JP4457374B2 - Game machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄変動を保留可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一つであるパチンコ機の中には、パチンコ球が始動口に入賞すると液晶表示装置で図柄変動を始め、例えば「777」等のように特定の図柄パターンが表示されると大当たり遊技を行うものがある。ここで「図柄変動」は後述するように図柄群を用いた変動であり、「大当たり遊技」は大入賞口を例えば15回開閉して入賞機会を与える遊技である。始動口入賞によって始めた図柄変動を終えるには時間がかかるため、変動途中に別個のパチンコ球が始動口に入賞することがある。この例ではすぐに図柄変動を始められないので、現在行なっている図柄変動を終えた後に次回の図柄変動を可能にするべく保留機能を備える。現在の保留数は、例えば特開平8−10411号公報に示すように液晶表示装置の画面内に保留ランプを模した部位を備え、LED表示と同様な表示を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来のパチンコ機では、単にLEDを液晶表示装置に置き換えて保留数を表示するようにしたに過ぎない。液晶表示装置で保留数を表示すれば視線の移動を抑えて認識できるものの、図柄変動とは無関係であるので面白味がない。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、保留数にかかる演出と図柄変動の表示とを関連させることにより、図柄変動の演出に面白味を持たせた遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は、検出器が遊技球を検出したことを契機に図柄変動を表示し始め、当該図柄変動を開始不能な期間中に前記検出器が遊技球を検出すると図柄変動を保留し、当該保留にかかる保留数を表示可能に構成した遊技機であって、前記保留数に関連する図柄を図柄変動の一部として表示し、前記保留数に応じて図柄変動の演出内容を異ならせて表示する演出手段を有する遊技機である。ここで、手段1に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の手段や発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「図柄変動」は、図柄群を用いて変動を行うことを意味する。当該図柄群は、ほぼ同じ図柄または異なる図柄を任意に複数個で構成する。「図柄」は、例えば文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる特別図柄,普通図柄,装飾図柄(背景図柄)等が該当し、静止画であってもよく、アニメーション等の動画であってもよい。
(2)「保留数」は、図柄変動を開始不能な期間中(例えば図柄変動中や大当たり遊技中等)において、検出器が遊技球を検出したことを契機に保留された図柄変動の数量を意味する。当該保留数としては、特別図柄にかかる保留数に限らず、普通図柄にかかる保留数を含めてもよい。
(3)「保留数に関連する図柄」は意義を関連させた図柄を意味し、図柄の形態(形状,色彩,数量等)を問わない。保留数が「3」のときを例にすると、図柄「丸付き数字の3」や図柄「III」(ギリシャ数字)等はいずれも関連する図柄に該当する。また表示する図柄の数も任意であって、上記の例では図柄「丸付き数字の1、2、3)」や図柄「■■■」(三つの図形)などを表示する場合を含む。
【0005】
当該手段1によれば図1に模式的に示すように、検出器1が遊技球Bを検出したことを契機に表示部5で図柄変動5bを表示し始め、当該図柄変動5bを開始不能な期間中に検出器1が遊技球Bを検出すると図柄変動5bを保留し、当該保留にかかる保留数を表示可能に構成する。さらに、保留数に関連する図柄(以下「保留図柄」と呼ぶ。)5dを図柄変動5bの一部として表示し、保留数に応じて図柄変動5bの演出内容を異ならせて表示する演出手段3を備える。
【0006】
図1の例では図柄変動5bの表示とともに、左岸を模したスタート図柄5cの上にキャラクタ図柄5aが現れ、当該スタート図柄5cと右岸を模したゴール図柄5eとの間には保留図柄5dが丸太橋を模して現れる。保留図柄5dは丸付き数字で表した図柄(すなわち「▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼…」)であって保留数の分だけ表示し、保留数が所定数(例えば7)に達するとスタート図柄5cとゴール図柄5eの間に丸太橋が掛かったようになる。その後、キャラクタ図柄5aが所定方向(図1の例では右方向;矢印Da方向)に向かって保留図柄5dの上を移動し、二点鎖線で示すキャラクタ図柄5aのようにゴール図柄5eの上まで移動できた場合には図柄変動5bに付随する演出(リーチ予告,大当たり予告等)を行う。保留図柄5d(すなわち保留数の表示)と図柄変動5bとを関連させて表示することによって、図柄変動5bの演出内容が変化する。よって図柄変動5bとは無関係に表示していた従来の形態に比べると、図柄変動5bの演出に面白味を持たせることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2は、請求項2に記載した通りである。
ここで、請求項2に記載した用語の「予告表示」は、特典(リーチ,大当たり等のように遊技者に有利な遊技状態)を予告するために行う表示を意味する。当該解釈は他の請求項や発明の詳細な説明についても同様である。
【0008】
当該手段2によれば、演出手段3は予告表示を行うか否かの演出(第1演出)に保留数に関連する図柄(保留図柄)を用いて表示するか、予告表示の演出(第2演出)に保留図柄を用いて表示するかのうちで一方または双方を行う。図1の例では、キャラクタ図柄5aが保留図柄5dの上を通ってゴール図柄5eに到達できたときに予告表示を行う演出や、保留図柄5d自体の登場や振る舞い等によって予告表示を行う演出などが該当する。第1演出や第2演出に保留図柄を用いるので、これらの演出を見た遊技者は期待感を持って保留図柄を見るようになる。よって、図柄変動5bの演出に期待感を持たせることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、請求項3に記載した通りである。
ここで、請求項3に記載した用語の「変動パターン」は図柄変動5bの開始から終了までに表示内容が変化してゆくパターンであり、リーチアクションはリーチに到達した後の変動パターンである。当該解釈は他の請求項や発明の詳細な説明についても同様である。
【0010】
当該手段3によれば、演出手段3は保留数に応じて変動パターンを異ならせるか、保留数に応じてリーチアクションを異ならせるかのうちで一方または双方を行う。図1の例では、保留図柄5dが図柄変動5bに対して変動状態を作用させる(例えば変動速度を変化させたり、図柄群の構成要素を変化させる)。保留数が変化すると変動パターンやリーチアクションも変化するので、遊技者は自分に有利な図柄変動5bとなるように遊技する。よって図柄変動5b中も特定の保留数となるように遊技するので、遊技機の稼働率を向上させ得る。
【0011】
【課題を解決するための手段4】
課題を解決するための手段4は、請求項4に記載した通りである。
当該手段4によれば、要素変更手段2が保留数に対応して図柄を特定し、当該特定した図柄に基づいて図柄変動5bにかかる図柄群の要素を変更する。図柄の特定は、予め指定した図柄の順番で特定してもよく、抽選等によりランダムに特定してもよい。図柄群の要素を変更する態様としては、要素たる図柄の追加,削除,交換(入れ替え)等が該当する。図1の例では保留数が4である(すなわち保留図柄5dとして▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼が表示されている状態)ので、当該保留数の分だけ図柄(例えば図柄「7」等)を図柄群の要素として加える。こうすれば、特定の表示態様(例えば大当たり図柄「777」)になる確率が高まる。このように保留数に対応する数だけ図柄変動5bにかかる図柄を増やすと、増えた図柄によっては特典の期待度が高まる。遊技者は保留数を多くして期待度を高めようと遊技するので、遊技機の稼働率がより向上する。
【0012】
【課題を解決するための手段5】
課題を解決するための手段5は、請求項1に記載した通りである。当該手段5によれば、二点鎖線で示すように表示部5の画面内に入り込む動きが可能な可動部6と、保留数に基づいて可動部6を動かす作動制御手段4と、当該可動部6の動きに応じて図柄変動5bの演出内容を異ならせて表示する演出手段3とを有する。図1の例では、動物を模した可動部6が所定方向(例えば上下方向;矢印Db方向)に運動可能であり、可動部6が作用を及ぼしたように保留図柄5dの表示を変化させる。作用を及ぼすとは、例えばワニ(可動部6)が丸太橋(保留図柄5d)を揺ったり、壊したりするように保留図柄5dを表示する。そして、キャラクタ図柄5aがゴール図柄5eの上まで移動できるか否かによって、演出(変動パターン,リーチ予告,大当たり予告等)を異ならせる。このように保留数にかかる可動部6の動きと図柄変動5bの表示とを関連させることによって、図柄変動5bの演出内容が変化する。図柄変動5bとは無関係に表示していた従来の形態に比べると、図柄変動5bの演出に面白味を持たせることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用し、図柄変動にかかる表示演出の一部として、保留図柄を表示する例である。当該実施の形態1は、図2〜図7を参照しながら説明する。
