JP4460257B2 - 塗工用ロッド及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は塗工用ロッド及びその製造方法に係り、特に、薄い金属板、紙、フィルムなどのシート状またはウェブ状の被塗工基材(以下、ウェブという)に各種の液状物質(塗布液)を塗布したり、塗布後に平滑化したりするための塗工用ロッド及びその製造方法に関する。
薄い金属板、紙、プラスチックフィルム等のウェブに各種の塗布液を塗布する塗布装置としては、ロールコータ、エアーナイフコータ、ダイを用いたコータ、及びロッドコータ等の各種の装置が知られている。
これらの塗布装置の中で、ロッドコータは簡易な塗布装置であり、しかも各種の塗布液を各種のウェブに塗布することができるので、広く利用されている。ロッドコータは、ウェブに塗布された塗布液の過剰分を塗工用ロッド(バーともいう)で掻き落とすタイプのものと、ウェブへの塗布と塗布液量の調整の両方を1つの塗工用ロッドで行うタイプのものとがある。いずれのタイプのロッドコータの場合にも、塗工用ロッドのロッド表面の周方向には多数の溝が形成されており、この溝の深さ、幅等によりウェブに塗布する塗布液量や掻き落とす塗布液量が調整される。
例えば、特許文献1には、ロッド表面に周方向の凹部と周方向の凸部とが前記ロッドの軸方向に交互に形成された塗工用ロッドにおいて、前記凸部上面を平坦面に形成して該平坦面の幅が前記凸部一つ当たり10μm以上になるようにすると共に、前記ロッド表面の表面最大粗さが0.05μm以上0.8μm以下になるようにし、前記平坦面と前記表面最大粗さを有するロッド表面に硬質素材によるコーティング膜を形成した塗工用ロッドが提案されている。
また、特許文献2には、均一塗布を目的として、ロッドの真直度がロッド長さ1m当たり0.25mm以下とした塗工用ロッドが提案されている。さらには、特許文献3には、ロッド表面の長手方向断面曲線の十点平均粗さRz(μm)と最大粗さRmax(μm)の比(Rz/Rmax)が0.5〜1.0の範囲にしてウェブの幅方向に均一な厚みの塗工をし、さらに、表面長手方向粗さ曲線の実質上丸棒の最外殻に相当し、被塗布基材と接触する線分の総和長lの測定長Lに対する比(l/L)が0.2〜0.9の範囲にし、かつ長手方向断面曲線の山数Pcが1個/mm以上にして、塗工用ロッドの耐摩耗性を向上させた塗工用ロッドが提案されている。
特開2001−901号公報 特開2001−87697号公報 特開平9−1032号公報
上記のような各塗工用ロッドなどでは、耐磨耗性を向上させるために、ロッド表面に表面改質処理層を形成している。しかし、処理層の表面には微細な凹凸であって先端が尖ったものがあるために、そのままの状態で塗布を行うと、塗布面に擦り傷が発生してしまうという問題がある。また、ロッド表面に形成した塗工量調整用の凹凸の高さが不均一な場合、最も高い部分が局所的にウェブに接触して擦り傷が発生してしまうという問題がある。この表面の凹凸中の高い部分は塗布中に磨耗によって減少していくが、使用初期の段階では、この高い部分が擦り傷を発生させてしまい、生産効率が低下してしまう。また、硬度が高く耐磨耗性があるコーティング膜を使用すると、先端が尖った部分や高い部分の磨耗の減少がほとんど見られず、長期的に擦り傷が発生してしまう。
さらには、ロッド自体に曲がり、真円度不良、ねじれなどの変形があると、塗布可能であっても、塗布面に塗布量の部分的差によって、濃淡ムラ(以下、塗布ムラという)が発生してしまい、一定の割合で不良品が発生してしまう。
このように擦り傷の発生や塗布ムラの発生は、いずれも試し塗りをしてみないと判らない問題であり、試し塗りの費用のロスが発生しており、その対策が望まれていた。