JPH1154680A - 放熱構造とこれを用いた電子装置 - Google Patents

放熱構造とこれを用いた電子装置

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JPH1154680A
JPH1154680A JP9204816A JP20481697A JPH1154680A JP H1154680 A JPH1154680 A JP H1154680A JP 9204816 A JP9204816 A JP 9204816A JP 20481697 A JP20481697 A JP 20481697A JP H1154680 A JPH1154680 A JP H1154680A
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    • F28F13/00Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
    • F28F13/06Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by affecting the pattern of flow of the heat-exchange media

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対流を利用して、高い冷却効率の空冷を可能
とする。 【解決手段】 電子部品などの発熱体1に受熱ブロック
2が熱的に接続され、この受熱ブロック2に複数のヒー
トパイプ3が、その長さ方向を重力方向として、水平方
向に配列されて熱的に接続されている。そして、これら
ヒートパイプ3の他方側には、複数のプレートフィン4
が所定の間隔で取り付けられている。これにプレートフ
ィン4は、ヒートパイプ3に熱的に接続された水平面上
の取付部7と、この取付部7から傾斜して延長する放熱
部6a,6bとからなり、取付部7には、そのヒートパ
イプ3間に通風孔8が設けられている。下流側の放熱部
6aでは、下方からの冷たい空気が放熱部6a間の隙間
を通って温められ、通風孔8から抜ける。上流側の放熱
部6bでは、通風孔8から冷たい空気が放熱部6bの隙
間を通って温められ、放熱部69bの先端から外部に放
出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品などで構
成される発熱体を冷却するための放熱構造とこれを用い
た電子装置に係り、特に、自然対流を利用して空気冷却
を行なう放熱構造とこれを用いた電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子装置においては、部品実装の
高密度化に伴い、発熱密度も増大する傾向にある。電子
回路基板上に搭載された部品の温度上昇を防止するため
に、例えば、特公平5ー52080号公報に記載のよう
に、電子回路基板上の部品にヒートパイプを取り付け
て、この部品から発生した熱をヒートパイプによって放
熱フィンに導く放熱構造が知られている。かかる構造の
放熱器の配置としては、部品実装スペースの減少を抑え
るために、実装スペースに隣接する排気スペースに置か
れていた。また、特開平6ー74673号公報に記載の
ように、冷却装置を小形化するために、ヒートパイプと
フィンを屈曲させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平5ー52080号公報に記載の従来技術では、部品
実装スペースを犠牲にすることなく、大きな放熱器を構
成することができる反面、電子回路基板を挿抜する際の
使い勝手を考慮して、電子回路基板と放熱器とを分離可
能とするための分離機構が、発熱する部品からフィンま
での放熱経路の途中で必要になる。このため、放熱器を
大きくして向上した冷却効率が、分離機構が介在する分
だけ、低下してしまうことになる。また、冷却構造に使
用される部品点数も増加する。
【0004】一方、上記特開平6ー74673号公報に
記載の従来技術では、一体型であるため、上記のような
分離機構に起因する問題は生じないが、部品実装スペー
スを確保するために、放熱器の小型化が図られた結果、
フィン間における空気の流路が狭くて長くなり、しか
も、曲げられているために、その空気流路内の圧力損失
が大きくなってしまうことになる。このために、自然対
流冷却や風量の小さいファンによる強制対流冷却では、
充分な冷却性能が得られず、大風量のファンが必要とな
る。
【0005】本発明の目的は、かかる問題を解消し、電
子装置内で局所的に高実装密度で、かつ高発熱密度の領
域における部品の温度上昇を効果的に防止することがで
きるようにした放熱構造とこれを用いた電子装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の本発明による放熱構造は、発熱体が装着され
