JP2000287468A - 圧電アクチュエータ - Google Patents

圧電アクチュエータ

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JP2000287468A
JP2000287468A JP11087053A JP8705399A JP2000287468A JP 2000287468 A JP2000287468 A JP 2000287468A JP 11087053 A JP11087053 A JP 11087053A JP 8705399 A JP8705399 A JP 8705399A JP 2000287468 A JP2000287468 A JP 2000287468A
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Junichi Suzuka
純一 鈴鹿
Takayuki Sakurai
隆行 櫻井
Tsutomu Kameyama
勉 亀山
Kiyoshi Kato
清 加藤
Shinsuke Hirayama
心祐 平山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電素子を積層した振動板を筐体内に設け、
振動板を振動させることにより駆動する圧電型アクチュ
エータにおいて、電源供給装置との接続等に伴って発生
する外力を受けても、振動板が正常に駆動できるように
する。 【解決手段】 圧電アクチュエータ2は、圧電素子10
を積層した振動板8と、振動板8を挟持する金属製の支
持リング12aと、共にABS樹脂製のアッパケース4
およびロワケース6とを備える。アッパケース4にはピ
ン状の接続端子16aが突設され、接続端子16aと圧
電素子10とはリード線14aで接続される。また、支
持リング12aはアッパケース4とロワケース6とに挟
持固定される。そして、支持リング12aからはピン状
の接続端子16bが延設され、アッパケース4に穿設さ
れた通孔4eを介して外部に突出している。圧電素子1
0を駆動させるには、各接続端子16a,16bに交流
駆動電圧を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電素子が積層さ
れた振動板を筐体内に収納した圧電アクチュエータに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、角速度検出装置の一つとし
て、一定方向に噴出されたガス流に対して、移動体の進
行方向の変化による角速度が作用したときのガス流の偏
向状態を、ヒートワイヤ等からなる感温素子を用いて電
気的に検出するようにしたガス式角速度検出器が知られ
ている(特開平2−130474号公報,特開平3−2
9858号公報,特開平3−255961号公報等参
照)。
【0003】また、この種の角速度検出装置では、上記
各公報に開示されているように、角速度検出用のガス流
を生成するためのポンプとして、圧電素子が積層された
振動板を、ガスの吸入孔及び排出孔を備えた密閉筐体内
に収納し、振動板の振動によって、吸入孔からガスを吸
入し、排出孔からガスを吐出するように構成された圧電
アクチュエータが使用されている。
【0004】従来の圧電アクチュエータは、圧電素子が
積層された振動板の周縁を、密閉筐体を構成する上ケー
スと下ケースとの間に挟持させるようにして、その上ケ
ースと下ケースを加締めや溶接またはネジ止めなどによ
って結合させるようにしていた。
【0005】また、圧電アクチュエータを駆動させるに
は、振動板に積層された圧電素子の表・裏面(詳しくは
振動板への積層面と振動板とは反対側の面)に交流駆動
電圧を印加し、圧電素子を伸縮させる必要がある。その
ため、従来では、圧電素子の振動板とは反対側の表面に
リード線を接続し、このリード線と圧電素子が積層され
た振動板との間に交流駆動電圧を印加することにより、
圧電素子を伸縮させ、その伸縮により振動板を振動させ
るようにしている。
【0006】そして、リード線をケースの外部に引き出
すために、密閉筐体(上ケース又は下ケース)には、リ
ード線を挿通するためのリード線挿通孔が設けられ、こ
のリード線挿通孔を介してリード線を外部に引き出すよ
うにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、圧電アクチ
ュエータを角速度検出装置等に組み付けたり、圧電アク
チュエータを駆動させるために電源装置に接続する場合
に、リード線に強い力が加わると、その力が振動板に伝
わり、振動板の振動特性が変化するとか、リード線が圧
電素子から外れてしまい、使用不可能になる、といった
問題があった。
【0008】このため、従来の圧電アクチュエータを取
り扱う際には、リード線に強い力(引っ張り力)が加わ
ることのないよう、細心の注意を払う必要があり、圧電
アクチュエータを取り扱う際の作業性の低下を招いてい
た。本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであ
り、圧電素子を積層した振動板を筐体内に収納した圧電
アクチュエータにおいて、筐体に外力が加わっても、振
動板の振動特性が変化することなく、常に正常動作でき
るようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段,発明の実施の形態及び発
明の効果】かかる目的を達成するためになされた請求項
