JP4447350B2 - 信号出力回路の過電流保護回路 - Google Patents

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Description

本発明は、IC(integrated circuit)に集積された信号出力回路(例えば、デジタル信号の出力回路、一般的なアナログ信号出力用オペアンプ、オーディオアナログ信号用オペアンプ、ビデオ信号出力アンプ、スピーカーアンプ、ヘッドホンアンプ、アナログレファレンス信号出力回路、およびパワーアンプ等)の過電流保護回路に関する。
信号出力回路を集積したICにおいて、この信号出力回路の出力端子が、不慮の事故によって電源やグランドあるいは他の信号線とショートし、これにより過電流が流れると、このIC自体が発熱して破壊したり、電源(電池や電源回路)に過大な負荷がかかって破壊したり、あるいは電源配線が発熱して発火したりすることがある。
特にスピーカアンプやヘッドホンアンプにおいては、4Ωから32Ω程度の低インピーダンスを駆動できるように、信号出力回路には大電流を流せるようなトランジスタが採用されているので、上述したようなショートがあると、これらアンプに容易に大電流が流れることになる。
そこで、信号出力回路の過電流を検出することが行われており、この方法としては、次のような方法が知られている。すなわち、パワーアンプICにおける過電流検出方法としては、例えば出力端子にボンディングワイヤで接続される出力パッドに隣接して検出用のパッドを設けるとともに、この検出用パッドと出力端子との間を別のボンディングワイヤで接続し、出力端子がショートした場合にこの検出用パッドに生じる電位差を検出して過電流が流れているか否か判定する方法が知られている。
また、出力端子がショートして過電流が流れたとき、IC内部の所定のアルミ配線に生じる電圧降下を検出して過電流を検出する方法が知られている。
さらに、過電流を検出する方法としては例えば特許文献1に記載されているものが知られており、この方法よれば、最終段の出力回路から初段差動増幅回路に負帰還をかけるフィードバック経路を有するパワーアンプにおいて、一方で最終段の出力回路から初段差動増幅回路に帰還される電圧と最終段の出力回路に入力される電圧とを比較回路により比較し、他方で最終段の出力回路から初段差動増幅回路に帰還される電圧と所定の基準電圧とを別の比較回路により比較し、これら2つの比較回路による比較結果に基づいて、出力端子の過電流が検出される。
特開2000−174565号公報
しかしながら、ボンディングワイヤやアルミ配線の抵抗による電圧降下を検出して過電流を検出する方法にあっては、ボンディングワイヤやアルミ配線のインピーダンスのプロセスばらつきが大きいため、過電流を正確に検出するには、抵抗値などのトリミングが必要になり、工程数を減少させるには限度があった。
また、特許文献1に記載の技術においては、電流を直接測定せずに、パワーICの内部および外部の電圧に基づき過電流状態であるか否かを判定しており、過電流状態を正確に判定することは不可能であった。
さらに、出力端子とショートした端子のインピーダンス、ショートする接触抵抗の大小等、ありとあらゆる状況に予め対応した判定基準を設けることは容易でない。
そこで、本発明は、このような問題点を解決し、過電流状態をより正確に判定して信号出力回路を過電流から保護することができる過電流保護回路を提供することを目的とする。
本発明は、信号出力回路の過電流保護回路であって、前記信号出力回路の信号出力段に流れる電流量に比例したモニタ電流量を流す電流モニタ手段と、前記信号出力段の出力電圧に基づくリミット電流量を設定するリミット電流設定手段と、前記モニタ電流量と前記リミット電流量を比較する比較手段と、該比較手段により比較した結果、前記モニタ電流量が前記リミット電流量を超えた場合に、前記信号出力段の入力信号電圧を所定電圧にクランプして、該信号出力段に流れる電流量を前記リミット電流量未満にする制御手段と、を備え、前記リミット電流量は、前記信号出力段の出力電圧の関数であり、前記リミット電流設定手段は、少なくとも一部の前記信号出力段の出力電圧領域において、前記信号出力段の正常状態において流れる電流と一定電流の和となる、前記リミット電流量を設定することを特徴とする。
本発明は、第1ないし第n(≧2)信号出力回路の過電流保護回路であって、前記第1ないし第n信号出力回路の信号出力段にそれぞれ流れる電流量に比例したモニタ電流を流す第1ないし第n電流モニタ手段と、該第1ないし第n電流モニタ手段をそれぞれ流れるモニタ電流を合算する合算手段と、前記信号出力段の出力電圧に基づくリミット電流量を設定するリミット電流設定手段と、前記合算手段による合算により得られたモニタ電流量と前記リミット電流量を比較する比較手段と、該比較手段により比較した結果、前記モニタ電流量が前記リミット電流量を超えた場合に、前記第1ないし第n信号出力回路のそれぞれの信号出力段の入力信号電圧を同時に所定電圧にクランプして、該信号出力段に流れる電流量を前記リミット電流量未満にする第1ないし第n制御手段と、を備え、前記リミット電流量は、前記信号出力段の出力電圧の関数であり、前記リミット電流設定手段は、少なくとも一部の前記信号出力段の出力電圧領域において、前記信号出力段の正常状態において流れる電流と一定電流の和となる、前記リミット電流量を設定することを特徴とする。
本発明によれば、上記のように構成したので、過電流状態をより正確に判定でき信号出力回路を過電流から保護することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態を示す。図1において、1は出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタであって、入力端子inからの入力信号に従って出力端子outから出力信号を出力するものであり、ゲートが入力端子inに、ドレインが出力端子outに、ソースがグランドに接続してある。
2は電流モニタ用のNMOSトランジスタであって、その定性特性がNMOSトランジスタ1と実質的に同一であり、NMOSトランジスタ2のゲートがNMOSトランジスタ1のゲートに接続してあり、ソースがグランドに接続してあり、ドレインが電流コンパレータ3の一方の入力端子に接続してある。
4はリミット電流設定回路であり、PMOSトランジスタ401とNMOSトランジスタ402はドレインどうしが接続してあり、PMOSトランジスタ401のソースが抵抗403を介して電源VDDに接続してあり、NMOSトランジスタ402のソースがグランドに接続してあり、ゲートがドレインとNMOSトランジスタ404のゲートとに接続してあり、NMOSトランジスタ404(この定性特性はNMOSトランジスタ402と実質的に同一である。)のソースがグランドに、ドレインが電流コンパレータ3の他方の入力端子に接続してあり、NMOSトランジスタ402とNMOSトランジスタ404とによりカレントミラー回路を構成してあり、オペアンプ405の反転入力端子がPMOSトランジスタ401のソースに、非反転入力端子が、抵抗406、407により構成した分圧回路に接続してある。NMOSトランジスタ402に流す電流量、すなわち、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ1に対する許容最大電流量未満であって正常動作時の電流量を超える所定電流量は、この分圧回路を構成する抵抗406、407の抵抗値と、抵抗403の抵抗値とにより決定することができる。正常状態において出力端子outを流れる電流I2outとリミット電流I2limitとの関係の一例を図2に示す。
3は電流コンパレータであり、電流モニタ用のNMOSトランジスタ2の出力電流と、リミット電流設定回路4の出力電流とを比較するものである。
