JP4454808B2 - 射出成形方法および射出成形装置 - Google Patents

射出成形方法および射出成形装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インサート成形に関し、特に、射出成形金型の射出用空間からインサート部材の非インサート成形部分に溶融樹脂のはみ出しが生じることがなく成形することのできる射出成形方法および射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、射出成形金型の射出用空間内にインサート部材を配置して、射出用空間内に溶融樹脂を射出してインサート部材を樹脂で被覆するインサート成形が様々な分野の成型品に広範に実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来より、図6に示したように、予めインサート部材104の第1のインサート成形部分110を第1の溶融樹脂114で被覆した後、別の射出成形金型120を用いて、インサート部材104の第2のインサート成形部分106を溶融樹脂でさらに被覆することが行われている。すなわち、別の射出成形金型120の射出用空間122内にインサート部材104の第2のインサート成形部分110を、上方金型128と下方金型129との間に挟持して、インサート部材104のインサート成形すべき第2のインサート成形部分106を片持ち状に、射出用空間122内に配置して、別の第2の溶融樹脂を射出用空間122内に射出して、インサート部材104の第2のインサート成形部分106を溶融樹脂で被覆することが行われている。
【0004】
この場合、従来では、第1の溶融樹脂114として、例えば、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリイミド、ポリアリレートなどの硬質樹脂を用いて第1のインサート成形部分110を成形した後に、第2の溶融樹脂として、例えば、エラストマーなどの比較的柔軟性を有する樹脂で被覆成形するのが一般的である。
この場合、このような異種の樹脂を成形する場合、両者の接合部分で、完全に両者を接合することは不可能であり、第2のインサート成形部分106を被覆する上層の柔軟性を有するエラストマーが、その接合部分から捲れ(剥離)して、第2のインサート成形部分106が外部に露出することがある。このため、成型品の強度が不足したり、例えば、インサート部材104が金属製である場合には、露出部分から金属腐食が発生するおそれがある。
【0005】
また、この場合、インサート部材104の第1のインサート成形部分110を保持する保持部位132内では、保持されるインサート部材104の第1のインサート成形部分110は、射出成形金型120の射出用空間122内に射出された溶融樹脂の圧力によって、図6の矢印Dで示したように、インサート部材104の第1のインサート成形部分110を保持する保持部位132内に溶融樹脂が漏洩してはみ出しが生じて固化し、いわゆるバリが生じ易い。
【0006】
このように溶融樹脂のはみ出しが生じた場合には、寸法精度に影響を及ぼし、成形品によっては、成形品の目的とする強度などの品質を維持できないことがあるとともに、バリ取り作業などの余分な工程が必要となり、コストが高くなる要因ともなっている。
また、上記のような問題は、インサート部材104を用いないで、第1の樹脂と第2の樹脂を射出成形する方法、いわゆる「二色成形方法」においても同様な問題がある。
【0007】
従って、本発明の目的とするところは、このような実情を考慮して、インサート成形部分を被覆する樹脂が、その接合部分から捲れて、インサート成形部分が外部に露出することがなく、成型品の強度が不足したり、露出部分から金属腐食などが発生するおそれのないインサート成形法または二色成形法に適用できる射出成形方法を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、射出成形金型の射出用空間からインサート部材のインサート成形部分に溶融樹脂のはみ出しが生じることがなく成形することができ、寸法精度が良好で、目的とする品質を維持でき、バリ取り作業などの余分な工程が不要で、低いコストで製造できる射出成形方法および射出成形装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の射出成形方法は、柔軟性を有する第1の溶融樹脂を射出成形して、柔軟性を有する第1の成形部分を成形した後、
