JP4446698B2 - エアバッグドア部付インストルメントパネル - Google Patents

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この発明は、車両衝突時にエアバッグ装置の作動で開くエアバッグドア部を有するインストルメントパネルに関するものである。
一般に、エアバッグドア部付インストルメントパネルは、エアバッグ装置を収納する平面視略矩形の枠体をインストルメントパネル本体の裏面に溶着し、このインストルメントパネル本体に上記枠体に対応して薄肉の破断予定部を形成するとともに、この破断予定部によって囲まれる領域でエアバッグドア部を形成し、車両衝突時に上記破断予定部をエアバッグ装置の作動で破断して上記エアバッグドア部を開くように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1のインストルメントパネルにおける枠体は、内部にエアバッグ装置を収納する略矩形状の枠部を備え、この枠部には略矩形状のシューティング口が形成され、補強用フラップが上記シューティング口の後側開口辺、左側開口辺及び右側開口辺との間に隙間を有するようにヒンジ部を介して上記枠部に一体に設けられている。
特開2000−71924号公報(第4頁、図2及び図4)
ところが、上記の特許文献1では、フラップのシューティング口周りに略コの字状の隙間が形成されているため、当該箇所のフラップは支えるものがなくて撓み易く、エアバッグドア部に表側から荷重が掛かると、エアバッグドア部が凹んで破断予定部に亀裂が入るおそれがある。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フラップを補強してエアバッグドア部が凹まないようにすることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、フラップの車体後側端縁とシューティング口の後側開口辺とを部分的に結合したことを特徴とする。
具体的には、請求項に記載の発明は、車幅方向に略平行に延びる前側及び後側開口辺と車体前後方向に略平行に延びる左側及び右側開口辺とからなる略矩形状のシューティング口を上端内側に有するとともに、該シューティング口の各開口辺からインストルメントパネル本体の裏面から遠ざかる方向に突出する前側枠壁、後側枠壁、左側枠壁及び右側枠壁を備え、内部にエアバッグ装置を収納する略矩形筒状の枠部と、インストルメントパネル本体の裏面に溶着され上記枠部のシューティング口側から枠部外方に延びるフランジ部とが一体に形成された枠体を備え、上記枠部のシューティング口には、上記インストルメントパネル本体の裏面に溶着されるとともに上記シューティング口の後側開口辺、左側開口辺及び右側開口辺との間に隙間を有して上記シューティング口を覆い車体前方側がシューティング口の前側開口辺における枠部とヒンジ部を介して一体に形成された補強用フラップが配置され、上記インストルメントパネル本体の上記前側開口辺、後側開口辺、左側開口辺及び右側開口辺に対応する部分に薄肉のドア部側破断予定部が形成されるとともに、このドア部側破断予定部によってエアバッグドア部がインストルメントパネル本体に形成され、車両衝突時に上記エアバッグ装置の作動で上記ドア部側破断予定部が破断して上記エアバッグドア部がフラップと共にヒンジ部回りに回動して開くように構成されたエアバッグドア部付インストルメントパネルを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項に記載の発明は、上記ヒンジ部は、上記枠部の内側に湾曲する凹状をなし、かつ車両衝突時に上記エアバッグ装置の作動で伸びるように可撓性を有し、上記フラップの車体後側端縁と上記シューティング口の後側開口辺とは、ブリッジで一体に結合され、このブリッジにおける上記シューティング口の後側開口辺との結合箇所裏面には、略V字状溝が一方の溝側面を後側枠壁の内側面で構成するように切欠き形成され、この溝に対応するブリッジ部分が薄肉に形成されて車両衝突時に上記エアバッグ装置の作動で破断する薄肉のブリッジ側破断予定部が形成され、エアバッグドア部開作動初期時、上記ヒンジ部が伸びて上記シューティング口の前側開口辺、左側開口辺及び右側開口辺に対応するドア部側破断予定部が破断することで、エアバッグドア部がフラップと共に車体前方に向かって前上がりに浮き上がり、これに続いて上記ブリッジ側破断予定部及びシューティング口の後側開口辺に対応するドア部側破断予定部が破断するように構成されていることを特徴とする。
