、作成されるラベルの長さや印刷テープの種類や印刷モードの状態などの各種の情報を表示する。
カセット装填部6内には、縦方向に配列された発熱素子を有するサーマルヘッド7と、サーマルヘッド7と対峙するプラテンローラ8と、テープカセット21を所定の位置に支持するためのカセット受け部10やテープカセット21に嵌合して位置決めをする嵌合軸11を備えている。また、カセット装填部6の底面の下方部には、プラテンローラ8を回転させるためのテープ搬送機構が設けられている。
また、装置本体2には、カセット装填部6から装置本体2外に通じるテープ排出口12が形成されており、このテープ排出口12には、シート材としての印刷テープ31を切断するための固定刃13aと可動刃13bとを備えたカッタ13が設けられている。
このカッタ13としては、この種の印刷装置では周知のカッタ機構である特開平11−1035号公報に記載される自動切断機構や特開平7−156098号公報に記載される手動切断機構が採用される。
また、前記カセット受け部10にはテープカセット21の種別あるいはテープカセット21に収容されている印刷テープ31の種別を検出するための複数個のカセット種別検出スイッチ15が設けられている。サーマルヘッド7の近傍には印刷テープに設けられる指標(この場合は印刷テープに設けられる貫通穴、なお印刷等で施されたマークであってもよい。)を検出するためのテープ位置検出センサ16が設けられている。
一方、テープカセット21は、図2の外観斜視図及び図3の内部構造の平面図に示すように、上ケース22aと下ケース22bを組み合わせて構成したカセットケース22を備え、このカセットケース22の内部に、印刷テープ31を巻回したテープコア23が収納されている。印刷テープ31はその一方のテープ面(シート面)が感熱発色層を備える印刷面となっており、この印刷面が外向きとなるようにテープコア23に巻回されている。テープコア23は、カセットケース22の下ケース22bに一体に形成された起立軸26に回転可能に嵌合されている。
カセットケース22には、カセット装填部6内にテープカセット21を装填したときにプラテン8が配置される凹部27が設けられ、この凹部27に臨んで印刷テープ31カセットケース22外に繰出される繰出し口28aが設けられている。
また、カセットケース22の外側部の隅部には、カセット装填部6のカセット受け部10に係合してそれに支持される位置合せ用の突起部29が形成されており、その1つにはカセットケース22内に収容した印刷テープ31の種別に対応した所定の形状を有する識別部30が形成されている。この識別部30はカセット受け部10に設けた複数個のカセット種別検出スイッチ15を選択的に動作させるものであり、この印刷装置1では、カセット種別検出スイッチ15の情報によりカセット装填部6に装填されたテープカセット21に収容されている印刷テープ31の種別を判別する。
テープカセット21に収容される印刷テープ31の1つの例を図5に示してある。図5(a)に示す印刷テープ31aは、樹脂シートや紙シートなどの基材テープ32の幅方向の中央位置に長さ方向に沿って所定ピッチa0で直径b0の丸穴の貫通穴33aを設けてなる。この印刷テープ31aによって作成されるラベル36aは、従来の貼着層を有する印刷テープで作成されるラベルのように対象物に貼着して使用するものではなく、図5(b)に示すように、2個の貫通穴33aの間に所定の文字列等の印刷を行なうと共に、次の2個の貫通穴33aの間(図示の切断線35の位置)で切断してラベル36aを作成し、その作成したラベル36aの2個の貫通穴33aに図6(b)に示すように丸棒状等の対象物100を挿通して対象物100に装着して使用されるものである。
なお、前記印刷テープ31aの基材テープ32として、例えばJIS P8116に規定する引き裂き強度が200〜750mN程度の紙材を使用すれば、対象物100からラベル40を取り外すときにそのラベル40を容易に引き千切ることができて好適である。
このように、本発明に係る印刷テープ31aによって作成される装着用ラベル36aは、予め対象物100を挿通する貫通穴33aが設けられ、その貫通穴によってそこに挿通する対象物を係止して装着するものであるため、装着しようとする棒状の対象物100の軸断面形状及びその大きさに応じて貫通穴33aの形状や大きさの異なる複数種類が用意されており、更に貫通穴33aのピッチ、あるいはテープ幅の異なる複数種類のものも用意されている。
