JP5337097B2 - トラクタ - Google Patents
トラクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5337097B2 JP5337097B2 JP2010103919A JP2010103919A JP5337097B2 JP 5337097 B2 JP5337097 B2 JP 5337097B2 JP 2010103919 A JP2010103919 A JP 2010103919A JP 2010103919 A JP2010103919 A JP 2010103919A JP 5337097 B2 JP5337097 B2 JP 5337097B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operation lever
- lever
- cabin
- rotation fulcrum
- fulcrum shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
しかしながら、たとえ防振部材を設けてあるとしても、キャビンの振動を完全に抑えることは困難である。そのため、キャビンが上下方向に振動すると、操作レバーも上下方向に振動して、その振動がリンク部材を介して機体側の被操作部に伝わることになる。その結果、例えば、ポジションコントロールバルブ等が誤動作してしまう虞があった。
本発明の目的は、キャビンの振動に起因する誤動作の発生を防止することにある。
前記支持部材が前記キャビンの内側と外側とを仕切る部材であり、前記支持部材の貫通孔を通してキャビンの外側に突出した前記操作レバーの部分と前記被操作部とが、前記リンク部材を介して接続されるように構成し、
前記操作レバーと前記貫通孔との隙間をシールするシール部材を備え、
前記第1回動支点軸が挿入されるボス部を前記操作レバーに備えて、前記操作レバーを前記第1回動支点軸周りに揺動自在に前記支持部材にて支持し、
前記ボス部と前記ボス部に隣接する前記操作レバーとを含めて前記操作レバーの横幅方向の一方及び他方の外周部に相当する横側部に、前記第1回動支点軸を中心とする一対の円弧部を形成して、
前記シール部材には、前記ボス部の外周部に沿うように形成された円弧状シール部を備えて構成している点にある。
本構成においては、操作レバーと被操作部とが、水平方向に沿ったリンク部材を介して接続されているため、たとえ、キャビンの上下方向の振動に伴って操作レバーが上下方向に振動したとしても、リンク部材が被操作部における支点周りに上下に回動することによって、当該振動が吸収される。
従って、キャビンが上下方向に振動したとしても、その振動は機体側の被操作部に伝わり難く、そのためキャビンの振動に起因する誤動作も生じ難い。
しかも、操作レバーと前記貫通孔との隙間をシール部材によってシールしてあるため、機体側で生じた砂埃が支持部材の貫通孔を通ってキャビンの中に侵入することを防止できる。
前記シール部材には、前記一対の円弧部に近接して対向する一対の第1シール部を備え、前記円弧状シール部は、前記一対の第1シール部に亘って形成している点にある。
本構成によれば、一対の各円弧部が、第1回動支点軸を中心とする円弧形状を有するため、操作レバーを第1回動支点軸周りに揺動する際に、第1シール部との間の距離が一定に保たれる。また、円弧状シール部が、ボス部の外周部に沿うように円弧状に形成されているため、操作レバーを第1回動支点軸周りに揺動する際に、ボス部と円弧状シール部との間の距離が一定に保たれる。そのため、操作レバーを操作するとき、操作レバーとシール部材との間に大きな隙間が生じ難く、より確実にキャビン内への砂埃の侵入を防止することができる。
〔トラクタの構成〕
図1に示すように、本実施形態のトラクタは、操向操作される前輪1と、推進車輪である後輪2と、機体3と、ロータリ等の作業装置(図示せず)を連結するためのリンク機構5と、リンク機構5を介して図示しない作業装置を昇降駆動する左右一対のリフトアーム6と、運転部7を取り囲むように機体3に搭載されるキャビン8とを備える。
図2、図3及び図6に示すように、油圧ポジションレバー16は、仕切板21の設置台18に溶接固定した第1回動支点軸X1において、その軸心周りに揺動自在に支持されるレバー本体27と、把持部31とを備えて構成されている。油圧ポジションレバー16のレバー本体27は、第1回動支点軸X1に設けた図示しないバネ及び摩擦板によって摩擦保持される。
そのため、油圧ポジションレバー16を操作するとき、油圧ポジションレバー16とシール部材36との間に隙間が生じ難く、キャビン8内への砂埃の侵入を防止することができると共に、キャビン8内の空調空気の密封度を上げてエアコン性能を向上させることができる。
従って、キャビン8が上下方向に振動したとしても、その振動は機体側の被操作部26に伝わり難く、そのためキャビン8の振動に起因する誤動作も生じ難い
〔1〕図7に示すように、前述の実施形態における一対の円弧部35a,35bとしては、ボス部34の一方及び他方の横側部のそれぞれに凸状の円弧部35a,35bを形成しても良いし、または、図8に示すように、ボス部34に隣接するレバー本体27の一方及び他方の横側部に凸状の円弧部35a,35bを形成しても良いし、あるいは図9に示すように、ボス部34に隣接するレバー本体27の一方及び他方の横側部に凹状の円弧部35a,35bを形成しても良い。
〔2〕前述の実施形態では、操作レバーとして油圧ポジションレバー16を例に示したが、キャビン8の内外に亘って配備される他の操作レバー、例えば、主変速レバー、副変速レバー、PTO入切レバー等の操作レバーにおいても同様の取付構造やシール構造を採用できる。
7 運転部
8 キャビン
16 油圧ポジションレバー16(操作レバー)
17 防振支持体(防振部材)
21 仕切板(支持部材)
26 被操作部
27 レバー本体
28 リンク部材
30 第1ガイド孔(支持部材の貫通孔)
31 把持部
34 ボス部
35a,35b 円弧部
36 シール部材
37 第1シール部
37a 第1傾斜部
37b 第2傾斜部
38 第2シール部(円弧状シール部)
X1 第1回動支点軸
X2 第2回動支点軸
Claims (2)
- 運転部を取り囲むように防振部材を介して機体に搭載されるキャビンを備え、操作のための把持部を備える操作レバーが、前記キャビンの支持部材の第1回動支点軸周りに揺動自在に支持されており、
