JP4460215B2 - Url配信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホームページのアドレスであるURLを登録、保管するサーバ装置からURLを得てホームページを印刷するURL配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ユーザが、コンビニエンスストアなどの場所に配置された印刷装置を用いて、ホームページデータを印刷するようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1の方法は、まず、ユーザが、自分の携帯電話のデータ端子をコンビニエンスストアなどの場所に配置された印刷装置にケーブルで接続する。次に、ユーザが、印刷装置の入力部を操作して印刷を指示する。次に、ユーザが、携帯電話を操作して表示部に印刷したいURLまたはそのホームページデータ自体を表示した状態で印刷ボタンを押下することにより、携帯電話に表示中のURLを印刷装置に通知する。そして、印刷装置が、通知されたURLのコンテンツサーバにアクセスし、印刷対象のホームページを読み出し、読み出したホームページを印刷するというものである。
【0004】
また、特許文献1には、別の実施の形態も提案されている。これは、まず、ユーザが、携帯電話で印刷装置のIPアドレスを入力し、印刷したいホームページのURLを表示させた状態で印刷ボタンを押下することにより、URLをインターネットを介して印刷装置に送信する。そして、印刷装置が、受信したURLにアクセスし、該当するページを読み込んでRAMに展開し、展開したデータを印刷するというものである。
【0005】
さらに、特許文献1には、印刷装置の入力部から手入力でURLを入力しても良い旨が記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−260483号公報(第6頁、第7頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術では、以下のように問題が生ずる。
【0008】
即ち、携帯電話を持っているユーザしか印刷装置でURLに対応するホームページデータ(内容)を印刷することができない。さらに、ユーザが携帯電話を持っていたとしても、自分の携帯電話のメモリに保持されたURL、あるいは自分が熟知していてキー操作により携帯電話に入力できるURLしか印刷装置に通知して印刷させることができないという問題があった。
【0009】
また、印刷装置に直接URLを入力するとしても、コンビニエンスストアに設置されている印刷装置はキーボードを備えておらず、URLを印刷装置に直接入力するのは非常に困難であるという問題があった。
【0010】
また、営業に出ている複数の者に同じ資料を緊急に配布したいというような場合に、一人一人の携帯電話にURLを記載したメールを送信しなければならず、非常に非効率であるという問題があった。
【0011】
そこで、本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、ユーザが自分宛のURLを取得でき、取得した自分宛のURLの内容を印刷することを可能にするURL配信システムを提供することを目的とする。
【0012】
また、たとえユーザが、携帯電話を持っていなくても、緊急に必要な情報を容易に取得することができるURL配信システムを提供することを目的とする。
【0013】
また、URLデータを一度の登録で複数の者に配信し、別々の場所にいる複数の者が同じホームページを共用することができるURL配信システムを提供することを目的とする。
【0014】
また、個人とグループとで別々に取得のための操作を行う必要がなく一括してURLデータを取得することのできるURL配信システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電子メールを送受信可能な携帯端末と、この携帯端末から送信された電子メールを受信するサーバ装置と、ホームページデータを格納するウェブサーバと、前記サーバ装置および前記ウェブサーバにアクセスする複数店舗に設置された印刷装置とからなるシステムにおいて、前記携帯端末は、前記ウェブサーバに格納されたホームページデータのURLデータと、当該URLデータの受取人が前記携帯端末のユーザ以外の場合は受取人の個人IDとを前記サーバ装置に電子メールで送信し、前記サーバ装置は、前記携帯端末から電子メールを受信し、前記受信した電子メールの本文中に前記受取人の個人IDがあったときは、受信したURLデータと前記受取人の個人IDとを対応付けて記憶手段に記憶し、一方、前記受取人の個人IDがなかったときは、受信したURLデータと当該電子メールの発信者のメールアドレスに対応する前記携帯端末の個人IDとを対応付けて記憶し、前記印刷装置は、原稿の複写を行う複写モードと前記サーバ装置からURLデータを取得しホームページを印刷するURLモードとを備え、テンキーからの入力を受け付けて入力された数字列を複写モード時には印刷部数としてその部数分の印刷を行い、一方、URLモード時には前記数字列を前記受取人の個人IDまたは前記携帯端末の個人IDとしてこれを前記サーバ装置に送信し前記受取人の個人IDまたは前記携帯端末の個人IDに対応して記憶されているURLデータを前記サーバ装置から受信し、続いてウェブサーバに別途アクセスして前記サーバ装置から受信したURLデータに対応ホームページデータを前記ウェブサーバより取得し印刷するようにした。
【0016】
これにより、複写機能を有するコンビニエンス等に設置の端末からユーザが自分の携帯電話番号などの数字列を入力してサーバ装置に送信することにより、コンビニエンス等に設置の端末はサーバ装置から携帯電話番号に対応して保存されているURLを取得してこの内容を印刷することができる。この結果、ユーザは、携帯電話の小さい表示画面では確認困難な情報を確認することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様にかかるURL配信システムは、電子メールを送受信可能な携帯端末と、この携帯端末から送信された電子メールを受信するサーバ装置と、ホームページデータを格納するウェブサーバと、前記サーバ装置および前記ウェブサーバにアクセスする複数店舗に設置された印刷装置とからなるシステムにおいて、前記携帯端末は、前記ウェブサーバに格納されたホームページデータのURLデータと、当該URLデータの受取人が前記携帯端末のユーザ以外の場合は受取人の個人IDとを前記サーバ装置に電子メールで送信し、前記サーバ装置は、前記携帯端末から電子メールを受信し、前記受信した電子メールの本文中に前記受取人の個人IDがあったときは、受信したURLデータと前記受取人の個人IDとを対応付けて記憶手段に記憶し、一方、前記受取人の個人IDがなかったときは、受信したURLデータと当該電子メールの発信者のメールアドレスに対応する前記携帯端末の個人IDとを対応付けて記憶し、前記印刷装置は、原稿の複写を行う複写モードと前記サーバ装置からURLデータを取得しホームページを印刷するURLモードとを備え、テンキーからの入力を受け付けて入力された数字列を複写モード時には印刷部数としてその部数分の印刷を行い、一方、URLモード時には前記数字列を前記受取人の個人IDまたは前記携帯端末の個人IDとしてこれを前記サーバ装置に送信し前記受取人の個人IDまたは前記携帯端末の個人IDに対応して記憶されているURLデータを前記サーバ装置から受信し、続いてウェブサーバに別途アクセスして前記サーバ装置から受信したURLデータに対応ホームページデータを前記ウェブサーバより取得し印刷する構成を採る。
【0045】
このように、複写機能を有するコンビニエンス等に設置の端末からユーザが自分の携帯電話番号などの数字列を入力してサーバ装置に送信することにより、コンビニエンス等に設置の端末はサーバ装置から携帯電話番号に対応して保存されているURLを取得してこの内容を印刷できる。これにより、携帯電話の小さい表示画面では確認困難な情報も容易に確認できる。
【0054】
本発明の第の態様にかかるURL配信システムは、電子メールを送受信可能な携帯端末と、この携帯端末から送信された電子メールを受信するサーバ装置と、ホームページデータを格納するウェブサーバと、前記サーバ装置および前記ウェブサーバにアクセスする複数店舗に設置された印刷装置とからなるシステムにおいて、前記携帯端末は、前記ウェブサーバに格納されたホームページデータのURLデータと、当該URLデータの受取人が前記携帯端末のユーザ以外の場合は受取人の個人IDとを前記サーバ装置に電子メールで送信し、前記サーバ装置は、前記携帯端末から電子メールを受信し、前記受信した電子メールの本文中に前記受取人の個人IDがあったときは、受信したURLデータと前記受取人の個人IDとを対応付けて記憶手段に記憶し、一方、前記受取人の個人IDがなかったときは、受信したURLデータと当該電子メールの発信者のメールアドレスに対応する前記携帯端末の個人IDとを対応付けて記憶し、前記印刷装置は、原稿の複写を行う複写モードと前記サーバ装置からURLデータを取得しホームページを印刷するURLモードとを備え、テンキーからの入力を受け付けて入力された数字列を複写モード時には印刷部数としてその部数分の印刷を行い、一方、URLモード時には前記数字列を前記受取人の個人IDまたは前記携帯端末の個人IDとしてこれを前記サーバ装置に送信し前記受取人の個人IDまたは前記携帯端末の個人IDに対応して記憶されているURLデータを前記サーバ装置から受信し、続いてウェブサーバに別途アクセスして前記サーバ装置から受信したURLデータに対応ホームページデータを前記ウェブサーバより取得し印刷する。