図7(a)に図示の印刷テープ31bは、基材テープ32の幅方向の中央位置に長さ方向に沿って所定ピッチa1でテープ長さ方向の長さがb1の長穴の貫通穴33bが設けられている。この印刷テープ31bには、図7(b)に示すように、2個の貫通穴33bの間に所定の文字列等の印刷を行なうと共に、次の2個の貫通穴33bの間(図示の切断線35の位置)で切断して図7(c)及び図8(a)に示すようなラベル36bを作成し、その作成したラベル36bの2個の貫通穴33bに図8(b)に示すように軸断面形状が長方形の棒状の対象物101を挿通して対象物101に装着するものである。
この印刷装置1では、カセット装填部6にテープカセット21を装填すると、テープカセット21の位置合せ用の突起部29がカセット装填部6のカセット受け部10に係合すると共に、嵌合軸11がテープカセット21の起立軸26の内側に嵌合し、テープカセット21の凹部27にサーマルヘッド7が配置される。
そして、テープ搬送機構が作動して印刷テープ31をサーマルヘッド7との間で挟持するプラテンローラ8が回転駆動され、またサーマルヘッド7が発熱駆動され、これによりテープカセット21から繰出された印刷テープ31の基材テープ32に対して印刷が行なわれる。
基材テープ32の印刷面に印刷が行なわれた印刷テープ31は、プラテンローラ8の回転により下流側に向けて搬送され、テープ排出口12を通って装置本体2外に排出される。印刷が終了すると、印刷テープ31の印刷済部分がカッタ13で切断される。
この印刷装置1では、予め印刷が行なわれた印刷テープに切断のみを行なってラベルを作成することもできる。この場合の例を図9に示してあり、図9(a)に示すように、印刷テープ31cには、基材テープ32の幅方向の中央位置に長さ方向に沿って所定ピッチで丸穴の貫通穴33cが設けられていると共に、各貫通穴33cの間の位置に所定の文字列等によるプレ印刷が施されている。この印刷テープ31cでは、2個の貫通穴33cを含む領域をラベル領域として確保すると共に、その2個の貫通穴33cの外側位置で切断して図9(b)に示すようなラベル36cを作成する。
図4は印刷装置1の電子回路の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この印刷装置1の電子回路には、CPUからなる制御部50が備えられ、制御部50は、キー入力部3からのキー操作信号に応じてROM51に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、RAM52をワークメモリとして回路各部の動作を制御するもので、この制御部50には、前記キー入力部3、ROM51、RAM52が接続される他、サーマルヘッド7を印刷データに応じて発熱駆動する駆動回路53、プラテンローラ8を駆動するためのステップモータからなる搬送モータ54の駆動回路55、カッタ13を駆動するためのカッタモータ56の駆動回路57が接続され、また入力された文字データなどを表示するための表示部4が接続される。また、制御部50には、テープカセット21の種別を検出するためのカセット種別検出スイッチ15、印刷テープ31に付された指標を検出するテープ位置検出センサ16も接続される。
前記ROM51内には、軸断面形状やそのサイズの異なる複数種類の棒状の対象物と、その棒状の対象物に対応する印刷テープの種類(テープカセットの種類)のデータが予め記憶されている。また、印刷テープの種類に応じた印刷開始位置及び切断位置のデータが予め記憶され、また、所定ピッチの貫通穴間のスペース中に印字可能な最大文字数のデータが印刷テープの種類に応じて定められて記憶されている。この最大文字数は、印字可能な文字サイズ毎に対応しており、あるいは印字可能な文字サイズが1つの場合には1つの最大文字数のデータが記憶される。さらに、表示及び印字のための文字や記号のパターンデータを発生するためのメモリが設けられている。
また、前記RAM52には、キー入力された文字データを記憶する入力データメモリ、入力データについて設定される文字サイズ、文字間隔、余白の長さ等の書式データを記憶する書式データメモリ、入力されたデータが対応するパターンデータに展開されて記憶される印刷データメモリ、表示部4に表示されるパターンデータが記憶される表示データメモリの各領域が確保され、さらに、ユーザにより選択された対象物の種類が記憶される選択対象物レジスタ52a、ラベル長が記憶されるラベル長レジスタ52b、印刷テープ31の切断位置が記憶される切断位置レジスタ52c、印刷開始位置が記憶される印刷開始位置レジスタ52d、印刷テープ31のプラテンローラ8による搬送量(搬送ステップ数)がカウントされるテープ搬送量カウンタ52eなど、その他の処理に必要なデータを一時的に記憶するレジスタやカウンタが設けられている。
