JP4458027B2 - 多層光記録媒体、多層光記録媒体の情報記録方法 - Google Patents

多層光記録媒体、多層光記録媒体の情報記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4458027B2
JP4458027B2 JP2005341773A JP2005341773A JP4458027B2 JP 4458027 B2 JP4458027 B2 JP 4458027B2 JP 2005341773 A JP2005341773 A JP 2005341773A JP 2005341773 A JP2005341773 A JP 2005341773A JP 4458027 B2 JP4458027 B2 JP 4458027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information recording
light incident
layer
recording layer
incident surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005341773A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007149210A (ja
Inventor
康児 三島
隆 菊川
秀毅 伊藤
大介 由徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2005341773A priority Critical patent/JP4458027B2/ja
Priority to US11/604,492 priority patent/US7697407B2/en
Publication of JP2007149210A publication Critical patent/JP2007149210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4458027B2 publication Critical patent/JP4458027B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/2403Layers; Shape, structure or physical properties thereof
    • G11B7/24035Recording layers
    • G11B7/24038Multiple laminated recording layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/2407Tracks or pits; Shape, structure or physical properties thereof
    • G11B7/24085Pits

Description

本発明は光記録媒体等に関し、特に、複数の情報記録層が積層されている多層光記録媒体、及び該多層光記録媒体に対する情報記録方法に関する。
従来、光記録媒体としてCDやDVDが広く利用されている。この種の光記録媒体に要求される記録容量は年々増大してきており、その要求に対応する為に様々な提案がなされている。例えば、DVD−VideoやDVD−ROM等の再生専用光記録媒体においては、情報記録層を2層構造にすることによって、記録容量を増大したものが実用化されている。
図8に示されるDVDのように、2枚の基板のそれぞれにピットを形成して情報記録層とし、この2枚の基板を、情報記録層が対向する状態で、スペーサー層を介在させて貼り合わせた構造の光記録媒体が実用化されてきている。
また、図9に示されるように、一方の情報記録層はDVD形式でフォーマットされ、他方の情報記録層はCD形式でフォーマットされたハイブリット構造のDVDも実用化されている。この場合、それぞれの規格に適応させる理由から、DVD形式のフォーマットとなる情報記録層は光入射面から0.6mmに設定されて4.7GBの容量を備えており、CD形式のフォーマットとなる情報記録層は同光入射面から1.2mmに設定されて0.7GBの容量を備える。各情報記録層に記録された信号を再生するには、波長や開口数(NA)の異なる2種類の光学系が必要となる。
ところで、近年、更なる記録容量の増大を図るために、ブルーレイ・ディスク等の新たな規格が提案されている。ブルーレイ・ディスクでは、光入射面から0.1mmの近傍に情報記録層が積層されており、この情報記録層には25GBの情報を記録することが可能となっている。例えば2層構造のブルーレイ・ディスクの場合、一方の情報記録層は光入射面から0.075mmの位置に形成され、他方の情報記録層が光入射面から0.1mmの位置に形成される。
大容量の光記録媒体では、データの記録・再生に用いるレーザー光のビームスポット径を小さく絞ることが要求される。そのためにはレーザー光を集束する対物レンズの開口数(NA)を大きくするとともに、レーザー光の波長λを短くする必要が生じる。
しかし、対物レンズの開口数を大きくすると、光記録媒体に対するレーザー光のチルトマージン、即ち、光記録媒体に対する光軸の傾斜角度誤差の許容量が非常に小さくなる問題が生じる。一方、光記録媒体の光入射面から情報記録層までの距離を小さくするとチルトマージンは大きくなる。従って、対物レンズの開口数を大きくしつつも、チルトマージンが小さくなることを防止するためには、光入射面から情報記録層までの距離(即ち、光透過層の厚さ)を小さくすることが効果的である。そこで、ブルーレイ・ディスクにおいては、光透過層の厚みを100μm程度としている。
特許第3206748号公報 特許第3210549号公報
しかしながら、ブルーレイ・ディスクのように、光透過層が薄く設定されることにより、光入射面から近い場所に情報記録層を形成する場合、指紋やゴミ等が、情報の記録・再生に対して悪影響を与えやすいという問題があった。例えば、ブルーレイ・ディスクの規格に対して更に情報記録層を追加する場合、光入射面から0.1mm以内の距離、特に0.75mm以内の距離に情報記録層を配置する必要があるため、媒体表面に付着する指紋の影響が一層大きくなり、信号の再生特性が悪化するという問題があった。
一方、光入射面からの情報記録層の距離を出来る限り離反させようとすると、今度は、光入射面から0.1mm近傍に複数の情報記録層が集中するため、隣接する情報記録層間の距離が小さくなり、情報記録層間で信号が干渉してしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、多層光記録媒体の記録再生特性を向上させ、合理的に記録容量の増大を図ることを目的としている。
上記目的を達成するために、本研究者らの鋭意研究によりなされた本発明は、一方の光入射面から入射される読み取り光によって、情報の読み取りが可能な複数の情報記録層を備えた多層光記録媒体において、前記複数の情報記録層における前記光入射面に最も近い光入射側情報記録層の記録容量が、他の前記情報記録層の記録容量のいずれかと比較して小さく設定されており、前記光入射面から厚さ方向に0.065mmの範囲内に、前記光入射側情報記録層が設けられており、前記光入射側情報記録層の記録領域が、他の前記情報記録層の記録領域と比較して狭く設定されていることを特徴とするものである。
本発明のように、光入射側情報記録層の記録容量を小さくすることにより、光入射面に付着する指紋や埃による悪影響を軽減することが可能となる。一方、光入射側情報記録層以外の情報記録層では、記録容量を大きく設定することが可能となり、多層光記録媒体全体として記録容量を増大させることができる。即ち、同一の光学系によって、一方の面から情報の読み取りが可能な情報記録層を多層化しながらも、全ての情報記録層の記録容量を敢えて統一させないで、光入射側情報記録層の記録容量を積極的に減じることで、複数種類の光学系を用意することなく、耐指紋性の向上と記録容量の増大を合理的に両立させている。更に、この発明においては、前記光入射面から厚さ方向に0.065mm範囲内に、複数の前記情報記録層が設けられている。本発明者らの研究により、光入射面から0.065mmの範囲内に位置する情報記録層は、光入射面の指紋等の影響を大きく受けやすいことが明らかとされている。従って、本発明は0.065mmの範囲内を含めて多層化する際に効果的に機能し、光入射面からの距離が近い分、各情報記録層の高記録密度が達成される。
更に、本発明によれば、光入射側情報記録層を積極的に光入射面に近接させることも可能になるので、情報記録層間の距離を大きくして記録層間の信号の干渉を低減させることもできるようになる。
上記発明では、更に、光入射側情報記録層の記録領域が、他の前記情報記録層の記録領域と比較して狭く設定されているので、減少された領域分だけ指紋の影響を回避できることになる。
なお、本発明では、前記情報記録層が3層以上形成されていることが好ましく、また、多層記録媒体の構成としては、一方の表面を構成する基板と、他方の表面を構成する保護層と、前記基板と前記保護層との間に設けられる複数の情報記録層と、前記情報記録層間に設けられるスペーサー層と、を備えるようにすることが望ましい。
本発明によれば、多層光記録媒体において、指紋等の異物に対する信号再生特性の悪化を低減し、記録容量を増大させるという優れた効果を奏し得る。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1(A)には、本発明の実施形態に係る多層光記録媒体1が示されている。この多層光記録媒体1は外形が約120mm、厚みが約1.2mmとなる円盤状の媒体である。図1(B)に拡大して示されるように、多層光記録媒体1は、基板10と、L0情報記録層20と、第1スペーサー層30と、L1情報記録層22と、第2スペーサー層32と、L2情報記録層24と、第3スペーサー層34と、L3情報記録層26と、カバー層36と、ハードコート層38がこの順に積層されて構成される。
第1〜第3スペーサー層30、32、34、カバー層36及びハードコート層38は、全て光透過性を有しており、外部から入射されるレーザー光を透過するようになっている。この結果、ハードコート層38の光入射面38Aから入射されるレーザー光Zを用いれば、L0〜L3情報記録層20、22、24、26、28の全てに対する情報の記録・再生が可能となっている。
L0情報記録層20は、光入射面38Aから最も遠い反光入射側情報記録層となり、L3情報記録層26が、最も光入射面38Aに近接する光入射側情報記録層となる。L0情報記録層20に対して情報の記録・再生を行う場合には、L1〜L3情報記録層22、24、26を介してL0情報記録層20にレーザー光Zを照射する。同様に、L1情報記録層22に対して情報の記録・再生を行う場合には、L2、L3情報記録層24、26を介してL1情報記録層22にレーザー光Z2を照射する。L2情報記録層24に対して情報の記録・再生を行う場合には、L3情報記録層26を介してL2情報記録層24にレーザー光を照射する。L3情報記録層26に対して情報の記録・再生を行う場合には、他の情報記録層を介することなく、L3情報記録層26にレーザー光Zを直接照射する。
更にこの多層光記録媒体1では、光入射面38Aに最も近いL3情報記録層26の記録容量が、L0〜L2情報記録層20、22、24のいずれかと比較して小さく設定されている。又L3情報記録層26の記録容量は、L0〜L2情報記録層20、22、24の最大値の90%程度以下(ここでは85%程度)に設定されている。具体的には、L3情報記録層26が21.5GB、L2情報記録層24が23.3GB、L0及びL1情報記録層20、22が25GBに設定することで、光入射面38Aとの距離が近いほど、記録容量が順番に小さくなるように設定する。このように、L3情報記録層26(光入射側情報記録層)の記録容量を他の情報記録層と比較して予め小さく設定しておくことで、耐指紋特性が向上する。
基板10は、厚さ約1.1mmのとなる円盤状の部材であり、その素材として例えば、ガラス、セラミックス、樹脂等の種々の材料を用いることができる。ここではポリカーボネート樹脂を用いている。なお、樹脂としてはポリカーボネート樹脂以外にも、オレフィン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂、ABS樹脂、ウレタン樹脂等を採用することも出来る。中でも加工や成型の容易性から、ポリカーボネート樹脂やオレフィン樹脂が好ましい。また、基板10における情報記録層側の面には、用途に応じて、グルーブ、ランド、ピット列等が形成される。
