JP2004338525A - エアバッグ付インストルメントパネル - Google Patents

エアバッグ付インストルメントパネル Download PDF

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Mutsuo Fujii
睦雄 藤井
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Daikyo Nishikawa Corp
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Nishikawa Kasei Co Ltd
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Abstract

【課題】騒音防止用として別部品であるウレタンスラブ等の緩衝材を用いることなく騒音を防止する。
【解決手段】インストルメントパネル本体5に形成されたエアバッグドア部11に対応するシューティング口19を有する平面視略矩形の枠体13の内面に、エアバッグケース27と当接ないし微小間隔をあけて近接する突出片41を内方に向かって一体に突設する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両衝突時にエアバッグの作動で開くエアバッグドア部を有するエアバッグ付インストルメントパネルに関し、特に、エアバッグケースの支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上述の如きエアバッグ付インストルメントパネルでは、一般に、エアバッグを収容するエアバッグケースの上部は、インストルメントパネル本体の裏面に固定された平面視略矩形の枠体にフックを介して取り付けられ(例えば、特許文献1参照)、エアバッグケースの下部は、特許文献1には記載されていないが、インストルメントパネル本体又は該インストルメントパネル本体を補強するインパネレインフォースメントに支持されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−211343号公報(第3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、エアバッグケースの下部は、インストルメントパネル本体又はインパネレインフォースメントで下方から支持されてはいるものの、エアバッグケースの上部は、上記の特許文献1のように、フックを単に枠体に引っ掛けているだけであるため、走行時の振動や衝撃でエアバッグケースがガタガタと動いて枠体と当接し騒音が発生する。
【0005】
そこで、現状では、ウレタンスラブ等の緩衝材をエアバッグケース外面に貼着して枠体との当接による騒音を吸収するようにしているが、緩衝材が別途必要でコストアップになり、貼着作業も必要で組付作業性が低下する。
【0006】
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、騒音防止用として別部品であるウレタンスラブ等の緩衝材を用いることなく騒音を防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、エアバッグケースを下部だけでなく上部をも安定支持するようにしたことを特徴とする。
【0008】
具体的には、この発明は、インストルメントパネル本体に形成されたエアバッグドア部に対応するシューティング口を有する平面視略矩形の枠体がインストルメントパネル本体の裏面に固定され、上記枠体内にはエアバッグを収容するエアバッグケースが配置され、該エアバッグケースの下部がインストルメントパネル本体又は該インストルメントパネル本体を補強する補強部材に支持され、車両衝突時に上記エアバッグの作動で上記エアバッグドア部を開くように構成されたエアバッグ付インストルメントパネルを対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0009】
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記枠体の内面には、上記エアバッグケースと当接ないし微小間隔をあけて近接する突出片が内方に向かって一体に突設されていることを特徴とする。
【0010】
上記の構成により、請求項1に記載の発明では、エアバッグケースは突出片で動きが規制されているため、走行時にがたつきがなく、騒音が発生しない。しかも、その突出片は枠体と一体であるため、騒音防止用として別部品であるウレタンスラブ等の緩衝材がいらず、その分だけコストダウンが図られるとともに、貼着作業が不要で組付作業性が向上する。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、突出片の一端は枠体の内面に一体に連結され、他端は上記枠体の内面と間隔を有して可撓可能になっていることを特徴とする。
【0012】
上記の構成により、請求項2に記載の発明では、エアバッグケースの動きが突出片の撓みによって効果的に吸収され、騒音防止が一層達成される。また、エアバッグケースを枠体内に配置する際、製作誤差等によってエアバッグケースが突出片に当たると、突出片が撓んでエアバッグケースが枠体内にスムーズに配置される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0014】
(実施の形態1)
図4はこの発明の実施の形態1に係るエアバッグ付インストルメントパネルAの助手席前方部分を示す。図1は図4のI−I線における断面図である。このインストルメントパネルAは、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等の樹脂製基材1と、該基材1表面に一体に被覆されたポリプロピレン(PP)等の樹脂製表皮3とからなる2層構造のインストルメントパネル本体5を備えている。
【0015】
上記インストルメントパネル本体5の基材1裏面には、車幅方向及び車体前後方向に延びる平面視略矩形の溝部7が形成され、この溝部7に対応するインストルメントパネル本体5部分が薄肉に形成されて平面視略矩形の破断予定部9が形成されている。そして、この破断予定部9によって囲まれる内側領域により、エアバッグの作動で上記破断予定部9を破断して開くエアバッグドア部11が形成される。このエアバッグドア部11は、車両衝突時に上記破断予定部9がインストルメントパネル本体5表面側から識別できない,いわゆるシームレスタイプに構成されている。
【0016】
上記エアバッグドア部11及びその周辺のインストルメントパネル本体1裏面には、平面視略矩形の樹脂製枠体13が振動溶着により固定されている。この枠体13は、略矩形の筒状枠部15を備え、該枠部15上端外周にはフランジ部17が一体に形成されている。また、枠部15上端内側には、エアバッグが膨出する矩形シューティング口19が形成され、該シューティング口19の車体前方側の一辺には、フラップ部23が凹状湾曲部からなるヒンジ部21を介して一体に形成され、上記フラップ部23は枠部15との間にコの字形の僅かな隙間をあけて上記シューティング口19を覆っている。図1中、25は上記フランジ部17及びフラップ部23に形成された振動溶着用の突起であり、この突起25を介してフランジ部17及びフラップ部23がインストルメントパネル本体1裏面に振動溶着され、枠体13がインストルメントパネル本体1裏面に固定される。