上記の構成により、請求項1に記載の発明では、フラップの車体後側端縁とシューティング口の後側開口辺とがブリッジで一体に結合されてフラップがブリッジで支えられていることで、フラップの支持強度が増し、エアバッグドア部に表側から荷重が掛かっても、エアバッグドア部は凹み難くなり、ドア部側破断予定部に亀裂が入るのを防止できる。また、フラップの支持状態が安定しているため、フラップのインストルメントパネル本体裏面への溶着が確実になる。さらに、エアバッグ装置作動時には、ブリッジはブリッジ側破断予定部から破断するため、エアバッグドア部の開作動に支障を来さない。加えて、エアバッグドア部は、開作動初期時にヒンジ部が伸びてシューティング口の前側開口辺、左側開口辺及び右側開口辺に対応するドア部側破断予定部が破断することで、フラップと共に車体前方に向かって前上がりに高く浮き上がった状態となっているため、その後に、ブリッジ側破断予定部及びシューティング口の後側開口辺に対応するドア部側破断予定部が破断してフラップと共に車体前方上向きにエアバッグドア部が全開する際、破断したエアバッグドア部の前端部(破断部分)がインストルメントパネル本体の破断したエアバッグドア部開口前縁と干渉せず、エアバッグドア部はスムーズに全開するとともに、干渉による破砕片が発生しない。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ブリッジの数は2個であり、これら2個のブリッジは車幅方向略中央を基点として略同等の間隔に配置されていることを特徴とする。
上記の構成により、請求項に記載の発明では、エアバッグの膨出圧力が車幅方向略中央を基点として略同等の間隔に配置された2個のブリッジに均等に掛かり、フラップがエアバッグドア部と共に左右バランス良く開く。
請求項1に係る発明によれば、フラップの車体後側端縁とシューティング口の後側開口辺とをブリッジで一体に結合したので、エアバッグドア部の耐荷重性を向上させることができるとともに、フラップをブリッジで安定支持してインストルメントパネル本体の裏面に確実に溶着することができる。さらに、エアバッグ装置作動時にブリッジをブリッジ側破断予定部から破断させてエアバッグドア部を支障なく開作動させることができる。加えて、エアバッグドア部開作動初期時、ヒンジ部を伸ばしてシューティング口の前側開口辺、左側開口辺及び右側開口辺に対応するドア部側破断予定部を破断し、エアバッグドア部を車体前方に向かって前上がりに高く浮き上がった状態にしたので、その後にエアバッグドア部を車体前方上向きに全開する際、破断したエアバッグドア部の前端部(破断部分)とインストルメントパネル本体の破断したエアバッグドア部開口前縁との干渉を防止してエアバッグドア部をスムーズに全開することができるとともに、干渉による破砕片の発生を防止することができる。
請求項に係る発明によれば、2個のブリッジを車幅方向略中央を基点として略同等の間隔に配置したので、エアバッグの展開圧力を2個のブリッジで均等に受けてフラップをエアバッグドア部と共に左右バランス良く開くことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図5はこの発明の実施の形態に係るエアバッグドア部付インストルメントパネル1の助手席前方部分を示す。図3は図5のIII −III 線における断面図である。このインストルメントパネル1は、サーモプラスチックオレフィン(TPO)樹脂等の熱可塑性エラストマー樹脂材で成形された樹脂製基材3と、この基材3の表面側に一体に被覆された樹脂製表皮5とからなる2層構造のインストルメントパネル本体7を備えている。
上記インストルメントパネル本体7の基材3裏面には、車幅方向及び車体前後方向に延びる平面視略矩形の溝部9が形成され、この溝部9に対応するインストルメントパネル本体7部分が薄肉に形成されて平面視略矩形のドア部側破断予定部11が形成されている。そして、このドア部側破断予定部11によって、車両衝突時に後述するエアバッグ装置29の作動で上記ドア部側破断予定部11を破断して開くエアバッグドア部13が形成される。このエアバッグドア部13は、上記ドア部側破断予定部11がインストルメントパネル本体7表面側から識別できない,いわゆるシームレスタイプに構成されている。
