JP4456689B2 - 圧電アクチュエータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電素子が積層された振動板を筐体内に収納した圧電アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、角速度検出装置の一つとして、一定方向に噴出されたガス流に対して、移動体の進行方向の変化による角速度が作用したときのガス流の偏向状態を、ヒートワイヤ等からなる感温素子を用いて電気的に検出するようにしたガス式角速度検出器が知られている(特開平2−130474号公報,特開平3−29858号公報,特開平3−255961号公報等参照)。
【0003】
また、この種の角速度検出装置では、上記各公報に開示されているように、角速度検出用のガス流を生成するためのポンプとして、圧電素子が積層された振動板を、ガスの吸入孔及び排出孔を備えた密閉筐体内に収納し、振動板の振動によって、吸入孔からガスを吸入し、排出孔からガスを吐出するように構成された圧電アクチュエータが使用されている。
【0004】
従来の圧電アクチュエータは、圧電素子が積層された振動板の周縁を、密閉筐体を構成する上ケースと下ケースとの間に挟持させるようにして、その上ケースと下ケースを加締めや溶接またはネジ止めなどによって結合させるようにしていた。
【0005】
また、圧電アクチュエータを駆動させるには、振動板に積層された圧電素子の表・裏面(詳しくは振動板への積層面と振動板とは反対側の面)に交流駆動電圧を印加し、圧電素子を伸縮させる必要がある。そのため、従来では、圧電素子の振動板とは反対側の表面にリード線を接続し、このリード線と圧電素子が積層された振動板との間に交流駆動電圧を印加することにより、圧電素子を伸縮させ、その伸縮により振動板を振動させるようにしている。
【0006】
そして、リード線をケースの外部に引き出すために、密閉筐体(上ケース又は下ケース)には、リード線を挿通するためのリード線挿通孔が設けられ、このリード線挿通孔を介してリード線を外部に引き出すようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、圧電アクチュエータを角速度検出装置等に組み付けたり、圧電アクチュエータを駆動させるために電源装置に接続する場合に、リード線に強い力が加わると、その力が振動板に伝わり、振動板の振動特性が変化するとか、リード線が圧電素子から外れてしまい、使用不可能になる、といった問題があった。
【0008】
このため、従来の圧電アクチュエータを取り扱う際には、リード線に強い力(引っ張り力)が加わることのないよう、細心の注意を払う必要があり、圧電アクチュエータを取り扱う際の作業性の低下を招いていた。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、圧電素子を積層した振動板を筐体内に収納した圧電アクチュエータにおいて、筐体に外力が加わっても、振動板の振動特性が変化することなく、常に正常動作できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段,発明の実施の形態及び発明の効果】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、板面中央に圧電素子が積層された振動板と、前記圧電素子の前記振動板とは反対側に接続された電源供給用の第1のリード線と、アッパケースとロワケースの互いを接合させることにより一体化されるとともに、前記振動板の周縁を挟持して収納するように構成された筐体とを備えた圧電アクチュエータであって、前記筐体は合成樹脂からなり、前記振動板は、金属製の環状部材にて周縁が挟持された状態で前記筐体内に収納され、前記筐体の前記アッパケースに、前記第1のリード線と接続され、該筐体の外側から前記圧電素子に駆動電圧を印加するための第1の接続端子を設けるとともに、前記圧電素子に前記振動板側より電源を供給するための第2の接続端子を設け、前記第2の接続端子は前記環状部材に直接設けられ、前記筐体は、該第2の接続端子を該筐体の外部へ突出させるための通孔を備えており、前記第1の接続端子と前記第2の接続端子とを、外部の電源供給装置に接続されたコネクタと装着できるような間隔を空けて並列的に配置したことを特徴とする。
【0010】
このように、請求項1記載の圧電アクチュエータにおいては、圧電素子に接続された第1のリード線が、筐体に設けられた第1の接続端子と接続されていることから、筐体の外部にて発生して第1の接続端子にまで及んだ外力は、この第1の接続端子に接続された第1のリード線に伝わることはない。
【0011】
このため、請求項1記載の圧電アクチュエータによれば、圧電アクチュエータを角速度検出装置等の使用対象物に組み付けたり、第1の接続端子に電源供給装置の電源供給線を接続する際に、第1の接続端子が引っ張られても、その力がリード線を介して振動板に伝わって、振動板の振動特性が変化したり、第1のリード線が圧電素子から外れてしまうのを、確実に防止することができる。
