JP4456706B2 - 紫外線殺菌装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天然水やコーヒー飲料、果実飲料等の飲料用液体、醤油やソース等の液体調味料、小麦粉やカレー粉等の粉状物若しくは胡椒や胡麻等の粒状物又は加工果実や加工野菜等の加工食品その他の食品、或いは化学薬品、化粧品等が充填されるプラスチック製ボトルやガラス瓶、スチール製缶等の容器の口部を殺菌する際に使用して好適な紫外線殺菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、例えば、天然水やコーヒー飲料、果実飲料等が充填されるプラスチック製ボトル(例えば、PETボトル)や、このPETボトルの口部である注ぎ口に取り付けられるプラスチック製キャップは、これらの内面を殺菌装置(例えば、紫外線による殺菌力を利用した紫外線殺菌装置)を使用して殺菌するようにしている。
【0003】
このような紫外線殺菌装置の一例を、図13に示す。この図13は、プラスチック製キャップの内面を殺菌する紫外線殺菌装置を示すものである。この紫外線殺菌装置1は、横長とされた箱状のハウジング2と、このハウジング2内を長手方向に貫通する搬送シュート3と、同じくハウジング2内に収納された3本の紫外線ランプ4等を備えて構成されている。ハウジング2は、長手方向と直交する方向の断面形状がコ字状をなす2個の樋状体2a,2bを有し、両樋状体2a,2bは互いの開口側を対向させた状態で重ね合わされている。更に、両樋状体2a,2bは、一面側に設けたスライド式ヒンジ5によって開閉可能に連結されていると共に、他面側に設けた締結金具6によって重ね合せ状態でロック可能に構成されている。
【0004】
このハウジング2の第1の樋状体2a内には、搬送シュート3が長手方向へ沿うように挿通されている。この搬送シュート3は、互いに平行に配置された6本のシュート棒7a〜7fと、これらのシュート棒7a〜7fを長手方向の適宜位置で固定支持する複数個の固定枠8とを有している。この6本のシュート棒7a〜7fで囲まれた空間内を、キャップ9が横向きの状態で転がるように搬送される。
【0005】
搬送シュート3の6本のシュート棒7a〜7fのうち、2本のシュート棒7a,7dは上下方向に所定間隔あけて配置されており、下側に位置するシュート棒7dの上をキャップ9が転がるように移動し、上側に位置するシュート棒7aによってキャップ9の跳ね上がりを防止している。また、残り4本のシュート棒は2本づつに分けられて左右方向に所定間隔あけて配置されており、一側に位置するシュート棒7b,7cによってキャップ9の上面側を規制し、他側に位置するシュート棒7e,7fによってキャップ9の開口側を規制している。
【0006】
このキャップ9の開口側に臨むように3本の紫外線ランプ4が、第2の樋状体2b内に配置されている。この第2の樋状体2b内において3本の紫外線ランプ4は横並びに設置されており、この紫外線ランプ4から放射される紫外線が、シュート棒7e,7f側からキャップ9の開口内に照射されている。この3本の紫外線ランプ4の背面には、背面側に放射された紫外線を反射させる反射板10が配置されている。
【0007】
反射板10には開口穴10aが設けられており、この開口穴10aに対向する第2の樋状体2bの側面には、ハウジング2内を覗き見るための覗き窓11が設けられている。この覗き窓11には、紫外線をカットする窓ガラス12が取り付けられており、その窓ガラス12は窓カバー13によって開閉可能に覆われている。更に、窓カバー13は、ヒンジ14によって第2の樋状体2bの一面側に連結されていると共に、他面側に設けた締結金具15によって閉じ状態でロック可能に構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の紫外線殺菌装置においては、6本のシュート棒7a〜7fで囲まれた搬送路内に殺菌対象物であるキャップ9を転がすように搬送すると共に、この搬送時にキャップ9の開口側に紫外線ランプ4から放射される紫外線を照射して殺菌処理する構成となっていた。そのため、この紫外線殺菌装置によれば、6本のシュート棒7a〜7fによってキャップ9の姿勢が常に一定状態に制御されることから、搬送シュート3からのキャップ9の飛び出しを確実に防止することができ、紫外線によるキャップ9内面の殺菌処理を確実に行うことができた。
【0009】
ところが、キャップ9の開口側には、このキャップ9のガード部材である2本のシュート棒7e,7fが存在することから、これらシュート棒7e,7fによって紫外線の一部が遮られていた。そのため、各シュート棒7e,7fの後方に陰の部分が発生し、キャップ9の開口部内面まで到達する紫外線量が減少して、紫外線の照射効率が悪いという課題があった。
【0010】
また、上述したような構成の紫外線殺菌装置1では、キャップ9のように比較的小さな物品を紫外線殺菌する場合には効果的な装置であったが、このキャップ9が取り付けられるPETボトルのように大きな容器の口部を紫外線殺菌する装置としては使用できなかった。即ち、殺菌対象物がボトル等の容器の場合には、キャップに比べて容積が極めて大きく且つ形状も複雑であることから、複数本のシュート棒でボトルの全体を囲うような搬送シュートを採用することができず、一般には、容器を立てた状態で搬送可能なベルトコンベヤ、エプロンコンベヤ等のコンベヤシステムを使用して搬送するように構成されている。
【0011】
このようなコンベヤシステムの上方に、コンベヤの進行方向に延びる紫外線ランプを有する紫外線殺菌装置が配設される。この紫外線ランプに沿ってコンベヤを走行させることにより、コンベヤ上に立てられて搬送されるPETボトルの口部に紫外線が照射されて殺菌処理が行われている。この場合、紫外線による殺菌効率を考慮すると、PETボトルの口部は紫外線ランプにできるだけ近づける方が好ましい。その理由は、紫外線の照射量は距離の2乗に反比例するため、紫外線ランプに近づけば近づく程紫外線の強度が強くなるからである。
【0012】
一方、上述したコンベヤシステムでは縦方向の揺れを完全には取り除くことができず、間欠的或いは偶発的に縦揺れが発生することがある。そのため、PETボトルの口部を紫外線ランプにあまり近づけると、コンベヤの縦揺れによってPETボトルが飛び跳ね、この飛び跳ねたPETボトルが紫外線ランプやこの紫外線ランプを支持するハウジング等に衝突するおそれがある。特に、生産効率の向上が強く要求されている近年では、1分間の処理速度が600個〜1000個以上であるコンベヤシステムの要望もあり、このような高速コンベヤではPETボトルの飛び出し速度も相当に大きなものとなる。その結果、PETボトルの飛び跳ねによって口部が傷つけられると、キャップを装着した際にシール性が悪くなる等の問題を生ずることになる。また、PETボトルの衝突によって紫外線ランプが破損されるおそれもある。
