JP4446254B2 - 路上障害回避方法提示システム - Google Patents

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Description

本発明は、路上障害回避方法提示システムに係り、特に、見通しがきかない区間を走行する車両にとって障害となる停止車両,落下物,歩行者,路面の凍結などの存在を通知し危険を回避させる路上障害回避手段に関する。
見通し不良区間の状況を撮影するカメラの画像から、その区間を走行する車両の障害を検出し、その区間の前後に設置したLED表示装置により運転者に文字情報として障害の種類を通知する走行支援道路システム(Automated Highway Systems AHS)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、検出した障害物の位置を算出する手段と、その算出した障害物の位置と、カーブおよび見通しを妨げる遮蔽物の配置状況からこの障害物を見通す距離を算出する手段と、この障害物までの見通し距離から安全に停止できる速度の目安を算出する手段と、これら一連の処理によって求めた安全速度の目安をドライバに向けて表示する手段とを備えた道路監視装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−288696号公報(第3頁 図1〜図3) 特開2001−209888号公報(第3〜4頁 図1,図2)
特許文献1においては、「対向車はみ出しあり」「対向車はみ出し注意」など、障害の種類のみを運転者に通知している。
そのため運転者は、この先の見通し不良区間に障害があることは分かるものの、その障害がどの程度先にあるのか、どのように回避すればよいのかは、実際に障害のある場所に到達しなければ分からない。
特許文献2においては、「低速車あり」、「停止車あり、前方注意」などの他に、安全上限速度表示を加えて、「この先障害物あり、カーブ進入速度40km/h以下」などの細やかな表示ができるとしている。
しかし、いずれの場合も基本的には、道路脇に設置したLED表示装置の文字により障害の情報を通知している。文字情報は、走行中の車両から識別できる大きさや文字数でなければならず、文字の大きさや数に制限がある。したがって、運転者には、限られた情報しか通知できない。
障害物の位置の特定には、各車両に搭載されているGPSシステムを利用することも考えられる。しかし、障害物となった事故車両の電源がOFFになった場合には、その事故車両のGPSシステムは利用できない。
また、トラックの荷台から落下した積み荷が障害物となっている場合や、崖崩れの土砂が障害物となっている場合には、これらの障害物にはもともとGPシステムが搭載されていないので、障害物の位置の特定には至らない。
本発明の課題は、障害の種類などに関する文字情報だけでなく、見通し不良区間における事象のより詳細な状況とその回避方法とをドライバに提供し、事故を減少させる路上障害回避方法提示システムを提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、区間の状況を撮影し前記区間を走行する車両の障害になる停止車両,落下物,歩行者,路面の凍結などの事象を検出する路上監視装置と、前記区間の前後に設置され前記区間に進入する車両を撮影し進入車両の位置,進入速度を検出する車両監視装置と、前記路上監視装置および前記車両監視装置からの情報と前記区間の区間情報とから事象発生位置に車両が到達する時間を算出し当該車両が前記事象を回避する方法を算出する処理装置と、障害までの到達予想時間,少なくとも概略図を含む障害状況メッセージ,障害の回避方法メッセージを前記車両に出力する手段とからなる路上障害回避方法提示システムを提案する。
実際のシステムは、前記区間前後に設置され前記処理装置から出力された情報を走行中の車両に無線送信するアンテナと、各車内に設置され前記アンテナから送信された情報を表示する車載表示装置とを備える。
本発明によれば、障害発生位置への到達予想時間と見通し不良区間で発生した障害状況メッセージと障害回避方法メッセージとを事前に前記区間を走行する運転者に提供するので、見通し不良区間の状況および次の運転操作を予測でき、事故を減らせる。
特に、少なくとも概略図を含む障害状況メッセージと現場映像とを車載機に提供するので、現場の状況を具体的に把握できる。
また、交通情報センタを通して障害状況を共有すると、道路管理者や前記区間以外を走行する運転者にも障害情報を通知でき、障害に伴う渋滞などの二次的被害も減らすことができる。
次に、図1〜図9を参照して、本発明による路上障害回避方法提示システムの実施例を説明する。
図1は、本発明による路上障害回避方法提示システムの一実施例の系統構成を示す図である。