【0055】
このように、サーバ装置にURLを登録し端末から取り出せるようにしたことにより、携帯端末宛に送られてきたURLをサーバ装置に転送し近くのコンビニエンス等に設置の端末でIDを入力するだけでサーバ装置からURLの内容を入手できるようになる。これにより、携帯端末の小さい表示画面では確認困難な情報も容易に確認できる。
【0058】
本発明の第の態様にかかるURL配信システムは、第1の態様において、前記サーバ装置に接続するパーソナルコンピュータをさらに備え、前記サーバ装置は、前記パーソナルコンピュータから電子メールを受信し、前記受信した電子メールの本文中に記載されるURLデータと受取人の個人IDとを対応付けて記憶手段に記憶する
【0059】
このように、パソコンからサーバ装置にURLを登録し端末から取り出せるようにしたことにより、社内にいる者がサーバ装置にURLを登録しておき、外出中の者が近くのコンビニエンス等に設置の端末でIDを入力するだけでサーバ装置からURLの内容を入手できるようになる。これにより、携帯電話を持っていなくてもURLを知らなくても、緊急に必要な情報を容易に取得することができる。
【0062】
本発明の第の態様にかかるURL配信システムは、第1または第2の態様において、前記サーバ装置は、予めグループIDとこのグループIDに属する個々の個人IDとの対応を記憶し、前記受信した電子メールの本文中にグループIDがあったときは前記グループID毎に前記受信したURLデータを管理し、前記記録装置は前記個人IDを前記サーバ装置に送信し前記個人IDに対応して記憶されているURLデータ及び前記個人IDが属するグループIDに対応するURLデータを一括して前記サーバ装置から受信する
【0063】
このように、個人の携帯電話番号などの個人IDとその携帯電話所有者宛のURL、グループ番号などのグループIDとそのグループ全員宛のURL、グループ番号に該当する各メンバーの携帯電話番号などの個人IDを互いに関連付けておくことにより、個人IDの入力だけで自分個人宛に登録されたURLと、自分がメンバーとなっているグループ宛に登録されたURLの両方を一度の接続でまとめてサーバ装置から取得できる。これにより、個人とグループとで別々に取得のための操作を行う必要がなくユーザの利便性を高めることができる。
【0064】
以下、本発明の一実施の形態にかかるURL配信システムについて、添付図面を用いて説明する。まず、上記実施の形態にかかるURL配信システムの構成について図1を用いて説明する。図1は、上記実施の形態にかかるURL配信システムのブロック図である。
【0065】
上記実施の形態にかかるURL配信システム100は、クライアントである携帯電話101a、PDA101b、PC101cと、サーバ装置102と、印刷装置103a、103bと、Webサーバ104とがネットワーク105を介してして接続された構成を採る。
【0066】
クライアントである携帯電話101a、PDA101b、PC101cは、メール機能を持ち、メール機能を用いて、サーバ装置102に対して、Webサーバ104のURL、個人ID、グループIDなどの情報を送信する。また、携帯電話101a、PDA101b、PC101cには、印刷機能は備えられていない。
【0067】
サーバ装置102は、携帯電話101a、PDA101b、PC101cから送られてきた、個人ID、グループID、URLなどの情報を登録する。また、サーバ装置102は、登録しているURLなどの情報を印刷装置103a、103bに送信する。
【0068】
印刷装置103a、103bは、サーバ装置102と通信を行い、サーバ装置102に登録されているURLなどの情報を取得する。また、印刷装置103a、103bは、サーバ装置102から取得したURLを用いてWebサーバ104と通信を行い、URLに対応するホームページデータ(内容)を取得し、印刷する。また、印刷装置103a、103bは、コンビニエンスストアなどに設置され、誰でも利用できるようになっていることを想定している。
【0069】
また、Webサーバ104は、所定のURLに対するホームページを保持するサーバである。図1では、説明の便宜上Webサーバ104は、ひとつになっているが、実際には、複数のWebサーバ104がネットワーク105に接続されている。なお、ひとつのWebサーバ104が複数のURLに関する内容を保持する形態であっても良い。
【0070】
このような構成により、ユーザは、予めURLをサーバ装置102に登録しておくことで、後で印刷装置103a、103bを用いてこの登録したURLを取得し、このURLに対応するホームページデータを印刷できる。
【0071】
次に、サーバ装置102の構成について、図2を用いて詳細に説明する。図2は、上記実施の形態にかかるサーバ装置のブロック図である。
【0072】
サーバ装置102には、ネットワーク105を介して、携帯電話101a、PDA101b、PC101cや、印刷装置103a、103bなどと各種情報の送受信を行うデータ送受信部201が設けられている。
【0073】
また、サーバ装置102には、ユーザが携帯電話101a、PDA101b、PC101cや、印刷装置103a、103bからユーザのログインを管理するログイン手段として、ログインサーバ202が設けられている。
【0074】
ログインサーバ202には、ユーザデータベース203と、ログイン管理部204が設けられている。
【0075】
ユーザデータベース203は、ユーザが、携帯電話101a、PDA101b、PC101cや、印刷装置103a、103b等から予め登録したユーザ情報を管理するデータベースである。
【0076】
ここで、ユーザデータベース203の構成について、図3を用いて詳細に説明する。図3は、上記実施の形態にかかるユーザデータベースを説明するための図である。
【0077】
ユーザデータベース203には、ユーザのログインID304と、パスワード305との組を複数格納したパスワード管理テーブル301が格納されている。この例では、ログインID304には、携帯電話の番号が採用されている。なお、ログインID304は、携帯電話の番号以外であっても、個人が識別できる情報であればいかなる形式であっても良い。
【0078】
また、ユーザデータベース203には、ユーザのログインID304と、メールアドレス306の組を複数格納したメールアドレス管理テーブル302が格納されている。メールアドレス管理テーブル302のメールアドレス306には、携帯電話のメールアドレスも登録可能である。
【0079】
また、ユーザデータベース203には、ユーザのログインID304と、グループID307との複数格納したグループ登録管理テーブル303が格納されている。グループ登録管理テーブル303のグループID307には、図中308に示すようにグループを示すシリアル番号を登録しても良い。また、このように、ユーザデータベース203には、ユーザがログインする際に参照する情報が格納されている。
【0080】
なお、ユーザは、ログインID304,パスワード305,メールアドレス306,グループID307及びグループに属する個人ID(内容はログインIDと同じ)等の登録を、携帯電話101a、PDA101b、PC101cや、印刷装置103a、103b等から行っても良いし、オフラインで行っても良い。
【0081】
304に示すIDは、サーバにログインする時のログインIDとして使用される場合もあれば、URLの受信者である個人IDとして使用される場合もあるため、以下、使用目的に添って「ログインID」、「個人ID」と称する。
【0082】
また、ログインID(個人ID)304は携帯電話番号となっているので、携帯電話101aからサーバ装置102に送るメールに携帯電話番号を本文中に挿入することにより、これを個人ID304として登録できるようになっている。
【0083】
次に、ログイン管理部204の説明をする。ログイン管理部204は、データ送受信部201を介して、携帯電話101a、PDA101b、PC101cもしくは、印刷装置103a、103bから送られてきた、ユーザの個人ID、パスワード、メールアドレスと、ユーザデータベース203との情報が一致する場合にはユーザのログインを許可する。そして、ログイン管理部204は、ユーザのログインを認めるか否かの情報を、データ送受信部201を介してユーザに送る。
【0084】
また、サーバ装置102には、クライアント101a〜101cから送られてきたURLの登録を行うURL登録手段として、メールデータ変換部205と、URL登録メソッド206が設けられている。
【0085】