【0013】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、コンベヤによって搬送される容器がそのコンベヤの揺れによって飛び跳ねようとした場合に、その容器の飛び跳ねを抑制して容器の口部が紫外線ランプやハウジング等に衝突するのを防止することにより、上述したような課題を解決することができる紫外線殺菌装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述したような課題等を解決し、上記目的を達成するために、本出願の紫外線殺菌装置は、口部が開口された容器を搬送するコンベヤと、このコンベヤが通過するトンネル構造の容器殺菌室と、この容器殺菌室内に着脱可能に装着されてコンベヤに沿って設置されると共に搬送される容器の口部に向けて紫外線を照射する紫外線殺菌手段と、を備えた紫外線殺菌装置において、紫外線殺菌手段の近傍に、この紫外線殺菌手段に対して容器の口部が所定以上に近づくのを阻止するガード部材を設け、このガード部材は、コンベヤの進行方向に沿って延在された一対のガイドバーからなり、一対のガイドバーは、取付ブラケットを介して殺菌源筐体に位置調整可能に取り付けられ、一対のガイドバーを、コンベヤで搬送される容器を側方から挟むように配置すると共に容器の口部の開口端近傍以外の部分に当接して容器の紫外線殺菌手段側への移動を阻止するようにしたことを特徴としている。
【0016】
本出願の紫外線殺菌装置は、殺菌源筐体を位置調整可能に支持する筐体ホルダを設け、この筐体ホルダには複数のフック部を設けると共に殺菌源筐体にはフック部に着脱可能に係合される係合ピンを設け、複数のフック部に対する係合ピンの係合位置を変えることによって殺菌源筐体の取付位置を変更可能としたことを特徴としている。
【0017】
本出願の紫外線殺菌装置は、筐体ホルダは、容器殺菌室の上面開口部に着脱可能に装着される上面板に対して位置調整可能に取り付けたことを特徴としている。
【0020】
本出願の紫外線殺菌装置は、一対のガイドバーの長手方向両側部は、容器から離れる方向に湾曲させるか又は屈折させてそれぞれ外側に広げるようにしたことを特徴としている。
【0021】
本出願の紫外線殺菌装置は、殺菌源筐体の容器と対向する面には、コンベヤにより搬送される容器の口部と紫外線殺菌手段との間に介在して紫外線殺菌手段を保護するカバー部材を設けたことを特徴としている。
【0022】
本出願の紫外線殺菌装置は、カバー部材は、コンベヤの進行方向に延在された複数本の縦方向線材と、コンベヤの進行方向と交差する方向に延在されると共に複数本の縦方向線材を固定する複数本の横方向線材とを有し、縦方向線材を容器の口部側に配置して殺菌源筐体に取り付けたことを特徴としている。
【0023】
上述のように構成したことにより、本出願の紫外線殺菌装置では、紫外線殺菌手段の近傍にはガード部材が設けられているため、コンベヤに揺れが生じて容器が飛び跳ねようとした場合には、容器の肩部等がガード部材に当接し、口部が紫外線殺菌手段等に衝突するおそれをなくすことができる。そのため、口部が紫外線殺菌手段等に衝突して傷つけられることがなく、その後に口部に装着されるキャップに対するシール性を良好に保持できると共に、紫外線殺菌手段等の破損を防止することができる。
更に、ガード部材を形成する一対のガイドバーを、容器を側方から挟むように配置して容器の所定位置に臨ませることにより、飛び出した容器の胴部等に当接して容器の移動を阻止し、口部が紫外線殺菌手段等によって傷つけられるのを防止することができる。
また、取付ブラケットを介して一対のガイドバーを殺菌源筐体に取り付けることにより、ガード部材をハウジングに一体化させて構造を簡単化させることができる。
【0025】
本出願の紫外線殺菌装置では、筐体ホルダに複数のフック部を設けると共に殺菌源筐体に係合ピンを設け、複数のフック部に対する係合ピンの係合位置を変えることにより、殺菌源筐体の取付位置を容器の高さに応じて複数段階にワンタッチ操作で簡単に変更することができる。
【0026】
本出願の紫外線殺菌装置では、筐体ホルダを上面板に対して位置調整可能に取り付けることにより、上面板と一体に紫外線殺菌装置を取り付け又は取り外しすることができ、紫外線ランプの交換等のメンテナンス作業を簡易に行うことができる。
【0029】
本出願の紫外線殺菌装置では、一対のガイドバーの長手方向両側部を容器から離れる方向に湾曲又は屈折させて外側に広げることにより、コンベヤの移動によって一対のガイドバー間を通過する容器の出入り動作をスムースに行うことができる。
【0030】
本出願の紫外線殺菌装置では、殺菌源筐体の容器と対向する面にカバー部材を設けることにより、コンベヤの揺れによって容器が大きく飛び出した場合にも、その容器をカバー部材で受けて紫外線殺菌手段に容器の口部が衝突するのを防止することができる。
【0031】
本出願の紫外線殺菌装置では、コンベヤの進行方向に延在された複数本の縦方向線材と、これと交差する方向に延在され且つ各縦方向線材を固定する複数本の横方向線材とでカバー部材を構成すると共に、縦方向線材を容器の口部側に配置することにより、コンベヤの揺れによって容器が大きく飛び出して口部がカバー部材に衝突した場合にも、その口部を縦方向線材に沿って滑らせて衝突時の衝撃力を小さくすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1〜図12は本発明の実施の例を示すもので、図1は紫外線殺菌装置の全体構成を示す外観斜視図、図2は同じく縦断面図、図3は同じく横断面図、図4はランプユニット組立体の側面図、図5は同じく平面図、図6は同じく斜視図、図7は同じく分解斜視図、図8はランプユニットの第1実施例の平面図、図9はガード部材の斜視図、図10はランプユニットの第1実施例のカバー部材を閉じた状態を示す断面図、図11は同じくカバー部材を開いた状態を示す断面図、図12はランプユニットの第2実施例を示す断面図である。
【0033】
図1に示すように、本発明の一実施例を示す紫外線殺菌装置20は、トンネル構造を備えた横長の容器殺菌室21と、この容器殺菌室21を長手方向に貫通するコンベヤ22と、このコンベヤ22の進行方向に沿って配置された2組のランプユニット組立体23,23等を備えて構成されている。
【0034】
容器殺菌室21は、左右方向に所定の間隔をあけて対向設置された側壁部21a,21bと、両側壁部21a,21bの上端部間を連結する天井部21cとを備えている。この容器殺菌室21の一方の側壁部21aには、2つの容器取出口24が長手方向に所定の間隔をあけて設けられている。各容器取出口24には開閉カバー25がそれぞれ開閉可能に取り付けられている。更に、側壁部21aの内面には、各開閉カバー25の開閉状態を検出するリミットスイッチ26がそれぞれ取り付けられている。各開閉カバー25には取手25aが取り付けられており、この取手25aを持って開閉カバー25を開放することにより、リミットスイッチ26の働きを介して後述する紫外線ランプ45が消灯するように構成されている。
【0035】
