JP4448603B2 - 分包機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬剤分包機における散剤の分割枡において、分包数の拡縮が容易に行えるようにされた分包機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、病院や医院などにおいては、医師の処方に合わせて錠剤や散剤などの調剤した薬剤を個々にあるいは複数種を合体して分包袋内に封入し、患者に供与するようにされている。従来、このような薬剤の分包作業を行う半自動型の分包機としては、例えば特公昭53−22345号公報に開示されるように散剤分割部と錠剤分割部とを備えた分包機が知られている。
【0003】
この種の分包機における散剤分割部は、散剤を投入する開閉板付のV形断面をした分割枡と、この分割枡の下方に往復移動可能に設けられた散剤を一定分量ずつ収納する散剤収納体と、これら各散剤収納体の底部に設けられる開閉板を所定位置で開放してその散剤収納体内の散剤を下方に落下させる蓋開閉機構とを備えた構成とされている。そして、散剤が収納された散剤収納体は、間欠的に移動して開閉板を開くことにより散剤をシュートに落下させて、包装部で包装シートによって分包するようにされている。なお、錠剤は底部に開閉板を備える複数の別途錠剤収納体を間欠的に移動させ、シュートに落下させて包装部で前記散剤と同様にして包装シートによって分包される。
【0004】
このような薬剤の分包機は、小型であるため設置占有場所が小さくて、取扱いが容易であり、価格も廉価であることから、中小規模の病院や診療所,医院などにおいて多く使用されている。
【0005】
このような従来の小型の薬剤分包機では、散剤分割部において、処方に従って散剤を分割するには、まず投薬する分包数に応じた総量の散剤を、V形断面をした細長い分割枡に投入した後、その分割枡内で散剤を均一になるように表面を均す。その後に蓋開閉機構を作動させて開閉板を開くと、分割枡内に投入された散剤が下方に位置する複数の散剤収納体内に落下して処方に従った数に分割されることになる。このように分割枡内に投入された散剤を分割するのに、分割包装数に合わせるため、その分割枡の直下に位置する複数の散剤収納体の数に対応する範囲で、予め仕切って計量できるように設定されている。
【0006】
その分割数(分包)設定には、前記分割枡の幅方向の長さを等分して目盛を付し、例えば42包分、21包分というように分包数に応じて分割枡内容積を設定するための仕切板が、分割枡内を予め設定してある目盛に合わせて移動できるようにされている。このような仕切板による分包数に応じた計量区画の設定は、通常1日3包としてその整数倍で分包されるために、一般として最大14日分の42包に分割されている。しかしながら、特例として長期投与者に対する投薬の場合、30日分の処方がなされることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このようなことから、特例に対して合理的に分包するために45包×2=90包として分包することが要求され、現在は1操作による最大の分割数を45とする分割枡が設けられている。ところが、この種の分包機では、分割枡に投入された散剤を人手によって均しを行い分割操作するので、前述のように、一般的に1日3包で最大14日分として42包に分包する操作が多く行われている。そのために、通常時は3包分が余分となり、仕切板を正しく42包に対応する目盛位置に合わせておかないと投入散剤を正確に分包できないことになる。したがって、仕切板の位置設定に細心の注意を払わねばならず、過誤が生じ易くて不便であるという問題がある。
【0008】
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、分割枡における通常使用時の余剰部分を正確に仕切ることができる機能を備えた分包機を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
前述された目的を達成するために、第1発明による分包機は、
散剤を分割収納する散剤収納体と、前記散剤収納体の上方位置で開閉板を開くと受入れた散剤を前記散剤収納体内に落下させるV形断面をした散剤分割枡と、前記散剤分割枡の内側に設けられその散剤分割枡の長手方向に移動可能な仕切板とを備え、散剤を所定分量ずつ袋体内に封入する分包機において、
前記仕切板の移動を規制する分割規制手段を設け、前記分割規制手段は、前記散剤分割枡の長手方向一端に固着される支持体と、この支持体に基部を枢支されて前記散剤分割枡の内側に倒伏可能な規制部片と、この規制部片が起立するとその規制部片を前記支持体内で係止保持できるようにする係止機構とで構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
また、第2発明による分包機は、
散剤を分割収納する散剤収納体と、前記散剤収納体の上方位置で開閉板を開くと受入れた散剤を前記散剤収納体内に落下させるV形断面をした散剤分割枡と、前記散剤分割枡の内側に設けられその散剤分割枡の長手方向に移動可能な仕切板とを備え、散剤を所定分量ずつ袋体内に封入する分包機において、
前記仕切板の移動を規制する分割規制手段を設け、前記分割規制手段は、前記仕切板の保持部片に基部を枢支されて前記散剤分割枡の内端側に倒伏可能な規制部片と、この規制部片が起立するとその規制部片を係止保持できるようにする係止機構とで構成されていることを特徴とするものである。
【0011】
前記第1発明または第2発明によれば、散剤の分割数を設定する準備手段として散剤分割枡内で仕切板を操作するに際し、通常の最大分割数に設定するときには、分割規制手段の規制部片を倒しておけば、仕切板を通常時の最大分包位置まで移動させたときに、前記規制部片によってそれ以上に仕切板が移動できず、自動的に最大分包数(例えば42包)が設定できることになる。したがって、過分割されることなく分包操作が行えることになるという効果を奏する。もちろん、特例の45包分に分包する必要が生じた場合には、倒してある規制部片を起して、仕切板を散剤分割枡内の最も端の位置まで移動させれば、45包に分割して包装することができるので、分包機としての機能が損なわれることはない。
【0012】
また、前記第1発明においては、特例の分包(45包)を行う場合は規制部片を起立させて散剤分割枡の内端に収める構造となるので、仕切板を散剤分割枡の最大移動位置まで移動させても障害とならず、散剤分割枡内を最大の分包数が得られる状態にできる。そして、規制部片を散剤分割枡内に向けて倒せば、その規制部片によって仕切板の移動を規制して、42包分のスペースが確保され、誤ってそれ以上の位置に仕切板を移動させることがない。したがって、前記規制部片の倒伏時における長さ寸法を通常分包数の最大値(42包)で仕切板が規定されるようにしておけば、誤りなく通常最大分包数が設定でき、作業を容易にすることができる。また、規制部片が起立された状態では支持体に組込まれる係止機構によって係止できるので、仕切板の移動を規制しないときに規制機能が働くのを阻止できる。
一方、前記第2発明によれば、仕切板の保持部片に付設される規制部片を倒しておけば、仕切板の移動がその規制部片によって規制され、前述のような通常最大分包数の設定を誤りなく行える。もちろん、規制部片を起立させれば、保持部片に組込まれた係止機構によって規制部片が起立状態で保持されて、仕切板の移動に支障を来すことはない。ここで、前記各発明において、前記係止機構としてはマグネットを用いるのが好適である。
【0013】
なお、前記規制部片の枢支位置は、所定長さの規制部片を起倒操作するのに手で摘まめるように、先端部を支持体あるいは仕切板の保持部片の上面から突出するようにして設定されるのが取扱上好ましい。また、散剤分割枡内に挿入して一度の散剤投入操作により二種の散剤を混在させることなく分包できるように着脱可能な仕切ブロックを設けるようにするのが好ましい。こうすれば、例えば前記分割規制手段を解除した状態で最大分割数が確保できる状態にして、散剤分割枡内の中間位置に3包分を塞ぐ寸法の仕切ブロックを挿入配置すれば、その仕切ブロックによって両側に21包ずつの計量スペースが形成されるので、それら計量スペースに別個な散剤を投入して分割するように操作すれば、一度の分割操作で21包ずつ異なる散剤を分包でき、作業性を向上させることができる利点がある。この場合は、連続包装される包装袋に前記仕切ブロック分の空包が形成されて異なる散剤の分包であることが、監査の時点で識別できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による分包機の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明する。
【0015】
図1に本発明の分包機の一実施例全体外形図が示されている。図2に図1における散剤分割枡の要部拡大外観斜視図が、図3に本実施例の要部断面図が、図4(a)に分割規制手段の正面図、(b)に作動態様を併記して表わす断面図が、それぞれ示されている。
【0016】
図1に示される薬剤の分包機は、箱型に形成された機体1で、この機体1の内部には散剤分包ユニット2と錠剤分包ユニット6(図3参照)が設けられ、これら散剤分包ユニット2と錠剤分包ユニット6から順次払い出される散剤・錠剤をシュート(図示せず)によって送り出して包装紙により分包する包装手段(図示せず)とが配置されている。前記散剤分包ユニット2は、(例えば特開平7−61402号公報によって知られるように)エンドレスベルト3(図3参照)の周囲に一側端部を枢着されてほぼ半周にわたって互いに隣接するように配列される散剤収納体4が設けられ、後述する散剤分割枡から落下した散剤を分割されて受入れるようにされ、底部に付されてマグネット5aにより常時閉じている開閉蓋5が図示されないシュートの直上部で順次開かれると、そのシュートから包装部へ移動する包装紙内に投入されるようになされている。
【0017】
また、錠剤分包ユニット6は所要数の錠剤収納枡7aを配列された錠剤分割盤7が前記シュート上部に向かって間欠的に移動して、底部に設けられた開閉蓋7bを順次開いて錠剤収納枡7a内から錠剤をシュート上に落下し、そのシュートから包装部へ移動する包装紙内に投入されるようになされている。なお、この錠剤収納枡7aに対する錠剤の供給は、機体1の上面を覆う蓋体8に、前記錠剤収納枡7aの停止位置直上部で同じ配分にて分包数を目視によって選定できるようにされた投入部6Aが設けられている。
【0018】
このような機体1の蓋体8上面の手前位置(操作側)に、散剤分割枡10が、長手方向に、前記散剤分包ユニット2の散剤収納体4配列に対応させて、全長を所要数に分割できる容量で、例えば45分包できるようにして、前記散剤分包ユニット2の直上位置に配置されている。
【0019】
この散剤分割枡10は、機体1の長手方向に延設される支持ブロック11と、この支持ブロック11の両端部に配設される端板12,12と、これら端板12,12間に設けられて前記支持ブロック11とによってV字形の分割枡を形成する開閉板13と、この分割枡の内側に設けられて長手方向に移動自在な仕切板14とを有する構造にされている。そして、前記開閉板13は、端板12,12にピン15連結されて常時は下端が対向する支持ブロック11の前面に接触して閉じる状態に保たれ、開操作を行うと(通常電動によって操作される)支持ピン15を基点として閉位置から二点鎖線で表わされるように回動可能にされている。なお、図3で符号17で示されるのは開閉板13の所定角度以上の回動を阻止するストッパである。
【0020】
このようにされる散剤分割枡10の内側には、その一方の端板12に沿わせて仕切板14の移動を規制する分割規制手段20が付設されている。この分割規制手段20は、一方の端板12の内面に沿わせて固定されるやや厚肉の支持部片21(本発明の支持体に相当)と、この支持部片21に上下方向で設けられる溝部22に嵌め込まれて基部23aを支持部片21にピン24支持されて起倒可能に付設される規制部片23と、その規制部片23を起立させて溝部22に収まるとその状態を保持させる係止機構25(例えばマグネットによる吸着保持)とで構成されている。
【0021】
また、前記規制部片23は、その長さ寸法を基部23aでの支持部片21に対する支持ピン24を基点として倒伏するとちょうど分割数3包分のスペースを規制する長さにされ、上端部23bが支持部片21の上端から手で摘まんで回動(起伏)操作できるように突出されて付設されている。そして、その規制部片23の中間部にはマグネット25aが嵌め込まれ、起立した溝部22に収められた状態でそのマグネット25aに対向する位置に例えば鋼製の部片25bを配して、両者が磁力で吸着保持するようにされる係止機構25が設けてある。なお、この規制部片23は起立した状態で支持部片21の溝部22内に収まると、外面が支持部片23の表面と合致するかあるいはそれ以下に収まる状態としておくのが、仕切板14を散剤分割枡10の内端まで移動させたとき、最大分割数(45包)となるのに支障を来さないので好ましい。
【0022】
このように構成することで、散剤分割枡10は他方の端板12と仕切板14および支持ブロック11と開閉板13に囲まれるV型の内部が散剤を分割する枡になる。したがって、この分割枡となる空間に所要量の散剤を投入してその表面を均してから開閉板13を開く操作を行えば、その開閉板13が二点鎖線で示される位置に回動されることになり、下方の散剤収納体4内に散剤が一斉に落下して分割される。以後周知の手段で順次シュートから包装部に排出されて包装紙に封入され分包される。
【0023】
そこで、一般の分包操作時には、分割枡10内で仕切板14を、支持ブロック11側の上部縁に等分して表示されている目盛17に合わせて分割数を設定するのであり、通常最も多く使用されるのは1日3包として1週間分(21包)、または2週間分(42包)に分割される。そのために、例えば一回の分包を42包として作業するときには、分割規制手段20の規制部片23を倒しておけば、通常の最大分割数に設定するとき、仕切板14を移動させてもその規制部片23の先端によって仕切板14の移動が阻止され、規制部片23に当接した位置で仕切板14を停止させれば、42包に分割できることになり、それ以上に分割されることがない。したがって、分割に際しての過誤が未然に防止できる。
【0024】
規制部片23を起立させて支持部片21内に戻せば、仕切板14が分割規制手段20による規制を解除されるので、分割枡10内が最大のスペースになり、45包に分割して包装できるのである。
【0025】
図5に散剤分割枡における分割規制手段の他の実施例図が示されている。この実施例では、分割規制手段20Aとして、仕切板14の保持部片14Aに規制部片23aを付設したものである。その規制部片23aは、前記実施例のものと同様に、その長さ寸法を基部での保持部片14Aに対する支持ピン24aを基点として倒伏するとちょうど分割数3包分のスペースを規制する長さにされ、上端部が保持部片14Aの上縁から手で摘まんで起伏できるように突出して付設されている。また、この規制部片23aは起立した状態で前記保持部片14Aに設けられた溝部14b内に収まるようにされ、中間部にはマグネット25aが嵌め込まれて、起立状態でそのマグネット25aに対向する位置に配される例えば鋼製の部片25bとで磁力により吸着保持されるようにした係止機構25によって仕切板14を通常移動させるときに支障がないようにされている。
【0026】
このようにされる分割規制手段20Aによれば、仕切板14の保持部片14Aに取付く規制部片23aを倒した状態で、その仕切板14を散剤分割枡10内で最大移動位置に向かって移動させれば、散剤分割枡10の内端に規制部片23aが接触した位置で移動を停止することによって、前記実施例と同様に通常最大分割数以上に移動するのを阻止され、分割数が正しく42包に設定されるのである。なお、規制部片23aを起立させて保持部片14Aの溝部14bに収めると、係止機構25によって係止されるので仕切板14を移動させるのに問題はなく、散剤分割枡10の最終端まで移動させるとその最大分割数である45包分の分割が可能になる。
【0027】
また、分割規制手段20による規制を解除した状態で、図6に示される仕切ブロック30を用いるようにすれば、この分割枡10に投入する散剤の分割数を二ブロックに分けて行うことができる。前記仕切ブロック30としては、分割枡10の支持ブロック11並びに開閉板14の両面に下半部が接触するようにして、例えば分割数3包分に相当する幅にされたブロック体で、脱着自在なものである。このような仕切ブロック30は、図示省略するが、例えば分割枡10の分割数が45包分となる状態にして、その中間位置に配置すると、ちょうど左右に21包分の計量区画が形成されることになる。したがって、その一方には患者A用の散剤を、他方には患者B用の散剤を、それぞれ投入して均し、開閉板14を開くと両者の散剤が同時に区分されて散剤収納体4内に落下して分割され、一連の操作で二種類の薬剤を混在させることなく21包ずつ分包することが可能になる。なお、仕切ブロック30は開閉板14が開いても静止状態に保たれて支障はない。もちろん、使用済みになれば、取除くことで以後の分包作業に支障を来すこともない。
【0028】
このように、本発明の分包機にあっては、簡単な構造で合理的に散剤の分包に際して分割数を規制できるので、多忙な薬局にあって、分包作業に際しての不便さを解消して過誤の発生を予防できる効果大なるものといえる。
【0029】
以上の説明では、分割規制手段として分割枡端部に設ける支持部片あるいは仕切板の保持部片に基部を枢支された所要長さの規制部片を倒伏すると、分包数を規制する構成について説明したが、このほかに、図7(a),(b)によって示されるように、散剤分割枡10を構成する前記実施例における支持ブロック11、または開閉板13の内面(分割枡を形成する面)一端部に、通常時にはそれらの表面に沿って同一面上に収まり、規制時には起立(本発明の倒すに対応)させることによって表面から突出した状態に(図7(a)において斜線で示す)なるようにされる規制片20Bをピン26にて起倒可能に設ける。あるいは図7(b)で表わされるように、規制時に開閉板13の内面側に突き出すようにピン27支持されて規制片20Cを起倒可能に設ける。そして、それら規制片20Bまたは20Cを内面側に突出させておくと仕切板14の移動を阻止して分割数を規制できるようにすることができる。もちろん、規制片20Bまたは20Cを倒すと仕切板14の移動ができる。なお、この規制片20B,20Cは散剤の受入れ均し操作に支障のない位置に設けるようにするのがよい。
【0030】
また、支持部片に基端部を支持されて上側から分割枡内に張出す部片を設けて仕切板の移動を規制するもの、あるいは前述のような支持部片もしくは端板に溝を設けて、この溝に基端部を係合させて枡の内部に差込むなどする規制部片を用いるようにすることもできる。これらも本発明の範疇に属するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の分包機の一実施例全体外形図である。
【図2】図2は、散剤分割枡の要部拡大外観斜視図である。
【図3】図3は、本実施例の要部断面図である。
【図4】図4(a)は、分割規制手段の正面図、(b)は作動態様を併記して表わす断面図である。
【図5】図5は、散剤分割枡における分割規制手段の他の実施例図である。
【図6】図6は、仕切ブロックの一例を示す図である。
【図7】図7(a)(b)は、散剤分割枡における分割規制手段の他の実施例図である。
【符号の説明】
1 機体
2 散剤分包ユニット
4 散剤収納体
6 錠剤分包ユニット
9 機体の蓋体
10 分割枡
11 支持ブロック
12 端板
13 開閉板
14 仕切板
14A 保持部片
20 分割規制手段
20B,20C 規制片
21 支持部片
23,23a 規制部片
24,24a 支持ピン
25 係止機構
Claims (3)
- 散剤を分割収納する散剤収納体と、前記散剤収納体の上方位置で開閉板を開くと受入れた散剤を前記散剤収納体内に落下させるV形断面をした散剤分割枡と、前記散剤分割枡の内側に設けられその散剤分割枡の長手方向に移動可能な仕切板とを備え、散剤を所定分量ずつ袋体内に封入する分包機において、
前記仕切板の移動を規制する分割規制手段を設け、前記分割規制手段は、前記散剤分割枡の長手方向一端に固着される支持体と、この支持体に基部を枢支されて前記散剤分割枡の内側に倒伏可能な規制部片と、この規制部片が起立するとその規制部片を前記支持体内で係止保持できるようにする係止機構とで構成されていることを特徴とする分包機。 - 散剤を分割収納する散剤収納体と、前記散剤収納体の上方位置で開閉板を開くと受入れた散剤を前記散剤収納体内に落下させるV形断面をした散剤分割枡と、前記散剤分割枡の内側に設けられその散剤分割枡の長手方向に移動可能な仕切板とを備え、散剤を所定分量ずつ袋体内に封入する分包機において、
前記仕切板の移動を規制する分割規制手段を設け、前記分割規制手段は、前記仕切板の保持部片に基部を枢支されて前記散剤分割枡の内端側に倒伏可能な規制部片と、この規制部片が起立するとその規制部片を係止保持できるようにする係止機構とで構成されていることを特徴とする分包機。 - 前記係止機構がマグネットである請求項1または2に記載の分包機。
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