なお、カッタ13はカッタモータ56の駆動によらずに手動操作による切断機構を採用する場合には、カッタモータ56及びその駆動回路は不要になる。
この印刷装置1では、前述のように、テープ印刷機能及びテープ切断機能を備え、それら両機能を用いて印刷テープへの印刷とテープ切断を行なうことで印刷ラベルの作成ができる一方、テープ切断機能だけを用いて印刷のない無地のラベルを作成することができる。
前記印刷ラベルは、そのまま対象物に装着し、また前記無地ラベルは対象物に装着すると共に、空白領域に適宜情報を書き込んだり、必要に応じて追加記入するなどして利用できる。
以下、印刷装置1の印刷動作について説明する。この印刷装置1では、貼着用ラベル作成用の印刷テープを用いて対象物に貼着するラベルを作成する「貼着用ラベルモード」と、装着用ラベル作成用の印刷テープを用いて、図6及び図8に示す対象物に装着するラベルを作成する「装着用ラベルモード」とによりラベル作成が可能になっている。以下、本発明の特徴とする「装着用ラベルモード」の印刷モードの場合の印刷動作について、図10及び図11に示すフローチャートに基づいて説明する。
キー入力部3の印刷モードキーが操作されて「装着用ラベルモード」が設定され、そのラベル作成処理が起動すると、表示部4に対象物の名称が一覧表示される対象物選択画面が表示され、この選択画面を使ってユーザが選択する対象物の選択決定がなされると、その選択対象物を示すデータがRAM52内の選択対象物レジスタ52aに記憶される(S1)。
次に、カセット種別検出スイッチ15の状態が検出され(S2)、このカセット種別検出スイッチ15によって検出されたカセットの種類が、ユーザが選択した対象物に対応するか否かが判断される(S3)。カセット装填部6に装填されているテープカセット21の種別がユーザの選択した対象物に対応するものでないと判断された場合、すなわち、そのテープカセット21に収容された印刷テープ31の貫通穴が選択対象物に比べて小さく、選択対象物を貫通穴に挿通することができない場合には、表示部4にテープカセット21の交換を促すエラー表示が行なわれる(S3のNO、S4)。
また、カセット装填部6に装填されているテープカセット21の種別がユーザの選択した対象物に対応すると判断された場合、すなわち、選択対象物を貫通穴に挿通することができる選択対象物とテープカセットとの組合せである場合には、そのテープカセット21の印刷テープが図9のようなプレ印刷が施されている印刷テープであるか否か判断される(S3のYES、S5)。なお、S3の判断処理を行なうために、対象物とテープカセット(印刷テープ)の適合良否を判断するためのテーブルデータが予めROM51に備えられている。
次に、印刷すべき文字や記号などのキャラクタの入力が促され、ユーザのキー入力部3への操作によりキャラクタの入力が行なわれる。この入力によるキャラクタデータはRAM52内の入力データメモリに記憶される(S6)。なお、このキャラクタデータの入力では、印刷テープの貫通穴間のスペースに印字可能な最大文字数が決まっているため、入力文字数のチェックを行い、オーバーするときにはユーザに注意を促すようにする。
次に、印刷開始位置(例えば、図5の印刷テープ31aの場合は図の右端の第1の貫通穴33aからc0の距離、図7の印刷テープ31bの場合は第1の貫通穴33bからc1の距離)及び切断位置35(例えば、図5の印刷テープ31aの場合は図の右端から2つ目の第2の貫通穴33aからd0の距離の位置、図7の印刷テープ31bの場合は第2の貫通穴33bからd1の距離の位置)が印刷開始位置レジスタ52d及び切断位置レジスタ52cに設定される(S7)。
キー入力部3から処理開始の指示があると、入力されたキャラクタのパターンデータが展開されて印刷データが生成される(S8のYES、S9)。そして、搬送モータ54が駆動されて印刷テープ31が搬送されると、テープ位置検出センサ16による搬送中の印刷テープ31の第1番目の貫通穴(搬送方向の下流側で最も先端に位置する貫通穴)の検出の有無が判断される(S10、S11)。
テープ位置検出センサ16により印刷テープ31の第1番目の貫通穴が検出されると、その穴位置を基準にしてステップモータからなる搬送モータ54の搬送ステップ数がテープ搬送量カウンタ52eにカウントされて、印刷開始位置に到達するまで更にテープ搬送が行なわれる(S11のYES、S12、S13)。テープ搬送量カウンタ52eの値が印刷開始位置レジスタ52dに設定されたデータに対応するものとなって、印刷テープ31が印刷開始位置まで搬送されたことが判断されると、そのまま印刷テープ31が搬送されると共に、それに同期してサーマルヘッド7が駆動されて印刷が開始され、印刷テープ31上にS9で生成された印刷データの印刷が行なわれる(S13のYES、S14、S15)。