た受熱ブロックにヒートパイプの一方側を重力方向に装
着し、プレートフィンを他方側に、プレートフィン内の
ヒートパイプ取付部が水平になるようにして、斜めに取
り付け、さらに、プレートフィンの水平な取付部に通風
孔を形成したものである。プレートフィンはヒートパイ
プに多数枚取り付けることが好ましい。
【0007】かかる構成により、下方からの冷たい空気
がプレートフィンの斜めの部分である放熱部で吸熱し、
これによって温められた空気がこの放熱部に沿って流れ
て通風孔から抜け出る。プレートフィンが取付部の両側
に斜めの放熱部が設けられている場合には、下流側の放
熱部では、上記のように空気が流れ、また、上流側とな
る放熱部では、冷たい空気が通風穴から入り込んでこの
上流側の放熱部で温められ、この放熱部に沿って流れて
その端部から抜き出る。
【0008】このようにして、放熱部には冷たい空気が
送り込まれることになり、しかも、通風孔により、空気
の流路を短くできて、前縁効果を有効に利用することが
でき、冷却効率が高い自然空冷を行なうことができる。
【0009】第2の本発明による放熱構造は、第1の本
発明による放熱構造の構成において、さらに、各プレー
トフィンの先端部に切欠きを設けて、しかも、これら切
欠きが重力方向に並ぶようにする。
【0010】第2の本発明による放熱構造を回路基板の
発熱する電子部品などに取り付け、かかる回路基板を重
力方向に立てて、複数のかかる回路基板を水平方向に複
数枚所定の間隔で電子装置に配置した場合、上記切欠き
を設けたことにより、プレートフィンが設けられて部分
である放熱器の周囲では、空気の流路が拡張されること
により、より多くの冷たい空気が放熱器に流れ込むこと
になり、さらに冷却効率が向上する。
【0011】第3の本発明による放熱構造は、第1の発
明の構成において、さらに、各プレートフィンの先端部
に切起しを設けて、しかも、これら切起しが重力方向に
並ぶようにする。
【0012】この切起しも、上記の切欠きと同様の作用
をもつものであるが、さらに、その切起片の方向を空気
の流れに向かう方向とすることにより、空気の流れをプ
レートフィンの間の隙間に導くようにしたものである。
これにより、さらに、冷却効率が向上する。
【0013】第4の本発明による放熱構造は、以上の本
発明による放熱構造の構成において、放熱部でのヒート
パイプと対向しない部分に1以上の切起しを設ける。
【0014】かかる切起しにより、各プレートフィン間
の間隔が所定に保持されることになり、プレートフィン
がたわみ変形を起しても、プレートフィン間の隙間が保
持されてそこに空気が効果的に流れることになる。ま
た、この切起しの部分で前縁効果が得られ、放熱部から
空気への熱伝達が効果的に行なわれて冷却効率が向上す
る。
【0015】第5の本発明による放熱構造は、以上の本
発明による放熱構造の構成において、ヒートパイプの断
熱部を屈曲させて放熱器内のヒートパイプの凝縮部が重
力方向になるように配置するものであり、これにより、
受熱ブロックが放熱器に流れ込む空気の流れを妨げない
ようにする。
【0016】第6の本発明による放熱構造は、ヒートパ
イプを、その長さ方向を水平方向として、複数個垂直方
向に並べ、これに複数のプレートフィンを所定の間隔で
取り付けたものであり、これらプレートフィンには、同
じ場所に斜め方向にほぼプレートフィンの水平方向の幅
に渡って切起しを設け、この切起しの斜めの切起片によ
って各プレートフィン間の隙間を上下に分割する構成と
したものである。
【0017】かかる構成によると、冷たい空気がプレー
トフィンの下辺やサイドから、また、切起しの通風孔か
ら夫々入り込み、切起片で分割された領域毎に冷たい空
気が供給されることになり、この空気の流路も短くなっ
て冷却効率が向上する。
【0018】本発明による電子装置は、以上の本発明に
よる放熱構造を回路基板に着脱可能に取り付ける。これ
により、回路基板の取替えや、回路基板上の電子部品の
修理や保守が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による放熱構造の第1の実
施形態を示す斜視図であって、1は発熱体、2は受熱ブ
ロック、3はヒートパイプ、4はプレートフィン、5は
放熱器、6は放熱部、7は取付部、8は通風孔である。
【0020】同図において、電子部品などの発熱体1が
受熱ブロック2に装着され、これらが熱的に接続されて
いる。受熱ブロック2は、例えば、アルミニウムや銅な
どの金属、あるいは窒化アルミニウムなどの高熱伝導性
の部材で構成されている。この受熱ブロック2にヒート
パイプ3の一端が接続されている。この接続方法として
は、図示するように、受熱ブロック2内部にヒートパイ
プ3の一方の端部を埋め込んで接続したり、あるいは受
熱ブロック2面のうち発熱体1を装着しない裏面に接続
する。発熱体1にヒートパイプ3の配管スペースがあれ
ば、直接、発熱体1に接続してもよい。