メールデータ変換部205は、データ送受信部201を介して、クライアント101a〜101cから送られてきた電子メールに記載されているログインID、パスワード及びURL受信者(個人またはグループ)を抽出する。また、メールデータ変換部205は、受信した電子メールに記載されているURLも抽出する。そして、メールデータ変換部205は、抽出したログインID、パスワード、URL受信者(個人またはグループ)、及びURLを出力する。
【0086】
また、URL登録メソッド206は、メールデータ変換部205が出力したログインID、パスワード、URL受信者(個人またはグループ)、及びURLを受信し、URL登録データベース207に関連付けて登録する。
【0087】
URL登録データベース207は、送信されてきたログインID、パスワード、URL受信者(個人またはグループ)、及びURLを関連つけて格納するデータベースである。
【0088】
URL登録データベース207の構成について、図4及び図5を用いて詳細に説明する。図4及び図5は、上記実施の形態にかかるURL登録データベースを説明するための図である。
【0089】
URL登録データベース207には、図4に示すユーザの個人テーブル400a、400bが格納されている。個人テーブル400a、400bには、それぞれ個人ID304aとURL401aの組、個人ID304bとURL401bの組が格納されている。
【0090】
個人テーブル400aは、「09011112222」という個人ID304aを持つユーザの個人テーブルであり、個人テーブル400bは、「09033334444」という個人ID304bを持つユーザの個人テーブルである。また、個人テーブル400a、400bには、複数のURLが格納することが可能になっている。つまり、ひとりのユーザが複数のURLを登録することが可能となっている。
【0091】
また、URL登録データベース207には、図5に示すグループテーブル500a、500bが格納されている。グループテーブル500aは、「001」というグループID307aを持つグループのテーブルであり、グループテーブル500bは、「002」というグループID307bを持つグループのテーブルである。
【0092】
グループテーブル500a、500bには、グループとして登録した複数のURL401c、401dと、グループを形成するユーザの個人ID304a、304c、304dが格納されている。
【0093】
また、グループテーブル500a、500bの個人ID304a、304c、304dとURL401c、401dが交差する部分には、グループのメンバーがURL401c、401dの配信を受けたか否かを示す配信マーク501a、501bが記されている。初期段階では、配信マーク501a、501bは、まだ配信されていないことを示す「未」が記されている。
【0094】
このように、URL登録データベース207には、ユーザ単位、またはグループ単位でURLを登録することが可能になっている。
【0095】
また、複数の人に見てもらいたいURLをグループID307とともにサーバ装置102のグループテーブル500に登録してあるので、同じURLを一度の登録処理で複数のユーザに登録できるので、共通のURLを登録する場合に作業効率が良い。
【0096】
また、サーバ装置102には、印刷装置103a、103bに対してURLの閲覧を行うURL閲覧手段として、URL閲覧メソッド208が設けられている。
【0097】
URL閲覧メソッド208は、印刷装置103a、103bからユーザがログインした場合に、URL登録データベース207を参照し、ログインしたユーザの個人テーブル400に登録されているURL401a、401b、もしくはログインしたユーザの属するグループのグループテーブル500に格納されているURL401c、401dを抽出する。そして、URL閲覧メソッド208は、抽出したURL401a〜401dをデータ送受信部201を介して印刷装置103a、103bに送信する。
【0098】
このように、サーバ装置102は、クライアント101a〜101cを介してユーザからURLの登録を受け、印刷装置103a、103bにユーザが登録したURLを送信する。
【0099】
次に、印刷装置103の構成について、図6を用いて詳細に説明する。図6は、上記実施の形態にかかる印刷装置の構成図である。
【0100】
印刷装置103は、印刷機能に加え、複写機能を持つ。
【0101】
印刷装置103には、ユーザからの情報の入力を受けるキー入力部601が設けられている。キー入力部601には、テンキーが設けられている。
【0102】
ユーザは、キー入力部601を操作することにより、印刷装置103の動作モードである、複写機として動作する複写機モードと、サーバ装置102からURLを取得するURLモードとを切り替えることができる。印刷装置103は、複写モード時に、ユーザが、テンキーを操作し数字を入力すると、この数字の部数分の印刷を行う。
【0103】
また、URLモード時には、ユーザは、テンキーを操作することにより、印刷装置103からサーバ装置102に送信するパスワードや個人IDなどの情報を入力できる。
【0104】
このように、印刷装置103が、コンビニエンスストア等で現在サービスされている複写機能を合わせ持っているので、コンビニエンスストア等のコピー機と置き換えて設置できる。これにより、店舗内で置き場所に困ることなく1台の装置で高機能を実現することができる。
【0105】
また、印刷装置103には、各種情報を表示するパネル表示部602が設けられている。パネル表示部602は、タッチパネルとしての機能も持つ。
【0106】
また、印刷装置103には、通信手段として、ネットワーク105を介して情報を送信する送信制御部603と、ネットワーク105を介して情報を受信する受信制御部604が設けられている。
【0107】
また、印刷装置103には、通信制御部605が設けられている。通信制御部605は、キー入力部601から入力された情報を送信制御部603を介して他の端末に送信する。また、通信制御部605は、受信制御部604が受信した情報をパネル表示部602やURL画面読取変換部606に出力する。
【0108】
URL画面読取変換部606は、通信制御部605から出力されたURLを受信し、このURLに対応するホームページデータをWebサーバ104にアクセスして取得するブラウザとしての機能を持つ。また、URL画面読取変換部606は、取得したURLに対応するホームページデータを印刷用の画情報に変換し、印刷制御部607に出力する。
【0109】
印刷制御部607は、キー入力部601から印刷指示を受けると、印刷用の画情報に変換されたURLに対応するホームページデータを印刷部608に出力する。
【0110】
印刷部608は、一般的なプリンタであり、受信した印刷用の画情報を印刷する。
【0111】
次に、サーバ装置102のURL登録処理について図7から図9を用いて説明する。図7から図9は、上記実施の形態にかかるサーバ装置102のURL登録処理のフローチャートである。
【0112】
サーバ装置102は、クライアント101a〜101cからURLを登録するためのメールをデータ送受信部201で受信すると(ST701)、受信したメールをログイン管理部204に送る。
【0113】
次に、ログイン管理部204は、受信したメールにグループIDの記載があるか判断する(ST702)。これは、図10(a)に示すメール1000の本文中のURL受信者を示す1001の「recid」が「001」とグループIDの桁数(ここでは3桁)であることからグループIDであると判断できる。URL受信者が個人であれば「recid」は11桁となる。
【0114】
次に、受信したメールにグループIDの記載があると判断すると、ログイン管理部204は、受信したメールにログインID、つまりURLの登録を行う個人IDの記載があるか判断する(ST703)。これは、図10(a)に示すメール1000の本文中の1002の「id」に記載があるかどうかで判断できる。
【0115】
次に、受信したメールに個人IDの記載があると判断すると、ログイン管理部204は、受信したメールにパスワードの記載があるか判断する(ST704)。これは、図10(a)に示すメール1000の本文中の1003の「pw」に記載があるかどうかで判断できる。
【0116】
ST704において、メールにパスワードの記載がされていないと判断された場合には、メールを送信したユーザにログインが失敗した旨を通知するログインエラーメールを送信する(ST706)。
【0117】
ここで注目すべき点は、図10(a)のメール1000の、ログインID1002が携帯電話番号となっている点である。このため、ユーザは、携帯電話101aからサーバ装置102にメール送信するときに携帯電話番号を本文中に挿入することにより、これをログインID304とできる。このように、ログインID304を管理しやすい数字列とすることにより、携帯電話101aからサーバ装置102に簡単にログインでき、URLの登録作業を簡単に行えるようにしている。
【0118】
以下、サーバ装置102が、メール1000を受信したとして説明をする。
【0119】