【0012】
尚、第1の接続端子に電源供給装置の電源供給線を接続し易くするために、第1の接続端子を筐体から外側へ適度に突出させて設けるとよい。更に、第1の接続端子自体に適度な大きさの通孔を設けておくと、電源供給線を接続する際に、この通孔に電源供給線を通して固定できるので便利である。その際、半田付け、ねじ止め等の固定手段を併用すれば強固に固定することができる。
【0013】
そして、第1の接続端子を筐体に設けるには、ねじ止め,接着等、種々の固定手段が考えられるが、請求項3に記載のように、筐体に埋設すると、確実に固定することが可能である。例えば、金属製の筐体を有する圧電アクチュエータの場合では、第1の接続端子における埋設箇所を絶縁加工しておけば容易に埋設できる。
【0014】
ところで、筐体に第1の接続端子を埋設するには、あらかじめ、埋設用の凹部を筐体に設けておく必要がある。また、圧電アクチュエータはポンプとして構成されることが多く、その場合には、筐体に、吸入孔,排出孔等を設ける必要がある。しかし、従来のように、筐体が金属製の場合には、これらの複雑な形状を加工するのが難しかった。
【0015】
そこで、請求項1に記載のように、筐体を合成樹脂にて構成すれば、複雑な形状がモールド成形等の方法により容易に形成することができ、生産性の向上を図ることができる。しかも、圧電アクチュエータ自体の軽量化が実現でき、且つ、製造コストを低減できることにもなる。
【0016】
ところで、圧電アクチュエータを駆動させるには、圧電素子の表・裏面に交流駆動電圧を印加する必要があり、そのためには、リード線と振動板との間に交流駆動電圧を印加する必要がある。
そして、従来の圧電アクチュエータのように筐体を金属製にすれば、振動板周縁を筐体にて挟持させ、この筐体とリード線との間に交流駆動電圧を印加すれば、圧電素子を駆動して振動板を振動させることができる。
【0017】
しかし、筐体を合成樹脂にて形成した場合には、筐体にて振動板周縁を挟持しても、筐体を介して、振動板(曳いては圧電素子)に交流の駆動電圧を印加することができない。
また、圧電素子への電圧印加によって振動板を振動させるには、振動板の振動が周囲に漏れないように、振動板周縁を硬い金属でしっかりと挟持する必要があり、筐体を合成樹脂にて構成し、筐体単体で振動板周縁を挟持するようにすると、振動板を所望の振動特性で振動させることができない。
【0018】
そこで、本発明(請求項1)のように、振動板周縁を金属製の環状部材にて挟持した状態で、前記筐体内に収納すればよい。
つまり、このように構成すれば、振動板周縁が金属製の環状部材にて挟持されるので、振動板の振動特性を確保することができ、しかも、圧電素子の振動板への積層面には、振動板周縁を挟持した環状部材を介して電圧を印加できるので、圧電素子への交流の駆動電圧の印加経路を容易に確保することができる。
【0019】
また、請求項1に記載のように、前記圧電素子に、前記振動板側より電源を供給するための第2の接続端子を前記筐体に設けてもよい。
また、請求項1に記載のように、第2の接続端子を環状部材に直接設け、第2の接続端子を筐体の外部へ突出させるための通孔を筐体に設けるとなおよい。
このようにすると、第2の接続端子に外力が加わっても、振動板が環状部材に挟持固定されているため、外力が伝わらず、振動板の共振特性に悪影響を与えることがない。
また、本発明(請求項1)の圧電アクチュエータを組み立てる場合には、第2の接続端子が設けられた部分を筐体に設けた通孔から突出させ、環状部材自体を筐体に固定すればよいので、先に述べた第2のリード線を用いた場合よりも、組立が容易となるため、本発明(請求項1)の圧電アクチュエータは生産性がよりよい。
そして、第2の接続端子を環状部材に設ける手段は種々考えられる。例えば、それぞれ別個の2部品にて構成された第2の接続端子と環状部材とを互いに溶接にて固定してもよい。しかし、強度上からは、鋳造または鍛造等にて、第2の接続端子と環状部材とを一体に形成するのが望ましい。
また、第1,第2の接続端子を筐体に設ける際には、これら第1,第2の接続端子が互いに導通しない間隔を空けて配置し、しかも、できるだけ一カ所に集中させて配置しておけば、電源供給装置との接続が容易に行えて便利である。
また、電源供給線の先端部にコネクタが接続されている場合には、請求項1に記載のように、第1,第2の接続端子の配置間隔をそのコネクタに合わせておけば、圧電アクチュエータと電源供給装置との接続、あるいは圧電アクチュエータを電源供給装置から切断するのが簡単である。尚、コネクタは、確実に接続可能であれば、内側に凹状を成すソケット型、あるいは、外側に凸状を成すピン型等、どのように形成してもよい。そして、第1,第2の接続端子は、このコネクタ形状に嵌合するように構成すればよい。