印刷が終了すると、サーマルヘッド7への通電が停止されると共に、更に印刷テープ31の搬送が行なわれ、第2番目の貫通穴(搬送方向の下流側で最も先端の貫通穴の上流側に位置する次の貫通穴)の検出の有無が判断される(S16、S17)。第2番目の貫通穴が検出されると、更に印刷テープ31の搬送が行なわれ、第2番目の貫通穴の位置を基準にして新たに搬送モータ54の搬送ステップ数がテープ搬送量カウンタ52eにカウントされて、切断位置35に到達したか否かが判断される(S17のYES、S18、S19)。
テープ搬送量カウンタ52eの値が切断位置レジスタ52cに設定されたデータに対応するものとなって、印刷テープ31が切断位置35に到達したと判断されると、搬送モータ54を停止して印刷テープ31の搬送が停止され、次にカッタモータ56が駆動されてカッタ13によって印刷テープ31の切断が行なわれる(S19のYES、S20、S21)。
これにより、図5(c)に示すラベル36aや図7(c)に示すラベル36bが得られる。なお、カッタ13に手動切断機構を採用している場合のS21の処理は、ユーザに対してカッタ13の手動操作を促すメッセージを表示部4に表示するようにする。
一方、S5でカセット種別検出スイッチ15の状態が図9に示すプレ印刷テープ31cである場合(S5のYES)には、次に切断位置35が切断位置レジスタ52cに設定される(S22)。この切断位置35は、図9(a)に示すように、印刷テープ31cの右端から2つ目の第2番目の貫通穴33dからd2の距離の位置である。
そして、キー入力部3から処理開始の指示があって(S23のYES)、搬送モータ54が駆動されて印刷テープ31が搬送されると、テープ位置検出センサ16による搬送中の印刷テープ31の第1番目の貫通穴の検出の有無が判断される(S24、S25)。
テープ位置検出センサ16により印刷テープ31の第1番目の貫通穴が検出されると(S25のYES)、その穴位置を基準にして、以下、S16乃至S21の処理が行なわれてラベルの切断処理が行なわれる。図9(b)はこのようにして作成されたラベルを示す。なお、ROM51には、印刷テープの種類に応じる、貫通穴を基準にした印刷開始位置や切断位置のデータが予め記憶されている。
また、この実施形態の印刷装置1では、カッタモータ56によってカッタ13を動作させるものであるが、手動操作によって動作するカッタ機構を設け、ユーザの手動操作によってカッタを動作させるようにしてもよい。その場合には、S21の切断処理に代えて、表示部4にユーザのカッタ操作を促すメッセージを表示するようにする。
この印刷装置1によって作成されたラベル36a又はラベル36bは、図6(a)及び図8(a)に示すに示すように、印刷テープ31a及び印刷テープ31bの基材テープ32が印刷面側を外側にしてロール状に巻回されてテープカセット21に収容されているため、長さ方向に沿って印刷面が凸形状となるような曲げ癖を有している。このラベルを対象物に装着する場合は、シート物の両端部を押えて曲げ癖方向に沿って略U字形に湾曲させることで、容易に2個の貫通穴の穴位置を一直線に揃えることができ、この状態で印刷面側と反対面側に潜らせるようにして2個の貫通穴に対象物を挿通させることができるので、対象物への装着作業性を良好とすることができる。
図12は他の印刷テープの例を示している。図12(a)に示すように、この印刷テープ31dは、基材テープ32の長さ方向(印刷装置1による搬送方向)に、上下2列にして所定のピッチ(a2)で貫通穴33dを設けてなる。この印刷テープ31dは、その穴位置を基準にして、印刷装置1によって間隔e2でテープ幅方向に離れる一対の貫通穴33dの間にテープ幅方向に文字列を並べて印刷が行なわれ、切断位置35で切断されることによりラベル36dが作成される(図12(b)、(c))。なお、この印刷テープの場合も、プレ印刷がされたものを用意しておき、切断処理のみ行なうようにしてもよい。