メール1000にパスワード1003の記載があるので、次に、ログイン管理部204は、メール1000に記載されているログインID1002及びパスワード1003と、ユーザデータベース203のパスワード管理テーブル301のログインID304及びパスワード305が一致するか判断する(ST705)。
【0120】
ST705において、メール1000に記載されているログインID1002及びパスワード1003と、ユーザデータベース203のパスワード管理テーブル301のログインID304及びパスワード305が一致しないと判断すると、ログイン管理部204はこのメール1000は登録されていないユーザからのメールと判断する。そして、ログイン管理部204は、メール1000を送信したユーザにログインエラーメールを、データ送受信部201を介して、ユーザに送信する(ST706)。
【0121】
一方、ST705において、メール1000に記載されているログインID1002及びパスワード1003と、ユーザデータベース203のパスワード管理テーブル301のログインID304及びパスワード305が一致すると判断した場合には、ログイン管理部204は、ユーザのログインを認める。
【0122】
そして、次に、サーバ装置102は、URLの登録処理に移行する。
【0123】
まず、メールデータ変換部205が、メール1000の本文中にURLの記載があるか判断する(ST707)。
【0124】
メール1000には、1004に記すようにURLの記載があり、また、メール1000にはURL受信者1001およびログインID1002の記載もある。よって、次に、メールデータ変換部205は、このURL1004、URL受信者であるグループIDをメール1000から切り出し、URL登録メソッド206に送信する。
【0125】
これを受けて、URL登録メソッド206は、受信したURL1004をグループID「001」のグループテーブル500に登録する(ST708)。
【0126】
また、URL登録メソッド206は、グループテーブル500の配信マーク501を初期状態である「未」にしておく。また、URL登録メソッド206は、グループテーブル500に登録されているURL401c、401dを送信した場合には、送信したURL401c、401dと送信先のユーザの個人ID304が交差する位置の配信マーク501を配信が終了したことを示す「済」にする。
【0127】
次に、URL登録メソッド206は、送られてきたメール1000のURL1004をグループテーブル500に登録したことを示す登録完了メールを、データ送受信部201を介して、メール1000の送信元に送信し(ST709)、処理を終了する。
【0128】
また、ST707において、メール1000にURLの記載がないとすると、URL登録メソッド206は、メール1000を送信したユーザに対して登録ができなかった旨を示す登録エラーメールを、データ送受信部201を介して送信し(ST710)、処理を終了する。
【0129】
次に、ST702において、メールにグループIDの記載がなかった場合の処理について図8に従って説明する。
【0130】
次に、ログイン管理部204は、メールにログインIDの記載があるか判断する(ST711)。
【0131】
ST711において、URL受信者の記載がなく、ログインIDの記載があると判断されるメールを図10(b)に示す。図10(b)に示すメール1010には、URL受信者を示す「recid」の記載はない。このような場合は、ログインしたユーザが自らURLの受信者であることを示す。つまり、自分で自分宛のURLを登録する場合であり、ログインIDがそのままURL受信者の個人IDとして扱われる。
【0132】
以下、サーバ装置102が、メール1010を受信したとして説明をする。
【0133】
次に、ログイン管理部204は、受信したメール1010にパスワードの記載があるか判断する(ST712)。
【0134】
ST712において、メール1010にパスワードの記載がされていないと判断された場合には、ログイン管理部204は、データ送受信部201を介して、メールを送信したユーザにログインが失敗した旨を通知するログインエラーメールを送信する(ST713)。
【0135】
しかし、メール1010にはパスワード1003の記載があるので、次に、ログイン管理部204は、メール1010に記載されているログインID1002及びパスワード1003と、ユーザデータベース203のパスワード管理テーブル301のログインID304及びパスワード305が一致するか判断する(ST714)。
【0136】
ST714において、メール1010に記載されているログインID1002及びパスワード1003と、ユーザデータベース203のパスワード管理テーブル301のログインID304及びパスワード305が一致しないと判断すると、ログイン管理部204はこのメール1000は登録されていないユーザからのメールと判断する。そして、ログイン管理部204は、データ送受信部201を介して、メール1010を送信したユーザにログインエラーメールを送信する(ST713)。
【0137】
一方、ST714において、メール1010に記載されているログインID1002及びパスワード1003と、ユーザデータベース203のパスワード管理テーブル301のログインID304及びパスワード305が一致すると判断した場合には、ログイン管理部204は、ユーザのログインを認める。
【0138】
そして、サーバ装置102は、URLの登録処理に移行する。
【0139】
まず、メールデータ変換部205が、メール1010の本文中にURLの記載があるか判断する(ST715)。
【0140】
メール1010には、1004に記すようにURLの記載があり、また、メール1010にはログインID1002の記載がある。よって、次に、メールデータ変換部205は、メール1010からURL1004およびURL受信者の個人IDとしてログインID1002を切り出し、URL登録メソッド206に送信する。
【0141】
これを受けて、URL登録メソッド206は、このURL1004を個人IDに対応する個人テーブル400(図4)に登録する。
【0142】
メール1010の場合は、個人IDが「09011112222」であるので、URL登録メソッド206は、図4に示す個人テーブル400aにURL1004を登録する(ST716)。
【0143】
次に、URL登録メソッド206は、送られてきたメール1010のURL1004を個人テーブル400に登録したことを示す登録完了メールを、データ送受信部201を介して、メール1010の送信元に送信し(ST717)、処理を終了する。
【0144】
また、ST715において、メール1010にURLの記載がないとすると、URL登録メソッド206は、データ送受信部201を介して、メール1010を送信したユーザに対して登録ができなかった旨を示す登録エラーメールを送信し(ST718)、処理を終了する。
【0145】
次に、ST703において、メールにログインIDの記載がなかった場合の処理について図9に従って説明する。
【0146】
ST703において、個人IDの記載がない判断されるメールを図10(c)に示す。図10(c)に示すメール1020には、1001にURL受信者としてグループID「001」の記載はあるがログインIDの記載はない。
【0147】
以下、サーバ装置102が、メール1020を受信したとして説明をする。
【0148】
ログイン管理部204は、メール1020から差出人であるユーザのメールアドレスを抽出し、抽出したメールアドレスがユーザデータベース203のメールアドレス管理テーブル302に登録されているか判断する(ST719)。
【0149】
ST719において、メール1020から抽出した送信元のメールアドレスがメールアドレス管理テーブル302に登録されていないと判断された場合には、データ送受信部201を介して、メールを送信したユーザにログインが失敗した旨を通知するログインエラーメールを送信する(ST720)。
【0150】
一方、ST719において、メール1020から抽出した送信元のメールアドレスがメールアドレス管理テーブル302に登録されていると判断された場合には、ログイン管理部204は、ユーザのログインを認める。
【0151】
ここで注目すべき点に、サーバ装置102のメールアドレス管理テーブル302(図3(b))に電子メールアドレス306とログインID304である携帯電話番号との対応情報を登録してある点がある。これにより、ユーザが携帯電話101aからサーバ装置102にメール送信するときに発信者情報として自動的に送られる携帯電話の電子メールアドレス306に対応する携帯電話番号をログインID304とすることができる。この結果、ユーザは、携帯電話101aからサーバ装置102にログインIDとパスワードとの記載を省略して簡単に自分宛のURLの登録を行うことができる。
【0152】
次に、サーバ装置102は、URLの登録処理に移行する。
【0153】
まず、メールデータ変換部205が、メール1020の本文中にURLの記載があるか判断する(ST721)。
【0154】
メール1020には、1004に記すようにURLの記載がある。よって、メールデータ変換部205は、メール1020からURL1004を切り出し、URL登録メソッド206に送信する。
