JP4454954B2 - 画像診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像診断装置に関するものであり、特に、例えば胃部及び胸部の集団検診用として好適な画像診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像診断装置として、X線診断装置による胸部の集団検診は古くから行われている。近時、X線CT装置や磁気共鳴イージング装置(MRI装置)のような、高度な画像診断装置が普及したのに伴ない、例えば、X線CT装置による肺癌検診や、MRI装置による脳血管の検診も、集団検診の対象となりつつある。
一方、生活習慣病の集団検診の一つとして、上部消化管とくに胃部の集団検診が行われている。この胃部の集団検診は、病院施設で実施される他に、X線診断装置を搭載したバスなどの車両とともに医療スタッフを、被検体の集まり易い例えば公民館や学校などへ派遣して行われることも多い。(例えば、特許文献1参照)いずれにしても、検診部位が胃部であるという関係から、検査前の半日程度は、被検体に禁食を強いることになるので、通常、午前中の8時頃から12時頃にかけて実施されることが多い。そして、その間の被検体の数は、70人から80人に達することも珍しくはない。そのため、この集団検診に携わる医療スタッフは、限られた時間内に多忙を極めることとなる。
ここで、X線診断装置をバスに搭載した検診車の一般的な構造を図5及び図6を用いて説明する。
【0003】
バスBの長さ方向中央部に検査室ERがあり、ここには胃部造影検査を行なうためのX線透視撮影台1と胸部一般撮影を行なうためのX線撮影台2が設置されている。ここで、X線透視撮影台1は概略すると、起倒可能でかつフットレスト3aを持つ寝台部3、X線管部4及びこれらを支える支持部5が検査室ERに設置されており、この検査室ERの一方の隣である第1の操作室OR1には遠隔操作卓6及びX線管部4に電力を供給するための制御部7が設置されている。そして、寝台部3に載置された被検体を透視或いは撮影する。なお、寝台部3の下部にはX線管部4から曝射されるX線を受け画像化するためのX線撮像部(イメージ・インテンシファイア/TVカメラ、或いは平面検出器)が配置されている(図示省略)。
他方、X線撮影台2は概略すると、少なくとも上下動可能に支持されたX線管部8及びこのX線管部8から曝射されるX線を受けて撮影する撮影部9が検査室ERに設置されており、撮影部9を両腕で抱えるように位置する被検体の胸部を撮影する。また、この検査室ERの他方の隣である第2の操作室OR2には遠隔操作パネル10が設置されている。なお、X線管部8への電力供給は、X線透視撮影台1と共用される制御部7によって行なわれる。
【0004】
このような構成を有する検診車Bの第2の操作室OR2には出入り口があり、検査を受けようとする被検体は矢印12の通り入室し、造影剤を飲むなどの透視撮影の準備を行って待機する。そして透視撮影の順番になれば被検体はドアD1を開けて検査室ERへ入室し、立位状態の寝台部3に載って透視撮影を開始する。
ここで、第1の操作室OR1における遠隔操作卓6部分の配置を図6を用いて説明する。
車載ということで、天井C及び壁Wに囲まれた比較的狭い箇所に遠隔操作卓6は設置されており、検査室ERとはX線を通さない隔壁Pで仕切られている。また、遠隔操作卓6は、寝台部3の長手方向の位置や起倒角度或いはX線絞りの開度等を設定するための第1の操作部13と、曝射するX線の条件(mAs値)や被検体とコミュニケートするインタフォンの作動を支持する等を操作するための第2の操作部14を備えている。なお、この第2の操作部14は、限られた広さのバス内であることからこの遠隔操作卓6の奥行き方向の長さをあまり取れず、また使いやすさを考慮して、第1の操作部13と同一面に配列せずに、図6に示すように第1の操作部13に対して上方へ立ち上がった面に配列する方式が多くとられている。この第2の操作部14は、前面からの視認性及びスイッチ類の操作性を考慮し、一般的には第1の操作部に対し10cm以上は立ち上がっている。この第2の操作部14の上部には、X線管部4からの曝射X線により得られる透視像を表示する透視モニタ15(12〜15インチ程度)が配置される。また、この透視モニタ15の横に並設配置されるのは監視モニタ16(10〜12インチ程度)であり、これは被検体の体位状態を監視するためのものでる。
【0005】
ところで、胃部の集団検診においては、各被検体に対する撮影方向や撮影枚数がある程度標準化されている。例えば、X線診断装置の寝台を水平にして、寝台天板上に被検体を寝かせた状態(臥位)で、X線管とX線検出器とを被検体の周りに回動させたり、被検体の身体の向きを変えることによって、方向の異なる6枚のX線撮影を行い、最後に寝台を立位にした状態で1枚撮影して、合計7枚のX線撮影を行うものがある。これを7枚手法と称している。ちなみに、この7枚手法とは、1.腹臥位粘膜像(立位正面で透視台を倒し背臥位から腹臥位にして撮影する。或いは、腹臥位から左を下に、右の方から左に1回転して撮影する(変法1)。なおこの手法は、透視台を−10〜−15度逆傾斜させて前壁の粘膜像を撮影することを含む。)、2.立位充盈正面像(胃角部を十分充盈し、胃角を正面にして撮影する。)、3.背臥位二重造影第一斜位像(体位変換は2回で、幽門前庭部を中心に撮影する。或いは、立位充盈正面像を撮影後、発泡剤を服用させ、左側臥位で透視台を倒し、体位変換を2回行い、幽門前庭部を中心に撮影する(変法1)。或いは、変法2の場合で造影剤が十二指腸に流出して、十二指腸球部または幽門前庭部と重なった場合、約20度透視台を立てて撮影する(変法2)。)、4.背臥位二重造影正面像(体位変換は1回で、胃角部を正面に、胃角部を中心に撮影する。)、5.背臥位二重造影第二斜位像(体位変換は1回で、胃体部を中心に撮影する。なお、この手法は透視台を20度くらい逆傾斜させることを含む。)、6.腹臥位充盈像(胃角を中心に、十二指腸球部と下行脚も撮影する。)、7.半臥位二重造影第二斜位像(食道噴門部を椎体の左に移行させ、十二指腸球部が胃と重ならないところで撮影する。ただしこの手法は、十二指腸球部が不明な場合のみ追加する。)からなる。
【0006】
これら7種の画像を撮影するために、第1の操作室OR1にいる術者は、バリウム等の造影剤を飲んだ被検体の胃部における透視像を遠隔操作卓6上の透視モニタ15で見ながら、胃壁内をバリウムがうまく行きわたるように被検体の身体の方向や位置を、マイクを用いて音声で指示したり、或いは被検体が寝ている寝台の起倒角度や天板位置をこまめに移動させながら撮影を進める。その際、バリウムが胃壁内にうまく行きわたった一瞬のタイミングを逃さないために、術者は透視モニタ15に表示されるX線透視像から目を離せない。そこで、監視モニタ16が透視モニタ15のすぐ横に設置され、視線の移動を最小限にするよう工夫されている。或いは、寝台部3が逆傾斜する透視態様の場合には窓部17から見えるのは寝台部3の裏側であって被検体は見えないので、X線管部4を支持する支持部5の適切な位置に或いは検査室ERの適切な位置に設置されたTVカメラ(図示せず)で被検体の体位状態を撮影し、これを監視モニタ16に表示して被検体の体位観察に供するようになっている。
なお、監視モニタ16に頼り切って体位観察を行なうわけではなく、被検体やX線透視撮影台1全体を見渡す上で、窓部17を通しての目視観察は当然ながら欠かせない。
【0007】
【特許文献1】
特開平2−131750号公報(第2−3頁、第1図−第4図)
【発明が解決しようとする課題】
また、検診車に胸部一般撮影及び胃部透視撮影の双方の画像診断装置を搭載した場合、例えば胃部透視撮影の最中に誤って胸部一般撮影に取り掛かろうとしてしまうことがあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、それぞれの操作室において、現在どちらの検査が行われているのか確認できるようにして、胃部透視撮影の最中に誤って胸部一般撮影に取り掛かろうとすることも生じないようにするものである
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、被検体の透過像を撮影するための第1の撮影手段及び第2の撮影手段れら撮影手段の制御を行うためのCPUが設けられた遠隔操作手段と、前記第1及び第2の撮影手段の一部操作項目を設定可能な第1及び第2のタッチパネルとを備え、前記第1もしくは第2のタッチパネルの一方から撮影の指示入力があった場合、その指示信号を前記CPUを介して他方へ伝達し、双方のタッチパネルの表示形態を変更するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施の形態について、図1ないし図3を参照して詳細に説明する。なお、従来例を示す図5、図6と同一の構成物に関しては同一符号を付し、説明は必要に応じ省略する。さらに、本発明における画像診断装置としては、X線透視撮影台やX線撮影台を始めとするX線診断装置の他、X線CT装置やMRI装置など種々の画像診断装置に適用されるものであるが、以下、主にX線透視撮影システムを対象とした実施の形態を説明するものとする。
図1は、本発明における画像診断装置の一実施例を示すブロック図である。図1において、符号1はX線透視撮影台であり、X線診断装置はこのX線透視撮影台1とともに各種の制御を行うための遠隔操作卓20を有する。そして、遠隔操作卓20には全体の制御を行うためのCPU201が設けられており、このCPU201には寝台部3の長手方向の位置や起倒角度或いはX線絞りの開度等を設定するための第1の操作部13が接続されている。
また、遠隔操作卓20には、X線管部4における曝射時の管電圧、管電流、曝射時間等を設定するための第2の操作部にあたるR/Fタッチパネル21が接続されている。また、このR/Fタッチパネル21には、被検体の外観の状態を撮影するために検査室ER内の適切な位置に設置されたCCDカメラ22からの出力信号が供給されるように接続されている。
【0010】
なお、この第2の操作部21は液晶を用いたタッチパネルで構成されており、X線条件(管電圧、管電流、曝射時間等)を設定するための各種スイッチが表示されて操作に供し、さらにCCDカメラ22から供給される画像信号により被検体の状態を示す画像が表示されて観察に供する。
X線透視撮影台1には被検者を載置するための寝台部3が設置されており、寝台部3の天板上に載置されている被検体を挟んでX線管部4とイメージ・インテンシファイア、光学系およびCCDカメラ等を有するX線撮像部が配設されている。また、X線撮像部から得られた画像データは遠隔操作卓20内のCCU(Camera Control Unit)202から出力され、A/D変換器203を介して画像処理部204で画像処理され、一旦、記憶手段である画像(フレーム)メモリ205に書き込まれ記憶される。そして、この画像メモリ205に記憶されたディジタル画像は逐次読み出され、D/A変換器206にてD/A変換されて透視モニタ15に表示される。また、上記寝台部3の起倒動作はCPU201の制御下で寝台駆動制御部207により行われ、X線管部4の高電圧制御はCPU201の制御下で制御部7により行われる。
【0011】
符号2はX線撮影台であり、X線撮影装置はこのX線撮影台2とともに各種の制御を行うためのRタッチパネル23を有する。そして、このRタッチパネル23からの指示に基づき、X線管部8の曝射制御をCPU101の制御下で制御部7により行なわれる。これによって、R/Fタッチパネル21から或いはRタッチパネル23の一方から透視撮影若しくは撮影の指示入力があった場合、その指示信号をCPU201を介して他方へ伝達し、双方のタッチパネルの表示形態を変更するものである。
具体的には、X線透視撮影台1を用いた胃部透視撮影が終了し、次にX線撮影台2を用いた胸部一般撮影を行おうとする場合をまず説明する。この場合においては、R/Fタッチパネル21には胃部透視撮影に係る表示モードが表示され、Rタッチパネル23には「他方のパネル(R/Fタッチパネル)が動作中です。」旨の表示、及びRタッチパネルを作動させるためのスイッチ表示がされている。そこで、R/Fタッチパネル201若しくはRタッチパネル101のいずれかより胸部一般撮影を指示入力すれば、Rタッチパネル23はそれまでの「他方のパネル(R/Fタッチパネル)が動作中です。」旨の表示、及びRタッチパネルを作動させるためのスイッチ表示に係る表示モードから胸部一般撮影に係る表示モードに切り替わる。なお、X線撮影装置2は、この実施例では撮影部9として一般的なフィルムチェンジャーを用いるものとして説明する。したがって、画像データを扱う信号ラインは存在しない。