そして、請求項2に記載のように、前記第2の接続端子は、前記アッパケースの外側に形成した凹部または前記アッパケースに穿設した通孔に対して自身の基端部を埋設することにより前記筐体に固定されるとともに、前記振動板または前記環状部材と前記アッパケースの内を挿通する第2のリード線にて接続されるようにしてもよい。
【0020】
このように、第2の接続端子を設けることで、圧電素子への駆動電圧の印加経路を容易に確保できるだけでなく、第1の接続端子を設けた場合と同様に、筐体の外部にて発生して第2の接続端子にまで及んだ外力は、この第2の接続端子と振動板(あるいは、環状部材)との間を接続する第2のリード線に伝わることがなく、振動板の振動特性が変化したりすることがない。
【0021】
また、第2の接続端子に電源供給線を接続し易くするために、第2の接続端子を筐体から外側へ適度に突出させて設けるとよい。更に、第2の接続端子自体に適度な大きさの通孔を設けておくと、電源供給線を接続する際に、この通孔に電源供給線を通して固定できるので便利である。その際、半田付け、ねじ止め等の固定手段を併用すれば強固に固定することができる。
【0022】
そして、請求項2に記載のように、第2の接続端子を筐体に埋設すると、筐体に確実に固定することができる。
【0026】
ところで、請求項4に記載のように、このコネクタを利用して電源供給装置の回路基板に圧電アクチュエータを直接固定してもよい。その場合には、電源供給線との接続作業がなくなり、取付作業自体を一作業に集約することが可能となるので、圧電アクチュエータの着脱作業が容易となる。
【0027】
更に、回路基板に、圧電アクチュエータの筐体自体を収納するソケットを設け、そのソケット内部に第1,第2の接続端子を接続するためのコネクタを設けるようにすれば、圧電アクチュエータの着脱の方向が定まるので、着脱作業がさらに容易となり、しかも、ソケットに筐体を収納するので、筐体に外力が加わるのを確実に防止することが可能となる。したがって、振動板は最適な共振特性を維持しながら振動することが可能となる。尚、角速度検出装置等の使用対象物にソケットを設けて組み付るようにしてもよい。
【0028】
また、本発明(請求項1〜4)の圧電アクチュエータは、振動板の形状,板厚,材質、或いは振動板の周縁を挟持する挟持力等によって、振動板の振動特性(共振周波数)が決まるため、これらのパラメータを適宜設定することにより、振動板の振動特性を任意に設定することができる。このため、本発明の圧電アクチュエータは、前述したポンプとして使用する以外にも、例えば、振動板の振動により所定の周波数帯の音波(例えば超音波)を発生する音波発生器として構成し、超音波洗浄機や加湿機(霧化機)の駆動源として使用することもできる。
【0029】
そして、特に、前述した角速度検出装置用のポンプとして使用する場合には、請求項5に記載のように、筐体を密閉構造とし、この筐体の外壁に、ガスの吸入孔及び排出孔を設けて、振動板の振動によりガスを吸入孔から筐体内部に吸入し、排出孔からガスを吐出するように構成すればよい。
【0030】
【実施例】
(第1実施例)
以下に本発明の第1実施例を図面と共に説明する。
図1は、前述のポンプとして構成された第1実施例の圧電アクチュエータの構成を表し、(a)はその平面図、(b)は(a)に示すX−X線断面図である。
【0031】
図1に示すように、本実施例の圧電アクチュエータ2は、中央に凹部4aを有し、円皿状を呈する合成樹脂製のアッパケース4と、円盤状を呈する合成樹脂製のロワケース6と、これら各ケース4,6の内側において互いに対向配置することにより形成されるポンプ室を2分する金属製の振動板8と、振動板8の周縁を挟持する金属製の環状部材である一対の支持リング12a,12bとを備える。
【0032】
振動板8は、扁平な円盤状に形成されており、アッパケース4側の板面中央には、圧電素子10が積層されている。圧電素子10は、PZT等の圧電体の表・裏面に電極を形成したものであり、圧電素子10の振動板とは反対側(表面)には、振動板8の振動特性に対応した周波数の交流駆動電圧を印加するためのリード線14aが、半田付け,ろう付け或いは溶接等により接続されている。尚、リード線14aは、導電線をシリコンゴム等の絶縁材にて被覆した被覆線であり、後述する第1の接続端子であるピン状の接続端子16aに接続されている。
【0033】
支持リング12aは、内側に振動板8を設置できるように、その断面形状が階段状を呈しており、更に、支持リング12a上端の外側端部周縁には、加締め用の薄板部Pが形成されている。また、支持リング12bは、断面形状が略長方形となるように形成されている。
【0034】
そして、振動板8は、まず振動板8を支持リング12aの内側に設置し、その上から支持リング12bを設置し、支持リング12aの薄板部Pを内側に折り曲がるように所定の治具にて加締めることにより、その周縁が、支持リング12a,12bに挟持され、支持リング12a,12bと一体化されている。
【0035】
また、このように支持リング12a,12bと一体化された振動板8は、支持リング12a,12bが各ケース4,6の凹部20a,20bにて挟持されることにより、ポンプ室内に固定され、ポンプ室を上下2室に分離している。