図1の路上障害回避方法提示システムは、片側一車線で対面通行の道路において、見通し不良区間101を監視する路上監視装置102と、見通し不良区間101に進入する車両107を監視する車両監視装置1031,1032と、路上監視装置102および車両監視装置1031,1032の出力から障害109の状況と対向車線を走行する車両107の有無とを判断し、運転者に通知する情報を作成する処理装置104と、前記区間前後に設置され処理装置104から出力された情報を走行中の車両に無線送信するアンテナ106と、各車内に設置されアンテナから送信された情報を表示する車載表示装置108と、複数の処理装置104の情報を収集する交通情報センタ110とを含んでいる。
処理装置104は、見通し不良区間101とその前後の道路線形の緯度経度情報および幅員とからなる道路形状データベース105と、路上監視装置102および車両監視装置1031,1032からの入力を処理する演算部112と、その処理結果を車両107および交通情報センタ110に送信できる形式に変換する出力部111とを有する。
処理装置104から出力された情報は、基本的には、従来のように、前記区間前後に設置された表示装置に表示してもよい。車速や走行レーンが異なるそれぞれの車両に最適な情報を提供するには、例えばVehicle Information and Communication SystemVICSの車載機のような車載表示装置108を活用することが望ましい。
図2は、本実施例の各装置と処理装置104との接続状況を示すブロック図である。
路上監視装置102は、CCTVカメラを備えており、見通し不良区間の映像を連続して撮影する。路上監視装置102は、例えば所定周期で映像を静止画として取り込み、映像の周期ごとの差分をとり、見通し不良区間内の状況の変化を事象として検出する。
路上監視装置102は、より具体的には、撮影した画像から取得した障害の種類,障害発生位置(撮影範囲のX,Y座標),障害が内接する矩形の四隅位置(撮影範囲のX,Y座標)を路上監視装置出力情報201として処理装置104に出力する。
車両監視装置1031,1032は、車両107を検知し、速度を算出し、撮影範囲の中での座標を算出し、車両監視装置1031,1032を識別するために予め設定された車両監視装置番号とともに、処理装置104に送信する。
車両監視装置1031,1032は、CCTVカメラを備えており、見通し不良区間に進入する車両の映像を連続して撮影する。撮影した画像から取得した車両位置(撮影範囲のX,Y座標)および速度と、車両監視装置番号を車両監視装置出力情報202として処理装置104に出力する。
処理装置104の演算部112は、路上監視装置出力情報201および車両監視装置出力情報202を入力とし、交通情報センタ向け出力情報203および車両向け出力情報204を作成する。
図3は、出力情報の作成手順を示すフローチャートである。
ステップ301:演算部112は、路上監視装置102から障害109の有無と、障害109が存在する場合は、その位置,種類とを取得する。
ステップ302:障害109が存在する場合は、次の処理に進み、存在しない場合は、処理を終了する。
ステップ303:車両監視装置1031,1032から車両107の有無を取得し、車両107が存在する場合は、その位置,速度を取得する。
ステップ304:車両107が存在する場合は、次の処理に進み、存在していない場合は、処理を終了する。
ステップ305:車両107が障害109の位置に到達するまでの到達予想時間を算出する。
それには、路上監視装置102および車両監視装置1031,1032から受信した障害109および車両107の画面のX,Y座標をキロポスト値に変換する。
各キロポスト値の差の絶対値を車両107の速度の絶対値で割り、
到達予想時間=
|障害のキロポスト値−車両のキロポスト値|
/|車両の速度|
を求める。
ステップ306:どの車線が通行できないかを示す閉塞状況を算出する。
ステップ307:障害109の種類に対応して、障害状況メッセージを算出する。
ステップ308:閉塞状況および対向車の有無に対応して、回避方法メッセーを算出する。
ステップ309:ステップ305の到達予想時間とステップ307の障害状況メッセージとステップ308の回避方法メッセージとを出力部111に出力する。
ステップ310:例えばVICSで車載機に情報提供しているのと同様に、出力部111は、演算部112からの到達予想時間と障害状況メッセージと回避方法メッセージとを、アンテナ106に出力するとともに、交通情報センタ110にも出力する。
図4は、障害109のキロポスト値と車両107のキロポスト値と車両107の速度とから車両107の障害109への到達予想時間を求める方法を説明する図である。
ここでは、障害発生場所405(a1,b1)を例に、画面のX,Y座標からキロポスト値への変換方法を説明する。
前提として、道路は直線とは限らないので、直線で近似できるよう道路のセンタラインをいくつかの区間4031〜4034に分割する。
その際、各区間の両端の座標(x,y)およびキロポスト値は、路上監視装置102および車両監視装置1031,1032を設置する際に予め計測しておき、これを既知の点4021〜4025とする。また、既知の点4021〜4025を通り区間4031〜4034と直交する直線で、撮影範囲401を分割した領域4041〜4044を定義する。分割の数は、実際に機器を設置する場所や道路の形状によって異なる。
