JP4465409B1 - 鋼帯の結束方法及びスリーブ - Google Patents

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【課題】スリーブに鋼帯を巻き取った場合に、鋼帯の幅がスリーブの幅より狭くても鋼帯を強固に結束することができる鋼帯の結束方法及びスリーブを提供する。
【解決手段】スリーブ14に鋼帯11が巻かれた状態で溝24にフープ15を通す。次に、鋼帯11の積層方向内側に位置する鋼帯内曲面30と中心軸方向両側に位置する各鋼帯側面31との各境界においてフープ15を屈曲させることにより、フープ15を両鋼帯側面31に近接させる。次に、各鋼帯側面31と鋼帯11の積層方向外側に位置する鋼帯外曲面32との各境界においてフープ15を鋼帯外曲面32に近接させるように屈曲させ、フープ15が略長方形の枠形状となるようフープ15を鋼帯11に巻きまわす。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧延装置でスリーブに巻き取られた鋼帯の結束方法及び当該鋼帯の結束方法に使用するのに適したスリーブに関する。
冷間圧延工程ではテンションリールで鋼帯を巻き取ることにより鋼帯に張力を加えながら圧延装置で当該鋼帯を圧延する。テンションリールに円筒状に巻き取られた鋼帯は、径が広がったり幅方向にずれたりしてその後の工程で取扱いが困難とならないように結束しておく必要がある。鋼帯を結束する方法として、円筒状の鋼帯の内側及び外側を通るフープで鋼帯を結束する方法が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1のように円筒状の鋼帯の内側が空洞であれば、フープで鋼帯を直接結束することができるが、圧延後の鋼帯の内部は空洞であるとは限らない。例えば、鋼帯に傷が付くのを防いだりするなど、種々の理由により、テンションリールに円筒状のスリーブ装着しておき、テンションリールと共に回転するスリーブに鋼帯を巻き取る方法が取られることがある(特許文献2参照)。
特開2004−10083号公報 特開平9−76012号公報
圧延装置で圧延される鋼帯の幅は必ずしも一定ではなく、製品の仕様によって異なることが多い。鋼帯と同じ幅をもつスリーブを使用すると、幅の異なるスリーブを多数用意する必要があるとともに交換や管理が煩雑になる。そのため、鋼帯の幅に関わらず一定幅のスリーブを使用することが求められている。ところが、特許文献2のように円筒状の鋼帯の内側にフープを通す結束方法を使用すると、鋼帯の幅がスリーブの幅より狭い場合、フープは鋼帯の外周曲面とスリーブ内面のみに接触し、鋼帯の側面に接触しないため鋼帯がずれ易くなる。更に、スリーブ内面から鋼帯の外周曲面に斜めに架け渡されたフープが鋼帯またはスリーブの角部と点接触して擦れることにより、当該角部の屈曲部分においてフープが切れ易くなる問題がある。
本発明は、スリーブに鋼帯を巻き取った場合に、鋼帯の幅がスリーブの幅より狭くても鋼帯を強固に結束することができる鋼帯の結束方法及スリーブを提供することを目的とする。
本発明の第1の鋼帯の結束方法は、外周曲面に沿って軸方向に通し溝が形成されている略円筒形状のスリーブを、圧延された鋼帯を巻き取るリールに外側から嵌め合わせて当該リールとともに回転させることによって当該スリーブの外周曲面に巻き取られた当該スリーブよりも狭い種々の幅の略円筒形状の鋼帯を、長尺の結束部材で結束する鋼帯の結束方法であって、前記軸方向における前記スリーブの幅よりも狭い幅の鋼帯が当該スリーブに巻かれた状態で、前記結束部材を当該スリーブの前記通し溝に通す工程と、前記鋼帯の積層方向内側に位置する内曲面と前記軸方向両側に位置する当該鋼帯の各環状側面との各境界において前記結束部材を屈曲させることにより、前記結束部材を前記鋼帯の両環状側面に近接させる工程と、前記鋼帯の各前記環状側面と当該鋼帯の積層方向外側に位置する外曲面との各境界において前記結束部材を当該外曲面に近接させるように屈曲させ、前記軸方向に直交する方向から見たときに前記結束部材が略長方形の枠形状となるよう当該結束部材を当該鋼帯に巻きまわす工程と、を含む。
