JP4458497B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷飲料を供給する飲料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、飲料をカップに注出するカップ式飲料ディスペンサ、カップ式飲料自動販売機、冷水機および給茶機などでは、常温の飲料水を冷却して冷水を供給するためのアイスバンク方式の飲料供給装置の構成が知られている。
【0003】
このアイスバンク方式の飲料供給装置では、冷却水槽に貯留された冷却水中に、冷凍回路の冷却コイル、および飲料水が流通される冷水コイルを配置しており、冷凍回路の作動により冷却コイルの周囲に氷層が着氷し、この氷層で冷却水を冷却し、冷却水を媒体として冷却水と冷却コイル内を流通する飲料水との熱交換により冷水を得ている。
【0004】
そして、冷却水槽内に配置される冷却コイルは、冷却コイルの上部に取付板を取り付け、この取付板を冷却水槽の上面に被せられる蓋体に固定して冷却水中に浸漬吊下げるのが一般的な構造であるが、冷却コイルを予め冷却水槽内の所定位置に配置した後、蓋体を冷却水槽に被せてから、取付板を蓋体に固定しなければならないため、取付板と蓋体との取付位置の位置合わせが難しく、組立性に問題がある。
【0005】
また、冷却コイルを冷却水槽の内側壁に直接取り付ける構造があるが、冷却コイルが冷却水槽の内側壁に接近するため、凍結時に冷却水槽が破損するおそれがある。
【0006】
また、例えば、特開平11−270945号公報に記載されているように、冷却コイルの下部を冷却水槽の底部に配設した取付部に引っ掛けて取り付ける構造があるが、冷却コイルの上部側がフリーのため、冷凍回路の作動時に振動し、冷却コイルに応力がかかり、破損や外れなどの問題がある。
【0007】
また、上述したいずれの構造の場合でも、冷却コイルは、冷却パイプをコイル状に巻回して設けているが、冷却パイプを等間隔に保つ構造は備えていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の冷却コイルの取付構造では、組立性、冷却水槽および冷却コイルの破損などの問題を有している。
【0009】
また、冷却コイルの冷却パイプを等間隔に保つ構造を備えていないため、冷却パイプの間隔にばらつきが生じ、均一に着氷させることができず、冷却パイプが密着していれば氷層量が減少し、冷却能力が低下する問題がある。
【0010】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、冷却コイルの組立性を容易にできるとともに冷却水槽および冷却コイルの破損を防止でき、しかも、冷却コイルに均一に着氷させることができるとともに氷層量を増加でき、冷却能力を向上できる飲料供給装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の飲料供給装置は、冷却水を貯留するとともにこの冷却水を貯留する内部へ底部から突部が突設された冷却水槽と、この冷却水槽の冷却水中に配置され、飲料液が流通される飲料液コイルと、冷却パイプがコイル状に巻回されて設けられた冷却コイルを有し、この冷却コイルが前記冷却水槽の冷却水中に配置されて冷却水を冷却する冷却手段と、前記冷却コイルの冷却パイプに係合して隣接する冷却パイプ間に一定間隔をあけて等間隔に保持する複数の冷却コイル形状保持部、および前記冷却水槽の突部上にねじ止めされる取付部が設けられているとともにこの取付部を中心として各冷却コイル形状保持部を支持する複数のアーム部が突設されている冷却コイル支持部を有する冷却コイル支持体とを具備しているものである。
【0012】
そして、冷却コイルを冷却コイル形状保持部で保持した冷却コイル支持体を冷却水槽に固定し、冷水コイルを冷却水槽の冷却水中に配置することにより、冷却コイルの組立性が容易になるとともに冷却水槽および冷却コイルの破損が防止され、しかも、冷却コイル支持体の複数の冷却コイル形状保持部が冷却コイルの冷却パイプに係合して隣接する冷却パイプ間に一定間隔をあけて等間隔に保持することにより、冷却コイルに均一に着氷するとともに、冷却コイルの冷却パイプ間に着氷して氷層量が増加し、冷却能力が向上する。さらに、冷却コイル支持部に取付部を設けるとともにこの取付部を中心として各冷却コイル形状保持部を支持する複数のアーム部を突設することにより、冷却コイル支持部の取付部の1箇所を、冷却水槽の底部から冷却水槽内へ突設された突部上にねじ止めするだけで、冷却コイル支持体が冷却水槽に容易に固定される。