【0155】
これを受けて、URL登録メソッド206は、このURL1004をメール1020のメールアドレスに対応する個人IDの個人テーブル400に登録する。
【0156】
また、メール1020には、1001にURL受信者としてグループIDが記載されているので、さらに、URL登録メソッド206は、URL1004を、グループID「001」に対応するグループテーブル500に登録する(ST722)。また、URL登録メソッド206は、グループテーブル500の配信マーク501を初期状態である「未」にしておく。
【0157】
メール1020の場合は、グループIDが「001」あるので、URL登録メソッド206は、図5に示すグループテーブル500aにURL1004を登録する。
【0158】
次に、URL登録メソッド206は、送られてきたメール1020のURL1004を個人テーブル400に登録したことを示す登録完了メールを、データ送受信部201を介して、メール1020の送信元に送信し(ST723)、処理を終了する。
【0159】
また、ST721において、メール1020にURLの記載がないとすると、URL登録メソッド206は、データ送受信部201を介して、メール1020を送信したユーザに対して登録ができなかった旨を示す登録エラーメールを送信し(ST724)、処理を終了する。
【0160】
次に、ST711において、メールに個人IDの記載がなかった場合の処理について図9に従って説明する。
【0161】
ST711において、個人IDの記載がない判断されるメールを図10(d)に示す。図10(d)に示すメール1030には、URL受信者を示す「recid」もログインIDを示す「id」もパスワードを示す「pw」の記載もない。
【0162】
以下、サーバ装置102が、メール1030を受信したとして説明をする。
【0163】
ログイン管理部204は、メール1030から差出人であるユーザのメールアドレスを抽出し、抽出したメールアドレスがユーザデータベース203のメールアドレス管理テーブル302に登録されているか判断する(ST719)。
【0164】
ST719において、メール1030から抽出した送信元のメールアドレスがメールアドレス管理テーブル302に登録されていないと判断された場合には、メールを送信したユーザにログインが失敗した旨を通知するログインエラーメールを送信する(ST720)。
【0165】
一方、ST719において、メール1030から抽出した送信元のメールアドレスがメールアドレス管理テーブル302に登録されていると判断された場合には、ログイン管理部204は、メール1030を送信してきたユーザのログインを認める。そして、サーバ装置102は、URLの登録処理に移行する。
【0166】
まず、メールデータ変換部205が、メール1030の本文中にURLの記載があるか判断する(ST721)。
【0167】
メール1030には、1004に記すようにURLの記載がある。よって、メールデータ変換部205は、メール1030からURL1004を切り出し、URL登録メソッド206に送信する。
【0168】
これを受けて、URL登録メソッド206は、このURL1004をメール1030のメールアドレスに対応する個人IDの個人テーブル400(図4)に登録する。
【0169】
次に、URL登録メソッド206は、送られてきたメール1030のURL1004を個人テーブル400に登録したことを示す登録完了メールを、データ送受信部201を介して、メール1030の送信元に送信し(ST723)、処理を終了する。
【0170】
また、ST721において、メール1030にURLの記載がないとすると、URL登録メソッド206は、データ送受信部201を介して、メール1030を送信したユーザに対して登録ができなかった旨を示す登録エラーメールを送信し(ST724)、処理を終了する。
【0171】
次に、ユーザが別のユーザ宛のURLを登録する場合の処理について説明する。
【0172】
ユーザが別のユーザ宛のURLを登録する場合のメールを図10(e)に示す。図10(e)に示すメール1040には、1001のURL受信者である「recid」に個人IDである「09011112222」が、ログインID1002に「09033334444」が記載されている。
【0173】
以下、サーバ装置102が、メール1040を受信したとして、図7、図8を用いて説明をする。
【0174】
図7のST702において、メール1040のURLの受信者である「recid」をみて、その記載されている桁数が11桁であることからグループIDではないと判断する。
【0175】
次に、ログイン管理部204は、受信したメールにログインIDの記載があるか判断する(ST711)。
【0176】
メール1040には1002に記すようにログインIDの記載があるので、次に、ログイン管理部204は、パスワードの記載があるか判断する(ST712)。
【0177】
ST712において、メールにパスワードの記載がされていないと判断された場合には、メールを送信したユーザにログインが失敗した旨を通知するログインエラーメールを送信する(ST713)。
【0178】
メール1040には1003に記すようにパスワードの記載があるので、次に、ログイン管理部204は、メール1040に記載されているログインID1002及びパスワード1003と、ユーザデータベース203のパスワード管理テーブル301のログインID304及びパスワード305が一致するか判断する(ST714)。
【0179】
ST714において、メール1010に記載されているログインID1002及びパスワード1003と、ユーザデータベース203のパスワード管理テーブル301のログインID304及びパスワード305が一致しないと判断すると、ログイン管理部204はこのメール1000は登録されていないユーザからのメールと判断する。そして、ログイン管理部204は、データ送受信部201を介して、メール1010を送信したユーザにログインエラーメールを送信する(ST713)。
【0180】
一方、ST714において、メール1040に記載されているログインID1002及びパスワード1003と、ユーザデータベース203のパスワード管理テーブル301のログインID304及びパスワード305が一致すると判断した場合には、ログイン管理部204は、ユーザのログインを認める。
【0181】
そして、サーバ装置102は、URLの登録処理に移行する。
【0182】
まず、メールデータ変換部205が、メール1040の本文中にURLの記載があるか判断する(ST715)。
【0183】
メール1040には、1004に記すようにURLの記載があり、また、メール1040にはURL受信者1001の記載がある。よって、次に、メールデータ変換部205は、メール1040からURL1004およびURL受信者1001を切り出し、URL登録メソッド206に送信する。
【0184】
これを受けて、URL登録メソッド206は、このURL1004をURL受信者1001である個人IDに対応する個人テーブル400(図4)に登録する。以上のようにして、サーバ装置102は、ログインできたユーザから送られてきたURLを登録する。
【0185】
また、ユーザがログインに失敗した場合には、サーバ装置102が、ログインエラーメールを送信するので、ユーザは、ログインに失敗したことを認識でき、必要な個人情報を再入力して、再度ログインをすることができる。
【0186】
また、メールにURLが記載されていない場合には、サーバ装置102が、登録エラーメールをユーザに返すので、ユーザはメールにURLが記載されていないことを確認できる。これにより、ユーザは、URLを付与したメールを再送することにより、確実に希望するURLを登録することができる。
【0187】
また、メールデータ変換部205が、携帯電話101a、PDA101b、またはPC101cから電子メールを受信し、この中からURLとグループIDまたは個人IDを識別し、URL登録メソッド206がこれを記憶するので、ユーザは、サーバ装置102宛にURL登録用の電子メールを送信するだけでURLの登録を行える。これにより、URL登録作業を非常に簡単に行うことができる。
【0188】
次に、印刷装置103が、サーバ装置102にアクセスし、これに対してサーバ装置102が登録してあるURLを印刷装置103に送信し、そして印刷装置103が登録してあるURLを取得し、取得したURLを印刷する処理について、図11〜図14を用いて説明する。図11は、上記実施の形態にかかる印刷装置のURL取得及び印刷処理のフロー図であり、図12は、上記実施の形態にかかるサーバ装置のURL送信処理のフロー図であり、図13は、上記実施の形態にかかるサーバ装置の印刷済みを受信した場合の処理のフロー図であり、図14は、上記実施の形態にかかるサーバ装置の削除要求を受信した場合の処理のフロー図である。
【0189】
まず、ユーザが印刷装置103のキー入力部601を操作し、URLを取得し印刷するモードであるURLモードを選択すると(ST1101)、印刷装置103の通信処理部605はパネル表示部602にログイン用の画面を表示する(ST1102)。