図13は図5の印刷テープの変形例を示している。図13(a)に示すように、この印刷テープ31eには、ラベル領域に対応して所定のピッチで指標としての位置合せ用のマーク34が設けられている。その他の構成は図5の印刷テープ31aと同一である。図5の印刷テープ31aでは、最初に検出される第1番目の貫通穴33aを基準に印刷開始位置の位置決めを行い、第2番目に検出される貫通穴33aを基準にして切断位置の位置決めを行ったが、この印刷テープ31eでは、マーク34を基準にして印刷開始位置と切断位置の位置決めを行なうものである。印刷開始位置はマーク34からの距離f0、切断位置35はマーク34からの距離g0にそれぞれ設定される。
このように、貫通穴33aとは別にテープ位置を検出するためのマーク34等の指標を設け、その指標を利用して、印刷や切断処理を行なうようにしてもよい。
また、図12に示す印刷テープ31dにおいても、同様に位置合せ用のマーク等の指標を設け、その指標を基準にして印刷開始位置や切断位置の位置決めを行なうことも可能である。
図14及び図15は更に異なる他の装着用ラベルを作成処理するときのフローチャートであり、図16、図17及び図18はそのラベル作成処理に使用する印刷テープ及び作成したラベルを示している。
前述の図10及び図11に示す装着用ラベルの作成処理では、印刷テープの貫通穴を検出し、その穴位置を基準にしてラベルの切断位置を設定するものであったが、この例では、予め定めた長さにラベル領域を設定し、その長さで印刷テープの切断を行なうものである。
まず、印刷テープについて図16(a)によって説明すると、印刷テープ31fの基材テープ32には、長さ方向に沿ってピッチa3で貫通穴33fが設けられている。この貫通穴33fは丸穴であり、その直径はb3である。前述の場合と同様に、このような印刷テープとしては、その貫通穴の形状や大きさの異なるものなどが複数種類用意されている。
また、図17(a)に示す印刷テープ31gは、所定の文字列等がその長さ方向に繰り返し印刷されたプレ印刷テープであり、この印刷テープ31gにも長さ方向に直径b4の貫通穴33gが所定のピッチa4で設けられている。
以下、図16及び図175の印刷テープを用いたラベルの作成処理の例を図14及び図15のフローチャートによって説明する。
キー入力部3の印刷モードキーが操作されて「装着用ラベルモード」の処理が開始されると、表示部4にラベルの装着対象となる対象物の名称が一覧表示されることにより、対象物を選択するための選択画面が表示され、この選択画面を使ってユーザによる対象物の選択が行なわれ、対象物の選択が決定されると、この選択対象物を示すデータがRAM52内の選択対象物レジスタ52aに記憶される(S101)。
次に、カセット種別検出スイッチ15の状態が検出され(S102)、このカセット種別検出スイッチ15によって検出されたカセットの種類が、ユーザが選択した対象物に対応するか否かが判断される(S103)。カセット装填部6に装填されているテープカセット21の種別がユーザが選択した対象物に対応するものでない場合には、表示部4にテープカセット21の交換を促すエラー表示が行なわれる(S103のNO、S104)。
また、カセット装填部6に装填されているテープカセット21の種別がユーザが選択した対象物に対応するものである場合には、そのテープカセット21の印刷テープが図17のようなプレ印刷が施されている印刷テープ31gであるか否か判断される(S103のYES、S105)。
次に、印刷すべきキャラクタの入力が促されて、ユーザのキー入力部3への操作によりキャラクタの入力が行なわれる。この入力キャラクタデータはRAM52内の入力データメモリに記憶される(S106)。
次に、ラベル領域の設定が行なわれ、このラベル領域がテープ搬送方向におけるラベル長のデータとして、ラベル長レジスタ52bに記憶される(S107)。この装着用ラベルは、その貫通穴に対象物を挿通することにより対象物に装着するものであるため、1個のラベル領域に少なくとも2個の貫通穴が確保されている必要がある。従って、この条件を満たすためには、ラベル領域の印刷テープの長さ方向における長さLを、少なくとも2×(貫通穴のピッチ)+(貫通穴の印刷テープの長さ方向の長さ)を超える長さとする必要がある。
しかし、Lの長さが大きくなると、そのラベル領域に含まれる貫通穴の数が必要以上に多くなるため、適当な長さとすることが好ましい。この例では、2×((貫通穴のピッチ)+(貫通穴の印刷テープの長さ方向の長さ))としている。この設定するラベル領域の長さLは印刷テープの種類に応じて異なる長さとなる。例えば、図16の印刷テープ31fでは、Lは、2×(a3+b3)となり、図17の印刷テープ31gでは、2×(a4+b4)となる。