前記柔軟性を有する第1の成形部分の少なくとも一部を第1の溶融樹脂よりも硬質な第2の溶融樹脂で被覆するように射出成形することによって、第2の成形部分を成形することを特徴とする。
【0010】
このように構成することによって、柔軟性を有する第1の溶融樹脂で成形した第1の成形部分の少なくとも一部が、第1の溶融樹脂よりも硬質な第2の溶融樹脂で被覆されるので、第1の成形部分が、その接合部から捲れて、インサート成形部分が外部に露出することがなく、成型品の強度が不足したり、露出部分から金属腐食などが発生するおそれがない。
【0011】
また、本発明の射出成形方法は、前記第2の溶融樹脂を射出成形する際に、射出成形金型の前記柔軟性を有する第1の成形部分を保持する保持部位の、少なくとも前記第2の溶融樹脂と接触する部分を、前記第1の成形部分の寸法よりも小さくして、第2の成形部分を射出成形することを特徴とする。
このようにすることによって、金型を閉止した際に、射出成形金型の寸法が小さくなった保持部位でのみで、柔軟性を有する第1の成形部分が圧縮されて、その弾性力によってシール部材として機能して緊密に密閉されることになるので、射出された溶融樹脂の圧力によっても、第2の溶融樹脂と接触する部分から、第2の溶融樹脂が第1の成形部分へはみ出すのを防止できる。また、第2の溶融樹脂と接触する部分の保持部位を、第1の成形部分の寸法よりも小さくするだけでよいので、圧縮による第1の成形部分の塑性変形を極力防止することができる。従って、寸法精度が良好で、目的とする品質を維持でき、バリ取り作業などの余分な工程が不要で、低いコストで製造できる。
【0012】
また、本発明の射出成形方法は、前記第2の溶融樹脂を射出成形する際に、前記柔軟性を有する第1の成形部分を圧縮しつつ、第2の成形部分を射出成形することを特徴とする。
このように柔軟性を有する第1の成形部分を圧縮しつつ、第2の成形部分を射出成形することによって、第1の成形部分の弾性力によって第1の成形部分が、その弾性力によってシール部材として機能して緊密に密閉されることになるので、射出された溶融樹脂の圧力によっても、第2の溶融樹脂が第1の成形部分へはみ出すのを防止できる。従って、寸法精度が良好で、目的とする品質を維持でき、バリ取り作業などの余分な工程が不要で、低いコストで製造できる。
【0013】
また、本発明の射出成形方法は、射出成形金型の射出用空間内にインサート部材を配置して、前記射出用空間内に溶融樹脂を射出してインサート部材を樹脂で被覆する方法であって、
第1の射出成形金型の射出用空間内に、前記インサート部材の第1のインサート成形部分を配置して、前記第1の射出成形金型の射出用空間内に柔軟性を有する第1の溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第1のインサート成形部分を第1の樹脂で被覆し、
第2の射出成形金型の射出用空間内に、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を配置して、前記第2の射出成形金型の射出用空間内に第1の溶融樹脂よりも硬質な第2の溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を第2の樹脂で被覆する際に、
前記第2の射出成形金型の前記柔軟性を有する第1の成形部分を保持する保持部位の、少なくとも前記第2の溶融樹脂と接触する部分を、前記第1の成形部分の寸法よりも小さくして、第2の成形部分を射出成形することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の射出成形装置は、射出成形金型の射出用空間内にインサート部材を配置して、前記射出用空間内に溶融樹脂を射出してインサート部材を樹脂で被覆するための射出成形装置であって、
前記インサート部材の第1のインサート成形部分を配置する射出用空間を備えた第1の射出成形金型であって、前記第1の射出成形金型の射出用空間内に柔軟性を有する第1の溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第1のインサート成形部分を第1の樹脂で被覆する第1の射出成形金型と、
前記インサート部材の第2のインサート成形部分を配置する射出用空間を備えた第2の射出成形金型であって、前記第2の射出成形金型の射出用空間内に第1の溶融樹脂よりも硬質な第2溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を第2の樹脂で被覆する第2の射出成形金型とを備え、