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、試し塗りをすることなく擦り傷や塗布ムラが発生することのないようにした塗工用ロッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、連続的に搬送されるウェブに塗布液を塗布する円柱状のロッド、または塗布液が過剰に塗布されたウェブの塗布液過剰分を掻き落とす円柱状のロッドであって、ロッド表面に周方向の凹部と周方向の凸部とが前記ロッドの軸方向に交互に形成された塗工用ロッドの製造方法において、前記ロッド表面の最大高さRyが0.1μm以下になり、前記凸部によりロッドがウェブにロッド軸方向で実際に接している長さの総和をDとし、ウェブの塗布幅をWとしたときに、D/Wが0.01以上になり、前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをp、前記凸部のウェブと接する平滑部であって、前記ロッドの軸方向における長さをdとしたときに、d/pが0.01以上になり、前記ロッドの真直度がロッド軸方向における長さ1m当たり30μm以下になり、前記ロッドの真円度が10μm以下になり、前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをpとしたときに、ピッチpの整数倍離れた凸部位置a1,a2における前記ロッドの軸方向に対する直交断面の断面積Sa1,Sa2の比が99.5以上になるように研磨することを特徴とする。特に、前記ロッド表面における前記ウェブと接する面の最大高さRyが0.1μm以下になるように研磨することが好ましい。
また、本発明は、前記ロッドの真直度がロッド軸方向における長さ1m当たり30μm以下になり、前記ロッドの真円度が10μm以下になり、前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをpとしたときに、ピッチpの整数倍離れた凸部位置a1,a2における前記ロッドの軸方向に対する直交断面の断面積Sa1,Sa2の比が99.5%になるように研磨することを特徴とする。
れらの各特徴は単独でも擦り傷や塗布ムラの抑制に効果があるが、組み合わせることにより、さらに擦り傷や塗布ムラの抑制効果が得られる。上記研磨は製造工程の最終工程で行われる。この最終工程の研磨には、硬質素材のコーティング膜を形成した後に研磨を行い、このコーティングと研磨とを交互に複数回行うことも含まれる。
本発明によれば、塗工用ロッドを研磨して、塗工用ロッドの諸元を以下の範囲にすることにより、下記(1)〜(3)によって、塗布面の擦り傷の発生が抑えられ、下記(4)〜(6)によって、塗布ムラの発生が抑えられる。
(1)ロッド表面の最大高さRyを0.15μm以下にする。
(2)凸部によりロッドがウェブにロッド軸方向で実際に接している長さの総和をDとし、ウェブの塗布幅をWとしたときに、D/Wを0.01以上にする。
(3)ロッドの軸方向における凸部のピッチをp、凸部のウェブと接する平滑部であって、ロッドの軸方向における長さをdとしたときに、d/pを0.01以上にする。
(4)ロッドの真直度をロッド軸方向における長さ1m当たり30μm以下にする。
(5)ロッドの真円度を10μm以下にする。
(6)ロッドの軸方向における凸部のピッチをpとしたときに、ピッチpの整数倍離れた凸部位置a1,a2における前記ロッドの軸方向に対する直交断面の断面積Sa1,Sa2の比を99.5%以上にする。
図1はロッドコータを示しており、本発明の塗工用ロッドが用いられている。このロッドコータ10は、ウェブ11への塗布と塗布液量の調整の両方を1つの塗工用ロッド12で行う。
走行するウェブ11に接触した状態で、ウェブ11の幅方向に本発明の塗工用ロッド12が配置されている。この塗工用ロッド12は、ロッド支持ブロック13により回転が可能なように支持されており、ウェブ11に対して幅方向に平行に配置されている。この塗工用ロッド12は、ウェブ走行方向と同方向に回転させても、或いは静止状態にしても、逆方向に回転させてもよい。本実施形態では塗工用ロッド12をウェブ走行方向とは逆方向に回転させており、ウェブ11の走行速度を高速化して高速塗布を可能にしている。
ロッド支持ブロック13は、塗工用ロッド12に撓みが発生するのを防止すると共に、塗工用ロッド12に塗布液15を供給する。塗布液15は、ロッド支持ブロック13と堰部材16とで形成された塗布液供給路17に供給されて、ウェブ11と塗工用ロッド12の接触部に塗布液15の液だまり18を形成する。そして、回転する塗工用ロッド12により液だまり18の塗布液15がウェブ11に転移塗布される。