【0014】
まず図2は、カードユニット10(CRユニット)およびパチンコ機12の外観を正面図で示す。カードユニット10は、記録媒体(例えば磁気カードやICカード等)に記録された残高情報(有価価値情報)を入出力でき、当該残高情報の範囲内で遊技者が望む金額分に対応するパチンコ球(遊技球,遊技媒体)の貸し出しを可能に構成する。なお、カードユニット10の具体的な構成や作動等については周知の構成と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0015】
パチンコ機12の遊技盤14には、通過するパチンコ球を検出するゲートセンサ54を有するゲート56や、ソレノイド48によって運動可能な可動片50(いわゆるチューリップ)を有する始動口24、ソレノイド44によって開閉可能な開閉蓋28を有する大入賞口26、保留数表示器52,58や液晶表示装置22等を有する複合役物装置16、所定形状に形成した複数の発光体を有する装飾表示器20、その他に一般の入賞口,風車,障害釘などを適宜に配置する。
ここで、始動口24は上述した可動片50の他に、入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ46等を備える。また、大入賞口26は上述した開閉蓋28の他に、パチンコ球が大入賞口開放期間(例えば20秒間)内に入賞すると大当たり遊技状態を所要回数(例えば16回)内で継続可能なVゾーン(特別領域)や、当該Vゾーンに入ったパチンコ球を検出するVセンサ62等を備える。
【0016】
複合役物装置16は、普通図柄の図柄変動や特別図柄の図柄変動等を表示可能な液晶表示装置22(表示部5)、特別保留数(特別図柄にかかる図柄変動の保留数)を表示する保留数表示器52、普通保留数(普通図柄にかかる図柄変動の保留数)を表示する保留数表示器58等を有する。
保留数表示器52と保留数表示器58は、例えばそれぞれが所定個数(4個や9個等)からなり、二色以上(赤色,緑色等)で発光可能なLEDで構成する。保留数表示器52は例えばハート形状に点灯可能に構成し、保留数表示器58は例えば星状に点灯可能に構成する。上述したセグメント素子やLEDに代えて、電球(ランプ)やプラズマ表示器等を任意に用いてもよい。
【0017】
パチンコ球がゲート56を通過すると、液晶表示装置22の特定領域22aで普通図柄の図柄変動等を表示する。普通図柄の図柄変動等は、液晶表示装置22とは別体に遊技盤14に備えた普通図柄表示装置(例えばセグメント素子,液晶表示装置,LED表示装置等)で表示する構成としてもよい。普通図柄を変動し始めてから所要期間(例えば30秒間)を経過すると停止し、普通図柄が当たり態様になると、ソレノイド48を作動させて始動口24の可動片50を所定パターン(例えば0.3秒間開けた後に閉じる等)で開閉するように構成する。
【0018】
遊技盤14の下方には、タバコの吸い殻等を入れる灰皿38や、賞球を含むパチンコ球を一時的に貯留する下皿36、遊技者が接触しているか否かを検出するタッチセンサ34を有するハンドル32、上皿30の内部に設けられて音(音声,音楽,効果音等)を出すスピーカ40(音響装置)などを備える。遊技領域の周囲等には、遊技状態等に応じて発光するランプ類18(発光体)を備える。上皿30の上方には、球貸しを指示する球貸ボタン42、残高情報等を表示する残高表示器60、記録媒体の返却を指示する返却ボタン64等を備える。
【0019】
次に、パチンコ機12によるパチンコ遊技を実現するために基板と装置等とを接続した一例について図3を参照しながら説明する。なお単に「接続する」という場合には、特に断らない限り電気的に接続することを意味する。
【0020】
CPU(プロセッサ)122を中心に構成したメイン制御基板120は、遊技制御プログラムや所要のデータ等を格納したROM124、乱数,保留数(特別保留数や普通保留数),保留範囲(上限値,下限値等),変動パターン用のテーブル等のように一時的データを格納可能なRAM126等を備える。CPU122は、遊技制御プログラムを実行してパチンコ遊技を実現する。当該遊技制御プログラムには、後述するような始動口処理や作動演出処理等の手続きを実現するためのプログラムを含む。例えばROM124にはEPROMを用い、RAM126にはDRAMを用いるが、他種のメモリ(例えばEEPROM,SRAM,フラッシュメモリ等)を任意に用いてもよい。他の構成要素については周知の構成と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0021】
メイン制御基板120には、タッチセンサ34や払出制御基板112からの信号を受けて発射用のモータ100を駆動制御する発射制御基板110や、駆動センサ104や計数センサ106等からの信号を受けて払い出し用のモータ102を駆動制御する払出制御基板112、カードユニット10や払出制御基板112と接続してデータの送受信や残高表示器60の表示等を制御するインタフェース基板114(図3では「I/F基板」と図示する)、液晶表示装置22に表示する図柄を制御する図柄制御基板130、スピーカ40から出す音を制御する音声制御基板132、ランプ類18等の表示を制御するランプ制御基板134などを接続する。これらの各基板は、いずれもメイン制御基板120と同様にCPUを中心に構成する。駆動センサ104は、モータ102やパチンコ球を払い出す払出装置等の駆動状態を監視する。計数センサ106は、実際に払い出したパチンコ球の個数をカウントする。なおこれらの駆動センサ104,計数センサ106,ゲートセンサ54,始動口センサ46,Vセンサ62等には、接触型センサ(例えばリードスイッチ,マイクロスイッチ,圧力センサ等)、あるいは非接触型センサ(例えば近接センサ,光センサ,赤外線センサ等)を用いる。
【0022】
またメイン制御基板120には、上述した始動口センサ46等のほかに、パチンコ機12の外部装置に信号(例えば大当たり,図柄確定,確変中等の遊技情報を含む)を伝達可能な外部端子板108や、装飾表示器20、保留数表示器52,58などを直接に接続する。さらにメイン制御基板120から離れた位置に備えた装置(例えばゲートセンサ54、Vセンサ62、ソレノイド44,48等)は、信号中継用の中継端子板136を介して接続する。ソレノイド44の作動を制御することにより、開閉蓋28を矢印D2方向に往復運動させて開閉を行うことができる。同様にしてソレノイド48の作動を制御することにより、可動片50を矢印D4方向に往復運動させて開閉を行うことができる。
【0023】
図柄制御基板130はCPU140を中心に構成し、表示制御プログラムや所要のデータ等を格納するROM142、受信データ,大当たり図柄,抽選データ等の一時的データを格納するRAM144等を備える。図柄制御基板130には、さらに所要の図柄を予め記憶しておき表示指令等を受けると生成するキャラクタジェネレータや、CPU140から送られた表示情報を受けて液晶表示装置22に加工した図柄を表示するVDP(Video Display Processor)等を有する。CPU140はROM142に格納した表示制御プログラムを実行して液晶表示装置22に図柄を表示するが、当該表示制御プログラムには後述するような表示演出処理等の手続きを実現するプログラムを含む。ROM142にはEPROMを用い、RAM144にはDRAMを用いるが、上述した他種のメモリを任意に用いてもよい。他の構成要素については周知の構成と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0024】
なお図3に示す例では、図柄制御基板130,音声制御基板132,ランプ制御基板134はそれぞれメイン制御基板120から直接に制御する構成としたが、メイン制御基板120から図柄制御基板130を通じて音声制御基板132,ランプ制御基板134を制御する構成としてもよい。
【0025】
上述のように構成したパチンコ機12において、本発明を実現するべくメイン制御基板120で実行する手続き(始動口処理)と、図柄制御基板130で実行する手続き(表示演出処理)とについて、図4,図5を参照しながら説明する。ここで図4に示す始動口処理は始動口24へのパチンコ球の入賞判別を実現し、図5に示す表示演出処理は液晶表示装置22への図柄の表示制御を実現する。なお単に「保留数」という場合には、特に断らない限り特別保留数を意味する。
【0026】
図4に示す始動口処理では、まず始動口24にパチンコ球が入賞したか否かを判別する〔ステップS10〕。例えば図2,図3に示す始動口センサ46からの検出信号があれば入賞した(YES)と判別し、当該検出信号がなければ入賞していない(NO)と判別する。もし始動口24にパチンコ球が入賞すると(YES)、当該入賞ごとに対応して各種乱数を読み込んでRAM126に記憶する〔ステップS12〕。ステップS12で読み込む乱数は、カウンタ等を用いたソフトウェア乱数と、発振器等を用いたハードウェア乱数とのいずれか一方または双方を用いる。RAM126に記憶する乱数は、例えば大当たりか否かを決定する大当たり判定用乱数RAや、図柄変動を停止した後に確定して表示する大当たり図柄を特定する大当たり図柄用乱数RB、図柄変動の開始から停止までの変動パターン等を特定する図柄表示用乱数RCなどが該当する。