【0190】
ログイン用の画面を、図15(a)に示す。ログイン用の画面1500には、ログインIDを記入するログインID記入欄1501と、パスワードを記入するパスワード記入欄1502と、ログインID記入欄1501及びパスワード記入欄1502に記入された情報を送信するように指示する送信ボタン1503と、ログインID記入欄1501及びパスワード記入欄1502に記入された情報を取り消す取消ボタン1504が設けられている。
【0191】
ユーザにより、パネル表示部602のログインID記入欄1501に自身のユーザ名と、パスワード記入欄1502に自身のパスワードを入力され(ST1103)、送信ボタン1503が押下されると、通信制御部605は、送信制御部603を介してユーザが入力したログインID及びパスワードをサーバ装置102に送信する。
【0192】
また、ログインID304は携帯電話番号となっているので、ユーザは複雑な文字列を入力する必要がないので、URLの配信を要求する印刷装置103a、103bにはテンキーさえ備えておけばよい。
【0193】
次に、ログインID及びパスワードを受信したサーバ装置102の処理について図12を用いて説明する。
【0194】
まず、サーバ装置102は、データ送受信部201において、ログインID及びパスワードを受信すると(ST1105)、受信したログインID及びパスワードをログイン管理部204に送る。
【0195】
ログイン管理部204は、パスワード管理テーブル301を照合し、パスワード管理テーブル301に、受信したログインID及びパスワードが格納されているか判断する(ST1106)。
【0196】
ST1106において、パスワード管理テーブル301に、受信したログインID及びパスワードが格納されていないと判断した場合は、ログイン管理部204は、ログインできなかった旨を通知するエラーコードを、データ送受信部201を介して印刷装置103に送信する(ST1107)。
【0197】
一方、ST1106において、パスワード管理テーブル301に受信したログインID及びパスワードが格納されていると判断した場合は、ログイン管理部204は、ユーザのログインを認める。そして、サーバ装置102は、ユーザが登録したURLの取得処理に移行する。
【0198】
このように、URLの取得にパスワードを設定し、正式なパスワードを知る者しかURLを取得できなくすることにより、部外者からのアクセスを拒否することができる。
【0199】
まず、URL閲覧メソッド208は、グループ登録管理テーブル303を参照し、受信したログインID(URL受信者である個人IDと等しい)に対応するユーザがグループに所属しているか判断する(ST1108)。
【0200】
ST1108において、ユーザがグループに所属していると判断した場合には、URL閲覧メソッド208は、このユーザの所属しているグループのグループIDを抽出する。次に、URL閲覧メソッド208は、抽出したグループIDのグループテーブル500を参照し、このグループテーブル500に格納されているURL401を取得する(ST1109)。
【0201】
このように、グループテーブル500に、グループID307とグループのメンバーの個人ID304を予め対応付けて登録しておいてあるので、クライアント10から受信した個人ID304がグループのメンバーの個人ID304に一致したときにグループID307に対応するURLを配信することが可能になる。これにより、登録されたグループのメンバー以外の者がURLを取り出すことができなくなる。この結果、部外者からのアクセスを拒否して機密性を保つことができる。
【0202】
次に、URL閲覧メソッド208は、ユーザの個人IDに対応する個人テーブル400を参照し、この個人テーブル400に格納されているURL401を取得する(ST1110)。
【0203】
なお、ST1108において、個人IDがグループに登録されていない場合は個人テーブル400に格納されているURL401だけを取得することになる。
【0204】
そして、URL閲覧メソッド208は、ST1109及びST1110において、URLを取得したか判断し(ST1111)、URLを取得した場合には、ログインを認めるコードとともに、取得したURLを、データ送受信部201を介して印刷装置103に送信する(ST1112)。
【0205】
一方、ST1111において、URLを取得していないと判断した場合にはURL閲覧メソッド208は、URLが登録されていない旨を通知するエラーコードをデータ送受信部201を介して、印刷装置103に送信する(ST1107)。
【0206】
このように、URLの配信要求をしたユーザの個人ID、グループIDに対応するURLが登録されていない場合はその旨を知らせることにより、ユーザは、登録されたURLがなかったことがわかる。これにより、ユーザは、URLの取得に失敗したのかURLが登録されていないのかを明確に判別することができる。
【0207】
以上のように、サーバ装置102は、ユーザが登録したログインを認めるコード及びURLの一覧、もしくはエラーコードを印刷装置103に送信する。
【0208】
次に、印刷装置103が、ユーザが登録したURLの一覧及びログインを認めるコード、もしくはエラーコードを受信した場合の処理について、図11を用いて説明をする。
【0209】
まず、印刷装置103は、受信制御部604において、ユーザのログインを認めるコード及びURLの一覧もしくはエラーコードを受信する。次に、通信制御部605がログインを認めるコードを受信したか判断することにより、ログインが認められたか判断する(ST1113)。
【0210】
ST1113において、ログインが認められない場合は、印刷装置103は、ST1102の処理に戻る。
【0211】
一方、ST1113において、ログインが認められたと判断した場合は、通信制御部605は、次に、受信したURLの一覧を表示したURL一覧画面をパネル表示部602に表示する(ST1114)。
【0212】
ST1114において、パネル表示部602に表示されるURL一覧画面を図15(b)に示す。URL一覧画面1505には、複数のURL1506と、サーバ装置102からログアウトする指示を受けるログアウトボタン1510とが、表示されている。
【0213】
次に、通信制御部605は、URL一覧画面を見たユーザのキー入力部601操作を待つ。そして、通信制御部605は、ユーザにより、URL一覧画面に表示されたURL1506から任意のURL1560を選択するキー操作があると、ユーザが、選択したURLに対して所定の操作を指示するための指示画面をパネル表示部602に表示する。
【0214】
パネル表示部602に表示される指示画面を図15(c)に示す。指示画面1507には、選択したURLを表示するURL表示部1516と、ユーザがURL表示部1516に表示されたURLに対応するホームページデータを印刷することを指示するための印刷ボタン1508と、ユーザがURL表示部1516に表示されたURLを削除することを指示するための削除ボタン1509と、ユーザがログアウトするためのログアウトボタン1510と、ユーザがURL一覧表示画面の表示に戻ることを指示するための戻るボタン1511が表示されている。
【0215】
次に、通信制御部605は、ユーザが指示画面1507のいずれかのボタン1508〜1511が押下されるのを待ち、いずれかのボタン1508〜1511が押下された場合には、いずれのボタン1508〜1511が押下されたか判断する(ST1115)。
【0216】
ST1115において、ユーザにより印刷ボタン1508が押下されたと判断すると、通信制御部1115は、URL表示部1516に表示されたURLをURL画面読取変換部606に送る。
【0217】
URL画面読取変換部606は、送られてきたURLを受信し、このURLを用いてWebサーバ104にアクセスし、このURLに対応するホームページデータを取得する。次に、URL画面読取変換部606は、取得したURLに対応するホームページデータを印刷用の画情報に変換し、印刷制御部607に送信する。
【0218】
印刷制御部607は、取得したURLに対応するホームページデータを印刷用に変換した画情報を受信し、これを印刷部608に送る。そして、印刷部608が、この画情報を印刷する(ST1116)。
【0219】
以上のように、印刷装置103は、サーバ装置102に登録されているURLのホームページを印刷する。
【0220】
またに、本実施の形態では、複数の人に見てもらいたいURLをグループIDとともにサーバ装置102のグループテーブル500に登録してあるので、URLを登録した者以外の者も近くのコンビニエンス等に設置の印刷装置103でサーバ装置102からURLに対応するホームページデータを入手できる。これにより、別々の場所にいる複数の者が同じホームページを共用することが可能となる。例えば、一人の者がある地域の地図のURLデータをサーバ装置に登録し、複数の者がURLデータの内容である地図を印刷し、それぞれ共通の待合場所に向かうということが可能となる。
【0221】