第1〜第3スペーサー層30、32、34は、L0〜L3情報記録層20、22、24、26の間に積層されており、各情報記録層20、22、24、26との間を離間させる機能を有する。各スペーサー層30、32、34の光入射面38A側表面には、グルーブ(ランド)、ピット列等が形成されている。第1〜第3スペーサー層30、32、34の材料は様々なものを用いることが出来るが、既に述べたように、レーザー光Zを透過させる為に光透過性材料を用いる必要がある。例えば、紫外線硬化性アクリル樹脂を用いることも好ましい。
又この多層光記録媒体1では、第1スペーサー層30の厚みが17μm、第2スペーサー層32の厚みが20μm、第3スペーサー層34の厚みが13μmに設定されている。このように、スペーサー層30、32、34の厚みを互いに異ならせることで、再生信号の干渉が低減して、読み取り信号のノイズを低減させることができる。なお、ハードコート層38の厚みは2μm、カバー層36の厚みは48μmに設定されている。
この結果、この多層光記録媒体1では、光入射面38AからL3情報記録層26までの距離は約50μm、光入射面38AからL2情報記録層24までの距離は約63μm、光入射面38AからL1情報記録層22までの距離は約83μm、光入射面38AからL0情報記録層20までの距離は約100μmとなっている。L0情報記録層20については、記録容量(25GB)を含めてブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc)の規格に整合させている。
これらのL0〜L3情報記録層20、22、24、26は、データを保持する層である。データの保持形態としては、予めデータが書き込まれており書換が不能な再生専用型や、利用者による書き込みが可能な記録型があり、いずれを採用しても良い。また、データの保持形態が記録型の場合、詳細には、一度データを書き込んだエリアに再度データの書き込みが出来ない追記型と、データを書き込んだエリアに対してデータを消去し、再度書き込みが可能な書換型があり、いずれであっても構わない。又、情報記録層20、22、24、26において、データの保持形態を互いに異ならせることも可能である。
図2(A)に示されるように、L0〜L3情報記録層20、22、24、26のデータ保持形態が再生専用型である場合、基板10、第1〜第3スペーサー層30、32、34の表面側に螺旋状のピット列40が形成され、これによって情報が保持される。この場合、L0〜L3情報記録層20、22、24、26には反射膜が形成される。再生時のレーザー光Zは、L0〜L3情報記録層20、22、24、26の反射膜によって反射されるが、各情報記録層20、22、24、26と当接するピット列40によってこの反射率が変化し、この変化に基づいてデータを読み取ることができる。なお、L1、L2、L3情報記録層22、24、26については高い光透過性も要求されるので、この反射膜の膜厚を薄くする必要がある。つまり、L1、L2、L3情報記録層22、24、26は、光透過性と光反射特性の双方を併せ持つことが必要となる。
また図2(B)に示されるように、L0〜L3情報記録層20、22、24、26のデータ保持形態が記録型である場合、基板10、及び第1〜第3スペーサー層30、32、34の表面に螺旋状のグルーブ42(ランド44)が形成される。この場合、L0〜L3情報記録層20、22、24、26には、レーザー光Zのエネルギーによって記録マーク46を形成可能な記録膜が形成される。グルーブ42は、データ記録時におけるレーザー光Zのガイドトラックとしての役割を果たし、このグルーブ42に沿って進行するレーザー光Zのエネルギー強度が変調される事によって、グルーブ42上の情報記録層20、22、24、26に記録マーク46が形成される。なお、データ保持態様が追記型の場合は、この記録マーク46が不可逆的に形成され、消去することが出来ない。一方、データ保持態様が書き換え型の場合は、記録マーク46が可逆的に形成され、消去及び再形成可能となっている。なお、この記録膜についても、光透過性と光反射特性の双方を併せ持つ必要がある。又ここではグルーブ42上に記録マーク46を形成する場合を示したが、ランド44上に形成しても良く、グルーブ42とランド44の双方に形成することも可能である。
このように、情報記録層20、22、24、26を多層にする場合、光入射面38Aから最も遠いL0情報記録層20に対して十分な強度のレーザー光Zを到達させるために、他の情報記録層22、24、26の光透過特性を高める必要がある。本発明者らの研究によると、光入射面38Aに最も近いL3情報記録層26の光透過度を80%程度に設定することが望ましい。
既に述べたように、この多層光記録媒体1では、光入射面38Aに最も近いL3情報記録層26の記録容量が、L0、L1、L2情報記録層20、22、24の記録容量よりも小さく設定されている。更に、光入射面38Aから2番目に近いL2情報記録層24の記録容量は、それよりも遠いL0、L1情報記録層20、22の記録容量より同等以下に設定されている。同様に、L1情報記録層22の記録容量は、L0情報記録層20の記録要領より同等以下に設定されている。このように、光入射綿38Aから距離が離れるに従って、記録容量を段階的に増大させることで、信号再生特性を向上させることが可能になる。