【0027】
各種乱数をRAM126に記憶すると、入賞に対応する個数の賞球を払い出すべく払出制御基板112に対して払出コマンドを送信し〔ステップS14〕、保留数を増やす〔ステップS16〕。保留数の増加は上限を設けてもよく、無制限としてもよい。当該ステップS16を実行した後あるいはステップS10において始動口24にパチンコ球が入賞していないときは(NO)、変動不能か否か、あるいは保留数が0以下であるか否かを判別する〔ステップS18〕。
すなわち現在の遊技状態が図柄変動中であるときや大当たり遊技中であるとき等は変動不能と判別し、そのいずれの状態でもないときは変動可能と判別する。また、現在値が0以下であれば、既に保留にかかる図柄変動を全て終えている。もし図柄変動が可能な時期であって、保留数が1以上ならば(ステップS18のNO)、今後の処理に備えて保留数を減らす〔ステップS20〕。
【0028】
こうして保留数の調整を終えると、乱数(図柄表示用乱数RC)等に基づいて変動パターンを特定した後に、変動パターンや保留数等を含む演出コマンドを液晶表示装置22等に送信する〔ステップS22〕。この演出コマンドを受けて液晶表示装置22では図柄変動を行うが、具体的な表示内容等は後述する(図5)。図柄変動は開始から終了までに所定の変動期間(例えば60秒間等)を要するので、その期間中はステップS24,S26の実行を待機する必要がある。
【0029】
図柄変動を終えると、今回の抽選結果が大当たりか否かを判別する〔ステップS24〕。外来ノイズ等の影響を受けにくく信頼性が高いパチンコ機12では、大当たり判定用乱数RAに基づいて大当たり(すなわち乱数値=大当たり値)か否かを判別する。当該大当たり値の数量は大当たり確率に応じて一つまたは二以上の所定数からなり、ROM124等に記憶する。もし大当たりならば(YES)、大当たり遊技を実現して賞球を得る機会を遊技者に与えるべく大当たり処理を実行する〔ステップS26〕。当該大当たり処理は、例えば大入賞口26の開閉蓋28を一定期間(一例として30秒間)だけ開放し、当該大入賞口26等に入賞したパチンコ球の数に応じて賞球を払い出す等を行う。当該大当たり処理の具体的な手続きは周知であるので、その説明および図示を省略する。
これに対して、図4のステップS18で変動不能または現在値が0以下のときや(YES)、ステップS24で抽選結果がハズレであったときは(NO)、その時点で始動口処理を終える。
【0030】
次に図5に示す表示演出処理では、図4のステップS22で送信された演出コマンドを受信すると(ステップS30のYES)、当該受信した演出コマンドで指定された変動パターンを保留数に基づいて調整し〔ステップS32〕、図柄変動を始める〔ステップS36〕。演出コマンドで指定する変動パターンは異なるストーリー(例えば停止図柄が異なる変動)のいずれかを指定しているのに対して、ステップS32では同じストーリー(例えば停止図柄が同じとなる変動)の中で異なる表示演出にするための調整を行う。
【0031】
例えば三つの相異なるストーリーT2,T4,T6が存在すると仮定し、さらにストーリーT2について変動パターンやリーチアクション等が異なる四つのサブストーリーT2a,T2b,T2c,T2dが存在すると仮定する(ストーリーT4,T6についても同様)。本例では、ストーリーT2,T4,T6のいずれかを演出コマンドで指定し、ストーリーT2が指定された場合には保留数に基づいてサブストーリーT2a,T2b,T2c,T2dのいずれかを特定する調整を行う。この調整によって、保留数が変化すると、変動パターンおよびリーチアクションのうちで一方または双方もまた変化し得る。さらには予告表示を行うか否かや、変動途中でリーチに達する場合にはどのリーチアクション(ノーマルリーチ,スーパーリーチ,スペシャルリーチ等)で表示するのかも変化し得る。こうすれば、図柄変動と保留数とを関連させることが可能になる。
【0032】
調整後、当該演出コマンドで指定された表示タイミングに達すると(ステップS38のYES)、他に表示するものがなくなるまで(ステップS42のYES)、図柄変動に関連して保留図柄を表示する〔ステップS40〕。当該保留図柄の具体的な表示例については後述する。他に表示するものがなくなると(ステップS42のNO)、残りの図柄変動を消化したうえで、当該図柄変動を停止し〔ステップS44〕、今回の図柄変動による抽選結果を液晶表示装置22に表示する。よって、遊技者はこのときに抽選結果を知ることができる。
なおステップS30で演出コマンドを受信していないときは(NO)、何も表示する必要がないのでそのまま表示演出処理を終える。
【0033】
図4,図5に示す各処理を実行して保留数と図柄変動とを関連させた演出例について、図6,図7を参照しながら説明する。当該図6,図7には、液晶表示装置22の表示例を示す。本例は数多くある表示形態のうちの一例であって、保留数が4のときと、保留数が7のときについてそれぞれ説明する。
【0034】
まず遊技開始後にパチンコ球が始動口24に入賞し(図4のステップS10でYES)、かつ図柄変動を開始可能な状態であれば(図4のステップS18でNO)、図6(A)に示すように図柄変動(縦方向にそれぞれ変動する左図柄変動C2,中図柄変動C4,右図柄変動C6)を始める〔図4のステップS22〕。すなわち左図柄群70を用いて左図柄変動C2を行い、中図柄群72を用いて中図柄変動C4を行い、右図柄群74を用いて右図柄変動C6を行う。左図柄群70,中図柄群72,右図柄群74は例えば図12(A)に示す例のように、数字図柄(0〜9)でそれぞれ構成する。変動開始後は、例えば左図柄変動C2→右図柄変動C6→中図柄変動C4の順番に停止すると仮定する。
【0035】
その後、表示タイミングに達すると(図5のステップS38でYES)、キャラクタ図柄76,スタート図柄78,保留図柄80,ゴール図柄82などが表示され、図柄変動に関連する表示演出を行う〔図5のステップS40〕。この表示演出では、まず図6(B)に示すようにスタート図柄78とゴール図柄82との間を橋架するように保留図柄80を表示する。
【0036】
例えば保留数が4のとき、丸太を模した保留図柄80は図6(B)に示すように図柄「▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼」すなわち保留数の個数分だけしか表示しない。スタート図柄78の上にはキャラクタ図柄76が表示される場合があり、この場合にはキャラクタ図柄76はスタート図柄78上から保留図柄80を通ってゴール図柄82に行こうとする。しかし、図6(B)の例では保留図柄80からなる橋が途中で切れているので、ゴール図柄82まで辿り着けない状態としている。
すなわち図6(C)に示すようにキャラクタ図柄76が保留図柄80から落ち、図7(A)に示すようにキャラクタ図柄76が悔しがるまでの表示演出(アニメーション等)を行う。この表示演出を終えると通常の図柄変動を継続し、今回の抽選結果を停止表示するが、多くの場合はハズレになる。例えば図7(A)示すように左図柄70a,中図柄72a,右図柄74aにかかる図柄パターン[713]等のようになり、ハズレ図柄として大当たり図柄(例えばゾロ目の図柄)以外の図柄の組み合わせを表示する。
【0037】
一方、例えば保留数が7のとき、保留図柄80は図7(B)に示すようにスタート図柄78とゴール図柄82との間を橋架して図柄「▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼▲5▼▲6▼▲7▼」を表示する。図7(B)の例では、スタート図柄78の上にキャラクタ図柄76が表示されたとき、当該キャラクタ図柄76はスタート図柄78の上から保留図柄80を通ってゴール図柄82に行くことができる状態としている。
すなわち図7(C)に示すように、キャラクタ図柄76が保留図柄80を通って、ゴール図柄82上で歓喜するまでの表示演出(アニメーション等)を行う。この表示演出を終えると通常の図柄変動を継続し、今回の抽選結果を停止表示するが、多くの場合は大当たりになる。例えば図7(C)に示すように左図柄70b,中図柄72b,右図柄74bにかかる図柄パターン[555]等のような大当たり図柄を表示する。こうして大当たり図柄で確定して大当たり遊技が実行されると(図4のステップS26)、遊技者は多くの賞球を獲得できる。
【0038】
このように保留図柄80の表示を図柄変動(左図柄変動C2,中図柄変動C4,右図柄変動C6)の表示と関連させたので、遊技者は当該表示演出に面白味を持つようになる。本例ではキャラクタ図柄76が保留図柄80を通ってゴール図柄82に辿り着くか否かによって抽選結果の予告を行なったが、保留図柄80(あるいはキャラクタ図柄76等)の表示/非表示によって予告してもよく、液晶表示装置22に表示する時間の長さによって予告してもよい。さらには保留図柄80の数や挙動等に応じて、図柄変動の変動速度を変化させたり、停止図柄を変化させるように構成してもよい。いずれの場合でも、遊技者はどのような抽選結果になるのかを推測することが可能になる。
【0039】