5は制御用のPMOSトランジスタであり、ソースが入力端子inに、ゲートが電流コンパレータ3の出力端子に、ドレインがグランドに接続してある。PMOSトランジスタ5は、電流コンパレータ3の出力レベルが論理ハイレベル(H)であるとき、すなわち通常の信号出力状態を表す信号が出力されているときはオフであって、入力端子inの電圧を入力電圧に維持し、他方、電流コンパレータ3の出力レベルが論理ローレベル(L)であるとき、すなわち過電流状態を表す信号が出力されたときはオンになって、入力端子inの電圧を、強制的に、NMOSトランジスタ2とNMOSトランジスタ404にそれぞれ流れる電流が同じになるような電圧にする。
次に、この過電流保護回路の動作を説明する。リミット電流設定回路4において、PMOSトランジスタ401のソースには、抵抗406、407により構成した分圧回路により決定された電圧Vdが現れるので、(電源VDDの電圧−電圧Vd)/(抵抗403の抵抗値)で決定される電流量の電流が、PMOSトランジスタ401とNMOSトランジスタ402に流れ、この電流がNMOSトランジスタ402によりNMOSトランジスタ404にミラーされる。分圧回路を構成する抵抗406、407の抵抗値と、抵抗403の抵抗値とを上述したように選択したので、この電流量は、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ1に対する許容最大電流量未満であって正常動作時の電流量を超える所定電流量である。
出力端子outからは、入力端子inに入力された入力信号に応じた出力信号が出力されるから、電流モニタ用のNMOSトランジスタ2には、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ1に流れる電流量と同一の電流量が流れ、この電流量と、リミット電流設定回路4に設定された所定電流量とが、電流コンパレータ3により比較されるが、本信号出力回路の正常状態においては、電流モニタ用のNMOSトランジスタ2に流れる電流量が、リミット電流設定回路4に設定された所定電流量、すなわち、NMOSトランジスタ2に対する許容最大電流量未満であるから、電流コンパレータ3の出力レベルがHであり、すなわち通常の信号出力状態を表す信号が出力され、PMOSトランジスタ5はオフのままであり、これにより入力端子inの電圧は入力電圧に維持される。
しかし、出力端子outが不慮の事故によって例えば電源とショートして、NMOSトランジスタ1に過電流が流れると、NMOSトランジスタ2にこの過電流と同一の電流量の電流が流れ、リミット電流設定回路4に設定された所定電流量、すなわち、NMOSトランジスタ2に対する許容最大電流量を超えることになる。すると、電流コンパレータ3の出力レベルがLになり、すなわち過電流状態を表す信号が出力され、この信号により、PMOSトランジスタ5がオンになって、入力端子inの電圧が強制的に、NMOSトランジスタ2とNMOSトランジスタ404にそれぞれ流れる電流が同じになるような電圧にされ、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ1への電流が制限され、これにより過電流によるNMOSトランジスタ1の破壊が防止される。
本実施の形態において、電流モニタ用のトランジスタとしてのNMOSトランジスタ2は、上述したように、その定性特性が、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ1と実質的に同一であるから、消費電力も同一であるが、この電流モニタ用のトランジスタとして、スケーリング理論に基づいてスケーリング化したNMOSトランジスタを採用すると、スケーリング前後でトランジスタの定性的な特性は変わらないが、スケーリングの割合に応じて消費電力を減少させることができる。
電流モニタ用のトランジスタとして、スケーリング化したNMOSトランジスタを採用した場合には、リミット電流設定回路に設定するリミット電流量も同じ割合でスケーリングする必要がある。
リミット電流設定回路には、例えば常に一定電圧を出力するバンドギャップ回路出力と抵抗素子を用いて生成した一定電流、電源電圧に比例して生成した電流、あるいはIC外部から供給した電流を、リミット電流として設定することができる。
本実施の形態においては、過電流保護回路をMOSトランジスタにより構成した例を説明したが、過電流保護回路をバイポーラトランジスタにより構成することもでき、この構成によっても、過電流保護回路の機能は本質的に異ならない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る電流モニタ用のNMOSトランジスタ2(図1)に代えて、図3に示す電流モニタ回路32を用いた例である。この電流モニタ回路32は、NMOSトランジスタ321、322を有し、NMOSトランジスタ321は、ゲートが出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ2のゲートに、ドレインがNMOSトランジスタ322のソースに、ソースがグランドに接続してあり、NMOSトランジスタ322のゲートが出力端子outに、ドレインが電流コンパレータ3の一方の入力端子に接続した例である。
このように電流モニタ回路32を構成したので、NMOSトランジスタ321のドレイン電圧が、出力端子outの出力電圧に追随して変化し、これにより、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ1に流れる電流の変化に追随した電流が、電流モニタ回路32のNMOSトランジスタ321に流れることになる。
なお、NMOSトランジスタ322の閾値電圧が小さい(0Vに近い)ほど、より正確なモニタ電流がNMOSトランジスタ321に流れることになる。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る電流モニタ用のNMOSトランジスタ2(図1)に代えて、図4に示す電流モニタ回路42を用いた例であり、この電流モニタ回路42は、NMOSトランジスタ421、422と、オペアンプ420とを有する。NMOSトランジスタ421は、ゲートが出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ2のゲートに、ドレインがNMOSトランジスタ422のソースに、ソースがグランドに接続してある。NMOSトランジスタ422は、ゲートがオペアンプ420の出力端子に、ドレインが電流コンパレータ3の一方の入力端子に接続してある。オペアンプ420は、非反転端子が出力端子outに、反転端子がNMOSトランジスタ422のソースに接続してある。
このように電流モニタ回路42を構成したので、オペアンプ420が高ゲインである場合には、NMOSトランジスタ421のドレイン電圧が、出力端子outの電圧に正確に追随して変化し、これにより、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ1に流れる電流の変化に追随した電流が、電流モニタ回路42のNMOSトランジスタ421に流れることになる。
<第4の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るリミット電流設定回路4(図1)に代えて、図5に示すリミット電流設定回路54を用いた例である。このリミット電流設定回路54は、第1の実施の形態に係るリミット電流設定回路4(図1)との比較で言えば、抵抗406、407により構成した分圧回路を除くとともに、オペアンプ405の非反転端子を出力端子outに接続した点が異なる。
リミット電流設定回路54において、PMOSトランジスタ401のソース電圧が、出力端子outの電圧Vdに正確に追随して変化し、これにより、(電源VDDの電圧−電圧Vd)/(抵抗403の抵抗値)で決定される電流量の電流が、PMOSトランジスタ401とNMOSトランジスタ402に流れ、NMOSトランジスタ402によりNMOSトランジスタ404にミラーされる。
このようにリミット電流設定回路54を構成したので、NMOSトランジスタ404には、出力端子outがグランド電圧のとき最大電流がミラーされ、出力端子outが電源VDDの電圧の時には、ミラーされない。正常状態において出力端子outを流れる電流I6outとリミット電流I6limitとの関係の一例を図6に示す。
