JP4449386B2 - ウレタン(メタ)アクリレートの製造方法 - Google Patents

ウレタン(メタ)アクリレートの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ウレタン(メタ)アクリレートの製造方法に関する。さらに詳しくは製造工程における取り扱い性が改良され、硬化物の各種物性が向上したウレタン(メタ)アクリレートの製造方法に関する。
ウレタン(メタ)アクリレートは可とう性や基材との密着性、耐候性等に優れた性能を示し、合成皮革をはじめとして様々な用途に利用されている。ウレタン(メタ)アクリレートはジオール、ジイソシアネート化合物、水酸基含有(メタ)アクリレート化合物を反応させることによって得られ、これらの成分を適宜選択することによって幅広い性質のものを得ることが可能であるが、なかでもジオールとしてテトラヒドロフラン(THF)の単独重合体であるポリテトラメチレングリコール(PTMG)を用いたものは優れた耐水性と柔軟性を有することが知られている。特に近年においては、光ディスクや光ファイバー用途として骨格にPTMGを有するジオールを原料とするウレタン(メタ)アクリレートが多数提案されており、電子部品のような高い品質が要求される分野にも利用されている。
しかしながらPTMGは凝固点が高く室温で固体であるため、取り扱いの際には加温して溶融させるための設備が必須である。またPTMGを原料として合成されたウレタン(メタ)アクリレートの凝固点も高くなるため常温における流動性が低下し、さらには低温状況下での柔軟性を確保できなくなるという問題があった。
PTMGの凝固点を下げるためには、分子鎖中に他のアルキレンオキシド(AO)を共重合させる方法が有効である(例えば特許文献1)。しかしエチレンオキシド(EO)を共重合した場合は分子の親水性が高くなり、PTMGを原料とするウレタン(メタ)アクリレートの特徴である優れた耐水性が損われる。またプロピレンオキシド(PO)の重合反応においては末端反応基が不飽和結合に転移した副生成物を生じやすい。THFと1,2−ブチレンオキシド(BO)の共重合体も提案されている(例えば特許文献2)が、THFと他のAOの共重合反応においては一般にルイス酸等の酸触媒が用いられ、副生成物として低分子量の環状オリゴマーを生じるという問題がある。これらのような副生成物はイソシアネートとの反応に寄与せずに残留して物性を低下させる要因となるため好ましくない。
そのため、触媒としてヘテロポリ酸を使用することにより低分子量の環状オリゴマーの生成を防止する方法が提案されている(例えば特許文献3)。また、まずPTMGを金属カリウムと反応させてカリウムアルコラートとし、これにEOを付加するアニオン重合法、ならびにトリフルオロメタンスルホン酸無水物を開始剤としてTHFの開環重合を行い、さらにEOを加えて重合するカチオン重合法が提案されている(例えば特許文献4)。しかしこれらのような方法では、触媒として使用する物質の取り扱いが非常に危険であったり、反応系の温度を低温に維持するための冷却設備が必要になりコストアップにつながる等の問題がある。
特開2000−230165号公報 特開2000−86936号公報 特表平10−508334号公報 特開平7−242723号公報
本発明は上記のような問題を解決する目的でなされたものであって、製造工程を省力化することが可能であり、硬化物の物性に優れたウレタン(メタ)アクリレートの製造方法を提供するものである。
すなわち本発明は、以下に示すものである。
(1)ジオールとジイソシアネートを反応させてウレタンプレポリマーを製造し、さらに該ウレタンプレポリマーに(メタ)アクリロイル基を有するモノオールを反応させて得られるウレタン(メタ)アクリレートであって、前記ジオールがポリテトラメチレングリコール20〜60重量%に1,2−ブチレンオキシドを80〜40重量%付加してなるブロック共重合体であり、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによって測定した数平均分子量が2000〜10000かつ不飽和度が0.03meq/g以下であり、前記ジオールを前記ジイソシアネートとの反応前に温度50〜140℃、圧力13.3kPa以下の条件下で処理することを特徴とする、ウレタン(メタ)アクリレートの製造方法。
(2)ポリテトラメチレングリコールに1,2−ブチレンオキシドを付加して前記ジオールを製造する工程において、塩基性触媒を使用することを特徴とする前記の方法。
)前記ジオールが酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素のうち2つ以上を必須成分として40重量%以上含有し50m2/g以上の比表面積を有する粉体を、ジオールに対して0.001〜10重量%使用して精製されたものであることを特徴とする前記の方法。
)前記(メタ)アクリロイル基を有するモノオールを前記ウレタンプレポリマーとの反応時に滴下により反応系に供給することを特徴とする前記の方法。
