JPH091032A - 塗工用バー - Google Patents

塗工用バー

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JPH091032A
JPH091032A JP15150895A JP15150895A JPH091032A JP H091032 A JPH091032 A JP H091032A JP 15150895 A JP15150895 A JP 15150895A JP 15150895 A JP15150895 A JP 15150895A JP H091032 A JPH091032 A JP H091032A
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JP
Japan
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bar
coating
curve
rmax
coated
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JP15150895A
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English (en)
Inventor
Jun Takahashi
潤 高橋
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Diafoil Co Ltd
Original Assignee
Diafoil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐摩耗性に優れ、長時間の使用が可能であ
り、また塗工性にも優れる塗工バーを提供する。 【構成】 表面に凹凸の設けられた丸棒状の形態であっ
て、下記式〜を同時に満足することを特徴とする塗
工用バー。 【数1】0.5≦Rz/Rmax≦1.0 ……… 0.2≦l/L≦0.9 ……… 1≦Pc ……… (上記式中、Rzは表面長手方向断面曲線の十点平均粗
さ(μm)、Rmaxは表面長手方向断面曲線の最大粗
さ(μm)、lは被塗布基材と接触する線分の総和長
(mm)、Lは測定長(mm)、Pcは長手方向断面曲
線の山数(個/mm)を表す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙やフィルムなどの帯
状塗工用基材に塗布された塗料を計量および平滑化する
ために用いられる塗工用バーに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】塗工
用バーは、基材表面に塗布層を設けるための種々の塗工
用装置のうち、一般にバーコーターもしくはロッドコー
ターと称される装置に使用され、ファウンテンまたはア
プリケーターロールなどによって基材表面に塗布された
塗料の計量および平滑化を行う。この方法は比較的簡単
かつ簡便な装置および操作で任意の塗工厚みの塗布を高
速で行うことができ、また薄層塗布が実現できることか
ら広く用いられている。通常塗工用バーは丸棒の表面
に、ある形状が設けられたもので、その形状によって計
量性、平滑性等を含めた塗工性が決まる。使用者は丸棒
の径、長さを含めてその表面形状を選択し、これを用い
るのが普通である。
【0003】一方、塗工用バーは一般に被塗布基材と接
触しているため、その塗工時間に追随して摩耗し、その
ためバーの表面形状も時間に伴って変化する。形状が大
きく変化すると、当初希望の塗布計量性、塗工性が得ら
れなくなり、目的とする塗工厚みより薄くなるという問
題が生ずる。また摩耗の程度、形状によってはスジ状の
塗工欠陥が生じたり、被塗布基材に傷を与えてしまうこ
ともある。このようなバーの摩耗は被塗布基材を構成す
る材質のほか、基材の抱き角、張力、塗工速度とバーの
回転による周速の差によっては大変顕著になることもあ
る。特にポリエステルフィルムのようなプラスチックフ
ィルムへの塗工で、フィルム中に硬度の高い粒子を多く
含有している場合には、これらの現象がなお顕著にな
る。使用後、もしくは使用中、バーが摩耗してしまった