図2に示すように、この塗工用ロッド12は円柱状のロッド20から構成されている。ロッド20の周面の周方向には、ロッド20の略全長に渡って溝(凹部21a)が形成され、この溝(凹部21a)の深さ、幅、ピッチpにより塗布液量が調節される。図3に示すように、多数の溝は、ロッド20の表面に軸方向に交互に形成した周方向の凹部21aと周方向の凸部21bとから構成される。この凸部21bの上面は平坦に形成されている。
図4(A)は、図3における凸部21bの一部であるA1部分を拡大して示す断面図であり、前記凸部21bの表面には微小突起22が存在し、図1に示すように、塗工用ロッド12がウェブ11に接するときに、この微小突起22により塗布面に擦り傷が発生する。この擦り傷の発生を抑えるために、本実施形態では、研磨加工によって微小突起22を無くしてロッド表面の最大高さRyを0.15μmにしている。この凸部21bの表面の最大高さRyが0.15μmを超えると、塗布面への擦り傷が発生する。なお、Ryの下限値は特に規定されないが、Ryを例えば0.05未満にすると、研磨時間が長くなり作業効率が低下してしまう。このような最大高さRyの範囲対象エリアは凸部21bのウェブに接する最上面であり、それ以外の凹部21aの表面などはウェブ11に接することがないので、上記表面粗さの範囲にする必要はない。
また、塗布は一定の圧力下で行われることが多く、ウェブ11とロッド20との接触面積が狭いと過大な力が部分的にかかり、塗布面に擦り傷が発生する。このため、前記凸部21bによりロッド20がウェブ11にロッド軸方向で実際に接している長さdの総和をD(=Σd)とし、ウェブ11の塗布幅をW(図2参照)としたときに、D/Wが0.01以上になるように、研磨加工して塗布面の擦り傷の発生を抑える。同様にして、ロッド20の軸方向における前記凸部21bのピッチをp、前記凸部21bのウェブ11と接する平滑部であって、前記ロッド20の軸方向における長さをdとしたときに、d/pが0.01以上になるように研磨加工して、前記擦り傷の発生を抑える。これらD/W,d/pは好ましくは0.1以上である。なお、D/W,d/pが0.01未満であると、ウェブとロッドとの接触面積が狭くなり過大な力が部分的にロッドにかかり、塗布面に擦り傷が発生する。本発明では、D/W,d/pの上限値について特に規定しないが、これらは塗布液の性質、塗布厚みなどの塗布条件に応じて規定される。
上記のように塗布面の擦り傷の発生を抑制するために、塗工用ロッド12の諸元を上記の一定の範囲にするために、最終工程で塗工用ロッド12を研磨する。塗工用ロッド12の研磨方法は公知の各種方法を用いることができるが、特に、図5に示すような研磨装置30を用いることが好ましい。
また、ウェブ11と塗工用ロッド12との接触にムラがあると、塗布面への擦り傷の発生ばかりではなく、塗布ムラも発生してしまう。これはロッド12の幅方向と回転方向との仕上がり寸法の精度が問題となって発生するものであり、一般的にはロッド形成時の問題であり、後工程での修正が不可能である。しかし、微小な変形であるならば、塗工用ロッド12を研磨することにより除去することが可能である。このため、図5に示すような研磨装置30を用いて塗工用ロッド12を研磨する。
この研磨によって、塗工用ロッド12の真直度をロッド20の軸方向長さ1m当たり30μm以下、真円度が10μm以下、ロッド20の軸方向における凸部21bのピッチをpとしたときに、ピッチpの整数倍離れた凸部位置a1,a2における前記ロッド20の軸方向に対する直交断面の断面積Sa1,Sa2の比を99.5%以上にする。この断面積比Sa1/Sa2は好ましくは99.9%以上である。
図5及び図6は研磨装置30の一例を示しており、研磨部31、ロッド回転部32、ロッドシフト部33を備えている。研磨部31は、塗工用ロッド12を上下方向から挟むように保持する多数のラッパ35と、これらラッパ35を保持する保持台36と、ラッパ35とロッド20との接触面に研磨剤37を供給する研磨剤供給部38とから構成される。