次に、キー入力部3から処理開始の指示があると、入力されたキャラクタの印刷データが作成される(S108のYES、S109)。そして、搬送モータ54が駆動されて印刷テープが搬送されるとともに、ステップモータからなる搬送モータ54の搬送ステップ数がテープ搬送量カウンタ52eにカウントされて印刷テープの搬送方向の下流先端側の前余白hの長さ分だけテープ搬送が行なわれたかが判断される(S110、S111)。前余白h分のテープ搬送が行なわれたと判断されると、搬送モータ54による印刷テープ及びインクリボンの搬送と共にサーマルヘッド7が駆動されて、印刷が開始され印刷テープ上にS109で生成された印刷データの印刷が行なわれる(S111のYES、S112、S113)。
印刷が終了すると、サーマルヘッド7の通電が停止され、更に印刷テープの搬送が行なわれ、その搬送距離が先に設定されたラベル領域の端部に対応する切断位置35に到達したか否かが、搬送開始からテープ搬送量カウンタ52eにカウントされているテープ搬送量の値と、ラベル長レジスタ52bに設定されているラベル長のデータとが比較されて判断される(S113のYES、S114、S115)。この切断位置35に到達すると、搬送モータ54が停止されて印刷テープ31の搬送が停止され、カッタモータ56が駆動されてカッタ13によって印刷テープの切断が行なわれる(S115のYES、S116、S117)。これにより、図16(c)に示すラベル36fが得られる。図18はラベル36fの使用状態を示している。
一方、S105でカセット種別検出スイッチ15の状態が図15に示すプレ印刷テープ31gに対応するものである場合(S105のYES)には、次にS107と同様にラベル領域の設定がされる(S118)。
そして、キー入力部3から処理開始の指示があって(S119のYES)、搬送モータ54が駆動されて印刷テープが搬送され、S114乃至S117の処理が行なわれてラベルの切断処理が行なわれる。図17(b)はこのようにして作成されたラベル36gを示す。
この印刷装置1では、図3に示すように、印刷テープは、その印刷が行なわれる印刷面が内向きにしてロール状に巻回されている。従って、この印刷テープによって作成したラベルは、図6(a)、図8(a)に示すように、その印刷面側がラベル長さ方向に沿って凸形状に湾曲する曲げ癖が付いている。
このようなラベル36a,36bを対象物100,101に装着する際には、ラベル36a,36bの長さ方向の両端部を押えて印刷面が外側を向くように全体を略U字形に変形させ、その両端部の2個の貫通穴32a,32bを一直線上に向い合わせ、その一方の貫通穴32a,32bから他方の貫通穴32a,32bに渡って対象物100,101を挿通することによりその対象物100,101に装着する。
作成したラベルは、その印刷面側がラベル長さ方向に沿って凸形状に湾曲する曲げ癖をもともと有しており、したがってラベルに曲げ癖がない場合やラベルの曲げ癖が逆で印刷面側が凹形状となるものに比べ、略U字形に変形させ、2個の貫通穴の穴位置を揃えて対象物を挿通させるのが容易で、対象物への装着作業を容易に能率よく行なうことができる。
以上の説明のように、印刷テープは、印刷面側を外向きにしてロール状に巻回されていることで、所定の曲げ癖が付与されているが、本発明では、更に強い曲げ癖を付加するようにしたり、あるいはロール状の長尺紙ではない所定サイズのシート材に強制的に曲げ癖を付与するようにしてもよい。
図19はシート材に強制的に曲げ癖を付与するための機構を付加したシート材切断装置の例を示している。この図19には、印刷テープなどのシート材80に強制的に曲げ癖を付与する曲げ癖付与手段の構成を示してある。この曲げ癖付与手段は、例えば印刷装置に設けられ、プラテンローラ8及びサーマルヘッド7の下流側のシート材80の排出路に湾曲形状のガイド部70を備え、このガイド部70に外周の一部が当接するように癖付けローラ71が設けられている。癖付けローラ71は、図示しない駆動機構によって矢印方向にプラテンローラ8より高速で回転する。癖付けローラ71の回転軸と、シート材80を送るプラテンローラ8の回転軸とは平行に並ぶ状態にある。
シート材80はその印刷面の裏側が癖付けローラ71に対面するようにガイド部70と癖付けローラ71との間に送られる。この送りに応じてシート材80にはその印刷面側が搬送方向に沿って凸形状に湾曲する強い曲げ癖が付与される。
なお、本発明においては、シート材に所定のシート面側がその搬送方向である所定方向と直交する方向に沿って凸形状に湾曲する曲げ癖を付与するように構成することも可能である。
なお、本発明のシート材として、ロール状に巻回した長尺の印刷テープを例として説明したが、それに限定するものではなく、長尺ではない所定のサイズを有するシート材についても本発明の技術を採用することができる。