上記実施の形態1によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(a1)始動口24に備えた始動口センサ46(検出器1)がパチンコ球(遊技球B)を検出したことを契機に、液晶表示装置22(表示部5)で図柄変動(左図柄変動C2,中図柄変動C4,右図柄変動C6;図柄変動5b)を表示し始めた{図4のステップS10,S22、図6(A)を参照}。図柄変動を開始不能な期間中に始動口センサ46がパチンコ球を検出すると図柄変動を保留し、保留数表示器52に保留数を表示した{図4のステップS10,S16を参照}。保留図柄80(保留図柄5d)を図柄変動の一部として表示し、保留数に応じて図柄変動の演出内容を異ならせて表示した{演出手段3;図5を参照}。よって図柄変動とは無関係に表示していた従来の形態に比べると、図柄変動の演出に面白味を持たせることができる。
【0040】
(a2)第1演出として、キャラクタ図柄76が保留図柄80を通ってゴール図柄82に辿り着くか否かによって抽選結果の予告(予告表示)を行なった{演出手段3;図5〜図7を参照}。当該第1演出に代えて(あるいは加えて)、第2演出として保留図柄80の表示/非表示や動き(アニメーション等)によって抽選結果の予告を行なってもよい。このように保留図柄80を第1演出や第2演出に用いると、これらの演出を見た遊技者は期待感を持って保留図柄80を見るようになる。よって、図柄変動の演出に期待感を持たせることができる。
【0041】
(a3)保留数に応じて変動パターンを異ならせ、保留数に応じてリーチアクションを異ならせた{演出手段3;図5のステップS32を参照}。保留数が変化すると変動パターンやリーチアクション等も変化するので、遊技者は自分に有利な図柄変動となるように遊技する。よって図柄変動中も特定の保留数となるように遊技するので、パチンコ機12の稼働率を向上させることができる。なお変動パターンとリーチアクションとのうちでいずれか一方を異ならせる構成としてもよく、この場合も同様の効果を得ることができる。
【0042】
〔実施の形態2〕
実施の形態2は実施の形態1と同様にパチンコ機12に本発明を適用した例であって、図柄変動にかかる表示演出の一部として、保留数に関連した可動部の作動例である。当該実施の形態2は図8〜図11を参照しながら説明する。なおパチンコ機12の構成等は実施の形態1と同様であり、図示と説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】
図8には、液晶表示装置22の画面内に入り込む動きが可能に可動体84を構成した例を示す。本例の可動体84は、動物(例えばワニ)を模した三体の可動体84a,84b,84cからなる。可動体84aはラック86aを備え、当該ラック86aと噛み合うピニオンをモータ118aの回転軸116aに設ける。同様にして可動体84b,84cはそれぞれラック86b,86cを備え、当該ラック86b,86cと噛み合うピニオンをモータ118b,118cの回転軸116b,116cにそれぞれ設ける。図3に示す接続例のように、メイン制御基板120からモータ118(118a,118b,118c)の回転を制御すると、回転軸116(116a,116b,116c)を通じて所定方向(図8の例では上下方向;矢印D8方向)に対する移動量や移動速度等を移動体ごとに独立して制御できる。すなわちモータ118の回転運動を可動体84の往復運動に変換する。図8の例では、可動体84bは液晶表示装置22の画面内に入り込んでおり、可動体84a,84cは遊技者から見えない位置で待機している。
なお、本例では駆動手段としてモータ118を用いたが、ソレノイド等を用いてもよい。同様に、トルク伝達機構としてラック&ピニオンを用いたが、ギア歯,ベルト,チェーン,トルクコンバータ等を用いてもよい。これらの動力伝達手段を用いた場合でも可動体84a,84b,84cの動きを制御できる。
【0044】
次に図9に示す作動演出処理では、図4のステップS22で送信された演出コマンドを受信すると(ステップS50のYES)、当該受信した演出コマンドで指定された作動パターンを保留数に基づいて調整する〔ステップS52〕。作動パターンの調整は上述した変動パターンの調整(図5のステップS32)と同様の作業内容であり、図柄変動と保留数とを関連させることが可能になる。
【0045】
その後、演出コマンドで指定された作動タイミングに達すると(ステップS54のYES)、他に作動がなくなるまで(ステップS58のYES)、図柄変動に関連して可動体84を作動させる〔ステップS56〕。可動体84の具体的な作動例については後述する。他の作動がなくなると(ステップS58のNO)、作動演出処理を終える。なお演出コマンドを受信していないときは(ステップS50のNO)、作動させる必要がないのでそのまま作動演出処理を終える。
【0046】
図4,図5,図9に示す各処理を実行して保留数と図柄変動とを関連させた演出例について、図9,図10を参照しながら説明する。当該図9,図10には、液晶表示装置22の表示と可動体84の作動とを関連させる例を示す。本例では、保留数が4のときと、保留数が6のときについてそれぞれ説明する。
【0047】
まず遊技開始後に図柄変動を開始可能な状態でパチンコ球が始動口24に入賞すると、図10(A)に示すように図柄変動(縦方向にそれぞれ変動する左図柄変動C2,中図柄変動C4,右図柄変動C6)を始め、左図柄変動C2→右図柄変動C6→中図柄変動C4の順番に停止する点は実施の形態1と同様である。
【0048】
その後、表示タイミングに達すると(図5のステップS38でYES)、保留図柄88を液晶表示装置22に表示する〔図5のステップS40〕。この表示演出では、パンを模した保留図柄88を保留数の分だけ表示する。図10(A)の例では保留数が4であるので、4個の保留図柄88が表示されている。図10(A)の例に示す保留図柄88には、実施の形態1における保留図柄80と同様にして、一目で個数を分かりやすくするために数字を併記している。
【0049】
また作動タイミングに達すると(図9のステップS54でYES)、可動体84を所定方向に動かす〔図9のステップS56〕。例えば2個のパン(保留図柄88)を食べることができたワニ(可動体84a,84b,84c)の数が多いほど、図柄変動(左図柄変動C2,中図柄変動C4,右図柄変動C6)が大当たり図柄で停止し確定する確率(以下「期待度」と呼ぶ。)が高まるように設定する。また、三匹目のワニ(可動体84c)は保留数が5または6等になったとしても、二点鎖線で示すような液晶表示装置22の画面に入り込む動きは希であるとする。図10(B)の例では保留図柄88としてのパンの個数が4個であるので、所定方向に運動して2個のパンを食べることができるのは可動体84a,84bのワニにとどまる。よって、遊技者は期待度は中ぐらいであると予測できる。そして図柄変動を停止させた図柄パターンは、例えば図7(A)に示す左図柄70a,中図柄72a,右図柄74aのようになる。
【0050】
その一方で保留数が6のとき、保留図柄80は図11(A)に示すように6個の保留図柄88が液晶表示装置22に表示される〔図5のステップS40〕。また、三匹目のワニ(可動体84c)も液晶表示装置22の画面に入り込む動きをして現れたとする。図11(B)の例では所定方向に運動して2個のパンを食べることができるのは全てのワニ(可動体84a,84b,84c)になるので〔図9のステップS56〕、遊技者は期待度は大きいと予測できる。そして図柄変動を停止させた図柄パターンは、図7(C)の例に示す左図柄70b,中図柄72b,右図柄74bにかかる図柄パターン[555]等のような大当たり図柄を表示する。なお可動体84a,84b,84cの口部を可動にし、当該口部が動くにつれてパンが次第になくなってゆくアニメーションを表示するように構成すると、リアル感が出て面白味が増す。
【0051】
上記実施の形態2によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(b1)液晶表示装置22(表示部5)の画面内に入り込む動きが可能な可動体84(可動部6)と、保留数に基づいて可動体84を動かすメイン制御基板120(作動制御手段4)とを備えた{図3,図9を参照}。保留図柄88(保留図柄5d)を図柄変動の一部として表示し、可動体84の動きに応じて図柄変動の演出内容を異ならせて表示した{演出手段3;図10,図11を参照}。ワニ(可動体84)の動きによって、パン(保留図柄88)を食べるように表示を変化させる。このように保留数にかかる可動体84の動きと保留図柄88の表示とを関連させることによって、図柄変動の演出内容が変化する。保留図柄88とは無関係に表示していた従来の形態に比べると、図柄変動の演出に面白味を持たせることができる。
(b2)その他の要件,構成,作用,作動結果等については実施の形態1と同様であるので、当該実施の形態1と同様の効果を得ることができる{上述した(a2),(a3)を参照}。
【0052】
〔実施の形態3〕
実施の形態3は実施の形態1と同様にパチンコ機12に本発明を適用した例であって、保留数に基づいて図柄群の構成を変化させる例である。当該実施の形態3は図4,図5,図12を参照しながら説明する。なお実施の形態3は実施の形態2と同様に、実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0053】
図4に示す始動口処理において実施の形態1と異なる点は、始動口24にパチンコ球が入賞するごとに(ステップS10のYES)、RAM126に記憶する乱数として保留抽選用乱数RDを加える〔ステップS12〕。当該保留抽選用乱数RDは、保留ごとに対応して図柄群の要素を変更する図柄を特定する。
【0054】
図5に示す表示演出処理において実施の形態1と異なる点は、演出コマンドを受信すると(ステップS30のYES)、上記ステップS12で記憶した保留ごとの保留抽選用乱数RDに基づいて図柄を特定し、当該特定した図柄に基づいて図柄変動にかかる図柄群の要素を変更し〔ステップS34〕、当該変更した図柄群を用いて図柄変動を実現する点である〔ステップS36〜S44〕。保留抽選用乱数RDに基づいて特定した図柄について図柄群の要素が変化するので、期待度も同様に変化することになる。
【0055】
ここで、図柄群の要素を変更する例について図12を参照しながら説明する。例えば標準的な図柄群の構成を図12(A)に示す。当該図12(A)の例では、いずれも数字図柄(0〜9)で左図柄群70,中図柄群72,右図柄群74を構成している。この構成において、保留抽選用乱数RDを用いた抽選によって特定した図柄の一例を図12(B)に示す。
【0056】
図12(B)の例では、一番目の保留(▲1▼)に対応して選択図柄90aとして図柄「7」を特定し、同様に三番目と四番目の保留(▲3▼,▲4▼)に対応して選択図柄90b,90cとしてそれぞれ図柄「7」を特定している。ただし、二番目の保留(▲2▼)はハズレとして図柄が対応せず、「×」を図示している。当該抽選によって特定した図柄を中図柄群72の要素として加えた例を図12(C)に示す。本例では簡単のために保留抽選用乱数RDを用いた抽選結果をいずれも図柄「7」としているが、他の図柄になることも当然にあり得る。
【0057】
図12(A)に示す中図柄群72の標準構成と比べると、図12(C)の例で示す中図柄群72の構成は選択図柄90a,90b,90cの分だけ増えている。よって大当たり図柄を「777」としたとき、左図柄群70と右図柄群74で既に「77」のリーチとなった状態では、通常に比べて図柄「7」が3つも多いので大当たりになる確率が高まる。なお、選択図柄の内容によっては特典への期待度が高まったり低くなる。
【0058】
上述した例では中図柄群72にのみ選択図柄を加えたが、左図柄群70や右図柄群74に加えてもよい。いくつの選択図柄をどの図柄群に加えるかは、パチンコ機12の種類や遊技状態等に応じて任意に設定することが可能である。選択図柄を加える形態に限らず、選択図柄に対応した図柄を図柄群から削除するように構成してもよく、選択図柄と図柄群の要素とを交換してもよい。様々な形態を適用することによって、特典の期待度が変化するので表示や遊技が面白くなる。
また、保留抽選用乱数RDを用いた抽選結果(上記の例では図柄「7」や「×」)を液晶表示装置22に表示したり、スピーカ40から音声等で報知するのが望ましい。こうすれば、遊技者は特典の期待度が高まったのか否かを知り得る。
【0059】
上記実施の形態3によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(c1)保留抽選用乱数RDに基づいて保留数に対応して図柄を特定し、当該特定した図柄に基づいて図柄変動にかかる図柄群の要素を変更した{要素変更手段2;図5のステップS34,図12を参照}。こうすれば特定の表示態様(例えば大当たり図柄「777」)になる確率が高まり、増えた図柄によっては特典の期待度が高まる。遊技者は保留数を多くして期待度を高めようと遊技するので、パチンコ機12の稼働率がより向上する。
(c2)その他の要件,構成,作用,作動結果等については実施の形態1,2と同様であるので、当該実施の形態1,2と同様の効果を得ることができる{上述した(a1)〜(a3),(b1)の記載を参照}。
【0060】
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機12(遊技機)であって、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(d1)実施の形態1,2,3では、パチンコ機12に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばアレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって図柄変動を保留可能なものにも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても保留数にかかる演出と図柄変動の表示とを関連させ、図柄変動の演出に面白味を持たせることができる。
【0061】
(d2)実施の形態1,2,3では、保留数として特別保留数を適用した。この形態に代えて(あるいは加えて)、保留数として普通保留数を適用してもよい。この場合には、検出器1として例えばゲートセンサ54を適用する。この形態であっても特別保留数と同様に、普通保留数にかかる演出と図柄変動の表示とを関連させ、図柄変動の演出に面白味を持たせることができる。
【0062】
(d3)実施の形態1では保留数を保留図柄80で表示し、実施の形態2では保留数を保留図柄88で表示した{図6,図7,図10,図11を参照}。すなわち、液晶表示装置22に表示する図柄で保留数を表現した。この形態に加えて、液晶表示装置22以外の表示装置(例えばランプ類18,装飾表示器20等)や、スピーカ40から出す音(特に音声)で報知する形態、あるいは可動体の数で表示する形態としてもよい。可動体の数で表示する例としては、図8において液晶表示装置22の画面には入り込まないが、可動体84の一部(例えば口部)が見える状態で保留を表現し、可動体84が全く見えない状態で非保留を表現する。こうすれば保留の有無と図柄変動に関連させた演出とを一つの部材で実現できるので、開発や製造にかかるコストを抑えられる。
【0063】
(d4)実施の形態2では、ワニ(可動体84)の動きによってパン(保留図柄88)を食べる表示を行う構成とした{図10,図11を参照}。この形態に代えて、ワニ(可動体84)の動きによって丸太橋(実施の形態1における保留図柄80)を作ったり,揺ったり,壊したりするような表示を行う構成としてもよい。いずれにしても、図柄変動の演出に面白味を持たせることができる。可動体84と保留図柄88との関連に限らず、可動体84の動き(運動パターン)を期待度に対応させると、遊技者は期待度を推測することが可能になる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、保留数にかかる演出と図柄変動の表示とを関連させることにより、図柄変動の演出に面白味を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図である。
【図2】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図3】基板や装置にかかる接続例を示すブロック図である。
【図4】始動口処理の手続きを示すフローチャートである。
【図5】表示演出処理の手続きを示すフローチャートである。
【図6】液晶表示装置の表示例を示す図である。
【図7】液晶表示装置の表示例を示す図である。
【図8】ワニを模した可動体の構成を説明する図である。
【図9】作動演出処理の手続きを示すフローチャートである。
【図10】液晶表示装置の表示と可動体の作動との連携を説明する図である。
【図11】液晶表示装置の表示と可動体の作動との連携を説明する図である。
【図12】変化の前後における図柄群の構成例を示す図である。
【符号の説明】
B 遊技球
1 検出器
2 要素変更手段
3 演出手段
4 作動制御手段
5 表示部
5a キャラクタ図柄
5b 図柄変動
5c スタート図柄
5d 保留図柄
5e ゴール図柄
6 可動部
12 パチンコ機(遊技機)
22 液晶表示装置(表示部)
24 始動口
46 始動口センサ(検出器)
54 ゲートセンサ(検出器)
56 ゲート
70 左図柄群(図柄群)
72 中図柄群(図柄群)
74 右図柄群(図柄群)
76 キャラクタ図柄
78 スタート図柄
80,88 保留図柄
82 ゴール図柄
84(84a,84b,84c) 可動体(可動部)
118(118a,118b,118c) モータ(駆動部)
120 メイン制御基板(作動制御手段,要素変更手段)
122 CPU
124 ROM(記憶部)
126 RAM(記憶部)
130 図柄制御基板
132 音声制御基板
C2 左図柄変動(図柄変動)
C4 中図柄変動(図柄変動)
C6 右図柄変動(図柄変動)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine that can hold a symbol variation.
[0002]
[Prior art]