1に記載の発明は、板面中央に該圧電素子が積層された
振動板と、前記圧電素子の前記振動板とは反対側に接続
された電源供給用の第1のリード線と、前記振動板の周
縁を挟持して収納するように構成された筐体とを備えた
圧電アクチュエータであって、前記筐体に、前記第1の
リード線と接続され、該筐体の外側から前記圧電素子に
駆動電圧を印加するための第1の接続端子を設けたこと
を特徴とする。
【0010】このように、請求項1記載の圧電アクチュ
エータにおいては、圧電素子に接続された第1のリード
線が、筐体に設けられた第1の接続端子と接続されてい
ることから、筐体の外部にて発生して第1の接続端子に
まで及んだ外力は、この第1の接続端子に接続された第
1のリード線に伝わることはない。
【0011】このため、請求項1記載の圧電アクチュエ
ータによれば、圧電アクチュエータを角速度検出装置等
の使用対象物に組み付けたり、第1の接続端子に電源供
給装置の電源供給線を接続する際に、第1の接続端子が
引っ張られても、その力がリード線を介して振動板に伝
わって、振動板の振動特性が変化したり、第1のリード
線が圧電素子から外れてしまうのを、確実に防止するこ
とができる。
【0012】尚、第1の接続端子に電源供給装置の電源
供給線を接続し易くするために、第1の接続端子を筐体
から外側へ適度に突出させて設けるとよい。更に、第1
の接続端子自体に適度な大きさの通孔を設けておくと、
電源供給線を接続する際に、この通孔に電源供給線を通
して固定できるので便利である。その際、半田付け、ね
じ止め等の固定手段を併用すれば強固に固定することが
できる。
【0013】そして、第1の接続端子を筐体に設けるに
は、ねじ止め,接着等、種々の固定手段が考えられる
が、請求項2に記載のように、筐体に埋設すると、確実
に固定することが可能である。例えば、金属製の筐体を
有する圧電アクチュエータの場合では、第1の接続端子
における埋設箇所を絶縁加工しておけば容易に埋設でき
る。
【0014】ところで、筐体に第1の接続端子を埋設す
るには、あらかじめ、埋設用の凹部を筐体に設けておく
必要がある。また、圧電アクチュエータはポンプとして
構成されることが多く、その場合には、筐体に、吸入
孔,排出孔等を設ける必要がある。しかし、従来のよう
に、筐体が金属製の場合には、これらの複雑な形状を加
工するのが難しかった。
【0015】そこで、請求項3に記載のように、筐体を
合成樹脂にて構成すれば、複雑な形状がモールド成形等
の方法により容易に形成することができ、生産性の向上
を図ることができる。しかも、圧電アクチュエータ自体
の軽量化が実現でき、且つ、製造コストを低減できるこ
とにもなる。
【0016】ところで、圧電アクチュエータを駆動させ
るには、圧電素子の表・裏面に交流駆動電圧を印加する
必要があり、そのためには、リード線と振動板との間に
交流駆動電圧を印加する必要がある。そして、従来の圧
電アクチュエータのように筐体を金属製にすれば、振動
板周縁を筐体にて挟持させ、この筐体とリード線との間
に交流駆動電圧を印加すれば、圧電素子を駆動して振動
板を振動させることができる。
【0017】しかし、筐体を合成樹脂にて形成した場合
には、筐体にて振動板周縁を挟持しても、筐体を介し
て、振動板(曳いては圧電素子)に交流の駆動電圧を印
加することができない。また、圧電素子への電圧印加に
よって振動板を振動させるには、振動板の振動が周囲に
漏れないように、振動板周縁を硬い金属でしっかりと挟
持する必要があり、筐体を合成樹脂にて構成し、筐体単
体で振動板周縁を挟持するようにすると、振動板を所望
の振動特性で振動させることができない。
【0018】そこで、本発明(請求項3)のように、振
動板周縁を金属製の環状部材にて挟持した状態で、前記
筐体内に収納すればよい。つまり、このように構成すれ
ば、振動板周縁が金属製の環状部材にて挟持されるの
で、振動板の振動特性を確保することができ、しかも、
圧電素子の振動板への積層面には、振動板周縁を挟持し
た環状部材を介して電圧を印加できるので、圧電素子へ
の交流の駆動電圧の印加経路を容易に確保することがで
きる。
【0019】また、請求項4に記載のように、前記圧電
素子に、前記振動板側より電源を供給するための第2の
接続端子を前記筐体に設けてもよい。そして、請求項5
に記載のように、この第2の接続端子と振動板とを第2
のリード線にて接続して、圧電素子へ駆動電圧を印加す
るようにしてもよい。あるいは、請求項6に記載のよう
に、第2の接続端子と金属製の環状部材とを第2のリー
ド線にて接続してもよい。
【0020】このように、第2の接続端子を設けること
で、圧電素子への駆動電圧の印加経路を容易に確保でき
るだけでなく、第1の接続端子を設けた場合と同様に、
筐体の外部にて発生して第2の接続端子にまで及んだ外
力は、この第2の接続端子と振動板(あるいは、環状部
材)との間を接続する第2のリード線に伝わることがな
く、振動板の振動特性が変化したりすることがない。
【0021】また、第2の接続端子に電源供給線を接続
し易くするために、第2の接続端子を筐体から外側へ適
度に突出させて設けるとよい。更に、第2の接続端子自
体に適度な大きさの通孔を設けておくと、電源供給線を
接続する際に、この通孔に電源供給線を通して固定でき
るので便利である。その際、半田付け、ねじ止め等の固
定手段を併用すれば強固に固定することができる。
【0022】そして、請求項7に記載のように、第2の