コンベヤ22は、紫外線による殺菌の対象物である容器を搬送して容器殺菌室21内を通過させるものである。このコンベヤ22は、容器が載置される無端状に連結された搬送媒体27と、この搬送媒体27を循環式に走行可能に支持する支持枠体28とを備えている。支持枠体28には、搬送媒体27の両側において側方に展開する平面部28a,28aが設けられている。このようなコンベヤ22としては、例えば、ベルトコンベヤ、バケットコンベヤ、チェーンコンベヤ等のように容器を載置して水平方向に搬送する各種のコンベヤ装置を適用することができる。
【0036】
しかしながら、コンベヤ22は、容器を載置して水平方向に搬送するものばかりでなく、例えば、平行に設置された2つのベルトで容器を挟みながら水平方向、上下方向又は斜め上下方向に搬送するコンベヤ、或いはボトルのネックを2本のL字型レールで支持して搬送するネック搬送システム式コンベヤ、更には、エアーで容器を押圧して搬送するコンベヤ等のように各種の搬送方式を適用することができる。
【0037】
このコンベヤ22によって搬送される容器としては、例えば、PETボトル(ポリエチレンテレフタレート製ボトル)30を挙げることができる。このPETボトル30は、コンベヤ22の搬送媒体27上に垂直に立てた状態で載置されており、垂直状態を保持して略水平方向に搬送される。このPETボトル30は容器の一具体例を示すもので、その他の樹脂製ボトルは勿論のこと、牛乳瓶やビール瓶等のガラス瓶、或いは板金製の缶等のように各種の材料により製造される容器を適用することができる。
【0038】
PETボトル30は、円筒状の胴部30aと、この胴部30aの上端に連続する円錐筒状の肩部30bと、この肩部30bの上端に連続する円筒状の口部30cとを備えている。図10に示すように、口部30cの外周面には、図示しないキャップが螺合される雄ネジ30dが設けられ、また、口部30cの下端には外向きに展開された外フランジ30eが設けられている。口部30cの上面に開口する穴から充填機によって内容物が充填され、また、飲食時等に口部30cの穴から内容物が排出される。この紫外線殺菌装置20によって殺菌処理されるPETボトル30は、一般的には内容物が充填される前のものであって、例えば、ブロー成形機によって成形された直後のPETボトルである。
【0039】
このPETボトル30の口部30cを殺菌処理する理由は、次のような事情による。一般に、ブロー成形は、ブロー成形機によって加熱溶融された熱可塑性プラスチック成形材料を押し出し、又は射出方式によりチューブ状に予備加熱したパリソン或いは2枚合わせのシートをブロー成形用金型内に挿入して加熱軟化した後、それらの内部に空気を吹き込んで中空製品を成形するものである。従って、ブロー成形によって成形されるPETボトル30の胴部30a及び肩部30bは、必然的に十分に高い温度まで加熱され、自動的に殺菌処理が行われる。そのため、ブロー成形に連続して内容物の充填作業を行うラインシステムにおいては、PETボトル30の内部を対象とする殺菌処理を別個独立に行う必要性は生じない。
【0040】
ところが、PETボトル30の口部30cは大きく膨らむことがないため、胴部30aや肩部30bのように高い温度まで加熱されることがない。そのため、口部30cには、例えばブロー成形用金型等から移ってきた細菌や微生物等が殺菌されずに残存するおそれがある。そこで、口部30cは、これを対象としたPETボトル30の殺菌処理を別個に行う必要がある。
【0041】
また、PETボトル30が、予め製造されて倉庫等に保存されているものである場合、このPETボトル30に内容物を充填するときには、その充填工程の直前にPETボトル30の殺菌処理が行われる。このときのPETボトル30の殺菌は、殺菌溶液中にPETボトル30を浸漬したり、PETボトル30に殺菌溶液を充填したりすることによって行われる。このとき、一般には、リンサー(容器洗浄装置)等で口部30cを持ってPETボトル30の洗浄が行われるため、リンサーの洗浄ノズルやボトル把持具等が口部30cに接触する。その結果、洗浄ノズル等に微生物が付着していると、その微生物によって口部30cが汚染されることがあり、その場合にも口部30cの殺菌が必要となる。
【0042】
このような理由から、内容物の充填前におけるPETボトル30の口部30cの殺菌が行われるものである。しかしながら、口部30cの殺菌は、このような場合に限定されるものではなく、例えば、内容物の充填後に口部30cを殺菌してもよく、また、キャップを装着した後に口部30cを殺菌処理するようにしてもよい。
【0043】
図1〜図3に示すように、容器殺菌室21の天井部21cには、長手方向に延びる四角形の大きな2つの開口部31,31が設けられている。各開口部31は、これよりも若干大きくて同じく四角形をなす上面板32,32によってそれぞれ着脱可能に覆われている。各上面板32の上面には、長手方向に所定の間隔をあけて一対の取手33,33が取り付けられている。更に、各上面板32の長手方向の一端上面には、コネクタボックス34が固定ねじ35a等の固着手段によってそれぞれ固定されている。
【0044】
このコネクタボックス34は、後述する紫外線ランプに電力を供給することを主目的とするものである。コネクタボックス34は直方体の筐体からなり、上面の開口部にはボックスプレート34aが止めねじ35b等の固着手段によってそれぞれ着脱可能に取り付けられている。このボックスプレート34aには、使用する紫外線ランプの数に対応した数(本実施例では4個)のコネクタ36が設けられている。コネクタ36は、ボックスプレート34aに取り付けられた受け具36aと、この受け具36aに着脱可能に装着される接続具36bとの組み合せからなり、接続具36bにコードが接続されている。
【0045】
また、各上面板32の下面には、長手方向に所定の間隔をあけて一対の支持ブラケット37,37がボルト38a及びナット38bの組み合せからなる固着手段によって取り付けられている。各支持ブラケット37は、コ字状に形成されたブラケット部37aと、このブラケット部37aの両端に連続して側方へ突出するように形成された固定部37b,37bとを有している。この支持ブラケット37の各固定部37bには穴が設けられており、各穴に挿通されたボルト38aの軸部に螺合されたナット38bの締め込みによって支持ブラケット37が上面板32に締付固定されている。更に、ブラケット部37aの略中央部には穴が設けられており、その穴には筐体ホルダ40の調整ネジ40bが緩く貫通されている。
【0046】
図1〜図6に示すように、筐体ホルダ40は、コ字状に形成されたホルダ本体40aと、このホルダ本体40aの中央片の略中央部に一体に固定された調整ネジ40bとから構成されている。調整ネジ40bは、ホルダ本体40aの両端片と反対側に突出されていて、支持ブラケット37のブラケット部37aに設けた穴に挿通されている。この調整ネジ40bには、ブラケット部37aを両側から挟んで挟持するように2個のロックナット41a,41bが螺合されている。
【0047】
更に、ホルダ本体40aの両端片には、後述するランプユニット44を着脱可能に係合支持するためのフック部42が左右対象となるようにそれぞれ3箇所に設けられている。各フック部42は、両端片の側面に開口して幅方向に延びる幅方向穴と、この幅方向穴の底部に連続して長手方向に延びる長手方向穴とからなり、全体として逆L字状に形成されている。各フック部42は、PETボトル30の容量に応じた高さと対応する位置に設定されている。例えば、上段のフック部42は容量が1.5lのPETボトル30を殺菌対象物とする場合に使用され、中段のフック部42は容量が1.0lのPETボトル30を対象物とする場合に使用され、下段のフック部42は容量が0.5lのPETボトル30を対象物とする場合に使用される。
【0048】
この筐体ホルダ40は、図1及び図2に示すように、2個で1組として使用され、互いのフック部42が同じ方向に開口するよう支持ブラケット37にそれぞれ吊下支持されている。1組の筐体ホルダ40,40によって支持されるランプユニット44は、図4〜図7に示すように、紫外線を放射する紫外線殺菌手段の一具体例を示す紫外線ランプ45と、この紫外線ランプ45を保持するランプ保持具46と、紫外線ランプ45から放射された紫外線を反射する反射板47と、この反射板47を支持する殺菌源筐体の一具体例を示すランプハウジング48等を備えて構成されている。
【0049】
ランプハウジング48は、下面を開口させた横長の直方体をなす筐体からなり、上面部48a及び4面の側面部48b,48cには紫外線を通過させるための多数の開口穴49a,49bが設けられている。開口穴49a,49bは、この実施例では円形としたが、四角形、三角形、楕円形その他の形状を適用することもできる。更に、ランプハウジング48の上面部48aには、長手方向に適当な間隔をあけて2個の取手50,50が設けられている。また、側面部48b,48c4面のうち、長手方向に対向する2面の側面部48b,48bの中央下部には、PETボトル30の口部30cを通過させる切欠き51がそれぞれ設けられている。
【0050】
このランプハウジング48の長手方向と交差する方向に対向する残り2面の側面部48c,48cには、長手方向に所定の間隔をあけて2個の係合ピン52,52が側方へ突出するようにそれぞれ設けられている。各係合ピン52は、筐体ホルダ40のフック部42を形成する長穴の幅よりも若干小径とされており、先端にはフック部42からの抜け出しを防止するための頭部が設けられている。このランプハウジング48の内側に、図10及び図11に示すように反射板47が開口方向に進退移動可能に取り付けられている。
【0051】
反射板47は、断面形状がコ字状をなす横長の板体からなり、その上面部47a及び両側面部47b,47bには、ランプハウジング48と同様に紫外線を通過させるための多数の開口穴53a,53bが設けられている。この開口穴53a,53bも開口穴49a,49bと同様に円形としたが、四角形、三角形、楕円形その他の形状を適用することもできる。この反射板47は、紫外線ランプ45から放射された紫外線の一部を開口穴53a,53bから背面側へ通過させるという機能も有するが、主な機能は紫外線を反射させて前面側の紫外線照射量を増加させることにある。そのため、反射板47の内面には、鏡面加工等を施すことによって紫外線を良く反射することができる反射面が設けられている。
【0052】
更に、反射板47の長手方向の両端部には、紫外線ランプ45を係合保持するためのランプ保持具46がそれぞれ4個ずつ取り付けられている。各ランプ保持具46は、紫外線ランプ45を挟持するために弾性が付与された一対の保持部と、両保持部間を連結する固定部とを有し、全体が板バネによって一体に形成されている。この4個のランプ保持具46のうち、中央の2個のランプ保持具46は止めネジ54によって上面部47aに着脱可能に取り付けられている一方、両端の2個のランプ保持具46は溶接等の固着手段によって各側面部47bに一体に取り付けられている。
【0053】
このランプ保持具46の取付方法の違いは、反射板47をランプハウジング48の内側において移動可能に保持して紫外線ランプ45の取付位置を調整可能に構成したことによるものである。これらランプ保持具46は、すべてを反射板47にネジ止め等して着脱可能に構成してもよく、また、すべてを溶接等して一体に固定する構成としてもよい。
【0054】
更に、紫外線ランプ45の取付位置を調整するため、図4、図8及び図10に示すように、反射板47の両側面部47b,47bには、側方に突出する固定ネジ55が2個ずつ取り付けられている。各固定ネジ55は、反射板47の内側に配された頭部を溶接等することによって反射板47に固定されている。この固定ネジ55の軸部はランプハウジング48の側面部48cに設けた長穴56を貫通して外側に突出しており、その突出部には蝶ナット57が螺合されている。この蝶ナット57の締め込みにより、その位置において反射板47がランプハウジング48に締付固定される。尚、反射板47は、この実施例とは逆に、左右の側面部47b,47bを内側にしてランプハウジング48内に収容し、上面部47aの反対側の面に4個のランプ保持具46を並べて設ける構成としてもよい。
【0055】
この反射板47の材質としてはステンレス鋼板が好適であるが、銅板等の他の金属板を用いることができ、また、紫外線に強いエンジニアリングプラスチックの板を使用することもできる。また、上面板32、支持ブラケット37、筐体ホルダ40及びランプハウジング48の材質としてはステンレス鋼板等の金属が好適であるが、紫外線に強いエンジニアリングプラスチックを使用することもできる。
【0056】
図10及び図11に示すように、反射板47に一対のランプ保持具46を介して支持される紫外線ランプ45は、波長が1〜400nm(ナノメートル)程度の波長範囲を有する紫外線のうち、特に、波長254nm付近に強い線スペクトルを有する殺菌線を発光する殺菌ランプである。この紫外線ランプ45は、290nm以下の光を透過する石英ガラス管又は紫外線透過ガラス管と、このガラス管の両端を閉じる一対の口金と、各口金に取り付けられた電極等を備えて構成されている。この紫外線の発生源である紫外線殺菌手段としては紫外線ランプ45に限定されるものではなく、例えば、半導体レーザによる紫外線の発光方式や、レーザ光を光ファイバを用いて伝送して照射する方式等のように紫外線を発光可能な各種の発光手段を適用することができる。
【0057】
図4に示すように、紫外線ランプ45の両端から導出された各コード58は、一つに纏められてランプハウジング48の上面部48aから保護管60を貫通してハウジング外に導出されている。保護管60は、ランプハウジング48から導出したコード58を紫外線による劣化から保護するためのもので、上面部48aに固定ネジ60a等の固着手段によって固定されている。この保護管60は、上面板32を貫通してコネクタボックス34内に挿入されている。このコネクタボックス34内において、各コード58の先端部がコネクタ36の受け具36aに電気的に接続されている。
【0058】