本発明のウレタン(メタ)アクリレートの原料であるジオールは凝固点が低く常温で流動性を有するため取り扱いが容易であり、加熱溶融のための設備を必要としない。また低分子量の副生成物をほとんど含まないため、これらを原料とするウレタン(メタ)アクリレートの硬化性や各種物性を向上することが可能である。
本発明において(メタ)アクリレートはアクリレートまたはメタクリレートを示す。
本発明におけるジオールの原料となるPTMGはTHFの単独重合により合成してもよいが、市販の各種製品の中から適当な分子量のものを選択して使用することもできる。具体的にはPTMG−1000、PTMG−2000(以上三菱化学(株)製)、PTG−1000SN、PTG−2000SN、PTG−3000SN(以上保土谷化学工業(株)製)等が挙げられる。
PTMGにBOを付加してなるブロック共重合構造を有するジオールの組成比としては、BOを40〜80重量%含有していることが好ましく、50〜70重量%含有していることがより好ましい。BOが40重量%より少ない場合には、ジオールの凝固点降下が十分に得られず、常温での流動性を保持することができなくなる。またBOが80重量%より多い場合には、PTMGによるウレタン(メタ)アクリレートの可とう性が損なわれる恐れがある。ジオールの分子量はGPCによる分子量測定において数平均分子量(Mn)が2000〜10000であることが好ましく、Mnが4000〜8000であることがより好ましい。
PTMGにBOを付加する重合方法としては、塩基性触媒によるアニオン重合が好ましく用いられる。重合触媒としてはアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物、アルコ
ラートなどのアルカリ触媒が用いられる。具体的には、例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、ナトリウムハイドライド、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド等を挙げることができる。
反応条件は、通常は反応温度80〜140℃、反応時間5〜20時間であり、組成や分子量等の条件によって適宜選択可能である。重合触媒の量は反応に供する原料の合計に対して0.01〜10重量%、好ましくは0.01〜1重量%である。
生成したジオール中に含まれる末端が不飽和結合に転移した副生成物の含有量の指標としては不飽和度が用いられ、0.03meq/g以下であることが好ましく、0.02meq/g以下であることがより好ましい。これらの副生成物はイソシアネートとの反応に寄与せずに残留し、ウレタン(メタ)アクリレート硬化物の硬化度を下げて各種物性を低下させる要因となるため好ましくない。そのためこのような副生成物の含有量が少ないほどウレタン(メタ)アクリレートの性能は向上するが、同様の副生成物はジオールの原料として使用するPTMGにも若干含まれている場合があるので、ジオールの製造に当たってはできるだけこのような副生成物の少ないPTMGを選定することが効果的である。
上記の工程により得られたジオール中には、重合触媒に由来する不純物が残留している。特にアルカリ金属類が残留している場合、このジオールを原料として製造したウレタン(メタ)アクリレートが保存中に徐々に重合してゲル化する可能性がある。また甚だしい場合には、ウレタン(メタ)アクリレートの製造工程で反応が促進され、急激な温度上昇や反応液のゲル化等を引き起こす原因ともなる。
これらの不純物を除去するためには、吸着剤による処理が有効である。本発明に使用する吸着剤としては、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素のうち2種以上を必須成分として40%以上含有し、50m2/g以上の比表面積を有する粉体が好ましく、なかでもケイ酸アルミニウム、ハイドロタルサイト化合物を主成分とするものが特に好ましい。具体的な商品名としては、例えば、キョーワード300、キョーワード500、キョーワード600、キョーワード700、キョーワード1000(以上協和化学工業(株)製)、トミックスAD100、トミックスAD300、トミックスAD600、トミックスAD500、トミックスAD700(以上富田製薬(株)製)が挙げられる。吸着剤の使用量は、通常ジオールに対し0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%であり、吸着処理を行う温度は通常20〜120℃、好ましくは50〜100℃である。吸着処理操作は減圧下もしくは不活性ガス雰囲気下で撹拌しながら行うことが好ましい。
また吸着剤による不純物の除去効果を高めるために、吸着処理前に触媒をあらかじめ中和し、不純物を中和塩として析出させてもよい。中和剤としては塩酸、燐酸等の酸が好適に用いられ、これらを適量添加して中和する。