前記第2の射出成形金型が、前記第2の射出成形金型の前記インサート部材の第1のインサート成形部分を保持する保持部位の、少なくとも前記第2の溶融樹脂と接触する部分が、前記第1の成形部分の寸法よりも小さく構成されていることを特徴とする。
【0015】
このようにすることによって、金型を閉止した際に、射出成形金型の寸法が小さくなった保持部位で、柔軟性を有する第1の成形部分が圧縮されて、その弾性力によってシール部材として機能して緊密に密閉されることになるので、射出された溶融樹脂の圧力によっても、第2の溶融樹脂と接触する部分から、第2の溶融樹脂が第1の成形部分へはみ出すのを防止できる。従って、寸法精度が良好で、目的とする品質を維持でき、バリ取り作業などの余分な工程が不要で、低いコストで製造できる。
【0016】
また、本発明の射出成形方法は、射出成形金型の射出用空間内にインサート部材を配置して、前記射出用空間内に溶融樹脂を射出してインサート部材を樹脂で被覆する方法であって、
第1の射出成形金型の射出用空間内に、前記インサート部材の第1のインサート成形部分を配置して、前記第1の射出成形金型の射出用空間内に柔軟性を有する第1の溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第1のインサート成形部分を第1の樹脂で被覆し、
第2の射出成形金型の射出用空間内に、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を配置して、前記第2の射出成形金型の射出用空間内に第1の溶融樹脂よりも硬質な第2の溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を第2の樹脂で被覆する際に、
前記第2の溶融樹脂を射出成形する際に、前記柔軟性を有する第1の成形部分を圧縮しつつ、第2の成形部分を射出成形することを特徴とする。
【0017】
このように柔軟性を有する第1の成形部分を圧縮しつつ、第2の成形部分を射出成形することによって、第1の成形部分の弾性力によって第1の成形部分が、その弾性力によってシール部材として機能して緊密に密閉されることになるので、射出された溶融樹脂の圧力によっても、第2の溶融樹脂が第1の成形部分へはみ出すのを防止できる。従って、寸法精度が良好で、目的とする品質を維持でき、バリ取り作業などの余分な工程が不要で、低いコストで製造できる。
【0018】
また、本発明は、前記第2の射出成形金型の射出用空間内に、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を配置する際に、前記インサート部材の第1のインサート成形部分の第1の樹脂による被覆部分が部分的に前記第2の射出成形金型の射出用空間内に位置するように配置して射出成形を行うことを特徴とする。
【0019】
これによって、インサート部材の第1のインサート成形部分の第1の樹脂による被覆部分が、部分的に第1の溶融樹脂よりも硬質な第2の樹脂で被覆されることになる。従って、これらの第1の樹脂と第2の樹脂の被覆部分の接合部で、第1の樹脂の被覆部分が捲れて剥離することが防止できるので、これらの接合部から、例えば、薬液などが浸入して、金属製などのインサート部材を腐食し、損傷するのが防止できる。
【0020】
また、本発明は、前記保持部位の少なくとも前記第2の溶融樹脂と接触する部分の面積が、前記第1の成形部分の断面積よりも、75%〜99%小さく構成されていることを特徴とする。
このようにすることによって、保持部位で、柔軟性を有する第1の成形部分が十分に圧縮されて、その弾性力によってシール部材として確実に機能して緊密に密閉されることになるので、射出された溶融樹脂の圧力によっても、第2の溶融樹脂と接触する部分から、第2の溶融樹脂が第1の成形部分へはみ出すのを確実に防止できる。
【0021】
また、本発明は、前記第1の樹脂が、エラストマーから構成されていることを特徴とする。
このように、第1の樹脂が、変型可能で摩擦抵抗の大きいエラストマーで構成されているので、例えば、ほ乳ビンなどを把持する消毒鋏みの挟持部に用いれば、挟持部の間で被挟持物品が滑ることがないので、脱落することなく確実に把持することができ、しかも、耐衝撃性にも優れ、緩衝作用を有するので、例えば、ほ乳ビンなどがガラス製などの衝撃による傷がつき易い弱い材料で作製されている場合にも、破損するおそれがない。
【0022】