場合、計量性、塗工性を元に戻したい際には、元の形状
を持った新しいバーと取り替えなければならず、その頻
度が多いと経済性が悪化する。特に連続で塗布生産を行
う際には塗工用バーの耐摩耗性の果たす役割はより重要
となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
鑑み鋭意検討した結果、ある特定の表面を持つ塗工用バ
ーによれば、塗工性、耐摩耗性が良好で長時間使用に耐
えることができることを見いだし、本発明を完成させる
に至った。すなわち、本発明の要旨は、表面に凹凸の設
けられた丸棒状の形態であって、下記式〜を同時に
満足することを特徴とする塗工用バーに存する。
【0005】
【数2】0.5≦Rz/Rmax≦1.0 ……… 0.2≦l/L≦0.9 ……… 1≦Pc ……… (上記式中、Rzは表面長手方向断面曲線の十点平均粗
さ(μm)、Rmaxは表面長手方向断面曲線の最大粗
さ(μm)、lは被塗布基材と接触する線分の総和長
(mm)、Lは測定長(mm)、Pcは長手方向断面曲
線の山数(個/mm)を表す)
【0006】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明でいう塗工用バーの表面形状は通常公知の方法によ
って得ることができる。すなわち、丸棒状の母材を切
削、彫刻、鍛造、転造、転写、研磨等によって凹凸を設
ける方法や、丸棒をコーテイング、エッチング、溶解、
放電等によって粗面化する方法などがあり、さらには粗
面様、凹凸を鋳型にあらかじめ設けておき、これに液状
の母材を流しこみ、母材を固化させて得る鋳造等があ
る。また丸棒に線状の基材を巻回させても得ることがで
き、その線の断面形状はどのようなものであってもよ
い。またこれらのいくつかを組み合わせることもでき
る。本発明の塗工バーの表面形状を得るに当たっては、
その要旨を越えない限りどのような方法によって作成し
てもよく、上記の方法に限定されるものでない。
【0007】本発明のバーの表面形状は、バー表面の長
手方向断面曲線の十点平均粗さRz(μm)と最大粗さ
Rmax(μm)の比(Rz/Rmax)が0.5〜
1.0の範囲にあることが正確な計量性、良好な塗布性
を得るために必要で、上記範囲外では被塗布基材の幅方
向に均一な厚みの塗工ができず、また塗料もしくは塗工
速度等の条件によっては基材長手方向にスジ状の塗布欠
陥を生じたり、逸脱の程度によっては基材に傷が入った
りすることもある。
【0008】さらに、表面長手方向粗さ曲線の実質上丸
棒の最外殻に相当し、被塗布基材と接触する線分の総和
長lの測定長Lに対する比(l/L)が0.2〜0.9
の範囲にあり、かつ長手方向断面曲線の山数Pcが1個
/mm以上である必要がある。かかる条件を満足するこ
とによって、さらに塗工用バーの耐摩耗性を向上させる
ことができる。
【0009】すなわち、これは被塗布基材と塗工用バー
との接触する部分を増やすことによって基材との接圧を
下げる効果が生まれるためである。l/Lが0.2未満
では被塗布基材との接圧を大きく下げることができず、
その効果は小さい。またl/Lが0.9より大きい場
合、被塗布基材の長手方向に、塗料や塗工速度等の条件
によって程度の違いはあるが、スジ状の塗布欠陥を生じ
てしまい、さらには基材に傷が入ってしまう場合もあ
る。またPcが1個/mm未満では、スジ状の塗布欠陥
を生じたり、被塗布基材に傷が入ったりすることがあ
る。
【0010】また本発明の塗工用バーは、表面のビッカ
ース硬度Hvを600以上にすることにより、バーの耐
摩耗性をさらに向上させることができる。Hv600未
満では、先述のとおり、非常に硬度の高い基材への塗工
や、非常に粗面化された基材への塗工、また非常に高速
での塗工等では短期間でバーが摩耗することがある。表
面のビッカース硬度Hvを600以上にするには、Hv
600以上の材質で前出の加工を施してバーを作製する
か、もしくは既に表面の形状が作られた母材に、公知で
ある方法を用いて加工し、Hvが600以上のバーを得
ることもできる。またHvが600未満の丸棒をHv6
00以上に加工してから表面形状を設けてもよい。
【0011】Hvが600以上の材質としては、金属、