【0012】
ここで、胃部透視撮影に係る表示モードと胸部一般撮影に係る表示モードについて具体的に説明する。
図2は胃部透視撮影に係る表示例を示し、図3は胸部一般撮影に係る表示例を示す。まず、胃部透視撮影においては、図2に示すようにその表示形態は大別して3つの領域に分けられる。第1に、管電圧、管電流及び曝射時間等を設定するX線条件設定部300、第2に、胃部透視撮影或いは胸部一般撮影等の術式を選択する術式選択部310、第3にCCDカメラ22から供給される映像信号を受けて被検体の外観状態を表示する監視モニタ部320である。ここで、X線条件設定部300における設定項目の一例として、管電圧(kV)、管電流(mA)、曝射時間(mS)、ABC(Automatic Brightness Control)のON/OFF及びタイマーの時間(min)を示しており、また術式選択部310の一例として透視撮影(F/R)か或いは撮影(R)かの2者択一形式を示している。
次に、胸部一般撮影においては、図3に示すように、概略としては胃部透視撮影の場合の表示形態における監視モニタ部320を除いた2つの表示領域、つまり管電圧、管電流及び曝射時間等を設定するX線条件設定部330及び胃部透視撮影或いは胸部一般撮影等の術式を選択する術式選択部310からなる。ここで、X線条件設定部330は、被検体の体格に応じてX線条件を選択するための体格補正用のスイッチ301(L,M,S)、及び胸部の前からなのか或いは横からなのか等の撮影方向を選択するスイッチ302(A,B,C)を一例として示している。
【0013】
次に、遠隔操作卓20の第1の操作室OR1における配置について説明する。図4は、X線透視撮影台1の遠隔操作卓20部分における構成及び第1の操作室OR1における該遠隔操作卓20の配置を示すものであるが、従来例の遠隔操作卓6との違いは第2の操作部にある。すなわち、従来は第2の操作部が有していた操作項目を、本実施形態おける遠隔操作卓20ではR/Fタッチパネル21へ移したものである。
遠隔操作卓20の上面には従来例と同じ第1の操作部13を備え、ここで寝台部3の長手方向の位置や起倒角度或いはX線絞りの開度等を設定する。また、この第1の操作部13の上方には従来と同一の透視モニタ15が配置され、その横にはR/Fタッチパネル21が配置される。なお、このR/Fタッチパネル21は、胸部一般撮影用のX線撮影台2を操作するために第2の操作室OR2にも共通に配置されている。
次に、以上説明した本発明の一実施形態に係る画像診断装置の作用について、従来例の説明で用いた検診車を示す図5も含めて説明する。
[胃部透視撮影の場合]
検査を受けようとする被検者は、検診車Bの第2の操作室OR2における出入り口から矢印12の通り入室し、造影剤を飲むなどの透視撮影の準備を行って待機する。そして透視撮影の順番になればその被検者はドアD1を開けて検査室ERへ入室し、立位状態の寝台部3に載って透視撮影を開始の開始を待つ。
【0014】
次に、術者は第1の操作室OR1の遠隔操作卓20に配置されたR/Fタッチパネル21を用い、まず術式選択部310にて胃部透視撮影の術式であるR/Fを選択する。すると、図2に示すように監視モニタ部320にはCCDカメラ22で撮影された被検体の外観状態の映像が表示される。なお、胃部透視撮影の術式の選択下においては、Rタッチパネル23には「他方のパネル(R/Fタッチパネル)が動作中です。」旨の表示、及びRタッチパネルを作動させるためのスイッチ表示がされている。次に、X線条件設定部300にてX線の曝射条件である管電圧、管電流及び曝射時間等を設定する。
この設定の後、術者はX線曝射を指示して透視撮影の術式が始まる。この術式中術者は、透視モニタ15に表示される透視像を見ながら前述の胃部撮影における7枚手法を念頭におきながら、被検体に所望とする体位となるよう音声等で告げ、或いは第1の操作部13によって寝台3の傾斜角度を適宜変えながら胃部の造影具合が良好な瞬間を見出し、その都度撮影を行っていく。この中で、7枚手法に係る画像を適切に得るために、術者は被検体に対して「右回りに右方向を向いて」とか「ゆっくりと右回りで左方向を向いて」などいろいろと体位変更を指示するが、術者は、被検体がその指示通りに体位を変更しているかどうかを窓部17から或いはR/Fタッチパネル21内の監視モニタ部320から観察しながら、順次透視撮影術式を進めていく。