上記エアバッグドア部13及びその周辺のインストルメントパネル本体7裏面には、平面視略矩形の樹脂製枠体15が振動溶着により固定されている。この枠体15は略矩形筒状に形成された枠部17を備え、この枠部17は、車幅方向に延びる前側枠壁17aと、この前側枠壁17aの後側に対向配置されて車幅方向に延びる後側枠壁17bと、これら前側枠壁17a及び後側枠壁17bの左縁同士を連結するように車体前後方向に延びる左側枠壁(図示せず)と、右縁同士を連結するように車体前後方向に延びる右側枠壁17cとからなる。また、枠部17上端内側には、エアバッグが膨出する略矩形状の矩形シューティング口19が形成され、上記枠部17上端外側には、シューティング口19側から枠部17外方に延びるフランジ部21が一体に形成されている。上記シューティング口19は、図1に示すように、車幅方向に略平行に延びる前側及び後側開口辺19a,19bと車体前後方向に略平行に延びる左側及び右側開口辺19c,19dとからなる。これら前側及び後側開口辺19a,19bと左側及び右側開口辺19c,19dは、上記ドア部側破断予定部11に対応しているとともに、上記前側開口辺19aは後述するヒンジ部25にも対応し、これら各開口辺19a〜19dから上記前側枠壁17a、後側枠壁17b、左側枠壁及び右側枠壁17cがインストルメントパネル本体7の裏面から遠ざかる方向に突出している。
上記枠部17のシューティング口19には、補強用フラップ23の車体前方側(後述する車体前側端縁23a)がシューティング口19の前側開口辺19aにおける枠部17と枠部17の内側に湾曲する凹状をなすヒンジ部25を介して一体に形成されて配置されている。このヒンジ部25は、車両衝突時にエアバッグ装置29の作動で伸びるように可撓性を有している。上記フラップ23は、車幅方向に延びる車体前側端縁23aと、この車体前側端縁23aの後側に対向配置されて車幅方向に延びる車体後側端縁23bと、これら車体前側端縁23a及び車体後側端縁23bの左縁同士を連結するように車体前後方向に延びる車体左側端縁23cと、右縁同士を連結するように車体前後方向に延びる車体右側端縁23dとからなる略矩形状をなしている。そして、上記フラップ23は、車体後側端縁23b、車体左側端縁23c及び車体右側端縁23dと、上記シューティング口19の後側開口辺19b、左側開口辺19c及び右側開口辺19dとの間に平面視コの字形の僅かな隙間を有して上記シューティング口19を覆っている。
上記フランジ部21及びフラップ23の表面には、振動溶着用の突起27が縦横に一体に突設され、この突起27を介してフランジ部21及びフラップ23がインストルメントパネル本体7裏面に振動溶着により固定され、枠体15がインストルメントパネル本体7裏側に配置される。なお、振動溶着の代替手段として、超音波溶着や熱カシメ溶着等の他の溶着手段であってもよい。
上記枠部17内には、車体前後方向からの衝撃から助手席の乗員を保護するためのエアバッグ及びインフレータ等からなるエアバッグ装置29が収納され、このエアバッグ装置29には、複数のフック31が車幅方向に間隔をあけて固定され、これらフック31を枠部17に車幅方向に間隔をあけて形成された複数の掛合孔17dに挿入し、エアバッグ装置作動時に枠体15が飛び出さないように各フック31を各掛合孔17d周縁に引っ掛けるようにしている。
上記エアバッグ装置29下端には、ネジ部材33が下向きに突設され、このネジ部材33は金属製ブラケット35の一端側に形成された貫通孔35aに挿入され、ナット37を上記ネジ部材33に螺合させることにより上記ブラケット35がエアバッグ装置29下端に締結されている。また、上記ブラケット35の他端側は、車幅方向に延びてインストルメントパネル本体7を支持する金属製インパネレインフォースメント39に溶接により固定されている。これにより、上記エアバッグ装置29下端がインパネレインフォースメント39にブラケット35を介して連結支持されている。