第1の鋼帯の結束方法によれば、スリーブに鋼帯を巻き取った状態であっても結束部材を鋼帯に近接させて鋼帯を強固に結束することができる。特に、軸方向におけるスリーブの幅と鋼帯の幅が異なっていても、結束部材を鋼帯に近接させて鋼帯を強固に結束することができる。更に、結束部材は、鋼帯の内曲面、両環状側面及び外曲面の表面に沿って略長方形状に巻きまわされるため、鋼帯の内曲面と側面との境界角部、鋼帯の外曲面と側面との境界角部、並びに、スリーブの軸方向両端面の外周縁部において結束部材が点接触することがないため、斜めに架け渡される場合に比較して鋼帯の境界角部またはスリーブの外周縁部で結束部材が切れるおそれが少なくなる。更に、異なる幅をもつ複数種類の鋼帯に対して、同じスリーブを使用することにより、作業効率を向上させることができるとともにスリーブの管理を容易にすることができる。更に、スリーブから鋼帯を取り外さなくても鋼帯を強固に固定することができるため、作業効率を向上させることができるとともに、鋼帯の変形をスリーブにより防止しながら鋼帯を結束することができる。更に、スリーブをリールに嵌め込んだ状態、及び、スリーブをリールから取り外した状態のいずれでも鋼帯を結束することができる。更に、結束部材が通し溝中に位置しているため、結束中に結束部材が鋼帯の内曲面に沿ってずれることを防ぐことができる。
本発明の第2の鋼帯の結束方法では、第1の鋼帯の結束方法において鋼帯をスリーブに巻き取る前に通し溝に溝埋め部材を入れる工程と、鋼帯をスリーブに巻き取った後に溝埋め部材を取り外す工程とを含む。
第2の鋼帯の結束方法によれば、圧延時における内曲面の変形を防ぐことができる。なお、溝埋め部材は鋼帯の変形を防止することができるようにスリーブの外周曲面が略円筒となるような形状をもつことが好ましい。
本発明のスリーブは、圧延された鋼帯を巻き取るリールに外側から嵌め合わされ、当該リールとともに回転して外周曲面に当該鋼帯を巻き取り、当該巻き取られた種々の幅の略円筒形状の鋼帯を長尺の結束部材により結束する際に当該鋼帯のに位置する略円筒形状のスリーブであって、前記略円筒形状のスリーブの軸方向における前記外周曲面の幅よりも狭い幅に圧延された鋼帯の巻き取りに使用されるとともに、前記外周曲面に沿って前記軸方向に形成されているとともに、前記鋼帯が巻かれた状態で前記結束部材を通すことができる形状に形成された通し溝を備える。
本発明のスリーブによれば、スリーブに鋼帯を巻き取った状態であっても結束部材を鋼帯に近接させて鋼帯を強固に結束することができる。特に、軸方向におけるスリーブの幅と鋼帯の幅が異なっていても、結束部材を鋼帯に近接させて鋼帯を強固に結束することができる。更に、結束部材は、鋼帯の内曲面、両環状側面及び外曲面の表面に沿って略長方形状に巻きまわされるため、鋼帯の内曲面と側面との境界角部、鋼帯の外曲面と側面との境界角部、並びに、スリーブの軸方向両端面の外周縁部において結束部材が点接触することがないため、斜めに架け渡される場合に比較して鋼帯の境界角部またはスリーブの外周縁部で結束部材が切れるおそれが少なくなる。更に、異なる幅をもつ複数種類の鋼帯に対して、同じスリーブを使用することにより、作業効率を向上させることができるとともにスリーブの管理を容易にすることができる。更に、スリーブから鋼帯を取り外さなくても鋼帯を強固に固定することができるため、作業効率を向上させることができるとともに、鋼帯の変形をスリーブにより防止しながら鋼帯を結束することができる。更に、スリーブをリールに嵌め込んだ状態、及び、スリーブをリールから取り外した状態のいずれでも鋼帯を結束することができる。更に、結束部材が通し溝中に位置しているため、結束中に結束部材が鋼帯の内曲面に沿ってずれることを防ぐことができる。
本発明によれば、スリーブに鋼帯を巻き取った場合に、鋼帯の幅がスリーブの幅より狭くても鋼帯を強固に結束することができる。
図1は、本実施形態の圧延装置の概略構成を示す図である。 図2は、鋼帯の結束方法を説明する図である。 図3は、止め金の斜視図である。