<第5の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るリミット電流設定回路4(図1)に代えて、図7のリミット電流設定回路74を用いた例である。このリミット電流設定回路74において、NMOSトランジスタ7405〜7409はサイズが同一であり、PMOSトランジスタ7401、7403はサイズが同一である。このリミット電流設定回路74において、PMOSトランジスタ7401は、ゲートに入力信号の動作中心電圧VCOMが印加してあり、ソースが、抵抗7402を介して電源VDDに接続してある。PMOSトランジスタ7403は、ゲートが出力端子outに接続してあり、ソースが抵抗7404(抵抗7402と同一の抵抗値を有する。)を介して電源VDDに接続してあり、NMOSトランジスタ7405とNMOSトランジスタ7406によりカレントミラー回路が構成してあり、NMOSトランジスタ7405に流れる電流がNMOSトランジスタ7406にミラーされる。このNMOSトランジスタ7406に並列接続したNMOSトランジスタ7407と、NMOSトランジスタ7408とによりカレントミラー回路を構成し、このNMOSトランジスタ7408にNMOSトランジスタ7409を並列接続してある。NMOSトランジスタ7409は、ゲートにバイアスが印加してあり、ドレインが電流コンパレータ3の一方の入力端子に接続してある。
このように、PMOSトランジスタ7401のゲートに入力信号の動作中心電圧VCOMが印加してあり、PMOSトランジスタ7403のゲートが出力端子outに接続してあり、しかも、抵抗7402と抵抗7404の抵抗値が同一であるから、出力端子outの電圧がグランド電圧GNDから入力信号の動作中心電圧VCOMまでの範囲の変化においては、PMOSトランジスタ7403に流れる電流量が、PMOSトランジスタ7401に流れる電流量より多くなる。
しかし、NMOSトランジスタ7405に流れる電流がNMOSトランジスタ7406にミラーされるから、PMOSトランジスタ7403に流れる電流量と、PMOSトランジスタ7401に流れる電流量との差の電流量が、NMOSトランジスタ7407に流れることになる。そして、このNMOSトランジスタ7407に流れる電流がNMOSトランジスタ7408にミラーされ、電流コンパレータ3の他方の入力端子には、NMOSトランジスタ7408に流れる電流量と、バイアスに基づきNMOSトランジスタ7409に流れる電流量との和の電流量(すなわちリミット電流量)が流れることになる。正常状態において出力端子outを流れる電流I8outとリミット電流I8limitとの関係の一例を図8に示す。
<第6の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るリミット電流設定回路4(図1)に代えて、図9のリミット電流設定回路94を用いた例である。このリミット電流設定回路94は、第5の実施の形態に係るリミット電流設定回路74(図7)との比較でいえば、NMOSトランジスタ7408のドレインを抵抗9401を介して電源VDDに接続した点が異なる。
このようにリミット電流設定回路94を構成したので、出力端子outの電圧がグランド電圧近傍であるとき、リミット電流が抵抗9401により制限されることになる。しかし、このリミット電流が平坦になる領域は本来信号出力範囲外で特に出力信号の優れた特性が求められている部分ではないので、リミット電流と信号駆動電流の差を狭めて設計的、製造的マージンを多くもたせる必要はない。これにより、最大電流という観点での過電流保護もあわせてなされる。
正常状態において出力端子outを流れる電流I10outとリミット電流I10limitとの関係の一例を図10に示す。
<第7の実施の形態>
図11は本発明の第7の実施の形態に係る過電流保護回路を示す。この過電流保護回路は、第1の実施の形態に係る過電流保護回路(図1)との比較でいえば、コンパレータのタイプが異なり、したがって電流モニタ回路およびリミット電流設定回路の構成が異なる。
すなわち、コンパレータのタイプについては、第1の実施の形態においては、電流コンパレータ3を採用したが、本実施の形態においては、電圧コンパレータ113を採用した。電圧コンパレータ113としては、パルス状のノイズに敏感に応答しないように応答速度を遅くしたオペアンプでもよい。
本実施の形態に係る電流モニタ回路112(図11)は、第1の実施の形態に係る電流モニタ回路2(図1)との比較でいえば、NMOSトランジスタ2のドレインを、コンパレータ113の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗1121を介して電源VDDに接続している点が異なる。
本実施の形態に係るリミット電流設定回路114(図11)は、第1の実施の形態に係るリミット電流設定回路4(図1)との比較でいえば、NMOSトランジスタ404のドレインを、コンパレータ113の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗1141を介して電源VDDに接続した点が異なる。
<第8の実施の形態>
本実施の形態は、第7の実施の形態に係る電流モニタ回路112(図11)に代えて、図12に示す電流モニタ回路122を用いた例である。この電流モニタ回路122は、第2の実施の形態に係る電流モニタ回路32(図3)との比較でいえば、NMOSトランジスタ322のドレインを、コンパレータ113の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗1221を介して電源VDDに接続した点が異なる。
<第9の実施の形態>
本実施の形態は、第7の実施の形態に係る電流モニタ回路112(図11)に代えて、図13に示す電流モニタ回路132を用いた例である。この電流モニタ回路132は、第3の実施の形態に係る電流モニタ回路42(図4)との比較でいえば、NMOSトランジスタ422のドレインを、コンパレータ113の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗1321を介して電源VDDに接続した点が異なる。
<第10の実施の形態>
本実施の形態は、第7の実施の形態に係るリミット電流設定回路114(図11)に代えて、図14に示すリミット電流設定回路144を用いた例である。このリミット電流設定回路144は、第4の実施の形態に係るリミット電流設定回路54(図5)との比較でいえば、NMOSトランジスタ404のドレインを、コンパレータ113の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗1441を介して電源VDDに接続した点が異なる。
<第11の実施の形態>
本実施の形態は、第7の実施の形態に係るリミット電流設定回路114(図11)に代えて、図15に示すリミット電流設定回路154を用いた例である。このリミット電流設定回路154は、第5の実施の形態に係るリミット電流設定回路74(図7)との比較でいえば、NMOSトランジスタ7408のドレインを、コンパレータ113の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗1541を介して電源VDDに接続した点が異なる。
<第12の実施の形態>
本実施の形態は、第7の実施の形態に係るリミット電流設定回路114(図11)に代えて、図16に示すリミット電流設定回路164を用いた例である。このリミット電流設定回路164は、第6の実施の形態に係るリミット電流設定回路94(図9)との比較でいえば、NMOSトランジスタ7408のドレインを、コンパレータ113の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗1641を介して電源VDDに接続した点が異なる。
<第13の実施の形態>