【0021】ヒートパイプ3は重力方向に延在するよう
に配置され、ヒートパイプ3の他端にプレートフィン4
が取り付けられて放熱器5が形成されている。ここで
は、3本のヒートパイプ3が、一列に並ぶように、受熱
ブロック2と接続され、夫々に6枚のプレートフィン4
が所定の間隔(但し、必ずしもこの間隔を全て同じにす
る必要はない)で取り付けられているものとする。しか
し、ヒートパイプ3の個数やプレートフィン4の枚数は
これに限るものではない。
【0022】プレートフィン4は、ヒートパイプ3に垂
直に取り付けられる取付部7とこの取付部7から延長す
る放熱部6とからなり、取付部7は水平に配置され、放
熱部6はこの取付部7から下方斜めに折り曲げ加工され
て伸延している。また、取付部7でのヒートパイプ3間
毎にほぼその間隔いっぱいの大きな通風孔8が1個ずつ
設けられている。従って、夫々のプレートフィン4の同
じヒートパイプ3間に設けられた通風孔8は、垂直方向
に並んでいる。
【0023】ヒートパイプ3とプレートフィン4との熱
的な接続は、圧入や拡管,ロウ付け,,接着剤などによ
って行なう。また、ここでは、取付部7のヒートパイプ
3間では、1個ずつ通風孔8を設けているが、小さい貫
通孔を複数個ずつ設けるようにしてもよい。プレートフ
ィン4は、例えば、アルミニウムや銅などの金属薄板を
プレス加工により、金型を用いた切断成形することによ
って容易に作ることができる。
【0024】かかる構成において、発熱体1で発生した
熱は、受熱ブロック2に伝達しさらに、ヒートパイプ3
を伝達して各プレートフィン4に均等に伝達される。各
プレートフィン4では、ヒートパイプ3から伝達される
熱が、取付部7の通風孔8以外の部分を伝わって放熱部
6に至り、その放熱部6で広がって伝達される。従っ
て、この放熱部6では、この伝達されてきた熱によって
加熱される。
【0025】なお、かかる放熱部6において、空気はヒ
ートパイプ3を避けるようにして流れるため、ヒートパ
イプ3と対向する部分では、空気が流れにくくなり、そ
れ以外の部分よりも、局所的に放熱効率が低下する。
【0026】そこで、各プレートフィン4の放熱部6間
の空気は放熱部6から吸熱して温められ、放熱部6が取
付部7の方向に上向きに傾斜していることから、温めら
れたこの空気がこの放熱部6に沿って移動し、取付部7
に達してその通風孔8を抜けていく。このように、放熱
部6間の空気が移動すると、外部から放熱部6間に冷た
い空気が流入し、これが上記のように温められ、自然対
流により放熱部6に沿って上昇し、通風孔8を抜けてい
く。
【0027】このようにして、放熱部6で空気に放熱す
ることにより、プレートフィン4は冷却されるが、これ
によって発熱体1から発生する熱が受熱ブロック2,ヒ
ートパイプ3を経由してプレートフィン4に伝達される
ことになり、発熱体1が空冷されることになる。
【0028】この実施形態では、ヒートパイプ3は、直
線状とし、しかも、重力方向に配置しているものである
から、熱輸送効率が非常に高く、これに取り付けられた
複数枚のプレートフィン4に均一に熱を伝達することが
でき、また、プレートフィン4にしても、その放熱部6
を斜めに傾けているために、それらの間を空気が通りや
すくなり、しかも、取付部7に通風孔8を設けたことに
より、放熱器5での空気の流れがほぼ放熱部6のみとな
って空気の流路長を必要最小限度のものとすることがで
きて、前縁効果を有効に利用できるし、また、空気の圧
力損失を低減できるので、空気が通り易くなって空気の
流速が増すことになる。これにより、冷却効率が非常に
高くなる。
【0029】また、一般に、プレート状のフィンでは、
その先端部から空気が流れ込むから、前縁効果により、
その放熱面に空気が流れないで熱が蓄積される層(温度
境界層)ができて、放熱効果が低下するものであるが、
この放熱部6の先端程この温度境界層が薄いという前縁
効果が生ずる。しかし、この実施形態では、プレートフ
ィン6の長さ(取付部7と放熱部6との境界から放熱部
6の先端までの長さ)を短くすることにより、この前縁
効果を利用して放熱部6から空気への熱伝達率を高める
ものであり、これによって1枚の放熱部6の表面積が小
さくなって放熱量が減少しても、ヒートパイプ3に複数
枚のプレートフィン4を取り付けることにより、ヒート
パイプ3からこれらプレートフィン4に均等に熱伝達が
なされるから、放熱器5全体として大きな放熱量が得ら
れることになる。なお、通風孔8を設けることは、ま
た、放熱部の長さを短くしていることにもなり、従っ
て、これによっても、前縁効果を有効に利用しているこ
とになる。
【0030】図2は本発明による放熱構造の第2の実施
形態を示す斜視図であって、6a,6bはプレートフィ
ンであり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重
複する説明を省略する。
【0031】同図において、この実施形態は、プレート
フィン4の構造として、その取付部7の両側に放熱部6
a,6bが設けられたものであり、これら放熱部6a,
6bは同じ方向に傾斜している。これ以外の構成は、図
1に示した第1の実施形態と同様である。
【0032】図3はこの第2の実施形態の放熱器5での
空気の流れを概略的に示す図であって、この場合には、
ほぼ2通りの空気の流れがある。その1つは、外部から
下流側の放熱部6a間を通って温められ、通風孔8を抜
けて上昇する空気9aであり、他の1つは、通風孔8か
ら上流の放熱部6b間を通り、そこで温められて放熱部
6bに沿って上昇し、外部に抜ける空気9bである。
【0033】このようにして、この実施形態では、通風
孔8の作用により、放熱部6a,6b夫々毎に、冷たい
空気が通ることになって、かつ先の第1の実施形態と同
様、空気の流路を必要最小限度の長さとすることができ
るから、効果的に放熱が行なわれることになり、高い冷
却効率が得られることになる。
【0034】空気9bが通風孔8から入り込んで通過す
る放熱部6bにおいては、この通風孔8を設けたことに
より、前縁効果が現われ、冷却効果を高めることにな
る。
【0035】なお、以上の各実施形態において、ヒート
パイプ3の代わりに、アルミニウムや銅などを熱輸送部
材として使用してもよい。
【0036】図4は図2に示した放熱構造を回路基板に
取り付けた電子装置の一実施形態を示す図であって、9
は空気、10は取付ねじ、11,12は回路基板であ
り、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複
する説明を省略する。
【0037】同図において、回路基板11には、電子部
品などの発熱体1が搭載されており、この発熱体1を回
路基板11とで挾むようにして、受熱ブロック2が取付
ねじ10によって取り付けられている。この場合、受熱
ブロック2は、ヒートパイプ3が回路基板11の表面と
平行になるように、取り付けられている。
【0038】かかる回路基板11は、同様の回路基板や
かかる実施形態が設けられていない他の1枚以上の回路
基板12とともに、その表面が重力方向に平行となるよ
うに所定の間隔で図示しない電子装置に設置されてい
る。このような設置状態でヒートパイプ3も重力方向に
平行となるように、放熱構造が回路基板11,12など
に取り付けられている。
【0039】なお、回路基板11,12などでは、他に
低発熱の電子部品などが搭載されていてもよいが、ここ
では省略している。また、ここでは、回路基板11上に
1個の発熱体1が設けられているものとしているが、図
面を簡略化したためにこのように図示したものであり、
1枚の回路基板11に複数個の発熱体が搭載されている
場合には、夫々毎に上記実施形態を設けるようにしても
よいし、また、複数個の発熱体が近接して配置されてい
る場合には、これらに共通に1つの上記実施形態を使用
するようにしてもよい。
【0040】このような回路基板11が設置された電子
装置を動作させたとき、発熱体1で発生した熱は受熱ブ
ロック2に伝わり、さらに、ヒートパイプ3を経由して
プレートフィン4に伝わる。これにより、上記のよう
に、プレートフィン4の放熱部で空気への放熱が行なわ
れるので、回路基板11,12間を下から冷たい空気9
が流れ込んで、上に流れ出る自然対流が行なわれ、発熱
体1で発生した熱は空気9によって回路基板11,12
間から上方に運ばれる。この結果、発熱体1の自然空冷
が行なわれ、発熱体1や回路基板11,12が効率良く
冷されることになってそれらの温度上昇を充分に抑圧す
ることができる。
【0041】また、この電子装置では、放熱構造が回路
基板11,12間に配置され、しかも、上記のように、
プレートフィン4の放熱部6a,6b(図2)の長さを
短くできて回路基板11,12の間隔を狭くできるの
で、基板11,12による煙突効果が顕著となって、こ
れら間を上昇する空気9の流速が増加する。従って、冷
却効率がさらに向上する。
【0042】なお、この具体例では、上記実施形態の放
熱構造が回路基板11に載置された電子部品などの発熱
体1上に取り付けられるので、この放熱構造の放熱器5
部分と回路基板11との間に電子部品を設けることもで
は、放熱構造を取り付けたことによる回路基板での電子
部品などの搭載密度を低下させることがない。
【0043】また、この電子装置では、放熱構造が回路
基板11に簡単に着脱可能に取り付けられているので、
回路基板の差し替えや電子部品の保守,修理を容易に行
なうことができる。
【0044】さらに、図4では、図2に示した放熱構造
を用いるものとしたが、図1に示した放熱構造を用いる
ことができ、同様の効果を得ることができることは勿論
である。
【0045】図5は本発明による放熱構造の第3の実施
形態を示す要部斜視図であって、13a,13bは切欠
きであり、図2に対応する部分には同一符号を付けて重
複する説明を省略する。
【0046】同図において、この実施形態は、プレート