また、個人の携帯電話番号などの個人ID304とその携帯電話所有者宛のURL、グループ番号などのグループID307とそのグループ全員宛のURL、グループ番号とグループに属する各メンバーの携帯電話番号などの個人ID304を互いに関連付けて記憶してあるので、ユーザは、個人ID304の入力だけで自分個人宛に登録されたURLと、自分がメンバーとなっているグループ宛に登録されたURLの両方を一度の接続でまとめてサーバ装置102から取得できる。これにより、個人とグループとで別々に取得のための操作を行う必要がなくユーザの利便性を高めることができる。
【0222】
また、URLが複数ある場合でも、URL一覧画面1505にURLの一覧を表示してから順番に印刷することができるので、ユーザはいくつのURLがあるかを予めわかり、印刷時間を予測することができる。
【0223】
次に、印刷制御部607は、取得したURLに対応するホームページデータを印刷用に変換した画情報を印刷部608に送信すると、取得したURLの印刷処理が終了した旨を通知する印刷済みデータをサーバ装置102に伝える(ST1117)。また、印刷制御部607が送信する印刷済みデータには、印刷したURLの情報も付与されている。
【0224】
次に、サーバ装置102が、印刷済みを示すデータを受信した場合の処理について、図13を用いて説明する。
【0225】
サーバ装置102のURL登録メソッド206が、印刷済みを示すデータを受信すると(ST1118)、受信した印刷済みのデータに対応するURLが、グループテーブル500に登録されているか判断する(ST1119)。
【0226】
ST1119において、印刷済みデータに対応するURLがグループテーブル500に登録されていないと判断すると、このURLは個人テーブル400に登録されているものである。よって、このURLは、他のユーザが使用することもないので、このURLを個人テーブル400から削除する。
【0227】
一方、ST1119において、印刷済みデータに対応するURLがグループテーブル500に登録されていると判断すると、このURLは、他のユーザが使用する可能性がある。よって、単純にこのURLを削除できない。
【0228】
よって、次に、URL登録メソッド206は、このURLに対応するホームページデータを印刷したユーザの所属するグループのグループテーブル500を参照し、このグループテーブル500のこのユーザのこのURLに対応する配信マーク501をすでに配信が終わったことを示す「済」にする(ST1121)。
【0229】
次に、URL登録メソッド206は、印刷済みデータに対応するURLをまだ配信していないユーザがいるか判断する(ST1122)。具体的には、URL登録メソッド206は、ST1211において参照したグループテーブ500のこのURLに対応するすべての配信マーク501が配信済みを示す「済」になっているかを調べる。
【0230】
ST1122において、印刷済みデータに対応するURLを未配信のユーザがいないと判断すると、このURLを使うユーザはいないと判断できるので、URL登録メソッド206は、このURLをグループテーブル500から削除し、処理を終了する(ST1120)。
【0231】
例えば、グループテーブル500aが図16(a)に示すようになっている場合、つまり、1600に示すURLに対応する配信マーク501aはすべて「済」になっている場合には、URL登録メソッド206は、URL1600を未配信のユーザはいないと判断する。よって、URL登録メソッド206は、URL1600に関するデータをグループテーブル500aから削除し、図16(b)に示すグループテーブル500aのようにする。図16(b)に示すグループテーブル500aには、URL1600に関するデータはすべて削除されている。
【0232】
一方、ST1122において、印刷済みのデータに対応するURLを未配信のユーザがいると判断すると、このURLを使うユーザがいると判断できるので、URL登録メソッド206は、このURLをグループテーブル500から削除せずに処理を終了する。
【0233】
このように、個人テーブル400に登録してあるURLは、一度配信するとサーバ装置102の個人テーブル400から削除するので、不要なURLを保持しないようにできる。これにより、サーバ装置102のメモリを有効利用することができる。
【0234】
また、グループテーブル500に登録してあるURLは、グループ全員に配信済みになったらグループテーブル500から削除するので、不要なURLを保持しないようにできる。これにより、サーバ装置のメモリを有効利用することができる。
【0235】
また、URLデータを送信した後で正常に印刷された旨のデータを受信した場合にURLデータをURL登録データベース207から削除するので、印刷が完了したことを確認してからURLデータを削除することになる。これにより、正常に印刷ができなかった場合にURLを削除せずに、URLデータを再取得すること、つまり、リカバリ対応できる。
【0236】
次に、ST1115において、ユーザにより削除ボタン1509が押下された場合の処理について、図11、図14を用いて説明する。
【0237】
ST1115において、ユーザにより削除ボタン1509が押下された場合には、通信制御部605は、指示画面1507のURL表示部1516に表示されたURLに対する削除要求を、送信制御部603を介してサーバ装置102に送信する(ST1123)。
【0238】
これを受けて、サーバ装置102のURL登録メソッド206が、データ送受信部201を介して、URLの削除要求を受信する(ST1124)。
【0239】
次に、URL登録メソッド206は、削除要求を受けたURLは、グループテーブル500に登録されているか判断する(ST1125)。
【0240】
ST1125において、削除要求を受けたURLが、グループテーブル500に登録されていないと判断すると、URL登録メソッド206は、このURLは個人のユーザが使用するものであるので、このURLを削除し、処理を終了する(ST1126)。
【0241】
一方、ST1125において、削除要求を受けたURLが、グループテーブル500に登録されていると判断すると、URL登録メソッド206は、このURLはグループで使用しているものであり、他のユーザが使用する可能性があるので、単純に削除せず、以下の処理に移行する。
【0242】
まず、URL登録メソッド206は、削除要求を受けたURLを未配信のユーザがいるか判断する(ST1127)。具体的には、URL登録メソッド206は、削除要求を受けたURLが登録されているグループテーブル500を参照し、このURLに対応する配信マークがすべて「済」になっているか判断する。
【0243】
ST1127において、削除要求を受けたURLを未配信のユーザがいないと判断すると、このURLを使用するユーザはいないということなので、URL登録メソッド206は、このURLに関する情報をグループテーブル500から削除する(ST1126)。
【0244】
一方、ST1127において、削除要求を受けたURLを未配信のユーザがいると判断すると、このURLを使用するユーザがいるということなので、URL登録メソッド206は、このURLに関する情報をグループテーブル500から削除して良いか確認する削除確認メッセージを印刷装置103に返信する(ST1128)。
【0245】
これに対して、印刷装置103は、受信制御部604を介して、通信制御部605で削除確認メッセージを受信した場合(ST1129)、削除要求をしたURLを本当に削除して良いかを通知するメッセージをパネル表示部602に表示する。
【0246】
そして、ユーザにより、判断し、削除要求をしたURLを削除して良い旨の入力があると(ST1130)、通信制御部605は、削除要求したURLの削除を確定し、削除を要求する旨の削除確定メッセージを、送信制御部603を介してサーバ装置102に送信する(ST1131)。
【0247】
これに対して、サーバ装置102のURL登録メソッド206は、データ送受信部201を介して、削除確定メッセージを受信した場合、つまり削除して良いとの通知を受けた場合には(ST1132)、削除要求を受けたURLに関するデータをグループテーブル500から削除する(ST1126)。そして、URL登録メソッド206は、削除要求を受けたURLを削除した旨を印刷装置103に送信する。
【0248】
そして、印刷装置103は、パネル表示部602に、削除要求を受けたURLを削除したことを通知する画面(図15(d)に示す画面1512)を表示する。画面1512には、1513に示すように削除したURLが表示される。
【0249】
一方、URL登録メソッド206が、削除確定メッセージを受信しない場合、つまり削除して良いとの通知を受けない場合には(ST1132)、削除要求を受けたURLに関するデータをグループテーブル500に残し処理を終了する(ST1126)。
【0250】
このように、サーバ装置102は、ユーザから削除確認メッセージを確認してから、削除要求を受けたURLを削除するので、ユーザが間違ってURLを削除するという事態を回避できる。
【0251】
次に、ST1115において、ユーザによりログアウトボタン1510が押下された場合の処理について、図11、図14を用いて説明する。
【0252】