【0015】
ここで、従来であれば、第1の操作部に対し10cm以上は立ち上がって形成された第2の操作部14上に透視モニタ15及び監視モニタ16が設置されていたために、窓部17はこれら各モニタによってかなりの部分を覆われ、被検体の体位を確認する視認行為の妨げになっていた。しかしながら、上述した本実施形態のごとく、第2の操作部の機能と監視モニタの機能をR/Fタッチパネル21に集約したことにより、これら両モニタの上端における高さを第2の操作部における高さ分である少なくとも10cm程度は下げることができた。しかも、監視モニタの機能は従来通り保持したままである。さらに、従来の監視モニタに比較してタッチパネルは一般的に小型のものが多いので、窓部17からの視認行為は非常に良好である。
これによって、術者は、目視し難い場合は見える位置まで頭を移動させたり、場合によってはドアD2の窓部まで移動して確認するなどの行為を行わずとも十分に目視ができ、検査効率への支障はかなり低減された。これで、限られた時間内に多くの被検体を検査する必要のある集団検診において、大きな効果を奏している。さらにこの効果は、本件画像診断装置が搭載される車両が小型であればある程、スペース効率の観点から特に顕著となろう。
【0016】
[胸部一般撮影の場合]
胸部一般撮影の場合も胃部透視撮影の場合と同様に、検査を受けようとする被検者は、検診車Bの第2の操作室OR2における出入り口から矢印12の通り入室し撮影の準備を行って待機する。そして撮影の順番になればその被検者はドアD1を開けて検査室ERへ入室し、X線撮影台2における撮影部9の前に立ち、この撮影部9を両腕で抱えるようにして静止しする。
このとき術者は、第2の操作室OR2のRタッチパネル23を用い、胃部透視撮影の際中に表示のRタッチパネルを作動させるためのスイッチをタッチする。すると、図3に示すように、X線条件設定部300のみが表示され、監視モニタ部320は表示されない。これは、胸部一般撮影の場合はX線の1回曝射による撮影で終了するので、監視モニタは不要となるからである。また、1回の撮影で終了するのが通常であること、及び検査を受ける人数が所定年齢以上に限定されている胃部透視撮影に比較して格段に多いことから、条件設定ミスによる撮影失敗及び撮りなおしは極力防止されねばならない。
この点を考慮して、胸部一般撮影におけるタッチパネル上の表示形態は、単に監視モニタ部320を削除するだけにとどまらず、X線条件をより詳細に設定できるように、たとえば被検体の体格の大小選択部301や撮影方向選択部302も表示され選択に供するよう構成されている。この表示形態は一例であって、さらに詳細な条件を設定可能にアレンジされてもよい。
【0017】
なお、この表示形態の際は、R/Fタッチパネル21側は「他方のパネル(R/Fタッチパネル)が動作中です。」旨の表示、及びR/Fタッチパネルを作動させるためのスイッチ表示がされている。
次に、このX線条件設定部300にてX線の曝射条件である管電圧、管電流及び曝射時間等を設定する。この設定の後、術者はX線曝射を指示して撮影を行う。
以上のように、この実施形態によれば、検査室ERを覗くための窓部の視認性を高めるよう遠隔操作卓及び各モニタを構成したので、X線透視を行いながら被検体に体位の変更を順次指示するような場合の検査効率を向上させることができる。したがって、視認性の悪さに伴う術者のストレス発生を抑制し集団検診において特に顕著な効果を奏する。
また、検診車に胸部一般撮影及び胃部透視撮影の双方の画像診断装置を搭載した場合、その撮影術式によってそれぞれの術式の要求に応えるようタッチパネル上の表示形態を変更するようにした。これによって、胸部一般撮影及び胃部透視撮影の双方にとって最適な状態で検査を行うことができ、これも検査効率向上に大きく寄与するものである。
また、それぞれの操作室におけるタッチパネルの表示内容を共通にすることにより、現在、どちらの検査が行われているかがどちらの部屋においても確認できることから、例えば胃部透視撮影の最中に誤って胸部一般撮影に取り掛かろうとすることも生じ得ないという効果もある。