各情報記録層20、22、24、26の記録容量は、記録領域(面積)の大きさと、記録密度の大きさの組み合わせによって決定される。本実施形態では、各情報記録層20、22、24、26の記録領域(面積)を全て一致させているため、記録密度を異ならせることによって記録容量を変化させている。具体的に、図2(B)に示されるように、各記録マーク46の線密度、即ち単位記録マーク46の螺旋方向長さTを大きくすることによって、記録密度を小さく設定する。換言すると、L3情報記録層24の単位記録マーク46(1ビットに割り当て可能な媒体上の距離)の螺旋方向長さTを最大にすることで、記録容量が最小となるように設定している。この螺旋方向長さTを変化させる為に、本実施形態では、レーザー光Zがグルーブを進行する際の線速度(即ちディスクの回転速度)を制御している。例えば、L0、L1情報記録層20、22に25GB相当の情報を記録する場合には、記録線速度を4.9m/sに設定し、L2情報記録層24に23.3GB相当の情報を記録する際には記録線速度を5.3m/sに設定し、L3情報記録層26に21.5GB相当の情報を記録する際には記録線速度を5.7m/sに設定する。このように、ディスクの回転速度を変化させれば、レーザー光Z側の記録タイミングを変化させることなく、容易に線密度を変化させることが可能になる。なお、ここでは線密度を変化させる場合を示すが、それ以外にも、螺旋状のピット列40(又はグルーブ43)の螺旋ピッチ(間隔)Pを大きくすることで、記録密度を小さくすることも可能である。
本構造の多層光記録媒体1のデータを再生する場合、光入射面38Aから入射させるレーザー光Zの焦点を、L0〜L3情報記録層20、22、24、26のいずれかに合わせる。例えば図3(A)に示されるように、L3情報記録層26に記録されたデータを再生する場合、このL3情報記録層26において、レーザー光Z3のビームスポットSが実質的に最小となるようにフォーカス制御される。レーザー光Z3の光反射量は、L3情報記録層26の光反射率の変化に依存する為、記録マークの有無を検出することが可能となり、データが再生される。この際、光入射面38Aには、ビームスポットSよりも大きな中間ビームスポットS3がレーザー光Z3により形成されている。
また、図3(B)に示されるように、L2情報記録層24に記録されたデータを再生する場合、このL2情報記録層24において、レーザー光Z2のビームスポットが実質的に最小となるようにフォーカス制御される。レーザー光Z2の光反射量は、L2情報記録層24の光反射率の変化に依存する為、記録マークの有無を検出することが可能となり、データが再生される。この際、光入射面38Aには、ビームスポットSよりも大きな中間ビームスポットS2がレーザー光Z2により形成されている。
図3(C)に示されるように、L1情報記録層22に記録されたデータを再生する場合、このL1情報記録層22において、レーザー光Z1のビームスポットが実質的に最小となるようにフォーカス制御される。レーザー光Z1の光反射量は、L1情報記録層22の光反射率の変化に依存する為、記録マークの有無を検出することが可能となり、データが再生される。この際、光入射面38Aには、ビームスポットSよりも大きな中間ビームスポットS1がレーザー光Z1により形成されている。
図3(D)に示されるように、L0情報記録層20に記録されたデータを再生する場合、このL0情報記録層20において、レーザー光Z0のビームスポットが実質的に最小となるようにフォーカス制御される。レーザー光Z0の光反射量は、L0情報記録層20の光反射率の変化に依存する為、記録マークの有無を検出することが可能となり、データが再生される。この際、光入射面38Aには、ビームスポットSよりも大きな中間ビームスポットS0がレーザー光Z0により形成されている。
図4には、光入射面38Aに形成される中間ビームスポットS0〜S3のサイズが比較されている。中間ビームスポットS3が最も小さく、S2、S1、S0の順に大きくなっていることがわかる。これは、光入射面38Aから情報記録層20、22、24、26までの距離が大きくなるほど、焦点(レーザースポットS)が光入射面38Aから離反する為である。
多層光記録媒体1を利用者が持ち歩いたり、記録再生機に挿入したりする作業により、光入射面38Aに指紋や埃等の異物50が付着する。この異物50は多層光記録媒体1の再生信号特性を悪化させる。光入射面38Aに形成される中間ビームスポットS0〜S3に対する異物50の比率が大きくなる程、再生時の信号特性が悪化することになる。特に本実施形態のように、情報記録層20、22、24、26が光入射面38Aから100μm以内に位置する場合、(光入射面から情報記録層までの距離が600μm以上となる)従来のCDやDVD等と比較して、中間ビームスポットS0〜S3の大きさが極端に小さくなり、異物50の影響が無視できない程度に大きくなる。本発明者らの研究によると、光入射面38Aから情報記録層までの距離が100μm以内、特に75μm以内、更には65μm以内になると、異物50による影響が大幅に増大することが明らかとなっている。
この多層光記録媒体1では、光入射面38Aに最も近いL3情報記録層26の記録容量を、他の情報記録層20、22、24のいずれかに対して小さく設定するようにしている。記録容量を小さくすることは、結果として、記録マーク(又はピット)の長さを大きくしたり、グルーブ(又はピット列)の螺旋ピッチを大きくしたりすることになり、再生信号のノイズの影響を実質的に小さくすることができる。従って、再生信号のビットエラーレートが低減し、L3情報記録層26における再生エラーの補正も容易になるため、他の情報記録層22、24、26の再生特性との均質化が図られる。また、光入射面38Aからの距離が100μm以内、特に65μm以内であっても新たな情報記録層を形成することが可能となり、100μm近傍の情報記録層をブルーレイ・ディスク規格に適応させながらも、媒体の表面側で更なる多層化が実現され、記録容量を増大させることが可能になる。
[参考分析結果]
図5には、光記録媒体の光入射面から光入射側情報記録層の距離を変化させた場合において、指紋等の異物の存在の有無によるビットエラーレート(bER)の変化を調べた結果である。なお、光入射面から光入射側情報記録層の距離の調整は、カバー層の厚みを変化させることで行い、全てにおいて記録容量を共通にした。なお、情報記録層の厚みは48nmとし、その組成は、ビスマス(Bi)、酸素(O)、ゲルマニウム(Ge)を採用し、その組成比率(atm%)をBi:O:Ge=23:68:9に設定した。bERとは、所定ビット数に対するエラービット数の割合を示したものであり、再生されるデジタル信号情報の中にどれだけのエラーが含まれていたか示す値となる。一般に、bERが10−3以上になると、信号に冗長性を持たせてもエラー補正が難しくなる。