【0013】
請求項記載の飲料供給装置は、請求項記載の飲料供給装置において、冷却コイルの内側でかつ冷却コイル支持部の複数のアーム部間に配置されて冷却水槽の冷却水を攪拌するアジテータを備えているものである。
【0014】
そして、冷却コイルの内側でかつ冷却コイル支持部の複数のアーム部間に、冷却水槽の冷却水を攪拌するアジテータを配置することにより、氷層によって冷却された冷却水が飲料液コイルに循環される。
【0015】
請求項記載の飲料供給装置は、請求項1または2記載の飲料供給装置において、冷却コイル形状保持部の一端側が冷却コイル支持部に支持され、冷却コイル形状保持部の他端側に冷却パイプに嵌合する嵌合部が形成されているものである。
【0016】
そして、冷却コイル形状保持部の一端側を冷却コイル支持部で支持し、冷却コイル形状保持部の他端側に冷却パイプに嵌合する嵌合部を形成したことにより、冷却コイル形状保持部が冷却コイルから外れるのが防止され、冷却コイルが確実に保持される。
【0017】
請求項記載の飲料供給装置は、請求項1ないしいずれか記載の飲料供給装置において、冷却水槽の内面から複数のリブが突設され、各冷却コイル形状保持部が前記リブに係止されるものである。
【0018】
そして、冷却水槽の内面から突設された各リブに各冷却コイル形状保持部が係止され、冷却コイルが冷却水槽内に確実に支持される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図3において、例えば給茶機などのカップに飲料を注出する飲料供給装置を示し、図示しない機体の前部に飲料を注出するカップCが配置される注出部11が配設され、機体内の注出部11の上方位置には、飲料を攪拌混合して注出するミキシングボール12、および粉末状の飲料原料を収納して定量ずつミキシングボール12内に供給する飲料原料供給部13などを有する飲料調合部14が配設され、さらに、機体内には、ミキシングボール12または注出部11のカップC内に、冷水を供給する冷水供給装置15、および湯水を供給する湯水供給装置16が配設されている。
【0021】
冷水供給装置15は、水冷蓄熱方式を採用するもので、冷却水wが貯留される冷却水槽21を有し、この冷却水槽21の冷却水w中には、回転翼としてのアジテータ22、蒸発器としての冷却コイル(エバポレータ)23、および飲料液コイルとしての冷水コイル24が配置されている。
【0022】
アジテータ22は、アジテータモータ25により回転されて冷却水に下向きの水流が発生するように回転される。
【0023】
冷却コイル23は、冷媒が通過される例えば銅製の冷却パイプ23aがコイル状に巻回されて形成されており、両端が機体内に配設される冷却手段としての冷凍機26に接続されている。冷凍機26は、圧縮機27、凝縮器28、キャピラリチューブ29、冷却コイル23などが介在される冷凍回路30を有し、凝縮器28には凝縮器28を冷却するファンユニット31が配設されている。そして、冷凍機26の作動により、冷却コイル23を介して冷却水槽21の冷却水wが冷却されるとともに、冷却コイル23の表面に所定厚の氷層が着氷形成されるように制御される。
【0024】
冷水コイル24は、例えばステンレス製の冷水パイプ24aがコイル状に巻回されて形成されており、冷水コイル24の上流側の一端には給水源である水道管32に直結される給水管33が接続され、下流側の他端には分岐継手34を介してミキシングボール12に導かれる冷水管35および注出部11に直接導かれる冷水管36が接続されている。給水管33には給水管33の流路を開閉する冷水注出手段としての給水電磁弁37が配設され、各冷水管35,36にはこれら冷水管35,36の流路を開閉する冷水注出手段としての出水電磁弁38,39が配設され、そして、給水電磁弁37と出水電磁弁38または出水電磁弁39とが共に開放されることにより、飲料水が、その給水圧力によって、給水管33、冷水コイル24および冷水管35または冷水管36を通じてミキシングボール12または注出部11に注出されるとともに、冷却コイル24を通過する間に冷却水槽21内の冷却水wとの間で熱交換されて冷却される。
【0025】