【0018】
さらに、スイッチ機能とモニタ機能を兼用するようにした被検体監視用モニタとしたため、非常に小型化でき、周辺機器の配置上の自由度を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では画像診断装置としてX線診断装置やX線撮影装置を例に説明したが、これに限ることなく、例えばX線CT装置やMRI装置などにおいても適用できる。
また、胃部透視撮影を選択した場合、上記実施形態では監視モニタ部は右側に表示される例を示したが、左側に表示するなど表示レイアウトは任意に変更できる。これは、検査室ERを覗く窓部或いは透視モニタとの位置関係から、視線移動をできるだけ少なくする位置にすることが肝要である。
【0019】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載の本発明における画像診断装置によれば、それぞれの操作室において、現在どちらの検査が行われているのか確認できるようにして、例えば、胃部透視撮影の最中に誤って胸部一般撮影に取り掛かろうとすることも生じないようにすることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像診断装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係り、タッチパネルの表示形態であって胃部透視撮影を選択した場合を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係り、タッチパネルの表示形態であって胸部一般撮影を選択した場合を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係り、操作室における遠隔操作卓部分の配置を示す図である。
【図5】X線診断装置を搭載した検診車の一般的な構造を示す図である。
【図6】従来の検診車の操作室における遠隔操作卓部分の配置を示す図である。
【符号の説明】
1 X線透視撮影台
20 遠隔操作卓
21 R/Fタッチモニタ
22 CCDカメラ
23 Rタッチモニタ

Claims (7)

  1. 被検体の透過像を撮影するための第1の撮影手段及び第2の撮影手段
    これら撮影手段の制御を行うためのCPUが設けられた遠隔操作手段と
    前記第1及び第2の撮影手段の一部操作項目を設定可能な第1及び第2のタッチパネルとを備え、
    前記第1もしくは第2のタッチパネルの一方から撮影の指示入力があった場合、その指示信号を前記CPUを介して他方へ伝達し、双方のタッチパネルの表示形態を変更するようにしたことを特徴とする画像診断装置。
  2. 前記第1もしくは第2のタッチパネルのうち、少なくとも一方は前記被検体の状態を観察する画像を表示する監視モニタ部を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像診断装置。
  3. 前記第1もしくは第2のタッチパネルのうち、いずれか一方が撮影に係る表示モードを表示している際に、他方には一方のタッチパネルが動作中である旨の表示がなされることを特徴とする請求項1或いは2いずれか1項に記載の画像診断装置。
  4. 前記撮影手段は、被検体を透視するX線を検出し画像化するX線透視撮影台であり、前記一部操作項目はこのX線透視撮影台におけるX線曝射条件である請求項1ないしいずれか1項に記載の画像診断装置。
  5. 前記遠隔操作手段は、前記X線透視撮影台とは異なる部屋に設置されていることを特徴とする請求項4記載の画像診断装置。
  6. 前記X線透視撮影台及び前記遠隔操作手段が設置される部屋の間に、X線を遮断し得る窓部が設けられることを特徴とする請求項5記載の画像診断装置。
  7. 前記画像診断装置は、走行可能な車両に搭載され集団検診に用いられることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の画像診断装置
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