尚、支持リング12aを介して振動板8(延いては圧電素子10の振動板8側電極)に交流駆動電圧を印加するために、後述する第2の接続端子であるピン状の接続端子16bが、支持リング12aの側壁から外側方向に延設されている。また、各接続端子16a,16bは、互いに間隔を空けた状態で、縦方向に並列配置されている。
【0036】
次に、アッパケース4の凹部4aのうち、リード線14aが圧電素子10に半田付けされる部分は、段差を付けてより大きく凹んでおり、その凹部の上壁には、ポンプ室内に外気を導入するための吸入孔4dが穿設されている。また、アッパケース4の凹部4aの側上壁には、リード線14aを外部に引き出すためのリード線挿通孔4cが穿設されている。そして、アッパケース4において、支持リング12aから接続端子16bが延出している部分に対応する箇所には、接続端子16bをアッパケース4の外部に突出させるための通孔4eが穿設されている。
【0037】
そして、アッパケース4の凹部4aにおいて、振動板8と対向する対向面の吸入孔4dとは離れた位置には、ポンプ室内のガスを排出するための吹出ノズル18が形成され、吹出ノズル18に穿設された排出孔18aから、ポンプ室内のガスを真っ直ぐ吐出できるようにされている。そして、振動板8の排出孔18aとの対向位置には連通孔8aが穿設され、この連通孔8aにて、アッパケース4の凹部4aにて形成される一方のポンプ室と、ロワケース6側に形成される他方のポンプ室とが連通されている。
【0038】
また、アッパケース4の周縁でロワケース6に当接する当接部分には、凸条4bが形成され、ロワケース6においてアッパケース4に当接する当接部分には、凸条4bに対応する溝部6bが形成されている。そして、アッパケース4とロワケース6とは、凸条4aを溝部4bに嵌合させ、接着剤や溶着(例えば、超音波溶着等)により互いに接合させることにより一体化され、密閉筐体を構成している。
【0039】
そして、アッパケース4の外側において、リード線挿通孔4cの開口部分の下隣には、接続端子16aが突設されている。尚、接続端子16aは先端部が丸みを帯びたピン状を成し、真鍮にて形成されている。また、接続端子16aの基端部は、この基端部に対応した形状を有するようにアッパケース4に形成された凹部22aに埋設固定されている。そして、アッパケース4から突出した接続端子16aの根本には、リード線14aが半田付け,ろう付け或いは溶接等により接続されている。
【0040】
尚、接続端子16aの基端部を埋設固定する際に他の固定手段を併用することで強固に接続端子16aを固定することが可能である。例えば、基端部付近に突状部を設け、その突状部に対応する窪部を凹部22aの内側に設けることにより、突状部と窪部とを嵌合固定するようにしてもよい。ただし、接続端子16aを確実に動かないように固定するには、突状部と窪部とを嵌合させる際に、突状部と窪部との間に隙間が発生しないように、突状部と窪部とを形成する必要がある。
【0041】
そして、より確実に、しかも、簡便に接続端子16aの基端部を固定するには、接着剤を用いるのが好ましい。接着剤を使用するには、基端部にあらかじめ接着剤を塗布しておき、その状態の基端部を凹部22aに挿入し、埋設するようにすればよい。接着剤が固化した後では、接続端子16aは動くことなく固定されるようになる。
【0042】
一方、支持リング12aから延設された接続端子16bにおいて、アッパケース4から突出した部分は、接続端子16aと同様の形状および大きさを有する。そして、接続端子16bの形成材料には支持リング12aと同じFe42Niが用いられている。また、接続端子16bは支持リング12aの一部を折り曲げ、更に、丸みを加える等の処理を施すことにより形成されている。また、アッパケース4に設けられた通孔4eは、接続端子16bの形状に対応するように形成され、接続端子16bをアッパケース4にて密着固定できるようになっている。尚、接続端子16bは、支持リング12a自体がアッパケース4とロワケース6とに挟持固定されているため、それ自体固定された状態ではあるが、より確実に固定させるためには、接着剤を併用するとよい。つまり、接続端子16bにおいて通孔4eと接触する部分に接着を用いると、接続端子16bが動くことなく固定されるようになる。
【0043】
ところで、アッパケース4およびロワケース6に施した複雑な形状は、アッパケース4およびロワケース6の構成材料にABS樹脂が使用されているため、モールド成形にて容易に形成することが可能である。また、ABS樹脂などの合成樹脂を使用することにより、軽量化を実現することができるため製造コストを低減することが可能となる。
【0044】