また、本発明は、前記第2の樹脂が、ポリプロピレン、エラストマー、ポリプロピレンとエラストマーの混合物、PES(ポリエーテルサルフォン)、ポリアセタール、ポリイミド、ポリアリレートのいずれかの合成樹脂から第1の樹脂よりも硬なるように構成されていることを特徴とする。
このように第2の樹脂が、ポリプロピレン、エラストマー、ポリプロピレンとエラストマーの混合物、PES(ポリエーテルサルフォン)、ポリアセタール、ポリイミド、ポリアリレートのいずれかの合成樹脂から第1の樹脂よりも硬くなるように構成されているので、耐薬品性、耐摩耗性、耐衝撃性などに優れているので、例えば、ほ乳ビンなどを把持する消毒用鋏の主構成部材として用いれば、その機械的強度を維持することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態(実施例)について説明する。
図1は、本発明の射出成形装置の第1の射出成形金型の実施例の部分拡大断面図である。
図1に示したように、射出成形装置10は、第1の射出成形金型12を備えており、この第1の射出成形金型12は、上下一対の上方金型14と下方金型16とから構成されている。これらの上方金型14と下方金型16とは、図示しないピストンシリンダー機構などの駆動機構によって、接近離反することができるようになっている。そして、第1の射出成形金型12内には、これらの上方金型14と下方金型16とで閉止した際に射出用空間18が形成されるように構成されている。
【0024】
これらの上方金型14と下方金型16との間には、金属、セラミックなどからなるインサート部材20の第2のインサート成形部分24を挟持する保持部位11を画成する保持壁14a、16aがそれぞれ形成されている。上方金型14と下方金型16の間で、インサート部材20の第2のインサート成形部分24が保持壁14a、16aで挟持されるとともに、インサート部材20の第1のインサート成形部分22が、片持ち状に射出用空間18内に保持されることになる。
【0025】
このような本発明の第1の射出成形金型12では、下記のように作動される。
先ず、第1の射出成形金型12の上方金型14と下方金型16とを、図示しない駆動機構によって、相互に離反した状態とする。
この状態で、インサート部材20の第2のインサート成形部分24を保持壁14a、16aで挟持した状態となるように、第1の射出成形金型12の上方金型14と下方金型16とを閉止する。
【0026】
この状態で、図示しない射出ゲートから、第1の射出成形金型12の射出用空間18内に第1の溶融樹脂Aを射出することにより、インサート部材20の第1のインサート成形部分22が第1の樹脂Aで被覆されてインサート成形される。
この場合、第1の樹脂が、柔軟性を有する樹脂であるのが望ましく、このような柔軟性を有する樹脂としては、例えば、熱可塑性のエラストマーであるスチレン系やオレフィン系、ポリプロピレン系、ポリエステル、ポリアミドなどのエラストマーから構成するのが望ましい。
【0027】
このように、第1の樹脂Aが、変型可能で摩擦抵抗の大きいエラストマーで構成されているので、例えば、ほ乳ビンなどを把持する消毒鋏みの挟持部に用いれば、挟持部の間で被挟持物品が滑ることがないので、脱落することなく確実に把持することができ、しかも、耐衝撃性にも優れ、緩衝作用を有するので、例えば、ほ乳ビンなどがガラス製などの衝撃による傷がつき易い弱い材料で作製されている場合にも、破損するおそれがない。
【0028】
図2は、本発明の射出成形装置の第2の射出成形金型の実施例を示す部分拡大断面図、図3は、本発明の射出成形装置の第2の射出成形金型の使用状態を説明する部分拡大断面図、図4は、図3のI−I線での断面図である。
この実施例の射出成形装置40は、前述した第1の射出成形金型12で、第1のインサート成形部分22が、柔軟性を有する第1の樹脂で被覆されインサート成形されたインサート部材20を用いて、第2のインサート成形部分24をインサート成形するように構成されている。
【0029】
図5に示したように、インサート部材20の第2のインサート成形部分24には、係合孔21が形成されており、この係合孔21の内部に、予め、インサート成形によって、係合孔を貫通する状態で、円筒形状の保持部材25が成形嵌合されている。これによって、インサート部材20の第2のインサート成形部分24が、射出用空間内の略中央部分に支持されるようになっている。
【0030】