フィン4の放熱部6a,6b夫々の先端部に切欠き13
a,13bを設けたものであり、これ以外の構成は図2
に示した第2の実施形態と同様である。この切欠き13
a,13bは、プレートフィン4を作製する際に、同時
に形成することができる。
【0047】図6は図5に示した第3の実施形態の上面
図であって、図5に対応する部分には同一符号を付けて
重複する説明を省略する。
【0048】同図において、上記の切欠き13a,13
bは夫々、プレートフィン4の放熱部6a,6bの先端
部において、ヒートパイプ3に対向する位置に設けられ
ている。これは、上記のように、放熱部6a,6bにお
いて、ヒートパイプ3に対向する部分は、それ以外の部
分と比べて、空気が流れにくく、放熱効率が低いもので
あるから、このヒートパイプ3に対向する部分に切欠き
13a,13bを設けても、放熱部6a,6bでの放熱
効率にそれほど影響しないからである。
【0049】このように切欠き13a,13bを設ける
と、これらの面積分空気の流通路の断面積が増加し、空
気の流通量が増加して冷却効率が増加する。この場合、
図5に示すように、各プレートフィン4での切欠き13
aと切欠き13bは夫々、ヒートパイプ3に平行に、即
ち、重力方向に配列されることになり、これにより、こ
れら切欠き13a,13bでの空気の流れが円滑になっ
て、各プレートフィン4間に均等に流れ込んで広がるこ
とになる。
【0050】なお、ここでは、放熱器5として、図2に
示した構成のものとしたが、図1に示した構成のもので
あってもよく、同様効果を得ることができる。
【0051】図7は本発明による放熱構造の第4の実施
形態を示す要部斜視図であって、13は切欠き、14は
切起しであり、図2に対応する部分には同一符号を付け
て重複する説明を省略する。
【0052】同図において、この実施形態は、プレート
フィン4の下流側の放熱部6aの先端部に切起し14
を、上流側の放熱部6bに切欠き13を夫々設けたもの
であり、これ以外の構成は図2に示した放熱構造と同様
である。かかる切欠き13と切起し14とは、プレート
フィン4を作製する際、同時に形成することができる。
【0053】切起し14では、その切起片を空気の流れ
方向とは逆方向、即ち、下方に突出するようにする。ま
た、図8に示すように、切起し14はヒートパイプ3に
対向する位置に配置する。
【0054】これにより、図5,図6で示した実施形態
と同様に、空気流路の断面積が拡大し、かつ切欠き13
と切起し14とでの空気の流速が速くなって上記の効果
が得られるとともに、さらに、下からの冷たい空気をこ
の切起し14で下流側の放熱部6aの間に導きやすくな
り、より効果的に冷たい空気が放熱部6a間に広がって
流れ、さらに冷却効率が高まることになる。
【0055】ここで、上流側の放熱部6bでは、切欠き
13を設けているが、これに代えて切起しを設けるよう
にしてもよい。
【0056】なお、ここでは、放熱器5として、図2に
示した構成のものとしたが、図5に示した構成のものと
してもよいし、また、図1に示した構成のものもしくは
これに、図5に示したように、切欠きを設けた構成のも
のであってもよく、同様効果を得ることができる。
【0057】図9は本発明による放熱構造の第5の実施
形態の要部を一部分解して示す斜視図であって、15は
切起し、15aは切起片であり、図2に対応する部分に
は同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0058】同図において、この実施形態は、各プレー
トフィン4の放熱部6a,6b内に切起し15を設けた
ものである。夫々の切起し15の切起片15aは上方に
突出しており、この先端が1つ上のプレートフィン4の
放熱部6a,6bに接している。これにより、プレート
フィン4間の間隔を一定に保持するようにしている。プ
レートフィン4は、特に、その取付部7に通風孔8が設
けられていることにより、放熱部6a,6bでたわみ変
形が生じやすく、これによって放熱部6a,6bの間隔
が狭くなってそこでの空気の流れが妨げられ、空気の流
速が低下して冷却効率の低下をきたすことになるが、こ
の実施形態のように、切起し15を設けることにより、
各プレートフィン4の放熱部6a,6b夫々の間隔が一
定に保持されるので、このような問題を防止することが
できる。
【0059】なお、放熱部6a,6bでのたわみ変形
は、ヒートパイプ3間で最も大きくなるので、その位置
に切起し15を設けることが最も効果的である。また、
かかる切起し15は、プレートフィン4を作製する際に
同時に形成できる。
【0060】このように、放熱部6a,6bに切起し1
5を設けることにより、その部分での前縁効果が得ら
れ、その分放熱部6a,6bから空気への熱伝達率が高
まることになる。そこで、図10に示すように、プレー
トフィン4の放熱部6a,6b夫々において、ヒートパ
イプ3間毎に複数個の切起し16,17を設ける。
【0061】但し、このように切起し16,17を設け
