JP4446856B2 - トラクタの運転部構造 - Google Patents

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本発明は、トラクタの運転部構造に関する。
トラクタの運転部構造としては、車体前部にエンジンを内装した原動部を設け、この原動部の後部に位置させてアーチ形のリヤフレームを車体から立設するとともに、原動部の後部において車体から立設したステアリング支持フレームにハンドルポストの基部を連結し、ハンドルポストに挿通したステアリング軸の上端にステアリングハンドルを連結したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−58605号公報
原動部の後部に位置させて立設されたリヤフレームは、原動部を覆うボンネットの後端部、燃料タンク、計器パネル、等の各種部材の支持に利用されるものであり、アーチ形であるために横方向の外力に対しての強度は比較的確保されているが、前後方向に対する外力が下端連結部に集中して前後に変形するおそれがあった。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、リヤフレームの立設強度を高めることを主たる目的としている。
第1の発明は、トラクタの運転部構造において、車体前部にエンジンを内装した原動部を設け、この原動部の後部に位置させてアーチ形のリヤフレームを車体から立設し、前記原動部の上部を覆うボンネットの後端上部を前記リヤフレームの上部に上方に揺動開閉可能に支持するとともに、前記リヤフレームの内部空間にこのリヤフレームよりも後側に突出する状態で燃料タンクを挿通配備して、前記燃料タンクを前記リヤフレームに連結支持し、前記原動部の後部にステアリングハンドルを配備して、前記車体に立設したステアリング支持フレームに前記ステアリングハンドルを支持し、前記ステアリング支持フレームの上端前部に、このステアリング支持フレームの左右側面よりも左右横外側に延出された支持アームを横架連結し、前記支持アームの左右両端と前記リヤフレームの左右の支柱部の上下中間部とを左右のステーで連結してあることを特徴とする。
上記構成によると、リヤフレームはその下端と上部とを車体とステアリング支持フレームに支持されることになり、左右方向の強度はもちろんのこと、前後方向の強度も高いものとなる。また、逆に、ステアリング支持フレーム自体の立設強度もリヤフレームとの連結によって高められる。
従って、第1の発明によると、簡単な改造によってリヤフレームおよびステアリング支持フレームの立設強度を互いに高め合うことができる。
上記構成によると、アーチ形のリヤフレームとその後方中央に位置するステアリング支持フレームとを立体的に相互連結することで補強効果を一層高めることができる。また、アーチ形のリヤフレームの内部に、燃料タンクを配備することができる大きい収容スペースを確保することができ、運転部の設計上有利なものとなる。
第2の発明は、上記第1の発明において、
前記支持アームの側面視での断面形状をL形に構成してあるものである。
第3の発明は、上記第1または2の発明において、
前記ステアリングハンドルをハンドルポストに挿通支持したステアリング軸の上端に連結するとともに、前記ハンドルポストの基部に備えた連結フランジを前記ステアリング支持フレームの上部に防振連結し、この連結フランジにパワーステアリング用のコントロールユニットを防振連結し、前記ステアリング軸の下端と前記コントロールユニットの操作軸とを連結してあるものである。
上記構成によると、コントロールユニットからの振動がハンドルポストに伝わって手元に響くことを2重に防振することができ、第1または2の発明の上記効果をもたらすとともに、運転部での操作性に優れたものとなる。
図1に、農用に利用される4輪駆動型トラクタの全体側面が示されている。このトラクタの車体は、エンジン1、主クラッチハウジング2、ミッションケース3を順次連結してモノボディ型に構成されており、エンジン1の下部から前方に延出された前フレーム4に、左右の前輪5を操向可能に装備した前車軸ケース6がローリング自在に支持されるとともに、ミッションケース3の後部左右に主推進車輪としての後輪7が軸支されている。
車体前部にはボンネット8で覆われた原動部9が配備されるとともに、この原動部9の後方に、操縦パネル10、ステアリングハンドル11、運転座席12、ステップ13、等を備えた運転部14が配備されている。
前記エンジン1はエンジンルームRの後半部に位置し、また、エンジンルームRの前方空間にラジエータ15、オイルクーラ16、エアークリーナ17、バッテリ18、等が配備されるとともに、エンジン1の横側上部にマフラ19が配備されている。
図2〜4に示すように、上記原動部9の後端にはリヤフレーム21が立設配備されている。このリヤフレーム21は、左右の支柱部21aの上端を横杆部21bで連結してボンネット8と略同幅、略同高さのアーチ形に構成されており、支柱部21aの下端に備えられた連結基部21cが車体を構成する主クラッチハウジング2の左右外側面に連結されている。
リヤフレーム21における横杆部21bには、前記ボンネット8の後端上部を枢支連結する支点軸22が備えられ、ボンネット8がこの支点軸22を中心に上方に揺動開放可能になっている。また、リヤフレーム21の内部空間には燃料タンク23が挿通配備されてリヤフレーム21に連結支持されるとともに、燃料タンク23の前側に沿って遮熱板24が配備されている。
また、リヤフレーム21には前記操縦パネル10が連結されるとともに、燃料タンク23と操縦パネル10の前端フランジ部10aとの隙間、および、燃料タンク23と主クラッチハウジング2との隙間を埋めるスポンジ材25がリヤフレーム21に付設され、さらに、リヤフレーム21の連結基部21cに遮蔽板26が取付けられるとともに、主クラッチハウジング2の外周に密着するゴム板27が遮蔽板26付設されてエンジンルームRに通じる隙間が塞がれている。このようにすることで、エンジンルームR内の熱気がラジエータファン20で生起された気流に乗って後方に流動してきても、前記スポンジ材25、遮蔽板26、および、ゴム板27によって運転部14に流出することが阻止されるのである。
前記リヤフレーム21の後方の左右中央箇所にはステアリング支持フレーム31が立設配備されている。このステアリング支持フレーム31は、板材で中空構造に構成されており、その下端が車体を構成する主クラッチハウジング2の上部に連結されている。
ステアリング支持フレーム31の上端に屈曲形成された連結座31aには連結フランジ32が前後左右の4箇所において防振ゴム33を介してボルト連結され、この連結フランジ32の中心に備えられたボス32aから放射状に突設した3つの連結片32bに、ハンドルポスト34の下端フランジ34aがボルト連結されて、ハンドルポスト34と連結フランジ32とが一体化されている。なお、ハンドルポスト34にはステアリング軸35が挿通され、その上端に前記ステアリングハンドル11が連結されている。
前記前輪5はステアリングシリンダ36によって操向されるようになっており、ステアリング支持フレーム31の内部に、ステアリングシリンダ36に配管接続されたパワーステアリング用のコントロールユニット37が配備されている。このコントロールユニット37は前記連結フランジ32に前後左右の4箇所において防振ゴム38を介してボルト連結され、コントロールユニット37の上面に突設された操作軸39と、連結フランジ34の中心ボス34aに軸受け支承された中継軸40とがスプライン嵌合連結されるとともに、中継軸40とステアリング軸35の下部とがピン連結され、もって、ステアリングハンドル11を回動して操作軸39を回転操作することで、ステアリングシリンダ36への圧油供給制御を行って前輪5を駆動操向するようになっている。ここで、コントロールユニット37からは圧油供給制御に伴う振動が発生するが、防振ゴム33,38を介する2重の防振機能によってハンドルポスト34への振動伝播が抑制される。
また、ステアリング支持フレーム31の上端前部には断面形状L形の支持アーム31bが横架連結されており、この支持アーム31bの左右端と前記リヤフレーム21における左右の支柱部21aの上下中間部とがステー41で架橋連結されている。このようにステアリング支持フレーム31の上部とリヤフレーム21とをステー41で立体的に連結することで、リヤフレーム21の立設強度、特に前後方向への強度が高いものとなっている。
〔他の実施例〕
(1)エンジンルームR内の熱気が後方の運転部14に流出することを抑制する手段としては、図8,9に示すように、マフラ19を車体後方の横側に配備して遮熱板42で覆うとともに、エンジンルームR内の前部にラジエータファン20からの風を遮る遮風板43を配設することも有効となる。
(2)パワーステアリング装置を備えないマニュアルステアリング仕様の機種では、前記ステアリング支持フレーム31にハンドルポスト34の基端が固定連結され、ハンドルポスト34に挿通支持されたステアリング軸35と前輪操向用のステアリングリンク機構とが周知の構造で機械的に連動連結されることになる。
トラクタの全体側面図 原動部の後部を示す縦断側面図 原動部の後部を示す縦断背面図 原動部の後部を示す横断平面図 パワーステアリング用コントロールユニットの取付け構造を示す縦断側面図 パワーステアリング用コントロールユニットの取付け構造を示す平面図 パワーステアリング用コントロールユニットの取付け構造を示す縦断正面図 別実施例のトラクタの全体側面図 別実施例のトラクタの原動部を示す側面図
1 エンジン
8 ボンネット
9 原動部
11 ステアリングハンドル
21 リヤフレーム
21a 支柱部
23 燃料タンク
31 ステアリング支持フレーム
31b 支持アーム
32 連結フランジ
34 ハンドルポスト
35 ステアリング軸
37 コントロールユニット
39 操作軸
41 ステー