ラッパ35は、上下方向で2分割されており、上部ラッパ本体35a及び下部ラッパ本体35bから構成されている。これらラッパ35は、塗工用ロッド12の軸方向に多数並べて保持台36内に配置される。ラッパ本体35a,35bには、塗工用ロッド12の直径とほぼ同じ直径の内周面からなる研磨面40が形成されている。また、ラッパ35はロッド軸方向長さL1が例えば80mmであり、これが例えば25個並べて設けられる。用いるラッパ35の個数は塗工用ロッド12の塗布幅または凸部エリアのロッド軸方向長さに応じて決定される。なお、図示では各部材を明確にするために各ラッパ35に隙間を設けて図示しているが、実際は隙間なく並べられている。しかし必要に応じて適宜隙間を設けてもよい。
上部ラッパ本体35aは上部支持台36aに保持されており、自重によって上部ラッパ本体35aが塗工用ロッド12に向けて付勢される。また、下部ラッパ本体35bは下部支持台36bに保持されている。これらラッパ35は例えば鋳鉄、銅合金の他に、樹脂性化合物などが用いられる。
研磨剤供給部38は、ラッパ35の研磨面40に対して研磨剤37を供給するもので、供給パイプ41及びポンプ42を有し、研磨剤供給タンク43からの研磨剤37をラッパ35の研磨面40に供給する。研磨剤37としては、例えば酸化鉄、酸化アルミ、パミスなどが用いられる。
図5に示すように、ロッド回転部32は、ロッド20の一端部20aをチャック45により保持して、これを回転させる。ロッドシフト部33は、ロッド20及びロッド回転部32をロッド20の軸方向に往復動させる。この往復動のシフト量L2は、前記各ラッパ35のピッチP2よりも大きくされており、異なる研磨面36によって研磨が行われることによって、ほぼ均一に塗工用ロッド12が研磨される。
研磨に際しては、まずラッパ35内の研磨面40に塗工用ロッド12をセットした後に、塗工用ロッド12の一端部20aをチャック45により保持する。次に、研磨剤供給部38を駆動して、各ラッパ35の研磨面36に対して研磨剤(ラップ剤)37を供給する。そして、ロッド20を回転しながら、ロッド回転部32及びロッド20をロッドシフト部33によりロッド軸方向にシフト量L2で往復動させる。これにより、塗工用ロッド12の凸部21bがほぼ平坦に研磨される。この研磨によって、塗工用ロッドの各諸元を上記(1)〜(6)の範囲内にする。この範囲内の所定値に各諸元がなったか否かを自動的に判定するために、例えば研磨時間と各諸元の値の変化量とを予め各塗工用ロッドの種別毎に求めておき、研磨時間に基づき各諸元が所定値に達したか否かを判定する。図4(B)はこの研磨後の凸部21bの一例を拡大して示しており、研磨によって(A)に示す微小突起22が無くなっている。
なお、塗工用ロッドはステンレスから構成されているが、ロッドの表面には硬質素材のコーティング膜を形成することが好ましい。このコーティング膜の形成は、ウェットコーティングまたはスパッタリング等のドライコーティングあるいはメッキ等の方法を用いて行われる。コーティング膜としては、硬質クロムメッキ、アモルファスクロムメッキのコーティング膜を使用することができ、その他のセラミックコーティング膜またはダイヤモンドコーティング膜のような超硬質なものを用いてもよい。また、硬質性樹脂のコーティング膜を形成してもよい。また、上記実施形態ではコーティング後の最終工程として研磨を行っているが、上記のコーティングと研磨とを交互に複数回繰り返すことで、上記(1)〜(6)の諸元にしてもよく、このような方法も本発明に含まれる。
ロッド20の表面に凹部21aと凸部21bとを直接形成する加工方法としては、切削加工法、転造加工法、レーザー加工法等があり、特に複数のダイスを用いる転造加工法が好ましく用いられる。
また、研磨装置30は図5及び図6に示すものの他に、図示は省略したが、支持台に断面がV字の溝を形成し、この溝に塗工用ロッドをセットして、ロッドを回転させ、この回転している塗工用ロッドの凸部に研磨部材を当てて、研磨を行うようにした研磨装置を用いてもよい。なお、研磨部材としては、砥石、エンドレスの研磨シート、フィーダ方式の研磨シート、エンドレスベルトと塗工用ロッドとの間に供給される研磨剤(ラップ剤)などが用いられる。研磨剤は、例えば溶融アルミナなどからなり任意の粒度及び硬度を持つ砥粒と、軽油、スピンドル油、マシン油、水などを混ぜたラップ液とから構成され、液状またはペースト状にして用いられる。また、研磨部材は、軸方向X及び軸方向Xに直交する方向YからなるXY平面内でシフトさせることが好ましい。このシフトは、シフト機構を用いて自動で行う他に、作業者による手作業でシフトさせてもよい。また、支持台は、研磨用の専用支持台を用いる他に、塗工用ロッドを塗布ヘッドに取り付けて、この塗布ヘッドに取り付けられた塗工用ロッドに対して研磨装置30により研磨してもよい。