図17は本発明の第13の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態との比較でいえば、出力トランジスタのタイプが異なり、したがって過電流保護回路の構成が異なる。
図17において、171は出力トランジスタとしてのPMOSトランジスタであって、入力端子inからの入力信号に従って出力端子outから出力信号を出力するものであり、ゲートが入力端子inに、ドレインが出力端子outに、ソースが電源VDDに接続してある。
172は電流モニタ用のPMOSトランジスタであって、その定性特性がPMOSトランジスタ171の特性と実質的に同一であり、PMOSトランジスタ172のゲートがPMOSトランジスタ171のゲートに接続してあり、ソースが電源VDDに接続してあり、ドレインがコンパレータ173の一方の入力端子に接続してある。
174はリミット電流設定回路であり、NMOSトランジスタ1741とPMOSトランジスタ172はドレインどうしが接続してあり、NMOSトランジスタ1741のソースが抵抗1743を介してグランドに接続してあり、PMOSトランジスタ1742のソースが電源VDDに接続してあり、ゲートがドレインとPMOSトランジスタ1744のゲートとに接続してあり、PMOSトランジスタ1744(この定性特性はPMOSトランジスタ1742と実質的に同一である。)のソースが電源に、ドレインがコンパレータ173の他方の入力端子に接続してある。PMOSトランジスタ1742とPMOSトランジスタ1744とによりカレントミラー回路を構成してあり、オペアンプ1745の反転入力端子がNMOSトランジスタ1741のソースに、非反転入力端子が、抵抗1746、1747により構成した分圧回路に接続してある。PMOSトランジスタ1742に流す電流量、すなわち、出力トランジスタとしてのPMOSトランジスタ171に対する許容最大電流量未満であって正常動作時の電流量を超える所定電流量は、この分圧回路を構成する抵抗1746、1747の抵抗値と、抵抗1743の抵抗値とにより決定することができる。正常状態において出力端子outを流れる電流I18outとリミット電流I18limitとの関係の一例を図18に示す。
173は電流コンパレータであり、電流モニタ用のNMOSトランジスタ172の出力電流と、リミット電流設定回路174の出力電流とを比較するものである。
175は制御用のNMOSトランジスタであり、ソースが入力端子inに、ゲートがコンパレータ173の出力端子に、ドレインが電源VDDに接続してある。NMOSトランジスタ175は、コンパレータ173の出力レベルがLであるとき、すなわち通常の信号出力状態を表す信号が出力されているときはオフであって、入力端子inの電圧を入力電圧に維持し、他方、コンパレータ173の出力レベルがHであるとき、すなわち過電流状態を表す信号が出力されたときはオンになって、入力端子inの電圧を強制的にPMOSトランジスタ172とPMOSトランジスタ1744にそれぞれ流れる電流が同じになるような電圧にする。
このように、本実施の形態に係る信号出力回路の過電流保護回路の構成は、第1の実施の形態に係る信号出力回路の過電流保護回路と異なるものの、その機能は本質的に異ならない。
この過電流保護回路の動作を説明する。リミット電流設定回路174において、NMOSトランジスタ1741のソースには、抵抗1746、1747により構成した分圧回路により決定された電圧Vdが現れるので、電圧Vd/(抵抗1743の抵抗値)で決定される電流量の電流が、NMOSトランジスタ1741とPMOSトランジスタ1742に流れ、この電流がPMOSトランジスタ1742によりPMOSトランジスタ1744にミラーされる。分圧回路を構成する抵抗1746、1747の抵抗値と、抵抗1743の抵抗値を上述したように選択したので、この電流量は、出力トランジスタとしてのPMOSトランジスタ171に対する許容最大電流量未満であって正常動作時の電流量を超える所定電流量である。
出力端子outからは、入力端子inに入力された入力信号に応じた出力信号が出力されるから、電流モニタ用のPMOSトランジスタ172には、出力トランジスタとしてのPMOSトランジスタ171に流れる電流量と同一の電流量が流れ、この電流量と、リミット電流設定回路174に設定された所定電流量とが、コンパレータ173により比較されるが、本信号出力回路の正常状態においては、電流モニタ用のPMOSトランジスタ172に流れる電流量が、リミット電流設定回路174に設定された所定電流量、すなわち、PMOSトランジスタ172に対する許容最大電流量未満であるから、コンパレータ173の出力レベルがLであり、すなわち通常の信号出力状態を表す信号が出力され、NMOSトランジスタ175はオフのままであり、これにより入力端子inの電圧は入力電圧に維持される。
しかし、出力端子outが不慮の事故によって例えばグランドとショートして、PMOSトランジスタ171に過電流が流れると、PMOSトランジスタ172にこの過電流と同一の電流量の電流が流れ、リミット電流設定回路174に設定された所定電流量、すなわち、PMOSトランジスタ172に対する許容最大電流量を超えることになる。すると、コンパレータ173の出力レベルがHになり、すなわち過電流状態を表す信号が出力され、この信号により、NMOSトランジスタ175がオンになって、入力端子inの電圧が強制的にPMOSトランジスタ172とPMOSトランジスタ1744にそれぞれ流れる電流が同じになるような電圧にされ、出力トランジスタとしてのPMOSトランジスタ171への電流が制限され、これにより過電流によるPMOSトランジスタ171の破壊が防止される。
<第14の実施の形態>
本実施の形態は、第13の実施の形態に係る電流モニタ用のNMOSトランジスタ172(図17)に代えて、図19に示す電流モニタ回路192を用いた例である。この電流モニタ回路192は、PMOSトランジスタ1921、1922を有し、PMOSトランジスタ1921は、ゲートが出力トランジスタとしてのPMOSトランジスタ172のゲートに、ドレインがPMOSトランジスタ1922のソースに、ソースが電源VDDに接続してあり、PMOSトランジスタ1922のゲートが出力端子outに、ドレインがコンパレータ173の一方の入力端子に接続してある。
このように電流モニタ回路192を構成したので、PMOSトランジスタ1921のドレイン電圧が、出力端子outの出力電圧に追随して変化し、これにより、出力トランジスタとしてのPMOSトランジスタ171に流れる電流の変化に追随した電流が、電流モニタ回路192のPMOSトランジスタ1921に流れることになる。
なお、PMOSトランジスタ1922の閾値電圧が小さい(0Vに近い)ほど、より正確なモニタ電流がPMOSトランジスタ1921に流れることになる。
<第15の実施の形態>
本実施の形態は、第13の実施の形態に係る電流モニタ用のPMOSトランジスタ172(図17)に代えて、図20に示す電流モニタ回路202を用いた例である。この電流モニタ回路202は、PMOSトランジスタ2021、2022と、オペアンプ2020とを有する。PMOSトランジスタ2021は、ゲートが出力トランジスタとしてのPMOSトランジスタ171のゲートに、ドレインがPMOSトランジスタ2022のソースに、ソースが電源VDDに接続してある。PMOSトランジスタ2022は、ゲートがオペアンプ2020の出力端子に、ドレインがコンパレータ173の一方の入力端子に接続してある。オペアンプ2020は、非反転端子が出力端子outに、反転端子がPMOSトランジスタ2022のソースに接続してある。
このように電流モニタ回路202を構成したので、オペアンプ2020が高ゲインである場合には、PMOSトランジスタ2021のドレイン電圧が、出力端子outの電圧に正確に追随して変化し、これにより、出力トランジスタとしてのPMOSトランジスタ171に流れる電流の変化に追随した電流が、電流モニタ回路202のPMOSトランジスタ2021に流れることになる。
<第16の実施の形態>