以上説明したように、第1実施例の圧電アクチュエータ2では、アッパケース4の外部に引き出されたリード線14aは、基端部をアッパケース4に埋設固定した接続端子16aに接続されているため、圧電アクチュエータ2の外部にて発生した外力はリード線14aに直接的に伝わることはない。また、接続端子16aに外力が加わっても、接続端子16aの基端部がアッパケース4に固定されているため、接続端子16aに接続されたリード線14aには外力が間接的にも伝わることがない。このように、接続端子16aを設けることにより、接続されたリード線14aに外力が伝わることがないので、リード線14aが接続された圧電素子10の駆動を阻害することがなく、かつ圧電素子10が積層された振動板8の振動を阻害することがない。
【0045】
また、支持リング12aから延設された接続端子16bは、接続端子16b自体がアッパケース4の通孔4eに密着固定され、支持リング12a自体がアッパケース4とロワケース6とに挟持固定されているため、圧電アクチュエータ2の外部にて発生した外力が接続端子16bに加わっても、その外力は支持リング12aに伝わることがない。このように、接続端子16bを設けることにより、支持リング12aに外力が伝わることがないので、支持リング12aに挟持固定された振動板8の振動を阻害することがなく、しかも、積層した圧電素子10の駆動を阻害することがない。
【0046】
したがって、接続端子16aまたは接続端子16bを設けることにより、圧電アクチュエータ2に外力が発生しても、圧電素子10は本来有している駆動能力を十分に発揮することができ、振動板8も本来有している共振特性を十分に発揮することが可能となる。
【0047】
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例を図面と共に説明する。
図2は、第1実施例の圧電アクチュエータ2と同様に、ポンプとして構成された第2実施例の圧電アクチュエータの構成を表す断面図である。尚、第2実施例の圧電アクチュエータ30の平面図は、図1(a)に示したものと同様であるため省略する。また、図2に示した圧電アクチュエータ30の断面図は、図1(a)に示した圧電アクチュエータ2におけるX−X線と同じ位置での縦断面を示す。尚、第2実施例において、第1実施例と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0048】
第2実施例の圧電アクチュエータ30において、図1に示した第1実施例の圧電アクチュエータ2と異なるのは、圧電アクチュエータ30では、接続端子16bが独立して設けられ、しかも、接続端子16bと支持リング12aとの間がリード線14bにて互いに接続されている点にある。
【0049】
そして、圧電アクチュエータ30に設けられた接続端子16bは、接続端子16aと同一の形状および大きさを成し、真鍮にて形成されている。また、アッパケース4に接続端子16aを設けた手段と同様の手段にて、接続端子16bアッパケース4に設けられている。
【0050】
つまり、アッパケース4の外側において、接続端子16aから間隔を置い下方には、接続端子16aと並列配置されるように接続端子16bが突設されている。また、接続端子16bの基端部は、この基端部に対応した形状を有するようにアッパケース4に形成された凹部22bに埋設固定されている。
【0051】
一方、支持リング12aの側壁には、リード線14bが半田付け,ろう付け或いは溶接等により接続されている。
また、アッパケース4において、支持リング12aにリード線14bが接続されている部分に対応する箇所には、リード線14bをアッパケース4の外部に引き出すためのリード線挿通孔4fが穿設されている。
【0052】
そして、接続端子16bの根本には、アッパケース4から引き出されたリード線14bが半田付け,ろう付け或いは溶接等により接続されている。
以上説明したように、第2実施例の圧電アクチュエータ30では、接続端子16aと同様の接続端子16bがアッパケース4に設けられ、接続端子16bと支持リング12aとを互いにリード線14bにて接続することで、振動板8に外部から駆動電源を供給することができる。
【0053】
そして、支持リング12aに接続されたリード線14bは、リード線挿通孔4fを介してアッパケース4の外部に引き出され、基端部がアッパケース4に埋設固定された接続端子16aに接続されている。
そのため、圧電アクチュエータ30の外部にて発生した外力はリード線14bに直接的に伝わることはない。また、接続端子16bに外力が加わっても、接続端子16bの基端部がアッパケース4に固定されているため、接続端子16bに接続されたリード線14bには外力が間接的に伝わることがない。
【0054】
したがって、圧電アクチュエータ30の外部にて外力が発生しても、圧電素子10は本来有している駆動能力を十分に発揮することができ、振動板8も本来有している共振特性を十分に発揮することが可能となる。
尚、第2実施例におけるその他の作用および効果は、第1実施例の圧電アクチュエータ2における作用および効果と同様である。
【0055】
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例を図面と共に説明する。
図3は、第1実施例の圧電アクチュエータ2と同様に、ポンプとして構成された第3実施例の圧電アクチュエータの構成を表す断面図である。尚、第3実施例の圧電アクチュエータ40の平面図は、図1(a)に示したものと同様であるため省略する。また、図3に示した圧電アクチュエータ40の断面図は、図1(a)に示した圧電アクチュエータ2におけるX−X線と同じ位置での縦断面を示す。
【0056】
尚、第3実施例において、第1実施例および第2実施例と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
第3実施例の圧電アクチュエータ30において、図1に示した第1実施例の圧電アクチュエータ2および図2に示した第2実施例の圧電アクチュエータ30と異なるのは、圧電アクチュエータ40では、接続端子16bと振動板8との間を、リード線14bにて互いに接続されている点にある。
【0057】
圧電アクチュエータ40のアッパケース4には、第2実施例の場合と同様の接続端子16bが設けられている。
そして、振動板8において、圧電素子10が積層された側と同じ面には、リード線14bが半田付け,ろう付け或いは溶接等により接続されている。尚、振動板8において、リード線14bを接続する位置を特定するには、振動板8の共振特性等を考慮する必要があるが、その位置は、支持リング12a,12bにて挟持された部分に近い部分が、共振点から外れているため好適である。
【0058】
また、アッパケース4の凹部4aの側上壁において、リード線挿通孔4cの下方には、リード線14bを外部に引き出すためのリード線挿通孔4gが穿設され、その出口は接続端子16bの上隣(即ち、接続端子16aの下方)に設けられている。
【0059】
そして、接続端子16bの根本には、アッパケース4から引き出されたリード線14bが、半田付け,ろう付け或いは溶接等により接続されている。
以上説明したように、第3実施例の圧電アクチュエータ40では、接続端子16aと同様の接続端子16bがアッパケース4に設けられ、接続端子16bと振動板8とを互いにリード線14bにて接続することで、振動板8に外部から駆動電源を供給することができる。
【0060】
そして、振動板8に接続されたリード線14bは、リード線挿通孔4gを介してアッパケース4の外部に引き出され、基端部がアッパケース4に埋設固定された接続端子16aに接続されている。そのため、圧電アクチュエータ40の外部にて発生した外力は、リード線14bに直接的に伝わることはない。
【0061】
尚、第3実施例におけるその他の作用および効果は、第1実施例の圧電アクチュエータ2および第2実施例の圧電アクチュエータ30における作用および効果と同様である。
ところで、各圧電アクチュエータ2,30,40に設けられた各接続端子16a,16bは、電源供給装置(図示略)と確実に接続できるように構成しておく必要がある。そのため、各接続端子16a,16bは、接続条件に合わせて種々の形状を有することができる。図4は、第1実施例の圧電アクチュエータ2における各接続端子16a,16bの接続形態の例を示した要部断面図である。尚、図4に示した断面図は、図1(a)に示した圧電アクチュエータ2におけるX−X線と同じ位置での縦断面の接続端子16a,16b側を示す。
【0062】
図4(a)に示すように、アッパケース4から突出した接続端子16aの適宜な位置に、接続端子16aの側方(あるいは上下)を貫通する通孔42aを設け、この通孔42aに電源供給装置の電源供給線(図示略)を通し、半田付け,ろう付け等の固定手段を併用して接続端子16aに電源供給線を固定してもよい。
【0063】
また、接続端子16aを加締めることによって、電源供給線を接続するようにしてもよく、その場合には、接続端子16aに板状部分を設け、電源供給線との接触面積を増加させるようにするとよい。そうすれば、加締めの効果を確実に得ることが可能となる。このような、形状は接続端子16bにも同様に適用することができる。
【0064】
しかし、圧電アクチュエータが不意に故障したような場合には、その圧電アクチュエータを修理したり、圧電アクチュエータを交換する必要があるため、故障した圧電アクチュエータを電源供給装置から引き離さなければならない。その際に、接続端子16aと電源供給線との接続に半田付け等の固定手段を併用している場合には、固定手段を最初に解除しなければならず、圧電アクチュエータの取り外し作業が面倒となる。また、圧電アクチュエータを取り付ける際においても、取り付け位置によっては、固定手段を併用して接続するのに困難な場合がある。
【0065】
そこで、図4(b)に示すように、ピン状の接続端子16a,16bに対応するソケット状のコネクタを、電源供給線における圧電アクチュエータとの接続側端部に設け、圧電アクチュエータと電源供給線とを互いに着脱可能に接続するように構成してもよい。このようにすると、圧電アクチュエータと電源供給線との接続作業、または圧電アクチュエータと電源供給線との接続を解除する作業が容易となる。