このランプハウジング48の開口側には、コンベヤ22によって搬送されるPETボトル30と反射板47に保持した紫外線ランプ45との間に介在して4本の紫外線ランプ45をPETボトル30との衝突等から保護するカバー部材61と、同じくコンベヤ22による搬送時にPETボトル30が紫外線ランプ45側に所定距離以上に近づくのを阻止するガード部材70とが取り付けられている。
【0059】
カバー部材61は、図7及び図10に示すように、コンベヤ22の進行方向と同一の紫外線ランプ45が延びる方向に延在された複数本の縦方向線材62と、紫外線ランプ45が延びる方向と交差する方向に延在された複数本の横方向線材63と、複数本の縦方向線材62の長手方向両端部を固定する左右2枚で1組をなす2組の固定板64a,64bとを備えている。横方向線材63は、コ字状に形成された枠体部63aと、この枠体部63aの開口側両端に連続して形成された固定部63b,63bとを有し、各固定部63bは枠体部63aの中央部と略平行をなして外側に延在されている。
【0060】
横方向線材63は、すべての縦方向線材62を適宜間隔で固定して一体化させるもので、縦方向線材62の長手方向に適宜な間隔をあけて複数配置されている。各縦方向線材62は真っ直ぐに延びた直線状の棒材からなり、横方向線材63の長手方向に適宜間隔あけて互いに平行をなすように配置されている。すべての縦方向線材62は、横方向線材63の一面側、即ち紫外線ランプ45から離れた側に配置されている。更に、すべての縦方向線材62と各横方向線材63とは、互いの交差部において溶接等の接合手段により結合されて一体とされている。そして、横方向線材63の各固定部63bに固定された縦方向線材62は、その長手方向の両端部において同じく溶接等の接合手段により固定板64a,64bに結合されて一体化されている。
【0061】
図6及び図11に示すように、一対の固定板64a,64bのうち一方の固定板64aには、ヒンジ65の一方の取付片がネジ止め等の固着手段によって固定されている。ヒンジ65の他方の取付片は、ランプハウジング48の一方の側面部48cにネジ止め等の固着手段によって固定されている。また、他方の固定板64bには、ネジ止め等の固着手段によってフック部材66が取り付けられている。このフック部材66の先端側のフック部は、ランプハウジング48の他方の側面部48c側に回り込むように形成されている。
【0062】
このフック部材66に対応させてランプハウジング48の他方の側面部48cには、締結部材67が取り付けられている。締結部材67は、フック部材66に対して着脱可能に係合される係合環67aと、この係合環67aを進退動作させてフック部材66に締結させる操作片67bとを備えている。
【0063】
かくして、図11に示すように、カバー部材61はヒンジ65を介してランプハウジング48に回動可能に連結されていて、ヒンジ65を回転中心としてカバー部材61を下方へ90°回動させることにより、ランプハウジング48の開口側が開かれて4本の紫外線ランプ45が露出される。この状態において、各紫外線ランプ45の交換作業が可能となる。
【0064】
一方、ヒンジ65を回転中心としてカバー部材61を上方へ90°回動させることにより、図10に示すように、横方向線材63の枠体部63aが4本の紫外線ランプ45で囲まれた空間部内に入り込む。この枠体部63aの凹部側にPETボトル30の口部30cが入り込むため、その口部30cを4本の紫外線ランプ45に最も近づけることができる。このカバー部材61の閉じ状態において、締結部材67の係合環67aをフック部材66に係合させた後、操作片67bを操作して締結力を付与することにより、カバー部材61がランプハウジング48に装着された状態でロックされる。尚、カバー部材の他の実施例としては、一対の固定板64a,64bの外側に横方向線材63を配置し、更にその外側に縦方向線材62を配置する構成としてもよい。
【0065】
また、カバー部材61の各固定板64a,64bの下面には、それぞれ取付ブラケット68が取り付けられている。図9〜図11に示すように、各取付ブラケット68はL字状に形成された板材からなり、下方に突出する一片を互いに対向させた状態で他片が溶接等の固着手段によって固定板64a,64bに固定されている。各取付ブラケット68の一片には、上下方向に延びる長穴68aがそれぞれ設けられている。これらの取付ブラケット68には、コンベヤ22で搬送されるPETボトル30が紫外線ランプ45側に所定以上に近づくのを阻止する一対のガイドバー70,70が位置調整可能に支持されている。
【0066】
一対のガイドバー70,70はガード部材の一具体例を示すもので、搬送されるPETボトル30を挟むよう肩部30bに両側から臨ませて略左右対象となるように配置されている。各ガイドバー70は、ランプハウジング48の長手方向の長さと略同程度の長さを有する断面形状が円形の棒材からなる。このガイドバー70の長手方向両端部よりやや内側には、同じ側面で同じ側方に突出する一対の略平行をなす支持軸71,71が溶接等の固着手段によって一体に取り付けられている。各支持軸71には雄ネジが設けられており、この支持軸71が取付ブラケット68の長穴68aにそれぞれ貫通されている。更に、各支持軸71には、取付ブラケット68を両側から挟持する一対のロックナット72a,72bがそれぞれ螺合されている。
【0067】
各ガイドバー70は、長手方向の中央部を若干下方へ突出させて全体を弓形に形成する方が好ましいが、一対の支持軸71,71間において直線的に延在させると共に、両端部70a,70aのみを上方へ円弧状に湾曲させ、又は直線状に屈折させる構成としてもよい。更に、各ガイドバー70の両端部70a,70aは、上方へ湾曲又は屈折させると同時に側方にも広げる(即ち、斜め上方へ突出させる。)ように形成するとよい。このような形状とすることにより、一対のガイドバー70,70間の出入口を広くして、両ガイドバー70,70間の空間部に対してPETボトル30の出入りが容易に行えるようにすることができる。
【0068】
この一対のガイドバー70,70とカバー部材61とが、4本の紫外線ランプ45を保持する反射板47をランプハウジング48に収納したランプユニット44に取り付けられている。このランプユニット44と筐体ホルダ40と支持ブラケット37とでランプユニット組立体23が構成されている。このランプユニット組立体23が上面板32に取り付けられ、それぞれ上面板32を介して2組のランプユニット組立体23が容器殺菌室21内に着脱可能に装着されている。
【0069】
このような構成を有する紫外線殺菌装置20によれば、例えば、次のようにしてPETボトル30の口部30cに紫外線を照射して効果的に殺菌処理することができる。図1に示すように、PETボトル30は、コンベヤ22上に立てられて搬送されることにより、容器殺菌室21内に送り込まれる。
【0070】