冷却水槽21の上部位置には、水道管32との間に接続管40が接続され、この接続管40には流路を開閉する給水弁41が配設されており、そして、給水弁41が手動開放されることにより、飲料水が、その給水圧力によって、接続管40を通じて冷却水槽21内に導入される。また、冷却水槽21の上部には所定量以上の冷却水wを排水するオーバーフローホース42が接続され、冷却水槽21の下部には排水コック43を介在した排水ホース44が接続されている。
【0026】
冷却水槽21の冷却水w中には、冷却水wの水位を検知する水位センサ45、冷却水wの水温を検知する水温検知手段としての水温センサ46、冷却コイル23の表面に形成される氷層の着氷厚を検知する着氷センサ47が配置されている。
【0027】
また、湯水供給装置16は、湯水hを貯留する湯水タンク51を有し、この湯水タンク51内の底部には貯留された湯水hを所定温度に沸き上げるヒータ52が配設されている。
【0028】
湯水タンク51の上部には水道管32に接続された給水管53が導かれ、この給水管53には流路を開閉する給水電磁弁54が配設されており、そして、給水電磁弁54が開放されることにより、飲料水が、その給水圧力によって、給水管53を通じて湯水タンク51内に配置されたガイドパイプ55内に導入され、湯水タンク51の底部域に導かれる。また、湯水タンク51の上部には所定量以上の湯水hを排水するオーバーフローホース56が接続され、湯水タンク51の下部には排水コック57を介在した排水ホース58が接続されている。
【0029】
湯水タンク51には、ミキシングボール12に導かれる給湯管59および注出部11に直接導かれる給湯管60が接続され、これら給湯管59,60に流路を開閉する給湯電磁弁61,62が配設されている。
【0030】
湯水タンク51には、湯水hの水位を検知する水位センサ63、および複数の湯温センサ64が配設されている。
【0031】
次に、図1において、冷水供給装置15の冷却水槽21を示し、この冷却水槽21は、例えば合成樹脂製で、底面部71および周面部72を有する略円筒状で上面が開口され、その上面開口が例えば合成樹脂製の蓋体73によって閉塞されている。
【0032】
冷却水槽21の底面部71の中央には冷却水槽21内に突出する略円錐状の突部74が形成され、この突部74の上面に略D字形の位置決め突起75が突出形成され、この位置決め突起75の中央に上面が開口されて下面が閉塞された取付孔76が形成されている。冷却水槽21内の底部の複数箇所、この実施の形態では冷却水槽21の周方向に等間隔となる3箇所にリブ77が突設され、これらリブ77には冷却水槽21の中心に臨む縁部に下部側が冷却水槽21の中心に接近するように傾斜されたガイド面78が形成されている。
【0033】
また、冷却水槽21内には、冷水コイル24が蓋体73によって吊下げ状態に配置され、この冷水コイル24の内側に冷却コイル23が冷却コイル支持体81によって冷却水槽21に固定状態に配置されており、すなわち、冷却水槽21の中心部を中心として外側の冷水コイル24と内側の冷却コイル23とが略同心円状に配置されている。冷却コイル23および冷水コイル24の両端は、蓋体73を挿通して外部に導出されている。
【0034】
冷却コイル支持体81は、図1および図2に示すように、冷却水槽21に固定される冷却コイル支持部82、およびこの冷却コイル支持部82に支持されて冷却コイル24を保持する複数の冷却コイル形状保持部83を有している。
【0035】
冷却コイル支持部82は、例えば合成樹脂製で、冷却水槽21の突部74にねじ止めされる取付部84、およびこの取付部84を中心として各冷却コイル形状保持部83を支持する複数のアーム部85を有している。なお、この実施の形態では、3つの冷却コイル形状保持部83が用いられ、冷却コイル支持部82のアーム部85も3つ用いられる。
【0036】
取付部84は、略円筒状で、中間部の仕切部86を介して上部には取付凹部87が形成されているとともに下部には冷却水槽21の突部74の上部に係合する係合凹部88が形成され、仕切部86には突部74の位置決め突起75に係合する位置決め凹部89が形成されているとともに取付凹部87から挿入されて突部74の取付孔76に螺着されるねじ90が挿通される挿通孔91が形成されている。
【0037】
各アーム部85は、取付部84を中心として取付部84の周方向に等間隔となる3箇所から斜め上方へ突設され、先端に冷却コイル形状保持部83が連結される連結突部92が略水平方向に突設され、この連結突部92には上下方向に取付孔93が形成されている。各連結突部92の下側でかつアーム部85寄りの基端側には、冷却コイル形状保持部83との間に冷却コイル23の上端の冷却パイプ23aを挟み込んで保持するリブ92aが突設されている。各アーム部85の連結突部92の上下方向位置は、冷却コイル23の冷却パイプ23aの螺旋に対応して異なるように形成されている。