路上監視装置102から送られてくる障害発生場所405がどの領域4041〜4044に含まれるかにより、適用する区間4031〜4034を選択する。図4の場合は、区間4034を選択する。
区間4034の方程式を求める。区間4034の両端の座標(a2,b2),(a4,b4)はすでに分かっているので、区間4043の方程式は、
y−b2=[(b4−b2)/(a4−a2)]・(x−a2)
のようになる。
次に、障害発生場所405から区間4034への垂線406を求める。区間4034の傾きをm1,垂線406の傾きをm2とすると、m1とm2には以下の関係が成り立つので、
m1・m2=−1
この関係から垂線406の傾きを求める。
求めた傾きと障害発生場所405からの垂線406を表す以下の方程式
y−b1=m2(x−a1)
を導く。
次に、先に求めた区間4043と垂線406との連立一次方程式を解き、区間4043と垂線406との交点407を求める。
以上の方法で交点407が求められれば、以下に示す式で、キロポスト値を計算できる。既知の点4024から4025までの画面上での距離jと点4024から交点407までの画面上の距離kとの比と、既知の点4024,4025のキロポスト値(KP4024,KP4025)とから、交点407のキロポスト値
交点407のキロポスト値=
[(k/j)・(KP4025−KP4024))+KP4024]
を求める。
図5は、画面のX,Y座標から緯度経度への変換方法を説明する図である。
障害109の範囲および車両107の位置を撮影範囲401のX,Y座標から緯度経度に変換し、障害109の四隅から路肩までの最短距離を算出し、最短距離と道路幅員とを比較し、閉塞状況を算出する。
座標変換は、アフィン変換を用いて、画面の座標を拡大,縮小,回転,平行移動して、緯度経度の座標にあわせる操作をすると実現する。
図5では、撮影範囲401の左下を起点とする画面上のX,Y座標(2次元)を緯度経度(2次元)に変換する行列502を定義する。行列の数値には、路上監視装置102を設置する際に予め計測された既知の緯度経度501を用いる。
変換式503を用いると、X,Y座標(2次元)を緯度経度(2次元)に変換できる。
図6は、障害範囲601の四隅から路肩602,603までの最短距離の算出方法を説明する図である。
演算部112は、一般的な図形検索手順、例えば障害範囲の四隅6041〜6044と道路形状データ105から得られる路肩602,603を構成する各点との距離を順次求めて比較して、障害範囲の四隅6041〜6044から路肩602,603までの最短距離6071〜6074,6081〜6084を算出する。
図7は、障害範囲から路肩までの最短距離算出の結果から車線の閉塞状況を判断する処理手順を示すフローチャートである。
ステップ701:まず、障害範囲の四隅6041〜6044から車線1の路肩602への最短距離6071〜6074と、道路形状データ105から得られる車線1幅員とを比較し、最小値を求める。
ステップ702:車線1幅員が最小値か否かを判定する。
ステップ703:車線1幅員が最小値でない場合は、「車線1閉塞」フラグを立て、一時的に記憶する。
ステップ704:障害範囲の四隅6041〜6044から車線2の路肩603への最短距離6081〜6084と、道路形状データ105から得られる車線2幅員の最小値とを比較し、最小値を求める。
ステップ705:車線2幅員が最小値か否かを判定する。
ステップ706:車線2幅員が最小値でない場合は、「車線2閉塞」フラグを立て、一時的に記憶する。
ステップ707:一時的に記憶した状態から、最終的に判断する。
ステップ708:「車線1閉塞」「車線2閉塞」が両方とも記憶されている場合は、「両車線閉塞」を出力する。
ステップ709:何も記億されていない場合は、「閉塞無し」を出力する。
ステップ710:「車線1閉塞」のみ記憶されている場合は、「車線1閉塞」を出力する。
ステップ711:「車線2閉塞」のみ記憶されている場合は、「車線2閉塞」を出力する。
図8は、障害状況メッセージの作成手順を示すフローチャートである。
ステップ801:演算部112は、路上監視装置102からの入力が「障害物あり」となっているか否かを判定する。
ステップ802:「障害物あり」となっている場合は、メッセージとして「障害物あり」を選択し、処理を終了する。
ステップ803:上記に該当しない場合は、路上監視装置102からの入力が「低速の物体あり」となっているか否かを判定する。
ステップ804:「低速の物体あり」となっている場合は、メッセージとして「低速の物体あり」を選択し、処理を終了する。
ステップ805:上記に該当しない場合は、対向車線の車両監視装置1031,1032からの入力が、「対向車あり」となっているか否かを判定する。
ステップ806:「対向車あり」となっている場合は、メッセージとして「対向車あり」を選択し、処理を終了する。
ステップ807:上記に該当しない場合は、障害状況メッセージは無いので、表示しない。