本発明の一実施形態に係るシート材処理装置としての印刷装置を示す平面図。 その印刷装置に装填されるテープカセットの外観斜視図及び印刷装置の内部構造の一部を示す斜視図。 テープカセットの内部構造を示す平面図。 印刷装置の電子回路の構成を示すブロック図。 (a)はシート材としての印刷テープを示す正面図、(b)はその印刷テープへの印刷状態を示す正面図、(c)はその印刷テープを用いて作成したシート物としてのラベルを示す正面図。 (a)は前記ラベルの斜視図、(b)は前記ラベルの使用状態の斜視図。 (a)は他の例の印刷テープを示す正面図、(b)はその印刷テープへの印刷状態を示す正面図、(c)はその印刷テープを用いて作成したラベルを示す正面図。 (a)は前記ラベルの斜視図、(b)は前記ラベルの使用状態の斜視図。 (a)は更に異なる他の例の印刷テープを示す正面図、(b)その印刷テープを用いて作成したラベルの正面図。 ラベルを作成処理する流れの前半を示すフローチャート。 ラベルを作成処理する流れの後半を示すフローチャート。 (a)は更に異なる他の例の印刷テープを示す正面図、(b)はその印刷テープへの印刷状態を正面図、(c)は他のその印刷テープを用いて作成したラベルの正面図。 (a)は更に異なる他の例の印刷テープを示す正面図、(b)はその印刷テープへの印刷状態を正面図、(c)は他のその印刷テープを用いて作成したラベルの正面図。 ラベルを作成処理する他の例の流れの前半を示すフローチャート。 ラベルを作成処理する他の例の流れの後半を示すフローチャート。 (a)は更に異なる他の例の印刷テープを示す正面図、(b)はその印刷テープへの印刷状態を正面図、(c)は他のその印刷テープを用いて作成したラベルの正面図。 (a)は更に異なる他の例の印刷テープを示す正面図、(b)はその印刷テープを用いて作成したラベルの正面図。 前記ラベルの使用状態の斜視図。 曲げ癖付与手段の構成の説明図。
符号の説明
1…印刷装置(シート材処理装置)
2…装置本体
3…キー入力部
4…表示部
5…開閉蓋
6…カセット装填部
7…サーマルヘッド
8…プラテンローラ
13…カッタ
15…カセット種別検出スイッチ
16…テープ位置検出センサ
21…テープカセット(シートカセット)
31…印刷テープ(シート材)
31a〜31g…印刷テープ(シート材)
33a〜33g…貫通穴
34…マーク(指標)
36a〜36g…ラベル(シート物)
70…ガイド部
71…癖付けローラ
80…シート材
100.101…対象物

Claims (9)

  1. シート材を処理することによって所定の対象物に装着するための所定のシート物を作成するシート材処理装置であって、
    所定方向に沿って所定ピッチで前記所定の対象物が挿通可能な貫通穴を設けてあるシート材、又は所定方向に沿って所定ピッチで前記貫通穴と共に更に位置情報を表す指標を設けてあるシート材を、前記所定方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記シート材の所定のシート面に印刷を行なう印刷手段と、
    前記シート材の前記所定のシート面側を前記所定方向に沿って凸形状に湾曲するべく、前記シート材に曲げ癖を付与する曲げ癖付与手段と、
    前記シート材を前記所定方向と直交する方向に切断する切断手段と、
    前記シート材の前記貫通穴、又は前記指標を検出する検出手段と、
    前記搬送手段によって前記シート材を搬送させると共に、前記検出手段の前記貫通穴又は前記指標の検出に基づいて、前記印刷手段により印刷を行い、少なくとも2個の貫通穴が前記切断手段より下流側に達する所定距離まで搬送されたときに、前記シート材を切断するべく前記搬送手段の動作を停止させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするシート材処理装置。
  2. シート材を処理することによって所定の対象物に装着するための所定のシート物を作成するシート材処理装置であって、
    所定方向に沿って所定ピッチで前記所定の対象物が挿通可能な貫通穴を設けてあるシート材を前記所定方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記シート材の所定のシート面に印刷を行なう印刷手段と、
    前記シート材の前記所定のシート面側を前記所定方向に沿って凸形状に湾曲するべく、前記シート材に曲げ癖を付与する曲げ癖付与手段と、