本発明者らによる分析の結果、光入射面から光入射側情報記録層26の距離が75μm以内、特に65μm以内になると、指紋付着の影響によって大幅にbERが増大し、10−3を超えやすいことが明らかとなった。本分析は、仮に、光入射側情報記録層の距離が光入射面に近接する際に、何ら対策を施さないと、信号再生特性が急激に悪化してしまい、多層化が困難になることを意味している。
[実施例]
以上の結果に基づき、具体的に多層光記録媒体1を実際に製造した際の実施例を示す。なお、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
[サンプル媒体の作成]
まず、射出成型法によって基板10を製造した。基板10の表面にはトラックピッチが0.32μmとなる螺旋状のグルーブを形成した。基板10の素材としてポリカーボネート樹脂を用い、厚みを1.1mm、直径120mmに設定した。
次に、この基板10をスパッタリング装置にセットし、グルーブが形成される側の表面に対して厚さ48nmとなるL0情報記録層20を形成した。具体的には、L0情報記録層20の組成は、ビスマス(Bi)、酸素(O)、ゲルマニウム(Ge)であり、その組成比率(atm%)をBi:O:Ge=29:70:1に設定した。
次に、L0情報記録層20が形成された基板10をスピンコート装置にセットし、回転させながらアクリル系紫外線硬化性樹脂を滴下し、これをスピンコートした。その後、スピンコートされた樹脂の表面に対して、螺旋状のグルーブパターンを有する光透過性スタンパを押し当て、この光透過性スタンパを介して、紫外線を樹脂に照射して硬化させた。硬化後に、光透過性スタンパを剥離することで、螺旋状のグルーブ(トラックピッチが0.32μm)を備えた厚み17μmの第1スペーサー層30が完成した。
次に、L0情報記録層20と同様の手法により、第1スペーサー層30の上にL1情報記録層22を形成した。なお、ビスマス(Bi)、酸素(O)、ゲルマニウム(Ge)の組成比率(atm%)をBi:O:Ge=25:71:4に設定し、厚さを62nmとした。
更に第1スペーサー層30と同様の手法により、L1情報記録層22の上に第2スペーサー層32を形成した。なお、第2スペーサー層32の厚みは20μmに設定した。次いで、第2スペーサー層32の上に、厚さ68nm、ビスマス(Bi)、酸素(O)、ゲルマニウム(Ge)の組成比率(atm%)がBi:O:Ge=25:68:7に設定されたL2情報記録層24を形成し、その上に、厚さ13μmの第3スペーサー層34を形成し、更に第3スペーサー層34の上に、厚さ73nm、ビスマス(Bi)、酸素(O)、ゲルマニウム(Ge)の組成比率(atm%)がBi:O:Ge=23:68:9に設定されたL3情報記録層26を形成した。
そして、L3情報記録層26が形成された基板10をスピンコート装置にセットし、回転させながらアクリル系紫外線硬化性樹脂を滴下し、これに紫外線を照射して厚み48μmのカバー層36を完成させた。
更に、カバー層36の上に、紫外線/電子線硬化型ハードコート剤をスピンコート法により塗布した後、大気中で3分間加熱して被膜内部の希釈溶剤を除去し、未硬化ハードコート材料層を形成した。この未硬化のハードコート材料層に対して、表面材料溶液をスピンコート法によって塗布した。なお、この表面材料溶液は、フッ素系溶剤(99.5重量部)に、パーフルオロポリエーテルジアクリレート(0.33重量部、分子量:約2000)と、3−パーフルオロオクチル−2−ヒドロキシプロピルアクリレート(0.17重量部)とを加えて調整したものである。その後、ハードコート材料層を60℃で3分間乾燥し、更に、窒素気流下で電子線を照射してハードコート材料層と表面材料溶液を同時に硬化させ、ハードコート層38を完成させた。なお、電子線の照射については、電子線照射装置Curetron(日新ハイボルテージ株式会社製)を用い、電子線加速電圧を200kV、照射線量を5Mradとした。照射雰囲気の酸素濃度は80ppmであった。このようにして、多層光記録媒体1を得た。
[サンプル媒体の評価]
この多層光記録媒体1のL0〜L3情報記録層20、22、24、26に対して、「0」「1」の繰り返しとなるサンプルデータを記録した。この際、L0及びL1情報記録層20、22に対しては、全体の記録容量を25GBに設定し、この記録容量に対応した記録密度(記録マークの長さ)に調整して、記録を行った。L2情報記録層24に対しては、全体の記録容量を23.3GBに設定し、この記録容量に対応した記録密度に調整して、記録を行った。また、L3情報記録層26に対しては、全体の記録容量を21.5GBに設定し、この記録容量に対応した記録密度に調整して記録を行った。なお、L3情報記録層26の記録マーク長さが最長となり、次いでL2情報記録層24の記録マーク長さが長く、L0及びL1情報記録層20、22の記録マークが最短となった。
図6に、光入射面38Aに異物50が存在しない状態でデータ記録済みの多層光記録媒体1の信号再生特性を評価した結果を示す。なお、この再生特性評価におけるビットエラーレート(bER)の測定には、パルステック工業株式会社のOPU−1000を用いた。この結果、L0〜L3情報記録層20、22、24、26の全てにおいて、ビットエラーレート(bER)が10−3以下となっており、良好な信号再生特性を有していることが明らかとなった。
次に、データ記録済みの多層光記録媒体1の光入射面38Aに人工指紋を付着させた。人口指紋の付着手順として、まず人工指紋の素材として、微粒子粉体として機能するJISZ8901に定められた試験用粉体1第11種(中位径:1.6〜2.3μm)の関東ローム(0.4重量部)と、分散媒として機能するトリオレイン(1重量部)と、希釈剤として機能するメトキシプロパノール(10重量部)を混合・攪拌して、これを人工指紋液とした。
次に、擬似指紋パターン転写用の原版を作製した。具体的には、人工指紋液をマグネティックスターラーでよく攪拌しながら約1mLを採取し、これをポリカーボネート製基板(直径120mm、厚さ1.2mm)上にスピンコート法により塗布した。この基板を60℃で3分間加熱して、不要な希釈剤であるメトキシプロパノールを完全に除去した。このようにして、擬似指紋パターン転写用の原版を得た。