ST1115において、ユーザによりログアウトボタン1510が押下された場合には、通信制御部605は、ログアウトを指示するメッセージを、送信制御部603を介してサーバ装置102に送信する(ST1133)。
【0253】
そして、これに対してサーバ装置102がログアウト処理をして処理を終了する。
【0254】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、記録手段を有しないクライアント101a〜101cの利用者もURLをいったんサーバ装置102に送信することにより、後で記録手段を有する印刷装置103において改めてサーバ装置102からURLを取り出してその内容を印刷することができる。これにより、例えば、ユーザは、携帯電話101aで受信したURLの内容をコンビニエンス等に設置してある印刷装置103から取り出すことができ、携帯電話101aの小さい表示画面では確認困難な情報も容易に確認できる。
【0255】
また、サーバ装置102にURLデータを格納した利用者以外の者も、印刷装置103からサーバ装置102にアクセスしてURLデータを取得してホームページを印刷できる。これにより、別々の場所にいる複数の者が同じホームページを共用することが可能となる。
【0256】
また、上記実施の形態によれば、ユーザは、携帯端末101a、101bからサーバ装置102に受取人を指定する個人IDを付与した電子メールを送信することができる。これにより、携帯端末101a、101bという小型の移動端末からでも、特定の人に所定のURLデータを簡単に配信することができる。
【0257】
また、上記実施の形態によれば、ユーザは、PC101cからサーバ装置102にURLを登録し、印刷装置103から取り出せるようにできる。これにより、社内にいる者がサーバ装置102にURLを登録しておき、外出中の者が近くのコンビニエンス等に設置の印刷装置103でIDを入力するだけでサーバ装置102からURLの内容を入手できるようになる。これにより、携帯電話101aを持っていなくてもURLを知らなくても、緊急に必要な情報を容易に取得することができる。
【0258】
なお、上記実施の形態にかかる印刷装置103の印刷機能及び複写機能に、さらに、ファクシミリ機能を持たせても良い。つまり、複合機に本発明の印刷装置103を適用しても良い。
【0259】
また、印刷装置103の機能をプリンタに接続されたPCに持たせることにより、このPCに印刷装置103の機能を持たせるようにしてもよい。これにより、汎用のPCからでもサーバ装置102にアクセスでき、予め登録したURLを取得できる。
【0260】
また、ログイン管理部204、メールデータ変換部205、URL登録メソッド206,URL閲覧メソッド208,通信制御部605、URL画面読取変換部606,及び印刷制御部607の行う処理をプログラムにして、汎用のコンピュータに実行させる形態であっても良い。
【0261】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザがURLを知らなくても、サーバ装置102に予めURLを登録しておくことで、印刷装置103において自分が自分宛に登録したURL、あるいは他の人が自分宛に登録したURLを取得し、このURLに対応するホームページデータを印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるURL配信システムのブロック図
【図2】上記実施の形態にかかるサーバ装置のブロック図
【図3】(a)上記実施の形態にかかるパスワード管理テーブルを示す図
(b)上記実施の形態にかかるメールアドレス管理テーブルを示す図
(c)上記実施の形態にかかるグループ登録管理テーブルを示す図
【図4】(a)上記実施の形態にかかる個人テーブルを説明するための第1の図
(b)上記実施の形態にかかる個人テーブルを説明するための第2の図
【図5】(a)上記実施の形態にかかるグループテーブルを説明するための第1の図
(b)上記実施の形態にかかるグループテーブルを説明するための第2の図
【図6】上記実施の形態にかかる印刷装置の構成図
【図7】上記実施の形態にかかるサーバ装置のURL登録処理の第1のフローチャート
【図8】上記実施の形態にかかるサーバ装置のURL登録処理の第2のフローチャート
【図9】上記実施の形態にかかるサーバ装置のURL登録処理の第3のフローチャート
【図10】(a)上記実施の形態にかかるメールを記した第1の図
(b)上記実施の形態にかかるメールを記した第2の図
(c)上記実施の形態にかかるメールを記した第3の図
(d)上記実施の形態にかかるメールを記した第4の図
(e)上記実施の形態にかかるメールを記した第5の図
【図11】上記実施の形態にかかる印刷装置のURL取得及び印刷処理のフロー図
【図12】上記実施の形態にかかるサーバ装置のURL送信処理のフロー図
【図13】上記実施の形態にかかるサーバ装置の印刷済みを受信した場合の処理のフロー図
【図14】上記実施の形態にかかるサーバ装置の削除要求を受信した場合の処理のフロー図
【図15】(a)上記実施の形態にかかるパネル表示部に表示される画面を示す第1の図
(b)上記実施の形態にかかるパネル表示部に表示される画面を示す第2の図
(c)上記実施の形態にかかるパネル表示部に表示される画面を示す第3の図
(d)上記実施の形態にかかるパネル表示部に表示される画面を示す第4の図
【図16】(a)上記実施の形態にかかるグループテーブルの変異を説明するための第1の図
(b)上記実施の形態にかかるグループテーブルの変異を説明するための第2の図
【符号の説明】
100 URL配信システム
101a〜101c クライアント
102 サーバ装置
103a、103b 印刷装置
104 Webサーバ
201 データ送受信部
202 ログインサーバ
203 ユーザデータベース
204 ログイン管理部
205 メールデータ変換部
206 URL登録メソッド
207 URL登録データベース
208 URL閲覧メソッド
301 パスワード管理テーブル
302 メールアドレス管理テーブル
303 グループ登録管理テーブル
400a、400b 個人テーブル
500a、500b グループテーブル
601 キー入力部
602 パネル表示部
603 送信制御部
604 受信制御部
605 通信制御部
606 URL画面読取変換部
607 印刷制御部
608 印刷部

Claims (3)

  1. 電子メールを送受信可能な携帯端末と、この携帯端末から送信された電子メールを受信するサーバ装置と、ホームページデータを格納するウェブサーバと、前記サーバ装置および前記ウェブサーバにアクセスする複数店舗に設置された印刷装置とからなるシステムにおいて、
    前記携帯端末は、前記ウェブサーバに格納されたホームページデータのURLデータと、当該URLデータの受取人が前記携帯端末のユーザ以外の場合は受取人の個人IDとを前記サーバ装置に電子メールで送信し、
    前記サーバ装置は、前記携帯端末から電子メールを受信し、前記受信した電子メールの本文中に前記受取人の個人IDがあったときは、受信したURLデータと前記受取人の個人IDとを対応付けて記憶手段に記憶し、一方、前記受取人の個人IDがなかったときは、受信したURLデータと当該電子メールの発信者のメールアドレスに対応する前記携帯端末の個人IDとを対応付けて記憶し、
    前記印刷装置は、原稿の複写を行う複写モードと前記サーバ装置からURLデータを取得しホームページを印刷するURLモードとを備え、テンキーからの入力を受け付けて入力された数字列を複写モード時には印刷部数としてその部数分の印刷を行い、一方、URLモード時には前記数字列を前記受取人の個人IDまたは前記携帯端末の個人IDとしてこれを前記サーバ装置に送信し前記受取人の個人IDまたは前記携帯端末の個人IDに対応して記憶されているURLデータを前記サーバ装置から受信し、続いてウェブサーバに別途アクセスして前記サーバ装置から受信したURLデータに対応のホームページデータを前記ウェブサーバより取得し印刷することを特徴とするURL配信システム。
  2. 前記サーバ装置に接続するパーソナルコンピュータをさらに備え、前記サーバ装置は、前記パーソナルコンピュータから電子メールを受信し、前記受信した電子メールの本文中に記載されるURLデータと受取人の個人IDとを対応付けて記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1記載のURL配信システム。
  3. 前記サーバ装置は、予めグループIDとこのグループIDに属する個々の個人IDとの対応を記憶し、前記受信した電子メールの本文中にグループIDがあったときは前記グループID毎に前記受信したURLデータを管理し、前記記録装置は前記個人IDを前記サーバ装置に送信し前記個人IDに対応して記憶されているURLデータ及び前記個人IDが属するグループIDに対応するURLデータを一括して前記サーバ装置から受信することを特徴とする請求項1または請求項2記載のURL配信システム。
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