アルカリ金属含有量の指標としては、JIS−K1557 6.8で定義されているCPRを用いるのが一般的である。吸着剤による精製処理後のジオールのCPRは10以下であることが好ましく、5以下であることがより好ましい。CPRが10より大きいと異常反応を起こしたり、ウレタン(メタ)アクリレートの保存安定性が著しく低下する恐れがあるため好ましくない。
ジオール中に含まれる水分を低減するために脱水を行う。ジイソシアネートとの反応の際、反応系中に水分が混入するとジイソシアネートと水の反応を誘発し、得られたウレタンプレポリマーの粘度の増加を引き起こす可能性があるためである。脱水工程の温度は通常50〜140℃、好ましくは80〜120℃の範囲である。50℃より低い場合には脱水に長時間を要し、一方140℃より高いと脱水工程途中でジオールの熱分解が起こる可能性があるため好ましくない。脱水時の圧力は13.3kPa(100mmHg)以下であることが好ましく、6.67kPa(50mmHg)以下であることがより好ましい。13.3kPaより高いと脱水に長時間を要するため好ましくない。脱水時間は特に限定されないが、長時間を要すると生産効率が低下するため1〜6時間程度を目安とし、ジオール中の水分が0.15重量%以下、好ましくは0.10重量%以下に到達した時点を終了とする。
本発明のジイソシアネートとしては、一般にウレタン化反応を行い得るイソシアネート化合物を用いることができる。例えば、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI)、トリレンジイソシアネートの任意の異性体混合物、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、テトラメチルキシレンジイソシアネート(TMXDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、シクロヘキサンジメチレンジイソシアネート(水添XDI)、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)(水添MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)、ノルボルネンジイソシアネート(NBDI)、ダイマー酸ジイソシアネート(DDI)、クルードMDI、ジイソシアネートのイソシアヌレート化物、ジイソシアネートのアダクト化物、およびジイソシアネートのビューレット化物が挙げられる。
上記のジイソシアネートの中でも、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI)、トリレンジイソシアネートの任意の異性体混合物、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)などが好ましく用いられる。
本発明の(メタ)アクリロイル基を有するモノオールとしては、特に制限されないが、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールモノ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、5−メチル−1,2,4−ヘプタントリオールジ(メタ)アクリレート、1,2,6−ヘキサントリオールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらのうち好ましくはヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートである。
なお(メタ)アクリロイル基を有するモノオールとして、例えばポリオキシエチレンのような親水性の高い構造を有するものを使用した場合、ウレタン(メタ)アクリレートの耐水性が損なわれる場合があるため注意が必要である。
ジオールとジイソシアネートを反応させてウレタンプレポリマーを製造する工程においては、反応に供するジオールとジイソシアネートはその全量を一括して仕込んでもよく、いずれかあるいは両方を分割して仕込んでもよい。ジオールとジイソシアネートの仕込みモル比は、ジイソシアネートがジオールの1.5〜2.5倍であることが好ましく、1.8〜2.2倍であることがより好ましい。ジイソシアネートに比べてジオールが大幅に過剰になると、ジイソシアネートの両末端基にジオールの水酸基が結合して高分子量となったり、(メタ)アクリロイル基を有するモノオールとの反応に寄与しなくなるため好ましくない。一方ジイソシアネートが大幅に過剰になると、未反応のジイソシアネートが反応系中に残留するため好ましくない。