【0066】
また、各接続端子16a,16bと電源供給線とを同時に接続できるように電源供給線のコネクタを単品に構成することで、圧電アクチュエータと電源供給線との接続作業が一作業で済ませることが可能となり、便利である。
そして、各接続端子16a,16bが、回路基板に差し込めるように構成されたピン状を成しておくと、電源供給装置の回路基板(図示略)に圧電アクチュエータを直接、実装固定することが可能となる。
【0067】
このような構成は、各圧電アクチュエータ2,30,40のいずれにおいてでも実施してもよく、いずれの場合においても同様の効果を得ることができる。
(第4実施例)
次に、本発明の第4実施例を図面と共に説明する。
【0068】
図5は、第1実施例の圧電アクチュエータ2と同様にポンプとして構成された第4実施例の圧電アクチュエータの構成を表し、(a)はその平面図、(b)は(a)に示すX−X線断面図、(c)は、接続端子の側方を示す要部透視図、(d)は、その接続端子の正面図である。尚、第4実施例において、上記した第1〜第3実施例と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0069】
第4実施例の圧電アクチュエータ50において、上記した第1〜第3実施例にて示した圧電アクチュエータ2,30,40と異なるのは、圧電アクチュエータ50では、図5(c),(d)に示すように、内部が空洞で管状を成す真鍮製の各接続端子52a,52bが設けられた点にある。
【0070】
図5(b)に示すように、圧電アクチュエータ50のアッパケース4の側壁には、各接続端子52a,52bを埋設するための通孔54a,54bが、縦方向に間隔を空けて並列配置するように穿設されている。通孔54aは、アッパケース4の凹部4aの側上壁に穿設され、通孔54bは、アッパケース4において、支持リング12aの側壁部分に対応する箇所に穿設されている。
【0071】
そして、各接続端子52a,52bは、その外側部分が各通孔54a,54bの内側に密着するように埋設固定されている。
また、圧電素子10に接続されたリード線14aは、接続端子52aの管内に引き出され、接続端子52aに半田付けにて接続されている。
【0072】
一方、支持リング12aの側壁にはリード線14bが半田付け,ろう付け或いは溶接等により接続されている。そして、リード線14bは、接続端子52bの管内に引き出され、接続端子52bに半田付けにて接続されている。尚、各接続端子52a,52bは、半田付けに用いられた半田56にてそれぞれリード線14a,14bが接続されると同時に、その管内は半田56にて塞がれている。
【0073】
このように構成された圧電アクチュエータ50と、電源供給装置とを互いに接続するには種々の手段が考えられる。例えば、電源供給装置の電源供給線を各接続端子52a,52bの管内に延出し、半田にて接続してもよい。
以上説明したように、第4実施例の圧電アクチュエータ50では、管状の接続端子52a,52bがアッパケース4に設けられている。そして、接続端子52aと圧電素子10とを互いにリード線14aにて接続することで、圧電素子10に外部から駆動電源を供給することができる。また、接続端子52bと支持リング12aとを互いにリード線14bにて接続することで、振動板8に外部から駆動電源を供給することができる。
【0074】
そして、各リード線14a,14bは、アッパケース4に埋設固定された各接続端子52a,52bに接続されているため、接続端子52aまたは接続端子52bに加わる外力は、リード線14aまたはリード線14bに伝わることはない。
【0075】
尚、振動板8に駆動電源を供給するには、接続端子52bと支持リング12aとを互いにリード線14bにて接続して供給するのに限定されず、接続端子52bと振動板8とを互いにリード線14bにて接続して供給してもよい。また、支持リング12aと接続端子52bとを一体に形成してもよい。
【0076】
以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、以下のように変更してもよく、その場合でも、上記実施例と同様の作用および効果を得ることができる。
(1)第1実施例の接続端子16aを形成するには、真鍮を使用するのに限定されず、他の導電材料(例えば、銅、ステンレス、Fe42Niなど)を使用してもよい。
【0077】
また、第2実施例および第3実施例の各接続端子16a,16b、または、第4実施例の各接続端子52a,52bを形成するには、真鍮を使用するのに限定されず、他の導電材料(例えば、銅、ステンレス、Fe42Niなど)を使用してもよい。
【0078】
(2)第1実施例の接続端子16bを設けるには、支持リング12aから延設して設けるのに限定されず、互いに別個の接続端子16aおよび支持リング12aを互いに半田付け,溶接等により一体形成して設けてもよい。その場合には、接続端子16bは、Fe42Ni以外の他の導電材料(例えば、真鍮、銅、ステンレスなど)を用いて形成することができる。