非金属の酸化物、窒化物、炭化物、硼化物、炭窒化物な
どの中から条件にあったものを選ぶことができ、具体的
には、酸化物として酸化珪素、酸化クロム、酸化ジルコ
ニウム、酸化アルミニウムなどが、窒化物として窒化タ
ンタル、窒化ニオブ、窒化珪素、窒化ジルコニウム、窒
化チタン、窒化チタンアルミニウム、窒化ハフニウム、
窒化硼素などが、炭化物として炭化鉄、炭化クロム、炭
化タンタル、炭化クロム鉄、炭化タングステン、炭化ジ
ルコニウム、炭化珪素、炭化バナジウム、炭化チタン、
炭化硼素などが、硼化物として硼化タングステンなど
が、炭窒化物として炭窒化チタンなどが挙げられる。こ
れらは一般にいわゆるセラミックと称される物質であ
る。また単一元素でHvが600以上のものとしては、
硼素、ダイヤモンドなどがある。
【0012】前述のとおり、これらの材料を加工してバ
ーを作製してもよいし、またこれらの材料を溶射、蒸
着、コーテイング、メッキ等と呼ばれる方法によって丸
棒の表面を加工してもよい。これらの物質は一種類だけ
でなく、複数種用いてもよく、また単層(中心まで一種
類の層)に限らず、複数の層になっていてもよいし、H
vが600未満のものとの複数層であってもよい。そし
てそれらが無段階で形成されていてもよい。またこのほ
かにHvが600未満の物質でバーの最外層を形成し、
熱処理、イオン窒化処理、酸化処理等によってHvを6
00以上にしてもよい。この場合も一種類の方法に限ら
ず、複数種用いてもよいし、前述の手法と組み合わせる
こともできる。本発明における塗工用バーの直径は3〜
30mmが塗工性の点から好ましいが、バーの長さは被
塗布基材の幅によって適宜選ばれるものであり特に限定
されない。 バー表面の長手方向粗さ曲線の中心線平均
粗さRaは、1〜60μmであることが塗工性の点から
好ましく、塗布厚さに合わせて適当な粗さになるよう選
択する。
【0013】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。なお、本発明でいう
表面形状およびビッカース硬度Hvの測定方法は次のと
おりである。 〔表面形状の測定方法〕(株)小坂研究所社製表面粗さ
測定機(SE−3F)を用いて次のようにして求めた。 中心線平均粗さRa バー表面長手方向の断面曲線からその中心線の方向に基
準長さL(2.5mm)の部分を抜き取り、この抜き取
り部分の中心線をx軸、縦倍率の方向をy軸として粗さ
曲線y=f(x)で表したとき、次の式で与えられた値
を[μm]で表した。中心線平均粗さRaは、試料のバ
ー表面から長手方向10本の断面曲線を求め、これらの
断面曲線から求めた抜き取り部分の中心線平均粗さの平
均値で表した。なお触針の先端半径は2μm、荷重は3
0mgとし、カットオフ値は0.08mmとした。
【0014】
【数3】Ra=(1/L)∫0 L|f(x)|dx
【0015】最大高さRmax バー長手方向表面の断面曲線からその中心線の方向に基
準長さL(2.5mm)の部分を抜き取り、この抜き取
り部分の平均線に平行な2直線で抜き取り部分を挟んだ
時、この2直線の間隔を断面曲線の縦倍率の方向に測定
してその値を[μm]で表した。最大高さRmaxは、
試料のバー表面から長手方向10本の断面曲線を求め、
これらの断面曲線から求めた抜き取り部分の最大高さの
平均値で表した。なお触針の半径は2μm、荷重は30
mgとし、カットオフはしなかった。 十点平均粗さRz バー長手方向表面の断面曲線から基準長さL(2.5m
m)だけ抜き取った部分の断面曲線における最高から5
番目までの山頂の標高の平均値と、最深から5番目まで
の谷底の標高の平均値との差で表した。十点平均粗さR
zは試料のバー表面から長手方向10本の断面曲線を求
め、これらの断面曲線から求めた抜き取り部分の十点平
均粗さの平均値で表した。なお触針の半径は2μm、荷
重は30mgとし、カットオフはしなかった。
【0016】l/L バー長手方向表面の断面曲線から基準長さL(mm)測
定し、被塗布基材と接触する部分の線分の総和l(m
m)をLで除して求めた。 山数Pc バー長手方向表面の断面曲線からその中心線の方向に基
準長さL(2.5mm)の部分を抜き取り、この抜き取
り部分の平均線に平行で±yだけ離れたレベルに2本の