    前記シート材を前記所定方向と直交する方向に切断する切断手段と、
    前記シート材の前記所定方向に、少なくとも前記所定ピッチの2倍の長さに前記貫通穴の前記所定方向の長さを加えた長さを超える所定の長さの領域を設定する領域設定手段と、
    前記搬送手段により前記シート材を搬送させると共に、前記領域設定手段により設定された前記領域内に前記印刷手段により印刷を行い、前記領域の端部が前記切断手段の位置に搬送されたときに、前記切断手段によって前記シート材の前記領域を切断するべく前記搬送手段の動作を停止させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするシート材処理装置。
  3. 更に、印刷すべきデータを記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段の前記貫通穴又は前記指標の検出に基づいて、前記印刷手段により前記記憶手段に記憶された印刷すべきデータを前記切断手段により切断される前記シート材の領域の互いに隣り合う2個の貫通穴の間に印刷することを特徴とする請求項1記載のシート材処理装置。
  4. 前記曲げ癖付与手段は、前記シート材に当接して回転駆動されることによって前記所定のシート面側を前記所定方向に沿って凸形状に湾曲させる癖付けローラを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシート材処理装置。
  5. シート材を処理することによって所定の対象物に装着するための所定のシート物を作成するシート材処理装置であって、
    所定方向に沿って所定ピッチで所定の対象物が挿通可能な貫通穴を、少なくとも2列に設けてあるシート材、又は前記貫通穴と共に、更に位置情報を表す指標を設けてあるシート材を前記所定方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記シート材の前記所定のシート面に印刷を行なう印刷手段と、
    前記シート材の前記所定のシート面側を前記所定方向と直交する方向に沿って凸形状に湾曲するべく、前記シート材に曲げ癖を付与する曲げ癖付与手段と、
    前記シート材を前記所定方向と直交する方向に切断する切断手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記シート材の前記貫通穴、又は前記指標を検出する検出手段と、
    前記搬送手段によって前記シート材を搬送させると共に、前記検出手段による前記貫通穴又は前記指標の検出に基づいて、前記所定方向に並んで隣り合う貫通穴間の所定の切断位置の部分が前記切断手段の位置まで搬送されたときに、前記切断手段によって前記シート材を切断するべく前記搬送手段の動作を停止させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするシート材処理装置。
  6. 前記曲げ癖付与手段は、前記シート材に当接し前記所定のシート面側を前記所定方向と直交する方向に沿って凸形状に湾曲させる癖付けローラを備えることを特徴とする請求項5に記載のシート材処理装置。
  7. 前記切断手段は、駆動源により動作する自動切断機構を備え、
    前記制御手段は、前記駆動源を駆動して前記自動切断機構を動作させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のシート材処理装置。
  8. 前記切断手段は、ユーザの操作によって動作する手動切断機構を備え、
    前記制御手段は、前記手動切断機構の操作をユーザに促す案内を行なうことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のシート材処理装置。
  9. 更に、前記シート材処理装置に装填されるシート材が、少なくとも前記所定のシート面に予め所定の印刷が施されているプレ印刷シート材であるときにそれを検出するシート材検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記シート材検出手段によって前記プレ印刷シート材が検出されたときには、前記切断手段による前記プレ印刷シート材の切断のための動作を許容する一方、前記印刷手段の動作を禁止することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のシート材処理装置。
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