前記機体の第2回動支点軸周りに揺動自在に支持される被操作部と前記操作レバーとが、水平方向に沿ったリンク部材を介して接続されて、前記操作レバーの第1回動支点軸周りの揺動操作が前記リンク部材の押し引き操作に変換されて、前記被操作部が前記第2回動支点軸周りに揺動操作されるように構成され、
前記支持部材が前記キャビンの内側と外側とを仕切る部材であり、前記支持部材の貫通孔を通してキャビンの外側に突出した前記操作レバーの部分と前記被操作部とが、前記リンク部材を介して接続されるように構成し、
前記操作レバーと前記貫通孔との隙間をシールするシール部材を備え、
前記第1回動支点軸が挿入されるボス部を前記操作レバーに備えて、前記操作レバーを前記第1回動支点軸周りに揺動自在に前記支持部材にて支持し、
前記ボス部と前記ボス部に隣接する前記操作レバーとを含めて前記操作レバーの横幅方向の一方及び他方の外周部に相当する横側部に、前記第1回動支点軸を中心とする一対の円弧部を形成して、
前記シール部材には、前記ボス部の外周部に沿うように形成された円弧状シール部を備えて構成してあるトラクタ。 - 前記一対の円弧部は、前記操作レバーの横幅方向の一方である前記ボス部の一方の横側部と、前記操作レバーの横幅方向の他方である前記ボス部に隣接する前記操作レバーの他方の横側部とに形成して、
前記シール部材には、前記一対の円弧部に近接して対向する一対の第1シール部を備え、前記円弧状シール部は、前記一対の第1シール部に亘って形成してある請求項1に記載のトラクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010103919A JP5337097B2 (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | トラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010103919A JP5337097B2 (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | トラクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011233008A JP2011233008A (ja) | 2011-11-17 |
JP5337097B2 true JP5337097B2 (ja) | 2013-11-06 |
Family
ID=45322258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010103919A Active JP5337097B2 (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | トラクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5337097B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5881385B2 (ja) * | 2011-11-24 | 2016-03-09 | 株式会社クボタ | 作業車の防塵構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58117511U (ja) * | 1982-02-05 | 1983-08-11 | 新キャタピラ−三菱株式会社 | 操作レバ−用リンク機構の防振装置 |
JPS60115962U (ja) * | 1984-01-07 | 1985-08-06 | 日立建機株式会社 | 油圧作業機械の操作レバ−密閉構造 |
JP3467819B2 (ja) * | 1993-12-27 | 2003-11-17 | 株式会社豊田自動織機 | 産業車輛におけるトランスミッションの変速操作装置 |
-
2010
- 2010-04-28 JP JP2010103919A patent/JP5337097B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011233008A (ja) | 2011-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5009933B2 (ja) | ホイールローダ | |
JP2008006981A (ja) | 燃料タンクの支持装置 | |
JP2008006981A5 (ja) | ||
JP5337097B2 (ja) | トラクタ | |
JP5074908B2 (ja) | 作業車の操縦ハンドル防振構造 | |
JP5568417B2 (ja) | トラクタ | |
JP5533901B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2010065437A (ja) | ローダ作業機のエンジン設置構造 | |
JP5704434B2 (ja) | 車両のアンダーランプロテクタ取付構造 | |
JP5087361B2 (ja) | トラクタのボンネット | |
JP2010088322A (ja) | 芝刈り機 | |
JP4643070B2 (ja) | キャビンの構造 | |
JP4975284B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2010264800A (ja) | 農用トラクタ | |
JP4446856B2 (ja) | トラクタの運転部構造 | |
JP4463184B2 (ja) | ロータリ耕耘機 | |
JP6815313B2 (ja) | 作業車 | |
JP4705514B2 (ja) | 移動農機 | |
JP7059991B2 (ja) | 作業車両 | |
JP6748871B2 (ja) | 作業車両 | |
JP6958198B2 (ja) | 燃料フィルタの取付構造 | |
JP4142377B2 (ja) | トラクタ | |
JP4269146B2 (ja) | 作業車両 | |
JP5713057B2 (ja) | トラクタ | |
JP5901562B2 (ja) | 作業車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130328 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130527 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5337097 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |