JP4459160B2 - スクータ型車両 - Google Patents

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    • B62K25/20Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with rocking arm pivoted on each fork leg with single arm on each fork leg for rear wheel

Description

本発明は、低床式のフロアを有するスクータ型車両に関する。
ヘッドパイプから下方に垂下されるダウンフレーム部ならびに該ダウンフレーム部の下端から後方に延出されるロアフレーム部を有する左右一対のサイドフレームを、前記ヘッドパイプに前端が接合されて両サイドフレームの下方に配置される左右一対のダウンチューブで補強するようにし、両サイドフレームのロアフレーム部を跨ぐフロアトンネル部の両側にフロアを形成するようにしたスクータ型車両が、たとえば特許文献1によって知られている。
特許第3423487号公報
ところで、スクータ型車両において、足置きスペースを充分に確保した平坦な低床式のフロアを形成しようとしたときに、上記特許文献1で開示されたもののように、左右一対のサイドフレームを下方からダウンチューブで補強するようにした車体構造では、サイドフレームにおけるロアフレーム部の位置を下げることは困難であり、充分な縦剛性を確保しつつ平坦な低床式のフロアを形成可能とした新たな車体構造の開発が望まれる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、充分な縦剛性を確保しつつ足置きスペースを充分に確保した平坦な低床式のフロアの形成を可能としたスクータ型車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、低床式のフロアを有するスクータ型車両において、前輪を軸支するフロントフォークを操向可能に支承するヘッドパイプから下方に垂下されるダウンフレーム部ならびに該ダウンフレーム部の下端から後方に延出されるロアフレーム部を有する左右一対のサイドフレームと、両サイドフレームの前記ロアフレーム部の上方にそれぞれ配置されていて、前端部が前記ロアフレーム部よりも上方で前記ダウンフレーム部に連結されるとともに後端部が前記ロアフレーム部に連結される左右一対の連結フレームと、前記両サイドフレームの前記ロアフレーム部間を結ぶ支持ステーと、両サイドフレーム間で前記ヘッドパイプから前記サイドフレームの近傍を通って下方に垂下されるとともに前記支持ステーに下端部が連結されるセンターフレームとを備え、前記連結フレームが前記フロアの下方に配置されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、低床式のフロアを有するスクータ型車両において、前輪を軸支するフロントフォークを操向可能に支承するヘッドパイプから下方に垂下されるダウンフレーム部ならびに該ダウンフレーム部の下端から後方に延出されるロアフレーム部を有する左右一対のサイドフレームと、両サイドフレーム間で前記ヘッドパイプから前記サイドフレームの近傍を通って下方に垂下されるセンターフレームと、前記ロアフレーム部の上方に配置されて前記センターフレームおよび両サイドフレーム相互を連結する連結フレームとを備え、該連結フレームが前記フロアの下方に配置されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、低床式のフロアを有するスクータ型車両において、前輪を軸支するフロントフォークを操向可能に支承するヘッドパイプから下方に垂下されるダウンフレーム部ならびに該ダウンフレーム部の下端から後方に延びるロアフレーム部を有する左右一対のサイドフレームと、平面視で前端を閉じた略U字状に形成されるとともに後端部が前記両サイドフレームに連結されるU字状部ならびに該U字状部の前端部幅方向中央寄りを前記両サイドフレームに連結するサポート部とを有する連結フレームが、前記両サイドフレームのロアフレーム部の上方かつ前記フロアの下方に配置されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記センターフレームが横長矩形の横断面形状を有するように形成されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記両サイドフレームのダウンフレーム部および前記センターフレーム間に、ラジエータが配置されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成に加えて、前記フロアの上面が前記ラジエータの上下方向中心位置よりも下方位置に設定されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記両サイドフレームは、ロアフレーム部の後端に上方へ屈曲した屈曲部を介して一体に連なるとともに前記フロアよりも後方で該屈曲部から上方に立ち上がる立ち上がりフレーム部をそれぞれ備え、前記ヘッドパイプ、前記両サイドフレームおよび前記連結フレームを含んで構成される車体フレームと、パワーユニットとの間に設けられるリンク機構の車体フレーム側ピボット軸が、前記立ち上がりフレーム部の後面よりも前方に配置されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記前輪の回転軸線に直交する平面への投影図上で、前記フロントフォークに連結される操向ハンドルの端部に設けられるハンドルグリップを中心として前記前輪の回転中心を通る仮想円弧内に、前記ヘッドパイプ、前記両サイドフレームおよび前記連結フレームを含んで構成される車体フレームと、パワーユニットとの間に設けられるリンク機構のパワーユニット側ピボット軸が配置されることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項2又は3記載の発明の構成に加えて、前記ヘッドパイプから垂下されるメインパイプおよび前記ヘッドパイプ間にガセットが設けられ、前記両サイドフレームが備えるダウンフレーム部の上端部が、前記ヘッドパイプおよび前記ガセットの両方に接合されることを特徴とする。
さらに請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明の構成に加えて、前記センターフレームの上部が、前記メインパイプに連結されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、両サイドフレームのロアフレーム部の位置を充分下方に設定し、両サイドフレームと、両サイドフレーム間でヘッドパイプから下方に垂下されるセンターフレームとを補強する支持ステーおよび連結フレームを前記ロアフレーム部の上方かつフロアの下方に配置することにより、足置きスペースを充分に確保した平坦なフロアを形成して使い勝手の向上を図るとともに、車体フレームの縦剛性およびねじれ剛性のバランスの向上を図ることができる。
また請求項2記載の発明によれば、両サイドフレームのロアフレーム部の位置を充分下方に設定し、両サイドフレームと、両サイドフレーム間でヘッドパイプから下方に垂下されるセンターフレームとを補強する連結フレーム部を前記ロアフレーム部の上方かつフロアの下方に配置することにより、足置きスペースを充分に確保した平坦なフロアを形成して使い勝手の向上を図るとともに、車体フレームの縦剛性およびねじれ剛性のバランスの向上を図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、両サイドフレームのロアフレーム部の位置を充分下方に設定し、前記ロアフレーム部の上方かつフロアの下方に配置される連結フレームを、平面視で前端を閉じた略U字状に形成されるとともに後端部が両サイドフレームに連結されるU字状部ならびに該U字状部の前端部幅方向中央寄りを前記両サイドフレームに連結するサポート部とで構成することにより、充分な剛性を確保しつつ足置きスペースを充分に確保した平坦なフロアを形成して使い勝手の向上を図るとともに、車体フレームのねじれ剛性を調整可能とすることができる。
請求項4記載の発明によれば、フロアの前方に配置されるセンターフレームの前後方向設置スペースを確保し易くするようにしつつセンターフレームの剛性を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、平坦なフロアのスペースを拡大しつつ、ラジエータの上下長を大きくしてラジエータの容量を大きくし、エンジンの冷却性能を高めることができる。
請求項6記載の発明によれば、フロアの位置を極力下方位置に設定して乗降性の向上を図ることができる。
請求項7記載の発明によれば、車体フレームおよびパワーユニット間に設けられるリンク機構の車体フレーム側ピボット軸を、極力前方位置に配置して、ホイールベースの短縮化を図ることができる。
請求項8記載の発明によれば、リンク機構のパワーユニット側ピボット軸を極力前方位置に配置して、ホイールベースの短縮化を図ることができる。
請求項9記載の発明によれば、両サイドフレームおよびヘッドパイプの接合剛性を高めることができる。
さらに請求項10記載の発明によれば、センターフレームの上部剛性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の第1実施例を示すものであり、図1はスクータ型車両の側面図、図2は車体フレームの側面図、図3は図2の3矢視平面図、図4は図2の4矢視正面図、図5はリンク機構の構成を示す縦断側面図である。
先ず図1において、低床式のフロア26を有するスクータ型車両が備える車体フレームFAの前端のヘッドパイプ12には、前輪WFが軸支されるフロントフォーク11が操向可能に支承されており、フロントフォーク11の上部に連なるバー状の操向ハンドル21の両端にはハンドルグリップ22がそれぞれ設けられる。また車体フレームFAには、エンジンEと、該エンジンEからの動力を変速して後輪WRに伝達する変速機Mとから成るパワーユニットPの前部がリンク機構42を介して上下に揺動可能に支承されており、前記後輪WRはパワーユニットPの後部で支承され、車体フレームFAの後部およびパワーユニットPの後部間にはリヤクッションユニット23が設けられる。
車体フレームFAは、前記ヘッドパイプ12と、該ヘッドパイプ12に前端部が接合される左右一対のサイドフレーム13…と、両サイドフレーム13…間で前記ヘッドパイプ12からサイドフレーム13…の前部近傍を通って下方に垂下されるセンターフレーム14と、前記ヘッドパイプ12から垂下されるメインパイプ15と、両サイドフレーム13…の前部間を連結するとともに前記メインパイプ15の下端を接合せしめる前部クロスメンバー16と、前記フロア26の下方に配置されて前記センターフレーム14および両サイドフレーム13…を補強する連結フレーム17と、両サイドフレーム13…に取付けられる左右一対のリヤサブフレーム18…と、両サイドフレーム13…の後端間を結ぶ後部クロスメンバー19とを備える。
車体フレームFAは、合成樹脂製の車体カバー24で覆われるものであり、この車体カバー24は、運転者の足の前方を覆うレッグシールド25と、ライダーの足を載せるべくレッグシールド25の下部に連なるフロア26と、フロア26に連なって車体後部を両側から覆うサイドカバー27とを備え、サイドカバー27上には、収納ボックス28と、該収納ボックス28の後方に配置される燃料タンク29とを上方から開閉可能として覆うタンデム型の乗車用シート30が設けられる。
図2〜図4において、サイドフレーム13は、ヘッドパイプ12から下方に垂下されるダウンフレーム部13aと、該ダウンフレーム部13aの下端に連なるとともにフロア26の下方で後方に延びるロアフレーム部13bと、ロアフレーム部13bの後端に上方へ屈曲した屈曲部Kを介して一体に連なるとともに前記フロア26の後方で該屈曲部Kから上方に立ち上がる立ち上がりフレーム部13cと、乗車用シート30を支持すべく立ち上がりフレーム部13cの上端から後方に延びるシートレール部13dとを一体に有して、単一のパイプが屈曲成形されて成るものである。
ヘッドパイプ12から垂下されるメインパイプ15およびヘッドパイプ12間にはガセット31が設けられ、サイドフレーム13が備えるダウンフレーム部13aの上端部は、ヘッドパイプ12およびガセット31の両方に接合される。またセンターフレーム14の上部はメインパイプ15に連結されるものであり、この実施例のように溶接されてもよく、またボルトを用いた締結であってもよい。
前記ロアフレーム部13bは、ダウンフレーム部13aの下端から後方にほぼ水平に延びる水平部分13baと、該水平部分13baの後端から後上がりに傾斜した傾斜部分13bbとから成る。
前記連結フレーム17は、両サイドフレーム13のロアフレーム部13bよりも上方かつフロア26の下方に配置されるものであり、平面視で前端を閉じた略U字状に形成されるとともに後端部が前記両サイドフレーム13のロアフレーム部13bにおける傾斜部分13bbに連結されるU字状部32と、該U字状部32の前端部幅方向中央寄りを前記両サイドフレーム13におけるダウンフレーム部13aおよびロアフレーム部13bの連設部に連結するサポート部33とから成り、この実施例では、U字状部32がサイドフレーム13よりも小径である単一のパイプ材を屈曲して形成されるとともに、左右一対のパイプ部材34,34で構成されるサポート部33がU字状部32の前端部幅方向中央寄りの2箇所をダウンフレーム部13aおよびロアフレーム部13bの連設部に連結する。
而して側面視では、サイドフレーム13におけるロアフレーム部13bと、サイドフレーム13よりも小径にしてロアフレーム部13bの上方に配置されるU字状部32が、フロア26の下方で相互に対をなして上下に並ぶように配置されることになる。
センターフレーム14は、車幅方向の幅W1(図4参照)を前後方向の幅W2(図2参照)よりも大きくした横長矩形の横断面形状を有するものであり、角筒状のパイプから成るものでもよく、また鋳造成形されるものであってもよい。メインパイプ15に上部を連結せしめたセンターフレーム14の下端は前記連結フレーム17におけるU字状部32の前端部幅方向中央に接合される。而して側面視では、サイドフレーム13のダウンフレーム部13aと、該ダウンフレーム部13aよりも小径のパイプ材に見えるセンターフレーム14とが、フロア26の前方で対をなして前後に並ぶように配置されることになる。
前記両サイドフレーム13…には、少なくとも一部を立ち上がりフレーム部13c…の後方に配置した左右一対のリヤサブフレーム18…が取付けられるものであり、この実施例では、リヤサブフレーム18は、サイドフレーム13におけるロアフレーム部13bの下方かつ立ち上がりフレーム部13cの後方に配置され、リヤサブフレーム18の前端は、連結フレーム17におけるU字状部32の接合部よりも前方でロアフレーム部13bにおける傾斜部分13bbの前端後面に接合され、リヤサブフレーム18の後端はサイドフレーム13におけるシートレール部13dの前部寄り下面に接合される。
しかも両リヤサブフレーム18…の中間部は、サイドフレーム13…の立ち上がりフレーム部13c…側に近接するように屈曲されており、この屈曲部よりも下方で両サイドフレーム13…および両リヤサブフレーム18…間にピボットプレート36…がそれぞれ設けられる。
リヤサブフレーム18はサイドフレーム13よりも小径のパイプ材から成るものであり、側面視では、サイドフレーム13におけるロアフレーム部13bおよび立ち上がりフレーム部13cと、小径のパイプ材から成るリヤサブフレーム18とがフロア26の下方および後方で対をなして並ぶように配置されることになる。
図1で明示するように、前記両サイドフレーム13のダウンフレーム部13aおよび前記センターフレーム14間にラジエータ37が配置されており、前記フロア26の上面はラジエータ37の上下方向中心位置CPよりも下方位置に設定される。
図4で明示するように、ラジエータ37の上部に設けられた左右一対の支持腕38,38は、前部クロスメンバー16に設けられた左右一対のステー39,39に弾性支持される。またラジエータ37の下部を前方側から覆うガードパイプ40の左右両端が両サイドフレーム13…におけるダウンフレーム部13a…の下端前面に接合されており、このガードパイプ40の中央部に向けられたステー41に、ラジエータ37の下部中央が弾性支持される。
図5を併せて参照して、サイドフレーム13におけるロアフレーム部13bおよび立ち上がりフレーム部13cの連設部には後方に突出するようにして支持板43が固着されており、パワーユニットPにおけるエンジンEの下部にはブラケット44が設けられる。
而してリンク機構42は、前記ピボットプレート36に車体フレーム側ピボット軸45を介して回動可能に支承される左右一対の第1リンクアーム46と、第1リンクアーム46の他端部に連結軸47を介して一端部が回動可能に連結される第2リンクアーム48と、第2リンクアーム48の他端部に固定されるとともにブラケット44に回動可能に支承されるパワーユニット側ピボット軸49と、パワーユニット側ピボット軸49に一端部が連結されて上方に延びるととともに中間部が枢軸50を介して支持板43に回動可能に支承される規制アーム51と、該規制アーム51の他端部に装着される弾性部材52とを備えるものであり、規制アーム51の回動は、前記弾性部材52がサイドフレーム13における立ち上がりフレーム部13cの下部後面に弾発接触する位置と、前記支持板43に設けられた規制板部43aに前記弾性部材49が前方から弾発接触する位置との間に規制される。
しかも前記リンク機構42の車体フレーム側ピボット軸45は、サイドフレーム13における立ち上がりフレーム部13cの後面よりも前方に配置されており、前記パワーユニット側ピボット軸49は、図1で示すように、前輪WFの回転軸線に直交する平面への投影図上で、前記ハンドルグリップ22を中心として前輪WFの回転中心を通る仮想円弧C内に配置される。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、車体フレームFAは、ヘッドパイプ12から下方に垂下されるダウンフレーム部13aならびに該ダウンフレーム部13aの下端から後方に延出されるロアフレーム部13bをそれぞれ有する左右一対のサイドフレーム13…と、両サイドフレーム13…間でヘッドパイプ12から下方に垂下されるセンターフレーム14と、ロアフレーム部13b…の上方に配置されてセンターフレーム14および両サイドフレーム13…を補強する連結フレーム17とを備え、該連結フレーム17が低床式であるフロア26の下方に配置されるので、両サイドフレーム13…のロアフレーム部13b…の位置を充分下方に設定し、両サイドフレーム13…と、両サイドフレーム13…間でヘッドパイプ12から下方に垂下されるセンターフレーム14とを補強する連結フレーム17をロアフレーム部13b…の上方かつフロア26の下方に配置することにより、足置きスペースを充分に確保した平坦なフロア26を形成して使い勝手の向上を図るとともに、車体フレームFAの縦剛性およびねじれ剛性のバランスの向上を図ることができる。
なおこのような効果は、U字状部32およびサポート部33を有する連結フレーム17だけでなく、サイドフレーム13…のロアフレーム部13b…の後部およびダウンフレーム部13a…間を略水平面内で直線状に結ぶように連結フレームを構成しても達成可能である。
しかもセンターフレーム14が横長矩形の横断面形状を有するものであるので、フロア26の前方に配置されるセンターフレーム14の前後方向設置スペースを確保し易くするようにしつつセンターフレーム14の剛性を高めることができる。
また連結フレーム17は、平面視で前端を閉じた略U字状に形成されるとともに後端部が両サイドフレーム13に連結されるU字状部32ならびに該U字状部32の前端部幅方向中央寄りをサイドフレーム13に連結するサポート部33とを有するものであり、充分な剛性を確保しつつ足置きスペースを充分に確保した平坦なフロア26を形成して使い勝手の向上を図るとともに、車体フレームFAのねじれ剛性を調整可能とすることができる。
なおこのような効果は、センターフレーム14を省略しても達成可能である。
またヘッドパイプ12から垂下されるメインパイプ15およびヘッドパイプ12間にガセット31が設けられ、両サイドフレーム13が備えるダウンフレーム部13aの上端部が、ヘッドパイプ12およびガセット31の両方に接合されることにより、両サイドフレーム13およびヘッドパイプ12の接合剛性を高めることができ、センターフレーム14の上部がメインパイプ15に連結されるので、センターフレーム14の上部剛性を高めることができる。
しかもサイドフレーム13は、ヘッドパイプ12から下方に垂下されるダウンフレーム部13aと、該ダウンフレーム部13aの下端に連なるとともにフロア26の下方を通って後方に延びるロアフレーム部13bと、ロアフレーム部13bの後端に連なるとともにフロア26の後方で上方に立ち上がる立ち上がりフレーム部13cと、立ち上がりフレーム部13cの上端から後方に延びるシートレール部13dとを一体に有して、それぞれ単一のパイプが屈曲されて成るものであり、部品点数を低減することが可能となるとともに、車体フレームFAの組付け工数低減を図ることができる。
さらにサイドフレーム13と、サイドフレーム13よりも小径にしてサイドフレーム13を補強するセンターフレーム14、連結フレーム17のU字状部32およびリヤサブフレーム18とが、側面視ではフロア26の前方、下方および後方で対をなすように並んで配置されるので、軽量かつ高剛性の車体フレームFAを構成することが可能となる。
また両サイドフレーム13…のダウンフレーム部13a…およびセンターフレーム14間にラジエータ37が配置されており、平坦なフロア26のスペースを拡大しつつ、ラジエータ37の上下長を大きくしてラジエータ37の容量を大きくし、エンジンEの冷却性能を高めることができる。それに加えてフロア26の上面がラジエータ37の上下方向中心位置CPよりも下方位置に設定されるので、フロア26の位置を極力下方位置に設定して乗降性の向上を図ることができる。
さらに両サイドフレーム13…には、少なくとも一部を立ち上がりフレーム部13c…の後方に配置した左右一対のリヤサブフレーム18…が取付けられており、両サイドフレーム13…および両リサイドフレーム13…間に設けられるピボットプレート36…に、車体フレームFAおよびパワーユニットP間に設けられるリンク機構42の車体フレーム側ピボット軸45が支承されるので、サイドフレーム13の大型化を回避しつつ車体フレーム側ピボット軸45まわりの剛性を高めることが可能であり、サイドフレーム13の大型化を回避することでフロア26の後方スペースを拡大することができる。
しかも前記リンク機構42の車体フレーム側ピボット軸45が、立ち上がりフレーム部13cの後面よりも前方に配置されるので、リンク機構42の車体フレーム側ピボット軸45を極力前方位置に配置して、ホイールベースの短縮化を図ることができる。
また両リヤサブフレーム18…の中間部が前記両サイドフレーム13…の立ち上がりフレーム部13c…側に近接するように屈曲されるので、パワーユニットPのリヤサブフレーム18…への干渉を回避しつつパワーユニットP…を前方側に配置してホイールベースをより短くすることが可能となる。
さらに前輪WFの回転軸線に直交する平面への投影図上で、ハンドルグリップ22を中心として前輪WFの回転中心を通る仮想円弧C内に、リンク機構42のパワーユニット側ピボット軸49が配置されることにより、リンク機構42のパワーユニット側ピボット軸49を極力前方位置に配置してホイールベースの短縮化をより一層図ることができる。
図6〜図10は本発明の第2実施例を示すものであり、図6はスクータ型車両の側面図、図7は車体フレームの側面図、図8は図7の8矢視平面図、図9は図7の9矢視正面図、図10はリンク機構の構成を示す側面図である。
なお第2実施例の説明にあたって第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみで詳細な説明は省略する。
先ず図6において、低床式のフロア26を有するスクータ型車両が備える車体フレームFBには、エンジンEおよび変速機Mから成るパワーユニットPの前部がリンク機構72を介して上下に揺動可能に支承されており、車体フレームFBの後部およびパワーユニットPの後部間にはリヤクッションユニット23が設けられる。
図7〜図9を併せて参照して、車体フレームFBは、前記ヘッドパイプ12と、該ヘッドパイプ12に前端部が接合される左右一対のサイドフレーム53…と、パイプ材から成るとともに両サイドフレーム53…間で前記ヘッドパイプ12からサイドフレーム53…の前部近傍を通って下方に垂下されるセンターフレーム54と、車体カバー24が備えるフロア26の下方で前後に延びるとともに両端部が前記両サイドフレーム53…に連結される連結フレーム55…と、両連結フレーム55…の下方に配置されて前記両サイドフレーム53…間を結ぶとともに前記センターフレーム54の下端部が連結される支持ステー56と、両サイドフレーム53…の前部間を連結するとともに前記メインパイプ15の下端を接合せしめる前部クロスメンバー57と、両サイドフレーム53…の中間部間を連結する第1中間部クロスメンバー58と、第1中間部クロスメンバー58よりも後方で両サイドフレーム53…の中間部間を連結する第2中間部クロスメンバー59と、両サイドフレーム53…の後端間を結ぶ後部クロスメンバー60と、両サイドフレーム53…に取付けられる左右一対のリヤサブフレーム61…とを備える。
サイドフレーム53は、ヘッドパイプ12から下方に垂下されるダウンフレーム部53aと、該ダウンフレーム部53aの下端に連なるとともにフロア26の下方で後方に延びるロアフレーム部53bと、ロアフレーム部53bの後端に上方へ屈曲した屈曲部Kを介して一体に連なるとともに前記フロア26の後方で該屈曲部Kから上方に立ち上がる立ち上がりフレーム部53cと、乗車用シート30を支持すべく立ち上がりフレーム部53cの上端から後方に延びるシートレール部53dとを一体に有して、センターフレーム54よりも大径である単一のパイプが屈曲成形されて成るものであり、両サイドフレーム53…のシートレール部53d…は後方に向かうにつれて相互に近接するように傾斜して形成される。
而して前部クロスメンバー57は両サイドフレーム53…におけるダウンフレーム部53a…の中間部間を連結し、第1中間部クロスメンバー58は両サイドフレーム53…における立ち上がりフレーム部53c…の上部部間を連結し、第2中間部クロスメンバー60は両サイドフレーム53…におけるシートレール部53dの中間部間を連結する。
両サイドフレーム53…におけるダウンフレーム部53a…の上端部はヘッドパイプ12に接合され、それらのダウンフレーム部53a…のヘッドパイプ12への接合部分の下部およびヘッドパイプ12間には下部ガセット62が設けられる。また両ダウンフレーム部53a…のヘッドパイプ12への接合部分の上部およびヘッドパイプ12間には上部ガセット63が設けられ、センターフレーム54の上端部は該上部ガセット63に接合される。
前記ロアフレーム部53bは、ダウンフレーム部53aの下端から後方にほぼ水平に延びる水平部分53baと、該水平部分53baの後端から後上がりに傾斜した傾斜部分53bbとから成る。
前記連結フレーム55は、サイドフレーム53のロアフレーム部53bよりも上方かつフロア26の下方に配置されて前後に延びるものであり、サイドフレーム53におけるダウンフレーム部53aの下部に前端が接合され、後端はサイドフレーム53のロアフレーム部53bにおける傾斜部分53bbに接合される。
前記両サイドフレーム53…には、少なくとも一部を立ち上がりフレーム部53c…の後方に配置した左右一対のリヤサブフレーム61…が取付けられるものであり、この実施例では、リヤサブフレーム61は、サイドフレーム53におけるロアフレーム部53bの下方かつ立ち上がりフレーム部53cの後方に配置され、リヤサブフレーム61の前端は、連結フレーム55の後端の接合部よりも前方でロアフレーム部53bにおける傾斜部分53bbの前端後面に接合され、リヤサブフレーム61の後端はサイドフレーム53におけるシートレール部53dの前部寄り下面に接合される。
しかも両リヤサブフレーム61…の中間部は、サイドフレーム53…の立ち上がりフレーム部53c…側に近接するように屈曲されており、この屈曲部よりも下方で両サイドフレーム53…および両リヤサブフレーム61…間にピボットプレート64…がそれぞれ設けられる。
リヤサブフレーム61はサイドフレーム53よりも小径のパイプ材から成るものであり、側面視では、サイドフレーム53におけるロアフレーム部53bおよび立ち上がりフレーム部53cと、小径のパイプ材から成るリヤサブフレーム61とがフロア26の下方および後方で対をなして並ぶように配置されることになる。
図6で明示するように、前記両サイドフレーム53のダウンフレーム部53aおよび前記センターフレーム54間にラジエータ37が配置されており、前記フロア26の上面はラジエータ37の上下方向中心位置CPよりも下方位置に設定される。
図9で明示するように、ラジエータ37の上部に設けられた左右一対の支持腕38,38は、前部クロスメンバー57に設けられた左右一対のステー65,65に弾性支持される。またラジエータ37の下部を前方側から覆うガードパイプ40の左右両端が両サイドフレーム53…におけるダウンフレーム部53a…の下端前面に接合されており、このガードパイプ40の中央部に向けられたステー41に、ラジエータ37の下部中央が弾性支持される。
図10を併せて参照して、自動二輪車の進行方向前方を向いた状態で左側に位置するサイドフレーム53におけるロアフレーム部53bおよび立ち上がりフレーム部53cの連設部には後方に突出するようにして支持板67が固着され、パワーユニットPにおけるエンジンEの下部にはブラケット44が設けられる。
而してリンク機構72は、前記ピボットプレート64に車体フレーム側ピボット軸73を介して回動可能に支承される左右一対の第1リンクアーム74と、両第1リンクアーム74の他端部に連結軸75を介して一端部が回動可能に連結される第2リンクアーム76と、第2リンクアーム76の他端部に固定されるとともにブラケット44に回動可能に支承されるパワーユニット側ピボット軸77と、両第2リンクアーム76のうち自動二輪車の進行方向前方を向いた状態で左側に位置する第2リンクアーム76の外方に位置するとともに連結パイプ78を介して第2リンクアーム76の中間部に一端部が連結されるとともに他端部が前記パワーユニット側ピボット軸77の端部に連結されるアーム79と、左側の第2リンクアーム76および前記アーム79間で一端部が前記パワーユニット側ピボット軸77に連結されて上方に延びるととともに他端部が支持板67に枢軸80を介して連結される規制アーム81とを備え、規制アーム51の中間部は、ゴムブッシュ82および連結軸83を介して前記支持板67に連結される。
しかも規制アーム81には上方に突出した規制突部84が一体に設けられ、その規制突部84を収容せしめる凹部85が支持板67に設けられており、枢軸80の軸線まわりの規制アーム81の回動は、前記凹部85内で前記規制突部84が移動し得る範囲に規制される。
しかも前記リンク機構72の車体フレーム側ピボット軸73は、サイドフレーム53における立ち上がりフレーム部53cの後面よりも前方に配置されており、前記パワーユニット側ピボット軸77は、図6で示すように、前輪WFの回転軸線に直交する平面への投影図上で、前記ハンドルグリップ22を中心として前輪WFの回転中心を通る仮想円弧C内に配置される。
次にこの第2実施例の作用について説明すると、車体フレームFBは、ヘッドパイプ12から下方に垂下されるダウンフレーム部53aならびに該ダウンフレーム部53aの下端から後方に延出されるロアフレーム部53bをそれぞれ有する左右一対のサイドフレーム53…と、両サイドフレーム53…間でヘッドパイプ12から下方に垂下されるセンターフレーム54と、両サイドフレーム53…の前記ロアフレーム部53b…よりも上方で前端部が前記ダウンフレーム部53a…に連結されるとともに後端部が前記ロアフレーム部53b…に連結される左右一対の連結フレーム55…と、両サイドフレーム53…の前記ロアフレーム部53b…間を結ぶ支持ステー56と、両サイドフレーム53…間でヘッドパイプ12からサイドフレーム53…の近傍を通って下方に垂下されるとともに支持ステー56に下端部が連結されるセンターフレーム54とを備え、前記連結フレーム55…が低床式であるフロア26の下方に配置されるので、両サイドフレーム53…のロアフレーム部53b…の位置を充分下方に設定し、両サイドフレーム53…と、両サイドフレーム53…間でヘッドパイプ12から下方に垂下されるセンターフレーム54とを補強する支持ステー56および連結フレーム55…をロアフレーム部53b…の上方かつフロア26の下方に配置することにより、足置きスペースを充分に確保した平坦なフロア26を形成して使い勝手の向上を図るとともに、車体フレームFBの縦剛性およびねじれ剛性のバランスの向上を図ることができる。
またサイドフレーム53は、ヘッドパイプ12から下方に垂下されるダウンフレーム部53aと、該ダウンフレーム部53aの下端に連なるとともにフロア26の下方を通って後方に延びるロアフレーム部53bと、ロアフレーム部53bの後端に連なるとともにフロア26の後方で上方に立ち上がる立ち上がりフレーム部53cと、立ち上がりフレーム部53cの上端から後方に延びるシートレール部53dとを一体に有して、それぞれ単一のパイプが屈曲されて成るものであり、部品点数を低減することが可能となるとともに、車体フレームFBの組付け工数低減を図ることができる。
さらにサイドフレーム53と、サイドフレーム53よりも小径であるセンターフレーム54と、サイドフレーム53よりも小径であるリヤサブフレーム61とが、側面視ではフロア26の前方、下方および後方で対をなすように並んで配置されるので、軽量かつ高剛性の車体フレームFAを構成することが可能となる。
また両サイドフレーム53…のダウンフレーム部53a…およびセンターフレーム54間にラジエータ37が配置されており、平坦なフロア26のスペースを拡大しつつ、ラジエータ37の上下長を大きくしてラジエータ37の容量を大きくし、エンジンEの冷却性能を高めることができる。それに加えてフロア26の上面がラジエータ37の上下方向中心位置CPよりも下方位置に設定されるので、フロア26の位置を極力下方位置に設定して乗降性の向上を図ることができる。
さらに両サイドフレーム53…には、少なくとも一部を立ち上がりフレーム部53c…の後方に配置した左右一対のリヤサブフレーム61…が取付けられており、両サイドフレーム53…および両リサイドフレーム53…間に設けられるピボットプレート64…に、車体フレームFBおよびパワーユニットP間に設けられるリンク機構72の車体フレーム側ピボット軸73が支承されるので、サイドフレーム53の大型化を回避しつつ車体フレーム側ピボット軸73まわりの剛性を高めることが可能であり、サイドフレーム53の大型化を回避することでフロア26の後方スペースを拡大することができる。
しかも前記リンク機構72の車体フレーム側ピボット軸73が、立ち上がりフレーム部53cの後面よりも前方に配置されるので、リンク機構72の車体フレーム側ピボット軸73を極力前方位置に配置して、ホイールベースの短縮化を図ることができる。
また両リヤサブフレーム61…の中間部が前記両サイドフレーム53…の立ち上がりフレーム部53c…側に近接するように屈曲されるので、パワーユニットPのリヤサブフレーム61…への干渉を回避しつつパワーユニットP…を前方側に配置してホイールベースをより短くすることが可能となる。
さらに前輪WFの回転軸線に直交する平面への投影図上で、ハンドルグリップ22を中心として前輪WFの回転中心を通る仮想円弧C内に、リンク機構72のパワーユニット側ピボット軸77が配置されることにより、リンク機構72のパワーユニット側ピボット軸77を極力前方位置に配置してホイールベースの短縮化をより一層図ることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
第1実施例のスクータ型車両の側面図である。 車体フレームの側面図である。 図2の3矢視平面図である。 図2の4矢視正面図である。 リンク機構の構成を示す縦断側面図である。 第2実施例のスクータ型車両の側面図である。 車体フレームの側面図である。 図7の8矢視平面図である。 図7の9矢視正面図である。 リンク機構の構成を示す側面図である。
11・・・・フロントフォーク
12・・・・ヘッドパイプ
13,53・・・サイドフレーム
13a,53a・・・ダウンフレーム部
13b,53b・・・ロアフレーム部
13c,53c・・・立ち上がりフレーム部
14,54・・・センターフレーム
15・・・メインパイプ
17,55・・・連結フレーム
21・・・操向ハンドル
22・・・ハンドルグリップ
26・・・フロア
31・・・ガセット
32・・・U字状部
33・・・サポート部
37・・・ラジエータ
42,72・・・リンク機構
45,73・・・車体フレーム側ピボット軸
49,77・・・パワーユニット側ピボット軸
C・・・・仮想円弧
FA,FB・・・車体フレーム
K・・・・屈曲部
P・・・・パワーユニット
WF・・・前輪

Claims (10)