また、本発明の塗工用ロッドを、図7に示すようなロールコータ50に用いてもよい。このロールコータ50は、バックアップローラ51により支持されて走行するウェブ52に対して、コーティングローラ53の回転により塗布液パン54中の塗布液55をピックアップする。そして、ピックアップした塗布液55をウェブ52に転移塗布する。この塗布液55が塗布されたウェブ52は、塗布液55が未乾燥、未固化状態にあるうちに、ロッドコータ56に達し、ウェブ52の塗布面側がウェブ52の走行方向と逆方向に回転する塗工用ロッド12に接触させられる。これにより、ウェブ52に塗布された塗布液55の過剰分が塗工用ロッド12により掻き落とされて、ウェブ52に塗布される塗布液量が調整される。掻き落とす塗布液55の量は、塗工用ロッド12に形成される多数の溝(凹部)21aの深さ、幅や、凹部21aから凹部21a若しくは凸部21bから凸部21aのピッチを変更することにより制御する。
なお、本発明に使用されるウェブ11,52としては、帯状のものでもシート状のものでも良く、アルミニウム等の薄板金属、紙、プラスチックフィルム、レジンコーティング紙、合成紙等を使用することができる。プラスチックフィルムの材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等のビニル重合体、6,6─ナイロン、6─ナイロン等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン─2,6─ナフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート、セルローストリアセテート、セルロースダイアセテート等のセルロースアセテート等が使用される。また、レジンコーティング紙に用いるレジンとしては、ポリエチレンをはじめとするポリオレフィンが代表的であるが、これらには限定されない。ウエブ11,52の厚みも特に限定されないが、0.01mm〜1.0mm程度のものが取り扱い、汎用性の点で有利である。
図3に示すように、ステンレス製のロッド20の表面に転造加工により凹凸を形成する。この凹部21a,凸部21bを形成したロッド20に対して12μmの硬質クロムメッキを施したものを図5に示す研磨装置30により最終工程で研磨し、以下の諸元の塗工用ロッド12を作製した。この塗工用ロッド12を図1に示すロッドコータ10に取り付けて、ラインスピード90m/minとしてウェブ搬送を行い、ロッド20をウェブ搬送方向とは逆方向にその周速度を1m/minとして回転させて塗布を行い、乾燥させた後に、サンプル1〜8を得た。このサンプル1〜8の塗布面を目視により観察し、塗布面の擦り傷や塗布ムラを評価した。この実施結果を表1に示す。
Figure 0004460257
この表1からも明らかなように、最大高さRy及びD/Wが擦り傷の発生要因となり、真直度、真円度、投影面積の重なり比率が、塗布ムラの発生要因となっていることが判る。また、最大高さRyが0.2の場合に擦り傷が発生し、D/Wが0.005の場合に一部に擦り傷が発生することが判る。これらにより、最大高さRyが0.01μm以下、D/Wが0.01以上で、擦り傷の発生が抑えられていることが判る。
また、サンプル5とサンプル6との比較により、投影面積の重なり比率Sa1/Sa2が80%では弱い塗布ムラが発生することが判る。また、サンプル5,7,8の比較により、真円度が20μmになると、同様にして塗布ムラが発生することが判る。
ステンレス製のロッド20の表面に転造加工により凹凸を形成する。この凹部21a,凸部21bを形成したロッド20に対して12μmの硬質クロムメッキを施したものを最終工程で研磨し、以下の諸元の塗工用ロッド12を作製した。この塗工用ロッド12を図1に示すロッドコータ10に取り付けて、ラインスピード60m/minとしてウェブ搬送を行い、ロッドをウェブ搬送方向と同方向にその周速度を60m/minとして回転させて塗布を行い、乾燥させた後に、サンプル11〜18を得た。このサンプル11〜18の塗布面を目視により観察し、塗布面の擦り傷や塗布ムラを評価した。この実施結果を表2に示す。この実施例2では、ウェブ走行速度とロッドの周速度とを同じにし且つ同じ方向にしているので、微小突起による擦り傷の発生はなくなるものの、その分だけ高速塗布性が損なわれる欠点がある。また、真円度は10μmでも塗布ムラが発生し、サンプル18に示すように、真円度を5μmにしたときに塗布ムラが無くなることが判る。