ると、プレートフィン4内での熱伝導性を悪化してしま
うので、ヒートパイプ3から最も遠くて移動している熱
量が小さいところでは、多くの切起し16を設け、ヒー
トパイプ3に近いところでは、少ない切起し17を設け
るようにする。これにより、より効果的な冷却を行なう
ことができる。
【0062】なお、図9,図10に示した実施形態で
は、放熱器5として、図2に示した構成のものとした
が、図5,図7に示した構成もしくはこれらの組み合わ
せの構成のものとすることもできるし、また、図1に示
した構成あるいはこれに図5,図7に示した構成のいず
れか1つもしくは2つ以上を組み合わせた構成のものと
することもできる。
【0063】図11は本発明による放熱構造の第6の実
施形態を示す側面図であって、図4に対応する部分には
同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0064】同図において、この実施形態は、ヒートパ
イプ3の下部にある断熱部を一部水平方向に屈曲させた
後、さらに、垂直方向に屈曲させ、ヒートパイプ3の放
熱器5に熱を伝達する凝縮部が重力方向となるようにし
たものである。
【0065】このように、ヒートパイプ3を屈曲させた
のは、放熱器5の部分の位置が受熱ブロック2の上方か
らずれるようにするためであり、これにより、ヒートパ
イプ3での熱輸送率が若干低下するものの、放熱器5に
流れ込む空気が受熱ブロック2によって妨げられないよ
うにして、冷却効率を高めるようにしている。
【0066】勿論、ヒートパイプ3を図示するような水
平方向に屈曲させず、傾斜状態に屈曲させ、放熱器5の
部分で垂直になるようにすることもでき、この場合に
は、ヒートパイプ3の熱輸送率の低下を最小にすること
ができる。
【0067】なお、ここでは、放熱器5として、図2に
示した構成のものとしたが、図5,図7,図9,図10
に示した構成のものとすることもできるし、また、図1
に示した構成あるいはこれに図5,図7,図9,図10
に示した構成のいずれか1つもしくは2つ以上を組み合
わせた構成のものとすることもできる。
【0068】図12(a),(b)は本発明による放熱
構造の第7の実施形態を示す斜視図であって、4’はプ
レートフィン、18は切起し、18aは切起片であり、
前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する
説明を省略する。
【0069】同図(a)において、2本のヒートパイプ
3が、その長さ方向を重力方向に垂直な水平方向とし
て、重力方向に並んで配置されており、その一方側が受
熱ブロック2に熱的に接続され、他方側に複数のプレー
トフィン4’が所定の一定間隔で熱的に接続されてい
る。これらプレートフィン4’は、全体として平板状を
なし、それらの面が重力方向に平行となっている。
【0070】そして、これらプレートフィン4’の中央
部のヒートパイプ3間に、ほぼプレートフィン4’の幅
に渡って斜めに切り込んだ切起し18が設けている。各
プレートフィン4’での切起し18は、同じ位置に設け
られて同じ傾斜をなしており、このため、全てのプレー
トフィン4’に渡って切起し18での穴が水平方向に並
んでいる。
【0071】また、これらプレートフィン4’の切起し
18での切起片18a(図12(b))は、切起し18の
穴の下辺から突出しており、しかも、各プレートフィン
4’で同じ方向に向けられている。これにより、各プレ
ートフィン4’間の隙間は、この切起片18aによって
ほぼ2分割されている。
【0072】かかる構成において、プレートフィン4’
に熱が伝達されると、プレートフィン4’間の隙間の切
起し18よりも下半分の部分では、プレートフィン4’
の下方から入り込んだ冷たい空気9aがこの隙間で温め
られてその隙間を上昇するが、切起し18の切起片18
aによって進路が妨げられる。しかし、この切起片18
aは斜めに設けられているので、この温められた空気9
aはこの切起片18aに沿って上昇し、プレートフィン
4’の側辺から外部に排出される。
【0073】一方、プレートフィン4’間の隙間の切起
し18よりも上半分の部分では、プレートフィン4’の
サイドや切起し18の穴から冷たい空気9bが入り込
む。この場合、各プレートフィン4’の切起し18の穴
は水平方向に並んでいるから、この冷たい空気9bは各
プレートフィン4’の隙間に入り込む。そこで温められ
た空気9bはその隙間内を上昇し、プレートフィン4’
の上辺から排出される。
【0074】このようにして、この実施形態において
も、プレートフィン4’間の隙間の下部と上部とを夫々
別々に冷たい空気が自然対流によって供給されるので、
効率の良い自然空冷が行なわれることになり、従来の平
行平板型のヒートシンクよりも冷却性能が向上する。
【0075】なお、ここでは、各プレートフィン4’に
1個ずつ切り起しを設けるようにしたが、2個以上同様
にして設けるようにしてもよく、この場合には、各プレ