【0017】
上記枠部15内には、エアバッグケース27が配置され、このエアバッグケース27には、車体前後方向からの衝撃から助手席の乗員を保護するためのエアバッグ29及びインフレータ等が収容され、エアバッグケース27に固定されたフック31をエアバッグ29の作動時に枠部15の掛合孔15aに引っ掛けるようにしている。
【0018】
上記エアバッグケース27下端には、ネジ部材33が下向きに突設され、このネジ部材33は金属製ブラケット35の一端側に形成された貫通孔35aに挿入され、ナット37を上記ネジ部材33に螺合させることにより上記ブラケット35がエアバッグケース27下端に締結されている。また、上記ブラケット35の他端側は、車幅方向に延びてインストルメントパネル本体5を支持する補強部材としての金属製インパネレインフォースメント39に溶接により固定されている。これにより、上記エアバッグケース27下端がインパネレインフォースメント39にブラケット35を介して連結支持されている。
【0019】
この発明の特徴として、上記枠部15の内面には、図2にも示すように、上記エアバッグケース27と当接ないし微小間隔をあけてエアバッグケース27に近接する樹脂製突出片41が内方に向かって一体に車幅方向に並んで複数個縦向きに突設されている。
【0020】
このように構成されたインストルメントパネルAでは、車両が衝突すると、エアバッグ29がインフレータの作動によって膨張し、その膨張圧力で破断予定部9が破断することにより、エアバッグドア部11がフラップ部23と一体となってヒンジ部21を開作動支点として回動し、車体前方上向きに開くようになっている。
【0021】
そして、車両走行時にエアバッグケース27が動こうとしても、このエアバッグケース27を突出片41で押さえてその動きを規制して騒音を発生しないようにすることができる。しかも、その突出片41を枠体13の枠部15と一体に形成しているので、騒音防止用として別部品であるウレタンスラブ等の緩衝材を採用せずに済み、その分だけコストダウンを図ることができるとともに、貼着作業を不要にして組付作業性を向上させることができる。
【0022】
(実施の形態2)
図5〜7はこの発明の実施の形態2に係るエアバッグ付インストルメントパネルAを示す。この実施の形態2では、突出片41の上端を枠体13の枠部15内面に一体に連結し、下端を上記枠部15内面と間隔41aを有して可撓可能にしている。その他は上記の実施の形態1と同様に構成されているので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0023】
したがって、この実施の形態2では、実施の形態1と同様の作用効果を奏することができるものである。加えて、この実施の形態2では、エアバッグケース27の動きを突出片41の撓みによって効果的に吸収して騒音防止を一層達成することができる。さらに、エアバッグケース27を枠部15内に配置する際、製作誤差等によってエアバッグケース27が突出片41に当たると、突出片41が撓むので、エアバッグケース27を枠部15内にスムーズに配置することができる。
【0024】
なお、実施の形態1,2では、突出片41を縦向きにして車幅方向に並設したが、横向きにして上下方向に並設してもよい。
【0025】
また、実施の形態1,2では、枠体13をインストルメントパネル本体1裏面に振動溶着により溶着したが、超音波溶着や熱カシメ溶着等の他の溶着手段によって溶着してもよい。
【0026】
さらに、実施の形態1,2において、インストルメントパネル本体1に開口部を形成し、該開口部にインストルメントパネル本体1の一部を構成する別部材としてのパネル材を嵌め込み、このパネル材裏面に枠体13を固定してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、枠体の内面にエアバッグケースと当接ないし微小間隔をあけて近接する突出片を内方に向かって一体に突設したので、エアバッグケースの動きを突出片で規制して騒音を防止することができる。しかも、その突出片を枠体と一体にしているので、騒音防止用として別部品であるウレタンスラブ等の緩衝材がいらない分だけコストダウンを図ることができるとともに、貼着作業をなくして組付作業性を向上させることができる。
【0028】
請求項2に係る発明によれば、突出片の一端を枠体の内面に一体に連結し、他端を上記枠体の内面と間隔を有して可撓可能にしたので、エアバッグケースの動きを突出片の撓みによって効果的に吸収して一層騒音を防止することができる。製作誤差等によってエアバッグケースが突出片に当たっても、突出片の撓みでエアバッグケースを枠体内にスムーズに配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1において図4のI−I線における断面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】実施の形態1における突出片の斜視図である。
【図4】エアバッグ付インストルメントパネルの助手席前方部分の斜視図である。
【図5】実施の形態2における図1相当図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図である。
【図7】実施の形態2における突出片の斜視図である。
【符号の説明】
5 インストルメントパネル本体
11 エアバッグドア部
13 枠体
19 シューティング口
27 エアバッグケース
39 インパネレインフォースメント(補強部材)
41 突出片
41a 間隔
A インストルメントパネル

Claims (2)

  1. インストルメントパネル本体に形成されたエアバッグドア部に対応するシューティング口を有する平面視略矩形の枠体がインストルメントパネル本体の裏面に固定され、上記枠体内にはエアバッグを収容するエアバッグケースが配置され、該エアバッグケースの下部がインストルメントパネル本体又は該インストルメントパネル本体を補強する補強部材に支持され、車両衝突時に上記エアバッグの作動で上記エアバッグドア部を開くように構成されたエアバッグ付インストルメントパネルであって、
    上記枠体の内面には、上記エアバッグケースと当接ないし微小間隔をあけて近接する突出片が内方に向かって一体に突設されていることを特徴とするエアバッグ付インストルメントパネル。
  2. 請求項1記載のエアバッグ付インストルメントパネルにおいて、
    突出片の一端は枠体の内面に一体に連結され、他端は上記枠体の内面と間隔を有して可撓可能になっていることを特徴とするエアバッグ付インストルメントパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265371A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Calsonic Kansei Corp メータ装置取付構造
JP2011230749A (ja) * 2010-04-05 2011-11-17 Takata Corp エアバッグモジュールカバーの組立構造

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