【0038】
また、各冷却コイル形状保持部83は、例えば合成樹脂製で、上下方向に細長く形成された保持溝部94を有し、この保持溝部94の内面には、冷却コイル23の各冷却パイプ23aに外周側から係合して、上下に隣接する冷却パイプ23a間に間隔をあけてその間隔を等間隔に保持する複数の保持溝95が形成されている。保持溝部94は、肉薄になるように略均一の肉厚で、保持溝部94の外面が各保持溝95の形状に対応して複数の円弧が連続した形状に形成されており、保持溝部94の両側には強度を確保するためのフランジ部96が形成されている。
【0039】
冷却コイル形状保持部83の上端には、アーム部85の連結突部92が挿入嵌合される連結凹部97が形成され、この連結凹部97の上面位置に連結突部92の取付孔93に螺着されるねじ98が挿通される挿通孔99が形成されている。
【0040】
冷却コイル形状保持部83の下端の保持溝95には、冷却パイプ23aのパイプ周面に嵌合して保持する嵌合部100が形成されている。この嵌合部100の外面側には連通部100aが開口形成されている。
【0041】
冷却コイル形状保持部83の下端には、リブ77に係止される被係止部101が形成されている。この被係止部101は、リブ77のガイド面78に当接する上側の当接部102および下側の当接部103と、リブ77の両側に配置されるフランジ部96とを有している。上側の当接部102は保持溝部94の外面から突設され、下側の当接部103は保持溝部94の下端の外面で構成されている。
【0042】
また、蓋体73の上面中央にはアジテータモータ25が取り付けられ、このアジテータモータ25の回転軸25aが蓋体73を貫通して冷却コイル23の内側に進入配置され、回転軸25aの下端にアジテータ22が取り付けられている。アジテータ22は、冷却コイル支持部82の3つのアーム部85間に形成される空間部に配置されている。
【0043】
なお、冷却水槽21の周囲は図示しない断熱材によって保温される。
【0044】
そして、冷却水槽21の組立について説明する。
【0045】
冷却コイル23の内側に冷却コイル支持部82を配置し、各冷却コイル形状保持部83の各保持溝95を冷却コイル23の各冷却パイプ23aに外側から係合するとともに、下端の嵌合部100を下端の冷却パイプ23aに嵌合する。同時に、各冷却コイル形状保持部83の連結凹部97に冷却コイル支持部82の各アーム部85の連結突部92を挿入嵌合し、ねじ98を各冷却コイル形状保持部83の挿通孔99からアーム部85の取付孔93に螺着して、冷却コイル支持部82の各アーム部85と各冷却コイル形状保持部83とを締付固定する。これにより、冷却コイル支持部82と各冷却コイル形状保持部83とを一体化して冷却コイル支持体81を構成し、この冷却コイル支持体81で冷却コイル23の形状を維持した状態に保持する。特に、冷却コイル23の上端の冷却パイプ23aを冷却コイル支持部82のリブ92aと冷却コイル形状保持部83との間に挟み込んで保持し、冷却コイル23の下端の冷却パイプ23aを冷却コイル形状保持部83の嵌合部100で保持することにより、冷却コイル支持体81で冷却コイル23の上下端を確実に保持して冷却コイル23の形状を維持できる。
【0046】
冷却コイル支持体81で保持した冷却コイル23を、冷却水槽21の上面開口を通じて内部に挿入し、取付部84の係合凹部88を冷却水槽21の突部74に係合する。このとき、取付部84の位置決め凹部89と突部74の位置決め突起75との形状を一致させる向きで係合し、冷却水槽21に対して冷却コイル23の向きを一定方向にする。同時に、各冷却コイル形状保持部83の被係止部101を冷却水槽21の各リブ77に係合させる。この被係止部101では、上側の当接部102および下側の当接部103がリブ77のガイド面78に当接して冷却コイル形状保持部83の下端側を冷却水槽21の中心側に寄せて保持し、両側のフランジ部96がリブ77の両側に配置されて周方向の位置決めをする。
【0047】
ねじ90を取付部84の取付凹部87から挿通孔91を通じて突部74の取付孔76に螺着することにより、冷却コイル支持体81を冷却水槽21に固定する。
【0048】