PETボトル30がコンベヤ22に載置されて搬送されることにより、図2及び図3に示すように、コンベヤ22の移動軌跡上方に設置されているランプユニット組立体23の下方にPETボトル30が移動する。このとき、PETボトル30の肩部30bが一対のガイドバー70,70間に入り込み、その上の口部30cがカバー部材61の凹部内に入り込む。そして、口部30cは、コ字状に囲まれた多数の縦方向線材63の内側を紫外線ランプ45に沿って移動する。この移動の際に、紫外線ランプ45から放射された紫外線が口部30cの内面及び外面に照射される。その結果、紫外線の殺菌力により口部30cの内面及び外面に付着している細菌やウイルス等の微生物を殺菌することができる。
【0071】
これと同時に、紫外線ランプ45から放射された紫外線の一部は、反射板47の開口穴53a,53b及びランプハウジング48の開口穴49a,49bを通過して容器殺菌室21の内壁面に照射される。その結果、容器殺菌室21の内壁面をも同時に紫外線殺菌することができ、容器殺菌室21の内壁面が微生物によって汚染されるのを抑制することができる。
【0072】
このようなPETボトル30の口部30cの殺菌時において、コンベヤ22に縦揺れが生じてPETボトル30が押し上げられると、上方へ所定量移動したところでPETボトル30の肩部30bが一対のガイドバー70,70の少なくとも一方に当接する。これにより、PETボトル30の上方への移動が制限され、これ以上の上方への移動が阻止されるため、口部30cがカバー部材61に接触するのを防ぐことができる。従って、口部30cの上面がカバー部材61に接触して傷つけられることがなく、内容物の充填後に装着されるキャップとの間のシール性を良好に保持することができる。また、口部30cが紫外線ランプ45に衝突することがないため、口部30cによる紫外線ランプ45の破損を防止することができる。
【0073】
このPETボトル30の上方への移動量を制限する一対のガイドバー70,70の高さ位置は、次のようにして簡単に調整することができる。図10に示すように、各ガイドバー70は、これと一体をなす一対の支持軸71,71が一対の取付ブラケット68,68の長穴68aにそれぞれ挿通されていて、一対のロックナット72a,72bによって各取付ブラケット68にそれぞれ締付固定されている。
【0074】
そこで、ロックナット72a,72bを緩めた後、長穴68aに沿って支持軸71を上下方向へ移動することにより、ガイドバー70を昇降させて高さ位置を自由に調整することができる。従って、常に、PETボトル30の口部30cがカバー部材61に接触する前に肩部30bがガイドバー70に当接するように設定することができる。更に、一対のロックナット72a,72bを緩めた後、ガイドバー70を支持軸71の軸方向に前進又は後退させて肩部30bとの隙間を変えることによっても、PETボトル30の高さ方向への移動の制限量を微調整することができる。
【0075】
また、コンベヤ22が上下方向に大きく振動して大きな縦揺れが生じ、PETボトル30が上方へ所定量以上移動した場合にも、口部30cによって紫外線ランプ45が破壊されるのを確実に防止することができる。即ち、PETボトル30がコンベヤ22により押し上げられて肩部30bが一対のガイドバー70,70に当接したにも係わらず、例えば肩部30bの弾性変形等によってPETボトル30が更に上方へ移動すると、口部30cがカバー部材61に当接する。このカバー部材61は、互いに交差するように配置された複数本の縦方向線材62と複数本の横方向線材63とを各交差部において結合して網目構造を構成しているため、口部30cをしっかりと受け止めて更なるPETボトル30の上方への移動を確実に防止することができる。
【0076】
その結果、PETボトル30の上方への移動がカバー部材61によって阻止されるため、口部30cが紫外線ランプ45に当接することがなく、口部30cの衝突による紫外線ランプ45の破損を確実に防止することができる。この場合、口部30cの上端がカバー部材61の縦方向線材62に摺動接触するが、その縦方向線材62はコンベヤ22の移動方向と同方向に延在されているため、口部30cと縦方向線材62との間に発生する摺動摩擦抵抗を極めて小さなものとすることができる。従って、口部30cが縦方向線材62に接触する際に生ずる影響を少なくすることができ、そのPETボトル30をスムースに搬送させてボトルの倒れ等を防ぎ、ラインシステムの停止等の大きな障害が生ずるのを防止することができる。
【0077】
また、カバー部材61は、ランプユニット44の下面に回動可能に取り付けられているため、紫外線ランプ45の交換作業を簡単に行うことができる。即ち、図10及び図11に示すように、カバー部材61は、幅方向の一端に設けたヒンジ65によってランプハウジング48の一方の側面部48cに回動可能に連結されていると共に、幅方向の他端にはフック部材66が取り付けられており、このフック部材66を係合可能な締結部材67が他方の側面部48cに取り付けられている。
【0078】
その結果、締結部材67を緩めてフック部材66との係合を解除した後、図11に示すように、ヒンジ65を回転中心としてカバー部材61を90°回動させることにより、ランプハウジング48の開口側を開放して紫外線ランプ45を露出させることができる。これにより、ランプ保持具46に対する紫外線ランプ45の着脱作業が容易となり、紫外線ランプ45を簡単に交換することができる。その後、ヒンジ65を回転中心としてカバー部材61を逆方向へ90°回動させることにより、図10に示すように、ランプハウジング48の開口側をカバー部材61で閉じて紫外線ランプ45を保護することができる。
【0079】
更に、4本の紫外線ランプ45をランプ保持具46を介して保持する反射板47がランプハウジング48に対して位置調整可能に構成されているため、紫外線ランプ45の取付位置の微調整を簡単に行うことができる。即ち、反射板47に設けた固定ネジ55がランプハウジング48の長穴56を貫通して外側に突出されていて、その突出部に蝶ナット57が螺合されている。そこで、蝶ナット57を緩めた後、長穴56に沿って固定ネジ55を上下方向へ移動させることにより、その移動量に応じて反射板47を昇降させて、4本の紫外線ランプ45を一度に上下動させて高さ方向の微調整を行うことができる。
【0080】
また、一対のガイドバー70,70の長手方向両側の端部70aが、それぞれ外側に広げつつ上方へ曲げられているため、一対のガイドバー70,70に対するPETボトル30の供給及び排出動作を確実にして、一対のガイドバー70,70間にPETボトル30をスムースに通過させることができる。これにより、PETボトル30の肩部30bが一対のガイドバー70,70に接触するのを抑制し、ガイドバー70との摺動接触によってPETボトル30が傷つけられるのを抑制することができる。特に、ガイドバー70の全体を弓形に湾曲させることにより、ガイドバー70と接触するおそれのある範囲を可及的に少なくして、PETボトル30の損傷を最小限に抑えることができる。
【0081】