接続端子を筐体に埋設すると、筐体に確実に固定するこ
とができる。また、請求項8に記載のように、第2の接
続端子を環状部材に直接設け、第2の接続端子を筐体の
外部へ突出させるための通孔を筐体に設けるとなおよ
い。
【0023】このようにすると、第2の接続端子に外力
が加わっても、振動板が環状部材に挟持固定されている
ため、外力が伝わらず、振動板の共振特性に悪影響を与
えることがない。また、本発明(請求項8)の圧電アク
チュエータを組み立てる場合には、第2の接続端子が設
けられた部分を筐体に設けた通孔から突出させ、環状部
材自体を筐体に固定すればよいので、先に述べた第2の
リード線を用いた場合よりも、組立が容易となるため、
本発明(請求項8)の圧電アクチュエータは生産性がよ
りよい。
【0024】そして、第2の接続端子を環状部材に設け
る手段は種々考えられる。例えば、それぞれ別個の2部
品にて構成された第2の接続端子と環状部材とを互いに
溶接にて固定してもよい。しかし、強度上からは、鋳造
または鍛造等にて、第2の接続端子と環状部材とを一体
に形成するのが望ましい。
【0025】また、第1,第2の接続端子を筐体に設け
る際には、これら第1,第2の接続端子が互いに導通し
ない間隔を空けて配置し、しかも、できるだけ一カ所に
集中させて配置しておけば、電源供給装置との接続が容
易に行えて便利である。また、電源供給線の先端部にコ
ネクタが接続されている場合には、請求項9に記載のよ
うに、第1,第2の接続端子の配置間隔をそのコネクタ
に合わせておけば、圧電アクチュエータと電源供給装置
との接続、あるいは圧電アクチュエータを電源供給装置
から切断するのが簡単である。尚、コネクタは、確実に
接続可能であれば、内側に凹状を成すソケット型、ある
いは、外側に凸状を成すピン型等、どのように形成して
もよい。そして、第1,第2の接続端子は、このコネク
タ形状に嵌合するように構成すればよい。
【0026】ところで、請求項10に記載のように、こ
のコネクタを利用して電源供給装置の回路基板に圧電ア
クチュエータを直接固定してもよい。その場合には、電
源供給線との接続作業がなくなり、取付作業自体を一作
業に集約することが可能となるので、圧電アクチュエー
タの着脱作業が容易となる。
【0027】更に、回路基板に、圧電アクチュエータの
筐体自体を収納するソケットを設け、そのソケット内部
に第1,第2の接続端子を接続するためのコネクタを設
けるようにすれば、圧電アクチュエータの着脱の方向が
定まるので、着脱作業がさらに容易となり、しかも、ソ
ケットに筐体を収納するので、筐体に外力が加わるのを
確実に防止することが可能となる。したがって、振動板
は最適な共振特性を維持しながら振動することが可能と
なる。尚、角速度検出装置等の使用対象物にソケットを
設けて組み付るようにしてもよい。
【0028】また、本発明(請求項1〜10)の圧電ア
クチュエータは、振動板の形状,板厚,材質、或いは振
動板の周縁を挟持する挟持力等によって、振動板の振動
特性(共振周波数)が決まるため、これらのパラメータ
を適宜設定することにより、振動板の振動特性を任意に
設定することができる。このため、本発明の圧電アクチ
ュエータは、前述したポンプとして使用する以外にも、
例えば、振動板の振動により所定の周波数帯の音波(例
えば超音波)を発生する音波発生器として構成し、超音
波洗浄機や加湿機(霧化機)の駆動源として使用するこ
ともできる。
【0029】そして、特に、前述した角速度検出装置用
のポンプとして使用する場合には、請求項11に記載の
ように、筐体を密閉構造とし、この筐体の外壁に、ガス
の吸入孔及び排出孔を設けて、振動板の振動によりガス
を吸入孔から筐体内部に吸入し、排出孔からガスを吐出
するように構成すればよい。
【0030】
【実施例】(第1実施例)以下に本発明の第1実施例を
図面と共に説明する。図1は、前述のポンプとして構成
された第1実施例の圧電アクチュエータの構成を表し、
(a)はその平面図、(b)は(a)に示すX−X線断
面図である。
【0031】図1に示すように、本実施例の圧電アクチ
ュエータ2は、中央に凹部4aを有し、円皿状を呈する
合成樹脂製のアッパケース4と、円盤状を呈する合成樹
脂製のロワケース6と、これら各ケース4,6の内側に
おいて互いに対向配置することにより形成されるポンプ
室を2分する金属製の振動板8と、振動板8の周縁を挟
持する金属製の環状部材である一対の支持リング12
a,12bとを備える。
【0032】振動板8は、扁平な円盤状に形成されてお
り、アッパケース4側の板面中央には、圧電素子10が
積層されている。圧電素子10は、PZT等の圧電体の
表・裏面に電極を形成したものであり、圧電素子10の
振動板とは反対側(表面)には、振動板8の振動特性に
対応した周波数の交流駆動電圧を印加するためのリード
線14aが、半田付け,ろう付け或いは溶接等により接
続されている。尚、リード線14aは、導電線をシリコ
ンゴム等の絶縁材にて被覆した被覆線であり、後述する
第1の接続端子であるピン状の接続端子16aに接続さ
れている。
【0033】支持リング12aは、内側に振動板8を設
置できるように、その断面形状が階段状を呈しており、
更に、支持リング12a上端の外側端部周縁には、加締
め用の薄板部Pが形成されている。また、支持リング1
2bは、断面形状が略長方形となるように形成されてい
る。
【0034】そして、振動板8は、まず振動板8を支持