更に、No.1シリコーンゴム栓の小さい方の端面(直径12mm)を、#240の研磨紙(JIS規定のAA240研磨紙と同等性能を有する)で一様に研磨し、擬似指紋転写材(いわゆる擬似的な指先)を形成した。この擬似指紋転写材の研磨端面を、上記原版に荷重4.9Nで10秒間押し当てて人工指紋液成分を転写材の前記端面に移行させ、更に、この人工指紋液成分の付着量を予め低減させるために、この転写材の前記端面を、ポリカーボネート基板に荷重4.9Nで10秒間押し当てる操作をこのポリカーボネート基板の異なる箇所に連続して3回行った。
このようにして準備された擬似指紋転写材の端面を、多層光記録媒体1のハードコート層38の光入射面38Aにおいて、中心から半径方向に40mm付近のところに荷重29Nで10秒間押し当てて、人工指紋液成分を光入射面38Aに転写することで、これを人口指紋とした。
既に示した図6には、この人工指紋(異物50)が付着した状態の多層光記録媒体1の信号再生特性を評価した結果も示されている。この結果、L3情報記録層26は光入射面38Aから約50μmに接近しているにも拘らず、ビットエラーレート(bER)が2×10−4であり、優れた信号再生特性を有する結果となった。また、光入射面38Aから約63μmに位置するL2情報記録層24についても、bERが7×10−5となっており、同様に優れた信号再生特性を有した。この結果、4層構造であって、複数の情報記録層が表面から100μm内に存在する多層光記録媒体1であっても、十分な耐指紋性を確保できることが明らかとなった。
[比較評価実験]
比較例として、サンプル媒体と同様な手法を用いて多層光記録媒体を製造し、L0〜L3情報記録層の全てに対して25GBの情報を記録した。なお、人工指紋の付着はサンプル媒体と全く同じ手法を採用した。
図7に、この多層光記録媒体について、人工指紋付着前と付着後の信号再生特性を評価した結果を示す。人工指紋付着前は、全ての情報記録層においてbERが2×10−5以下となっており、良好な特性となっているが、人工指紋付着後は、L3情報記録層が4×10−3、L2情報記録層が1×10−3となり、信号再生特性が悪化する結果となった。
以上の実施例からも明らかなように、本発明の実施形態に係る多層光記録媒体1によれば、光入射面38Aに最も近接するL3情報記録層26の記録容量を小さく設定することにより、耐指紋性を向上させることが可能となる。例えば、L0、L1情報記録層20、22の記録容量(25GB)に対して、L3情報記録層26の記録容量をその90%以下、望ましくは85%程度に設定すると、耐指紋性の向上が可能となり、全ての情報記録層で高い記録容量を確保することができる。例えば、上記サンプル媒体では、94.8GBの記録容量が得られることになる。つまり、光入射面38Aに接近する情報記録層の記録容量を他より多少減少させることのみで、耐指紋特性の向上と記録容量の増大を合理的に両立させることが可能となる。
また、この多層光記録媒体1では、光入射面38Aから約100μmという極めて狭い範囲内に3層以上、好ましくは4層以上の情報記録層を積層することができるので、記録・再生装置側の光源(ピックアップ)を、これらの情報記録層間で共有することが可能となり、記録・再生装置の製造コストを低減させることができる。
更に、この多層光記録媒体1では、第1〜第3スペーサー層30、32、34の厚みを互いに異ならせているため、各情報記録層20、22、24、26間の干渉が低減されているので、信号のノイズ成分を低減させることが可能となっている。従って、隣接する情報記録層20、22、24、26(特に光入射面38Aと接近する情報記録層)において記録密度と層間距離の双方を異ならせることで、信号再生特性を相乗的に向上させることになる。
なお、本実施形態では、多層光記録媒体の情報記録層が4層の場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、2層、3層でもよく、また5層以上であっても良い。また、本実施形態では4つの情報記録層の全てが光入射面から100μm以内に積層される場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、100μm以上の場所に積層されるようにしても良い。多層における一部の情報記録層が100μm以上の場所に積層されるようにすることも好ましい。
更に本実施形態では、情報の線方向(グルーブの長手方向)の密度を小さくすることにより、情報の記録容量を小さくする場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、他の方法により記録容量を調整しても良い。また、光入射面に最も近い情報記録層の記録面積を小さくすること可能である。例えば、円盤状の多層光記録媒体の外周縁から中心側に向かった所定の範囲については、最光入射面側情報記録層において非記録領域とすることが好ましい。このようにすると、多層光記録媒体を手で取り扱うことにより、外周縁近傍に指紋が付着した場合でも、光入射面に最も近い情報記録層には情報が記録されていないので、信号再生特性の悪化を回避できるようになる。
なお、本発明の多層光記録媒体は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明によれば、データが保持される様々な多層光記録媒体において、媒体表面に付着する異物に対する信号特性の悪化を低減させることが可能となる。
本発明の実施の形態の例に係る多層光記録媒体を示す斜視図、及び拡大断面図 同多層光記録媒体の情報記録層におけるデータ保持形態を示す拡大斜視図 同多層光記録媒体の各情報記録層を再生する状態を示す断面図 同多層光記録媒体の光入射面に形成されるビームスポット及び付着する指紋を模式的に示す拡大平面図 光記録媒体の情報記録層の位置と耐指紋特性の関係を分析した結果を示す図表 実施例となる多層光記録媒体の耐指紋特性を分析した結果を示す図表 比較例となる多層光記録媒体の耐指紋特性を分析した結果を示す図表 従来のDVDの構造を模式的に示した断面図 従来のハイブリットDVDの構造を模式的に示した断面図