Claims (3)

  1. 車体前部にエンジンを内装した原動部を設け、この原動部の後部に位置させてアーチ形のリヤフレームを車体から立設し、
    前記原動部の上部を覆うボンネットの後端上部を前記リヤフレームの上部に上方に揺動開閉可能に支持するとともに、前記リヤフレームの内部空間にこのリヤフレームよりも後側に突出する状態で燃料タンクを挿通配備して、前記燃料タンクを前記リヤフレームに連結支持し、
    前記原動部の後部にステアリングハンドルを配備して、前記車体に立設したステアリング支持フレームに前記ステアリングハンドルを支持し、
    前記ステアリング支持フレームの上端前部に、このステアリング支持フレームの左右側面よりも左右横外側に延出された支持アームを横架連結し、前記支持アームの左右両端と前記リヤフレームの左右の支柱部の上下中間部とを左右のステーで連結してあることを特徴とするトラクタの運転部構造。
  2. 前記支持アームの側面視での断面形状をL形に構成してある請求項1記載のトラクタの運転部構造。
  3. 前記ステアリングハンドルをハンドルポストに挿通支持したステアリング軸の上端に連結するとともに、前記ハンドルポストの基部に備えた連結フランジを前記ステアリング支持フレームの上部に防振連結し、この連結フランジにパワーステアリング用のコントロールユニットを防振連結し、前記ステアリング軸の下端と前記コントロールユニットの操作軸とを連結してある請求項1または2記載のトラクタの運転部構造。
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