この発明の特徴として、上記フラップ23の車体後側端縁23bと上記シューティング口19の後側開口辺19bとは、車幅方向に2個並設された平面視略台形状のブリッジ41で一体に結合され、これら2個のブリッジ41は車幅方向略中央を基点として略同等の間隔に配置されている。また、このブリッジ41における上記シューティング口19の後側開口辺19bとの結合箇所裏面には、図2に拡大詳示するように、略V字状溝43が一方の溝側面を後側枠壁17bの内側面で構成するように切欠き形成され、この溝43に対応するブリッジ41部分が薄肉に形成されて車両衝突時に上記エアバッグ装置29の作動で破断する薄肉のブリッジ側破断予定部45が形成されている。なお、上記ブリッジ41は台形状のものに限らず、長方形状等であってもよく、その形状は特に問わない。また、上記ブリッジ側破断予定部45の位置もシューティング口19の後側開口辺19b側に限らず、フラップ23の車体後側端縁23b側であってもよく、あるいはブリッジ41の車体前後方向中途部であってもよい。
そして、車両が衝突すると、エアバッグ装置29のエアバッグがインフレータの作動によって膨出し、その膨出圧力でブリッジ41のブリッジ側破断予定部45及びドア部側破断予定部11が破断することにより、エアバッグドア部13がフラップ23と共にヒンジ部25回りに回動して車体前方上向きに開くようになっている。具体的には、エアバッグドア部開作動初期時、上記ヒンジ部25がエアバッグの膨出圧力で図4に示すように伸びて上記シューティング口19の前側開口辺19a、左側開口辺19c及び右側開口辺19dに対応するドア部側破断予定部11が破断する。このとき、上記ブリッジ側破断予定部45及びシューティング口19の後側開口辺19bに対応するドア部側破断予定部11は破断していない。したがって、エアバッグドア部13はフラップ23と共に車体前側が全体的に高く浮き上がった状態となっている。なお、この場合、ヒンジ部25の伸長、エアバッグドア部13の湾曲形状等により、左側開口辺19c及び右側開口辺19dに対応するドア部側破断予定部11の後端近傍は破断しないこともある。そして、これに続いて上記ブリッジ側破断予定部45が破断し、さらに、シューティング口19の後側開口辺19bに対応するドア部側破断予定部11が破断し、エアバッグドア部13が図4に仮想線で示すようにフラップ23と共に車体前方上向きに全開するように構成されている。
このように構成されたインストルメントパネル1では、フラップ23の上記ヒンジ部25から最も離間した車体後側端縁23bとシューティング口19の後側開口辺19bとをブリッジ41で一体に結合してフラップ23をブリッジ41で支えていることから、フラップ23の支持強度を増大することができ、エアバッグドア部13に表側から荷重が掛かっても、エアバッグドア部13の凹みを防止してドア部側破断予定部11に亀裂が入らないようにすることができる。また、ブリッジ23があることでフラップ23を安定して支持していることから、フラップ23をインストルメントパネル本体7の裏面に確実に振動溶着することができる。さらに、エアバッグ装置作動時には、ブリッジ41をブリッジ側破断予定部45から破断させるようにしていることから、エアバッグドア部13の開作動に支障を来さない。
また、2個のブリッジ41を車幅方向略中央を基点として略同等の間隔に配置していることから、エアバッグの膨出圧力を2個のブリッジ41で均等に受けてフラップ23をエアバッグドア部13と共に左右バランス良く開くことができる。
さらに、エアバッグドア部開作動初期時、ヒンジ部25を伸ばしてシューティング口19の前側開口辺19a、左側開口辺19c及び右側開口辺19dに対応するドア部側破断予定部11を破断することで、エアバッグドア部13をフラップ23と共に車体前方に向かって前上がりに高く浮き上がった状態にしていることから、その後に、ブリッジ側破断予定部45及びシューティング口19の後側開口辺19bに対応するドア部側破断予定部11が破断してエアバッグドア部13がフラップ23と共に車体前方上向きに全開する際、破断したエアバッグドア部13の前端部(破断部分)をインストルメントパネル本体7の破断したエアバッグドア部13開口前縁と干渉することなくスムーズに全開することができるとともに、干渉による破砕片の発生を防止することができる。
なお、上記実施の形態とは異なり、インストルメントパネル本体7に開口部を形成し、該開口部にインストルメントパネル本体7の一部を構成する別部材としてのパネル材を嵌め込み、このパネル材裏面に上記実施の形態の枠体15を固定してもよい。