その後、冷水コイル24を冷却水槽21の上面開口を通じて内部に挿入し、アジテータ22を取り付けた蓋体73を冷却水槽21の上面開口に被着して閉塞する。
【0049】
そして、冷水供給装置15の冷水供給作用を説明する。
【0050】
冷却水槽21内には、所定水位まで冷却水wが供給されて貯留される。
【0051】
冷凍機26の作動により、冷却コイル23を介して冷却水槽21の冷却水wが冷却され、冷却コイル23の表面、および隣接する冷却パイプ23aに形成された隙間に着氷され、所定厚の氷層が形成される。冷却コイル23の表面に着氷形成される氷層は、この冷却コイル23を保持する冷却コイル形状保持部83の表面まで着氷形成される。
【0052】
同時に、アジテータ22が回転され、冷却水wに下向きの水流が発生され、冷却コイル23の内側の冷却水wが、冷却コイル23の下側を通じて外側に回り込み、冷水コイル24を通過して冷却コイル23の内側に戻るように、冷却水槽21内の冷却水wが循環される。このとき、冷却水槽21の突部74により、アジテータ22による攪拌水流を冷却コイル23の内側から外側へスムーズに案内でき、冷水コイル24の冷却作用を向上させることができる。
【0053】
そして、冷水の供給時には、給水電磁弁37と出水電磁弁38または出水電磁弁39とが同時に開放されることにより、飲料水が、その給水圧力によって、給水管33、冷水コイル24および冷水管35または冷水管36を通じてミキシングボール12または注出部11に注出される。飲料水は、冷却コイル24を通過する間に、冷却水槽21内の冷却水wとの間で熱交換されて冷却され、冷水として注出される。
【0054】
以上のように、冷却コイル23を冷却コイル形状保持部83で保持した冷却コイル支持体81を冷却水槽21に固定し、冷却コイル23を冷却水槽21の冷却水w中で冷水コイル24より内側に配置するため、冷却コイル23の組立性を容易にできるとともに、冷却水槽21および冷却コイル23の破損を防止できる。
【0055】
すなわち、冷却コイル支持部82に取付部84を設けるとともにこの取付部84を中心として各冷却コイル形状保持部83を支持する複数のアーム部85を突設することにより、冷却コイル支持部82の取付部84の1箇所を、冷却水槽21の底部から冷却水槽21内へ突設された突部74上にねじ止めするだけで、冷却コイル支持体81を冷却水槽21に容易に固定できる。さらに、冷却コイル23を冷却水槽21の内壁から離しているので、凍結時における冷却水槽21の破損の影響を少なくでき、また、冷却コイル形状保持部83で冷却コイル23を全体的に保持しているため、冷却コイル23の破損を防止できる。
【0056】
しかも、冷却コイル支持体81の複数の冷却コイル形状保持部83の各保持溝95が冷却コイル23の冷却パイプ23aに係合して隣接する冷却パイプ23a間に一定間隔をあけて等間隔に保持するため、冷却コイル23に均一に着氷させることができるとともに、冷却コイル23の冷却パイプ23a間にも着氷させて氷層量を増加でき、冷却能力を向上できる。
【0057】
また、冷却コイル23の内側でかつ冷却コイル支持部82の複数のアーム部85間に、冷却水槽21の冷却水wを攪拌するアジテータ22を配置できるため、氷層によって冷却された冷却水wを冷水コイル24に循環させることができる。
【0058】
また、冷却コイル形状保持部83の一端側を冷却コイル支持部82で支持し、冷却コイル形状保持部83の他端側の保持溝95に冷却パイプ23aに嵌合する嵌合部100を形成したため、組立作業時や組立後に冷却コイル形状保持部83が冷却コイル23から外れるのを防止でき、冷却コイル23を確実に保持できる。
【0059】
また、冷却水槽21の内面から突設された各リブ77に各冷却コイル形状保持部83を係止できるため、冷却コイル23を冷却水槽21内に確実に支持できる。
【0060】
なお、飲料提供装置は、給茶機に限らず、冷水供給装置15のみを備えた冷水機、カップ式飲料ディスペンサ、カップ式飲料自動販売機などにも適用でき、同様の作用効果が得られる。
【0061】
また、3つの冷却コイル形状保持部83で冷却コイル23の3箇所を保持したが、少なくとも2つの冷却コイル形状保持部83で冷却コイル23の2箇所を保持すれば、冷却コイル23の形状を維持して保持でき、そして、3つ以上の冷却コイル形状保持部83で冷却コイル23の3箇所以上を保持すれば、冷却コイル23をより確実に保持できる。
【0062】
また、冷却コイル支持体81によって、冷却コイル23と一緒に冷水コイル24を保持して冷却水槽21に固定することにより、組立性をより向上できる。
【0063】
また、冷水コイル24には、水道水などの飲料水に限らず、ジュースなどの飲料液を流通させて冷却してもよい。
【0064】
【発明の効果】
請求項1記載の飲料供給装置によれば、冷却コイルを冷却コイル形状保持部で保持した冷却コイル支持体を冷却水槽に固定し、冷却コイルを冷却水槽の冷却水中に配置するため、冷却コイルの組立性を容易にできるとともに冷却水槽および冷却コイルの破損を防止でき、しかも、冷却コイル支持体の複数の冷却コイル形状保持部が冷却コイルの冷却パイプに係合して隣接する冷却パイプ間に一定間隔をあけて等間隔に保持するため、冷却コイルに均一に着氷させることができるとともに、冷却コイルの冷却パイプ間に着氷させて氷層量を増加でき、冷却能力を向上できる。さらに、冷却コイル支持部に取付部を設けるとともにこの取付部を中心として各冷却コイル形状保持部を支持する複数のアーム部を突設することにより、冷却コイル支持部の取付部の1箇所を、冷却水槽の底部から冷却水槽内へ突設された突部上にねじ止めするだけで、冷却コイル支持体を冷却水槽に容易に固定できる。
【0065】
請求項記載の飲料供給装置によれば、請求項記載の飲料供給装置の効果に加えて、冷却コイルの内側でかつ冷却コイル支持部の複数のアーム部間に、冷却水槽の冷却水を攪拌するアジテータを配置できるため、氷層によって冷却された冷却水を飲料液コイルに循環させることができる。
【0066】
請求項記載の飲料供給装置によれば、請求項1または2記載の飲料供給装置の効果に加えて、冷却コイル形状保持部の一端側を冷却コイル支持部で支持し、冷却コイル形状保持部の他端側に冷却パイプに嵌合する嵌合部を形成したため、冷却コイル形状保持部が冷却コイルから外れるのを防止でき、冷却コイルを確実に保持できる。
【0067】
請求項記載の飲料供給装置によれば、請求項1ないしいずれか記載の飲料供給装置の効果に加えて、冷却水槽の内面から突設された各リブに各冷却コイル形状保持部を係止できるため、冷却コイルを冷却水槽内に確実に支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す飲料供給装置の断面図である。
【図2】 同上飲料供給装置の冷却コイル支持体の平面図である。
【図3】 同上飲料供給装置の構成図である。
【符号の説明】
21 冷却水槽
22 アジテータ
23 冷却コイル
23a 冷却パイプ
24 飲料液コイルとしての冷水コイル
26 冷却手段としての冷凍機
74 突部
77 リブ
81 冷却コイル支持体
82 冷却コイル支持部
83 冷却コイル形状保持部
84 取付部
85 アーム部
100 嵌合部
w 冷却水

Claims (4)

  1. 冷却水を貯留するとともにこの冷却水を貯留する内部へ底部から突部が突設された冷却水槽と、
    この冷却水槽の冷却水中に配置され、飲料液が流通される飲料液コイルと、
    冷却パイプがコイル状に巻回されて設けられた冷却コイルを有し、この冷却コイルが前記冷却水槽の冷却水中に配置されて冷却水を冷却する冷却手段と、
    前記冷却コイルの冷却パイプに係合して隣接する冷却パイプ間に一定間隔をあけて等間隔に保持する複数の冷却コイル形状保持部、および前記冷却水槽の突部上にねじ止めされる取付部が設けられているとともにこの取付部を中心として各冷却コイル形状保持部を支持する複数のアーム部が突設されている冷却コイル支持部を有する冷却コイル支持体と
    を具備していることを特徴とする飲料供給装置
  2. 冷却コイルの内側でかつ冷却コイル支持部の複数のアーム部間に配置されて冷却水槽の冷却水を攪拌するアジテータを備えている
    ことを特徴とする請求項記載の飲料供給装置。
  3. 冷却コイル形状保持部の一端側が冷却コイル支持部に支持され、冷却コイル形状保持部の他端側に冷却パイプに嵌合する嵌合部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の飲料供給装置。
  4. 冷却水槽の内面から複数のリブが突設され、
    各冷却コイル形状保持部が前記リブに係止される
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の飲料供給装置。
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