【0079】
(3)アッパケース4またはロワケース6は、ABS樹脂に限定されず、容易にモールド成形可能であれば、他の合成樹脂材料(例えば、PBT樹脂,6−ナイロン樹脂,テフロン樹脂など)を用いて形成してもよい。尚、PBT樹脂は、ABS樹脂と同様に、エポキシ系樹脂接着剤と相性が良いため好適である。
【0080】
また、合成樹脂材料に代えて、金属材料(例えば、鉄とニッケルとの合金であるFe42Niなど)を用いて形成してもよい。その場合には、振動板8の周縁を支持リング12a,12bにて必ずしも支接する必要がなく、またケース自体にて接地可能であるため、リード線14bを支持リング12aに半田付けして接地するのを省略することが可能である。
【0081】
(4)リード線14aまたはリード線14bは、アッパケース4の内側においては被覆材にて被覆されなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の圧電アクチュエータ2の構成を表す説明図である。
【図2】 第2実施例の圧電アクチュエータ30の構成を表す説明図である。
【図3】 第3実施例の圧電アクチュエータ40の構成を表す説明図である。
【図4】 圧電アクチュエータの接続端子と電源供給線とを接続する手段を表す説明図である。
【図5】 第4実施例の圧電アクチュエータ50の構成を表す説明図である。
【符号の説明】
2,30,40,50…圧電アクチュエータ、4…アッパケース、4c,4f,4g…リード線挿通孔、4e,54a,54b…通孔、6…ロワケース、8…振動板、10…圧電素子、12a,12b…支持リング、14a,14b…リード線、16a,16b,52a,52b…接続端子、22a,22b…凹部。
Claims (5)
- 板面中央に圧電素子が積層された振動板と、
前記圧電素子の前記振動板とは反対側に接続された電源供給用の第1のリード線と、
アッパケースとロワケースの互いを接合させることにより一体化されるとともに、前記振動板の周縁を挟持して収納するように構成された筐体と
を備えた圧電アクチュエータであって、
前記筐体は合成樹脂からなり、
前記振動板は、金属製の環状部材にて周縁が挟持された状態で前記筐体内に収納され、
前記筐体の前記アッパケースに、前記第1のリード線と接続され、該筐体の外側から前記圧電素子に駆動電圧を印加するための第1の接続端子を設けるとともに、前記圧電素子に前記振動板側より電源を供給するための第2の接続端子を設け、
前記第2の接続端子は前記環状部材に直接設けられ、前記筐体は、該第2の接続端子を該筐体の外部へ突出させるための通孔を備えており、
前記第1の接続端子と前記第2の接続端子とを、外部の電源供給装置に接続されたコネクタと装着できるような間隔を空けて並列的に配置したことを特徴とする圧電アクチュエータ。 - 板面中央に圧電素子が積層された振動板と、
前記圧電素子の前記振動板とは反対側に接続された電源供給用の第1のリード線と、
アッパケースとロワケースの互いを接合させることにより一体化されるとともに、前記振動板の周縁を挟持して収納するように構成された筐体と
を備えた圧電アクチュエータであって、
前記筐体は合成樹脂からなり、
前記振動板は、金属製の環状部材にて周縁が挟持された状態で前記筐体内に収納され、
前記筐体の前記アッパケースに、前記第1のリード線と接続され、該筐体の外側から前記圧電素子に駆動電圧を印加するための第1の接続端子を設けるとともに、前記圧電素子に前記振動板側より電源を供給するための第2の接続端子を設け、
前記第2の接続端子は、前記アッパケースの外側に形成した凹部または前記アッパケースに穿設した通孔に対して自身の基端部を埋設することにより前記筐体に固定されるとともに、前記振動板または前記環状部材と前記アッパケースの内を挿通する第2のリード線にて接続されており、
前記第1の接続端子と前記第2の接続端子とを、外部の電源供給装置に接続されたコネクタと装着できるような間隔を空けて並列的に配置したことを特徴とする圧電アクチュエータ。 - 前記第1の接続端子を前記筐体に埋設することにより、該筐体に固定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧電アクチュエータ。
- 前記第1,第2の接続端子は、駆動電源を供給する外部の電源供給装置の回路基板に直接固定され、当該アクチュエータは、該コネクタを介して該回路基板に直接固定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータ。
- 前記筐体を密閉構造とし、該筐体の外壁に、ガスの吸入孔及び排出孔を設けることにより、前記振動板の振動によりガスを吸・排するポンプとして構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータ。
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