Among pachinko machines, which are one of the gaming machines, when a pachinko ball wins the starting opening, the symbol changes on the liquid crystal display device. When a specific symbol pattern such as “777” is displayed, the jackpot game There is something to do. Here, the “symbol variation” is a variation using a symbol group as will be described later, and the “big hit game” is a game that gives a chance to win by opening and closing the big winning opening 15 times, for example. Since it takes time to finish the symbol variation started by the start opening prize, a separate pachinko ball may win the start opening during the variation. In this example, since the symbol variation cannot be started immediately, a hold function is provided to enable the next symbol variation after the current symbol variation is completed. For example, as shown in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-10411, the current number of reservations includes a portion simulating a storage lamp in the screen of a liquid crystal display device, and displays the same display as LED display.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional pachinko machine, the LED is simply replaced with a liquid crystal display device to display the reserved number. Displaying the number of reservations on the liquid crystal display device can recognize the movement while suppressing the movement of the line of sight, but it is not interesting because it is irrelevant to the pattern fluctuation.
The present invention has been made in view of the above points, and provides a gaming machine that has an interesting design variation effect by associating the representation of the number of holds with the display of the symbol variation. Objective.
[0004]
[Means for Solving the Problem 1]
Means 1 for solving the problem is: When the detector detects a game ball, it starts displaying the symbol variation, and if the detector detects a game ball during the period when the symbol variation cannot be started, the symbol variation is suspended, and the number of suspensions related to the suspension The game machine is configured to display the symbol related to the number of holds as a part of the symbol variation, and to display the variation content of the symbol variation according to the number of the pending. Game machine It is. here, means The terms described in 1 are interpreted as follows. The interpretation is other means This also applies to the detailed description of the invention.
(1) “Symbol variation” means that variation is performed using a symbol group. The symbol group includes a plurality of arbitrarily the same symbols or different symbols. “Design” includes, for example, special designs consisting of characters (alphanumeric characters, kanji, etc.), symbols, symbols, figures (characters, etc.), images, etc., ordinary designs, decorative designs (background designs), etc. It may be a moving image such as an animation.
(2) “Holding number” means the number of symbol fluctuations that were suspended when the detector detected a game ball during a period when symbol fluctuations could not be started (for example, during symbol fluctuations or jackpot games). To do. The number of reservations is not limited to the number of reservations related to special symbols, but may include the number of reservations related to normal symbols.
(3) The “symbol related to the number of reservations” means a symbol associated with significance, regardless of the form (shape, color, quantity, etc.) of the symbol. For example, if the number of holds is “3”, the symbol “
[0005]
According to the means 1, as schematically shown in FIG. 1, when the detector 1 detects the game ball B, the display unit 5 starts displaying the
[0006]
In the example of FIG. 1, along with the display of the
[0007]
[Means for Solving the Problem 2]
Means 2 for solving the problem is as described in
Here, the term “notice display” as used in
[0008]
According to the
[0009]
[Means 3 for Solving the Problems]
Means 3 for solving the problem is as described in
Here, the term “fluctuation pattern” described in
[0010]
According to the
[0011]
[Means 4 for Solving the Problems]
The means 4 for solving the problem is as described in claim 4.
