JP4462876B2 - ルーバー付き放熱フィンを備えるヒートシンク - Google Patents
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Description
しかしながら、前記櫛形ヒートシンクなどの場合には、その放熱時にあって放熱フィンの表面に冷却流体の比較的厚い境界層が形成されることになるため、必ずしも効率の良い放熱がなされないという不都合がある。
前記冷却流路の通流方向に沿わせて前記各ルーバーを単または複数列で複数段に配置させると共に、各ルーバーを冷却流体の導入側対応の導入側ルーバー群と排出側対応の排出側ルーバー群とにブロック区分して、導入側ルーバー群の各ルーバーに対しては冷却流体を前記ベース板面に向け得る傾斜角度を付与させ、かつ排出側ルーバー群の各ルーバーに対しては冷却流体をベース板面から離し得る傾斜角度を付与させたことを特徴としている。
本発明の請求項1のヒートパイプを備えるヒートシンクでは、ベース板に対してヒートパイプをほぼ全長に亘って埋設させたので、発熱体の発生熱をベース板全体に均熱化でき、この結果、放熱フィンによる放熱作用を広範囲に亘り有効に働かせて冷却性能の向上を容易に図り得る。
また、ヒートパイプがほぼ全長に亘ってベース板に埋め込まれるから、起動時に該ヒートパイプ内の冷却水がたとえ凍結したとしても、該起動に伴うベース板自体の温度上昇で容易に溶けるため、ヒートパイプとしての機能が失なわれるようなことはなく、しかも、このようにヒートパイプがベース板内に埋め込まれ、その全長が外部にむき出しにされていないので、使用中あるいは輸送中などに内部の冷却水が凍結しても、パイプ自体の破壊の惧れが避けられる。
前記導入側ルーバー群と、排出側ルーバー群との各ブロックが、該導入側と排出側とで対称的に形成されていることを特徴としている。
前記導入側ルーバー群の各導入側ルーバーと、排出側ルーバー群の各排出側ルーバーとの各ブロックが、前記冷却流路の通流方向に沿わせて複数段相応に連接配置されていることを特徴としている。
前記ベース板に対して埋設されるヒートパイプでの冷却流体排出側対応の放熱部側が、使用状態において、水平方向に対して上方になるように傾斜設定して用いられることを特徴としている。
前記ヒートパイプの放熱部側が、前記ベース板に対し、予め水平方向に対して上方側を向くように埋設配置されており、使用状態では、該ベース板を水平方向に維持させて用いるようにしたことを特徴としている。
前記ヒートパイプが、前記ベース板に対し、予め水平方向に埋設配置されており、使用状態では、該ヒートパイプの放熱部側が水平方向に対して上方になるように該ベース板を傾斜させて用いるようにしたことを特徴としている。
図1は本第1実施形態を適用した櫛形ヒートシンクの基本的な概要構成を示すもので、同図1(a)は同上櫛形ヒートシンクでの各放熱フィンと該各放熱フィン間の各冷却流路を横切って配置される各ルーバーの相互関係を模式的に表わした全体斜視図、同図1(b)は該図1(a)の正面説明図であり、同図1(c)は同上櫛形ヒートシンクでの各ルーバー態様の別例による正面説明図である。
図2は本第2実施形態を適用した櫛形ヒートシンクの基本的な概要構成を示すもので、同図2(a)は同上櫛形ヒートシンクでの各放熱フィンと各ヒートパイプとをそれぞれ縦型にして用いる場合の外観態様を模式的に表わした全体斜視図であり、同図2(b)は該図2(a)の平面図、同図2(c)は該図2(a)の側面図である。図3は同上櫛形ヒートシンクでの各放熱フィンと各ヒートパイプとをそれぞれ横型にして用いる場合の外観態様を模式的に表わした全体斜視図、図4は同上櫛形ヒートシンクでの各放熱フィンを横型にし、かつ各ヒートパイプを縦型にして用いる場合の外観態様を模式的に表わした全体斜視図である。なお、これらの図2ないし図4の第2実施形態による構成において、上記図1の第1実施形態による構成と同一符号は同一または相当部分を示している。
図5は本第3実施形態を適用した櫛形ヒートシンクの各別例による基本的な概要構成を示すもので、同図5(a)は同上櫛形ヒートシンクでの各放熱フィンと各ヒートパイプとをそれぞれ横型にした上で、各ヒートパイプを1°程度の比較的緩い傾斜角度で埋設配置して用いる場合の外観態様を模式的に表わした全体斜視図、同図5(b)は同上各ヒートパイプを15°程度の比較的急な傾斜角度で埋設配置して用いる場合の全体斜視図である。なお、この図5の第3実施形態による構成においても、上記図1の第1実施形態および図2ないし図4の第2実施形態による構成と同一符号は同一または相当部分を示している。
図6は前記第2実施形態による櫛形ヒートシンクと第3実施形態による櫛形ヒートシンクとの各使用態様を示すもので、同図6(a)は第2実施形態による櫛形ヒートシンクの使用態様例を表わした正面説明図、同図6(b)は第3実施形態による櫛形ヒートシンクの使用態様例を表わした正面説明図である。
11 ベース板
12 発熱素子(発熱体)
13 放熱フィン
14 冷却流路(冷却流体の通流路)
15 ルーバー
15A 導入側ルーバー群
15A1〜3 導入側ルーバー
15B 排出側ルーバー群
15B1〜3 排出側ルーバー
21 ヒートパイプ
Claims (6)
- 一方の面に発熱体を保持し、かつ他方の面に複数の放熱フィンを並設したベース板を設け、ベース板にはヒートパイプがほぼ全長に亘って放熱フィンと平行方向に埋設配置され、並設した放熱フィンの上部には被覆板を設けず、該ベース板の各放熱フィン間に冷却流体の流路を形成させた上で、該各冷却流路に直交して複数のルーバー(切起こし状に設けたものは除く)を配置させたヒートシンクの構成において、
前記冷却流路の通流方向に沿わせて前記各ルーバーを単または複数列で複数段に配置させると共に、各ルーバーを冷却流体の導入側対応の導入側ルーバー群と排出側対応の排出側ルーバー群とにブロック区分して、導入側ルーバー群の各ルーバーに対しては冷却流体を前記ベース板面に向け得る傾斜角度を付与させ、かつ排出側ルーバー群の各ルーバーに対しては冷却流体をベース板面から離し得る傾斜角度を付与させたことを特徴とするルーバー付き放熱フィンを備えるヒートシンク。 - 前記導入側ルーバー群の各導入側ルーバーと、排出側ルーバー群の各排出側ルーバーとの各ブロックが、該導入側と排出側とで略対称的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のルーバー付き放熱フィンを備えるヒートシンク。
- 前記導入側ルーバー群の各導入側ルーバーと、排出側ルーバー群の各排出側ルーバーとの各ブロックが、前記冷却流路の通流方向に沿わせて複数段相応に連接配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のルーバー付き放熱フィンを備えるヒートシンク。
- 前記ベース板に対して埋設されるヒートパイプでの放熱部側が、使用状態において、水平方向に対して上方になるように傾斜設定して用いられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のルーバー付き放熱フィンを備えるヒートシンク。
- 前記ヒートパイプの放熱部側が、前記ベース板に対し、予め水平方向に対して上方側を向くように埋設配置されており、使用状態では、該ベース板を水平方向に維持させて用いるようにしたことを特徴とする請求項4に記載のルーバー付き放熱フィンを備えるヒートシンク。
- 前記ヒートパイプが、前記ベース板に対し、予め水平方向に埋設配置されており、使用状態では、該ヒートパイプの放熱端部側が水平方向に対して上方になるように該ベース板を傾斜させて用いるようにしたことを特徴とする請求項4に記載のルーバー付き放熱フィンを備えるヒートシンク。
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