さらに、上記実施の形態では、ドア部側破断予定部11は溝部9によって形成したが、この溝部9に代えて、インストルメントパネル本体7の表面側に貫通しない多数の針状孔をその裏面側から形成するようにしてもよい。
さらにまた、上記実施の形態では、インストルメントパネル本体7は、基材3の表面側に表皮5を被覆した形態を示したが、この表皮5を省き基材3のみであってもよい。
この発明に係るエアバッグドア部付インストルメントパネルは、過荷重によりドア部側破断予定部が破断するのを防止するのに有用である。
枠体の平面図である。 図1のII−II線における断面図である。 図5のIII −III 線における断面図である。 エアバッグドア部開作動初期にフラップが浮き上がった状態を示す断面図である。 インストルメントパネルの助手席前方部分の斜視図である。
1 インストルメントパネル
7 インストルメントパネル本体
11 ドア部側破断予定部
13 エアバッグドア部
15 枠体
17 枠部
19 シューティング口
19a 前側開口辺
19b 後側開口辺
19c 左側開口辺
19d 右側開口辺
21 フランジ部
23 フラップ
23b 車体後側端縁
25 ヒンジ部
29 エアバッグ装置
41 ブリッジ
45 ブリッジ側破断予定部

Claims (2)

  1. 車幅方向に略平行に延びる前側及び後側開口辺と車体前後方向に略平行に延びる左側及び右側開口辺とからなる略矩形状のシューティング口を上端内側に有するとともに、該シューティング口の各開口辺からインストルメントパネル本体の裏面から遠ざかる方向に突出する前側枠壁、後側枠壁、左側枠壁及び右側枠壁を備え、内部にエアバッグ装置を収納する略矩形筒状の枠部と、インストルメントパネル本体の裏面に溶着され上記枠部のシューティング口側から枠部外方に延びるフランジ部とが一体に形成された枠体を備え、
    上記枠部のシューティング口には、上記インストルメントパネル本体の裏面に溶着されるとともに上記シューティング口の後側開口辺、左側開口辺及び右側開口辺との間に隙間を有して上記シューティング口を覆い車体前方側がシューティング口の前側開口辺における枠部とヒンジ部を介して一体に形成された補強用フラップが配置され、
    上記インストルメントパネル本体の上記前側開口辺、後側開口辺、左側開口辺及び右側開口辺に対応する部分に薄肉のドア部側破断予定部が形成されるとともに、このドア部側破断予定部によってエアバッグドア部がインストルメントパネル本体に形成され、
    車両衝突時に上記エアバッグ装置の作動で上記ドア部側破断予定部が破断して上記エアバッグドア部がフラップと共にヒンジ部回りに回動して開くように構成されたエアバッグドア部付インストルメントパネルであって、
    上記ヒンジ部は、上記枠部の内側に湾曲する凹状をなし、かつ車両衝突時に上記エアバッグ装置の作動で伸びるように可撓性を有し、
    上記フラップの車体後側端縁と上記シューティング口の後側開口辺とは、ブリッジで一体に結合され、このブリッジにおける上記シューティング口の後側開口辺との結合箇所裏面には、略V字状溝が一方の溝側面を後側枠壁の内側面で構成するように切欠き形成され、この溝に対応するブリッジ部分が薄肉に形成されて車両衝突時に上記エアバッグ装置の作動で破断する薄肉のブリッジ側破断予定部が形成され、
    エアバッグドア部開作動初期時、上記ヒンジ部が伸びて上記シューティング口の前側開口辺、左側開口辺及び右側開口辺に対応するドア部側破断予定部が破断することで、エアバッグドア部がフラップと共に車体前方に向かって前上がりに浮き上がり、これに続いて上記ブリッジ側破断予定部及びシューティング口の後側開口辺に対応するドア部側破断予定部が破断するように構成されていることを特徴とするエアバッグドア部付インストルメントパネル。
  2. 請求項1に記載のエアバッグドア部付インストルメントパネルにおいて、
    ブリッジの数は2個であり、これら2個のブリッジは車幅方向略中央を基点として略同等の間隔に配置されていることを特徴とするエアバッグドア部付インストルメントパネル。
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