ジオールとジイソシアネートの反応においては、過剰な反応を防止するため触媒を使用せずに反応を行うことが好ましいが、十分な反応速度が得られない場合には必要に応じて触媒を添加してもよい。触媒としては、例えばジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオクテート、オクタン酸錫などの有機錫化合物、ナフテン酸銅、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛などのその他有機金属化合物、トリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、2,6,7−トリメチル−1−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,N,N’,N’−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’,N’−テトラ(3−ジメチルアミノプロピル)−メタンジアミン、N,N’−ジメチルピペラジン、1,2−ジメチルイミダゾールなどのアミン化合物およびそれらの塩、トリ−n−ブチルホスフィン、トリ−n−ヘキシルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリ−n−オクチルホスフィンなどのトリアルキルホスフィン化合物が挙げられる。これらの中でも、少量にて反応速度を加速し、脂肪族イソシアネートに対する効果の大きい、ジブチル錫ジラウレート、オクタン酸錫が好適に用いられる。
ジオールとジイソシアネートの反応温度は反応容器の大きさ、構造等にもよるが、40〜100℃、好ましくは60〜80℃である。反応温度が40℃より低いと反応終了までに長時間を要し、生産効率が著しく低くなるため好ましくない。一方反応温度が100℃より高いと反応が過度に促進され、副生成物が増加するため好ましくない。
ウレタンプレポリマーに(メタ)アクリロイル基を有するモノオールを反応させてウレタン(メタ)アクリレートを製造する工程においては、(メタ)アクリロイル基を有するモノオールを撹拌下で滴下によって反応系中に仕込むのが好ましい。短時間に全量を仕込んだ場合、原料化合物の構造、分子量、反応容器の構造、攪拌羽根の形状、攪拌速度などにもよるが、一般に温度が著しく上昇し、温度制御が困難になる。さらには反応が過度に促進され、反応生成物の粘度が大幅に増加し、場合によってはゲル化する可能性があるので好ましくない。
反応には必要に応じて触媒を添加することができる。触媒としては、例えばジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオクテート、オクタン酸錫などの有機錫化合物、ナフテン酸銅、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛などのその他有機金属化合物、トリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、2,6,7−トリメチル−1−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,N,N’,N’−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’,N’−テトラ(3−ジメチルアミノプロピル)−メタンジアミン、N,N’−ジメチルピペラジン、1,2−ジメチルイミダゾールなどのアミン化合物およびそれらの塩、トリ−n−ブチルホスフィン、トリ−n−ヘキシルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリ−n−オクチルホスフィンなどのトリアルキルホスフィン化合物が挙げられる。これらの中でも、少量にて反応速度を加速し、脂肪族イソシアネートに対する効果の大きい、ジブチル錫ジラウレート、オクタン酸錫が好適に用いられる。触媒の添加量は、原材料の仕込み量に対して0.1重量%以下で添加することが好ましい。0.1重量%より多いと触媒効果が過大となり、多量の反応熱が発生し温度制御不可能となる場合がある。
(メタ)アクリロイル基を有するモノオールを滴下する際の反応系中の温度は、反応容器の大きさ、構造等にもよるが、20〜90℃、好ましくは30〜80℃である。90℃を超えると(メタ)アクリロイル基の重合反応が誘発され、過度の増粘を引き起こす可能性がある。一方20℃より低いと反応時間が長くなり、生産効率が著しく低下するため好ましくない。
滴下速度は、上記の反応系中の温度を維持できる速度であれば特に制限されない。
滴下時間は、上記の反応系中の温度を維持できる時間であれば良いが、通常は0.5〜30時間、好ましくは0.5〜20時間である。0.5時間より短いと場合によっては温度が著しく上昇し温度制御が困難になる。一方30時間より長いとウレタン(メタ)アクリレートに過剰な熱履歴を与えて重合性基の反応を引き起こす可能性があり、生産効率も低下するため好ましくない。また反応条件によっては滴下完了後も反応が終了しないため、必要に応じて反応操作を継続することにより反応を完結させることができる。
以下に本発明を実施例により具体的に説明する。
(合成例1)
撹拌装置、温度計および圧力ゲージを備えた5リットルのオートクレーブに、PTG−2000SN(保土谷化学(株)製PTMG、数平均分子量2000)1500g、水酸化カリウム9.9gを仕込み、系内を窒素置換した。反応系を120℃に昇温した後、1,2−ブチレンオキシド1800gを1MPa(10.0kg/cm2)以下、120±5℃の条件で10時間かけて圧入し、さらに2時間反応を継続した。濃度15重量%の塩酸水溶液を適量加えて中和した後、系内を110℃、3.99kPa以下に保ちながら2時間脱水を行った。その後、吸着剤として協和化学工業(株)製キョーワード600を9.9g(原材料に対し0.3重量%)加え、窒素をバブリングしながら5kPa、80℃の条件にて2時間処理した。次に得られた化合物から濾過により吸着剤を除去し、PTMGとポリブチレンオキシドのブロック共重合体であるジオール(数平均分子量4240)2720gを得た。
(合成例2)
撹拌装置、温度計および圧力ゲージを備えた5リットルのオートクレーブに、PTG−2000SN(保土谷化学(株)製PTMG、数平均分子量2000)900g、水酸化カリウム9.2gを仕込み、系内を窒素置換した。反応系を120℃に昇温した後、1,2−ブチレンオキシド2160gを1MPa(10.0kg/cm2)以下、120±5℃の条件で12時間かけて圧入し、さらに2時間反応を継続した。濃度15重量%の塩酸水溶液を適量加えて中和した後、系内を110℃、3.99kPa以下に保ちながら2時間脱水を行った。その後、吸着剤として協和化学工業(株)製キョーワード600を9.2g(原材料に対し0.3重量%)加え、窒素をバブリングしながら5kPa、80℃の条件にて2時間処理した。次に得られた化合物から濾過により吸着剤を除去し、PTMGとポリブチレンオキシドのブロック共重合体であるジオール(数平均分子量5240)2605gを得た。
(合成例3)
撹拌装置、温度計および圧力ゲージを備えた5リットルのオートクレーブに、PTG−3000SN(保土谷化学(株)製PTMG、数平均分子量3000)1500g、水酸化カリウム9.9gを仕込み、系内を窒素置換した。反応系を120℃に昇温した後、1,2−ブチレンオキシド1800gを1MPa(10.0kg/cm2)以下、120±5℃の条件で10時間かけて圧入し、さらに2時間反応を継続した。濃度15重量%の塩酸水溶液を適量加えて中和した後、系内を110℃、3.99kPa以下に保ちながら2時間脱水を行った。その後、吸着剤として協和化学工業(株)製キョーワード600を9.9g(原材料に対し0.3重量%)加え、窒素をバブリングしながら5kPa、80℃の条件にて2時間処理した。次に得られた化合物から濾過により吸着剤を除去し、PTMGとポリブチレンオキシドのブロック共重合体であるジオール(数平均分子量5220)2780gを得た。
(比較合成例1)
撹拌装置、温度計および圧力ゲージを備えた5リットルのオートクレーブに、PTG−4000(保土谷化学(株)製PTMG、数平均分子量4000)1000g、水酸化カリウム3.1gを仕込み、系内を窒素置換した。反応系を100℃に昇温した後、1,2−ブチレンオキシド628gを1MPa(10.0kg/cm2)以下、100±5℃の条件で6時間かけて圧入し、さらに2時間反応を継続した。濃度15重量%の塩酸水溶液を適量加えて中和した後、系内を40℃、3.99kPa以下に保ちながら2時間脱水を行った。その後、吸着剤としてキョーワード100(協和化学工業(株)製)を6.1g(原材料に対し0.3重量%)加え、窒素をバブリングしながら5kPa、80℃の条件にて2時間処理した。次に得られた化合物から濾過により吸着剤を除去し、PTMGとポリブチレンオキシドのブロック共重合体であるジオール(数平均分子量5340)1205gを得た。
(比較合成例2)
撹拌装置、温度計および圧力ゲージを備えた5リットルのオートクレーブに、PTG−3000SN(保土谷化学(株)製PTMG、数平均分子量3000)900g、水酸化カリウム4.1gを仕込み、系内を窒素置換した。反応系を100℃に昇温した後、プロピレンオキシド1133gを1MPa(10.0kg/cm2)以下、100±5℃の条件で10時間かけて圧入し、さらに2時間反応を継続した。濃度15重量%の塩酸水溶液を適量加えて中和した後、系内を110℃、3.99kPa以下に保ちながら2時間脱水を行った。その後、吸着剤としてキョーワード600を6.1g(原材料に対し0.3重量%)加え、窒素をバブリングしながら5kPa、80℃の条件にて2時間処理した。次に得られた化合物から濾過により吸着剤を除去し、PTMGとポリエチレンオキシドのブロック共重合体であるジオール(数平均分子量5420)1625gを得た。
(比較合成例3)
撹拌装置、温度計および圧力ゲージを備えた5リットルのオートクレーブに、1,4−ブタンジオール72g、THF1375g、三弗化ホウ素THF錯体8.1gを仕込み、系内を窒素置換した。反応系を40℃に昇温した後、1,2−ブチレンオキシド585gを1MPa(10.0kg/cm2)以下、40±5℃の条件で10時間かけて圧入し、さらに2時間反応を継続した。濃度10重量%の水酸化ナトリウム水溶液を適量加えて中和した後、系内を110℃、3.99kPa以下に保ちながら2時間脱水を行った。その後、吸着剤としてキョーワード600を6.1g(原材料に対し0.3重量%)加え、窒素をバブリングしながら5kPa、80℃の条件にて2時間処理した。次に得られた化合物から濾過により吸着剤を除去し、THFとブチレンオキシドのランダム共重合体であるジオール(数平均分子量2030)1620gを得た。
(本発明例1)
攪拌装置、ガス導入管、温度センサーおよび還流管を備えた2リットル4ツ口フラスコ内に、合成例1で得たジオール1870g(0.5mol)とトリレンジイソシアネート174g(1mol)を仕込み、窒素をバブリングしながら常温にて混合した後、反応系を70℃まで昇温した。70±5℃に保ちながら6時間反応を行った。その後、バブリングを空気に切り替え、温度を60±5℃に保ちながらジブチル錫ジラウレート1.94g(900ppm)を添加し、ヒドロキシエチルアクリレート116g(1mol)を1時間かけて滴下した。さらに温度を保ちながら5時間熟成し、ウレタンアクリレートを得た。
(本発明例2)
攪拌装置、ガス導入管、温度センサーおよび還流管を備えた2リットル4ツ口フラスコ内に、合成例2で得たジオール2620g(0.5mol)とトリレンジイソシアネート174g(1mol)を仕込み、窒素をバブリングしながら常温にて混合した後、反応系を70℃まで昇温した。70±5℃に保ちながら6時間反応を行った。その後、バブリングを空気に切り替え、温度を60±5℃に保ちながらジブチル錫ジラウレート2.62g(900ppm)を添加し、ヒドロキシエチルアクリレート116g(1mol)を1時間かけて滴下した。さらに温度を保ちながら5時間熟成し、ウレタンアクリレートを得た。
(本発明例3)
攪拌装置、ガス導入管、温度センサーおよび還流管を備えた2リットル4ツ口フラスコ内に、合成例3で得たジオール2610g(0.5mol)と4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート250g(1mol)を仕込み、窒素をバブリングしながら常温にて混合した後、反応系を70℃まで昇温した。70±5℃に保ちながら6時間反応を行った。その後、バブリングを空気に切り替え、温度を60±5℃に保ちながらジブチル錫ジラウレート2.69g(900ppm)を添加し、ヒドロキシエチルメタクリレート130g(1mol)を1時間かけて滴下した。さらに温度を保ちながら5時間熟成し、ウレタンメタクリレートを得た。
(比較例1)
攪拌装置、ガス導入管、温度センサーおよび還流管を備えた2リットル4ツ口フラスコ内に、比較合成例1で得たジオール2670g(0.5mol)とトリレンジイソシアネート174g(1mol)を仕込み、窒素をバブリングしながら常温にて混合した後、反応系を70℃まで昇温した。70±5℃に保ちながら6時間反応を行った。その後、バブリングを空気に切り替え、温度を60±5℃に保ちながらジブチル錫ジラウレート2.48g(900ppm)を添加し、ヒドロキシエチルアクリレート116g(1mol)を全量投入した。さらに温度を保ちながら熟成を行ったところ、まもなく温度が90℃を超えて上昇し、反応混合物の粘度が増大して撹拌装置の限界トルクをオーバーしたため反応を中止した。
(比較例2)
攪拌装置、ガス導入管、温度センサーおよび還流管を備えた2リットル4ツ口フラスコ内に、比較合成例3で得たジオール1790g(0.5mol)とトリレンジイソシアネート174g(1mol)を仕込み、窒素をバブリングしながら常温にて混合した後、反応系を70℃まで昇温した。70±5℃に保ちながら6時間反応を行った。その後、バブリングを空気に切り替え、温度を60±5℃に保ちながらジブチル錫ジラウレート1.87g(900ppm)を添加し、ヒドロキシエチルアクリレート116g(1mol)を1時間かけて滴下した。さらに温度を保ちながら5時間熟成し、ウレタンアクリレートを得た。
(比較例3)
攪拌装置、ガス導入管、温度センサーおよび還流管を備えた2リットル4ツ口フラスコ内に、比較合成例4で得たジオール1015g(0.5mol)とトリレンジイソシアネート174g(1mol)を仕込み、窒素をバブリングしながら常温にて混合した後、反応系を70℃まで昇温した。70±5℃に保ちながら6時間反応を行った。その後、バブリングを空気に切り替え、温度を60±5℃に保ちながらジブチル錫ジラウレート1.94g(900ppm)を添加し、ヒドロキシエチルアクリレート116g(1mol)を1時間かけて滴下した。さらに温度を保ちながら5時間熟成し、ウレタンアクリレートを得た。
合成例1〜3および比較合成例1〜3で得たジオール、実施例1〜3および比較例2、3で得たウレタン(メタ)アクリレートを用いて、下記の評価を行いその結果を表1に示した。
(ジオールの分子量測定)
各合成例で得られたジオールをゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定した。また分子量500未満に観測されたピーク成分を重量%で表し、低分子量成分の含有量とした。測定条件は以下の通り。
GPC装置:SHODEX SYSTEM11、標準試料:PEG、カラム:SHODEX KF804L、溶離液:THF、流速:1.0ml/min、温度:40℃
(凝固点測定)
JIS−K0065により測定。
(不飽和度測定)
JIS−K1557 6.7により測定。
(水分測定)
JIS−K0068により測定。
(CPR測定)
JIS−K1557 6.8により測定。
(硬化性評価)
各実施例で得られたウレタン(メタ)アクリレート80g、メタクリル酸メチル10g、ネオペンチルグリコール10gを容器に計量し、50℃で均一に撹拌した。硬化剤としてビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネートを1.0g添加し、すばやく均一に混ぜた後に真空にて1分間脱泡した。この混合物を直径50mmのステンレス製シャーレに厚さ5mmとなるように注入し、100℃のオーブン中にて30分間加熱して硬化物を得た。
得られた硬化物を室温まで冷却した後、硬化物表面のブリードアウトの有無を目視および指触にて確認した。さらに得られた硬化物を細かく粉砕し、ソックスレー抽出器を用いて溶媒MEK、温度80℃の条件下で12時間抽出した。抽出前後の硬化物の重量を記録し、抽出されずに残った硬化物の重量%をゲル分率とした。
(硬化物の強度評価)
まずメタクリル酸メチル70重量%とネオペンチルグリコール30重量%にポリメチルメタクリレート100重量%を溶解し、樹脂シラップを作った。この樹脂シラップ270gに、各実施例で得られたウレタン(メタ)アクリレート30g、重合開始剤としてt−ブチルパーオキシベンゾエート3.0g、充填剤として水酸化アルミニウム300g、内部離型剤としてステアリン酸亜鉛12gを混合機で均一になるまで混練し、樹脂混練組成物を得た。次にこの混練組成物を予熱された金型に充填し、成形温度130℃、成形圧力5MPaで5分間加熱加圧成形して200mm×200mm×4mmの平板状成形体を得た。この成形体をさらに80mm×10mm×4mmに成形して、JIS−K6911(熱硬化性プラスチック一般試験方法)に準じて島津製作所製オートグラフにより成形体の曲げ強さを測定した。
Figure 0004449386
Figure 0004449386
表1および表2より、本発明のジオールはいずれも凝固点が室温以下であるため、取り扱いに先立って加熱工程を必要としない。またジオールに含まれる水分やアルカリ性物質が有効に低減され、ウレタン(メタ)アクリレートの反応が問題なく進行している。さらにはジオールの不飽和度が低いことから末端が不飽和基に転移した副生成物が少なく、これらのジオールを原料とするウレタン(メタ)アクリレートをもとに硬化物を作成した場合、ブリードアウトが無くゲル分率も高いことから良好な硬化性を有しており、強度的にも優れたものが得られていることがわかる。

Claims (4)

  1. ジオールとジイソシアネートを反応させてウレタンプレポリマーを製造し、さらに該ウレタンプレポリマーに(メタ)アクリロイル基を有するモノオールを反応させて得られるウレタン(メタ)アクリレートであって、前記ジオールがポリテトラメチレングリコール20〜60重量%に1,2−ブチレンオキシドを80〜40重量%付加してなるブロック共重合体であり、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによって測定した数平均分子量が2000〜10000かつ不飽和度が0.03meq/g以下であり、前記ジオールを前記ジイソシアネートとの反応前に温度50〜140℃、圧力13.3kPa以下の条件下で処理することを特徴とする、ウレタン(メタ)アクリレートの製造方法。
  2. ポリテトラメチレングリコールに1,2−ブチレンオキシドを付加して前記ジオールを製造する工程において、塩基性触媒を使用することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ジオールが酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素のうち2つ以上を必須成分として40重量%以上含有し50m2/g以上の比表面積を有する粉体を、ジオールに対して0.001〜10重量%使用して精製されたものであることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  4. 前記(メタ)アクリロイル基を有するモノオールを前記ウレタンプレポリマーとの反応時に滴下により反応系に供給することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
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