符号の説明
1 ・・・ 多層光記録媒体
10 ・・・ 基板
20 ・・・ L0情報記録層
22 ・・・ L1情報記録層
24 ・・・ L2情報記録層
26 ・・・ L3情報記録層
30 ・・・ 第1スペーサー層
32 ・・・ 第2スペーサー層
34 ・・・ 第3スペーサー層
36 ・・・ カバー層
38 ・・・ ハードコート層
38A ・・・ 光入射面

Claims (4)

  1. 一方の光入射面から入射される読み取り光によって、情報の読み取りが可能な複数の情報記録層を備えた多層光記録媒体において、
    前記複数の情報記録層における前記光入射面に最も近い光入射側情報記録層の記録容量が、他の前記情報記録層の記録容量のいずれかと比較して小さく設定されており、
    前記光入射面から厚さ方向に0.065mmの範囲内に、前記光入射側情報記録層が設けられており、
    前記光入射側情報記録層の記録領域が、他の前記情報記録層の記録領域と比較して狭く設定されていることを特徴とする多層光記録媒体。
  2. 請求項1において、
    前記情報記録層が3層以上形成されていることを特徴とする多層光記録媒体。
  3. 請求項1又は2において、
    前記他の情報記録層が、前記光入射面から厚さ方向に0.10mmに設けられていることを特徴とする多層光記録媒体。
  4. 一方の表面を構成する基板と、他方の表面を構成する保護層と、前記基板と前記保護層との間に設けられる複数の情報記録層と、前記情報記録層間に設けられるスペーサー層と、を備える多層光記録媒体であって、
    前記表面における光入射面側に最も近い前記情報記録層の記録容量が、他の前記情報記録層の記録容量のいずれかと比較して小さく設定されており、
    前記光入射面から厚さ方向に0.065mmの範囲内に、前記光入射面側に最も近い前記情報記録層が設けられており、
    前記光入射面側に最も近い前記情報記録層の記録領域が、他の前記情報記録層の記録領域と比較して狭く設定されていることを特徴とする多層光記録媒体。
JP2005341773A 2005-11-28 2005-11-28 多層光記録媒体、多層光記録媒体の情報記録方法 Expired - Fee Related JP4458027B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005341773A JP4458027B2 (ja) 2005-11-28 2005-11-28 多層光記録媒体、多層光記録媒体の情報記録方法
US11/604,492 US7697407B2 (en) 2005-11-28 2006-11-27 Multilayer optical recording medium and method for recording information in multilayer optical recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005341773A JP4458027B2 (ja) 2005-11-28 2005-11-28 多層光記録媒体、多層光記録媒体の情報記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007149210A JP2007149210A (ja) 2007-06-14
JP4458027B2 true JP4458027B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=38087325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005341773A Expired - Fee Related JP4458027B2 (ja) 2005-11-28 2005-11-28 多層光記録媒体、多層光記録媒体の情報記録方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7697407B2 (ja)
JP (1) JP4458027B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7399511B2 (en) * 2004-04-22 2008-07-15 Tdk Corporation Optical recording medium
US8264940B2 (en) * 2007-12-06 2012-09-11 Panasonic Corporation Recording/reproduction device, recording/reproduction method, and information recording medium
WO2009113278A1 (ja) * 2008-03-10 2009-09-17 パナソニック株式会社 光情報記録媒体の製造方法及び光情報記録媒体
JP2011170937A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Tdk Corp 光記録媒体、光記録媒体シリーズ
WO2021145017A1 (ja) * 2020-01-15 2021-07-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 光ディスク、その製造方法、光情報装置及び情報処理方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW473712B (en) * 1998-05-12 2002-01-21 Koninkl Philips Electronics Nv Rewritable double layer optical information medium
DE60126613T2 (de) * 2000-04-25 2007-06-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Verfahren zur herstellung eines plattensubstrats und verfahren und vorrichtung zur herstellung einer optischen platte