ートフィン4’間の隙間が3個以上に分割されることに
なり、夫々毎に空冷が行なわれることになる。勿論、こ
の場合、ヒートパイプ3を3個以上設け、夫々のヒート
パイプ3の間毎に切起し18を設けるようにしてもよ
い。
【0076】また、この第7の実施形態では、切起し1
8を設け、その切起片18aにより、プレートフィン
4’間の隙間を分割するようにしたが、同様の大きさの
切欠きを設け、さらに、この切欠きの下辺に沿って金属
片を固定し、この金属片を上記の切欠片と同様の機能を
持たせることもできる。かかる金属片や切起片18a
は、また、プレートフィン4’のたわみ変形の防止にも
役立つし、たわみ変形が生じても、プレートフィン4’
間の隙間を保持する機能も有する。
【0077】さらに、以上説明した各実施形態において
も、受熱ブロック2を、図4で説明したように、回路基
板11に着脱可能に取り付ける構成とすることもでき
る。
【0078】さらに、以上の実施形態では、自然対流に
よって空冷を行なうものとしたが、勿論、強制対流とし
てもよく、この場合も、上記と同様である。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブックシェルフ実装構造に対応した構造とし、プレート
フィンの取付部は水平に配置し、この取付部から延長す
る放熱部を傾斜して構成し、該取付部のヒートパイプ間
に貫通する通風孔を設けたものであるから、放熱部での
空気の対流が円滑に行なわれるとともに、この空気がほ
とんど放熱部にのみ流れることになって、冷却効率が向
上する。
【0080】また、本発明によれば、かかる放熱部を複
数個ヒートパイプに所定間隔でも受けるものであって、
該放熱部の長さを短くしても、充分な放熱面積を得るこ
とができるから、夫々の該プレートフィンでの前縁効果
を効果的に利用することができ、放熱部から空気への熱
伝達効率が高まり、従って、冷却効率もさらに向上す
る。
【0081】さらに、本発明によると、各プレートフィ
ンの先端部に切欠きや切起しを設けているので、空気の
流路を広くすることができて、該プレートフィン間の隙
間に流れ込む空気の流量を増加させ、また、流速を高め
ることができ、冷却効率がさらに向上する。
【0082】さらに、本発明によると、各プレートフィ
ンの放熱部でのヒートパイプ間に対抗する領域に1個以
上の切起しを設けているので、この切起しによる切起し
片が各プレートフィンの間隔を所定に保持する作用をな
することにより、プレートフィンにたわみ変形が生じて
も、プレートフィン間の隙間が保持されることになり、
プレートフィンのたわみ変形による冷却効率の低下を防
止することができる。しかも、この切起しでは、前縁効
果が生ずるため、その分冷却効率が向上する。
【0083】さらに、本発明によると、ヒートパイプの
断熱部を屈曲させることにより、放熱器が受熱ブロック
の上方からずれた位置に配置されることになるから、該
放熱器への空気の流路が該受熱ブロックによって邪魔さ
れることがなく、該放熱器への空気の流量が増加して冷
却効率がさらに高まる。
【0084】さらに、本発明によれば、その面を垂直に
したプレートフィンを複数水平方向に配列した構成にお
いて、これらプレートフィン夫々に斜め方向の切起しを
このプレートフィンの水平方向の幅に渡って設け、かつ
この切起しの下辺から切起片が突出するようにして、こ
れら切起片により各プレートフィン間の隙間を上下に分
割する構成として、該プレートフィンの下方や該切起し
から冷たい空気をプレートフィンの隙間の分割された夫
々の領域に流し込むことができるようにしているから、
プレートフィン間の夫々の隙間の各分割領域毎に冷たい
空気を送りこむことができて、夫々の領域での空気の流
路長を短くすることができ、また、切起しによって空気
の流速を高めることができ、従って、冷却効率が向上す
る。
【0085】さらにまた、本発明による電子装置による
と、本発明による放電構造を回路基板に着脱可能に取り
付けられるものであるから、保守目的で基板を差し替え
たり、電子部品の修理をするのが容易となる。しかも、
放熱器と回路基板との間にも小型部品が搭載できるた
め、回路基板上の部品実装の高密度化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放熱構造の第1の実施形態を示す
斜視図である。
【図2】本発明による放熱構造の第2の実施形態を示す
斜視図である。
【図3】図2に示した放熱構造での空気の流れを示す図
である。
【図4】図2に示した放熱構造を用いた電子装置の一実
施形態の要部を示す側面図である。
【図5】本発明による放熱構造の第3の実施形態の要部
斜視図である。
【図6】図5に示した放熱構造の上面図である。
【図7】本発明による放熱構造の第4の実施形態の要部
斜視図である。
【図8】図7に示した放熱構造の上面図である。
【図9】本発明による放熱構造の第5の実施形態を示す
要部斜視図である。