本実施の形態は、第13の実施の形態に係るリミット電流設定回路174(図17)に代えて、図21に示すリミット電流設定回路214を用いた例である。このリミット電流設定回路214は、第13の実施の形態に係るリミット電流設定回路174(図17)との比較で言えば、抵抗1746、1747により構成した分圧回路を除くとともに、オペアンプ1745の非反転端子を出力端子outに接続した点が異なる。
リミット電流設定回路214において、NMOSトランジスタ1741のソース電圧が、出力端子outの電圧に正確に追随して変化し、これにより、PMOSトランジスタ1742とNMOSトランジスタ1741には、(出力端子outの電圧)/(抵抗1743の抵抗値)で決定される電流量の電流が流れ、この電流がPMOSトランジスタ1742によりPMOSトランジスタ1744にミラーされる。
このようにリミット電流設定回路214を構成したので、PMOSトランジスタ1744には、出力端子outが電源VDDの電圧のとき最大電流がミラーされ、出力端子outがグランド電圧の時には、ミラーされない。正常状態において出力端子outを流れる電流I22outとリミット電流I22limitとの関係の一例を図22に示す。
<第17の実施の形態>
本実施の形態は、第13の実施の形態に係るリミット電流設定回路174(図17)に代えて、図23のリミット電流設定回路234を用いた例である。このリミット電流設定回路224において、PMOSトランジスタ2305〜2309はサイズが同一であり、NMOSトランジスタ2301、2303はサイズが同一である。このリミット電流設定回路234において、NMOSトランジスタ2301は、ゲートに、入力信号の動作中心電圧VCOMが印加してあり、ソースが、抵抗2302を介してグランドに接続してある。NMOSトランジスタ2303は、ゲートが出力端子outに接続してあり、ソースが抵抗2304(抵抗2302と同一の抵抗値を有する。)を介してグランドに接続してある。PMOSトランジスタ2305とPMOSトランジスタ2306によりカレントミラー回路が構成してあり、PMOSトランジスタ2305に流れる電流がPMOSトランジスタ2306にミラーされる。このPMOSトランジスタ2306に並列接続したPMOSトランジスタ2307と、PMOSトランジスタ2308とによりカレントミラー回路を構成し、このPMOSトランジスタ2308にPMOSトランジスタ2309を並列接続してある。PMOSトランジスタ2309のゲートにバイアスを印加してあり、ドレインがコンパレータ173の一方の入力端子に接続してある。
NMOSトランジスタ2301のゲートに入力信号の動作中心電圧VCOMが印加してあり、NMOSトランジスタ2303のゲートが出力端子outに接続してあり、しかも、抵抗2302と抵抗2304の抵抗値が同一であるから、出力端子outの電圧がグランド電圧GNDから入力信号の動作中心電圧VCOMまでの範囲の変化においては、NMOSトランジスタ2303に流れる電流量が、NMOSトランジスタ2301に流れる電流量より多くなるが、PMOSトランジスタ2305に流れる電流がPMOSトランジスタ2306にミラーされるから、NMOSトランジスタ2303に流れる電流量と、NMOSトランジスタ2301に流れる電流量との差の電流量が、PMOSトランジスタ2307に流れることになる。そして、このPMOSトランジスタ2307に流れる電流がPMOSトランジスタ2308にミラーされ、コンパレータ173の他方の入力端子には、PMOSトランジスタ2308に流れる電流量と、バイアスに基づきPMOSトランジスタ2309に流れる電流量との和の電流量(すなわちリミット電流量)が流れることになる。正常状態において出力端子outを流れる電流I24outとリミット電流I24limitとの関係の一例を図24に示す。
<第18の実施の形態>
本実施の形態は、第13の実施の形態に係るリミット電流設定回路174(図17)に代えて、図25のリミット電流設定回路254を用いた例である。このリミット電流設定回路254は、第17の実施の形態に係るリミット電流設定回路234(図23)との比較でいえば、PMOSトランジスタ2308のドレインを抵抗2541を介してグランドに接続した点が異なる。
このようにリミット電流設定回路254を構成したので、出力端子outの電圧が電源VDDの電圧近傍であるとき、抵抗2541によりリミット電流が制限されることになる。しかし、このリミット電流が平坦になる領域は本来信号出力範囲外で特に出力信号の優れた特性が求められている部分ではないので、リミット電流と信号駆動電流の差を狭めて設計的、製造的マージンを多くもたせる必要はない。これにより、最大電流という観点での過電流保護もあわせてなされる。
正常状態において出力端子outを流れる電流I26outとリミット電流I26limitとの関係の一例を図26に示す。
<第19の実施の形態>
図27は本発明の第19の実施の形態に係る過電流保護回路を示す。この過電流保護回路は、第13の実施の形態に係る過電流保護回路(図17)との比較でいえば、コンパレータのタイプが異なり、したがって電流モニタ回路およびリミット電流設定回路の構成が異なる。
すなわち、コンパレータのタイプについては、第13の実施の形態においては、電流コンパレータ173(図17)を採用したが、本実施の形態においては、電圧コンパレータ273を採用した。電圧コンパレータ273としては、パルス状のノイズに敏感に応答しないように応答速度を遅くしたオペアンプでもよい。
本実施の形態に係る電流モニタ回路272(図27)は、第13の実施の形態に係る電流モニタ回路172(図17)との比較でいえば、NMOSトランジスタ172のドレインを、電圧コンパレータ273の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗2721を介してグランドに接続した点が異なる。
本実施の形態に係るリミット電流設定回路274(図27)は、第13の実施の形態に係るリミット電流設定回路174(図17)との比較でいえば、PMOSトランジスタ1744のドレインを、電圧コンパレータ273の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗2741を介してグランドに接続した点が異なる。
<第20の実施の形態>
本実施の形態は、第19の実施の形態に係る電流モニタ回路272(図27)に代えて、図28に示す電流モニタ回路282を用いた例である。この電流モニタ回路282は、第14の実施の形態に係る電流モニタ回路192(図19)との比較でいえば、PMOSトランジスタ1921のドレインを、コンパレータ273の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗2821を介してグランドに接続した点が異なる。
<第21の実施の形態>
本実施の形態は、第19の実施の形態に係る電流モニタ回路272(図27)に代えて、図29に示す電流モニタ回路292を用いた例である。この電流モニタ回路292は、第15の実施の形態に係る電流モニタ回路202(図20)との比較でいえば、PMOSトランジスタ2021のドレインを、コンパレータ273の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗2921を介してグランドに接続した点が異なる。
<第22の実施の形態>
本実施の形態は、第19の実施の形態に係るリミット電流設定回路274(図27)に代えて、図30に示すリミット電流設定回路304を用いた例である。このリミット電流設定回路304は、第16の実施の形態に係るリミット電流設定回路214(図21)との比較でいえば、PMOSトランジスタ1744のドレインを、コンパレータ273の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗3041を介してグランドに接続した点が異なる。
<第23の実施の形態>