図1は、本実施形態の鋼帯の結束方法により結束される鋼帯を圧延する圧延装置1の概略構成図である。圧延装置1は冷間リバース圧延装置であり、払い出しリール10に巻き取られている鋼帯11を巻き取りリール12に巻き取りながら多段ミル方式の圧延スタンド13において圧延する。巻き取りリール12に鋼帯11を巻き取り終えると、巻き取りリール12と払い出しリール10を逆回転させて役割を入れ替える。即ち、巻き取りリール12から鋼帯11を払い出し、払い出しリール10に巻き取りながら圧延スタンド13で圧延する。鋼帯11の進行方向を変えて圧延するごとに鋼帯11の幅が変化する。鋼帯11が所望の形状になるまで鋼帯11の圧延を繰り返す。なお、圧延装置1は一例にすぎず、本実施形態の鋼帯の結束方法の適用対象は、圧延装置1で圧延された鋼帯11に限られるものではない。
図1に示すように、略円柱形状の払い出しリール10及び巻き取りリール12の外周には、それぞれ、略円筒形状のスリーブ14が取り付けられている。鋼帯11は、払い出しリール10及び巻き取りリール12に直接巻きつけられるのではなく、払い出しリール10及び巻き取りリール12とともに回転するスリーブ14の周りに巻きつけられる。スリーブ14は、樹脂などの変形しやすい材料で形成されたものであってもよく、金属など容易に変形しない材料で形成されたものであってもよい。
図2(a)はスリーブ14の斜視図である。スリーブ14は、肉厚の略円筒形状をもち所定方向に沿った仮想的な中心軸をもつ。スリーブ14は、共に所定方向に直交するドーナツ円盤形状の一端面20及び他端面21、中心軸を取り巻いて一端面20の外周縁から他端面21の外周縁まで中心軸に沿って広がった外周曲面22、中心軸を取り巻いて一端面20の内周縁から他端面21の内周縁まで中心軸に沿って広がっている内周曲面23をもつ。外周曲面22には、内周曲面23に向かって窪んだ3つの溝24が形成されている。各溝24は、中心軸に沿って一端面20の外周縁から他端面21の外周縁までつながっている。3つの溝24は全て同一の形状を有する。外周曲面22には、内周曲面23に向かってスリット状に窪んだグリップ25が形成されている。グリップ25は、中心軸に沿って一端面20の外周縁から他端面21の外周縁までつながっている。中心軸方向におけるスリーブ14の幅は、中心軸方向における鋼帯11の幅よりも長くなるように形成されている。以下、スリーブ14の幅及び鋼帯11の幅は、中心軸方向における長さを示す。
図2(b)は、中心軸に直交する平面によるスリーブ14の断面図である。本実施形態では、中心軸に直交する任意の平面によるスリーブ14の断面は常に一定形状となる。中心軸を水平にして一の溝24を最上部に位置させたとき、当該溝24は、水平面に沿った底面26、並びに、中心軸の方向及び鉛直方向を含む平面に沿った側面27をもつ。断面内において溝24の底面26の幅は各側面27の高さよりも長くなるよう形成されている。3つの溝24は、断面円周に沿って等間隔に配置されている。即ち、中心軸から各溝24の中心まで引いた仮想的な直線間の角度はいずれも120度となっている。グリップ25は、圧延時に鋼帯11の先端を挟んで固定する機能をもち、外周曲面22における断面円周に沿った開口幅よりも内側への深さの方が長くなるよう形成されている。グリップ25の深さ方向は半径方向からわずかにずれているため、鋼帯11をグリップ25から外周曲面22に沿って半時計方向に巻きつける場合に、鋼帯11の屈曲量を減らしてグリップ25開口における鋼帯11の膨らみ量を抑制することができる。
図2(c)〜(e)は、スリーブ14とともに巻き取りリール12から引き抜かれた鋼帯11を結束する方法を説明するための斜視図である。鋼帯11は結束装置により結束されるものであってもよいし、作業者により結束されるものであってもよい。
図2(c)に示すように、スリーブ14の外周曲面22には中心軸方向中央に圧延後の鋼帯11が巻き取られている。鋼帯11の幅はスリーブ14の幅よりも狭いため、スリーブ14の外周曲面22の中心軸方向両側が外部に露出している。鋼帯11を結束するフープ15は、長尺帯状の金属部材であり、長手方向に直交する断面は扁平な長方形状をもつ。なお、鋼帯11を結束する結束部材は強固に固定できる金属製のフープ15であることが好ましいが、他の結束部材であってもよい。溝24は、鋼帯11をスリーブ14に巻き取った状態でフープ15を通すことができる大きさに形成されていればよい。以下、肉厚円筒状に巻き取られた鋼帯11を一体としてとらえ、半径方向内側においてスリーブ14に面する鋼帯11の曲面を鋼帯内曲面30と称し、中心軸方向両側において層をなす鋼帯11の各環状側面を鋼帯側面31と称し、半径方向外側に露出した曲面を鋼帯外曲面32と称する。
スリーブ14に巻き取られている状態で鋼帯11を結束する方法について説明する。まず、図2(c)に示すように、スリーブ14に接触している鋼帯内曲面30とスリーブ14の間を通すように溝24に沿ってフープ15を通す。次に、図2(d)に示すように、鋼帯側面31から外側に突出したフープ15を、鋼帯内曲面30と各鋼帯側面31との各境界角部において直角に折り曲げる。折り曲げられたフープ15は、半径方向に沿って各鋼帯側面31に近接配置される。次に、図2(e)に示すように、鋼帯外曲面32よりも半径方向外側に突出したフープ15を、各鋼帯側面31と鋼帯外曲面32の各境界角部において直角に折り曲げる。折り曲げられたフープ15は、中心軸方向に沿って鋼帯外曲面32に近接配置される。次に、フープ15の両端部を重ね、重なったフープ15を止め金16によって強固に挟み込んで固定する。
図3(a)及び図3(b)は、止め金16の斜視図である。金属材料を打ち抜いて形成された直後の止め金16は、図3(a)に示すように本体部40と4本の足部41をもつ板状部材であり、同一平面内で一体的に形成されている。本体部40は、略長方形を有する。本体部40の対向する2つの直線状外縁部からは、それぞれ、2本ずつ足部41が突出するように形成されている。止め金16は、あらかじめ、図3(b)に示すように止め金16の各足部41を本体部40に重ねるように本体部40の外縁部において折り曲げられている。フープ15を止め金16で固定する場合、本体部40と4本の足部41の間にフープ15の両端を挿入して重ね合わせ、各足部41を本体部40に向けて強く押し付けることにより本体部40と各足部41の間にフープ15を固定する。
図2(c)〜図2(e)の工程を繰り返し、図2(f)のスリーブ14及び鋼帯11の側面図に示すように3つの溝24全てにフープ15を通して3箇所で鋼帯11を結束する。各フープ15は略長方形の枠形状を有し、鋼帯11とほぼ密着した経路で巻きまわされている。なお、フープ15による鋼帯11の結束数は3に限られるものではない。3より少なくても多くてもよいが、鋼帯11の変形を防止するために等間隔でフープ15が配置されることが好ましい。
本実施形態の鋼帯の結束方法によれば、スリーブ14に鋼帯11を巻き取った状態であってもフープ15を鋼帯11に近接させて鋼帯11を強固に結束することができる。仮に、フープ15をスリーブ14の内周曲面23の内側を通してスリーブ14と鋼帯11を一緒に結束すると、フープ15がスリーブ14の一端面20及び他端面21から鋼帯外曲面32に向けて斜めに架け渡されるため、鋼帯側面31にフープ15が近接せず鋼帯11にずれが生じやすい。特に、スリーブ14の幅と鋼帯11の幅の差が大きいほどずれやすくなる。ところが、本実施形態のスリーブ14を使用すれば、スリーブ14の幅と鋼帯11の幅が異なっていても、フープ15を鋼帯11に近接させて鋼帯11を強固に結束することができる。更に、フープ15は、鋼帯内曲面30、両鋼帯側面31及び鋼帯外曲面32の表面に沿って略長方形状に巻きまわされるため、鋼帯内曲面30と鋼帯側面31との境界角部、鋼帯外曲面32と鋼帯側面31との境界角部、並びに、スリーブ14の一端面20及び他端面21の外周縁部においてフープ15が点接触することがないため、斜めに架け渡される場合に比較して鋼帯11の境界角部またはスリーブ14の外周縁部でフープ15が切れるおそれが少なくなる。本実施形態のような圧延装置1では製品ごとに圧延条件が異なるため、鋼帯11の目標幅が一定ではない。そのため、異なる幅をもつ複数種類の鋼帯11に対して、同じスリーブ14を使用することにより、作業効率を向上させることができるとともにスリーブ14の管理を容易にすることができる。更に、スリーブ14から鋼帯11を取り外さなくても鋼帯11を強固に固定することができるため、作業効率を向上させることができるとともに、鋼帯11の変形をスリーブ14により防止しながら鋼帯11を結束することができる。更に、各溝24は、中心軸方向に沿って形成されているため、フープ15を長方形の枠状に最短経路で巻きまわすことができる。更に、スリーブ14は、溝24とグリップ25を有しているため、鋼帯11の結束を強固にする機能と鋼帯11の先端を固定する機能を一のスリーブ14で実現することができる。更に、溝24は中心軸方向に沿って一端面20から他端面21までつながっているため、鋼帯11をフープ15で結束したまま中心軸方向にスリーブ14を抜き取ることができ、スリーブ14と鋼帯11を容易に分離することができる。更に、スリーブ14を払い出しリール10又は巻き取りリール12に嵌め込んだ状態、及び、スリーブ14を払い出しリール10又は巻き取りリール12から取り外した状態のいずれの状態においても鋼帯11を結束することができる。更に、フープ15が溝24の各側面27の間に位置しているため、結束中にフープ15が鋼帯内曲面30に沿ってずれることを防ぐことができる。フープ15が鋼帯11に近接してずれにくくなっているため、止め金16は、フープ15が鋼帯11から離れている場合に比較して弱い力でフープ15を強固に固定することができる。
なお、本実施形態では、圧延時に溝24を空洞のままとしているが、鋼帯内曲面30の変形を防ぐために溝24に棒状の溝埋め部材を嵌め込んで外周曲面22が滑らかな円筒形状となるようにし、圧延後に取り外すようにしても良い。また、溝24は一端面20から他端面21までつながっているが、溝24は少なくとも鋼帯11の幅よりも長く形成されていればよい。溝24は、一端面20と他端面21のいずれか一方にのみつながっているものであってもよく、一端面20と他端面21のいずれにもつながっていないものであってもよい。溝24が、一端面20又は他端面21につながっていない形状をもつことにより、スリーブ14の形状変形を防ぐことができる。
本発明は、冷間圧延装置やリバース式の圧延装置で使用されるスリーブに限らず、各種圧延装置において使用されるスリーブに適用することができる。
1 圧延装置
10 払い出しリール
11 鋼帯
12 巻き取りリール
13 圧延スタンド
14 スリーブ
15 フープ
16 止め金
20 一端面
21 他端面
22 外周曲面
23 内周曲面
24 溝
25 グリップ
26 底面
27 側面
30 鋼帯内曲面
31 鋼帯側面
32 鋼帯外曲面
40 本体部
41 足部

Claims (3)

  1. 外周曲面に沿って軸方向に通し溝が形成されている略円筒形状のスリーブを、圧延された鋼帯を巻き取るリールに外側から嵌め合わせて当該リールとともに回転させることによって当該スリーブの外周曲面に巻き取られた当該スリーブよりも狭い種々の幅の略円筒形状の鋼帯を、長尺の結束部材で結束する鋼帯の結束方法であって、
    前記軸方向における前記スリーブの幅よりも狭い幅の鋼帯が当該スリーブに巻かれた状態で、前記結束部材を当該スリーブの前記通し溝に通す工程と、
    前記鋼帯の積層方向内側に位置する内曲面と前記軸方向両側に位置する当該鋼帯の各環状側面との各境界において前記結束部材を屈曲させることにより、前記結束部材を前記鋼帯の両環状側面に近接させる工程と、
    前記鋼帯の各前記環状側面と当該鋼帯の積層方向外側に位置する外曲面との各境界において前記結束部材を当該外曲面に近接させるように屈曲させ、前記軸方向に直交する方向から見たときに前記結束部材が略長方形の枠形状となるよう当該結束部材を当該鋼帯に巻きまわす工程と、を含む
    鋼帯の結束方法。
  2. 前記鋼帯を前記スリーブに巻き取る前に前記通し溝に溝埋め部材を入れる工程と、
    前記鋼帯を前記スリーブに巻き取った後に前記溝埋め部材を取り外す工程と、を含む
    請求項1の鋼帯の結束方法。
  3. 圧延された鋼帯を巻き取るリールに外側から嵌め合わされ、当該リールとともに回転して外周曲面に当該鋼帯を巻き取り、当該巻き取られた種々の幅の略円筒形状の鋼帯を長尺の結束部材により結束する際に当該鋼帯のに位置する略円筒形状のスリーブであって、
    前記略円筒形状のスリーブの軸方向における前記外周曲面の幅よりも狭い幅に圧延された鋼帯の巻き取りに使用されるとともに、
    前記外周曲面に沿って前記軸方向に形成されているとともに、前記鋼帯が巻かれた状態で前記結束部材を通すことができる形状に形成された通し溝を備える
    スリーブ。
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