また、この実施例に係る紫外線殺菌装置20によれば、PETボトル30の大きさの変化に対しても迅速且つ確実に対応することができる。即ち、図4及び図6等に示すように、ランプユニット44は、ランプハウジング48に設けた係合ピン52を筐体ホルダ40に設けた複数のフック部42のうち任意のフック部を選択して掛け止めることによって係合支持する構成としたため、そのフック部を掛け替えるだけでランプユニット44全体の高さを簡単に変更することができる。
【0082】
この実施例では、筐体ホルダ40には3箇所にフック部42を設け、上段のフック部42は容積が1.5l(リットル)のPETボトル30の高さに対応し、中段のフック部42は容積が1.0lのPETボトル30の高さに対応するとともに、下段のフック部42は容積が0.5lのPETボトル30の高さに対応するように設定されている。そのため、図示実施例では、容積が1.5lのPETボトル30を殺菌対象として、その口部30cを紫外線で殺菌処理することができるが、1.0l又は0.5lのPETボトル30を殺菌対象とする場合には、係合ピン52の掛け止め位置を上段から中段又は下段に掛け替えることにより、ランプユニット44の高さ位置を一度に大きく変化させて迅速且つ簡単に対応することができる。尚、フック部の数は2箇所であってもよく、また4箇所以上であってもよい。更に、フック部42の設定位置は、容積が0.35l又は0.3lのPETボトルに対応させてもよく、適宜に設定できるものである。
【0083】
更に、筐体ホルダ40を支持ブラケット37で支持する構成としたため、ランプユニット44の高さ位置の微調整を行うこともできる。このランプユニット44の高さの微調整は、支持ブラケット37のブラケット部37aを両側から挟持する一対のロックナット41a,41bによる固定位置を変えることによって簡単に行うことができる。即ち、ランプユニット44の位置を高くする場合には、まず下側のロックナット41bを緩めた後、上側のロックナット41aを閉め込み、ランプユニット44を所望の高さまで持ち上げる。一方、ランプユニット44の位置を低くする場合には、まず上側のロックナット41aを緩めた後、下側のロックナット41bを閉め込むことにより、ランプユニット44を所望の高さまで持ち上げる。この所望の高さ位置で上下からロックナット41a,41bを締め込むことにより、ランプユニット44の高さを微調整することができる。
【0084】
図12は、本願発明に係るランプユニットの第2の実施例を示すものである。この実施例に示すランプユニット74は、使用する紫外線ランプ45を3灯とすると共に、カバー部材75を縦方向線材75aと横方向線材75bとの組み合せのみによって形成し、更にガイドバー70の調節を1個のロックナット72で行うことができるようにしたものである。ランプハウジング78の上面部78aには、複数の開口穴79aが設けられ、両側の側面部78bには2個ずつ合計4個の長穴79bが設けられてイル。
【0085】
このランプハウジング78の内側に配置された反射板77の上面部77aには、3個のランプ保持具46が横並びに配置され、止めネジ54等の固着手段によって着脱可能に取り付けられている。この反射板77の左右の側面部77b,77bには、長手方向に所定の間隔をあけて2個ずつ合計4個の固定ネジ55が固定されている。各固定ネジ55の先端部は長穴79bを貫通して外側に突出し、その突出部には蝶ナット57がそれぞれ螺合されている。
【0086】
また、ランプハウジング78の開口側を覆うカバー部材75は、同一平面上において互いに平行に配置された複数本の縦方向線材75aと、これら縦方向線材75a間を横方向に連結する複数本の横方向線材75bとによって構成されている。横方向線材75bは平面コ字状に形成されており、ランプハウジング78の両側面部77b,77bの外側に重なり合う両端を固定ネジ76で締めつけることにより、カバー部材75がランプハウジング78に対して着脱可能に取り付けられている。さらに、縦方向線材75aには、中央部を通過するPETボトル30を両側から挟むように2個で一対をなす取付ブラケット80,80が固定されている。
【0087】
各取付ブラケット80は、L字状に形成された固定部80aと、この固定部80aの一端に連続して形成された同じくL字状をなす取付部80bとを有している。各取付ブラケット80の取付部80bの先端側は、PETボトル30の肩部30bの傾斜面に対向するよう同程度の傾斜角を持って傾斜させて形成されている。この取付部80bの先端側には貫通穴が設けられており、その貫通穴にはガイドバー70の支持軸71が挿通されている。そして、支持軸71には上述した実施例と同様に、取付部80bを挟むように一対のロックナット72a,72bが取り付けられている。
【0088】
この実施例によれば、一対のロックナット72a,72bを緩めて支持軸71を軸方向へ出し入れすることにより、ガイドバー70の高さを変えてPETボトル30の上下方向移動の制限量を調整することができる。また、上述した第1実施例と比べて、カバー部材75の構成をより簡単なものとすることができる。他の構成は上述した第1の実施例と同様であり、かかる構成とすることによっても同様の効果を得ることができる。
【0089】
以上説明したが、本発明は上述した実施の例に限定されるものではなく、例えば、上記例においては一対のガイドバー70,70をPETボトル30の肩部30bに臨ませ、この肩部30bの移動をガイドバー70で制限してPETボトル30が紫外線ランプ45に所定以上近づくのを阻止する構成としたが、PETボトル30の胴部30a又は口部30c下端のフランジに一対のガイドバー70,70を臨ませ、これら胴部30a等をガイドバー70に当接させてPETボトル30の移動を阻止する構成とすることもできる。更に、上記実施例では、ガード部材を断面円形のガイドバーで構成した例について説明したが、その断面形状に限定されるものでもなく、楕円形、流線型、三角形、砲弾形、その他各種の形状に形成できることは勿論である。
【0090】
また、上記実施例では、2組のランプユニット組立体23をコンベヤ22の走行方向に並べて設けた例について説明したが、ランプユニット組立体23は1組であってもよく、また3組以上を縦方向に並べる構成とすることもできる。更に、ランプユニット44に装着される紫外線ランプ45の数は、1本又は2本或いは5本以上を使用する構成であってもよい。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願の紫外線殺菌装置によれば、紫外線殺菌手段の近傍に容器の口部が紫外線殺菌手段側に所定以上近づくのを阻止するガード部材を設ける構成としたため、コンベヤに振動が生じて容器が飛び跳ねようとした場合にも、その容器をガード部材で受け止めて移動を阻止し、口部が紫外線殺菌手段やその保持具等に衝突するのを防止することができる。そのため、容器の口部を紫外線によって確実に殺菌処理することができると共に、その口部が紫外線殺菌手段や保持具等に衝突して傷つけられることがなく、その後に装着されるキャップに対するシール性を良好に保持することができるという効果がを得ることができる。