本実施の形態は、第19の実施の形態に係るリミット電流設定回路274(図27)に代えて、図31に示すリミット電流設定回路314を用いた例である。このリミット電流設定回路314は、第17の実施の形態に係るリミット電流設定回路234(図23)との比較でいえば、PMOSトランジスタ2308のドレインを、コンパレータ273の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗3141を介してグランドに接続した点が異なる。
<第24の実施の形態>
本実施の形態は、第19の実施の形態に係るリミット電流設定回路274(図27)に代えて、図32に示すリミット電流設定回路324を用いた例である。このリミット電流設定回路324は、第18の実施の形態に係るリミット電流設定回路254(図25)との比較でいえば、PMOSトランジスタ2308のドレインを、コンパレータ273の一方の入力端子に接続するとともに、抵抗3241を介してグランドに接続した点が異なる。
<第25の実施の形態>
図33は本発明の第25の実施の形態を示す。これは、電源VDDとグランドとの中点電位VCOMを中心とする信号を出力するヘッドホンアンプの過電流保護回路の例であって、グランドに対する過電流保護と、正電源に対する過電流保護との両方を行うものである。
図33において、331は差動増幅器であり、差動入力信号IN1、IN2を増幅して、内部信号IN3、IN4を出力するものである。332は信号出力回路であって、第1の実施の形態に係る信号出力回路、すなわち図1の信号出力回路と構成が同一であり、入力端子inが差動増幅器331の内部信号IN3に結合してあり、出力端子outがコンデンサ334に接続してある。333は信号出力回路であって、第13の実施の形態に係る信号出力回路、すなわち図17の信号出力回路と構成が同一であり、入力端子inが差動増幅器331の内部信号IN4に結合してあり、出力端子outがコンデンサ334に接続してある。コンデンサ334の他方の端子はヘッドホン335を介してグランドに接続してある。
このように構成したので、信号出力回路333においてはグランドに対する過電流保護を行うことができ、他方、信号出力回路332においては正電源に対する過電流保護を行うことができる。正常状態において、信号出力回路332の出力端子outを流れる電流I2outと、信号出力回路333の出力端子outを流れる電流I18outと、リミット電流I2limit(I18limit)との関係の一例を図34に示す。
<第26の実施の形態>
本実施の形態は、第25の実施の形態に係る信号出力回路332(図33)におけるリミット電流設定回路4(図1)に代えて、第4の実施の形態に係るリミット電流設定回路54(図5)を用い、かつ第25の実施の形態に係る信号出力回路333(図33)におけるリミット電流設定回路174(図17)に代えて、第16の実施の形態に係るリミット電流設定回路214(図21)を用いた例である。
図35は、正常状態において、信号出力回路332の出力端子outを流れる電流I6outと、リミット電流I6limitとの関係の一例と、信号出力回路333の出力端子outを流れる電流I22outと、リミット電流I22limitとの関係の一例とを示す。
図36は、電流量とIC内部での電圧降下との積である発熱量を示す。ここで、発熱量とは、それぞれの出力端子電圧においてリミット電流によって制限される範囲の最大電流が流れた場合の発熱量である。発熱量Cは、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ1(図1)の発熱量、発熱量Dは、出力トランジスタとしてのPMOSトランジスタ171(図17)の発熱量、発熱量C+Dは発熱量C+発熱量Dを表す。
この例では、NMOSトランジスタ1(図1)の出力端子outの電圧が、電圧降下の最大となる電源VDDの電源電圧と等しい場合に、リミット電流が小さくなるよう設定したので、発熱量をより減少させることができる。そこで、この例は、許容される発熱量以上に電流を流さないようにしたい場合にきわめて有効である。
<第27の実施の形態>
本実施の形態は、第25の実施の形態に係る信号出力回路332(図33)おけるリミット電流設定回路4(図1)に代えて、第5の実施の形態に係るリミット電流設定回路74(図7)を用い、かつ第25の実施の形態に係る信号出力回路333(図33)におけるリミット電流設定回路174(図17)に代えて、第17の実施の形態に係るリミット電流設定回路234(図23)を用いた例である。
図37は、正常状態において、信号出力回路332の出力端子outを流れる電流I8outと、リミット電流I8limitとの関係の一例と、信号出力回路333の出力端子outを流れる電流I24outと、リミット電流I24limitとの関係の一例を示す。
図38は、電流量とIC内部での電圧降下との積である発熱量を示す。発熱量Eは、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ1(図1)の発熱量、発熱量Fは、出力トランジスタとしてのPMOSトランジスタ171(図17)の発熱量、発熱量E+Fは発熱量E+発熱量Fを表す。
この例では、NMOSトランジスタ1(図1)の出力端子outの電圧が、電圧降下の最大となる電源VDDの電源電圧と等しい場合に、リミット電流が小さくなるよう設定したので、発熱量をより減少させることができる。そこで、この例は、許容される発熱量以上に電流を流さないようにしたい場合にきわめて有効である。
<第28の実施の形態>
本実施の形態は、第25の実施の形態に係る信号出力回路332(図33)におけるリミット電流設定回路4(図1)に代えて、第6の実施の形態に係るリミット電流設定回路94(図9)を用い、かつ第25の実施の形態に係る信号出力回路333(図33)におけるリミット電流設定回路174(図17)に代えて、第18の実施の形態に係るリミット電流設定回路254(図25)を用いた例である。
図39は、正常状態において、信号出力回路332の出力端子outを流れる電流I10outと、リミット電流I10limitとの関係の一例と、信号出力回路333の出力端子outを流れる電流I26outと、リミット電流I26limitとの関係の一例を示す。
<第29の実施の形態>
本実施の形態は、第25の実施の形態との比較でいえば、信号出力回路332、333の構成が異なる。すなわち、信号出力回路332については、第1の実施の形態に係る信号出力回路、すなわち図1の信号出力回路に代えて、第7の実施の形態に係る信号出力回路、すなわち図11の信号出力回路を用い、入力端子inが差動増幅器331の内部信号IN3に結合し、出力端子outをコンデンサ334に接続した例である。また、信号出力回路333については、第13の実施の形態に係る信号出力回路、すなわち図17の信号出力回路に代えて、第19の実施の形態に係る信号出力回路、すなわち図27の信号出力回路を用い、入力端子inが差動増幅器331の内部信号IN4に結合し、出力端子outをコンデンサ334に接続した例である。
<第30の実施の形態>
本実施の形態は、第29の実施の形態に係る信号出力回路332におけるリミット電流設定回路114(図11)に代えて、第10の実施の形態に係るリミット電流設定回路144(図14)を用い、かつ第29の実施の形態に係る信号出力回路333におけるリミット電流設定回路274(図27)に代えて、第22の実施の形態に係るリミット電流設定回路304(図30)を用いた例である。
<第31の実施の形態>
本実施の形態は、第29の実施の形態に係る信号出力回路332におけるリミット電流設定回路114(図11)に代えて、第11の実施の形態に係るリミット電流設定回路154(図15)を用い、かつ第29の実施の形態に係る信号出力回路333におけるリミット電流設定回路274(図27)に代えて、第23の実施の形態に係るリミット電流設定回路314(図31)を用いた例である。
<第32の実施の形態>
本実施の形態は、第29の実施の形態に係る信号出力回路332におけるリミット電流設定回路114(図11)に代えて、第12の実施の形態に係るリミット電流設定回路164(図16)を用い、かつ第29の実施の形態に係る信号出力回路333におけるリミット電流設定回路274(図27)に代えて、第24の実施の形態に係るリミット電流設定回路324(図32)を用いた例である。
<第33の実施の形態>
図40は本発明の第33の実施の形態を示す。これは、複数の信号出力回路がある場合において、これら複数の信号出力回路のうちの少なくとも1つの信号出力回路に過電流が流れた場合に、これら複数の信号出力回路を同時に過電流から保護するようにした例である。
図40において、411は出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタであって、入力端子inからの入力信号に従って出力端子outから出力信号を出力するものであり、ゲートが入力端子in1に、ドレインが出力端子out1に、ソースがグランドに接続してある。412は電流モニタ用のNMOSトランジスタであって、その定性特性がNMOSトランジスタ1と実質的に同一であり、NMOSトランジスタ2のゲートがNMOSトランジスタ1のゲートに接続してあり、ソースがグランドに接続してあり、ドレインが電流コンパレータ433の一方の入力端子に接続してある。415は制御用のPMOSトランジスタであり、ソースが入力端子in1に、ゲートが電流コンパレータ433の出力端子に、ドレインがグランドに接続してある。PMOSトランジスタ415は、電流コンパレータ433の出力レベルがHであるとき、すなわち通常の信号出力状態を表す信号が出力されているときはオフであって、入力端子inの電圧を入力電圧に維持し、他方、電流コンパレータ433の出力レベルがLであるとき、すなわち過電流状態を表す信号が出力されたときはオンになって、入力端子inの電圧を、強制的に、NMOSトランジスタ412とNMOSトランジスタ422にそれぞれ流れる電流の和と、リミット電流設定回路434で設定される電流とが同じになるような電圧にする。
421は出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタであって、入力端子inからの入力信号に従って出力端子outから出力信号を出力するものであり、ゲートが入力端子inに、ドレインが出力端子outに、ソースがグランドに接続してある。422は電流モニタ用のNMOSトランジスタであって、その定性特性がNMOSトランジスタ1と実質的に同一であり、NMOSトランジスタ2のゲートがNMOSトランジスタ1のゲートに接続してあり、ソースがグランドに接続してあり、ドレインが電流コンパレータ433の一方の入力端子に接続してある。425は制御用のPMOSトランジスタであり、ソースが入力端子in2に、ゲートが電流コンパレータ433の出力端子に、ドレインがグランドに接続してある。PMOSトランジスタ425は、電流コンパレータ433の出力レベルがHであるとき、すなわち通常の信号出力状態を表す信号が出力されているときはオフであって、入力端子inの電圧を入力電圧に維持し、他方、電流コンパレータ433の出力レベルがLであるとき、すなわち過電流状態を表す信号が出力されたときはオンになって、入力端子inの電圧を、強制的に、NMOSトランジスタ412とNMOSトランジスタ422にそれぞれ流れる電流の和と、リミット電流設定回路434で設定される電流とが同じになるような電圧にする。
433はリミット電流設定回路であって、例えば、図1のリミット電流設定回路4と同一の構成を有し、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ411、412に流すことを許す合計の最大電流が設定してある。
次に、この過電流保護回路の動作を説明する。リミット電流設定回路4の動作は既に説明したので、説明は省略する。
本信号出力回路の正常状態においては、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ411に対応する過電流保護回路も、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ412に対応する過電流保護回路も、同様の動作をするので、NMOSトランジスタ411に対応する過電流保護回路の動作を説明する。すなわち、出力端子out1からは、入力端子in1に入力された入力信号に応じた出力信号が出力されるから、電流モニタ用のNMOSトランジスタ412には、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ411に流れる電流量と同一の電流量が流れ、この電流量が、リミット電流設定回路434に設定された所定電流量と、電流コンパレータ433により比較されるが、本信号出力回路の正常状態においては、電流モニタ用のNMOSトランジスタ412に流れる電流量が、リミット電流設定回路434に設定された所定電流量、すなわち、NMOSトランジスタ412に対する許容最大電流量未満であるから、電流コンパレータ433の出力レベルがHであり、すなわち通常の信号出力状態を表す信号が出力され、PMOSトランジスタ415はオフのままであり、これにより入力端子inの電圧は入力電圧に維持される。
しかし、2つの出力用トランジスタのうち、例えば、NMOSトランジスタ4111の出力端子out1が不慮の事故によって例えば電源とショートして、NMOSトランジスタ411に過電流が流れ、したがってNMOSトランジスタ412に過電流が流れ、リミット電流設定回路434に設定された所定電流量、すなわち、NMOSトランジスタ412に対する許容最大電流量を超えると、電流コンパレータ433の出力レベルがLになり、すなわち過電流状態を表す信号が出力されて、PMOSトランジスタ415がオンになり、入力端子in1の電圧が、強制的に、NMOSトランジスタ412とNMOSトランジスタ422にそれぞれ流れる電流の和と、リミット電流設定回路434で設定される電流とが同じになるような電圧にされ、これにより、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ411への電流が制限され、これにより、過電流に起因するNMOSトランジスタ411の破壊が防止される。
また、電流コンパレータ433の出力レベルがLになると、PMOSトランジスタ425がオンになり、入力端子in2の電圧が、強制的に、NMOSトランジスタ412とNMOSトランジスタ422にそれぞれ流れる電流の和と、リミット電流設定回路434で設定される電流とが同じになるような電圧にされ、これにより、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ421への電流が制限される。
なお、電流モニタ用のNMOSトランジスタ412、422に代えて、第2の実施の形態に係る電流モニタ回路32(図3)、および第3の実施の形態に係る電流モニタ回路42(図4)を用いることができる。
また、リミット電流設定回路434に代えて、第4の実施の形態に係るリミット電流設定回路54(図5)、第5の実施の形態に係るリミット電流設定回路74(図7)、および第4の実施の形態に係るリミット電流設定回路94(図9)を用いることができる。用いるリミット電流設定回路に設定する電流量については、既に述べたが、出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ411、412に流すことを許す合計の最大電流量である。
電流コンパレータ433に代えて、電圧コンパレータを用いた場合には、電流モニタ回路として、第7の実施の形態に係る電流モニタ回路112(図11)、第8の実施の形態に係る電流モニタ回路122(図12)、および第9の実施の形態に係る電流モニタ回路132(図13)を用いることができる。また、電流コンパレータ433に代えて、電圧コンパレータを用いた場合には、リミット電流設定回路として、第10の実施の形態に係るリミット電流設定回路144(図14)、第11の実施の形態に係るリミット電流設定回路154(図15)、および第12の実施の形態に係るリミット電流設定回路164(図16)を用いることができる。