According to the means 4, the
[0012]
[Means 5 for Solving the Problems]
Means 5 for solving the problem is claimed in claim 1 It is as described in. According to the means 5, as shown by a two-dot chain line, the
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[Embodiment 1]
Embodiment 1 is an example in which the present invention is applied to a pachinko machine that is one of gaming machines, and a reserved symbol is displayed as part of a display effect relating to symbol variation. The first embodiment will be described with reference to FIGS.
[0014]
First, FIG. 2 shows the external appearance of the card unit 10 (CR unit) and the
[0015]
The
Here, in addition to the
[0016]
The
Each of the
[0017]
When the pachinko ball passes through the
[0018]
Below the
[0019]
Next, an example in which a substrate and a device are connected to realize a pachinko game by the
[0020]
A
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
In the example shown in FIG. 3, the
[0025]
In the
[0026]
In the starting port process shown in FIG. 4, it is first determined whether or not a pachinko ball has won a prize at the starting port 24 [step S10]. For example, if there is a detection signal from the
[0027]
When various random numbers are stored in the
In other words, when the current game state is changing the symbol or when the game is a big hit game, it is determined that it cannot be changed, and when it is not in any state, it is determined that it can be changed. If the current value is less than or equal to 0, all the symbol fluctuations on hold have already been completed. If it is the time when the symbol can be changed and the number of holdings is 1 or more (NO in step S18), the number of holdings is reduced for future processing [step S20].
[0028]
When the adjustment of the holding number is completed in this way, after specifying the fluctuation pattern based on a random number (random number RC for symbol display) or the like, an effect command including the fluctuation pattern and the number of holdings is transmitted to the liquid
[0029]
When the symbol variation is finished, it is determined whether or not the current lottery result is a big hit [step S24]. In the
On the other hand, when it is impossible to change in step S18 of FIG. 4 or the current value is 0 or less (YES), or when the lottery result is lost in step S24 (NO), the start port process is finished at that time. .
[0030]
Next, in the display effect process shown in FIG. 5, when the effect command transmitted in step S22 in FIG. 4 is received (YES in step S30), the variation pattern designated by the received effect command is adjusted based on the number of holds. [Step S32], the symbol variation starts [Step S36]. While the variation pattern specified by the production command specifies one of different stories (for example, variations with different stop symbols), it differs in the same story (for example, variations with the same stop symbols) in step S32. Make adjustments for display effects.
[0031]
For example, it is assumed that there are three different stories T2, T4, and T6, and that there are four sub-story stories T2a, T2b, T2c, and T2d that have different variation patterns, reach actions, etc. for the story T2 (for stories T4 and T6). The same). In this example, any of the stories T2, T4, and T6 is designated by the production command, and when the story T2 is designated, the adjustment is performed to specify any of the sub stories T2a, T2b, T2c, and T2d based on the number of holds. I do. With this adjustment, if the number of holds changes, one or both of the variation pattern and the reach action may also change. Further, whether to display a notice or not, and which reach action (normal reach, super reach, special reach, etc.) to display when reach is reached in the middle of a change can also be changed. In this way, it becomes possible to associate the symbol variation with the number of reservations.
[0032]
After the adjustment, when the display timing specified by the effect command is reached (YES in step S38), a pending symbol is displayed in association with the symbol variation until there is no other display (YES in step S42) [step S40]. A specific display example of the reserved symbol will be described later. When there are no more items to display (NO in step S42), the remaining symbol variation is digested and the symbol variation is stopped [step S44], and the lottery result of the current symbol variation is displayed on the liquid
If no effect command is received in step S30 (NO), there is no need to display anything, and the display effect process is terminated.
[0033]
Examples of effects in which the processes shown in FIGS. 4 and 5 are executed to associate the number of holds with the symbol variation will be described with reference to FIGS. FIGS. 6 and 7 show display examples of the liquid
[0034]
First, after the game is started, if the pachinko ball wins the start opening 24 (YES in step S10 in FIG. 4) and the symbol variation can be started (NO in step S18 in FIG. 4), FIG. As shown, symbol variation (left symbol variation C2, middle symbol variation C4, right symbol variation C6 that varies in the vertical direction) is started [step S22 in FIG. 4]. That is, the left symbol variation C2 is performed using the
[0035]
Thereafter, when the display timing is reached (YES in step S38 in FIG. 5), the
[0036]
For example, when the number of holdings is 4, the holding
That is, as shown in FIG. 6 (C), the
[0037]
On the other hand, for example, when the number of holdings is 7, the holding
That is, as shown in FIG. 7C, display effects (such as animation) are performed until the
[0038]
As described above, since the display of the reserved
[0039]
According to the first embodiment, the following effects can be obtained.
(A1) When the start port sensor 46 (detector 1) provided in the
[0040]
(A2) As a first effect, a lottery result notice (notice display) was made depending on whether or not the
[0041]
(A3) The variation pattern is varied according to the number of holds, and the reach action is varied according to the number of holds {Rendering means 3; see step S32 in FIG. 5}. As the number of holds changes, the variation pattern, reach action, and the like also change, so the player plays the game so that the symbol variation is advantageous to him. Therefore, since the game is played so that the specific number of reserves is maintained even during symbol variation, the operating rate of the
[0042]
[Embodiment 2]
The second embodiment is an example in which the present invention is applied to the
[0043]
FIG. 8 shows an example in which the
In this example, the
[0044]
Next, in the operation effect process shown in FIG. 9, when the effect command transmitted in step S22 in FIG. 4 is received (YES in step S50), the operation pattern designated by the received effect command is adjusted based on the number of holds. [Step S52]. The adjustment of the operation pattern is the same as the above-described adjustment of the variation pattern (step S32 in FIG. 5), and it is possible to relate the symbol variation and the number of holdings.
[0045]
Thereafter, when the operation timing specified by the effect command is reached (YES in step S54), the
[0046]
Examples of effects in which the processing shown in FIGS. 4, 5, and 9 is executed to associate the number of holds with the symbol variation will be described with reference to FIGS. 9 and 10. 9 and 10 show an example in which the display of the liquid
[0047]
First, when the pachinko ball wins the start opening 24 in a state in which the symbol variation can be started after the game starts, the symbol variation (the left symbol variation C2, which fluctuates in the vertical direction, respectively) and the middle symbol variation C4, as shown in FIG. It is the same as in the first embodiment in that it stops in the order of left symbol variation C2 → right symbol variation C6 → middle symbol variation C4, starting with right symbol variation C6).
[0048]
Thereafter, when the display timing is reached (YES in step S38 in FIG. 5), the
[0049]
When the operation timing is reached (YES in step S54 in FIG. 9), the
[0050]
On the other hand, when the number of holdings is 6, the holding
[0051]
According to the second embodiment, the following effects can be obtained.
(B1) A movable body 84 (movable section 6) capable of moving into the screen of the liquid crystal display device 22 (display section 5), and a main control board 120 (operation control means 4) for moving the
(B2) Since other requirements, configurations, operations, operation results, and the like are the same as those in the first embodiment, the same effects as those in the first embodiment can be obtained {the above-described (a2) and (a3) See}.
[0052]
[Embodiment 3]
The third embodiment is an example in which the present invention is applied to the
[0053]
The starting port process shown in FIG. 4 is different from the first embodiment in that each time a pachinko ball wins the starting port 24 (YES in step S10), a random number RD for holding lottery is added as a random number stored in the RAM 126 [step S12]. The reserved lottery random number RD specifies a symbol for changing an element of the symbol group corresponding to each hold.