ピークカウントレベルを設け、この下側のピークカウン
トレベルと曲線が交差する2点間において、上側のピー
クカウントレベルと曲線が交差する点が1個以上存在す
る時1山として、この山数が基準長さL中何個存在する
かを[個/mm]で表した。
【0017】ビッカース硬度Hv JIS Z 2244の手法に従い、以下の方法にて測
定した。すなわち、測定はバー表面ではなく、作製した
バーと同じ加工を施した平板を作り、鏡面に仕上げた面
を用いて行った。対面角が136゜ のダイヤモンド四角
錐圧子を用い、試験面にピラミッド型の窪みをつけ、そ
の時の荷重を永久窪みの対角線の長さから求めた表面積
で除した商を次式から算出した。
【0018】
【数4】 Hv=(2Wsin(θ/2))/d2 =1.854W/d2 (上記式中、Hvはビッカース硬度(kgf/mm2
通常は単位を付けない)、Wは荷重(kgf)、dは窪
みの2本の対角線の長さの平均(mm)、θは対面角
(deg)を表す)
【0019】実施例1 直径10mmのSK4製丸棒を転造法によって下記の表
面特性を有するバーを作成した。 Ra=6.2 Rz/Rmax=0.95 l/L=0.6 Pc=5 得られたバーの表面に化学蒸着(CVD)法にて炭化チ
タンを8μmの厚みでコーテイングをした。得られたバ
ーのHvは3800であった。得られたバーを用いて次
のように塗工を行った。
【0020】平均粒径2.4μmの酸化珪素粒子を0.
5重量%、平均粒径0.4μmのアナターゼ型酸化チタ
ン粒子を15重量%含むよう調整したポリエチレンテレ
フタレートチップを常法により乾燥して押し出し機に供
給し、290℃にてフィルム状に溶融押し出しし、靜電
印加密着法を用いて40℃の回転冷却ドラム上で急冷し
て無定形シートを得た。次に得られた無延伸シートをロ
ール延伸法を用いて85℃にて縦方向に3.2倍延伸し
た。この一軸延伸フィルムに上記塗工用バーによるロッ
ドコート方式を用いてポリビニルアルコールの2重量%
水溶液を塗布した。次いでフィルムをテンターに導き、
130℃にて横方向に3.6倍延伸し、230℃にて熱
処理を施して、厚さ250μmの塗工された二軸延伸ポ
リエステルフィルムを得た。24時間経過してもこの塗
工用バーは全く摩耗せず、塗工性は良好で、変化は見ら
れなかった。
【0021】実施例2 直径10mmのSUS304製丸棒を転造法によって下
記の表面特性を有するバーを作成した。 Ra=6.3 Rz/Rmax=0.92 l/L=0.4 Pc=8 得られたバーの表面に化学蒸着(CVD)法にて炭化タ
ングステンを8μmの厚みでコーテイングをした。得ら
れたバーのHvは2600であった。このバーを実施例
1と同様に塗布に用いたところ、24時間経過しても全
く摩耗せず、塗工性は良好で、変化は見られなかった。
【0022】実施例3 直径10mmのSUS304製丸棒を転造法によって下
記の表面特性を有するバように加工した。 Ra=6.2 Rz/Rmax=0.92 l/L=0.4 Pc=8 得られたバーの表面に物理蒸着(PVD)法にて窒化チ
タンを3μmの厚みでコーテイングをした。得られたバ
ーのHvは2200であった。このバーを実施例1と同
様に塗布に用いたところ、24時間経過しても全く摩耗
せず、塗工性は良好で、変化は見られなかった。
【0023】実施例4 直径10mmのSUS304製丸棒を転造法によって下
記の表面特性を有するバように加工した。 Ra=6.1 Rz/Rmax=0.95 l/L=0.7 Pc=4 得られたバーの表面を硬質クロムの電解メッキにて10
μmの厚みでコーテイングした。得られたバーのHvは
700であった。このバーを実施例1と同様に塗布に用
いたところ、24時間経過しても全く摩耗せず、塗工性
は良好で、変化はみられなかった。
【0024】比較例1 直径10mmのSUS304製丸棒を転造法によって下
記の表面特性を有するバように加工した。 Ra=3.5 Rz/Rmax=0.95 l/L=0.04 Pc=5 得られたバーの表面を硬質クロムの電解メッキにて10
μmの厚みでコーテイングした。得られたバーのHvは
700であった。このバーを実施例1と同様に塗布に用
いたところ、24時間経過後塗工量が20%減少した。
【0025】比較例2 直径10mmのSUS304製丸棒を転造法によって下
記の表面特性を有するバように加工した。 Ra=4.3 Rz/Rmax=0.3 l/L=0.4 Pc=5 得られたバーの表面を硬質クロムの電解メッキにて10
μmの厚みでコーテイングした。得られたバーのHvは
700であった。このバーを実施例1と同様に塗布に用
いたところ、スジ状の塗布欠陥が生じ、フィルムへのキ
ズも生じた。
【0026】比較例3 直径10mmのSUS304製丸棒を転造法によって下
記の表面特性を有するバように加工した。 Ra=6.5 Rz/Rmax=0.95 l/L=0.95 Pc=5 得られたバーの表面を硬質クロムの電解メッキにて10
μmの厚みでコーテイングした。得られたバーのHvは
700であった。このバーを実施例1と同様に塗布に用
いたところ、スジ状の塗布欠陥を生じてしまった。
【0027】比較例4 直径10mmのSUS304製丸棒を転造法によって下
記の表面特性を有するバように加工した。 Ra=6.2 Rz/Rmax=0.95 l/L=0.6 Pc=0.25 得られたバーの表面を硬質クロムの電解メッキにて10
μmの厚みでコーテイングした。得られたバーのHvは
700であった。このバーを実施例1と同様に塗布に用
いたところ、スジ状の塗布欠陥を生じてしまった。
【0028】比較例5 直径10mmのSUS304製丸棒の外側に直径75μ
mのSUS304製ワイヤーをコイル状に密に巻回し、
下記の表面特性を有するバーを作成した。 Ra=4.5 Rz/Rmax=0.93 l/L=0 Pc=12.5 このワイヤーバーの表面を硬質クロムの電解メッキにて
10μmの厚みでコーテイングした。得られたバーのH
vは700であった。このバーを実施例1と同様に塗布
に用いたところ、24時間経過後、塗工量が15%減少
した。
【0029】
【発明の効果】本発明の塗工用バーは耐摩耗性に優れ、
長時間の使用が可能であり、また塗工性にも優れ、工業
的価値の高いものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹凸の設けられた丸棒状の形態で
    あって、下記式〜を同時に満足することを特徴とす
    る塗工用バー。 【数1】0.5≦Rz/Rmax≦1.0 ……… 0.2≦l/L≦0.9 ……… 1≦Pc ……… (上記式中、Rzは表面長手方向断面曲線の十点平均粗
    さ(μm)、Rmaxは表面長手方向断面曲線の最大粗
    さ(μm)、lは被塗布基材と接触する線分の総和長
    (mm)、Lは測定長(mm)、Pcは長手方向断面曲
    線の山数(個/mm)を表す)
  2. 【請求項2】 表面長手方向粗さ曲線の中心線平均粗さ
    Raが1〜60μm、バーの直径が3〜30mm、表面
    のビッカース硬度Hvが600以上であることを特徴と
    する請求項1記載の塗工用バー。
  3. 【請求項3】 ポリエステルフィルム塗工用である請求
    項1または2記載の塗工用バー。
JP15150895A 1995-06-19 1995-06-19 塗工用バー Pending JPH091032A (ja)

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JP15150895A JPH091032A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 塗工用バー

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003515444A (ja) * 1999-12-03 2003-05-07 ビーエイチピー スティール (ジェイエルエイ) プロプライエタリ リミテッド 移動している基質表面を被覆する方法と装置
US7470327B2 (en) 2003-10-02 2008-12-30 Fujifilm Corporation Coating rod and producing method therefor

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