  1. 低床式のフロア(26)を有するスクータ型車両において、前輪(WF)を軸支するフロントフォーク(11)を操向可能に支承するヘッドパイプ(12)から下方に垂下されるダウンフレーム部(53a)ならびに該ダウンフレーム部(53a)の下端から後方に延出されるロアフレーム部(53b)を有する左右一対のサイドフレーム(53)と、両サイドフレーム(53)の前記ロアフレーム部(53b)の上方にそれぞれ配置されていて、前端部が前記ロアフレーム部(53b)よりも上方で記ダウンフレーム部(53a)に連結されるとともに後端部が前記ロアフレーム部(53b)に連結される左右一対の連結フレーム(55)と、前記両サイドフレーム(53)の前記ロアフレーム部(53b)間を結ぶ支持ステー(56)と、両サイドフレーム(53)間で前記ヘッドパイプ(12)から前記サイドフレーム(53)の近傍を通って下方に垂下されるとともに前記支持ステー(56)に下端部が連結されるセンターフレーム(54)とを備え、前記連結フレーム(55)が前記フロア(26)の下方に配置されることを特徴とするスクータ型車両。
  2. 低床式のフロア(26)を有するスクータ型車両において、前輪(WF)を軸支するフロントフォーク(11)を操向可能に支承するヘッドパイプ(12)から下方に垂下されるダウンフレーム部(13a)ならびに該ダウンフレーム部(13a)の下端から後方に延出されるロアフレーム部(13b)を有する左右一対のサイドフレーム(13)と、両サイドフレーム(13)間で前記ヘッドパイプ(12)から前記サイドフレーム(13)の近傍を通って下方に垂下されるセンターフレーム(14)と、前記ロアフレーム部(13b)の上方に配置されて前記センターフレーム(14)および両サイドフレーム(13)相互を連結する連結フレーム(17)とを備え、該連結フレーム(17)が前記フロア(26)の下方に配置されることを特徴とするスクータ型車両。
  3. 低床式のフロア(26)を有するスクータ型車両において、前輪(WF)を軸支するフロントフォーク(11)を操向可能に支承するヘッドパイプ(12)から下方に垂下されるダウンフレーム部(13a)ならびに該ダウンフレーム部(13a)の下端から後方に延びるロアフレーム部(13b)を有する左右一対のサイドフレーム(13)と、平面視で前端を閉じた略U字状に形成されるとともに後端部が前記両サイドフレーム(13)に連結されるU字状部(32)ならびに該U字状部(32)の前端部幅方向中央寄りを前記両サイドフレーム(13)に連結するサポート部(33)とを有する連結フレーム(17)が、前記両サイドフレーム(13)のロアフレーム部(13b)の上方かつ前記フロア(26)の下方に配置されることを特徴とするスクータ型車両。
  4. 前記センターフレーム(14)が横長矩形の横断面形状を有するように形成されることを特徴とする請求項2に記載のスクータ型車両。
  5. 前記両サイドフレーム(13,53)のダウンフレーム部(13a,53a)および前記センターフレーム(14,54)間に、ラジエータ(37)が配置されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のスクータ型車両。
  6. 前記フロア(26)の上面が前記ラジエータ(37)の上下方向中心位置よりも下方位置に設定されることを特徴とする請求項5記載のスクータ型車両。
  7. 前記両サイドフレーム(13,53)は、前記ロアフレーム部(13b,53b)の後端に上方へ屈曲した屈曲部(K)を介して一体に連なるとともに前記フロア(26)よりも後方で該屈曲部(K)から上方に立ち上がる立ち上がりフレーム部(13c,53c)をそれぞれ備え、前記ヘッドパイプ(12)、前記両サイドフレーム(13,53)および前記連結フレーム(17,55)を含んで構成される車体フレーム(FA,FB)と、パワーユニット(P)との間に設けられるリンク機構(42,72)の車体フレーム側ピボット軸(45,73)が、前記立ち上がりフレーム部(13c,53c)の後面よりも前方に配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のスクータ型車両。
  8. 前記前輪(WF)の回転軸線に直交する平面への投影図上で、前記フロントフォーク(11)に連結される操向ハンドル(21)の端部に設けられるハンドルグリップ(22)を中心として前記前輪(WF)の回転中心を通る仮想円弧(C)内に、前記ヘッドパイプ(12)、前記両サイドフレーム(13,53)および前記連結フレーム(17,55)を含んで構成される車体フレーム(FA,FB)と、パワーユニット(P)との間に設けられるリンク機構(42,72)のパワーユニット側ピボット軸(49,77)が配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のスクータ型車両。
  9. 前記ヘッドパイプ(12)から垂下されるメインパイプ(15)および前記ヘッドパイプ(12)間にガセット(31)が設けられ、前記両サイドフレーム(13)が備えるダウンフレーム部(13a)の上端部が、前記ヘッドパイプ(12)および前記ガセット(31)の両方に接合されることを特徴とする請求項2又は3記載のスクータ型車両。
  10. 前記センターフレーム(14)の上部が、前記メインパイプ(15)に連結されることを特徴とする請求項9記載のスクータ型車両。
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