リング12aの内側に設置し、その上から支持リング1
2bを設置し、支持リング12aの薄板部Pを内側に折
り曲がるように所定の治具にて加締めることにより、そ
の周縁が、支持リング12a,12bに挟持され、支持
リング12a,12bと一体化されている。
【0035】また、このように支持リング12a,12
bと一体化された振動板8は、支持リング12a,12
bが各ケース4,6の凹部20a,20bにて挟持され
ることにより、ポンプ室内に固定され、ポンプ室を上下
2室に分離している。尚、支持リング12aを介して振
動板8(延いては圧電素子10の振動板8側電極)に交
流駆動電圧を印加するために、後述する第2の接続端子
であるピン状の接続端子16bが、支持リング12aの
側壁から外側方向に延設されている。また、各接続端子
16a,16bは、互いに間隔を空けた状態で、縦方向
に並列配置されている。
【0036】次に、アッパケース4の凹部4aのうち、
リード線14aが圧電素子10に半田付けされる部分
は、段差を付けてより大きく凹んでおり、その凹部の上
壁には、ポンプ室内に外気を導入するための吸入孔4d
が穿設されている。また、アッパケース4の凹部4aの
側上壁には、リード線14aを外部に引き出すためのリ
ード線挿通孔4cが穿設されている。そして、アッパケ
ース4において、支持リング12aから接続端子16b
が延出している部分に対応する箇所には、接続端子16
bをアッパケース4の外部に突出させるための通孔4e
が穿設されている。
【0037】そして、アッパケース4の凹部4aにおい
て、振動板8と対向する対向面の吸入孔4dとは離れた
位置には、ポンプ室内のガスを排出するための吹出ノズ
ル18が形成され、吹出ノズル18に穿設された排出孔
18aから、ポンプ室内のガスを真っ直ぐ吐出できるよ
うにされている。そして、振動板8の排出孔18aとの
対向位置には連通孔8aが穿設され、この連通孔8aに
て、アッパケース4の凹部4aにて形成される一方のポ
ンプ室と、ロワケース6側に形成される他方のポンプ室
とが連通されている。
【0038】また、アッパケース4の周縁でロワケース
6に当接する当接部分には、凸条4bが形成され、ロワ
ケース6においてアッパケース4に当接する当接部分に
は、凸条4bに対応する溝部6bが形成されている。そ
して、アッパケース4とロワケース6とは、凸条4aを
溝部4bに嵌合させ、接着剤や溶着(例えば、超音波溶
着等)により互いに接合させることにより一体化され、
密閉筐体を構成している。
【0039】そして、アッパケース4の外側において、
リード線挿通孔4cの開口部分の下隣には、接続端子1
6aが突設されている。尚、接続端子16aは先端部が
丸みを帯びたピン状を成し、真鍮にて形成されている。
また、接続端子16aの基端部は、この基端部に対応し
た形状を有するようにアッパケース4に形成された凹部
22aに埋設固定されている。そして、アッパケース4
から突出した接続端子16aの根本には、リード線14
aが半田付け,ろう付け或いは溶接等により接続されて
いる。
【0040】尚、接続端子16aの基端部を埋設固定す
る際に他の固定手段を併用することで強固に接続端子1
6aを固定することが可能である。例えば、基端部付近
に突状部を設け、その突状部に対応する窪部を凹部22
aの内側に設けることにより、突状部と窪部とを嵌合固
定するようにしてもよい。ただし、接続端子16aを確
実に動かないように固定するには、突状部と窪部とを嵌
合させる際に、突状部と窪部との間に隙間が発生しない
ように、突状部と窪部とを形成する必要がある。
【0041】そして、より確実に、しかも、簡便に接続
端子16aの基端部を固定するには、接着剤を用いるの
が好ましい。接着剤を使用するには、基端部にあらかじ
め接着剤を塗布しておき、その状態の基端部を凹部22
aに挿入し、埋設するようにすればよい。接着剤が固化
した後では、接続端子16aは動くことなく固定される
ようになる。
【0042】一方、支持リング12aから延設された接
続端子16bにおいて、アッパケース4から突出した部
分は、接続端子16aと同様の形状および大きさを有す
る。そして、接続端子16bの形成材料には支持リング
12aと同じFe42Niが用いられている。また、接
続端子16bは支持リング12aの一部を折り曲げ、更
に、丸みを加える等の処理を施すことにより形成されて
いる。また、アッパケース4に設けられた通孔4eは、
接続端子16bの形状に対応するように形成され、接続
端子16bをアッパケース4にて密着固定できるように
なっている。尚、接続端子16bは、支持リング12a
自体がアッパケース4とロワケース6とに挟持固定され
ているため、それ自体固定された状態ではあるが、より
確実に固定させるためには、接着剤を併用するとよい。
つまり、接続端子16bにおいて通孔4eと接触する部
分に接着を用いると、接続端子16bが動くことなく固
定されるようになる。
【0043】ところで、アッパケース4およびロワケー
ス6に施した複雑な形状は、アッパケース4およびロワ
ケース6の構成材料にABS樹脂が使用されているた
め、モールド成形にて容易に形成することが可能であ
る。また、ABS樹脂などの合成樹脂を使用することに
より、軽量化を実現することができるため製造コストを
低減することが可能となる。
【0044】以上説明したように、第1実施例の圧電ア
クチュエータ2では、アッパケース4の外部に引き出さ
れたリード線14aは、基端部をアッパケース4に埋設
固定した接続端子16aに接続されているため、圧電ア
クチュエータ2の外部にて発生した外力はリード線14
aに直接的に伝わることはない。また、接続端子16a
に外力が加わっても、接続端子16aの基端部がアッパ
ケース4に固定されているため、接続端子16aに接続
されたリード線14aには外力が間接的にも伝わること
がない。このように、接続端子16aを設けることによ
り、接続されたリード線14aに外力が伝わることがな
いので、リード線14aが接続された圧電素子10の駆
動を阻害することがなく、かつ圧電素子10が積層され
た振動板8の振動を阻害することがない。
【0045】また、支持リング12aから延設された接
続端子16bは、接続端子16b自体がアッパケース4
の通孔4eに密着固定され、支持リング12a自体がア
ッパケース4とロワケース6とに挟持固定されているた
め、圧電アクチュエータ2の外部にて発生した外力が接
続端子16bに加わっても、その外力は支持リング12
aに伝わることがない。このように、接続端子16bを
設けることにより、支持リング12aに外力が伝わるこ
とがないので、支持リング12aに挟持固定された振動
板8の振動を阻害することがなく、しかも、積層した圧
電素子10の駆動を阻害することがない。
【0046】したがって、接続端子16aまたは接続端
子16bを設けることにより、圧電アクチュエータ2に
外力が発生しても、圧電素子10は本来有している駆動
能力を十分に発揮することができ、振動板8も本来有し
ている共振特性を十分に発揮することが可能となる。
【0047】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を図面と共に説明する。図2は、第1実施例の圧電アク
チュエータ2と同様に、ポンプとして構成された第2実
施例の圧電アクチュエータの構成を表す断面図である。
尚、第2実施例の圧電アクチュエータ30の平面図は、
図1(a)に示したものと同様であるため省略する。ま
た、図2に示した圧電アクチュエータ30の断面図は、
図1(a)に示した圧電アクチュエータ2におけるX−
X線と同じ位置での縦断面を示す。尚、第2実施例にお
いて、第1実施例と同じ構成部材については符号を等し
くしてその詳細な説明を省略する。
【0048】第2実施例の圧電アクチュエータ30にお
いて、図1に示した第1実施例の圧電アクチュエータ2
と異なるのは、圧電アクチュエータ30では、接続端子
16bが独立して設けられ、しかも、接続端子16bと
支持リング12aとの間がリード線14bにて互いに接
続されている点にある。
【0049】そして、圧電アクチュエータ30に設けら
れた接続端子16bは、接続端子16aと同一の形状お
よび大きさを成し、真鍮にて形成されている。また、ア
ッパケース4に接続端子16aを設けた手段と同様の手
段にて、接続端子16bアッパケース4に設けられてい
る。
【0050】つまり、アッパケース4の外側において、
接続端子16aから間隔を置い下方には、接続端子16
aと並列配置されるように接続端子16bが突設されて
いる。また、接続端子16bの基端部は、この基端部に
対応した形状を有するようにアッパケース4に形成され
た凹部22bに埋設固定されている。
【0051】一方、支持リング12aの側壁には、リー
ド線14bが半田付け,ろう付け或いは溶接等により接
続されている。また、アッパケース4において、支持リ
ング12aにリード線14bが接続されている部分に対
応する箇所には、リード線14bをアッパケース4の外
部に引き出すためのリード線挿通孔4fが穿設されてい
る。
【0052】そして、接続端子16bの根本には、アッ
パケース4から引き出されたリード線14bが半田付
け,ろう付け或いは溶接等により接続されている。以上
説明したように、第2実施例の圧電アクチュエータ30
では、接続端子16aと同様の接続端子16bがアッパ
ケース4に設けられ、接続端子16bと支持リング12
aとを互いにリード線14bにて接続することで、振動
板8に外部から駆動電源を供給することができる。
【0053】そして、支持リング12aに接続されたリ
ード線14bは、リード線挿通孔4fを介してアッパケ
ース4の外部に引き出され、基端部がアッパケース4に
埋設固定された接続端子16aに接続されている。その
ため、圧電アクチュエータ30の外部にて発生した外力
はリード線14bに直接的に伝わることはない。また、
接続端子16bに外力が加わっても、接続端子16bの
基端部がアッパケース4に固定されているため、接続端
子16bに接続されたリード線14bには外力が間接的
に伝わることがない。
【0054】したがって、圧電アクチュエータ30の外
部にて外力が発生しても、圧電素子10は本来有してい
る駆動能力を十分に発揮することができ、振動板8も本
来有している共振特性を十分に発揮することが可能とな
る。尚、第2実施例におけるその他の作用および効果
は、第1実施例の圧電アクチュエータ2における作用お
よび効果と同様である。
【0055】(第3実施例)次に、本発明の第3実施例
を図面と共に説明する。図3は、第1実施例の圧電アク
チュエータ2と同様に、ポンプとして構成された第3実
施例の圧電アクチュエータの構成を表す断面図である。
尚、第3実施例の圧電アクチュエータ40の平面図は、
図1(a)に示したものと同様であるため省略する。ま
た、図3に示した圧電アクチュエータ40の断面図は、
図1(a)に示した圧電アクチュエータ2におけるX−
X線と同じ位置での縦断面を示す。
【0056】尚、第3実施例において、第1実施例およ
び第2実施例と同じ構成部材については符号を等しくし
てその詳細な説明を省略する。第3実施例の圧電アクチ
ュエータ30において、図1に示した第1実施例の圧電
アクチュエータ2および図2に示した第2実施例の圧電
アクチュエータ30と異なるのは、圧電アクチュエータ
40では、接続端子16bと振動板8との間を、リード
線14bにて互いに接続されている点にある。
【0057】圧電アクチュエータ40のアッパケース4
には、第2実施例の場合と同様の接続端子16bが設け
られている。そして、振動板8において、圧電素子10
が積層された側と同じ面には、リード線14bが半田付
け,ろう付け或いは溶接等により接続されている。尚、
振動板8において、リード線14bを接続する位置を特
定するには、振動板8の共振特性等を考慮する必要があ
るが、その位置は、支持リング12a,12bにて挟持
された部分に近い部分が、共振点から外れているため好
適である。
【0058】また、アッパケース4の凹部4aの側上壁
において、リード線挿通孔4cの下方には、リード線1
4bを外部に引き出すためのリード線挿通孔4gが穿設
され、その出口は接続端子16bの上隣(即ち、接続端
子16aの下方)に設けられている。
【0059】そして、接続端子16bの根本には、アッ
パケース4から引き出されたリード線14bが、半田付
け,ろう付け或いは溶接等により接続されている。以上
説明したように、第3実施例の圧電アクチュエータ40
では、接続端子16aと同様の接続端子16bがアッパ
ケース4に設けられ、接続端子16bと振動板8とを互
いにリード線14bにて接続することで、振動板8に外
部から駆動電源を供給することができる。
【0060】そして、振動板8に接続されたリード線1
4bは、リード線挿通孔4gを介してアッパケース4の
外部に引き出され、基端部がアッパケース4に埋設固定
された接続端子16aに接続されている。そのため、圧
電アクチュエータ40の外部にて発生した外力は、リー
ド線14bに直接的に伝わることはない。
【0061】尚、第3実施例におけるその他の作用およ
び効果は、第1実施例の圧電アクチュエータ2および第
2実施例の圧電アクチュエータ30における作用および
効果と同様である。ところで、各圧電アクチュエータ
2,30,40に設けられた各接続端子16a,16b
は、電源供給装置(図示略)と確実に接続できるように
構成しておく必要がある。そのため、各接続端子16
a,16bは、接続条件に合わせて種々の形状を有する
ことができる。図4は、第1実施例の圧電アクチュエー
タ2における各接続端子16a,16bの接続形態の例
を示した要部断面図である。尚、図4に示した断面図
は、図1(a)に示した圧電アクチュエータ2における
X−X線と同じ位置での縦断面の接続端子16a,16
b側を示す。
【0062】図4(a)に示すように、アッパケース4
から突出した接続端子16aの適宜な位置に、接続端子
16aの側方(あるいは上下)を貫通する通孔42aを
設け、この通孔42aに電源供給装置の電源供給線(図
示略)を通し、半田付け,ろう付け等の固定手段を併用
して接続端子16aに電源供給線を固定してもよい。
【0063】また、接続端子16aを加締めることによ
って、電源供給線を接続するようにしてもよく、その場
合には、接続端子16aに板状部分を設け、電源供給線
との接触面積を増加させるようにするとよい。そうすれ
ば、加締めの効果を確実に得ることが可能となる。この
ような、形状は接続端子16bにも同様に適用すること
ができる。
【0064】しかし、圧電アクチュエータが不意に故障
したような場合には、その圧電アクチュエータを修理し
たり、圧電アクチュエータを交換する必要があるため、
故障した圧電アクチュエータを電源供給装置から引き離
さなければならない。その際に、接続端子16aと電源
供給線との接続に半田付け等の固定手段を併用している
場合には、固定手段を最初に解除しなければならず、圧
電アクチュエータの取り外し作業が面倒となる。また、
圧電アクチュエータを取り付ける際においても、取り付
け位置によっては、固定手段を併用して接続するのに困
難な場合がある。
【0065】そこで、図4(b)に示すように、ピン状
の接続端子16a,16bに対応するソケット状のコネ
クタを、電源供給線における圧電アクチュエータとの接
続側端部に設け、圧電アクチュエータと電源供給線とを
互いに着脱可能に接続するように構成してもよい。この
ようにすると、圧電アクチュエータと電源供給線との接
続作業、または圧電アクチュエータと電源供給線との接
続を解除する作業が容易となる。
【0066】また、各接続端子16a,16bと電源供
給線とを同時に接続できるように電源供給線のコネクタ
を単品に構成することで、圧電アクチュエータと電源供
給線との接続作業が一作業で済ませることが可能とな
り、便利である。そして、各接続端子16a,16b
が、回路基板に差し込めるように構成されたピン状を成
しておくと、電源供給装置の回路基板(図示略)に圧電
アクチュエータを直接、実装固定することが可能とな
る。
【0067】このような構成は、各圧電アクチュエータ
2,30,40のいずれにおいてでも実施してもよく、
いずれの場合においても同様の効果を得ることができ
る。 (第4実施例)次に、本発明の第4実施例を図面と共に
説明する。
【0068】図5は、第1実施例の圧電アクチュエータ
2と同様にポンプとして構成された第4実施例の圧電ア
クチュエータの構成を表し、(a)はその平面図、
(b)は(a)に示すX−X線断面図、(c)は、接続
端子の側方を示す要部透視図、(d)は、その接続端子
の正面図である。尚、第4実施例において、上記した第
1〜第3実施例と同じ構成部材については符号を等しく
してその詳細な説明を省略する。
【0069】第4実施例の圧電アクチュエータ50にお
いて、上記した第1〜第3実施例にて示した圧電アクチ
ュエータ2,30,40と異なるのは、圧電アクチュエ
ータ50では、図5(c),(d)に示すように、内部
が空洞で管状を成す真鍮製の各接続端子52a,52b
が設けられた点にある。
【0070】図5(b)に示すように、圧電アクチュエ
ータ50のアッパケース4の側壁には、各接続端子52
a,52bを埋設するための通孔54a,54bが、縦
方向に間隔を空けて並列配置するように穿設されてい
る。通孔54aは、アッパケース4の凹部4aの側上壁
に穿設され、通孔54bは、アッパケース4において、
支持リング12aの側壁部分に対応する箇所に穿設され
ている。
【0071】そして、各接続端子52a,52bは、そ
の外側部分が各通孔54a,54bの内側に密着するよ
うに埋設固定されている。また、圧電素子10に接続さ
れたリード線14aは、接続端子52aの管内に引き出
され、接続端子52aに半田付けにて接続されている。
【0072】一方、支持リング12aの側壁にはリード
線14bが半田付け,ろう付け或いは溶接等により接続
されている。そして、リード線14bは、接続端子52
bの管内に引き出され、接続端子52bに半田付けにて
接続されている。尚、各接続端子52a,52bは、半
田付けに用いられた半田56にてそれぞれリード線14
a,14bが接続されると同時に、その管内は半田56
にて塞がれている。
【0073】このように構成された圧電アクチュエータ
50と、電源供給装置とを互いに接続するには種々の手
段が考えられる。例えば、電源供給装置の電源供給線を
各接続端子52a,52bの管内に延出し、半田にて接
続してもよい。以上説明したように、第4実施例の圧電
アクチュエータ50では、管状の接続端子52a,52
bがアッパケース4に設けられている。そして、接続端
子52aと圧電素子10とを互いにリード線14aにて
接続することで、圧電素子10に外部から駆動電源を供
給することができる。また、接続端子52bと支持リン
グ12aとを互いにリード線14bにて接続すること
で、振動板8に外部から駆動電源を供給することができ
る。
【0074】そして、各リード線14a,14bは、ア
ッパケース4に埋設固定された各接続端子52a,52
bに接続されているため、接続端子52aまたは接続端
子52bに加わる外力は、リード線14aまたはリード
線14bに伝わることはない。
【0075】尚、振動板8に駆動電源を供給するには、
接続端子52bと支持リング12aとを互いにリード線
14bにて接続して供給するのに限定されず、接続端子
52bと振動板8とを互いにリード線14bにて接続し
て供給してもよい。また、支持リング12aと接続端子
52bとを一体に形成してもよい。
【0076】以上、本発明の各実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、以
下のように変更してもよく、その場合でも、上記実施例
と同様の作用および効果を得ることができる。 (1)第1実施例の接続端子16aを形成するには、真
鍮を使用するのに限定されず、他の導電材料(例えば、
銅、ステンレス、Fe42Niなど)を使用してもよ
い。
【0077】また、第2実施例および第3実施例の各接
続端子16a,16b、または、第4実施例の各接続端
子52a,52bを形成するには、真鍮を使用するのに
限定されず、他の導電材料(例えば、銅、ステンレス、
Fe42Niなど)を使用してもよい。
【0078】(2)第1実施例の接続端子16bを設け
るには、支持リング12aから延設して設けるのに限定
されず、互いに別個の接続端子16aおよび支持リング
12aを互いに半田付け,溶接等により一体形成して設
けてもよい。その場合には、接続端子16bは、Fe4
2Ni以外の他の導電材料(例えば、真鍮、銅、ステン
レスなど)を用いて形成することができる。
【0079】(3)アッパケース4またはロワケース6
は、ABS樹脂に限定されず、容易にモールド成形可能
であれば、他の合成樹脂材料(例えば、PBT樹脂,6
−ナイロン樹脂,テフロン樹脂など)を用いて形成して
もよい。尚、PBT樹脂は、ABS樹脂と同様に、エポ
キシ系樹脂接着剤と相性が良いため好適である。
【0080】また、合成樹脂材料に代えて、金属材料
(例えば、鉄とニッケルとの合金であるFe42Niな
ど)を用いて形成してもよい。その場合には、振動板8
の周縁を支持リング12a,12bにて必ずしも支接す
る必要がなく、またケース自体にて接地可能であるた
め、リード線14bを支持リング12aに半田付けして
接地するのを省略することが可能である。
【0081】(4)リード線14aまたはリード線14
bは、アッパケース4の内側においては被覆材にて被覆
されなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の圧電アクチュエータ2の構成を
表す説明図である。
【図2】 第2実施例の圧電アクチュエータ30の構成
を表す説明図である。
【図3】 第3実施例の圧電アクチュエータ40の構成
を表す説明図である。
【図4】 圧電アクチュエータの接続端子と電源供給線
とを接続する手段を表す説明図である。
【図5】 第4実施例の圧電アクチュエータ50の構成
を表す説明図である。
【符号の説明】
2,30,40,50…圧電アクチュエータ、4…アッ
パケース、4c,4f,4g…リード線挿通孔、4e,
54a,54b…通孔、6…ロワケース、8…振動板、
10…圧電素子、12a,12b…支持リング、14
a,14b…リード線、16a,16b,52a,52
b…接続端子、22a,22b…凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 隆行 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 亀山 勉 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 加藤 清 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 平山 心祐 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3H075 AA18 BB04 CC33 DA02 DB02 5H680 AA00 BC00 DD23 DD40 DD53 DD85 DD87 DD92 DD95 EE07 EE10 FF02 FF03 FF08 GG02 GG11 GG19 GG24

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板面中央に圧電素子が積層された振動板
    と、 前記圧電素子の前記振動板とは反対側に接続された電源
    供給用の第1のリード線と、 前記振動板の周縁を挟持して収納するように構成された
    筐体とを備えた圧電アクチュエータであって、 前記筐体に、 前記第1のリード線と接続され、該筐体の外側から前記
    圧電素子に駆動電圧を印加するための第1の接続端子を
    設けたことを特徴とする圧電アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記第1の接続端子を前記筐体に埋設す
    ることにより、該筐体に固定したことを特徴とする請求
    項1に記載の圧電アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記筐体は合成樹脂からなり、 前記振動板は、金属製の環状部材にて周縁が挟持された
    状態で前記筐体内に収納されることを特徴とする請求項
    1に記載の圧電アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記圧電素子に前記振動板側より電源を
    供給するための第2の接続端子を、前記筐体に設けたこ
    とを特徴とする請求項3に記載の圧電アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記第2の接続端子と前記振動板とを、
    第2のリード線にて接続したことを特徴とする請求項4
    に記載の圧電アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記第2の接続端子と前記環状部材と
    を、第2のリード線を介して接続したことを特徴とする
    請求項4に記載の圧電アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記第2の接続端子を前記筐体に埋設す
    ることにより、該筐体に固定したことを特徴とする請求
    項4〜6のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 前記第2の接続端子は前記環状部材に直
    接設けられ、 前記筐体は、該第2の接続端子を該筐体の外部へ突出さ
    せるための通孔を備えたことを特徴とする請求項4に記
    載の圧電アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記第1の接続端子と前記第2の接続端
    子とを、外部の電源供給装置に接続されたコネクタと装
    着できるような間隔を空けて並列的に配置したことを特
    徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の圧電アク
    チュエータ。
  10. 【請求項10】 前記第1,第2の接続端子は、駆動電
    源を供給する外部の電源供給装置の回路基板に直接固定
    され、当該アクチュエータは、該コネクタを介して該回
    路基板に直接固定されることを特徴とする請求項9に記
    載の圧電アクチュエータ。
  11. 【請求項11】 前記筐体を密閉構造とし、該筐体の外
    壁に、ガスの吸入孔及び排出孔を設けることにより、前
    記振動板の振動によりガスを吸・排するポンプとして構
    成したことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項
    に記載の圧電アクチュエータ。
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