従って、インサート部材20の第2のインサート成形部分24が、溶融樹脂Bの射出圧力によって変形して曲がったり、位置が移動してしまうおそれがない。これによって、成形後の樹脂被覆に偏肉部分が発生せず、インサート部材20の第2のインサート成形部分24が外部に露出せず、成型品の強度の不足や、インサート部材20の第2のインサート成形部分24の腐食などが発生するおそれがないようになっている。
【0031】
図2に示したように、この実施例の射出成形装置40は、第2の射出成形金型42を備えており、この第2の射出成形金型42は、上下一対の上方金型44と下方金型46とから構成されている。これらの上方金型44と下方金型46とは、図示しないピストンシリンダー機構などの駆動機構によって、接近離反することができるようになっている。そして、第2の射出成形金型42内には、これらの上方金型44と下方金型46とで閉止した際に射出用空間48が形成されるように構成されている。
【0032】
これらの上方金型44と下方金型46との間には、インサート部材20の第1のインサート成形部分22を挟持する保持部位41を画成する上方保持壁58と下方保持壁60がそれぞれ形成されている。上方金型44と下方金型46の間で、インサート部材20の第1のインサート成形部分22が、上方保持壁58と下方保持壁60の間で挟持されるとともに、インサート部材20の第2のインサート成形部分24が、片持ち状に射出用空間48内に保持されることになる。
【0033】
また、インサート部材20の第1の樹脂Aによる被覆部分である第1のインサート成形部分22の一部、すなわち、第1のインサート成形部分22の基端部22cが、部分的に第2の射出成形金型42の射出用空間48内に位置するように配置される。
これによって、インサート部材20の第1のインサート成形部分22の第1の樹脂による被覆部分が、部分的にその基端部22cにおいて、第2の樹脂Bで被覆されることになる。従って、これらの第1の樹脂Aと第2の樹脂Bの被覆部分の接合部で、第1の樹脂の被覆部分が捲れて剥離することが防止できるので、これらの接合部から、例えば、薬液などが浸入して、金属製などのインサート部材を腐食し、損傷するのが防止できる。
【0034】
また、保持部位41を画成するこれらの上方保持壁58と下方保持壁60はそれぞれ、上方金型44と下方金型46とを閉止した状態で、図3および図4に示したように、上方保持壁58が、インサート部材20の第1のインサート成形部分22の成形部分の上面22aと当接し、下方保持壁60が、インサート部材20の第1のインサート成形部分22の成形部分の下面22bと当接し、第1のインサート成形部分22を押圧するようになっている。
【0035】
すなわち、図3および図4に示したように、上方金型44と下方金型46とを閉止した状態で上方保持壁58と下方保持壁60の間の距離lは、インサート部材20の第1のインサート成形部分22の第1の樹脂による被覆部分の厚さLよりも、mだけ寸法が小さくなっている。これによって、上方金型44と下方金型46とを閉止した状態で、上方保持壁58と下方保持壁60が、第1のインサート成形部分22を上下方向から押圧した状態となる。
【0036】
これにより、保持部位41内で、インサート部材20の柔軟性を有する第1の樹脂で被覆された第1のインサート成形部分22が圧縮されて、その弾性力によってシール部材として機能して、図4の矢印Fで示したように周囲方向に抗力が生じる。これによって、これらの上方保持壁58と下方保持壁60で、保持部位41内で第1のインサート成形部分22が緊密に密閉される。
【0037】
従って、射出された溶融樹脂Bの圧力によっても、第2の射出成形金型42の射出用空間48から、インサート部材20の第2のインサート成形部分24に、溶融樹脂のはみ出し(バリ)が生じることがなく成形することができる。
この場合、上方保持壁58と下方保持壁59の間の距離lが、第1のインサート成形部分22の第1の樹脂による被覆部分の厚さLよりも小さくする寸法mによる面積比としては、溶融樹脂の硬度、種類、射出圧力、射出温度、射出機の能力などにより適宜選択すればよいが、75%〜99%、好ましくは、90%〜99%とするのが、第1のインサート成形部分22の第1の樹脂による被覆部分へ圧縮力を付与して、そのシール機能を確実にして、溶融樹脂のはみ出し(バリ)が生じることがなく成形するためには望ましい。
【0038】
このような本発明の射出成形装置40では、図3〜図4に示したように、下記のように作動される。
先ず、第2の射出成形金型42の上方金型44と下方金型46とを、図示しない駆動機構によって、相互に離反した状態とする。
この状態で、インサート部材20の第1のインサート成形部分22が保持部位41で、上部保持壁58と下部保持壁60の間で挟持した状態となり、その一部22cが射出用空間48に位置するように配置して、第2の射出成形金型42の上方金型44と下方金型46とを閉止する。
【0039】
この状態で、上方保持壁58が、インサート部材20の第1のインサート成形部分22の成形部分の上面22aと当接し、下方保持壁60が、インサート部材20の第1のインサート成形部分22の成形部分の下面22bと当接し、上方保持壁58と下方保持壁60が、第1のインサート成形部分22を上下方向から押圧した状態となる。
【0040】
これにより、保持部位41内で、インサート部材20の柔軟性を有する第1の樹脂で被覆された第1のインサート成形部分22が圧縮されて、その弾性力によってシール部材として機能して、これらの上方保持壁58と下方保持壁60で、保持部位41内で第1のインサート成形部分22が緊密に密閉される。
この状態で、図示しない射出ゲートから、射出用空間48内に第2の溶融樹脂Bを射出することにより、射出された溶融樹脂の圧力によっても、第2の射出成形金型42の射出用空間48から、インサート部材20の第1のインサート成形部分22に溶融樹脂のはみ出し(バリ)が生じることがなく、射出用空間48内で第2のインサート成形部分24を第2の樹脂で被覆成形することができる。
【0041】
また、インサート部材20の第1のインサート成形部分22の樹脂Aによる被覆部分が、部分的に22cの部分で第2の樹脂Bで被覆されることになる。従って、これらの樹脂Aと樹脂Bの被覆部分の接合部で、柔軟性を有する第1の樹脂Aの被覆部分が捲れて剥離することが防止できるので、これらの接合部から、例えば、薬液などが浸入して、金属製などのインサート部材20を腐食し、損傷するのが防止できる。
【0042】
この場合、第2の樹脂Bとしては、第1の樹脂Aよりも硬質の樹脂であるのが、捲れなどが発生しないためには好ましく、例えば、熱可塑性のエラストマーであるスチレン系やオレフィン系、ポリプロピレン系、ポリエステル、ポリアミドなどのエラストマー、ポリプロピレン、エラストマー、ポリプロピレンとエラストマーの混合物、PES(ポリエーテルサルフォン)、ポリアセタール、ポリイミド、ポリアリレートなどの合成樹脂などから適宜選択すればよい。
【0043】
また、上記実施例では、第2の射出成形金型42の保持部位41における全面の上部保持壁58と下部保持壁60の間の距離を、第1のインサート成形部分22の第1の樹脂による被覆部分の厚さLよりも小さくしたが、保持部位41のうち、少なくとも第2の溶融樹脂Bと接触する部分のみを、すなわち、第2の射出成形金型42の射出空間48側の部分のみを、第1のインサート成形部分22の寸法よりも小さくすることも可能である。
【0044】
このようにすることによって、第2の射出成形金型22を閉止した際に、射出成形金型の寸法が小さくなった保持部位41の部分のみで、柔軟性を有する第1のインサート成形部分22が圧縮されて、その弾性力によってシール部材として機能して緊密に密閉されることになる。また、第2の溶融樹脂Bと接触する部分の保持部位41を、第1のインサート成形部分22の寸法よりも小さくするだけでよいので、圧縮による第1のインサート成形部分22の塑性変形を極力防止することができる。
【0045】
なお、上記実施例では、上下に開閉する射出成形金型に適用したが、横方向に開閉する射出成形金型にも適用できる。
また、上記実施例では、インサート成形に適用したが、このようなインサート部材を用いないで、第1の樹脂と第2の樹脂だけを射出成形する方法としてインサート成形や、いわゆる「二色成形方法」にも適用できることは勿論である。
【0046】
さらに、上記実施例の図面では、成型品を消毒鋏みの例を示しているが、本発明は何らこれに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、柔軟性を有する第1の溶融樹脂で成形した第1の成形部分の少なくとも一部が、第1の溶融樹脂よりも硬質な第2の溶融樹脂で被覆されるので、第1の成形部分が、その接合部から捲れて、インサート成形部分が外部に露出することがなく、成型品の強度が不足したり、露出部分から金属腐食などが発生するおそれがない。
【0048】
また、本発明によれば、金型を閉止した際に、射出成形金型の寸法が小さくなった保持部位でのみで、柔軟性を有する第1の成形部分が圧縮されて、その弾性力によってシール部材として機能して緊密に密閉されることになるので、射出された溶融樹脂の圧力によっても、第2の溶融樹脂と接触する部分から、第2の溶融樹脂が第1の成形部分へはみ出すのを防止できる。また、第2の溶融樹脂と接触する部分の保持部位を、第1の成形部分の寸法よりも小さくするだけでよいので、圧縮による第1の成形部分の塑性変形を極力防止することができる。従って、寸法精度が良好で、目的とする品質を維持でき、バリ取り作業などの余分な工程が不要で、低いコストで製造できる。
【0049】
また、本発明によれば、インサート部材の第1のインサート成形部分の第1の樹脂による被覆部分が、部分的に第2の樹脂で被覆されることになる。従って、これらの第1の樹脂と第2の樹脂の被覆部分の接合部で、第1の樹脂の被覆部分が捲れて剥離することが防止できるので、これらの接合部から、例えば、薬液などが浸入して、金属製などのインサート部材を腐食し、損傷するのが防止できる。
【0050】
また、本発明によれば、第1の樹脂が、摩擦抵抗の大きいエラストマーで構成されているので、例えば、ほ乳ビンなどを把持する消毒鋏みの挟持部に用いれば、挟持部の間で被挟持物品が滑ることがないので、脱落することなく確実に把持することができ、しかも、耐衝撃性にも優れ、緩衝作用を有するので、例えば、ほ乳ビンなどがガラス製などの衝撃による傷がつき易い弱い材料で作製されている場合にも、破損するおそれがない。
【0051】
さらに、本発明によれば、第2の樹脂が、ポリプロピレン、エラストマー、ポリプロピレンとエラストマーの混合物、PES(ポリエーテルサルフォン)、ポリアセタール、ポリイミド、ポリアリレートのいずれかの合成樹脂から第1の樹脂よりも硬くなるように構成されているので、耐薬品性、耐摩耗性、耐衝撃性などに優れているので、例えば、ほ乳ビンなどを把持する消毒用鋏の主構成部材として用いれば、その機械的強度を維持することができるなど幾多の顕著で特有な作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の射出成形装置の第1の射出成形金型の実施例の部分拡大断面図である。
【図2】図2は、本発明の射出成形装置の第2の射出成形金型の実施例を示す部分拡大断面図である。
【図3】図3は、本発明の射出成形装置の第2の射出成形金型の使用状態を説明する部分拡大断面図である。
【図4】図4は、図3のI−I線での断面図である。
【図5】図5は、インサート部材の部分拡大平面図である。
【図6】図6は、従来の射出成形装置の概略図である。
【符号の説明】
10 射出成形装置
12 第1の射出成形金型
14a、16a 保持壁
14 上方金型
16 下方金型
18 射出用空間
20 インサート部材
22 第1のインサート成形部分
24 第2のインサート成形部分
40 射出成形装置
42 第2の射出成形金型
44 上方金型
46 下方金型
48 射出用空間
58 上部保持壁
60 下部保持壁
A 第1の溶融樹脂
B 第2の溶融樹脂

Claims (10)

  1. 射出成形金型の射出用空間内にインサート部材を配置して、前記射出用空間内に溶融樹脂を射出してインサート部材を樹脂で被覆する方法であって、
    第1の射出成形金型の射出用空間内に、前記インサート部材の第1のインサート成形部分を配置して、前記第1の射出成形金型の射出用空間内に柔軟性を有する第1の溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第1のインサート成形部分を第1の樹脂で被覆し、
    第2の射出成形金型の射出用空間内に、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を配置して、前記第2の射出成形金型の射出用空間内に第1の溶融樹脂よりも硬質な第2の溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を第2の樹脂で被覆する際に、
    前記第2の射出成形金型の前記柔軟性を有する第1の成形部分を保持する保持部位の、少なくとも前記第2の溶融樹脂と接触する部分を、前記第1の成形部分の寸法よりも小さくして、第2の成形部分を射出成形することを特徴とする射出成形方法。
  2. 射出成形金型の射出用空間内にインサート部材を配置して、前記射出用空間内に溶融樹脂を射出してインサート部材を樹脂で被覆する方法であって、
    第1の射出成形金型の射出用空間内に、前記インサート部材の第1のインサート成形部分を配置して、前記第1の射出成形金型の射出用空間内に柔軟性を有する第1の溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第1のインサート成形部分を第1の樹脂で被覆し、
    第2の射出成形金型の射出用空間内に、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を配置して、前記第2の射出成形金型の射出用空間内に第1の溶融樹脂よりも硬質な第2の溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を第2の樹脂で被覆する際に、
    前記第2の溶融樹脂を射出成形する際に、前記柔軟性を有する第1の成形部分を圧縮しつつ、第2の成形部分を射出成形することを特徴とする射出成形方法。
  3. 前記第2の射出成形金型の射出用空間内に、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を配置する際に、前記インサート部材の第1のインサート成形部分の第1の樹脂による被覆部分が部分的に前記第2の射出成形金型の射出用空間内に位置するように配置して射出成形を行うことを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の射出成形方法。
  4. 前記第1の樹脂が、エラストマーから構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の射出成形方法。
  5. 前記第2の樹脂が、ポリプロピレン、エラストマー、ポリプロピレンとエラストマーの混合物、PES(ポリエーテルサルフォン)、ポリアセタール、ポリイミド、ポリアリレートのいずれかの合成樹脂から第1の樹脂よりも硬くなるように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の射出成形方法。
  6. 射出成形金型の射出用空間内にインサート部材を配置して、前記射出用空間内に溶融樹脂を射出してインサート部材を樹脂で被覆するための射出成形装置であって、
    前記インサート部材の第1のインサート成形部分を配置する射出用空間を備えた第1の射出成形金型であって、前記第1の射出成形金型の射出用空間内に柔軟性を有する第1の溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第1のインサート成形部分を第1の樹脂で被覆する第1の射出成形金型と、
    前記インサート部材の第2のインサート成形部分を配置する射出用空間を備えた第2の射出成形金型であって、前記第2の射出成形金型の射出用空間内に第1の溶融樹脂よりも硬質な第2溶融樹脂を射出することにより、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を第2の樹脂で被覆する第2の射出成形金型とを備え、
    前記第2の射出成形金型が、前記第2の射出成形金型の前記インサート部材の第1のインサート成形部分を保持する保持部位の、少なくとも前記第2の溶融樹脂と接触する部分が、前記第1の成形部分の寸法よりも小さく構成されていることを特徴とする射出成形装置。
  7. 前記第2の射出成形金型の射出用空間内に、前記インサート部材の第2のインサート成形部分を配置する際に、前記インサート部材の第1のインサート成形部分の第1の樹脂による被覆部分が部分的に前記第2の射出成形金型の射出用空間内に位置するように配置して射出成形を行うように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の射出成形装置。
  8. 前記保持部位の少なくとも前記第2の溶融樹脂と接触する部分の面積が、前記第1の成形部分の断面積よりも、75%〜99%小さく構成されていることを特徴とする請求項6から7のいずれかに記載の射出成形装置。
  9. 前記第1の樹脂が、エラストマーから構成されていることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の射出成形装置。
  10. 前記第2の樹脂が、ポリプロピレン、エラストマー、ポリプロピレンとエラストマーの混合物、PES(ポリエーテルサルフォン)、ポリアセタール、ポリイミド、ポリアリレートのいずれかの合成樹脂から第1の樹脂よりも硬くなるように構成されていることを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の射出成形装置。
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