出力トランジスタとしてのNMOSトランジスタ411、421に代えて、それぞれ、図41に示す出力回路411であって、PMOSトランジスタ4111とNMOSトランジスタ4112とを有し、PMOSトランジスタ4111とNMOSトランジスタ4112のドレインどうしが接続してあってそのノードを出力端子outとし、PMOSトランジスタ4111については、ゲートを差動増幅器410のIN4端子に、ソースを電源VDDに接続し、NMOSトランジスタ4112については、ゲートを差動増幅器410のIN3端子に、ソースをグランドに接続した出力回路411を用いることもできる。
本発明の第1の実施の形態を示す回路図である。 正常状態において出力端子outを流れる電流I2outとリミット電流I2limitとの関係の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電流モニタ回路32の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電流モニタ回路42の構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係るリミット電流設定回路54の構成を示す図である。 正常状態において出力端子outを流れる電流I6outとリミット電流I6limitとの関係の一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係るリミット電流設定回路74の構成を示す図である。 正常状態において出力端子outを流れる電流I8outとリミット電流I8limitとの関係の一例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係るリミット電流設定回路94の構成を示す図である。 正常状態において出力端子outを流れる電流I10outとリミット電流I10limitとの関係の一例を示す図である。 本発明の第7の実施の形態を示す回路図である。 本発明の第8の実施の形態に係る電流モニタ回路122の構成を示す図である。 本発明の第9の実施の形態に係る電流モニタ回路132の構成を示す図である。 本発明の第10の実施の形態に係るリミット電流設定回路144の構成を示す図である。 本発明の第11の実施の形態に係るリミット電流設定回路154の構成を示す図である。 本発明の第12の実施の形態に係るリミット電流設定回路164の構成を示す図である。 本発明の第13の実施の形態を示す回路図である。 正常状態において出力端子outを流れる電流I18outとリミット電流I18limitとの関係の一例を示す図である。 本発明の第14の実施の形態に係る電流モニタ回路192の構成を示す図である。 本発明の第15の実施の形態に係る電流モニタ回路202の構成を示す図である。 本発明の第16の実施の形態に係るリミット電流設定回路214の構成を示す図である。 正常状態において出力端子outを流れる電流I22outとリミット電流I22limitとの関係の一例を示す図である。 本発明の第17の実施の形態に係るリミット電流設定回路234の構成を示す図である。 正常状態において出力端子outを流れる電流I24outとリミット電流I24limitとの関係の一例を示す図である。 本発明の第18の実施の形態に係るリミット電流設定回路254の構成を示す図である。 正常状態において出力端子outを流れる電流I26outとリミット電流I26limitとの関係の一例を示す図である。 本発明の第19の実施の形態に係るリミット電流設定回路274の構成を示す図である。 本発明の第20の実施の形態に係る電流モニタ回路282の構成を示す図である。 本発明の第21の実施の形態に係る電流モニタ回路292の構成を示す図である。 本発明の第22の実施の形態に係るリミット電流設定回路304の構成を示す図である。 本発明の第23の実施の形態に係るリミット電流設定回路314の構成を示す図である。 本発明の第24の実施の形態に係るリミット電流設定回路324の構成を示す図である。 本発明の第25の実施の形態を示すブロック図である。 正常状態において、信号出力回路332の出力端子outを流れる電流I2outと、信号出力回路333の出力端子outを流れる電流I18outと、リミット電流I2limit(I18limit)との関係の一例を示す図である。 正常状態において、信号出力回路332の出力端子outを流れる電流I6outと、リミット電流I6limitとの関係の一例と、信号出力回路333の出力端子outを流れる電流I22outと、リミット電流I22limitとの関係の一例とを示す図である。 出力端子電圧と発熱量との関係の一例を示す図である。 正常状態において、信号出力回路332の出力端子outを流れる電流I8outと、リミット電流I8limitとの関係の一例と、信号出力回路333の出力端子outを流れる電流I24outと、リミット電流I24limitとの関係の一例を示す図である。 出力端子電圧と発熱量との関係の一例を示す図である。 正常状態において、信号出力回路332の出力端子outを流れる電流I10outと、リミット電流I10limitとの関係の一例と、信号出力回路333の出力端子outを流れる電流I26outと、リミット電流I26limitとの関係の一例を示す図である。 本発明の第33の実施の形態を示すブロック図である。 出力回路411の構成を示す回路図である。
符号の説明
1、5 PMOSトランジスタ
2 NMOSトランジスタ
3 コンパレータ
4 リミット電流設定回路
171、175 NMOSトランジスタ
172 PMOSトランジスタ
173 コンパレータ
174 リミット電流設定回路
331 差動増幅器
332、333 信号出力回路
334 コンデンサ
335 ヘッドホン

Claims (2)

  1. 信号出力回路の過電流保護回路であって、
    前記信号出力回路の信号出力段に流れる電流量に比例したモニタ電流量を流す電流モニタ手段と、
    前記信号出力段の出力電圧に基づくリミット電流量を設定するリミット電流設定手段と、
    前記モニタ電流量と前記リミット電流量を比較する比較手段と、
    該比較手段により比較した結果、前記モニタ電流量が前記リミット電流量を超えた場合に、前記信号出力段の入力信号電圧を所定電圧にクランプして、該信号出力段に流れる電流量を前記リミット電流量未満にする制御手段と、
    を備え、
    前記リミット電流量は、前記信号出力段の出力電圧の関数であり、
    前記リミット電流設定手段は、少なくとも一部の前記信号出力段の出力電圧領域において、前記信号出力段の正常状態において流れる電流と一定電流の和となる、前記リミット電流量を設定することを特徴とする過電流保護回路。
  2. 第1ないし第n(≧2)信号出力回路の過電流保護回路であって、
    前記第1ないし第n信号出力回路の信号出力段にそれぞれ流れる電流量に比例したモニタ電流を流す第1ないし第n電流モニタ手段と、
    該第1ないし第n電流モニタ手段をそれぞれ流れるモニタ電流を合算する合算手段と、
    前記信号出力段の出力電圧に基づくリミット電流量を設定するリミット電流設定手段と、
    前記合算手段による合算により得られたモニタ電流量と前記リミット電流量を比較する比較手段と、
    該比較手段により比較した結果、前記モニタ電流量が前記リミット電流量を超えた場合に、前記第1ないし第n信号出力回路のそれぞれの信号出力段の入力信号電圧を同時に所定電圧にクランプして、該信号出力段に流れる電流量を前記リミット電流量未満にする第1ないし第n制御手段と、
    を備え、
    前記リミット電流量は、前記信号出力段の出力電圧の関数であり、
    前記リミット電流設定手段は、少なくとも一部の前記信号出力段の出力電圧領域において、前記信号出力段の正常状態において流れる電流と一定電流の和となる、前記リミット電流量を設定することを特徴とする過電流保護回路。
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