【図10】図9に示した放熱構造の一変形例の要部を示
す上面図である。
【図11】本発明による放熱構造の第6の実施形態を示
す側面図である。
【図12】本発明による放熱構造の第7の実施形態を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 発熱体 2 受熱ブロック 3 ヒートパイプ 4,4’ プレートフィン 5 放熱器 6,6a,6b 放熱部 7 取付部 8 通風孔 9 空気の流れ 10 取付ねじ 11,12 回路基板 13,13a,13b 切欠き 14,15〜18 切起し 18a 切起片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辛島 靖治 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のヒートパイプが、その長さ方向を
    重力方向として、水平方向に1列に配置されており、複
    数の該ヒートパイプの一方側が発熱体に取り付けられた
    受熱ブロックに装着されているとともに、複数の該ヒー
    トパイプの他方側に同じプレートフィンが取り付けら
    れ、 該プレートフィンは、水平な平面をなして該ヒートパイ
    プに取り付けられた取付部分と該取付部から傾斜して延
    長し放熱部としての傾斜部とからなり、該取付部の該ヒ
    ートパイプ間に通風孔を設けたことを特徴とする放熱構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ヒートパイプに沿って複数枚の前記プレートフィン
    を取り付けたことを特徴とする放熱構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記プレートフィンは、前記取付部の両側に、同じ傾斜
    方向の前記傾斜部を有することを特徴とする放熱構造。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3において前記プレ
    ートフィン夫々の前記傾斜部の先端部に切欠きを設けた
    ことを特徴とする放熱構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において前記切欠部は、前記ヒ
    ートパイプに対向した位置に配置されたことを特徴とす
    る放熱構造。
  6. 【請求項6】 請求項1,2または3において、 前記プレートフィン夫々の前記傾斜部の先端部に、空気
    の流れに向かう方向に切起しを設け、 該切起しにより、空気の流れを前記プレートフィンの表
    面に導くように構成したことを特徴とする放熱構造。
  7. 【請求項7】 請求項6において前記切起しは、前記ヒ
    ートパイプに対向した位置に配置されたことを特徴とす
    る放熱構造。
  8. 【請求項8】 請求項2,3,4,5,6または7にお
    いて前記プレートフィンの前記傾斜部内に切起しを1個
    以上設け、 該切起しの切起片により、前記プレートフィンの間隔を
    所定に保持する構成としたことを特徴とする放熱構造。
  9. 【請求項9】 請求項8において前記切起しを、前記傾
    斜部の前記ヒートパイプに対向しない領域に設けたこと
    を特徴とする放熱構造。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1つにおいて
    前記ヒートパイプを、その断熱部を屈曲させて、かつ前
    記プレートフィンが取り付けられた凝縮部が重力方向と
    なるような形状として、前記プレートフィンが前記受熱
    ブロックの上方位置からずれるようにし、 前記プレートフィンへの空気の流れが前記受熱ブロック
    によって妨げられるのを防止することができるように構
    成したことを特徴とする放熱構造。
  11. 【請求項11】 複数のヒートパイプが、その長さ方向
    を水平方向として、重力方向に1列に配列され、一方側
    が発熱体に取り付けられた受熱ブロックに装着されて、
    他方側に複数のプレートフィンが、その面を重力方向に
    平行にして、所定の間隔で取り付けられており、 該プレートフィンには夫々、同じ位置にほぼ該プレート
    フィンの水平方向の幅に渡って斜めに切起しが設けられ
    て、該切起しの穴の下辺から突出する切起片の面を傾斜
    面とし、 該プレートフィン夫々の間の隙間を該切起片で上下に分
    割した構成としたことを特徴とする放熱構造。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1つに記載
    の放熱構造を回路基板に着脱可能に取り付けたことを特
    徴とする電子装置。
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