Figure 0004460257
本発明の塗工用ロッドを用いたロッドコータを示す概略図である。 塗工用ロッドの一部を示す斜視図である。 塗工用ロッドの表面を拡大して示す断面図である。 塗工用ロッドの表面(図3のA1部分)をさらに拡大して示す断面図であり、(A)は研磨前の状態を、(B)は研磨後の状態を示している。 塗工用ロッドの研磨装置の一例を示す概略の正面図である。 図5におけるVI−VI線に沿う断面図である。 本発明の塗工用ロッドを過剰塗布液の掻き落とし部材として用いた塗布装置を示す概略図である。
符号の説明
10 ロッドコータ
11 ウェブ
12 塗工用ロッド
20 ロッド
21a 凹部
21b 凸部
22 微小突起
30 研磨装置
31 研磨部
32 ロッド回転部
33 ロッドシフト部
35 ラッパ
36 保持台
38 研磨剤供給部
40 研磨面
50 ロールコータ
45 チャック
53 コーティングローラ
56 ロッドコータ

Claims (6)

  1. 連続的に搬送されるウェブに塗布液を塗布する円柱状のロッド、または塗布液が過剰に塗布されたウェブの塗布液過剰分を掻き落とす円柱状のロッドであって、ロッド表面に周方向の凹部と周方向の凸部とが前記ロッドの軸方向に交互に形成された塗工用ロッドの製造方法において、
    前記ロッド表面の最大高さRyが0.1μm以下になり、
    前記凸部によりロッドがウェブにロッド軸方向で実際に接している長さの総和をDとし、ウェブの塗布幅をWとしたときに、D/Wが0.01以上になり、
    前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをp、前記凸部のウェブと接する平滑部であって、前記ロッドの軸方向における長さをdとしたときに、d/pが0.01以上になり、
    前記ロッドの真直度がロッド軸方向における長さ1m当たり30μm以下になり、
    前記ロッドの真円度が10μm以下になり、
    前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをpとしたときに、ピッチpの整数倍離れた凸部位置a1,a2における前記ロッドの軸方向に対する直交断面の断面積Sa1,Sa2の比が99.5%以上になるように研磨することを特徴とする塗工用ロッドの製造方法。
  2. 連続的に搬送されるウェブに塗布液を塗布する円柱状のロッド、または塗布液が過剰に塗布されたウェブの塗布液過剰分を掻き落とす円柱状のロッドであって、ロッド表面に周方向の凹部と周方向の凸部とが前記ロッドの軸方向に交互に形成された塗工用ロッドの製造方法において、
    前記ロッド表面における前記ウェブと接する面の最大高さRyが0.1μm以下になり、
    前記凸部によりロッドがウェブにロッド軸方向で実際に接している長さの総和をDとし、ウェブの塗布幅をWとしたときに、D/Wが0.01以上になり、
    前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをp、前記凸部のウェブと接する平滑部であって、前記ロッドの軸方向における長さをdとしたときに、d/pが0.01以上になり、
    前記ロッドの真直度がロッド軸方向における長さ1m当たり30μm以下になり、
    前記ロッドの真円度が10μm以下になり、
    前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをpとしたときに、ピッチpの整数倍離れた凸部位置a1,a2における前記ロッドの軸方向に対する直交断面の断面積Sa1,Sa2の比が99.5%以上になるように研磨することを特徴とする塗工用ロッドの製造方法。
  3. 連続的に搬送されるウェブに塗布液を塗布する円柱状のロッド、または塗布液が過剰に塗布されたウェブの塗布液過剰分を掻き落とす円柱状のロッドであって、ロッド表面に周方向の凹部と周方向の凸部とが前記ロッドの軸方向に交互に形成された塗工用ロッドの製造方法において、
    前記ロッドの真直度がロッド軸方向における長さ1m当たり30μm以下になり、
    前記ロッドの真円度が10μm以下になり、
    前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをpとしたときに、ピッチpの整数倍離れた凸部位置a1,a2における前記ロッドの軸方向に対する直交断面の断面積Sa1,Sa2の比が99.5%以上になるように研磨することを特徴とする塗工用ロッドの製造方法。
  4. 連続的に搬送されるウェブに塗布液を塗布する円柱状のロッド、または塗布液が過剰に塗布されたウェブの塗布液過剰分を掻き落とす円柱状のロッドであって、ロッド表面に周方向の凹部と周方向の凸部とが前記ロッドの軸方向に交互に形成された塗工用ロッドにおいて、
    研磨によって、
    前記ロッド表面の最大高さRyを0.1μm以下にし、
    前記凸部によりロッドがウェブにロッド軸方向で実際に接している長さの総和をDとし、ウェブの塗布幅をWとしたときに、D/Wを0.01以上にし、
    前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをp、前記凸部のウェブと接する平滑部であって、前記ロッドの軸方向における長さをdとしたときに、d/pを0.01以上にし
    前記ロッドの真直度をロッド軸方向における長さ1m当たり30μm以下にし、
    前記ロッドの真円度を10μm以下にし、
    前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをpとしたときに、ピッチpの整数倍離れた凸部位置a1,a2における前記ロッドの軸方向に対する直交断面の断面積Sa1,Sa2の比を99.5%以上にしたことを特徴とする塗工用ロッド。
  5. 連続的に搬送されるウェブに塗布液を塗布する円柱状のロッド、または塗布液が過剰に塗布されたウェブの塗布液過剰分を掻き落とす円柱状のロッドであって、ロッド表面に周方向の凹部と周方向の凸部とが前記ロッドの軸方向に交互に形成された塗工用ロッドにおいて、
    研磨によって、
    前記ロッド表面における前記ウェブと接する面の最大高さRyを0.1μm以下にし、
    前記凸部によりロッドがウェブにロッド軸方向で実際に接している長さの総和をDとし、ウェブの塗布幅をWとしたときに、D/Wを0.01以上にし、
    前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをp、前記凸部のウェブと接する平滑部であって、前記ロッドの軸方向における長さをdとしたときに、d/pを0.01以上にし
    前記ロッドの真直度をロッド軸方向における長さ1m当たり30μm以下にし、
    前記ロッドの真円度を10μm以下にし、
    前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをpとしたときに、ピッチpの整数倍離れた凸部位置a1,a2における前記ロッドの軸方向に対する直交断面の断面積Sa1,Sa2の比を99.5%以上にしたことを特徴とする塗工用ロッド。
  6. 連続的に搬送されるウェブに塗布液を塗布する円柱状のロッド、または塗布液が過剰に塗布されたウェブの塗布液過剰分を掻き落とす円柱状のロッドであって、ロッド表面に周方向の凹部と周方向の凸部とが前記ロッドの軸方向に交互に形成された塗工用ロッドにおいて、
    研磨によって、
    前記ロッドの真直度をロッド軸方向における長さ1m当たり30μm以下にし、
    前記ロッドの真円度を10μm以下にし、
    前記ロッドの軸方向における前記凸部のピッチをpとしたときに、ピッチpの整数倍離れた凸部位置a1,a2における前記ロッドの軸方向に対する直交断面の断面積Sa1,Sa2の比を99.5%以上にしたことを特徴とする塗工用ロッド。
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