また、飛び出した容器の胴部等にガード部材を当接して容器の移動を阻止し、その口部が紫外線殺菌手段等によって傷つけられるのを防止することができる。更に、ガード部材を殺菌源筐体に一体化させて構造を簡単化させることができ、簡単な構成のガード部材を有する紫外線殺菌装置を提供することができるという効果が得られる。
【0093】
本出願の紫外線殺菌装置によれば、筐体ホルダに複数のフック部を設けると共に殺菌源筐体に係合ピンを設け、複数のフック部に対する係合ピンの係合位置を変える構成としたため、殺菌源筐体の取付位置を容器の高さに応じて複数段階にワンタッチ操作で簡単に変更することができ、しかも多段階に変更できる紫外線殺菌装置を提供することができるという効果が得られる。
【0094】
本出願の紫外線殺菌装置によれば、筐体ホルダを上面板に対して位置調整可能に取り付ける構成としたため、上面板と一体に紫外線殺菌装置を取り付け又は取り外しすることができ、紫外線ランプの交換等のメンテナンス作業を簡易に行うことができる紫外線殺菌装置を提供することができるという効果が得られる。
【0097】
本出願の紫外線殺菌装置によれば、一対のガイドバーの長手方向両側部を容器から離れる方向に湾曲又は屈折させて外側に広げる構成としたため、コンベヤの移動によって一対のガード部材間を通過する容器の出入り動作をスムースに行うことができる紫外線殺菌装置を提供することができるという効果が得られる。
【0098】
本出願の紫外線殺菌装置によれば、殺菌源筐体の容器と対向する面にカバー部材を設ける構成としたため、コンベヤの揺れによって容器が大きく飛び出した場合にも、その容器をカバー部材で受けて紫外線殺菌手段に容器の口部が衝突するのを防止することができ、紫外線殺菌手段を効果的に保護できる紫外線殺菌装置を提供することができるという効果が得られる。
【0099】
本出願の紫外線殺菌装置によれば、コンベヤの進行方向に延在された複数本の縦方向線材と、これと交差する方向に延在され且つ各縦方向線材を固定する複数本の横方向線材とでカバー部材を構成すると共に、縦方向線材を容器の口部側に配置する構成としたため、コンベヤの揺れによって容器が大きく飛び出して口部がカバー部材に衝突した場合にも、その口部を縦方向線材に沿って滑らせて衝突時の衝撃力を小さくすることができる紫外線殺菌装置を提供することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紫外線殺菌装置の第1の実施例の外観構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す紫外線殺菌装置を縦方向に断面して示す説明図である。
【図3】図1に示す紫外線殺菌装置を横方向に断面して示す説明図である。
【図4】図1に示す紫外線殺菌装置のランプユニット組立体を示す側面図である。
【図5】図1に示す紫外線殺菌装置のランプユニット組立体を示す平面図である。
【図6】図1に示す紫外線殺菌装置のランプユニット組立体を示す斜視図である。
【図7】図1に示す紫外線殺菌装置のランプユニット組立体を分解して示す斜視図である。
【図8】図1に示す紫外線殺菌装置のランプユニット組立体のランプユニットを示す底面図である。
【図9】図1に示す紫外線殺菌装置のランプユニット組立体のガード部材を分解して示す斜視図である。
【図10】図3に示す紫外線殺菌装置の要部を拡大して示すもので、カバー部材を殺菌源筐体に装着した状態の断面図である。
【図11】図3に示す紫外線殺菌装置の要部を拡大して示すもので、カバー部材を殺菌源筐体から開放した状態の断面図である。
【図12】本発明の紫外線殺菌装置に係るランプユニットの第2の実施例を示す断面図である。
【図13】従来の紫外線殺菌装置の概略構成を断面して示す説明図である。
【符号の説明】
20 紫外線殺菌装置、 21 容器殺菌室、 22 コンベヤ、 23 ランプユニット組立体、 30 PETボトル(容器)、 30a 胴部、 30b 肩部、 30c 口部、 32 上面板、 37 支持ブラケット、 40筐体ホルダ、 41a,41b,72a,72b ロックナット、 42 フック部、 44,74 ランプユニット(紫外線殺菌手段)、 45 紫外線ランプ(紫外線発生源)、 46 ランプ保持具、 47,77 反射板、 48,78 ランプハウジング(殺菌源筐体)、 52 係合ピン、 61,75 カバー部材、 68,80 取付ブラケット、 70 ガイドバー(ガード部材)、 71 支持軸

Claims (6)

  1. 口部が開口された容器を搬送するコンベヤと、
    上記コンベヤが通過するトンネル構造の容器殺菌室と、
    上記容器殺菌室内に着脱可能に装着されて上記コンベヤに沿って設置されると共に搬送される上記容器の口部に向けて紫外線を照射する紫外線殺菌手段と、を備えた紫外線殺菌装置において、
    上記紫外線殺菌手段の近傍に、当該紫外線殺菌手段に対して上記容器の口部が所定以上に近づくのを阻止するガード部材を設け
    上記ガード部材は、上記コンベヤの進行方向に沿って延在された一対のガイドバーからなり、
    上記一対のガイドバーは、取付ブラケットを介して殺菌源筐体に位置調整可能に取り付けられ、
    上記一対のガイドバーを、コンベヤで搬送される上記容器を側方から挟むように配置すると共に容器の口部の開口端近傍以外の部分に当接して当該容器の上記紫外線殺菌手段側への移動を阻止するようにした
    ことを特徴とする紫外線殺菌装置。
  2. 上記殺菌源筐体を位置調整可能に支持する筐体ホルダを設け、
    上記筐体ホルダには複数のフック部を設けると共に上記殺菌源筐体には上記フック部に着脱可能に係合される係合ピンを設け、
    上記複数のフック部に対する上記係合ピンの係合位置を変えることによって殺菌源筐体の取付位置を変更可能とした
    ことを特徴とする請求項記載の紫外線殺菌装置。
  3. 上記筐体ホルダは、上記容器殺菌室の上面開口部に着脱可能に装着される上面板に対して位置調整可能に取り付けた
    ことを特徴とする請求項2記載の紫外線殺菌装置。
  4. 上記一対のガイドバーの長手方向両側部は、上記容器から離れる方向に湾曲させるか又は屈折させてそれぞれ外側に広げるようにした
    ことを特徴とする請求項記載の紫外線殺菌装置。
  5. 上記殺菌源筐体の上記容器と対向する面には、上記コンベヤにより搬送される容器の口部と上記紫外線殺菌手段との間に介在して当該紫外線殺菌手段を保護するカバー部材を設けた
    ことを特徴とする請求項記載の紫外線殺菌装置。
  6. 上記カバー部材は、上記コンベヤの進行方向に延在された複数本の縦方向線材と、コンベヤの進行方向と交差する方向に延在されると共に上記複数本の縦方向線材を固定する複数本の横方向線材とを有し、
    上記縦方向線材を上記容器の口部側に配置して上記殺菌源筐体に取り付けた
    ことを特徴とする請求項5記載の紫外線殺菌装置。
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