[0054]
The display effect process shown in FIG. 5 is different from the first embodiment in that when an effect command is received (YES in step S30), a symbol is specified based on the hold lottery random number RD for each hold stored in step S12. The element of the symbol group related to the symbol variation is changed based on the specified symbol [Step S34], and the symbol variation is realized using the changed symbol group [Steps S36 to S44]. Since the elements of the symbol group change for the symbol specified based on the random number for holding lottery RD, the degree of expectation also changes.
[0055]
Here, an example of changing the elements of the symbol group will be described with reference to FIG. For example, a standard symbol group configuration is shown in FIG. In the example of FIG. 12 (A), the
[0056]
In the example of FIG. 12B, the symbol “7” is specified as the selected
[0057]
Compared to the standard configuration of the
[0058]
In the example described above, the selected symbol is added only to the
In addition, it is desirable to display a lottery result (symbol “7” or “x” in the above example) using the random number RD for holding lottery on the liquid
[0059]
According to the third embodiment, the following effects can be obtained.
(C1) A symbol corresponding to the number of holds is specified based on the random number for holding lottery RD, and an element of the symbol group related to symbol variation is changed based on the specified symbol {
(C2) Since other requirements, configurations, operations, operation results, and the like are the same as those of the first and second embodiments, the same effects as those of the first and second embodiments can be obtained {described above (a1) To the description of (a3) and (b1)}.
[0060]
[Other Embodiments]
In the pachinko machine 12 (game machine) described above, the structure, shape, size, material, arrangement, operating conditions, and the like of other parts are not limited to the above embodiment. For example, each of the following embodiments to which the above embodiment is applied can be implemented.
(D1) In the first, second, and third embodiments, the present invention is applied to the
[0061]
(D2) In the first, second, and third embodiments, the special hold number is applied as the hold number. Instead of (or in addition to) this form, the normal number of reservations may be applied as the number of reservations. In this case, for example, a
[0062]
(D3) In the first embodiment, the number of holdings is displayed as a holding
[0063]
(D4) In the second embodiment, the display of eating bread (holding symbol 88) is performed by the movement of the crocodile (movable body 84) {see FIG. 10 and FIG. 11}. Instead of this form, a configuration may be adopted in which a log bridge (the
[0064]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to make the design variation effect interesting by associating the production related to the number of holds with the display of the design variation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically showing the outline of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing the appearance of the pachinko machine.
FIG. 3 is a block diagram showing a connection example according to a substrate or an apparatus.
FIG. 4 is a flowchart showing a procedure of a start port process.
FIG. 5 is a flowchart showing a procedure of display effect processing.
FIG. 6 is a diagram illustrating a display example of a liquid crystal display device.
FIG. 7 is a diagram illustrating a display example of a liquid crystal display device.
FIG. 8 is a diagram for explaining a configuration of a movable body simulating a crocodile.
FIG. 9 is a flowchart showing a procedure of an operation effect process.
FIG. 10 is a diagram illustrating the cooperation between the display of the liquid crystal display device and the operation of the movable body.
FIG. 11 is a diagram for explaining the cooperation between the display of the liquid crystal display device and the operation of the movable body.
FIG. 12 is a diagram illustrating a configuration example of a symbol group before and after a change.
[Explanation of symbols]
B game ball
1 Detector
2 Element change means
3 production means
4 Operation control means
5 display section
5a Character design
5b Pattern fluctuation
5c Start pattern
5d reserved design
5e goal design
6 Moving parts
12 Pachinko machines (game machines)
22 Liquid crystal display device (display unit)
24 Starter
46 Start sensor (detector)
54 Gate sensor (detector)
56 Gate
70 Left symbol group (symbol group)
72 Medium symbols (designs)
74 Right design group (symbol group)
76 Character design
78 Start design
80,88 reserved symbols
82 Goal design
84 (84a, 84b, 84c) Movable body (movable part)
118 (118a, 118b, 118c) Motor (drive unit)
120 Main control board (operation control means, element change means)
122 CPU
124 ROM (storage unit)
126 RAM (storage unit)
130 Design control board
132 Voice control board
C2 Left design variation (design variation)
C4 Medium symbol variation (symbol variation)
C6 Right design variation (design variation)
Claims (1)
前記表示装置の周囲に位置して、動力伝達手段の駆動により当該表示装置の画面内に入り込む動きが可能な複数の可動体を備え、
前記制御手段は、
前記表示装置が図柄変動を開始不能な期間中に前記検出器が遊技球を検出した際に当該図柄変動を保留する保留手段と、
前記保留手段の保留数に基づいて所定数の前記可動体を動かす作動制御手段と、
前記表示装置に、前記保留手段に保留された保留数の保留図柄を図柄変動の一部として表示し、該表示された保留数の保留図柄に対応する前記複数の可動体の動きに応じて図柄変動の演出内容を異ならせて表示する演出手段と、を具備し、
前記可動体と前記保留図柄とは、所定の係わり合いを有する図柄を模して構成し、
前記演出手段は、
図柄変動が開始される際に、演出コマンドでそれぞれ指定された変動パターン及び作動パターンを前記保留手段の保留数に基づいて調整し、当該調整された変動パターン及び作動パターンを決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された変動パターンでの図柄変動が開始され、該図柄変動中に前記演出コマンドで指定された表示タイミング及び作動タイミングに達したか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段で、表示タイミングに達したことの判別により前記表示装置に前記保留手段の保留数に相当した前記保留図柄を表示すると共に前記作動タイミングに達したことの判別により前記決定手段で決定された作動パターンで前記作動制御手段が前記複数の可動体を作動して、前記表示装置に表示されている当該保留図柄に対応する画面内に入り込む動きを行う表示演出手段と、を備えて、
前記表示演出手段により、画面に表示されている前記保留図柄に対して前記複数の可動体の作動パターンによる係わり合い動作態様に応じて、遊技者が当該図柄変動における大当り期待度を予測可能としたことを特徴とする遊技機。A game board is provided with a display device and a start port, and it is determined whether or not a big hit is made based on the detection of a game ball won in the start port, and a symbol variation is started on the display device, and a predetermined symbol variation In a gaming machine having control means for controlling the jackpot game so that the jackpot game can be realized when the symbol variation stops and the jackpot symbol is stopped and displayed on the display device after the elapse of the period,
A plurality of movable bodies located around the display device and capable of moving into the screen of the display device by driving power transmission means ;
The control means includes
A holding means for holding the symbol variation when the detector detects a game ball during a period in which the display device cannot start the symbol variation;
An operation control means for moving a predetermined number of the movable bodies based on the number of holding means of the holding means;
On the display device, the number of reserved symbols held by the holding means is displayed as part of the symbol variation, and the symbols are displayed according to the movement of the plurality of movable bodies corresponding to the displayed number of reserved symbols. And production means for displaying the production contents of the change differently,
The movable body and the reserved symbol are configured to imitate a symbol having a predetermined relationship,
The production means is
When the symbol variation is started, a determining unit that adjusts the variation pattern and the operation pattern respectively designated by the effect command based on the number of reservations of the reservation unit, and determines the adjusted variation pattern and operation pattern;
Discriminating means for discriminating whether or not the symbol variation in the variation pattern determined by the determining unit is started and the display timing and the operation timing designated by the effect command are reached during the symbol variation;
The determining means displays the holding symbol corresponding to the number of holdings of the holding means on the display device by determining that the display timing has been reached, and determines by the determining means by determining that the operating timing has been reached. Display operation means for operating the plurality of movable bodies in the operation pattern and performing a movement to enter the screen corresponding to the reserved symbol displayed on the display device ,
By the display effect means, the player can predict the big hit expectation degree in the symbol variation according to the engagement operation mode by the operation pattern of the plurality of movable bodies with respect to the reserved symbol displayed on the screen . A gaming machine characterized by that.
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