図9は、回避方法メッセージの作成手順を示すフローチャートである。
ステップ901:演算部112は、車両監視装置1031,1032から送られてくる車両監視装置番号から車両109の走行車線を判定し、算出した「車線1閉塞」,「車線2閉塞」と、自車を基準に「閉塞状況」を説明したメッセージ「自車線閉塞」,「対向車線閉塞」との対応を設定する。
具体的には、車両監視装置番号が車両監視装置1031のものであれば、「車線1閉塞」は「自車線閉塞」、「車線2閉塞」は「対向車線閉塞」として扱い、逆に車両監視装置番号が車両監視装置1032のものであれば、「車線1閉塞」は「対向車線閉塞」、「車線2閉塞」は「自車線閉塞」として扱う。
ステップ902:「両車線閉塞」となっているか否かを判定する。
ステップ903:「両車線閉塞」となっている場合は、メッセージとして「停止せよ」を選択する。
ステップ904:上記に該当しない場合は、「自車線閉塞」か否かを判定する。
ステップ905:「自車線閉塞」である場合は、対向車線の車両監視装置1031,1032からの入力が「対向車あり」となっているか否かを判定する。
ステップ906:「対向車あり」となっている場合は、メッセージとして「停止せよ」を選択する。
ステップ907:「自車線閉塞」でしかも「対向車無し」となっている場合は、メッセージとして「右に寄れ」を選択する。
ステップ908:ステップ904において「自車線閉塞」でない場合は、「対向車線閉塞」か否かを判定する。
ステップ909:「対向車線閉塞」となっている場合は、メッセージとして「左に寄れ」を選択する。
ステップ910:「自車線閉塞」でも「対向車線閉塞」でもない場合は、メッセージとして「速度落とせ」を選択する。
上記実施例においては、図4〜図6を参照して、キロポスト位置から車両の位置と障害物の位置とを細かく計算する方式を説明した。
一般に見通し不良区間では、直線道路を正面から撮影する場合とは異なり、見通し不良区間を撮影するには、CCTVカメラのレンズの光軸を左右に振る(スイング)とともに、上下に振る(ティルト)ようにしないと、全区間を撮影できない場合が多い。
路上監視装置102は、見通し不良区間全体を見通せる位置に固定的に設置されているので、CCTVカメラの光軸のスイング方向とティルト方向とが決まれば、その方向における画像中心位置と見通し不良区間における位置とを1対1に対応づけることができる。
見通し不良区間の前後区間では、道路を側面から撮影すると、スイング方向およびティルト方向と前後区間における車両位置とを対応づけることができる。
したがって、スイング方向およびティルト方向と見通し不良区間(およびその前後区間)における位置とを対応づけるマッピングによって、より簡略に車両および障害物を位置決めできることになる。
このように簡略化した位置決め方式を採用しても、本発明の従来よりも具体的な情報の提供能力は低下しない。
本発明においては、いずれの場合も、具体的状況を運転者に知らせるために、図1左下に示すように、少なくとも概略図を含む障害状況メッセージと、現場映像とを車載機に提供する。
したがって、障害の種類などに関する文字情報だけでなく、見通し不良区間における事象の更に詳細な状況とその回避方法とをドライバに提供し、事故を減少させる路上障害回避方法提示システムが得られる。
交通情報センタ110は、各処理装置104で生成された情報を集約し、前記見通し不良区間101以外の車両107や、ここでは図示していないが、警察および消防などの機関にも障害の情報を配信することも可能である。
また、交通情報センタ110は、集約した情報を複数箇所の処理装置104に送信し、見通し不良区間101を走行する車両が他の見通し不良区間の情報も参照できるようにしてもよい。このようにすると、交通情報センタ110および特定の処理装置104にアクセスが集中することを緩和できる。
本発明の路上障害回避方法提示システムは、以下のような応用システムへの発展も考えられる。
路上監視装置102に、見通し不良区間に設置され前記区間の状況を撮影し路面の損耗状況とその範囲とを検出する機能を持たせ、処理装置104に、損耗状況を判定し結果を出力する機能を持たせると、路面の損耗状況に関するメッセージを出力する路面損耗状況算出システムとなる。
交通情報センタ110は、複数地点に設置された路面損耗状況算出システムの出力結果を集約し、地点別,時系列などで損耗状況を分析し、路面の補修計画立案を支援する路面保守支援システムとすることもできる。
また、上記いずれの路上障害回避方法提示システムも、交通情報以外のイベント情報,広告を車両に配信する広告配信システムとしても兼用できる。
この広告配信システムは、前記区間の前後に設置され、処理装置104と走行中の車両107との間で登録者を識別する情報を無線送受信するアンテナと、登録者ごとに配信可否を設定したイベント,広告の情報を持つ送信情報データベースとを備え、登録者が配信を希望した情報のみを選択して送信することも可能である。
本発明による路上障害回避方法提示システムの一実施例の系統構成を示す図である。 本実施例の各装置と処理装置104との接続状況を示すブロック図である。 出力情報の作成手順を示すフローチャートである。 障害109のキロポスト値と車両107のキロポスト値と車両107の速度とから車両107の障害109への到達予想時間を求める方法を説明する図である。 画面のX,Y座標から緯度経度への変換方法を説明する図である。 障害範囲601の四隅から路肩602,603までの最短距離の算出方法を説明する図である。 障害範囲から路肩までの最短距離算出の結果から車線の閉塞状況を判断する処理手順を示すフローチャートである。 障害状況メッセージの作成手順を示すフローチャートである。 回避方法メッセージの作成手順を示すフローチャートである。
符号の説明
101 見通し不良区間
102 路上監視装置
1031〜1032 車両監視装置
104 処理装置
105 道路形状データ
106 アンテナ
107 車両
108 車載表示装置
109 障害
110 交通情報センタ
111 出力部
112 演算部
201 路上監視装置出力情報
202 車両監視装置出力情報
203 交通情報センタ向け出力情報
204 車両向け出力情報
401 撮影範囲
4021〜4025 既知の点
4031〜4034 区間
4041〜4044 領域
405 変換対象の座標
406 405から 4034への垂線
407 4034と 406の交点
501 既知の緯度経度
502 緯度経度への変換行列
503 緯度経度への変換式
601 障害範囲
602 路肩1
603 路肩2
6041〜6044 障害範囲の四隅
6051 6041から最短の路肩1上の点
6051 6041から最短の路肩2上の点
6071〜6074 各点から路肩1までの最短距離
6081〜6084 各点から路肩2までの最短距離
609 車線1幅員
610 車線2幅員

Claims (7)

  1. 区間の状況を撮影し前記区間を走行する車両の障害になる停止車両,落下物,歩行者,路面の凍結などの事象を検出する路上監視装置と、
    前記区間の前後に設置され前記区間に進入する車両を撮影し進入車両の位置,進入速度を検出する車両監視装置と、
    前記路上監視装置および前記車両監視装置からの情報と前記区間の区間情報とから事象発生位置に車両が到達する時間を算出し当該車両が前記事象を回避する方法を算出する処理装置と、
    障害までの到達予想時間,少なくとも概略図を含む障害状況メッセージ,障害の回避方法メッセージを前記車両に出力する手段とからなる路上障害回避方法提示システム。
  2. 請求項1に記載の路上障害回避方法提示システムにおいて、
    前記区間前後に設置され前記処理装置から出力された情報を走行中の車両に無線送信するアンテナと、各車内に設置され前記アンテナから送信された情報を表示する車載表示装置とを備えたことを特徴とする路上障害回避方法提示システム。
  3. 請求項1または2に記載の路上障害回避方法提示システムにおいて、
    前記障害状況メッセージが、前記障害の現場画像を含むことを特徴とする路上障害回避方法提示システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の路上障害回避方法提示システムにおいて、
    前記処理装置が、前記路上監視装置および前記車両監視装置受信した障害および車両の画面のX,Y座標をキロポスト値に変換する手段と、各キロポスト値の差の絶対値を当該車両の速度の絶対値で割り、
    到達予想時間=
    |障害のキロポスト値−車両のキロポスト値|
    /|車両の速度|
    を求める手段とを含むことを特徴とする路上障害回避方法提示システム。
  5. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の路上障害回避方法提示システムにおいて、
    前記路上監視装置が、カメラのスイング方向とティルト方向とにより前記見通し不良区間における障害位置を決定する手段を備え、
    前記車両監視装置が、カメラのスイング方向とティルト方向とにより前記見通し不良区間およびその前後区間の道路における車両位置を決定する手段を備えたことを特徴とする路上障害回避方法提示システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の路上障害回避方法提示システムにおいて、
    各処理装置で生成された情報を集約し、前記見通し不良区間以外の車両,警察および消防などの機関にも障害の情報を配信する交通情報センタを含むことを特徴とする路上障害回避方法提示システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の路上障害回避方法提示システムにおいて、
    前記交通情報センタが、集約した情報を複数箇所の処理装置に送信し、前記見通し不良区間を走行する車両が他の見通し不良区間の情報も参照することを特徴とする路上障害回避方法提示システム。
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