JP2001155380A (ja) 2000-10-27 2001-06-08 Victor Co Of Japan Ltd 光記録媒体
JP2003141775A (ja) 2001-10-31 2003-05-16 Toshiba Corp 片面2層光ディスク及び光ディスク記録再生装置
JP2004079071A (ja) 2002-08-16 2004-03-11 Pioneer Electronic Corp 光記録媒体及び光記録方法
TWI297493B (en) * 2002-09-09 2008-06-01 Ind Tech Res Inst Double-sided high-density information storage medium
US20060104188A1 (en) * 2002-12-05 2006-05-18 Yukihiko Yamashita Film for optical component, winding laminate of film, optical component, and optical disc
JP4215497B2 (ja) 2002-12-27 2009-01-28 Tdk株式会社 光記録媒体
JP2005149661A (ja) 2003-11-19 2005-06-09 Tdk Corp 多層光記録媒体製造方法、多層光記録媒体製造装置および多層光記録媒体
US20050286401A1 (en) * 2004-06-29 2005-12-29 Tdk Corporation ROM-type optical recording medium and stamper for manufacturing ROM-type optical recording medium
AU2005304584A1 (en) * 2004-11-12 2006-05-18 Flexplay Technologies, Inc. Optical media, read inhibiting agents, and methods of making and using same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007149210A (ja) 2007-06-14
US7697407B2 (en) 2010-04-13
US20070121480A1 (en) 2007-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7143426B2 (en) Multilayer optical recording medium with thickness ranges reducing interlayer cross-talk
JP2000036130A (ja) 光学情報記録媒体、その記録再生方法、その製造法及び光学情報記録再生装置
JP5627687B2 (ja) 光情報記録媒体及び駆動装置
JP7014152B2 (ja) 光記録媒体およびその製造方法
JP4458027B2 (ja) 多層光記録媒体、多層光記録媒体の情報記録方法
US20090290476A1 (en) Optical information recording medium, optical information recording/reproducing apparatus, and method of manufacturing optical information recording medium
KR100987660B1 (ko) 이중층 광 데이터 저장매체
TWI524339B (zh) 光學資訊記錄媒體
US7813258B2 (en) Optical information recording medium and optical information reproducing method
WO2003085658A1 (fr) Support d'enregistrement d'information optique, et procede et dispositif d'enregistrement/reproduction d'information optique utilisant ce support d'enregistrement
JP4729125B2 (ja) 光情報記録媒体
JP4326532B2 (ja) 多層光記録媒体
US20020168588A1 (en) Optical information recording medium
JP5167735B2 (ja) 光再生方法、光再生システム
JP4525604B2 (ja) 情報記録方法、多層光記録用制御装置、情報記録装置
CN113348510B (zh) 光记录介质、记录层以及记录层形成用溅射靶
JP4837385B2 (ja) 光記録媒体の再生方法、再生装置
US8009548B2 (en) Optical recording medium
CN1892842A (zh) 光学信息记录介质及光学信息再现装置
JP2001273674A (ja) 光学情報記録媒体、その記録再生方法、その製造法及び光学情報記録再生装置
JP5191198B2 (ja) 光記録媒体、光記録再生システム
WO2003065359A1 (fr) Support d'enregistrement optique
JP5239301B2 (ja) 光再生方法、光再生システム
US20080159115A1 (en) Optical recording medium
JP2003091881A (ja) 光記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070702

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091127

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees